JP7062355B2 - 電圧検知装置、電力検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

電圧検知装置、電力検知装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、変圧器を用いた交流電源の電圧検知方法を実施する電圧検知装置、電力検知装置及びその電圧検知装置又は電力検知装置を備えた画像形成装置に関する。
電圧検知回路における電圧検知方法では、交流電源の伝送ライン間に接続された変圧器の出力端に取り付けた電圧検知用の抵抗の両端の電圧(以下、両端電圧という)を検知することにより、交流電源の電圧を算出する。抵抗の両端電圧は、交流電源の電圧と電圧検知用の抵抗の定数と変圧器の巻数比とに応じて決定される。電圧検知回路における電圧検知方法は、例えば、特許文献1、特許文献2のようなものが提案されている。
特開2001-309660号公報 特許第5785126号公報
商用電源の交流電圧の周波数領域で動作させるトランスのコア材には、ケイ素鋼板を使用するのが一般的である。しかし、トランスの用途や仕様にもよるが、トランスのコア材としてフェライトを使用したトランスのほうが、軽量かつ安価となる場合がある。フェライトを用いたトランスを商用電源の周波数帯域で用いた場合、算出された交流電源の電圧の値は、電圧検知用の抵抗の両端電圧に応じて決定される。しかし、フェライトを用いたトランスの場合、交流電源の周波数に依存して変圧器の出力インピーダンスがケイ素鋼板を用いた場合と比較して大きく変動する。交流電源の周波数が異なる場合、交流電源の電圧が同じでも出力インピーダンスが変動することで電圧検知用の抵抗の両端電圧は変化してしまい、算出された交流電源の電圧に誤差が生じる場合がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、変圧器を用いて交流電源の電圧を検知する際の、交流電源の周波数に依存する検知結果の誤差を低減することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有するトランスと、前記トランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、前記直流電源によってオフセットされた前記トランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電圧を求める電圧検知手段と、入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電圧を算出するための第1のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電圧を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、を有し、前記周波数検知手段は、前記トランスの2次側に接続されていることを特徴とする電圧検知装置。
(2)交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有するトランスと、前記トランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、前記直流電源によってオフセットされた前記トランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電圧を求める電圧検知手段と、入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電圧を算出するための第1のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電圧を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、を有し、前記周波数検知手段は、前記トランスの1次側に接続されていることを特徴とする電圧検知装置。
(3)交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有する第1のトランスと、前記交流電源に一端が接続されるとともに他端が後段の回路に接続された1次巻線と、両端に電流検出抵抗が接続された2次巻線と、を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線の一端および前記第2のトランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、前記直流電源によってオフセットされた前記第1のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記直流電源によってオフセットされた前記第2のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電力を求める電力検知手段と、入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電力を算出するための第3のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電力を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、を有し、前記周波数検知手段は、前記第1のトランスの2次側に接続されていることを特徴とする電力検知装置。
(4)交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有する第1のトランスと、前記交流電源に一端が接続されるとともに他端が後段の回路に接続された1次巻線と、両端に電流検出抵抗が接続された2次巻線と、を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線の一端および前記第2のトランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、前記直流電源によってオフセットされた前記第1のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記直流電源によってオフセットされた前記第2のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電力を求める電力検知手段と、入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電力を算出するための第3のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電力を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、を有し、前記周波数検知手段は、前記第1のトランスの1次側に接続されていることを特徴とする電力検知装置。
(5)交流電源から電力が供給されることによって動作する画像形成手段であって、前記画像形成手段は、像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された前記像担持体上の静電潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体上に転写された未定着のトナー像を定着する定着手段と、を含み、前記画像形成手段を制御する制御手段と、前記交流電源の電圧を求める前記(1)又は前記(2)に記載の電圧検知装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(6)交流電源から電力が供給されることによって動作する画像形成手段であって、前記画像形成手段は、像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された前記像担持体上の静電潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体上に転写された未定着のトナー像を定着する定着手段と、を含み、前記画像形成手段を制御する制御手段と、前記交流電源の電力を求める前記(3)又は前記(4)に記載の電力検知装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)交流電源に接続された第1の1次巻線と、第1の2次巻線と、を有する第1のトランスと、前記第1のトランスの前記第1の2次巻線に接続された第1の抵抗と、前記交流電源の一端に接続され、前記交流電源から流れる電流を検知する電流検知手段と、前記電流検知手段から電圧が入力され、かつ、前記第1の抵抗の両端の電圧が入力される算出手段と、を有し、前記算出手段は、前記電流検知手段から入力された電圧と、前記第1の抵抗の両端の電圧とに基づき、前記交流電源から供給される電力を算出電力として算出する電力検知装置であって、前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、前記算出手段により算出された算出電力を前記周波数検知手段により検知された周波数に基づき補正した補正電力を求める補正手段と、を有することを特徴とする電力検知装置。
