JP7054716B2 - 内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents

内燃機関の過給圧制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7054716B2
JP7054716B2 JP2020047215A JP2020047215A JP7054716B2 JP 7054716 B2 JP7054716 B2 JP 7054716B2 JP 2020047215 A JP2020047215 A JP 2020047215A JP 2020047215 A JP2020047215 A JP 2020047215A JP 7054716 B2 JP7054716 B2 JP 7054716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boost pressure
intake air
temperature
threshold temperature
reduction control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020047215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021148035A (ja
Inventor
克明 渋木
勝史 橋本
敏 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2020047215A priority Critical patent/JP7054716B2/ja
Priority to CN202110218202.3A priority patent/CN113494381B/zh
Priority to US17/195,559 priority patent/US11333089B2/en
Publication of JP2021148035A publication Critical patent/JP2021148035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7054716B2 publication Critical patent/JP7054716B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D45/00Electrical control not provided for in groups F02D41/00 - F02D43/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • F02D41/0007Controlling intake air for control of turbo-charged or super-charged engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/12Control of the pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/12Control of the pumps
    • F02B37/22Control of the pumps by varying cross-section of exhaust passages or air passages, e.g. by throttling turbine inlets or outlets or by varying effective number of guide conduits
    • F02B37/225Control of the pumps by varying cross-section of exhaust passages or air passages, e.g. by throttling turbine inlets or outlets or by varying effective number of guide conduits air passages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M31/00Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture
    • F02M31/20Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/04Engine intake system parameters
    • F02D2200/0414Air temperature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/04Engine intake system parameters
