JP7059915B2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7059915B2
JP7059915B2 JP2018234336A JP2018234336A JP7059915B2 JP 7059915 B2 JP7059915 B2 JP 7059915B2 JP 2018234336 A JP2018234336 A JP 2018234336A JP 2018234336 A JP2018234336 A JP 2018234336A JP 7059915 B2 JP7059915 B2 JP 7059915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
backward
duration
initial processing
processing time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018234336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020094663A (ja
Inventor
拓人 澤木
弘喜 小野
豊 楫野
奨 細沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2018234336A priority Critical patent/JP7059915B2/ja
Publication of JP2020094663A publication Critical patent/JP2020094663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7059915B2 publication Critical patent/JP7059915B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

本発明は、農業用トラクターなどのような作業車両に関する。
コントローラーは、運転者による操作に応じて前後進クラッチをオンオフするための指示を行う前後進レバーにより行われる指示に基づいて、エンジンの回転動力の伝達をオンオフするための油圧式の前後進クラッチのクラッチ接続制御を行う作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このようなコントローラーは、オフされていた前後進クラッチをオンするために前後進クラッチの油室充填状態を確保するとき、イニシャル処理時間の間はイニシャル処理圧力に対応する信号を出力し、イニシャル処理時間が経過した後、イニシャル処理圧力より小さい圧力に対応する信号を出力する。
特開平7-208595号公報
しかしながら、上述された従来の作業車両に関しては、本発明者は、好ましいクラッチ操作フィーリングが十分に実現されないことがあることに気付いた。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、好ましいクラッチ操作フィーリングを実現することができる作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、エンジンの回転動力の伝達をオンオフするための油圧式の前後進クラッチと、
運転者による操作に応じて前記前後進クラッチをオンオフするための指示を行うクラッチオンオフ指示具と、
前記クラッチオンオフ指示具により行われる指示に基づいて前記前後進クラッチのクラッチ接続制御を行うコントローラーと、
前記前後進クラッチをオフするための指示が行われてから前記前後進クラッチをオンするための指示が行われるまでのクラッチオフ継続時間を検出するクラッチオフ継続時間検出機構と、
を備え、
前記コントローラーは、オフされていた前記前後進クラッチをオンするために前記前後進クラッチの油室充填状態を確保するとき、イニシャル処理時間の間はイニシャル処理圧力に対応する信号を出力し、前記イニシャル処理時間が経過した後、前記イニシャル処理圧力より小さい圧力に対応する信号を出力し、
前記イニシャル処理時間は、前記クラッチオフ継続時間に基づいて決定され、
前記クラッチオフ継続時間が基準クラッチオフ継続時間より短い範囲において、前記クラッチオフ継続時間が長いほど、前記イニシャル処理時間を長く設定し、
個別の前記前後進クラッチについて、クラッチオフ指示後に前記前後進クラッチの圧力が所定値より小さくなるクラッチオフ応答時間を予め測定して記録し、前記クラッチオフ応答時間が短いほど前記クラッチオフ継続時間に対する前記イニシャル処理時間を長く設定することを特徴とする作業車両である。
第2の本発明は、前記クラッチオンオフ指示具は、前後進を切り替える前後進レバー、および前記前後進クラッチのオンオフを切り替えるクラッチペダルであることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
本発明に関連する第1の明は、エンジンの回転動力の伝達をオンオフするための油圧式のクラッチと、
運転者による操作に応じて前記クラッチをオンオフするための指示を行うクラッチオンオフ指示具と、
前記クラッチオンオフ指示具により行われる指示に基づいて前記クラッチのクラッチ接続制御を行うコントローラーと、
前記クラッチをオフするための指示が行われてから前記クラッチをオンするための指示が行われまでのクラッチオフ継続時間を検出するクラッチオフ継続時間検出機構と、
を備え、
前記コントローラーは、オフされていた前記クラッチをオンするために前記クラッチの油室充填状態を確保するとき、イニシャル処理時間の間はイニシャル処理圧力に対応する信号を出力し、前記イニシャル処理時間が経過した後、前記イニシャル処理圧力より小さい圧力に対応する信号を出力し、
前記イニシャル処理時間は、前記クラッチオフ継続時間に基づいて決定されることを特徴とする作業車両である。
これにより、イニシャル処理時間はクラッチオフ継続時間に基づいて決定されるので、好ましいクラッチ操作フィーリングを実現することができる。
本発明に関連する第2の明は、前記イニシャル処理時間は、前記クラッチオフ継続時間に応じて決定されることを特徴とする本発明に関連する第1の明の作業車両である。