(3)像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された前記像担持体上の静電潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体上に転写された未定着のトナー像を定着する定着手段と、前記像担持体、前記露光手段、前記現像手段、前記転写手段、及び前記定着手段を制御する制御手段と、前記(1)に記載の電圧検知装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(4)像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された前記像担持体上の静電潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体上に転写された未定着のトナー像を定着する定着手段と、前記像担持体、前記露光手段、前記現像手段、前記転写手段、及び前記定着手段を制御する制御手段と、前記(2)に記載の電力検知装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、変圧器を用いて交流電源の電圧を検知する際の、交流電源の周波数に依存する検知結果の誤差を低減することができる。
実施例1の電圧検知回路の回路図、電圧検知回路の各種波形を示す図 実施例1の基準演算テーブルを示す図、周波数毎の各種波形を示す図 実施例1の周波数検知回路を含む電圧検知回路の回路図 実施例1の交流電源の周波数に応じた補正テーブルを示す図 実施例1の電圧検知処理を示すフローチャート 実施例2の周波数検知回路を含む電圧検知回路の回路図、周波数の補正係数を示すグラフ 実施例2の交流電源の周波数に応じた補正テーブルを示す図 実施例2の電圧検知処理を示すフローチャート 実施例3の電力検知回路の回路図 実施例3の周波数の補正係数を示すグラフ 実施例3の交流電源の周波数に応じた補正テーブルを示す図 実施例3の電力検知処理を示すフローチャート 実施例4の画像形成装置の構成を示す図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
実施例1では、トランスを用いた電圧検知回路において、トランスの両端に接続された電圧検知用の抵抗の両端電圧に基づき算出した交流電源の電圧を、交流電源の周波数に応じて補正する。これにより、交流電源の周波数変動が原因で生じる電圧検知時の誤差を軽減することが可能となる。
[電圧検知回路の構成]
図1(a)は、実施例1の電圧検知回路112を含む電圧検知装置の回路構成図である。電圧検知回路112は、交流電源101に対して減流抵抗102、103を介して並列に接続された変圧器であるトランス104を有している。トランス104は、交流電源101の電圧を検知するためのトランスであり、コアには例えばフェライトが用いられている。なお、トランス104のコア材は他のコア材であってもよい。トランス104は、1次巻線104aと2次巻線104bとを有し、1次巻線104aと2次巻線104bとは同極性である。1次巻線104aの一端(減流抵抗103に接続されている側)を端子1、1次巻線104aの他端(減流抵抗102に接続されている側)を端子2とする。2次巻線104bの一端(直流電源113に接続されている側)を端子4、2次巻線104bの他端を端子3とする。
電圧検知回路112は、トランス104の端子3-端子4間に接続された電圧検知用の抵抗105(以下、電圧検知抵抗105とする)を有している。電圧検知抵抗105の両端電圧V(以下、検知電圧Vとする)は、直流電源113のオフセット電圧Vrefによりオフセットされた状態で、交流電源101の電圧V(以下、交流電源電圧Vとする)の波形に相似した波形になる。算出手段であるCPU111には、トランス104の2次巻線104bが接続されている。トランス104の端子3からは検知電圧Vにオフセット電圧Vrefが加算された電圧(V+Vref)が入力され、端子4からはオフセット電圧Vrefが入力されている。CPU111は、オフセット電圧Vrefと検知電圧Vを用いて交流電源電圧Vを算出する。以降、CPU111が算出した交流電源電圧Vを算出電圧Vとする。CPU111は、不揮発性メモリ150に記憶された情報の読み込みと、情報の書き込みを行う。なお、交流電源101は、例えば画像形成装置が有する電源装置に交流電圧を供給したり、画像形成装置の定着装置に交流電圧を供給する。電圧Vはトランス104の1次巻線104aの端子1-端子2間の電圧である。
[電圧検知回路の動作]
実施例1における電圧検知回路112の動作を、図1(b)を用いて説明する。図1(b)(i)は、横軸に時間(t)、縦軸に電圧(V)を示し、交流電源電圧Vを実線で示し、トランス104の1次巻線104aの端子1-端子2間の電圧Vを破線で示したグラフである。図1(b)(ii)は、トランス104の2次巻線104bの端子3-端子4間の電圧である検知電圧Vを実線で示している。図1(b)(ii)は、CPU111に入力される、電圧検知抵抗105の両端電圧である検知電圧Vがオフセット電圧Vrefの分だけオフセットされた電圧(V+Vref)を一点鎖線で示している。図1(b)(ii)には、直流電源113のオフセット電圧Vrefを点線で示している。
交流電源電圧Vが印加されると、減流抵抗102、103を介して電圧Vがトランス104の端子1-端子2間に印加される。このとき、電圧検知抵抗105の両端にはトランス104の1次巻線104aと2次巻線104bとの巻数比に応じて検知電圧Vが出力される。検知電圧Vはオフセット電圧Vrefだけオフセットされて、CPU111のアナログ-デジタル(以下、ADとする)ポートに入力され、CPU111のAD部1111によりアナログ値からデジタル値へ変換される。
[算出電圧Vの算出]
次に、CPU111による算出電圧Vの算出方法を説明する。図2(a)は、CPU111が有する変換手段であるAD部1111による検知電圧VのAD変換後のデジタル値から算出電圧Vを求めるための演算テーブルである。図2(a)の演算テーブルは予め、記憶手段である不揮発性メモリ150に記憶されている。図2(a)の演算テーブルにおいて、左側の列のdigitは、検知電圧VをAD変換した後のデジタル値を示し、右側の列の算出電圧[V]はAD変換後のデジタル値に対応する算出電圧Vを示す。例えば、検知電圧VをAD変換した後のデジタル値が242であった場合、CPU111は演算テーブルのデジタル値242を参照して算出電圧Vを100V(V=100V)と判断する。CPU111は、例えば不揮発性メモリ150に記憶された図2(a)に示す演算テーブルと検知電圧VのAD値とを比較することで、算出電圧Vを算出し、算出した算出電圧Vに基づき交流電源電圧Vを検知する。実施例1では図2(a)の演算テーブルを用いて算出電圧Vを求めているが、算出電圧Vを導出する関数を用いても実現可能であり、本構成に限定するものではない。
[交流電源の周波数に依存する検知電圧Vと検知誤差]
次に図2(b)を用いて、交流電源の周波数fに依存して検知電圧Vが変化することで、算出電圧Vに誤差が生じる場合の動作を説明する。図2(b)は、トランス104の端子1-端子2間の電圧Vの波形を破線で示し、検知電圧V(端子3-端子4間の電圧)の波形を実線で示している。図2(b)において、(i)は交流電源101の周波数fが50Hzの場合を示し、(ii)は交流電源101の周波数fが55Hzの場合を示し、(iii)は交流電源101の周波数fが60Hzの場合を示す。簡略化のため、トランス104の1巻線104aと2次巻線104bとの巻数比は1:1としている。
図2(b)(i)に示すように、周波数fが50Hzの場合、電圧Vと検知電圧Vは巻数比に従い同じ値を示す。これに対して、(ii)に示す55Hz、(iii)に示す60Hzでは、周波数fが高くなるにつれて検知電圧Vの振幅が50Hzの場合の電圧Vの振幅に対し大きくなっている。これは、トランス104の端子3-端子4間の励磁インダクタンスLP2(不図示)と電圧検知抵抗105の合成インピーダンスZが、周波数fに依存して変化するためである。合成インピーダンスZが周波数fに依存して変化することにより、検知電圧Vも周波数fに依存して変化する。電圧Vと検知電圧V、交流電源電圧Vと電圧Vはそれぞれ以下の関係式で表わされる。
<電圧Vと検知電圧Vの関係式>
=(N/N)・V…(1)
ここで、Nはトランス104の1次巻線104aの巻数であり、Nはトランス104の2次巻線104bの巻数である。
<交流電源電圧Vと電圧Vの関係式>
=|Z|/(R102+R103+|Z|)・V…(2)
|Z|=(N/N |Z|…(3)
|Z|=(2・π・f・Lp2・R105)/√(R105+(2・π・f・Lp)…(4)