    • F02D2200/0418Air humidity
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/50Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle or its components
    • F02D2200/501Vehicle speed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

本発明は、過給機を備える内燃機関の過給圧制御装置に関する。
過給機を備えた自動車等の内燃機関においては、コンプレッサにより吸気を圧縮することで過給圧を上昇させ、それにより出力を増加させる。過給圧を上昇させると、それによって圧縮された吸気の温度が上昇し、そのような吸気温度の上昇は、ノッキング等の異常燃焼の発生の原因になる。そこで、従来、吸気通路中にインタークーラを設け、吸気を冷却することが行われている。
吸気がインタークーラによって冷却されると、インタークーラの内部又は下流側において凝縮水が発生する場合がある。こうした凝縮水の発生は、インタークーラの腐食や、ウォーターハンマ等の発生による内燃機関の損傷の原因になるため、確実に防止することが望ましい。
こうした問題に対して、たとえば特許文献1に記載の内燃機関の制御装置では、内燃機関の燃焼室に吸入される吸気の湿度を検出し、当該湿度が高い場合に過給圧を下げる制御を行うことで凝縮水の発生を抑制するようにしている。
特開2015-78637号公報
吸気が高温多湿の状態にある場合、吸気中に多量に存在する水分がインタークーラで冷却されることにより、インタークーラの内部又は下流側で凝縮水が発生する可能性が高くなる。このとき、発生した凝縮水が、過給機により上昇した過給圧によって、一度に多量に内燃機関の燃焼室に取り込まれると、失火が発生するおそれがある。また、吸気が低温多湿の状態にある場合、吸気中の多量の水分がインタークーラにより過度に冷却されることで凝縮し、その内部又は下流側で凍結する場合がある。
これに対し、特許文献1の技術では、吸気の温度を考慮することなく、吸気の湿度に基づいて過給圧を制御しているため、上記のような高温多湿条件又は低温多湿条件で凝縮水の発生を防止することは困難である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、多量の凝縮水の発生による内燃機関の失火やインタークーラの凍結を抑制できるとともに、そのような不具合が生じにくい条件において、過給応答性の低下を抑制することができる内燃機関の過給圧制御装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る内燃機関の過給圧制御装置は、車両に搭載された内燃機関(実施形態における(以下、本項において同じ)エンジン1)の吸気をコンプレッサ123によって圧縮し、過給する過給機12と、コンプレッサ123によって圧縮された吸気を冷却するインタークーラ3と、車両の要求に基づいて設定される目標過給圧PBCMDに基づき、過給機12による過給圧PBを制御する過給圧制御手段(ECU20)と、コンプレッサ123の上流側の吸気の温度を吸気温度TIとして取得する吸気温度取得手段(吸気温度センサ23)と、車両の速度である車速VPを取得する車速取得手段(車速センサ25)と、を備え、過給圧制御手段は、取得された吸気温度TIが、所定の第1しきい値温度TTHR1以上、又は第1しきい値温度TTHR1よりも低い所定の第2しきい値温度TTHR2以下であり、かつ、前記取得された車速VPが所定値VTHR以上である場合に、過給圧PBを目標過給圧PBCMDよりも低い値に低減する過給圧低減制御を実行する(図3のステップ301、302、306)とともに、吸気温度が、第1しきい値温度TTHR1未満で、かつ第2しきい値温度TTHR2より高い場合、又は前記車速が前記所定値未満である場合に、過給圧低減制御の実行を禁止する(ステップ301、302、307)ことを特徴とする。
この構成によれば、過給圧制御手段は、取得された吸気温度が、所定の第1しきい値温度以上であるか、又は、第1しきい値温度よりも低い所定の第2しきい値温度以下であり、かつ、前記取得された車速が所定値以上である場合に、過給圧を目標過給圧よりも低い値に低減する過給圧低減制御を実行する。
