JP7058909B2 - ベルト式無段変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
ベルト式無段変速機は、走行用駆動源と駆動輪の間に配され、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、プライマリプーリのシーブ面とセカンダリプーリのシーブ面に掛け渡されたチェーンベルトと、を有する。
変速コントローラは、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、車両減速度が大きいほど低い油圧に設定され、かつ、音振性能が許容レベルとなる上限油圧を算出し、上限油圧以下となるようにセカンダリ圧を制限するセカンダリ圧制限制御部を有する。
図1は、実施例1の制御装置が適用されたエンジン車の駆動系と制御系を示す。以下、図1に基づいて全体システム構成を説明する。
ここで、ベルト式無段変速機CVTは、トルクコンバータ2と前後進切替機構3とバリエータ4と終減速機構5を図外の変速機ケースに内蔵することにより構成される。
以下、図3に基づいてベルト式無段変速機とエンジンとブレーキの協調制御構成を説明する。
図4は、実施例1のCVTコントロールユニット8のセカンダリ圧制限制御部8aにて実行されるブレーキONコースト減速時のセカンダリ圧制限制御処理の流れを示す。以下、図4の各ステップについて説明する。
図4のフローチャートに基づいてブレーキONコースト減速時のセカンダリ圧制限制御処理作用を説明する。
背景として、ブレーキONコースト減速時にチェーンノイズが感性評価においてNGであるとの指摘があった。この原因は、ブレーキONコースト減速時、仮に入力トルクが一定であっても、変速比がLow変速比側に移行するほど必要推力が高くなる特性があるためであると判断した。
・セカンダリ圧制限制御を、音振対策領域(ブレーキONコースト減速時)に限定して作動させる。
・セカンダリ圧制限制御では、常に、セカンダリ圧≧下限油圧を保つようにする。
時刻t1においてアクセル足離し操作が行われると、エンジン1で燃料噴射を停止するフューエルカット制御が開始され、エンジントルクTeが負の値によるエンジンブレーキトルクになる。このエンジンブレーキトルクは、ロックアップ解放判定条件が成立する時刻t4まで維持される。
ベルト式無段変速機CVTは、走行用駆動源(エンジン1)と駆動輪6の間に配され、プライマリプーリ42と、セカンダリプーリ43と、プライマリプーリ42のシーブ面とセカンダリプーリ43のシーブ面に掛け渡されたチェーンベルト44と、を有する。
変速コントローラ8(CVTコントロールユニット8)は、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、車両減速度に基づいて音振性能が許容レベルとなる上限油圧を算出し、上限油圧以下となるようにセカンダリ圧Psecを制限するセカンダリ圧制限制御部8aを有する。
このため、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、チェーンノイズの発生を抑制することができる。
このため、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、チェーンベルト44のベルト滑り防止を確保することができる。即ち、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、セカンダリ圧Psecが下限油圧を下回らないように制限されることによる。
ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、目標油圧が上限油圧未満である場合は目標油圧に変速フィードバック油圧を加算した油圧によりセカンダリ指示圧を算出する。
下限油圧が上限油圧未満である場合は上限油圧に変速フィードバック油圧を加算した油圧によりセカンダリ指示圧を算出する。
下限油圧が上限油圧以上である場合は下限油圧に変速フィードバック油圧を加算した油圧によりセカンダリ指示圧を算出する。
このため、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、チェーンノイズの発生抑制と、ベルト滑り防止との両立を図ることができる。即ち、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、セカンダリ圧Psecが上限油圧と下限油圧以上となるように制限された範囲内の油圧に制御されることによる。
トルクコンバータ2は、エンジン1とベルト式無段変速機CVTの間に配され、ロックアップクラッチ20を有する。
エンジンコントローラ(エンジンコントロールユニット9)は、アクセル足離し操作情報を入力すると、フューエルカット制御を開始する。
ブレーキコントローラ(ブレーキコントロールユニット14)は、ブレーキ踏み込み操作情報を入力すると、ブレーキトルクを増大補正するロックアップ締結時補正制御を開始する。
エンジンコントローラ(エンジンコントロールユニット9)は、ロックアップクラッチ20が締結からスムーズロックアップオフ制御を介して解放への切り替え情報を入力すると、フューエルカットリカバー制御を開始する。
ブレーキコントローラ(ブレーキコントロールユニット14)は、ロックアップクラッチ20が締結からスムーズロックアップオフ制御を介して解放への切り替え情報を入力すると、ブレーキトルクの補正量を減少するロックアップ解放時補正制御に切り替える。