ここで、Zは、合成インピーダンスZをトランス104の端子1-端子2間のインピーダンスに換算したものである。Lp2はトランス104の端子3-端子4側から見た励磁インダクタンスである。fは交流電源101の周波数である。R102、R103は、それぞれ減流抵抗102、103の抵抗値である。R105は電圧検知抵抗105の抵抗値である。
式(1)は検知電圧Vと電圧Vの関係が、トランス104の1次巻線104aと2次巻線104bとの巻数比から決定されることを示している。式(2)より電圧Vは合成インピーダンスZと減流抵抗102、103の抵抗値との比で決定されることがわかる。式(3)は、合成インピーダンスZと合成インピーダンスZがトランス104の1次巻線104aと2次巻線104bとの巻数比で決定されることを示している。また式(4)より、合成インピーダンスZは、周波数fが高くなるに従って大きな値となることがわかる。
以上のことから、交流電源101の周波数fに依存して合成インピーダンスZが変化することで、検知電圧Vが変化することがわかる。一方で、CPU111が用いる演算テーブルは、周波数fに依らず図2(a)に示した1種類が用意されているだけである。交流電源電圧Vが同じ場合でも、交流電源101の周波数fが高くなるにつれて検知電圧Vのデジタル値は大きくなる。CPU111は、検知電圧Vのデジタル値と1つの演算テーブル(図2(a))から算出電圧Vを求めるため、実際の交流電源電圧Vよりも高く算出電圧Vを見積もってしまい、誤差が生じる。
[算出電圧Vの補正]
次に交流電源101の周波数fに応じて演算テーブルを補正することにより、電圧検知時の誤差を軽減する場合の回路構成と動作を説明する。図3は図1(a)の基本の回路構成に交流電源101の周波数fを検知する検知手段である周波数検知回路110を追加したものである。実施例1の周波数検知回路110は、トランス104の2次側に接続されている。図1で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し説明を省略する。
検知手段である周波数検知回路110は、コンパレータ108と抵抗109とを有している。コンパレータ108は、検知電圧Vにオフセット電圧Vrefが加算された電圧が非反転入力端子に入力され、直流電源113のオフセット電圧Vrefが反転入力端子に入力される。コンパレータ108は、直流電圧3.3Vにプルアップされた抵抗109が出力端子に接続されている。コンパレータ108は、電圧V+Vrefとオフセット電圧Vrefとを比較して、交流電源101の周波数fと等しい周波数のパルス信号Vを生成し、CPU111に出力する。CPU111は、所定の期間内に検出したパルス信号Vの立下りエッジをカウントすることで、交流電源101の周波数fを検出する。実施例1では、コンパレータ108を用いて周波数検知回路110を構成したが、例えばトランジスタを用いた回路でも本発明の構成は実現可能であり、本構成に限定するものではない。
CPU111は、予め不揮発性メモリ150に記憶された、所定の周波数である基準周波数fにおける演算テーブル(以下、基準演算テーブルという)の算出電圧Vに対して、周波数fに比例して変化する補正値Cを加算する。これにより、CPU111は、周波数fに応じた電圧の補正を行う。補正値Cは、周波数fの関数として記載でき、C(f)と表記する。CPU111は、交流電源101の周波数fに応じて算出電圧Vを補正する補正手段として機能する。以降、補正後の算出電圧Vを補正電圧Vとする。交流電源101の周波数fと補正電圧Vとの関係は、基準演算テーブルにおける基準周波数fと周波数fと補正値Cとを用いて、次の式(5)、(6)により決定される。比例定数kは、交流電源電圧Vを一定として周波数fに依存した電圧の変化量に応じて決定される。
=V+C(f)…(5)
C(f)=k・(f-f)…(6)
次に具体的な数値を用いて説明する。実施例1では、減流抵抗102、103を43kΩ、電圧検知抵抗105を620Ω、トランス104の巻数比をN1-2:N3-4=1200:1800、オフセット電圧Vref=1.4V、交流電源周波数f=55Hzとする。また、CPU111のADポートは10bitの分解能とし、AD変換可能な電圧範囲とAD値との関係は、0V~2.8Vの電圧範囲に対して0~1023とする。
図4(a)は、交流電源101の周波数fが55Hzの場合のテーブルを示し、左側の列に交流電源電圧V[V]を示し、右側の列にAD変換後のデジタル値(digit)を示している。図4(b)は、基準周波数fをf=50Hzとした場合の、第1のテーブルである基準演算テーブルを示し、左側の列は検知電圧VのAD変換後のデジタル値(digit)、右側の列は算出電圧V[V]を示す。図4(c)は、交流電源101の周波数が55Hzの場合に、基準演算テーブルに補正値Cを加算した後の、第2のテーブルである演算テーブル(以下、補正テーブルとする)を示す。図4(c)において、左側の列は検知電圧VのAD変換後のデジタル値(digit)、右側の列は補正電圧V[V]を示す。
AD変換後のデジタル値は、CPU111のADポートの分解能と検知電圧Vから一意に決定される。基準周波数f、基準演算テーブル、比例定数kは、予めCPU111の不揮発性メモリ150に記憶されている。比例定数kは、交流電源101の交流電源電圧Vが100Vのときに周波数fを50Hz、55Hz、60Hzと変化させた3点についてそれぞれ算出電圧Vの検知誤差の変位量からk=1/5と設定している。このとき、交流電源101の周波数f=55Hzでの補正値Cと補正電圧Vは、式(5)、(6)から以下のように求められる。
=V+C(55)…(7)
C(55)=1/5×(50-55)=-1…(8)
図4(b)の基準演算テーブルと式(7)、(8)から演算した結果(V=V-1)、図4(c)の周波数f=55Hzにおける補正テーブルが得られる。
図4(a)は、周波数fが55Hzのときに、各交流電源電圧Vに対して得られる検知電圧VのAD変換後の各デジタル値(digit)を示している。図4(a)に示すように、AD変換表の交流電源電圧V=100Vを例とすると、交流電源電圧V=100Vにおける検知電圧VのAD変換後のデジタル値は252となる。デジタル値が252の場合、基準周波数f=50Hzの基準演算テーブルから算出電圧Vを求めると、102Vとなり、実際の交流電源電圧Vである100Vよりも2V高く検知されてしまう。一方、式(7)で示した補正値C(f)を加味した図4(c)に示す補正テーブルから補正電圧Vを求めると、V=102-1=101Vと求められる。このように、補正テーブルを用いて交流電源電圧Vを求めると、電圧検知時の誤差を1Vに低減することができる。
[電圧検知処理]
(事前処理)
次に実施例1のCPU111の電圧検知時の補正制御を図5のフローチャートを用いて説明する。電圧検知動作は、図5(a)の事前処理と図5(b)の電圧検知処理とに分けられる。事前処理は、例えば工場出荷時等にCPU111によって実施されたり、画像形成装置の設置後等に画像形成装置が有する制御部により実施される。以下の説明では、事前処理はCPU111により実施されるものとして説明する。ステップ(以下、Sとする)600でCPU111は、基準周波数fにおける、検知電圧VのAD変換後のデジタル値(digit)と算出電圧Vとの関係を予め実験等で求め、基準演算テーブルを作成する。CPU111は、周波数fに応じて決定される比例係数kも、予め実験等で求める。S601でCPU111は、基準周波数f、S600で作成した基準演算テーブル、比例定数kを、不揮発性メモリ150に予め記憶し、事前処理を終了する。
(電圧検知処理)
電圧検知処理時は、CPU111はS701以降の処理を行う。S701でCPU111は、周波数検知回路110からパルス信号Vが入力される入力ポートを監視し、周波数検知回路110により生成されたパルス信号Vの立下りエッジを検出したか否かを判断する。S701でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを検出していないと判断した場合、処理をS701に戻し、パルス信号Vの立下りエッジを検出したと判断した場合、処理をS702に進める。CPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを検出した数N(以下、立下りエッジ数Nという)をカウントするために、立下りエッジ数Nを初期化する。また、CPU111は、CPU111が有するタイマー111aをリセットしてスタートさせる。以降、CPU111は、所定の時間Tにおけるパルス信号Vの立下りエッジ数Nをカウントする。
S702でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを検出したか否かを判断する。S702でCPU111は、立下りエッジを検出していないと判断した場合、処理をS702に戻し、立下りエッジを検出したと判断した場合、処理をS703に進める。S703でCPU111は、立下りエッジ数Nに1を加算する(N=N+1)。S704でCPU111は、タイマー111aを参照することにより、所定の時間Tが経過したか否かを判断する。所定の時間Tは、交流電源101の周波数の逓倍となるように設定されており、例えば、数ミリ秒とする。S704でCPU111は、所定の時間Tが経過していないと判断した場合、処理をS702に戻し、所定の時間Tが経過したと判断した場合、処理をS705に進める。
