JP7058910B2 - 自動運転レベル確認装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動運転の対象となっている車両を運転する際に自動運転レベルを確認する自動運転レベル確認装置に関する。
近年、車両の自動運転技術の研究が盛んであり、一部の自動運転レベルについては実用化されている。しかし、自動運転の車両が普及するのに伴い、世の中に存在する車両が全て完全な自動運転レベル(例えば自動運転レベル4や5)に置き換わるまでの過渡期には、異なる自動運転レベルの車両が混在することが想定される。
車両の自動運転を想定した従来技術としては、自動運転中の事故の責任を明確にするために、自動運転を開始する際に、事故の責任の所在を報知し、運転者(乗員)に同意を求めるようにした車両乗員非操作運転システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012-108868号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された車両乗員非操作運転システムでは、自動運転の開始に先立って運転者に対して同意を求めているが、車両が異なればその都度運転者に同意を得る必要がある。このため、例えば、同一メーカーの同一モデルであり同一グレードの車両であって、同じ自動運転機能を有する場合であっても車両ごとに同意を得る必要があり、運転者にとっては同意に関して煩雑な手間がかかるという問題があった。また、特許文献1に開示された車両乗員非操作運転システムでは、複数の自動運転レベルを考慮して、同意を得る際の煩雑な手間を極力低減することや、自動運転レベルが異なる車両を交互に運転する場合に自動運転レベルの誤認識を回避することについては何ら考慮されておらず、これらに対する何らかの対策が必要であると考えられる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、自動運転レベルの誤認識を防止し、自動運転レベルに関する同意の運転者の手間を低減することができる自動運転レベル確認装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の自動運転レベル確認装置は、自動運転レベルに応じた自動運転が可能な第1の車両の運転開始前に、自動運転レベルに関する同意を運転者に求める自動運転レベル確認装置において、運転者を特定する運転者特定手段と、運転者特定手段によって特定された運転者に対応する運転履歴情報であって、この運転者が過去に自動運転レベルに関して同意した第2の車両の自動運転レベルと運転日が少なくとも含まれる運転履歴情報を取得する運転履歴情報取得手段と、第1の車両の運転開始前に、前回運転した第2の車両の自動運転レベルが今回運転を行う第1の車両の自動運転レベルと異なる場合に第1の車両の自動運転レベルに関して運転者に対して同意を求め、同じ場合に同意の要求を省略する同意確認手段とを備えている。
前回運転した車両と今回運転する車両の自動運転レベルが異なる場合には自動運転レベルに関する同意が求められるため、自動運転レベルが異なる車両を運転する際に生じる自動運転レベルの誤認識を防止することができる。また、自動運転レベルが同じ場合にはこの同意要求が省略されるため、常に毎回同意が必要な場合に比べて同意に必要な操作、すなわち、同意の手間を低減することが可能になる。
また、上述した同意確認手段は、第2の車両と第1の車両が同一の場合であって自動運転レベルが同じ場合に同意の要求の省略を行うことが望ましい。同一の車両については、操作環境が毎回完全に同じであることから、連続して運転する場合については、自動運転レベルに関する同意要求を省略しても、自動運転レベルの誤認識を確実に防止することができる。
また、上述した同意確認手段は、第2の車両と第1の車両が同一条件の場合であって自動運転レベルが同じ場合に同意の要求の省略を行うことが望ましい。例えば、同一条件の場合とは、製造メーカー、モデル、グレードの全てが同一の場合である。同一条件(製造メーカー、モデル、グレードが同一)の車両については、操作環境がほとんど同じであることから、連続して運転する場合については、自動運転レベルに関する同意を省略しても、自動運転レベルの誤認識を有効に防止することができる。
また、上述した同意確認手段は、第2の車両を前回運転した日から第1の車両を今回運転した日までの期間が基準値を超える場合には、自動運転レベルの異同にかかわらず、第1の車両の自動運転レベルに関して運転者に対して同意を求めることが望ましい。自動運転レベルが同じ車両を連続して運転する場合であっても、これらの運転間隔が空いた場合には前回の運転の状況を思い出せないことがあるため、このような場合に自動運転レベルに関する同意を求めるようにすることで、自動運転レベルの誤認識を防止し、自動運転レベルの内容を再認識させることができる。