このように、湿度が高い場合にインタークーラの内部又は下流側に多量の凝縮水が発生しやすい所定の高温条件において、又は湿度が高い場合にインタークーラの内部又は下流側で凍結が発生しやすい所定の低温条件において、かつ、所定の高車速条件を満たす場合にのみ、過給圧低減制御を実行し、過給圧を目標過給圧よりも低い値に低減する。これにより、過給による吸気流量を低減することによって、多量の凝縮水の吸い込みによる内燃機関の失火や、過度の冷却によるインタークーラの内部又は下流側の凍結を抑制することができる。また、上記の温度条件又は車速条件のいずれかを満たさない場合には、過給圧低減制御の実行を禁止するので、多量の凝縮水が発生しにくい条件において、過給応答性の低下を抑制することができる。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の過給圧制御装置において、コンプレッサ123の上流側の吸気の湿度を表す吸気湿度パラメータを取得する吸気湿度パラメータ取得手段(ワイパーセンサ26)をさらに備え、過給圧制御手段は、吸気温度TIが、第1しきい値温度TTHR1以上又は第2しきい値温度TTHR2以下であり、取得された車速VPが所定値VTHR以上であり、かつ、取得された吸気湿度パラメータによって表される湿度が所定値以上である場合に、過給圧低減制御を実行する(ステップ301~306)とともに、吸気温度TIが、第1しきい値TTHR1温度未満、かつ第2しきい値温度TTHR1より高いか、車速VPが所定値VTHR未満であるか、又は吸気湿度パラメータによって表される湿度が所定値未満である場合に、過給圧低減制御の実行を禁止する(ステップ301~305、307)ことを特徴とする。
この構成によれば、過給圧制御手段は、吸気温度が、所定の第1しきい値温度以上であるか、又は、第1しきい値温度よりも低い第2しきい値温度以下であり、かつ、取得された車速が所定値以上であり、かつ、取得された吸気湿度パラメータによって表される湿度が所定値以上である場合に、過給圧低減制御を実行する。
このように、所定の高温又低温の条件で、かつ、所定の高車速条件及び所定の高湿度条件を満たす場合にのみ、過給圧低減制御を実行し、過給圧を目標過給圧よりも低い値に低減する。これにより、多量の凝縮水の吸い込みによる内燃機関の失火や、過度な冷却の促進によるインタークーラの内部又は下流側の凍結を抑制するという効果を、より良好に得ることができる。また、上記の温度条件、車速条件、及び湿度条件のいずれかを満たさない場合には、過給圧低減制御の実行を禁止するので、多量の凝縮水が発生しにくい条件において、過給応答性の低下をより抑制することができる。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項2に記載の内燃機関の過給圧制御装置において、吸気湿度パラメータは、ワイパーの作動信号であり、過給圧制御手段は、吸気温度が、第1しきい値温度以上又は第2しきい値温度以下であり、取得された車速が所定値以上であり、かつ、取得されたワイパーの作動信号が、ワイパーの連続作動を表す場合に、過給圧低減制御を実行する(ステップ301~306)とともに、吸気温度が、第1しきい値温度未満、かつ第2しきい値温度より高いか、車速が所定値未満であるか、又は取得されたワイパーの作動信号が、ワイパーの連続作動を表さない場合に、過給圧低減制御の実行を禁止する(ステップ301~305、307)ことを特徴とする。
この構成によれば、吸気湿度パラメータは、ワイパーの作動信号であり、過給圧制御手段は、吸気温度が、第1しきい値温度以上又は第2しきい値温度以下であり、かつ、取得された車速が所定値以上であり、かつ、取得されたワイパーの作動信号が、ワイパーの連続作動を表す信号である場合に、過給圧低減制御を実行する。
このように、ワイパーの連続作動を表す信号を取得した場合に、所定の高湿度条件を満たしたと判定するので、より簡易な構成で所定の高湿度条件を満たすか否かを判定することができる。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の過給圧制御装置において、過給圧低減制御の実行時、過給圧PBの低減による内燃機関のトルクの低下を補償するために、過給圧低減制御の非実行時よりも、スロットル弁13の開度の増加によって吸入空気量を増加させるトルク補償手段(ECU20、ステップ308)をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、過給圧低減制御の実行時に、トルク補償手段により、過給圧低減制御の非実行時よりも、スロットル弁の開度の増加によって吸入空気量を増加させる。これにより、過給圧低減制御の実行による過給圧の低減によるトルクの減少分を補償することができ、ドライバビリティ及び燃費の悪化を抑制することができる。
内燃機関の構成を模式的に示す図である。 内燃機関の制御装置の構成を示すブロック図である。 過給圧の制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1に示すように、内燃機関(以下「エンジン」という)1は、車両に搭載され、例えば直列の4つの気筒6を有するとともに、気筒6の燃焼室(図示せず)内に燃料を直接、噴射する直噴エンジンである。各気筒6には、燃料噴射弁7、点火プラグ8、吸気弁及び排気弁(いずれも図示せず)が設けられている。