S705でCPU111は、所定の時間Tと立下りエッジ数Nとに基づき、交流電源101の周波数fを算出する。S706でCPU111は、予めS601で不揮発性メモリ150に記憶された基準周波数f、基準演算テーブル、比例係数kを不揮発性メモリ150から読み出す。CPU111は、S705で算出した周波数f、基準周波数f及び比例定数kを用いて式(6)から補正量C(f)(=k×(f-f))を求める。CPU111は、基準演算テーブルの各算出電圧Vと、求めた補正量C(f)とを用いて式(5)から各補正電圧Vを求め、S705で算出した周波数fに応じた補正テーブルを作成する。S707でCPU111は、検知電圧VをAD変換した後のデジタル値とS706で作成した補正テーブルとに従って、検知電圧Vに対する補正電圧Vを算出し、処理を終了する。これにより、CPU111は、交流電源101の交流電源電圧V(補正電圧V)を得る。
以上説明したように、実施例1では、トランスを用いた電圧検知装置に対して、トランスの両端に接続した電圧検知抵抗の電圧結果から算出した交流電源電圧に、交流電源の周波数に応じた補正を行う。これにより、交流電源の周波数に依存してトランスの出力端インピーダンスが変化することが原因で生じる電圧検知誤差を軽減することが可能となる。以上、実施例1によれば、変圧器を用いて交流電源の電圧を検知する際の、交流電源の周波数に依存する検知結果の誤差を低減することができる。
[周波数検知回路]
実施例2は、周波数検知方法と電圧補正方法が実施例1とは異なる。実施例2における回路構成は、実施例1と異なる検知手段である周波数検知回路510のみ図6(a)を用いて説明する。実施例2の周波数検知回路510は、トランス104の1次側に接続されている。
交流電源101の交流電圧は、整流回路123により整流され、平滑コンデンサ124により平滑される。平滑コンデンサ124により平滑された直流電圧は、平滑コンデンサ124の後段に接続された、例えば画像形成装置の電源回路や定着装置に供給される。交流電源101の一方のラインには、抵抗114の一端が接続されている。抵抗114の他端には、トランジスタ120のベース端子が接続されている。トランジスタ120は、コレクタ端子にダイオード119のカソード端子が接続され、エミッタ端子は平滑コンデンサ124の低電位側DLに接続されている。トランジスタ120のベース-エミッタ間には、抵抗117が接続され、コンデンサ116も接続されている。ダイオード119のアノード端子は、抵抗118を介して電源電圧(例えば、3.3V)に接続されている。トランジスタ120のコレクタ-エミッタ間には、フォトカプラ121のフォトダイオード121aが接続されている。フォトカプラ121のフォトトランジスタ121bのコレクタ端子は、抵抗509を介して電源電圧(例えば、3.3V)に接続され、エミッタ端子は接地されている。フォトカプラ121のフォトトランジスタ121bのコレクタ-エミッタ間には、抵抗122が接続されている。抵抗509とフォトカプラ121のフォトトランジスタ121bのコレクタ端子との接続点は、CPU111の入力ポートに接続され、CPU111の入力ポートにはパルス信号Vが入力されている。交流電源101の他方のラインには、抵抗115の一端が接続され、抵抗115の他端は平滑コンデンサ124の低電位側DLに接続されている。
抵抗115から抵抗114の方向に電流が流れるタイミングでは、トランジスタ120は、ベース-エミッタ間に電流が流れず、非導通状態となる。トランジスタ120が非導通状態のとき、直流電源(3.3V)から抵抗118、ダイオード119、フォトカプラ121のフォトダイオード121aの経路で電流が流れる。フォトカプラ121のフォトダイオード121aに電流が流れると、フォトカプラ121のフォトトランジスタ121bは導通状態となり、CPU111に出力されるパルス信号Vはローレベル(0V近傍)となる。
次に、抵抗114から抵抗115の方向に電流が流れるタイミングでは、トランジスタ120は、ベース-エミッタ間に電流が流れて導通状態となる。トランジスタ120が導通状態のとき、フォトカプラ121のフォトダイオード121aの両端には十分な電圧が印加されず、フォトトランジスタ121bは非導通状態となる。フォトカプラ121のフォトダイオード121bが非導通状態となると、CPU111に出力されるパルス信号Vはハイレベル(電源電圧(3.3V)近傍)となる。周波数検知回路510は、このような動作を繰り返すことで、交流電源電圧Vの電流方向に依存して変化するパルス信号Vを生成する。
CPU111は、周波数検知回路510から入力されたパルス信号Vの立下りエッジから次の立下りエッジまでの期間において、CPU111の内部クロックに準じて動作するカウンタ111bによりカウントし、交流電源101の周波数fを算出する。CPU111は、算出した交流電源101の周波数fの関数で表現される補正係数kを、基準演算テーブルの算出電圧Vに乗算し、補正電圧Vを算出する。これにより、実施例2でも精度よく電圧検知誤差を補正することが可能となる。
交流電源101の周波数fに応じて算出電圧Vを補正するにあたり、予め基準周波数fを決定し、基準周波数fにおける基準演算テーブルが作成される。具体的には、基準周波数fを一定として、交流電源電圧Vを変化させたときの検知電圧Vのデジタル値を求め、検知電圧Vのデジタル値と算出電圧Vとの対応関係を求め、基準演算テーブルを作成する。次に、補正係数kを求めるために、交流電源電圧Vを固定して周波数fを変化させた場合の基準演算テーブルにおける算出電圧Vが求められる。ここで、ある交流電源電圧Vにおける基準周波数fでの演算結果を基準算出電圧V4_とする。交流電源電圧Vを固定した状態で、周波数fを、f、f、fと変化させる。ここで、周波数f、f、fの関係は、f<f<fとする。そして、基準演算テーブルに従って、周波数f、fのときにそれぞれ得られた検知電圧Vのデジタル値に対応する算出電圧Vが、それぞれV4_、V4_と算出される。その後、各周波数における算出電圧V4_、V4_と基準算出電圧V4_との変化量から、式(9)で表現される補正係数k(f)を、最小二乗法により導出する。補正係数k(f)は、傾きa、切片bの、周波数fの1次関数として表される。
k(f)=a・f+b…(9)
補正係数k(f)の傾きa、切片bと、基準演算テーブルは、予め不揮発性メモリ150に記憶される。電圧検知時は、周波数検知回路510により検知された周波数fを用いて式(9)により、補正係数k(f)が求められる。補正電圧Vは、求められた補正係数k(f)を算出電圧Vに乗算することにより求められる。このようにして、基準演算テーブルから補正テーブルが作成される。算出電圧Vと補正電圧Vとの関係は、次の式(10)で表される。
=k(f)・V…(10)
実施例2では、補正係数k(f)の導出に最小二乗法を用いたがテイラー展開を用いた多項近似式とすることで補正精度を高めることが可能であり、実施例2の形態に限定するものではない。
[補正係数k(f)]
次に、具体的な数値を用いて実施例2を説明する。回路構成、各種定数及び基準演算テーブルは実施例1で説明したものと同じものとする。図6(b)の3つの◆は、基準周波数f=50Hzとした場合に、周波数fを50Hz、55Hz、60Hzとシフトさせていったときの各周波数における補正係数k(f)をプロットした図である。すなわち、fが50Hz、fが55Hz、fが60Hzであり、f<f<fという関係になっている。図6(b)は横軸に周波数f[Hz]、縦軸に補正係数k(f)を示す。図6(b)の実線は、3点のプロットから求めた近似曲線を示している。
図6(b)の場合の補正係数k(f)の傾きaと切片bの求め方を説明する。交流電源電圧V=100V、基準周波数f=50Hzとして、得られた検知電圧Vのデジタル値に対応する算出電圧V4_50(上述した基準算出電圧V4_)を基準演算テーブルから算出する。また、交流電源電圧V=100V、周波数f=60Hzとして、得られた検知電圧Vのデジタル値に対応する算出電圧V4_60(上述した算出電圧V4_)を基準演算テーブルから算出する。算出した2つの算出電圧V4_50、V4_60から、周波数f=60Hzにおける補正係数k(60)が、k(60)=V4_50/V4_60=0.95と求められる。同様に、周波数f=55Hzにおける補正係数k(55)も、k(55)=V4_50/V4_55から求められる。なお、基準周波数f=50Hzにおける補正係数k(50)は1である。
次に、各周波数における補正係数k(f)から最小二乗法を用いて周波数fの関数として補正係数k(f)を求める。図6(b)の場合の補正係数k(f)は、次の式(11)で表される。
k(f)=-0.0049×f+1.2446(図9の破線に該当)…(11)
