JP7056363B2 - 電池システム - Google Patents

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Description

本開示は、複数のセルを有する電池ブロック内の断線を検出する技術に関する。
特開2001-116776号公報(特許文献1)には、直列に接続された複数のセルを各々が有する複数の直列ブロックが直列に接続されて構成された電池システムが開示されている。各ブロックには、電圧測定線と、電圧測定線を介して各ブロックに接続された電圧センサとが設けられている。さらに、各ブロックには、電圧測定線の断線を検出するための断線検出用抵抗が各ブロックに対して並列に接続されている。このような構成においては、いずれかの電圧測定線が断線した場合、断線した電圧測定線に接続される2つの隣接する電圧センサで検出される電圧値は、断線した電圧測定線に接続される2つの隣接する断線検出用抵抗の抵抗比に伴った電圧値となる。これにより、正常時には検出されない電圧が電圧センサによって検出された場合に、電圧測定線の断線を検出することが可能となる。
特開2001-116776号公報 特開2016-50870号公報
電池システムのなかには、並列に接続された複数のセルを各々が有する複数の並列ブロックが直列に接続されて構成されたものも存在する。
各並列ブロック内においては、断線によって通電しなくなったセル(以下「断線セル」ともいう)が存在する場合であっても、断線していない残りのセル(以下「残存セル」ともいう)からの電力供給を継続することが可能である。しかしながら、残存セルに負荷が集中することになるため、断線セルの数を把握することなく電力制御を行なうと、残存セルに対して過剰な負荷が掛かり、残存セルの劣化を早めてしまうことが懸念される。そのため、複数の並列ブロックが直列に接続されて構成される電池システムにおいては、各並列ブロック内の断線の有無を検出するだけでなく、各並列ブロック内の断線セルの数を適切に把握し、その上で残存セルの数に見合った電力制御を行なうことが望ましい。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の並列ブロックが直列に接続されて構成される電池システムにおいて、各並列ブロック内の断線セルの数を適切に把握することである。
本開示による電池システムは、並列に接続された複数のセルを有する第1並列ブロックと、第1並列ブロックに直列に接続され、並列に接続された複数のセルを有する第2並列ブロックと、第1並列ブロック内の断線によって通電しなくなったセルの数を断線セル数として算出するように構成された制御装置とを備える。制御装置は、第2並列ブロックの抵抗に対する第1並列ブロックの抵抗の割合を第1並列ブロックの抵抗比として算出し、第1並列ブロックの抵抗比が断線閾値を超えたことに応じて断線セル数を増加させ、断線セル数が増加したことに応じて断線閾値を増加させる。
上記システムによれば、第1並列ブロックの抵抗比が断線閾値を超えたことに応じて断線セル数を増加される。抵抗比と比較される断線閾値は、断線セル数が増加したことに応じて増加される。これにより、1本目の断線だけでなく、2本目以降の断線をも適切に判定することが可能となる。そのため、断線閾値を断線セル数に関わらず固定値とする場合に比べて、断線セルの数を適切に把握することができる。
本開示によれば、複数の並列ブロックが直列に接続されて構成される電池システムにおいて、各並列ブロック内の断線セル数を適切に把握することができる。
電池システムの全体構成の一例を示す図である。 ECUの処理手順の一例を示すフローチャートである。 並列ブロック内で断線が生じた場合の学習抵抗比Rra、断線閾値Rth、断線カウンタ、断線本数、補正係数Kの変化の一例を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
<電池システムの全体構成>
図1は、本実施の形態による電池システム1の全体構成の一例を示す図である。電池システム1は、図示しない電気負荷に電力を供給可能に構成される。たとえば、電池システム1は、走行用モータを備えた電動車両(ハイブリッド自動車あるいは電気自動車等)に搭載され、走行用モータとの間で電力を授受する。
電池システム1は、第1並列ブロック10Xと、第2並列ブロック10Yと、電流センサ20と、ECU(Electronic Control Unit)100とを備える。第1並列ブロック10Xは、並列に接続された5つの電池セルBと、電圧センサ12と、温度センサ14とを備える。第2並列ブロック10Yも、第1並列ブロック10Xと同様に、並列に接続された5つの電池セルBと、電圧センサ12と、温度センサ14とを備える。第2並列ブロック10Yは、第1並列ブロック10Xに直列に接続される。電池セルBの各々は、電気負荷に供給するための電力を蓄える二次電池である。