また、エンジン1は、吸気通路2、排気通路11、及び過給機としてのターボチャージャ12を備えている。吸気通路2はサージタンク4に接続され、サージタンク4は、吸気マニホルド5を介して各気筒6の燃焼室に接続されている。吸気通路2には、上流側から順に、ターボチャージャ12の後述するコンプレッサ123、ターボチャージャ12で加圧された空気を冷却するためのインタークーラ3、及びスロットル弁13が設けられている。スロットル弁13は、スロットル(TH)アクチュエータ13aによって駆動される。サージタンク4には、過給圧PBを検出する過給圧センサ21が設けられ、吸気通路2には、吸入空気流量GAIRを検出する吸入空気流量センサ22が設けられているとともに、吸気温度TIを検出する吸気温度センサ23が設けられている。
ターボチャージャ12は、排気通路11に設けられ、排ガスの運動エネルギにより回転駆動されるタービン121と、吸気通路2に設けられ、シャフト122を介してタービン121に連結されたコンプレッサ123を備えている。コンプレッサ123は、エンジン1に吸入される空気(吸気)を加圧し、過給を行う。吸気通路2には、コンプレッサ123をバイパスするバイパス通路16が接続されており、バイパス通路16には、バイパス通路16を通過する空気の流量を調整するためのエアバイパス弁(AB弁)17が設けられている。
排気通路11は、排気マニホルド10を介して各気筒6の燃焼室に接続されている。排気通路11には、タービン121をバイパスするバイパス通路14が接続されている。バイパス通路14の下流側の接続部には、バイパス通路11を通過する排気の流量を調整するためのウェイストゲート弁(以下「WG弁」という)15が設けられている。WG弁15は、ターボチャージャ12による過給によって過給圧PBが上昇し、それに伴い排圧(タービン121の上流側の排気圧)が所定値以上となった場合に開弁するように制御される。それにより、排圧がバイパス通路11を介してタービン121の下流側に逃がされることで、過給圧が調整される。WG弁15には、WG弁15の開度WGAを検出する弁開度センサ24が設けられている。
図2は、エンジン1の制御装置の構成を示す。電子制御ユニット(以下、ECUという。)20は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU20には、前述した過給圧センサ21、吸入空気流量センサ22、吸気温度センサ23、弁開度センサ24の他、車両の速度を検出する車速センサ25、ワイパーの作動状態を検出するワイパーセンサ26などが接続されており、それらの検出信号が逐次、入力される。ECU20の出力側には、燃料噴射弁7、点火プラグ8、THアクチュエータ13a、WG弁15、AB弁17などが接続されている。
図3は、本実施形態における過給圧の制御処理を示すフローチャートである。本処理は、ECU20において、所定時間ごとに繰り返し実行される。
本処理では、まずステップ301(「S301」と図示。以下同じ)において、吸気温度センサ23で検出された吸気温度TIが、所定の第1しきい値温度TTHR1以上であるか否かを判別する。この第1しきい値温度TTHR1は、吸気中の飽和水蒸気量が比較的大きく、多量の水分を含むような高い温度に設定されている。たとえば、第1しきい値温度TTHR1として、夏季の路面付近の外気温に相当する温度を設定することができる。この判別結果がYESで、吸気温度TIが第1しきい値温度TTHR1以上である場合、ステップ303に進む。この判別結果がNOで、吸気温度TIが第1しきい値温度TTHR1よりも低い場合、ステップ302に進む。
ステップ302では、吸気温度TIが、所定の第2しきい値温度TTHR2以下であるか否かを判別する。この第2しきい値温度TTHR2は、水分の凍結が生じやすい低い温度に設定されている。たとえば、第2しきい値温度TTHR2として、冬季の路面付近の外気温に相当する温度を設定することができる。この判別結果がYESで、吸気温度TIが第2しきい値温度TTHR2以下である場合、ステップ303に進む。この判別結果がNOで、吸気温度TIが第2しきい値温度TTHR2よりも高い場合、ステップ307に進む。
ステップ303では、車速センサ25で検出された車速VPが、所定のしきい値速度VTHR以上であるか否かを判別する。このしきい値速度VTHRは、車両が当該速度で走行した場合に、走行風によりインタークーラ3における吸気の冷却が促進され、凝縮水の発生が促進されるような速度に設定される。たとえば、しきい値速度VPとして、高速道路における車両の走行速度に相当する速度を設定することができる。この判別結果がYESで、車速VPがしきい値速度VTHR以上である場合、ステップ304に進む。この判別結果がNOで、車速VPがしきい値速度VTHRよりも低い場合、ステップ307に進む。
ステップ304では、ワイパーセンサ26からワイパーが作動中であることを示す信号が入力されたか否かを判別する。この判別結果がYESの場合、ステップ305に進み、判別結果がNOの場合、ステップ307に進む。ステップ305では、ワイパーセンサ26からワイパーが連続作動中であることを示す信号が入力されたか否かを判別する。この判別結果がYESの場合、ステップ306に進み、判別結果がNOの場合、ステップ307に進む。