これにより、イニシャル処理時間はクラッチオフ継続時間に応じて決定されるので、クラッチオフ継続時間が小さくても好ましいクラッチ操作フィーリングを実現することができる。
本発明に関連する第3の明は、前記イニシャル処理時間は、前記クラッチの油温に応じて決定されることを特徴とする本発明に関連する第1の明の作業車両である。
これにより、イニシャル処理時間はクラッチの油温に応じて決定されるので、より好ましいクラッチ操作フィーリングを実現することができる。
本発明に関連する第4の明は、前記イニシャル処理時間は、前記クラッチオンオフ指示具により行われる、前記クラッチをオフするための指示に関する前記クラッチの応答性に応じて決定されることを特徴とする本発明に関連する第1の明の作業車両である。
これにより、イニシャル処理時間は、クラッチオンオフ指示具により行われる、クラッチをオフするための指示に関するクラッチの応答性に応じて決定されるので、より好ましいクラッチ操作フィーリングを実現することができる。
本発明により、好ましいクラッチ操作フィーリングを実現することが可能な作業車両を提供することができる。
本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な左側面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのエンジン近傍の模式的な部分左側面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの運転ユニット近傍の模式的な部分斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの動力伝達系の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの制御系の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な上面図 (a)本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチペダル近傍の部分左側面図、(b)本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチペダルの踏込み操作開放量とコントローラーから出力される信号との間の関係の説明図 (a)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー近傍の模式的な部分上面図(その一)、(b)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー近傍の模式的な部分上面図(その二)、(c)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー近傍の模式的な部分上面図(その三) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ油圧系の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進クラッチ近傍の模式的な部分垂直断面図 (a)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進クラッチの模式的な部分垂直断面図(その一)、(b)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進クラッチの模式的な部分垂直断面図(その二) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチオフ継続時間に対応するイニシャル処理時間を示すグラフの説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ接続制御タイミング図(その一) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ接続制御タイミング図(その二) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ接続制御タイミング図(その三)
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
(A)はじめに、図1から5を主として参照しながら、本発明における作業車両の一例である本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な左側面図であり、図2は本発明における実施の形態の農業用トラクターのエンジン30近傍の模式的な部分左側面図であり、図3は本発明における実施の形態の農業用トラクターの運転ユニット20近傍の模式的な部分斜視図であり、図4は本発明における実施の形態の農業用トラクターの動力伝達系の説明図であり、図5は本発明における実施の形態の農業用トラクターの制御系の説明図である。
以下同様であるが、いくつかの構成要素は図面において示されていないこともあるし透視的にまたは省略的に示されていることもある。
まず説明されるのは、本実施の形態の農業用トラクターの基本的な構成および動作である。したがって、コントローラー200に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
車体10の前部のボンネット31の内部には、エンジン30が設けられている。
エンジン30は、多気筒ディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射を行うためのコモンレール32に燃料タンク33の燃料を供給する燃料高圧ポンプ34、コモンレール32に供給された燃料をエンジンシリンダーの内部に向かって噴射する四つの高圧インジェクター35、およびコモンレール32に供給された燃料についてのいわゆるコモンレール圧を検出するレール圧センサー36を有する。
エンジン30の回転動力は、運転ユニット20のフロア22の下方に設けられているトランスミッションケースの内部のさまざまなクラッチを介して伝達される。より具体的には、主変速装置120および副変速装置130で変速された回転動力は、左前輪40Lおよび右前輪40R、ならびに左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。