式(11)で補正係数k(f)の傾きaは-0.0049、切片bは1.2446となる。導出された補正係数k(f)の傾きa=-0.0049、切片b=1.2446と、基準演算テーブルは、不揮発性メモリ150に記憶される。
周波数検知回路510により検知された交流電源101の周波数fが60Hzの場合を例として、補正係数k(60)の求め方を説明する。例えば、交流電源101の周波数f=60Hzにおける電圧検知処理時の補正係数k(60)は、式(12)のように求められる。補正電圧Vは、式(12)で求められた補正係数k(60)と、基準演算テーブルの算出電圧Vとを用いて、式(13)から求められ、図7(c)に示した、第2のテーブルである補正テーブルが得られる。
k(60)=-0.0049×60+1.2446=0.95…(12)
=k(60)・V=0.95・V…(13)
図7(a)のAD変換表(60Hz)において100Vを例に説明する。図7(a)は、交流電源101の周波数fが60Hzの場合のテーブルを示し、左側の列に交流電源電圧V[V]を示し、右側の列に検知電圧VのAD変換後のデジタル値(digit)を示している。図7(b)は図4(b)と同様の、第1のテーブルである基準演算テーブルである。図7(a)に示すように、交流電源電圧Vが100V、交流電源101の周波数fが60Hzのとき、検知電圧VのAD変換後のデジタル値は255となる。検知電圧VのAD変換後のデジタル値が255の場合、基準演算テーブルから求めた算出電圧Vは103Vとなり、実際の電圧(100V)より3V高く検知されてしまう。一方、検知電圧VのAD変換後のデジタル値が255の場合、式(13)より作成された補正テーブルから求めた補正電圧Vは100V(=0.95×103)となり、電圧検知の誤差を0Vにすることができている。
[電圧検知処理]
(事前処理)
次に実施例2のCPU111の電圧検知時の補正制御を図8のフローチャートを用いて説明する。動作は図8(a)に示す事前処理と図8(b)に示す電圧検知処理時に分けられる。事前処理は、実施例1と同様に実施される。ステップ(以下、Sとする)900でCPU111は、基準周波数fにおける、検知電圧VのAD変換後のデジタル値と算出電圧Vとの関係を予め実験等で求め、基準演算テーブルを作成する。また、CPU111は、上述した方法で、周波数の関数である補正係数k(f)の傾きa、切片bを求める。S901でCPU111は、基準周波数f、S900で求めた基準演算テーブル、補正係数k(f)の傾きa及び切片bを、不揮発性メモリ150に予め記憶し、処理を終了する。
(電圧検知処理)
電圧検知時は、CPU111はS1001以降の処理を行う。S1001でCPU111は、周波数検知回路510から入力されたパルス信号Vの立下りエッジを検出したか否かを判断する。S1001でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを検出していないと判断した場合、処理をS1001に戻し、立下りエッジを検出したと判断した場合、処理をS1002に進める。CPU111は、次にパルス信号Vの立下りエッジを再び検出するまでの間にカウンタ111bより求めたカウント値Mから周波数fを確定するために、カウント値Mを初期化し、カウントを開始する。カウンタ111bは、CPU111が有する内部クロックに準じて動作するカウンタである。S1002でCPU111は、カウント値Mに1を加算する(M=M+1)。S1003でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを再度検出したか否かを判断する。S1003でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを検出したと判断していないと判断した場合、処理をS1002に戻し、立下りエッジを検出したと判断した場合、処理をS1004に進める。
S1004でCPU111は、S1001でパルス信号Vの立下りエッジを検出してからS1003でパルス信号Vの立下りエッジを再検出するまでの間にカウントしたカウント値Mに基づいて、交流電源101の周波数fを確定させる。S1005でCPU111は、不揮発性メモリ150から補正係数k(f)の傾きa及び切片bを読み出し、S1004で確定した周波数fにおける補正係数k(f)を式(9)を用いて算出する。CPU111は、不揮発性メモリ150から基準演算テーブルの情報を読み出し、基準演算テーブルの各算出電圧Vに補正係数k(f)を乗算することで補正電圧Vを求め、補正テーブルを作成する。S1006でCPU111は、S1005で作成した補正テーブルに従い、電圧検知回路112により検知した検知電圧VのAD変換後のデジタル値から交流電源電圧V(算出電圧V)を算出し、処理を終了する。
以上説明したように、実施例2では、トランスを用いた電圧検知回路による検知結果に基づき算出した交流電源電圧に、交流電源の周波数に応じた補正を行う。これにより、周波数に依存してトランスの出力端インピーダンスが変化することが原因で生じる電圧検知の誤差を軽減することが可能となる。なお、実施例1の回路構成で実施例2の検知電圧の補正を行ってもよいし、実施例2の回路構成で実施例1の検知電圧の補正を行ってもよい。以上、実施例2によれば、変圧器を用いて交流電源の電圧を検知する際の、交流電源の周波数に依存する検知結果の誤差を低減することができる。
実施例3では、電圧補正方法に関する実施例1、2に対し、電流検知トランスを用いた電力補正方法について説明する。なお、実施例1、2と同様の箇所には同じ符号を付し、説明を省略する。
[電流検知回路の構成]
図9は、実施例3の電流検知トランスを用いた電流検知回路を有する回路構成を示す図である。電圧検知回路112、周波数検知回路110は実施例1の図3と同様である。電流検知手段である電流検知回路126の構成を説明する。電流検知回路126は、電流検知トランス127(以下、トランス127という)を有している。トランス127は、1次巻線127aと2次巻線127bとを有し、1次巻線127aと2次巻線127bとは同極性である。1次巻線127aの一端(交流電源101に接続されている側)を端子1、1次巻線127aの他端(後段の回路(不図示)に接続されている側)を端子2とする。2次巻線127bの一端(直流電源113に接続されている側)を端子4、2次巻線127bの他端を端子3とする。トランス127の2次巻線127bの端子3-端子4間には、電流検出抵抗125が接続されている。トランス127の2次巻線127bは、CPU111の入力端子に接続されており、CPU111は、トランス127の2次巻線127bから信号Vが入力される。
なお、トランス104は第1のトランスに相当し、トランス127は第2のトランスに相当する。トランス104の1次巻線104aは第1の1次巻線に相当し、トランス104の2次巻線104bは第1の2次巻線に相当する。トランス127の1次巻線127aは第2の1次巻線に相当し、トランス127の2次巻線127bは第2の2次巻線に相当する。抵抗105は第1の抵抗に相当し、抵抗125は第2の抵抗に相当する。周波数検知回路110は、周波数検知手段に相当し、電流検知回路126は電流検知手段に相当する。
[電流検知回路の動作]
実施例3における電流検知回路126の動作を説明する。電流検知回路126は、例えば電源装置、定着装置に接続されるラインに取り付けられており、トランス127と電流検出抵抗125から構成される。トランス127の端子1-端子2間に電流Iが流れると、電流検出抵抗125の両端に、1次巻線127aに流れている電流Iの電流値と、トランス127の巻数比に応じた電圧Vが印加される。以下、電圧Vを検知電圧Vという。検知電圧Vは、直流電源113のオフセット電圧Vrefによりオフセットされた状態で、交流電源101の電流Iの波形に相似した波形になる。以下、電流Iを、交流電源電流Iとする。トランス127の端子3からは検知電圧Vにオフセット電圧Vrefが加算された電圧(V+Vref)が入力され、端子4からはオフセット電圧Vrefが入力されている。トランス127の端子3から入力された電圧は、CPU111のADポートに入力され、AD部1111によりアナログ値からデジタル値へ変換される。CPU111は、検知電圧Vと実施例1で説明した検知電圧V(交流電源電圧Vの相似波形)とオフセット電圧Vrefとに基づいて、例えば電源装置や定着装置において消費される電力Pを算出する。以下、CPU111により算出された電力を、算出電力Pとする。
[算出電力Pの算出]
次に、CPU111による算出電力Pの算出方法を説明する。CPU111は、演算テーブルを用いることにより、検知電圧Vと検知電圧VそれぞれのAD変換後のデジタル値の積から算出電力Pを求める。検知電圧Vと検知電圧VそれぞれのAD変換後のデジタル値の積から算出電力Pを求めるための演算テーブルは、不揮発性メモリ150に記憶されている。