第1並列ブロック10Xの電圧センサ12は、第1並列ブロック10Xの電圧(以下「第1ブロック電圧V」ともいう)を検出し、検出結果をECU100に出力する。第2並列ブロック10Yの電圧センサ12は、第2並列ブロック10Yの電圧(以下「第2ブロック電圧V」ともいう)を検出し、検出結果をECU100に出力する。
第1並列ブロック10Xの温度センサ14は、第1並列ブロック10Xの温度(以下「第1ブロック温度T」ともいう)を検出し、検出結果をECU100に出力する。第2並列ブロック10Yの温度センサ14は、第2並列ブロック10Yの温度(以下「第2ブロック温度T」ともいう)を検出し、検出結果をECU100に出力する。
電流センサ20は、直接に接続された第1並列ブロック10Xおよび第2並列ブロック10Yを流れる電流iを検出し、検出結果をECU100に出力する。
ECU100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵する。ECU100は、各センサからの情報およびメモリに記憶された情報に基づいて所定の演算処理を実行するように構成される。
なお、図1には各並列ブロック10X,10Y内に5つの電池セルBを設ける例を示したが、各並列ブロック内に設けられる電池セルBの数は5つに限定されるものではなく、2つ以上であればよい。また、図1には2つの並列ブロック10X,10Yが直列に接続される例を示したが、直列に接続される並列ブロックの数は2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。
<並列ブロック内の断線セル数(断線本数)の算出>
上述のように、本実施の形態による電池システム1は、並列に接続された5つの電池セルBを各々が有する2つの並列ブロック10X,10Yが直列に接続されて構成される。
したがって、各並列ブロック内10X,10Yにおいて、断線によって通電しなくなった電池セルB(以下「断線セル」ともいう)が存在する場合であっても、断線していない残りの電池セルB(以下「残存セル」ともいう)からの電力供給を継続することが可能である。しかしながら、残存セルに負荷が集中することになるため、断線セルの数を把握することなく電力制御を行なうと、残存セルに対して過剰な負荷が掛かり、残存セルの劣化を早めてしまうことが懸念される。そのため、電池システム1においては、各並列ブロック10X,10Y内の断線の有無を検出するだけでなく、各並列ブロック10X,10Y内の断線セルの数(以下「断線本数」ともいう)を適切に把握し、その上で残存セルの数に見合った電力制御を行なうことが望ましい。
そこで、本実施の形態によるECU100は、以下に示す手法で各並列ブロック10X,10Y内の断線本数(断線セルの数)を算出する。なお、以下では、第1並列ブロック10X内の断線本数を算出する手法を中心に説明する。第2並列ブロック10Y内の断線本数についても、第1並列ブロック10X内の断線本数を算出する手法と同様の手法で算出することができる。
図2は、ECU100が第1並列ブロック10X内の断線本数を算出する際に実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、たとえば所定の周期で繰り返し実行される。
ECU100は、第1並列ブロック10Xの通電中である(電流センサ20で検出された電流iが基準値を超える)か否かを判定する(ステップS10)。
通電中である場合(ステップS10においてYES)、ECU100は、第1並列ブロック10Xの抵抗比Rrを算出する(ステップS12)。なお、第1並列ブロック10Xの抵抗比Rrは、第2並列ブロック10Yの合成抵抗Rに対する第1並列ブロック10Xの合成抵抗Rの割合(=R/R)である。
たとえば、ECU100は、第1並列ブロック10Xの電圧センサ12で検出された第1ブロック電圧Vを電流センサ20で検出された電流iで除算した値(=V/i)を第1並列ブロック10Xの合成抵抗Rとして算出し、第2並列ブロック10Yの電圧センサ12で検出された第2ブロック電圧Vを電流センサ20で検出された電流iで除算した値(=V/i)を第2並列ブロック10Yの合成抵抗Rとして算出する。そして、ECU100は、第1並列ブロック10Xの合成抵抗Rを第2並列ブロック10Yの合成抵抗Rで除算した値(=R/R)を第1並列ブロック10Xの抵抗比Rrとして算出する。
なお、第1並列ブロック10Xの抵抗比Rrの算出手法は、上記の手法に限定されるものではない。たとえば、電流iを用いることなく、第1ブロック電圧Vを第2ブロック電圧Vで除算した値(=V/V)を第1並列ブロック10Xの抵抗比Rrとして算出するようにしてもよい。