運転ユニット20には、主変速スイッチ220および走行モード切替え指示部240とともに、副変速レバー230が設けられている。
エンジン30の後方には、ダッシュボードカバー27およびメーターパネル28、ならびに前後進レバー210とともに、ステアリングホイール23が設けられている。
ステアリングホイール23の後方には、運転席21が設けられている。
左側のフロア22には、ブレーキペダル連結解除ペダルおよびクラッチペダル25が配置されている。
右側のフロア22には、左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24R、ならびにアクセルペダル26が配置されている。
車体10の後部には、作業機11が、たとえば、3点リンク機構を利用して装着される。
作業機昇降機構60は、メインシリンダー61、リフトアーム62、トップリンク63およびロワーリンク64、ならびに回動カバー65aおよびサイドカバー65bを有する。
トップリンク63およびロワーリンク64の前端部は車体10の側と接続されており、トップリンク63およびロワーリンク64の後端部は作業機11の側と接続されている。そして、メインシリンダー61により回動されるリフトアーム62の後端部は、ロワーリンク64と接続されている。
耕耘深さセンサー66は回動カバー65aの回動角度を検出するセンサーであり、リフトアームセンサー67はリフトアーム62の回動角度を検出するセンサーである。
作業機11の情報は、作業機11と接続されたISOBUS、または運転ユニット20に搭載された情報端末などのような作業機装着状況取得部280を利用して取得され、コントローラー200へ通知される。
車体10の位置の情報は、GPS(Global Positioning System)機構、または三角測量機構などのような車***置測定機構270を利用して取得され、コントローラー200へ通知される。
(B)つぎに、図6を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図6は、本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な上面図である。
エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130および後輪差動ギヤ312を介して、左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。4WD(4-Wheel Drive)駆動が行われる場合には、エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130、4WDクラッチ320および前輪差動ギヤ311を介して、左前輪40Lおよび右前輪40Rへも伝達される。
左ブレーキ装置500Lは、左ブレーキシリンダーの状態に応じて左後輪50Lの制動を行う装置である。
右ブレーキ装置500Rは、右ブレーキシリンダーの状態に応じて右後輪50Rの制動を行う装置である。
左前輪40Lおよび右後輪50Rのステアリングは、操舵シリンダー330の状態に応じて行われる。操舵シリンダー330の状態は、ステアリングホイール23からの指示により変化させられる。
コントローラー200は、メモリー201およびタイマー250などと協働して動作する、耕耘作業機昇降制御部、エンジン制御部および走行制御部を有する。
ブレーキペダル踏込みセンサー、操舵角度センサー340、前進センサー461、後進センサー462、主変速スイッチ220、前進圧力センサー441および後進圧力センサー442の検出値は、コントローラー200の走行制御部へ入力される。そして、走行制御部は、前後進クラッチ110、主変速装置120、ならびに右ブレーキシリンダーおよび左ブレーキシリンダーの制御を、入力された検出値に基づいて行う。
(B1)図7(a)および7(b)を主として参照しながら、クラッチペダル25の踏込み操作に関する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図7(a)は本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチペダル25近傍の部分左側面図であり、図7(b)は本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチペダル25の踏込み操作開放量θとコントローラー200から出力される信号との間の関係の説明図である。
図7(a)においては、踏込まれていないクラッチペダル25は実線で示されており、ペダルストッパー25cへ当接するように踏込まれているクラッチペダル25は一点鎖線で示されている。
ペダル回動軸25aがペダルアームの上端部に設けられているクラッチペダル25は前後進クラッチ110がオンされるようにペダルスプリング25bにより常に付勢されているが、前後進クラッチ110はペダルスプリング25bの付勢力に抗するクラッチペダル25の踏込み操作に応じてオフされる。
クラッチペダル25の踏込み操作開放量θは、回動される、クラッチペダル25のセンサー接続部と接続されたセンサーアーム290aを有するポテンショメーターとして構成された踏込み操作開放量検出センサー290により検出される。
θ=0である場合には、コントローラー200から出力される信号は、たとえば、0であり、前後進クラッチ110は完全にオフされる。θ=θmaxである場合には、コントローラー200から出力される信号は、たとえば、全圧接続を与えるための1であり、前後進クラッチ110は完全にオンされる。
ペダルストッパー25cへ当接するように踏込まれているクラッチペダル25の位置は、クラッチオフの踏込みセンサーアーム位置に対応する。踏込まれていないクラッチペダル25の位置は、クラッチオンの開放センサーアーム位置に対応する。
(B2)図8から10を主として参照しながら、車体10の前後進切替えに関する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図8(a)から8(c)は本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー210近傍の模式的な部分上面図(その一から三)であり、図9は本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ油圧系の説明図であり、図10は本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進クラッチ110近傍の模式的な部分垂直断面図である。