図11(a)は、交流電源101の周波数fが60Hzの場合のテーブルを示し、左側の列に電力P[W]を示し、右側の列に、検知電圧Vと検知電圧VそれぞれのAD変換後のデジタル値の積(digit)を示している。図11(b)は、基準周波数fをf=50Hzとした場合の、第3のテーブルである基準演算テーブルを示し、左側の列は検知電圧Vと検知電圧VそれぞれのAD変換後のデジタル値の積(digit)、右側の列は算出電力P[W]を示す。図11(c)は、交流電源101の周波数が60Hzの場合に、基準演算テーブルを補正した後の、第4のテーブルである演算テーブル(以下、補正テーブルとする)を示す。図11(c)において、左側の列は検知電圧Vと検知電圧VそれぞれのAD変換後のデジタル値の積(digit)、右側の列は補正電力P[W]を示す。例えば、図11(b)の基準演算テーブル(50Hz)が不揮発性メモリ150に記憶されており、各デジタル値の積が360であった場合、CPU111は、基準演算テーブルのデジタル値360を参照して、算出電力P=1303Wであると判断する。
しかし、実施例1で説明したように、交流電源電圧Vと検知電圧Vの関係は交流電源周波数fに依存して変化することから、検知電圧Vを用いて求めた算出電力Pも交流電源周波数fに依存して変化してしまい、電力検知に生じる誤差が生じる。
[算出電力Pの補正]
次に電力検知誤差の補正方法について説明する。CPU111は、基準演算テーブルに周波数fの関数として表現される補正係数を乗算することで、精度よく電力検知に生じる誤差を補正することが可能となる。交流電源101の周波数fに応じて算出電力Pを補正するにあたり、予め基準周波数fを決定し、基準周波数fにおける基準演算テーブルが作成される。具体的には、電力Pを固定して周波数fを変化させた場合の基準演算テーブルにおける算出電力Pが求められる。例えば、ある交流電源電圧Vにおける基準周波数fでの演算結果を基準算出電力P1_とする。電力Pを固定した状態で、周波数fを、f、f、fと変化させる。ここで、周波数f、f、fの関係は、f<f<fとする。そして、基準演算テーブルに従って、周波数f、fのときにそれぞれ得られた算出電力Pが、それぞれP1_、P1_と算出される。その後、各周波数における算出電力P1_、P1_と基準算出電力P1_との変化量から、式(14)で表現される補正係数g(f)を、最小二乗法により導出する。補正係数g(f)は、傾きc、切片dの、周波数fの1次関数として表される。
g(f)=c・f+d・・・(14)
補正係数g(f)の傾きc、切片dと、基準演算テーブルは、予め不揮発性メモリ150に記録される。電力検知時は、周波数検知回路510により検知された周波数fを用いて式(14)により、補正係数g(f)が求められる。このようにして、基準演算テーブルから補正テーブルが作成される。算出電力Pと補正電力Pとの関係は、次の式(15)で表される。
=g(f)・P・・・(15)
実施例3では、補正係数g(f)の導出に最小二乗法を用いたがテイラー展開を用いた多項近似式とすることで補正精度を高めることが可能であり、実施例3の形態に限定するものではない。
[補正係数g(f)]
次に、具体的な数値を用いて実施例3を説明する。図10の3つの◆は、基準周波数f=50Hzとした場合に、周波数fを50Hz、55Hz、60Hzとシフトさせていったときの各周波数における補正係数g(f)をプロットした図である。すなわち、fが50Hz、fが55Hz、fが60Hzであり、f<f<fという関係になっている。図10は横軸に周波数f[Hz]、縦軸に補正係数g(f)を示す。図10の実線は、3点のプロットから求めた近似曲線を示している。
図10の場合の補正係数g(f)の傾きc、切片dの求め方を説明する。電力P=1008W、基準周波数f=50Hzのときに得られた算出電力P1_50(上述した基準算出電力P1_)を基準演算テーブルから算出する。また、周波数f=60Hzのときに得られた算出電力P1_60(上述した基準算出電力P1_)を基準演算テーブルから算出する。算出した2つの算出電力P1_50、P1_60から、周波数f=60Hzにおける補正係数g(60)が、g(60)=P1_50/P1_60=0.95と求められる。同様に、周波数f=55Hzにおける補正係数g(55)も、g(55)=P1_50/P1_55から求められる。なお、基準周波数f=50における補正係数g(50)は1である。
次に、各周波数における補正係数g(f)から最小二乗法を用いて周波数fの関数として補正係数g(f)を求める。図10の場合の補正係数g(f)は、次の式(16)で表される。
g(f)=-0.0025×f+1.1219(図10の破線に該当)…(16)
式(16)で補正係数g(f)の傾きcは-0.0025、切片dは1.1219となる。導出された補正係数g(f)の傾きc=-0.0025、切片d=1.1219と、基準演算テーブルは、不揮発性メモリ150に記録される。
周波数検知回路510により検知された交流電源101の周波数fが60Hzの場合を例として、補正係数g(60)、算出電力P、補正電力Pの求め方を説明する。例えば、交流電源101の周波数f=60Hzにおける電力検知処理時の補正係数g(60)は、式(17)のように求められる。補正電力Pは、式(17)で求められた補正係数g(60)と、基準演算テーブルの算出電力Pとを用いて、式(18)から求められ、図11(c)に示した、第4のテーブルである補正テーブルが得られる。
g(60)=-0.0025×60+1.1219=0.972…(17)
=g(60)・P=0.972・P…(18)
図11(a)のAD変換表(60Hz)において電力P=1303Wを例に説明する。図11(a)に示すように、電力Pが1303W、交流電源101の周波数fが60Hzのとき、検知電圧Vと検知電圧Vとの積のAD変換後のデジタル値は369となる。2つの検知電圧の積のAD変換後のデジタル値が369の場合、基準演算テーブルから求めた算出電力Pはおよそ1340Wとなり、実際の電力(1303W)より40W近く高く検知されてしまう。一方、2つの検知電圧の積のAD変換後のデジタル値が369の場合、式(18)より作成された補正テーブルから求めた補正電力PはP=0.972×1340=1303Wとなり、電圧検知の誤差を抑制できている。
[電圧検知処理]
(事前処理)
次に実施例3のCPU111の電力検知時の補正制御を図12のフローチャートを用いて説明する。動作は図12(a)に示す事前処理と図12(b)に示す電力検知処理時に分けられる。事前処理は、実施例2と同様に実施される。S1500でCPU111は、基準周波数fにおける、検知電圧Vと検知電圧Vの積のAD変換後のデジタル値と算出電力Pとの関係を予め実験等で求め、基準演算テーブルを作成する。また、CPU111は、上述した方法で、周波数の関数である補正係数g(f)の傾きc、切片dを求める。S1501でCPU111は、基準周波数f、S1500で求めた基準演算テーブル、補正係数g(f)の傾きc及び切片dを、不揮発性メモリ150に予め記憶し、処理を終了する。
(電力検知処理)
電力検知時は、CPU111はS1601以降の処理を行う。S1601でCPU111は、周波数検知回路510から入力されたパルス信号Vの立下りエッジを検出したか否かを判断する。S1601でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを検出していないと判断した場合、処理をS1601に戻し、立下りエッジを検出したと判断した場合、処理をS1602に進める。CPU111は、次にパルス信号Vの立下りエッジを再び検出するまでの間にカウンタ111bより求めたカウント値Kから周波数fを確定するために、カウント値Kを初期化し、カウントを開始する。カウンタ111bは、CPU111が有する内部クロックに準じて動作するカウンタである。S1602でCPU111は、カウント値Kに1を加算する(K=K+1)。S1603でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを再度検出したか否かを判断する。S1603でCPU111は、パルス信号Vの立下りエッジを検出したと判断していないと判断した場合、処理をS1602に戻し、立下りエッジを検出したと判断した場合、処理をS1604に進める。
S1604でCPU111は、S1601でパルス信号Vの立下りエッジを検出してからS1603でパルス信号Vの立下りエッジを再検出するまでの間にカウントしたカウント値Kに基づいて、交流電源101の周波数fを確定させる。S1605でCPU111は、不揮発性メモリ150から補正係数g(f)の傾きc及び切片dを読み出し、S1604で確定した周波数fにおける補正係数g(f)を式(14)を用いて算出する。CPU111は、不揮発性メモリ150から基準演算テーブルの情報を読み出し、基準演算テーブルの各算出電力Pに補正係数g(f)を乗算することで補正電力Pを求め、補正テーブルを作成する。S1606でCPU111は、S1605で作成した補正テーブルに従い、電圧検知回路112により検知した検知電圧Vと検知電圧Vの積のAD変換後のデジタル値から電力P(補正電力P)を算出し、処理を終了する。