このため、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、ロックアップ解放判定のタイミングを変えることなく、ロックアップクラッチ20が締結から解放への切り替え判定領域にて上限油圧以下となるようにセカンダリ圧Psecを制限することができる。即ち、ロックアップ解放判定タイミングを頂点とし、ロックアップ解放判定まで上昇し、ロックアップ解放判定後低下するセカンダリ圧Psecの油圧特性の上乗せ分が上限油圧により制限されることによる。
1 エンジン(走行用駆動源)
2 トルクコンバータ
20 ロックアップクラッチ
3 前後進切替機構
4 バリエータ
42 プライマリプーリ
43 セカンダリプーリ
44 チェーンベルト
5 終減速機構
6 駆動輪
8 CVTコントロールユニット(変速機コントローラ)
9 エンジンコントロールユニット(走行用駆動源コントローラ)
13 CAN通信線
14 ブレーキコントロールユニット(ブレーキコントローラ)
Claims (4)
- 走行用駆動源と駆動輪の間に配され、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、前記プライマリプーリのシーブ面と前記セカンダリプーリのシーブ面に掛け渡されたチェーンベルトと、を有するベルト式無段変速機と、
前記ベルト式無段変速機のセカンダリプーリへ導くセカンダリ圧を、変速機入力トルクに基づいて制御する変速コントローラと、を備え、
前記変速コントローラは、ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、車両減速度が大きいほど低い油圧に設定され、かつ、音振性能が許容レベルとなる上限油圧を算出し、前記上限油圧以下となるように前記セカンダリ圧を制限するセカンダリ圧制限制御部を有する
ことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。 - 請求項1に記載されたベルト式無段変速機の制御装置において、
前記セカンダリ圧制限制御部は、変速機入力トルクに基づいてベルト滑りを抑えるクランプ力を確保する下限油圧を算出し、前記下限油圧が上限油圧以上の場合、前記下限油圧以上となるように前記セカンダリ圧を制限する
ことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。 - 請求項2に記載されたベルト式無段変速機の制御装置において、
前記セカンダリ圧制限制御部は、変速機入力トルクに基づいて所定の安全率を担保する目標油圧を算出し、
ブレーキ踏み込み操作によるコースト減速時、前記下限油圧より大きい前記目標油圧が前記上限油圧未満である場合は前記目標油圧に変速フィードバック油圧を加算した油圧によりセカンダリ指示圧を算出し、
前記目標油圧が前記上限油圧以上であって、前記下限油圧が前記上限油圧未満である場合は前記上限油圧に変速フィードバック油圧を加算した油圧によりセカンダリ指示圧を算出し、
前記目標油圧が前記上限油圧以上であって、前記下限油圧が前記上限油圧以上である場合は前記下限油圧に変速フィードバック油圧を加算した油圧によりセカンダリ指示圧を算出する
ことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載されたベルト式無段変速機の制御装置において、
前記走行用駆動源がエンジンであり、
前記エンジンと前記ベルト式無段変速機の間に配され、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータと、
アクセル足離し操作情報を入力すると、フューエルカット制御を開始するエンジンコントローラと、
ブレーキ踏み込み操作情報を入力すると、ブレーキトルクを増大補正するロックアップ締結時補正制御を開始するブレーキコントローラと、を備え、
前記エンジンコントローラは、前記ロックアップクラッチが締結からスムーズロックアップオフ制御を介して解放への切り替え情報を入力すると、フューエルカットリカバー制御を開始し、
前記ブレーキコントローラは、前記ロックアップクラッチが締結からスムーズロックアップオフ制御を介して解放への切り替え情報を入力すると、前記ブレーキトルクの補正量を減少するロックアップ解放時補正制御に切り替える
ことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
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JP2017251401A JP7058909B2 (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | ベルト式無段変速機の制御装置 |
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JP2011127617A (ja) | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | ベルト式無段変速機の制御装置 |
JP2016148419A (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | トヨタ自動車株式会社 | ベルト式無段変速機の制御装置 |
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