図8(a)においては、前後進レバー210のレバー位置が前進位置である状態が示されている。図8(b)においては、前後進レバー210のレバー位置が中立位置である状態が示されている。図8(c)においては、前後進レバー210のレバー位置が後進位置である状態が示されている。
前後進レバー210は、下端部が前後進カム450と接続されているレバーである。
前後進カム450は、前後進レバー210のレバー位置に応じて回動するカムである。
前後進レバー210のレバー位置が前進位置である場合には、前後進カム450が強く当接している前進センサー461のアクチュエーター461bは前進センサー461の感知部461aに接触しており、後進センサー462のアクチュエーター462bは後進センサー462の感知部462aから乖離しているので、前進状態が検出される。
前後進レバー210のレバー位置が中立位置である場合には、前進センサー461のアクチュエーター461bは前進センサー461の感知部461aから乖離しており、後進センサー462のアクチュエーター462bは後進センサー462の感知部462aから乖離しているので、中立状態が検出される。
前後進レバー210のレバー位置が後進位置である場合には、前進センサー461のアクチュエーター461bは前進センサー461の感知部461aから乖離しており、前後進カム450が強く当接している後進センサー462のアクチュエーター462bは後進センサー462の感知部462aに接触しているので、後進状態が検出される。
前後進クラッチ110は、車体10の前後進切替えを行うクラッチである。前後進クラッチ110の状態は、コントローラー200の走行制御部からの指示により変化させられる。走行制御部からの指示は、前進切替えソレノイド411、後進切替えソレノイド412、前後進昇圧ソレノイド413、可変リリーフバルブ420およびポンプ430を利用して行われる。
前進油圧クラッチ多板部491の状態が噛合状態であり、後進油圧クラッチ多板部492の状態が非噛合状態である場合には、前後進クラッチ110は入力軸471の回転を前進ギヤ部481および前進油圧クラッチ多板部491を介してカウンター軸472へ伝達するので、前進状態が実現される。
前進油圧クラッチ多板部491の状態が非噛合状態であり、後進油圧クラッチ多板部492の状態が噛合状態である場合には、前後進クラッチ110は入力軸471の回転を後進ギヤ部482、逆転ギヤ部483および後進油圧クラッチ多板部492を介してカウンター軸472へ伝達するので、後進状態が実現される。
前進の動き出しの場合には、前進側シリンダー空間491aの体積が、前進側昇圧指示値のイニシャル出力が行われている期間において、前進側リターンスプリング491bの付勢力に抗する前進側クラッチピストン491cの移動により増加させられ始め、後進の動き出しの場合には、後進側シリンダー空間492aの体積が、後進側昇圧指示値のイニシャル出力が行われている期間において、後進側リターンスプリング492bの付勢力に抗する後進側クラッチピストン492cの移動により増加させられ始める。
前後進クラッチ110はメインクラッチとしても機能し、前進油圧クラッチ多板部491の状態が非噛合状態であり、後進油圧クラッチ多板部492の状態も非噛合状態である場合には、中立状態が実現される。
クラッチペダル25が踏込まれると、クラッチペダルソレノイド410を利用して、前進油圧クラッチ多板部491の非噛合状態および後進油圧クラッチ多板部492の非噛合状態が同時に実現される。
接続パターンC10は、前後進クラッチ110が完全にオフされる、クラッチペダル25の踏込み状態に対応する接続パターンである。
接続パターンC11は、前後進クラッチ110がオンされる、クラッチペダル25の踏込み状態に対応する接続パターンである。
接続パターンC20は、大気開放系との接続による前進油圧クラッチ多板部491の非噛合状態、および大気開放系との接続による後進油圧クラッチ多板部492の非噛合状態を実現する、中立状態に対応する接続パターンである。
接続パターンC21は、ポンプ430との接続による前進油圧クラッチ多板部491の噛合状態、および大気開放系との接続による後進油圧クラッチ多板部492の非噛合状態を実現する、前進状態に対応する接続パターンである。接続パターンC21が選択されていても、接続パターンC10が選択されていると、前進状態は実現されない。
接続パターンC22は、大気開放系との接続による前進油圧クラッチ多板部491の非噛合状態、およびポンプ430との接続による後進油圧クラッチ多板部492の噛合状態を実現する、後進状態に対応する接続パターンである。接続パターンC22が選択されていても、接続パターンC10が選択されていると、後進状態は実現されない。
発進時における運転者の操作について具体的に説明すると、つぎの通りである。
主変速スイッチ220および副変速レバー230が、前後進レバー210のレバー位置が中立位置である状態において操作される。
このとき、左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24Rが安全のために踏込まれてもよいが、クラッチペダル25は踏込まれない。
そして、エンジン30が、エンジンキーを利用して始動させられる。
前後進レバー210がつぎに操作され、発進は直ちに実現されてもよい。
あるいは、クラッチペダル25がつぎに踏込まれ、前後進レバー210は前後進クラッチ110がクラッチペダル25の踏込み操作に応じてオフされている状態において操作され、発進は運転者による踏込み操作開放に応じて実現されてもよい。
以下同様であるが、このような発進は、前進であってもよいし、後進であってもよい。
(C)つぎに、図11から15を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作についてさらにより具体的に説明する。