以上説明したように、実施例3では、トランスを用いた電圧検知回路と電流検知回路による検知結果に基づき算出した電力に、交流電源の周波数に応じた補正を行う。これにより、周波数に依存してトランスの出力端インピーダンスが変化することが原因で生じる電力検知の誤差を軽減することが可能となる。なお、実施例3では、実施例1の回路構成に電流検知回路を追加した回路図で説明しているが、実施例2の回路構成に電流検知回路を追加した回路図で、実施例3の算出電力の補正を行ってもよい。以上、実施例3によれば、変圧器を用いた交流電源の電圧検知結果を用いた電力の算出を行う際の、交流電源の周波数に依存する検知結果の誤差を低減することができる。
実施例1、2の電圧検知回路の検知結果に基づき算出された交流電源電圧や、実施例3の電力検知結果を、交流電源の周波数に応じて補正する方法は、画像形成装置にも適用される。例えば、画像形成装置では、電圧検知装置の検知結果は、交流電源から入力された入力電圧の異常を検知する際に用いられる。また、例えば、電圧検知装置の検知結果は、画像形成装置が設置されている地域の商用電源の入力電圧を検知する際に用いられる。更に、例えば、電圧検知装置の検知結果は、画像形成装置の定着装置に電力を供給する制御に用いられる。以下、画像形成装置の構成を説明する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図13に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ300は、露光手段である露光装置207により静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム311、感光ドラム311を一様に帯電する帯電部317(帯電手段)を備えている。レーザビームプリンタ300は、感光ドラム311に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部312(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム311上(像担持体上)に現像されたトナー像は、カセット316から供給された被転写体としてのシート(不図示)に転写部318(転写手段)によって転写される。シート上(被転写体上)に転写された未定着のトナー像は定着器314により定着され、トレイ315に排出される。レーザビームプリンタ300は、画像形成部による画像形成動作や、シートの搬送動作を制御する制御手段であるコントローラ320を備えている。定着器314はヒータを有しており、交流電源からヒータに投入される電力はコントローラ320により制御される。コントローラ320は、定着器314に投入される電力制御において、実施例1又は実施例2の電圧検知装置により交流電源の交流電源電圧V(補正電圧V)を検知する。なお、コントローラ320が有するCPUが実施例1、2のCPU111として機能してもよい。
感光ドラム311、帯電部317、現像部312、転写部318が画像形成部である。なお、画像形成装置は、図13に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム311上のトナー像を中間転写ベルトに転写する1次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する2次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
以上、実施例3によれば、変圧器を用いて交流電源の電圧を検知する際の、交流電源の周波数に依存する検知結果の誤差を低減することができる。
101 交流電源
104 トランス
105 電圧検知抵抗
110 周波数検知回路
111 CPU

Claims (25)

  1. 交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有するトランスと、
    前記トランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、
    前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、
    前記直流電源によってオフセットされた前記トランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電圧を求める電圧検知手段と、
    入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、
    前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電圧を算出するための第1のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電圧を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、
    を有し、
    前記周波数検知手段は、前記トランスの2次側に接続されていることを特徴とする電圧検知装置。
  2. 交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有するトランスと、
    前記トランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、
    前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、
    前記直流電源によってオフセットされた前記トランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電圧を求める電圧検知手段と、
    入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、
    前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電圧を算出するための第1のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電圧を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、
    を有し、
    前記周波数検知手段は、前記トランスの1次側に接続されていることを特徴とする電圧検知装置。
  3. 前記係数は、前記交流電源の交流電圧を一定とし、前記交流電源の周波数を変化させたときに前記算出手段により算出された算出電圧に基づいて設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電圧検知装置。
  4. 前記電圧検知手段は、前記周波数検知手段により検知された周波数と、前記記憶手段に記憶された前記所定の周波数、前記第1のテーブル及び前記係数と、に基づいて、前記周波数検知手段により検知された周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から前記交流電源の電圧を求めるための第2のテーブルを生成することを特徴とする請求項に記載の電圧検知装置。
  5. 前記係数は、前記交流電源の周波数の関数で表されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電圧検知装置。
  6. 前記係数は、1次関数で表され、
    前記記憶手段には、前記1次関数の傾き及び切片が記憶されていることを特徴とする請求項に記載の電圧検知装置。
  7. 前記電圧検知手段は、前記周波数検知手段により検知された周波数と、前記記憶手段に記憶された前記所定の周波数、前記第1のテーブル、前記傾き及び前記切片と、に基づいて、前記周波数検知手段により検知された周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から前記交流電源の電圧を求めるための第2のテーブルを生成することを特徴とする請求項に記載の電圧検知装置。
  8. 前記周波数検知手段は、前記交流電源の周波数に応じた周波数のパルス信号を前記電圧検知手段に出力することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電圧検知装置。
  9. 前記トランスの2次巻線に接続された抵抗を有し、
    前記電圧検知手段は、前記直流電源から入力された直流電圧と、前記トランスの前記2次巻線の他端から入力された前記抵抗の両端の電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電圧を求めることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電圧検知装置。
  10. 前記電圧検知手段は、前記交流電源の周波数が高くなるほど前記直流電源によってオフセットされた前記トランスの2次巻線に生じる電圧を小さく補正し、前記交流電源の電圧を求めることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電圧検知装置。