次いで、ECU100は、第1並列ブロック10Xの温度センサ14で検出された第1ブロック温度Tと第2並列ブロック10Yの温度センサ14で検出された第2ブロック温度Tとの温度差ΔT(=|T-T|)が所定値ΔTth未満であるか否かを判定する(ステップS14)。この判定は、ステップS12で算出された抵抗比Rrに、温度差ΔTによる一時的なばらつきが含まれていないことを確認するための処理である。
温度差ΔTが所定値ΔTthを超える場合(ステップS14においてNO)、ステップS12で算出された抵抗比Rrに温度差ΔTによる一時的なばらつきが多く含まれており断線本数の算出精度を確保できないおそれがあるため、以降の処理をスキップしてリターンへと処理を移す。
温度差ΔTが所定値ΔTth未満である場合(ステップS14においてYES)、ステップS12で算出された抵抗比Rrに温度差ΔTによる一時的なばらつきがほとんど含まれていないと考えられるため、ECU100は、ステップS12以降の処理を行なう。
具体的には、ECU100は、まず、ステップS12で算出された抵抗比Rrにメモリに記憶されている補正係数Kを乗じた値(=Rr×K)を、第1並列ブロック10Xの学習抵抗比Rraとして算出する(ステップS16)。
ここで、補正係数Kは、抵抗比Rrに含まれる断線以外のばらつき(製造ばらつき、摩耗劣化ばらつきなど)を抵抗比Rrから取り除くように抵抗比Rrを補正するための係数である。したがって、学習抵抗比Rra(=Rr×K)は、抵抗比Rrから断線以外のばらつきが取り除かれた値となる。これにより、断線による抵抗比を精度よく算出することができる。なお、補正係数Kは、後述するステップS54で算出されてメモリに記憶されている。
次いで、ECU100は、第1並列ブロック10X内において新たな断線が生じたか否かを判定するための断線閾値Rthを、下記の式(1)を用いて算出する(ステップS20)。
断線閾値Rth=[並列数/{並列数-(断線本数+1)}]+誤差 …(1)
式(1)において、「並列数」は、第1並列ブロック10X内で並列に接続される電池セルBの数(固定値。本実施の形態においては「5」)である。「断線本数」は、並列ブロック10X内の断線セルの数であり、後述するステップS50で算出されてメモリに記憶されている。なお、断線本数の初期値は0である。「誤差」は、実験等によって得られる値(固定値)である。
ECU100は、メモリに記憶されている断線本数を上記式(1)に代入することによって断線閾値Rthを算出する。断線閾値Rthが上記(1)で算出されることによって、断線閾値Rthは、断線本数が新たに1本増加したと仮定した場合の第1並列ブロック10Xの抵抗比Rrを示す値となる。なお、式(1)から理解できるように、断線本数が増加したことに応じて、断線閾値Rthは増加することになる。
次いで、ECU100は、ステップS16で算出された学習抵抗比RraがステップS20で算出された断線閾値Rthよりも大きいか否かを判定する(ステップS22)。
学習抵抗比Rraが断線閾値Rthよりも小さい場合(ステップS22においてNO)、ECU100は、新たな断線は生じていないと判定し、メモリに記憶されている断線カウンタ(後述)をクリアする(ステップS24)。
一方、学習抵抗比Rraが断線閾値Rthよりも大きい場合(ステップS22においてYES)、新たな断線が生じている可能性があるため、ECU100は、メモリに記憶されている断線カウンタをアップする(ステップS40)。なお、断線カウンタは、学習抵抗比Rraが断線閾値Rthよりも大きいと判定された回数を示すパラメータである。
次いで、ECU100は、断線カウンタが所定値に達したか否かを判定する(ステップS42)。断線カウンタが所定値に達していない場合(ステップS42においてNO)、ECU100は、以降の処理をスキップしてリターンへと処理を移す。この際、断線カウンタはクリアされることなく現在の値に維持される。
断線カウンタが所定値に達した場合(ステップS42においてYES)、新たな断線によって学習抵抗比Rraが断線閾値Rthよりも大きい状態が継続していると考えられるため、ECU100は、新たな断線が生じたと判定してメモリに記憶されている断線本数を1本増加する(ステップS50)。
その後、ECU100は、補正係数Kの学習を行なう(ステップS52,S54)。具体的には、ECU100は、第1並列ブロック10Xの断線本数による抵抗比Rrbを下記の式(2)を用いて算出する(ステップS52)。
抵抗比Rrb=並列数/(並列数-断線本数) …(2)
そして、ECU100は、ステップS52で算出された抵抗比Rrbの逆数(=1/Rrb)を補正係数Kとして算出し、算出された補正係数Kをメモリに記憶する(ステップS54)。その後、ECU100は、断線カウンタをクリアする(ステップS56)。
図3は、並列ブロック10X内で断線が生じた場合の学習抵抗比Rra、断線閾値Rth、断線カウンタ、断線本数、補正係数Kの変化の一例を示す図である。なお、図3には、時刻t1に1本目の断線が生じた例が示されている。