また、上述した運転履歴情報は、携帯可能な記憶媒体に格納されており、運転履歴情報取得手段は、記憶媒体から運転履歴情報を読み出すことが望ましい。あるいは、上述した運転履歴情報は、所定のネットワークを介して接続可能な外部装置に運転者に対応付けられて格納されており、運転履歴情報取得手段は、運転者を指定することにより、この運転者に対応する運転履歴情報を外部装置から取得することが望ましい。携帯可能な記憶媒体やネットワークを介した外部装置に運転履歴情報を格納しておくことにより、運転対象となる車両を乗り換えた場合であっても、運転者に1対1に対応する運転履歴情報を取得することが可能となる。
一実施形態の車載システムの構成を示す図である。 自動運転レベル確認装置の構成を示す図である。 特定の運転者が車両の自動運転を開始する前にこの自動運転に関する同意の要否を判定する動作手順を示す流れ図である。 運転履歴情報と同意の要否の具体例を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車載システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の車載システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車載システムは、自動運転装置100、自動運転レベル確認装置200、信号生成部300、運転切替装置400、ハンドル500、アクセルペダル502、ブレーキペダル504、操作部506を備えている。
自動運転装置100は、図示しないナビゲーション装置等によって設定された目的地までの走行経路に沿って自車両を走行させる自動運転を行う。例えば、本実施形態では、レベル1-5のいずれかの自動運転を想定している。また、自動運転を実現する具体的な手法については本発明の内容と直接関係がないため、説明は省略するが、現時点あるいは今後実現される各種の技術を用いた自動運転に本発明を適用することができる。
自動運転レベル確認装置200は、自動運転レベルに応じた自動運転が可能な自車両の運転開始前に、自動運転レベルに関する同意(例えば、自動運転の内容や運転者が行う操作、責任の所在等を運転者に通知してその内容を理解したことについての同意)を運転者に求める処理を行う。自動運転レベル確認装置200の詳細については後述する。
信号生成部300は、運転者の運転操作に応じて車両を走行させる手動運転(自動運転レベル0)時に、ハンドル操作、アクセルペダル操作、ブレーキペダル操作等の操作内容に対応する各種操作信号を生成する。また、信号生成部300は、自動運転時に、自動運転装置100による自動運転動作に対応して、手動運転時に生成する操作信号と同等の操作信号を生成する。これらの操作信号は、エンジンECU(図示せず)等に入力され、車両の走行に必要な操舵角制御やエンジン制御、ブレーキ制御などが行われる。
運転切替装置400は、自動運転レベルに対応する自動運転装置100による自動運転と、ハンドル500、アクセルペダル502、ブレーキペダル504等を運転者自身が操作して自車両を運転する手動運転とを切り替える際の制御を行う。この切り替えの指示は、運転者が操作部506を操作して行うことができる。例えば、操作部506に含まれる「自動運転」ボタンが押下されたときに自動運転に切り替えられ、この「自動運転」ボタンの押下状態が解除されたときや、所定の解除条件を満たすときに自動運転が解除されて手動運転に切り替えられる。
図2は、自動運転レベル確認装置200の構成を示す図である。図2に示すように、自動運転レベル確認装置200は、運転者特定部210、運転地歴情報取得部220、ICカード読取部230、同意確認部240、時計242、車両情報格納部244、運転履歴情報作成・更新部250を備えている。
運転者特定部210は、自車両(同意要否の判定対象であって、利用者がこれから運転しようとしている車両を「第1の車両」と称する)の運転者を特定する。運転者を特定する方法としては何通りかの方法が考えられる。例えば、(1)運転者に固有の情報(ユーザID等)を図示しない操作部を操作して運転者自身が入力する場合、(2)運転者に固有の情報が格納された記憶媒体(例えば、後述するICカード)からこの固有の情報を読み込む場合、(3)カメラによる撮像で得られた運転者の顔画像に対して顔認識を行って運転者を認識する場合、などが考えられる。
運転履歴情報取得部220は、運転者特定部210によって特定された運転者に対応する運転履歴情報を取得する。この運転履歴情報には、特定された運転者が過去に自動運転レベルに関して同意した車両(利用者が過去に運転したことがある車両を「第2の車両」と称する。第2の車両の中には、第1の車両と同じものが含まれている場合もある。)の自動運転レベルと運転日が少なくとも含まれる。例えば、車両ごとの運転履歴情報には、以下に示す(a)~(h)の各項目が含まれている。
(a)車両の識別情報
(b)製造メーカー・モデル
(c)グレード
(d)所有者
(e)自動運転レベル
(f)同意日
(g)最終運転日
(h)運転回数