ステップ306では、上記ステップ301~305の判別結果によって、所定の温度条件、所定の車速条件、及び所定の湿度条件が全て満たされたことにより、多量の凝縮水が発生するおそれがあると判定し、過給圧低減制御を実行する。この過給圧低減制御では、WG弁15の開度WGAを開き側に制御することによって、過給圧PBを、車両の要求に基づいて設定される目標過給圧PBCMDよりも低い値に低減する。
ステップ306に続くステップ308では、ステップ306における過給圧低減制御の実行により低下したエンジン1のトルクを補償するために、過給圧低減制御の非実行時よりもスロットル弁13の開度が増加するようにTHアクチュエータ13aを制御することで、吸入空気量を増加させる。
一方、ステップ307では、所定の温度条件、所定の車速条件、及び所定の湿度条件のいずれかが満たされなかったことにより、多量の凝縮水が発生するおそれがないと判定し、過給圧低減制御は行わず、通常制御を実行する。この通常制御では、例えば、過給圧PBが目標過給圧PBCMDになるようにフィードバック制御される。
なお、本実施形態においては、ワイパーの作動状態が降雨状況と相関性を有することから、ワイパーの作動状態をコンプレッサ123の上流側の吸気の湿度を表すパラメータとして用いている。すなわち、ステップ304及びステップ305においてワイパーの作動状態を確認するとともに、ワイパーが連続作動中であることをもって、コンプレッサ123の上流側の吸気の湿度が所定値以上であると評価している。
以上のように、本実施形態によれば、吸気温度TIが、所定の高温状態を示す第1しきい値温度TTHR1以上であるか、又は、所定の低温状態を示す第2しきい値温度TTHR2以下であり、かつ、車速VPがしきい値速度VTHR以上であり、かつ、ワイパーが連続作動中である場合に、過給圧低減制御を実行する。
したがって、所定の高温又は低温の条件で、かつ、所定の高車速条件及び所定の高湿度条件を満たす場合にのみ、過給圧PBを目標過給圧PBCMDよりも低い値に低減し、過給による吸気流量を低減することによって、多量の凝縮水の吸い込みによる内燃機関の失火や、過度の冷却によるインタークーラの凍結を抑制することができる。また、上記所定の温度条件、車速条件、及び湿度条件のいずれかを満たさない場合には、過給圧低減制御の実行を禁止し、通常制御を実行するので、多量の凝縮水が発生しにくい条件において、過給応答性の低下を抑制することができる。
また、過給圧低減制御の実行時に、過給圧PBの低減によるエンジン1のトルクの低下を補償するために、過給圧低減制御の非実行時よりもスロットル弁13の開度を増加させ、吸入空気量を増加させるので、過給圧低減制御の実行による過給圧PBの低減によるトルクの減少分を補償することができ、ドライバビリティ及び燃費の悪化を抑制することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、吸気温度センサによってコンプレッサの上流側の吸気温度を取得したが、外気温センサによって車両の外部の気温を取得し、これを吸気温度として用いてもよい。
また、実施形態では、コンプレッサの上流側の吸気の湿度を表すパラメータとして、ワイパーセンサによるワイパーの作動状態を表す信号を用いたが、これに代えて、又はこれに加えて、雨滴を検出するレインセンサからの信号や、フォグランプの作動を示す信号を用いてもよい。もちろん、吸気の湿度を湿度センサ等で検出し、その信号を用いることも可能である。
また、実施形態では、過給圧低減制御中のトルク補償のために、スロットル弁の開度を増加させるように構成したが、これに代えて、又はこれに加えて、燃料噴射弁による燃料噴射量を増加させるようにしてもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 エンジン(内燃機関)
3 インタークーラ
12 ターボチャージャ(過給機)
13 スロットル弁
20 ECU(過給圧制御手段、トルク補償手段)
23 吸気温度センサ(吸気温度取得手段)
25 車速センサ(車速取得手段)
26 ワイパーセンサ(吸気湿度パラメータ取得手段)
123 コンプレッサ
PB 過給圧
PBCMD 目標過給圧
TI 吸気温度
TTHR1 第1しきい値温度
TTHR2 第2しきい値温度
VP 車速
VTHR しきい値速度

Claims (4)

  1. 車両に搭載された内燃機関の吸気をコンプレッサによって圧縮し、過給する過給機と、
    前記コンプレッサによって圧縮された吸気を冷却するインタークーラと、
    前記車両の要求に基づいて設定される目標過給圧に基づき、前記過給機による過給圧を制御する過給圧制御手段と、
    前記コンプレッサの上流側の吸気の温度を吸気温度として取得する吸気温度取得手段と、