ここに、図11(a)および11(b)は本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進クラッチ110の模式的な部分垂直断面図(その一および二)であり、図12は本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチオフ継続時間tに対応するイニシャル処理時間τiを示すグラフΓの説明図であり、図13から15は本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ接続制御タイミング図(その一から三)である。
図11(a)においては、クラッチオフ継続時間tが小さい場合のクラッチ板イニシャル距離δ[0]が示されている。図11(b)においては、クラッチオフ継続時間tが大きい場合のクラッチ板イニシャル距離δ[0]が示されている。
本実施の形態の農業用トラクターの動作について説明しながら、本発明に関連した発明のクラッチ接続制御方法についても説明する。
コントローラー200は、運転者による操作に応じて前後進クラッチ110をオンオフするための指示を行う前後進レバー210により行われる指示に基づいて、エンジン30の回転動力の伝達をオンオフするための油圧式の前後進クラッチ110のクラッチ接続制御を行う。
前後進クラッチ110は、本発明におけるクラッチの一例である。
本発明におけるクラッチは、第1速および第3速の主変速のためのクラッチ、第2速および第4速の主変速のためのクラッチ、HiおよびLo変速のためのクラッチ、および副変速のためのクラッチなどのようなその他のクラッチであってもよい。
前進側クラッチピストン491cおよび後進側クラッチピストン492cの油室であるクラッチ室における作動油は、前後進クラッチ110がオフされると、クラッチ室から流れ出す。
しかしながら、前後進クラッチ110がオフされても、クラッチ板距離は直ちにそれほど大きくならない。これは、作動油がクラッチ室から流れ出すには少し時間がかかるからである。
したがって、クラッチオフ継続時間が小さい場合には、オフされていた前後進クラッチ110がオンされるとき、クラッチ板イニシャル距離δ[0]は小さい。
後に詳細に説明される本実施の形態のクラッチ接続制御から明らかであるが、本発明者は、このような観点から、クラッチオフ継続時間に基づいて、イニシャル処理圧力に対応する信号がイニシャル処理電流を利用して出力されるイニシャル処理時間を決定することの意義に気付いた。
コントローラー200は、オフされていた前後進クラッチ110をオンするために前後進クラッチ110の油室充填状態を確保するとき、イニシャル処理時間の間はイニシャル処理圧力に対応する信号を出力し、イニシャル処理時間が経過した後、イニシャル処理圧力より小さい圧力に対応する信号を出力する。
したがって、クラッチショックを惹起することがある、全圧接続でのクラッチミートは、抑制される。
コントローラー200から出力される信号は、クラッチ制御油圧バルブ開度を指示する信号である。
はじめに、図13を主として参照しながら、具体的に説明する。
図13においては、グラフg10、g20、およびg30が示されており、共通な横軸は経過時間τを表す。
グラフg10は経過時間に対応するコントローラー200から出力される信号を示すグラフであり、グラフg20は経過時間に対応するクラッチ板距離δを示すグラフであり、グラフg30は経過時間に対応する前後進クラッチ110の圧力を示すグラフである。
グラフg10、g20、およびg30は、出荷前の調整時において行われる、後に説明される基準イニシャル処理時間(数2)の記録に関するグラフである。
全圧接続を与えるためのクラッチ制御油圧バルブ開度を指示する信号が出力され始めた後、およそ100ミリ秒である、油室充填時間τfが経過すると、油室は最大流量で流れる作動油により充填され、クラッチ板距離はクラッチ板イニシャル最大距離δmaxから減少し始め、前後進クラッチ110の圧力はゼロより大きくなる。
およそ150ミリ秒である、クラッチミート時間τmが経過すると、クラッチ板距離はゼロになり、前後進クラッチ110の圧力は、全圧接続を与えるための圧力である、たとえば、基準イニシャル処理圧力
(数1)
5[kgf/cm
になる。
そして、クラッチ板距離がほぼゼロになる標準的な時間である、たとえば、基準イニシャル処理時間
(数2)
0.7×τm
は、走行制御部を有するコントローラー200のメモリー201などに製品個別パラメーターとして記録される。
つぎに、図14を主として参照しながら、具体的に説明する。
図14においては、グラフg11、g21、およびg31が示されており、共通な横軸は経過時間τを表す。
グラフg11は経過時間に対応するコントローラー200から出力される信号を示すグラフであり、グラフg21は経過時間に対応するクラッチ板距離δを示すグラフであり、グラフg31は経過時間に対応する前後進クラッチ110の圧力を示すグラフである。
グラフg11、g21、およびg31は、発進時において行われる、後に説明されるクラッチオフ継続時間が十分に大きい、たとえば、後に説明される基準クラッチオフ継続時間より大きい場合のクラッチ接続制御に関するグラフである。
全圧接続を与えるためのクラッチ制御油圧バルブ開度を指示する信号がイニシャル処理圧力に対応する信号として出力され始めた後、油室充填時間τfが経過すると、油室は作動油により充填され、クラッチ板距離は減少し始め、前後進クラッチ110の圧力はゼロより大きくなる。
基準イニシャル処理時間(数2)と一致する、イニシャル処理時間
(数3)
τi=0.7×τm
が経過すると、クラッチ板距離はほぼゼロになる。
そこで、イニシャル処理圧力より小さい圧力に対応する信号が出力された後、クラッチ接続制御が前後進レバー210の操作に対応する発進昇圧カーブまたはクラッチペダル25の踏込み操作などに応じて行われる。
したがって、クラッチミートポイント隣接ポイントからの実質的なクラッチ接続制御動作が保証され、好ましいクラッチ操作フィーリングが実現される。
しかしながら、本発明者は、クラッチオフ継続時間が小さい場合には、好ましいクラッチ操作フィーリングが十分に実現されないことがあることに気付いた。
本実施の形態におけるイニシャル処理時間は、クラッチオフ継続時間に基づいて決定される。
図15を主として参照しながら、具体的に説明する。
図15においては、グラフg1、g2、およびg3がグラフg11、g21、およびg31とともに示されており、共通な横軸は経過時間τを表す。