このような運転履歴情報は、運転者自身が携帯可能な記憶媒体に格納しておいて、車両の運転開始前のこの記憶媒体から読み出すことが望ましい。例えば、運転免許証を兼ねた記憶媒体内蔵のICカード232が許容される場合を想定し、このICカード232に運転履歴情報を格納するものとする。
ICカード読取部230は、ICカード232内の記憶媒体に格納された運転履歴情報を読み取る。なお、USBメモリ等の半導体メモリや携帯端末装置(スマートフォン)などのその他の記憶媒体に運転履歴情報を格納するようしてもよい。この場合には、これらその他の記憶媒体に合わせた運転履歴情報の読取装置を備えればよい。
同意確認部240は、第1の車両の運転開始前に、前回運転した第2の車両の自動運転レベルが今回運転を行う第1の車両の自動運転レベルと異なる場合に第1の車両の自動運転レベルに関して運転者に対して同意を求め、前回運転した第2の車両の自動運転レベルが今回運転を行う第1の車両の自動運転レベルと同じ場合に同意の要求を省略する。
時計242は、運転履歴情報に含まれる(f)同意日および(g)最終運転日を特定するために用いられる。
車両情報格納部244は、運転履歴情報に含まれる自車両の運転履歴情報と比較する自車両情報を格納する。例えば、上述した運転履歴情報に含まれる各項目の内(a)~(d)に対応する情報が自車両情報として格納されている。
運転履歴情報作成・更新部250は、自動運転終了時(あるいは自動運転中であってもよい)に、ICカード232内の自動運転履歴情報の内容を更新する(更新対象となる車両に対応する自動運転履歴が存在しない場合には作成する)。
上述した運転者特定部210が運転者特定手段に、運転履歴情報取得部220が運転履歴情報取得手段に、同意確認部240が同意確認手段に、ICカード232が携帯可能な記憶媒体にそれぞれ対応する。
本実施形態の自動運転レベル確認装置200はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。
図3は、特定の運転者が車両の自動運転を開始する前に、この自動運転に関する同意の要否を判定する動作手順を示す流れ図である。
運転者が車両に乗り込んだ後、運転者特定部210は、この乗り込んだ運転者を特定する(ステップ100)。また、運転履歴情報取得部220は、この特定した運転者に対応する運転履歴情報を、ICカード読取部230によってICカード232から読み取ることにより取得する(ステップ102)。
次に、同意確認部240は、取得した運転履歴情報に基づいて、同一車両で過去に同意の実績があるか否かを判定する(ステップ104)。例えば、自車両をAすると、運転履歴情報に含まれる一あるいは複数の車両の中にAが含まれ、かつ、運転履歴情報の中に車両Aについてこの車両Aの自動運転レベルに関して同意を得た旨の情報が含まれるか否かが判定される。同一車両で過去に同意した実績がある場合には肯定判断が行われる。
次に、同意確認部240は、自動運転レベルが異なる車両(車両A以外の車両)の運転を挟んでいるか否か、すなわち、前回の車両Aの運転から現時点に至るまでに車両A以外の車両であって車両Aと自動運転レベルが異なる車両を運転したか否かを判定する(ステップ106)。挟んでいる場合には肯定判断が行われる。この場合には、同意確認部240は、車両Aの自動運転レベルに関して再度同意を得ることが必要である旨の判定を行う(ステップ108)。一方、間に自動運転レベルが異なる自車両以外の車両を挟んでいない場合にはステップ106の判定において否定判断が行われる。この場合には、同意確認部240は、この自動運転レベルに関して再度同意を得ることは不要である旨の判定を行う(ステップ110)。
また、同一の車両で過去に自動運転レベルに関して同意した実績がない場合にはステップ104の判定において否定判断が行われる。次に、同意確認部240は、取得した運転履歴情報に基づいて、同一条件の車両で過去に同意の実績があるか否かを判定する(ステップ112)。ここで、同一条件の車両とは、製造メーカー・モデルとグレードが少なくとも同じ車両の意味である。このような同一条件であれば、車両Aと異なる車両Bであっても自動運転時の操作性が同じであると考えられる。同一条件の車両で過去に同意した実績がある場合には肯定判断が行われ、ステップ106に移行し、自動運転レベルが異なる車両の運転の有無が判定される。
また、同一条件の車両で過去に同意した実績がない場合にはステップ112の判定において否定判断が行われる。この場合にはステップ108に移行し、車両Aの自動運転レベルに関して再度同意を得ることが必要である旨の判定が行われる。
図4は、運転履歴情報と同意の要否の具体例を示す図である。図4に示す運転履歴情報には、第1の車両を運転しようとしている運転者が自動運転機能を利用して運転したことがある4台の車両S0、S1、S2、S3の運転履歴情報として、各車両毎に(a)車両の識別情報、(b)製造メーカー・モデル、(c)グレード、(d)所有者、(e)自動運転レベル、(f)同意日、(g)最終運転日、(h)運転回数が格納されている。