時刻t1以前においては、断線本数が0本である。この場合、断線閾値Rthは、断線本数が0本から1本に増加したと仮定した場合の抵抗比Rrを示す値に設定される(式(1)参照)。したがって、断線本数が0本である時刻t1以前においては、学習抵抗比Rraは断線閾値Rth未満で推移する。
時刻t1にて断線が生じて第1並列ブロック10X内のいずれか1つの電池セルBが通電しなくなると、第1並列ブロック10Xの合成抵抗Rは第2並列ブロック10Yの合成抵抗Rよりも大きくなるため、学習抵抗比Rra(=Rr×K)は増加する。そして、時刻t2にて学習抵抗比Rraが断線閾値Rthを超えると、断線カウンタのアップが開始される。そして、時刻t3にて断線カウンタが所定値に達すると、新たな断線が生じたと判定されて、断線本数が0本から1本に増加される。
断線本数が0本から1本に増加したことに応じて、断線閾値Rthは、断線本数が1本から2本に増加したと仮定した場合の抵抗比Rrを示す値に増加される(式(1)参照)。このように、断線本数が増加したことに応じて断線閾値Rthを増加させることによって、1本目の断線だけでなく、2本目以降の断線をも適切に判定することが可能となる。
さらに、図3に示すように、断線本数が0本から1本に増加したことに応じて、補正係数Kが減少される。このように、断線本数が増加したこと(すなわち残存セルが減少したこと)に応じて補正係数Kを減少させることによって、2本目以降の断線が生じた場合であっても、学習抵抗比Rra(=Rr×K)の算出精度が低下することを抑制することができる。そのため、2本目以降の断線をより適切に判定することが可能となる。
以上のように、本実施の形態による電池システム1は、並列に接続された5つの電池セルBを各々が有する2つの並列ブロック10X,10Yと、ECU100とを備える。ECU100は、第1並列ブロック10Xの抵抗比Rr(=R/R)に補正係数Kを乗じた値(=Rr×K)を第1並列ブロック10Xの学習抵抗比Rraとして算出する。そして、ECU100は、学習抵抗比Rraが断線閾値Rthを超えた回数(断線カウンタ)が所定値に達した場合、第1並列ブロック10X内の断線本数を増加させるとともに、断線本数が増加したことに応じて断線閾値Rthを増加させる。このように、断線本数が増加したことに応じて断線閾値Rthを増加させることによって、1本目の断線だけでなく、2本目以降の断線をも適切に判定することが可能となる。
<変形例>
上述の実施の形態においては、断線本数の算出精度を向上させる観点から、学習抵抗比Rraが断線閾値Rthを超えた回数を断線カウンタとしてカウントし、断線カウンタが所定値に達した場合に断線本数を増加させる例を示した。しかしながら、断線カウンタをカウントすることなく、学習抵抗比Rraが断線閾値Rthを超えた場合に断線本数を増加させるようにしてもよい。すなわち、図2において、断線カウンタに関連する処理(ステップS24,S40,S42,S56)を省略するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、図2のステップS22において、ステップS16で算出された学習抵抗比Rraを断線閾値Rthと比較する例を示した。しかしながら、図2のステップS22において、ステップS12で算出された抵抗比Rrを断線閾値Rthと直接比較するようにしてもよい。この場合においては、図2において、学習抵抗比Rraの算出に関連する処理(ステップS16,S52、S54)を省略することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電池システム、10X 第1並列ブロック、10Y 第2並列ブロック、12 電圧センサ、14 温度センサ、20 電流センサ、100 ECU、B 電池セル。

Claims (1)

  1. 並列に接続された複数のセルを有する第1並列ブロックと、
    前記第1並列ブロックに直列に接続され、並列に接続された複数のセルを有する第2並列ブロックと、
    前記第1並列ブロック内の断線によって通電しなくなったセルの数を断線セル数として算出するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記第2並列ブロックの抵抗に対する前記第1並列ブロックの抵抗の割合を前記第1並列ブロックの抵抗比として算出し、
    前記第1並列ブロックと前記第2並列ブロックとの温度差が所定値未満である場合に、前記第1並列ブロックの抵抗比が断線閾値を超えたことに応じて前記断線セル数を増加させ、
    前記断線セル数が増加したことに応じて前記断線閾値を増加させる、電池システム。
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