グラフg1は経過時間に対応するコントローラー200から出力される信号を示すグラフであり、グラフg2は経過時間に対応するクラッチ板距離δを示すグラフであり、グラフg3は経過時間に対応する前後進クラッチ110の圧力を示すグラフである。
グラフg1、g2、およびg3は、発進時において行われる、後に説明されるクラッチオフ継続時間が十分に小さい、たとえば、後に説明される基準クラッチオフ継続時間より小さい場合のクラッチ接続制御に関するグラフである。
全圧接続を与えるためのクラッチ制御油圧バルブ開度を指示する信号がイニシャル処理圧力に対応する信号として出力され始めた後、油室充填時間τfが経過しなくても、油室は作動油によりすでに充填されている。
その前でも、クラッチ板距離は減少し始め、前後進クラッチ110の圧力はゼロより大きい。
クラッチオフ継続時間に基づいて決定される、イニシャル処理時間
(数4)
τi<0.7×τm
が経過すると、クラッチ板距離はほぼゼロになる。
そこで、イニシャル処理圧力より小さい圧力に対応する信号が出力された後、クラッチ接続制御が前後進レバー210の操作に対応する発進昇圧カーブまたはクラッチペダル25の踏込み操作などに応じて行われる。
したがって、クラッチオフ継続時間が小さい場合にも、オフされていた前後進クラッチ110がオンされるときのクラッチ板イニシャル距離δ[0]を考慮したクラッチミートポイント隣接ポイントからの実質的なクラッチ接続制御動作が保証され、好ましいクラッチ操作フィーリングが実現される。
クラッチオフ継続時間検出機構260は、前後進クラッチ110をオフするための指示が行われてから前後進クラッチ110をオンするための指示が行われまでのクラッチオフ継続時間を検出する機構である。
イニシャル処理時間は、クラッチオフ継続時間に応じて決定されてもよい。
図12を主として参照しながら、具体的に説明する。
典型的には、イニシャル処理時間τiは、クラッチオフ継続時間tの広義単調増加関数である。
たとえば、クラッチオフ継続時間tが基準クラッチオフ継続時間t0より小さい範囲において、クラッチオフ継続時間tとイニシャル処理時間τiとの間の関係は、比例関係である。
クラッチオフ継続時間tが大きいほど、イニシャル処理時間τiは大きいことが望ましい。これは、クラッチオフ継続時間tが大きいほど、オフされていた前後進クラッチ110がオンされるときのクラッチ板イニシャル距離δ[0]は大きいからである。
しかしながら、クラッチオフ継続時間tが、およそ3秒である、基準クラッチオフ継続時間t0より大きい場合には、イニシャル処理時間τiは基準イニシャル処理時間(数2)と一律に一致することが望ましい。これは、基準クラッチオフ継続時間t0が経過すると、前後進クラッチ110が完全にオフされるクラッチオフ位置へのクラッチ復帰が完了するからである。
もちろん、クラッチオフ継続時間tが基準クラッチオフ継続時間t0より小さい場合には、クラッチオフ継続時間tが大きいほど、イニシャル処理時間τiは大きいことが望ましい。
イニシャル処理時間は、前後進クラッチ110の油温に応じて決定されてもよい。
同じクラッチオフ継続時間tに関してでも、前後進クラッチ110の油温が大きいほど、イニシャル処理時間τiは大きいことが望ましい。これは、前後進クラッチ110の油温が大きいほど、作動油の粘性は小さいからである。たとえば、摂氏50度での作動油の粘性は摂氏30度での作動油の粘性より小さいので、摂氏50度でのクラッチ板イニシャル距離δ[0]は摂氏30度でのクラッチ板イニシャル距離δ[0]より大きい。
もちろん、前後進クラッチ110の油温が、およそ摂氏50度である、基準クラッチ油温より大きい場合には、異なるクラッチオフ継続時間tに関してでも、イニシャル処理時間τiは基準イニシャル処理時間(数2)と一律に一致してもよい。
このように、イニシャル処理時間は、前後進クラッチ110の油温に基づいて決定されてもよい。
イニシャル処理時間は、前後進レバー210により行われる、前後進クラッチ110をオフするための指示に関する前後進クラッチ110の応答性に応じて決定されてもよい。
同じクラッチオフ継続時間tに関してでも、前後進レバー210により行われる、前後進クラッチ110をオフするための指示に関する前後進クラッチ110の応答性が良好であるほど、イニシャル処理時間τiは大きいことが望ましい。これは、前後進クラッチ110をオフするための指示に関する前後進クラッチ110の応答性が良好であるほど、クラッチ板イニシャル距離δ[0]は大きいからである。たとえば、クラッチストロークが検出された後、前後進クラッチ110の圧力が所定値より小さくなるクラッチオフ応答時間が、出荷前のクラッチストローク調整時において幾つかの油温に関して測定され、メモリー201などに応答性を示す製品個別パラメーターとして記録される。
もちろん、このようなクラッチオフ応答時間が、およそ1秒である、基準クラッチオフ応答時間より小さい場合には、異なるクラッチオフ継続時間tに関してでも、イニシャル処理時間τiは基準イニシャル処理時間(数2)と一律に一致してもよい。
このように、イニシャル処理時間は、前後進レバー210により行われる、前後進クラッチ110をオフするための指示に関する前後進クラッチ110の応答性に基づいて決定されてもよい。
前後進レバー210は、本発明におけるクラッチオンオフ指示具の一例である。
もしも仮に、クラッチオフ継続時間tが基準クラッチオフ継続時間t0より小さい範囲において、イニシャル処理時間τiが一律に基準イニシャル処理時間(数2)であると、前後進レバー210の操作にともなうクラッチショックが発生してしまうことがある。これは、前後進クラッチ110が前後進レバー210の操作により短時間で繰返しオンオフされた場合には、クラッチ板イニシャル距離δ[0]が小さくなり、前後進レバー210の操作にともなうクラッチミートがかなり早く行われることがあるからである。たとえば、経過時間が150ミリ秒であるタイミングで、前後進クラッチ110の圧力が所定値より大きい場合には、イニシャル処理圧力に対応する信号の出力が中止される構成においても、前後進レバー210の操作にともなうクラッチミートはその前に行われることがある。
本実施の形態におけるイニシャル処理時間τiはクラッチオフ継続時間tに応じて決定されるので、前後進レバー210の操作が行われるとき、オフされていた前後進クラッチ110がオンされるときのクラッチ板イニシャル距離δ[0]が考慮される。したがって、クラッチオフ継続時間tが小さい場合にも、前後進レバー210の操作に対応する発進昇圧カーブなどに応じたクラッチミートポイント隣接ポイントからの実質的なクラッチ接続制御動作が保証される。