このような運転履歴情報が存在する場合であって、例えば2017年9月1日に、車両S1を運転する場合(ケース1)と、車両S2と製造メーカー、モデル、グレードおよび自動運転レベルが同じ車両S4を運転する場合(ケース2)について考えるものとする。
(ケース1)車両S1を運転する場合
2017年9月1日に車両S1を運転しようとした場合には、この運転者は、過去(2017年7月1日)にこの車両S1について自動運連レベル4に関して同意を得ている。したがって、図3のステップ104の判定では肯定判断が行われる。しかし、この車両S1の前回の運転日(2017年8月1日)から現在(2017年9月1日)までの間に、異なる自動運転レベル5の車両S2を挟んでいるため、図3のステップ106の判定では肯定判断が行われる。このため、2017年9月1日に車両S1を運転する際には、車両S1の自動運転レベル4に関する同意が必要となる(図3のステップ108)。
(ケース2)車両S4を運転する場合
2017年9月1日に車両S4を運転しようとした場合には、この運転者は、過去にこの車両S4を運転したことはなく、当然ながら車両S4の自動運転レベル5について同意を得ていない。このため、図3のステップ104の判定では否定判断が行われる。しかし、この車両S4と同一条件の車両S2について過去(2017年5月1日)に同意の実績がある。したがって、図3のステップ112の判定では肯定判断が行われる。また、この車両S2の前回の運転日(2017年8月2日)から現在(2017年9月1日)までの間に、異なる自動運転レベルの車両の運転を挟んでいないため、図2のステップ106の判定では否定判断が行われる。このため、2017年9月1日に車両S4を運転する際には、車両S4の自動運転レベル5に関する同意が不要となる(図3のステップ110)。
このように、本実施形態の自動運転レベル確認装置200では、前回運転した車両と今回運転する車両の自動運転レベルが異なる場合には自動運転レベルに関する同意が求められるため、自動運転レベルが異なる車両を運転する際に生じる自動運転レベルの誤認識を防止することができる。また、自動運転レベルが同じ場合にはこの同意要求が省略されるため、常に毎回同意が必要な場合に比べて同意に必要な操作、すなわち、同意の手間を低減することが可能になる。
特に、同一の車両については、操作環境が毎回完全に同じであることから、同じ車両を連続して運転する場合については、自動運転レベルに関する同意要求を省略しても、自動運転レベルの誤認識を確実に防止することができる。
また、同一条件(製造メーカー、モデル、グレードが同一)の車両については、操作環境がほとんど同じであることから、連続して運転する場合については、自動運転レベルに関する同意を省略しても、自動運転レベルの誤認識を有効に防止することができる。
また、運転履歴情報を携帯可能な記憶媒体としてのICカード232に格納しておくことにより、運転対象となる車両を乗り換えた場合であっても、運転者に1対1に対応する運転履歴情報を取得することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、同意を得た車両(第2の車両)と同一あるいは同一条件の車両(第1の車両)を運転する場合であって、運転時までに自動運転レベルが異なる他の車両を運転していない場合には図3のステップ106の判定において否定判断が行われ、今回の運転に際して自動運転レベルに関する同意が不要となるが、第2の車両の運転日から第1の車両の運転日までの期間が基準値(例えば1か月)を超える場合には、図3のステップ106の判定において否定判断が行われた場合であっても、自動運転レベルの異同にかかわらず自動運転レベルに関する同意を求めるようにしてもよい。自動運転レベルが同じ車両を連続して運転する場合であっても、これらの運転間隔が空いた場合には前回の運転の状況を思い出せないことがあるため、このような場合に自動運転レベルに関する同意を求めるようにすることで、自動運転レベルの誤認識を防止し、自動運転レベルの内容を再認識させることができる。
また、上述した実施形態において、同一条件の内容として項目を追加してもよい。例えば、所有者が個人ではなく、例えばレンタカー会社の場合に、同一条件に「レンタカー会社が同じであること」という条件を付加するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、運転履歴情報に含まれる車両の運転回数を考慮に入れるようにしてもよい。例えば、この運転回数が第1の値(例えば5回)よりも少ない車両については図3のステップ104、112の判定において同一または同一条件の車両として扱わないようにしてもよい。あるいは、同意を得た車両(第2の車両)と同一あるいは同一条件で運転回数が第2の値(例えば10回)よりも多い車両(第1の車両)を運転する場合であって、間に運転回数が第3の値(例えば2回)よりも少なく自動運転レベルが異なる他の車両の運転を挟んだ場合には、この他の車両については図3のステップ106の判定対象から外すようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、同意を得た車両(第2の車両)と同一あるいは同一条件の車両(第1の車両)を運転することを前提に(図3のステップ104、112のいずれかにおいて肯定判断)、自動運転レベルに関する同意の要否を判定したが、この前提を取り除いて、単に自動運転レベルが同じ車両を連続して運転する場合にこの自動運転レベルに関する同意要求を省略するようしてもよい。この場合は、図3のステップ104、112の動作を省略し、ステップ102の次にステップ106の動作を行うようにすればよい。