  11. 交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有する第1のトランスと、
    前記交流電源に一端が接続されるとともに他端が後段の回路に接続された1次巻線と、両端に電流検出抵抗が接続された2次巻線と、を有する第2のトランスと、
    前記第1のトランスの2次巻線の一端および前記第2のトランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、
    前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、
    前記直流電源によってオフセットされた前記第1のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記直流電源によってオフセットされた前記第2のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電力を求める電力検知手段と、
    入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、
    前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電力を算出するための第3のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電力を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、
    を有し、
    前記周波数検知手段は、前記第1のトランスの2次側に接続されていることを特徴とする電力検知装置。
  12. 交流電源に接続された1次巻線と、2次巻線と、を有する第1のトランスと、
    前記交流電源に一端が接続されるとともに他端が後段の回路に接続された1次巻線と、両端に電流検出抵抗が接続された2次巻線と、を有する第2のトランスと、
    前記第1のトランスの2次巻線の一端および前記第2のトランスの2次巻線の一端に接続された直流電源と、
    前記交流電源の周波数を検知する周波数検知手段と、
    前記直流電源によってオフセットされた前記第1のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記直流電源によってオフセットされた前記第2のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電力を求める電力検知手段と、
    入力されたアナログ値をデジタル値に変換する変換手段を有する算出手段と、
    前記交流電源の所定の周波数と、前記所定の周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から算出電力を算出するための第3のテーブルと、前記周波数検知手段により検知された周波数に応じて前記算出電力を補正するための係数と、が記憶された記憶手段と、
    を有し、
    前記周波数検知手段は、前記第1のトランスの1次側に接続されていることを特徴とする電力検知装置。
  13. 前記係数は、前記交流電源の交流電圧を一定とし、前記交流電源の周波数を変化させたときに前記算出手段により算出された算出電力に基づいて設定されることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の電力検知装置。
  14. 前記電力検知手段は、前記周波数検知手段により検知された周波数と、前記記憶手段に記憶された前記所定の周波数、前記第3のテーブル及び前記係数と、に基づいて、前記周波数検知手段により検知された周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から前記交流電源の電力を求めるための第4のテーブルを生成することを特徴とする請求項13に記載の電力検知装置。
  15. 前記係数は、前記交流電源の周波数の関数で表されることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の電力検知装置。
  16. 前記係数は、1次関数で表され、
    前記記憶手段には、前記1次関数の傾き及び切片が記憶されていることを特徴とする請求項15に記載の電力検知装置。
  17. 前記電力検知手段は、前記周波数検知手段により検知された周波数と、前記記憶手段に記憶された前記所定の周波数、前記第3のテーブル、前記傾き及び前記切片と、に基づいて、前記周波数検知手段により検知された周波数において前記変換手段により変換されたデジタル値から前記交流電源の電力を求めるための第4のテーブルを生成することを特徴とする請求項16に記載の電力検知装置。
  18. 前記周波数検知手段は、前記交流電源の周波数に応じた周波数のパルス信号を前記電力検知手段に出力することを特徴とする請求項11から請求項17のいずれか1項に記載の電力検知装置。
  19. 前記第1のトランスの2次巻線に接続された第1の抵抗を有し、
    前記電力検知手段は、前記直流電源から入力された直流電圧と、前記第1のトランスの2次巻線の他端から入力された前記第1の抵抗の両端の電圧と、前記直流電源によってオフセットされた前記第2のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電力を求めることを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の電力検知装置。
  20. 前記第2のトランスの2次巻線に接続された第2の抵抗を有し、
    前記電力検知手段は、前記直流電源から入力された直流電圧と、前記第2のトランスの2次巻線の他端から入力された前記第2の抵抗の両端の電圧と、前記直流電源によってオフセットされた前記第1のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記周波数検知手段により検知された周波数と、に基づき前記交流電源の電力を求めることを特徴とする請求項11から請求項19のいずれか1項に記載の電力検知装置。
  21. 前記電力検知手段は、前記交流電源の周波数が高くなるほど前記直流電源によってオフセットされた前記第1のトランスの2次巻線に生じる電圧と、前記直流電源によってオフセットされた前記第2のトランスの2次巻線に生じる電圧によって求められる電力を小さく補正し、前記交流電源の電力を求めることを特徴とする請求項11から請求項20のいずれか1項に記載の電力検知装置。
  22. 交流電源から電力が供給されることによって動作する画像形成手段であって、
    前記画像形成手段は、
    像担持体と、
    前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段により形成された前記像担持体上の静電潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、
    被転写体上に転写された未定着のトナー像を定着する定着手段と、を含み、
    前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記交流電源の電圧を求める請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電圧検知装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  23. 前記制御手段は、前記電圧検知装置の検知結果に基づいて前記定着手段に供給される電力を制御することを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 交流電源から電力が供給されることによって動作する画像形成手段であって、
    前記画像形成手段は、
    像担持体と、
    前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段により形成された前記像担持体上の静電潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、
    被転写体上に転写された未定着のトナー像を定着する定着手段と、を含み、
    前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記交流電源の電力を求める請求項11から請求項21のいずれか1項に記載の電力検知装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  25. 前記制御手段は、前記電力検知装置の検知結果に基づいて前記定着手段に供給される電力を制御することを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
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