クラッチペダル25も、本発明におけるクラッチオンオフ指示具の一例である。
もしも仮に、クラッチオフ継続時間tが基準クラッチオフ継続時間t0より小さい範囲において、イニシャル処理時間τiが一律にゼロであると、クラッチペダル25の踏込み操作による半クラッチ操作が困難になってしまうことがある。これは、前後進クラッチ110がクラッチペダル25の踏込み操作により短時間で繰返しオンオフされた場合には、クラッチ板イニシャル距離δ[0]が大きくなり、クラッチペダル25の踏込み操作にともなうクラッチミートがなかなか行われないことがあるからである。たとえば、半クラッチ操作のために、運転者によるクラッチペダル25の踏込み操作開放が必要になることがある。
本実施の形態におけるイニシャル処理時間τiはクラッチオフ継続時間tに応じて決定されるので、クラッチペダル25の踏込み操作が行われるとき、オフされていた前後進クラッチ110がオンされるときのクラッチ板イニシャル距離δ[0]が考慮される。したがって、クラッチオフ継続時間tが小さい場合にも、クラッチペダル25の踏込み操作などに応じたクラッチミートポイント隣接ポイントからの実質的なクラッチ接続制御動作が保証される。
なお、本発明に関連した発明のプログラムは、上述された本発明に関連した発明のクラッチ接続制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明に関連した発明の記録媒体は、上述された本発明に関連した発明のクラッチ接続制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の全部または一部の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、読取られたプログラムがコンピュータと協働して利用されるコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
なお、上述された「一部のステップ(または工程、動作および作用など)」は、それらの複数のステップの内の一つまたはいくつかのステップを意味する。
また、上述された「ステップ(または工程、動作および作用など)の動作」は、上述されたステップの全部または一部の動作を意味する。
また、本発明に関連した発明のプログラムの一利用形態は、インターネット、光、電波または音波などのような伝送媒体の中を伝送され、コンピュータにより読取られ、コンピュータと協働して動作するという形態であってもよい。
また、記録媒体としては、ROM(Read Only Memory)などが含まれる。
また、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)などのような純然たるハードウェアに限らず、ファームウェア、OS(Operating System)、そしてさらに周辺機器を含んでもよい。
なお、上述されたように、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現されてもよいし、ハードウェア的に実現されてもよい。
本発明における作業車両は、好ましいクラッチ操作フィーリングを実現することができ、たとえば、農業用トラクターなどのような作業車両に利用する目的に有用である。
10 車体
11 作業機
20 運転ユニット
21 運転席
22 フロア
23 ステアリングホイール
24L 左ブレーキペダル
24R 右ブレーキペダル
25 クラッチペダル
25a ペダル回動軸
25b ペダルスプリング
25c ペダルストッパー
26 アクセルペダル
27 ダッシュボードカバー
28 メーターパネル
30 エンジン
31 ボンネット
32 コモンレール
33 燃料タンク
34 燃料高圧ポンプ
35 高圧インジェクター
36 レール圧センサー
40L 左前輪
40R 右前輪
50L 左後輪
50R 右後輪
60 作業機昇降機構
61 メインシリンダー
62 リフトアーム
63 トップリンク
64 ロワーリンク
65a 回動カバー
65b サイドカバー
66 耕耘深さセンサー
67 リフトアームセンサー
110 前後進クラッチ
120 主変速装置
130 副変速装置
200 コントローラー
201 メモリー
210 前後進レバー
220 主変速スイッチ
230 副変速レバー
240 走行モード切替え指示部
250 タイマー
260 クラッチオフ継続時間検出機構
270 車***置測定機構
280 作業機装着状況取得部
290 踏込み操作開放量検出センサー
290a センサーアーム
311 前輪差動ギヤ
312 後輪差動ギヤ
320 4WDクラッチ
330 操舵シリンダー
340 操舵角度センサー
410 クラッチペダルソレノイド
411 前進切替えソレノイド
412 後進切替えソレノイド
413 前後進昇圧ソレノイド
420 可変リリーフバルブ
430 ポンプ
441 前進圧力センサー
442 後進圧力センサー
450 前後進カム
461 前進センサー
461a 感知部
461b アクチュエーター
462 後進センサー
462a 感知部
462b アクチュエーター
471 入力軸
472 カウンター軸
481 前進ギヤ部
482 後進ギヤ部
483 逆転ギヤ部
491 前進油圧クラッチ多板部
491a 前進側シリンダー空間
491b 前進側リターンスプリング
491c 前進側クラッチピストン
492 後進油圧クラッチ多板部
492a 後進側シリンダー空間
492b 後進側リターンスプリング
492c 後進側クラッチピストン
500L 左ブレーキ装置
500R 右ブレーキ装置

Claims (2)

  1. エンジンの回転動力の伝達をオンオフするための油圧式の前後進クラッチと、
    運転者による操作に応じて前記前後進クラッチをオンオフするための指示を行うクラッチオンオフ指示具と、
    前記クラッチオンオフ指示具により行われる指示に基づいて前記前後進クラッチのクラッチ接続制御を行うコントローラーと、
    前記前後進クラッチをオフするための指示が行われてから前記前後進クラッチをオンするための指示が行われまでのクラッチオフ継続時間を検出するクラッチオフ継続時間検出機構と、