また、上述した実施形態では、運転履歴情報を携帯可能な記憶媒体としてのICカード232に格納したが、所定のネットワーク(例えば、インターネット)を介して接続可能な外部装置としての特定のサーバ内の記憶装置に、各運転者に対応付けて格納するようにしてもよい。この場合には、図2に示したICカード読取部230を通信装置に置き換えるとともに、運転履歴情報取得部220は、運転者の識別情報をサーバに送って、この運転者に対応する運転履歴情報をサーバから送り返してもらうようにする。また、運転履歴情報作成・更新部250は、自動運転終了時(あるいは自動運転中)に、サーバに指示を送って自動運転履歴情報の内容を更新する。ネットワークを介した外部装置としてのサーバに運転履歴情報を格納しておくことにより、運転対象となる車両を乗り換えた場合であっても、運転者に1対1に対応する運転履歴情報を取得することが可能となる。
上述したように、本発明によれば、前回運転した車両と今回運転する車両の自動運転レベルが異なる場合には自動運転レベルに関する同意が求められるため、自動運転レベルが異なる車両を運転する際に生じる自動運転レベルの誤認識を防止することができる。また、自動運転レベルが同じ場合にはこの同意要求が省略されるため、常に毎回同意が必要な場合に比べて同意に必要な操作、すなわち、同意の手間を低減することが可能になる。
100 自動運転装置
200 自動運転レベル確認装置
210 運転者特定部
220 運転地歴情報取得部
230 ICカード読取部
240 同意確認部
242 時計
244 車両情報格納部
250 運転履歴情報作成・更新部

Claims (7)

  1. 自動運転レベルに応じた自動運転が可能な第1の車両の運転開始前に、前記自動運転レベルに関する同意を運転者に求める自動運転レベル確認装置において、
    運転者を特定する運転者特定手段と、
    前記運転者特定手段によって特定された運転者に対応する運転履歴情報であって、この運転者が過去に自動運転レベルに関して同意した第2の車両の自動運転レベルと運転日が少なくとも含まれる前記運転履歴情報を取得する運転履歴情報取得手段と、
    前記第1の車両の運転開始前に、前回運転した前記第2の車両の自動運転レベルが今回運転を行う前記第1の車両の自動運転レベルと異なる場合に前記第1の車両の自動運転レベルに関して運転者に対して同意を求め、同じ場合に同意の要求を省略する同意確認手段と、
    を備えることを特徴とする自動運転レベル確認装置。
  2. 前記同意確認手段は、前記第2の車両と前記第1の車両が同一の場合であって自動運転レベルが同じ場合に同意の要求の省略を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動運転レベル確認装置。
  3. 前記同意確認手段は、前記第2の車両と前記第1の車両が同一条件の場合であって自動運転レベルが同じ場合に同意の要求の省略を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の自動運転レベル確認装置。
  4. 前記同一条件の場合とは、製造メーカー、モデル、グレードの全てが同一の場合であることを特徴とする請求項3に記載の自動運転レベル確認装置。
  5. 前記同意確認手段は、前記第2の車両を前回運転した日から前記第1の車両を今回運転した日までの期間が基準値を超える場合には、自動運転レベルの異同にかかわらず、前記第1の車両の自動運転レベルに関して運転者に対して同意を求めることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の自動運転レベル確認装置。
  6. 前記運転履歴情報は、携帯可能な記憶媒体に格納されており、
    前記運転履歴情報取得手段は、前記記憶媒体から前記運転履歴情報を読み出すことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の自動運転レベル確認装置。
  7. 前記運転履歴情報は、所定のネットワークを介して接続可能な外部装置に前記運転者に対応付けられて格納されており、
    前記運転履歴情報取得手段は、前記運転者を指定することにより、この運転者に対応する前記運転履歴情報を前記外部装置から取得することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の自動運転レベル確認装置。
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