    を備え、
    前記コントローラーは、オフされていた前記前後進クラッチをオンするために前記前後進クラッチの油室充填状態を確保するとき、イニシャル処理時間の間はイニシャル処理圧力に対応する信号を出力し、前記イニシャル処理時間が経過した後、前記イニシャル処理圧力より小さい圧力に対応する信号を出力し、
    前記イニシャル処理時間は、前記クラッチオフ継続時間に基づいて決定され
    前記クラッチオフ継続時間が基準クラッチオフ継続時間より短い範囲において、前記クラッチオフ継続時間が長いほど、前記イニシャル処理時間を長く設定し、
    個別の前記前後進クラッチについて、クラッチオフ指示後に前記前後進クラッチの圧力が所定値より小さくなるクラッチオフ応答時間を予め測定して記録し、前記クラッチオフ応答時間が短いほど前記クラッチオフ継続時間に対する前記イニシャル処理時間を長く設定することを特徴とする作業車両。
  2. 前記クラッチオンオフ指示具は、前後進を切り替える前後進レバー、および前記前後進クラッチのオンオフを切り替えるクラッチペダルであることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
JP2018234336A 2018-12-14 2018-12-14 作業車両 Active JP7059915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018234336A JP7059915B2 (ja) 2018-12-14 2018-12-14 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018234336A JP7059915B2 (ja) 2018-12-14 2018-12-14 作業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020094663A JP2020094663A (ja) 2020-06-18
JP7059915B2 true JP7059915B2 (ja) 2022-04-26

Family

ID=71085520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018234336A Active JP7059915B2 (ja) 2018-12-14 2018-12-14 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7059915B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004084856A (ja) 2002-08-28 2004-03-18 Jatco Ltd 車両用変速機の油圧制御装置
JP2017198232A (ja) 2016-04-25 2017-11-02 株式会社Subaru 無段変速機の制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004084856A (ja) 2002-08-28 2004-03-18 Jatco Ltd 車両用変速機の油圧制御装置
JP2017198232A (ja) 2016-04-25 2017-11-02 株式会社Subaru 無段変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020094663A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8892321B2 (en) Clutch controlling apparatus
US9303752B2 (en) Shift change controlling apparatus
US20060247084A1 (en) Automatic transmission control apparatus
JP2004529302A (ja) クラッチ作動装置およびクラッチパラメータを求めるための方法
US6899655B2 (en) Method of and apparatus for preventing shifts of reference positions of friction clutches
JP2010038176A (ja) クラッチストローク制御装置
CN109421723A (zh) 车辆用制动装置
JP7059915B2 (ja) 作業車両
KR100986932B1 (ko) 작업차를 위한 엔진 회전수 제어 시스템
EP2696108B1 (en) Automatic transmission apparatus and straddle-type vehicle equipped with the apparatus
JP2020094662A (ja) 作業車両
JP6828707B2 (ja) 作業車両
JP6922833B2 (ja) 作業車両
JP2020076451A (ja) 作業車両
JP7359187B2 (ja) クラッチ特性算出装置及びクラッチ特性算出方法
JP2631291B2 (ja) 電子式クラツチ制御装置
JP2018053947A (ja) クラッチ制御装置
JP7255515B2 (ja) シフト制御装置
JP6922832B2 (ja) 作業車両
JP6102499B2 (ja) クラッチ操作状態判定装置
JP2012122447A (ja) 発進制御装置
US10704675B2 (en) Vehicle and control method thereof
JP2001301494A (ja) 機械式自動変速機の変速制御装置
KR100513538B1 (ko) 차량의 변속 장치
JP6512020B2 (ja) トルクアシスト異常診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20201110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7059915

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150