    前記車両の速度である車速を取得する車速取得手段と、を備え、
    前記過給圧制御手段は、
    前記取得された吸気温度が、所定の第1しきい値温度以上、又は前記第1しきい値温度よりも低い所定の第2しきい値温度以下であり、かつ、前記取得された車速が所定値以上である場合に、前記過給圧を前記目標過給圧よりも低い値に低減する過給圧低減制御を実行するとともに、
    前記吸気温度が、前記第1しきい値温度未満で、かつ前記第2しきい値温度より高い場合、又は前記車速が前記所定値未満である場合に、前記過給圧低減制御の実行を禁止することを特徴とする、内燃機関の過給圧制御装置。
  2. 記コンプレッサの上流側の吸気の湿度を表す吸気湿度パラメータを取得する吸気湿度パラメータ取得手段をさらに備え、
    前記過給圧制御手段は、
    前記吸気温度が、前記第1しきい値温度以上又は前記第2しきい値温度以下であり、前記取得された車速が所定値以上であり、かつ、前記取得された吸気湿度パラメータによって表される湿度が所定値以上である場合に、前記過給圧低減制御を実行するとともに、
    前記吸気温度が、前記第1しきい値温度未満、かつ前記第2しきい値温度より高いか、前記車速が前記所定値未満であるか、又は前記吸気湿度パラメータによって表される湿度が前記所定値未満である場合に、前記過給圧低減制御の実行を禁止することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の過給圧制御装置。
  3. 前記吸気湿度パラメータは、ワイパーの作動信号であり、
    前記過給圧制御手段は、
    前記吸気温度が、前記第1しきい値温度以上又は前記第2しきい値温度以下であり、前記取得された車速が所定値以上であり、かつ、取得されたワイパーの作動信号が、前記ワイパーの連続作動を表す場合に、前記過給圧低減制御を実行するとともに、
    前記吸気温度が、前記第1しきい値温度未満、かつ前記第2しきい値温度より高いか、前記車速が前記所定値未満であるか、又は前記取得されたワイパーの作動信号が、前記ワイパーの連続作動を表さない場合に、前記過給圧低減制御の実行を禁止することを特徴とする、請求項2に記載の内燃機関の過給圧制御装置。
  4. 前記過給圧低減制御の実行時、前記過給圧の低減による前記内燃機関のトルクの低下を補償するために、前記過給圧低減制御の非実行時よりも、スロットル弁の開度の増加によって吸入空気量を増加させるトルク補償手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の過給圧制御装置。
JP2020047215A 2020-03-18 2020-03-18 内燃機関の過給圧制御装置 Active JP7054716B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020047215A JP7054716B2 (ja) 2020-03-18 2020-03-18 内燃機関の過給圧制御装置
CN202110218202.3A CN113494381B (zh) 2020-03-18 2021-02-26 内燃机的增压压力控制装置
US17/195,559 US11333089B2 (en) 2020-03-18 2021-03-08 Supercharging pressure control device for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020047215A JP7054716B2 (ja) 2020-03-18 2020-03-18 内燃機関の過給圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021148035A JP2021148035A (ja) 2021-09-27
JP7054716B2 true JP7054716B2 (ja) 2022-04-14

Family

ID=77746593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020047215A Active JP7054716B2 (ja) 2020-03-18 2020-03-18 内燃機関の過給圧制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11333089B2 (ja)
JP (1) JP7054716B2 (ja)
CN (1) CN113494381B (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078637A (ja) 2013-10-16 2015-04-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の制御装置
JP2015175329A (ja) 2014-03-17 2015-10-05 株式会社デンソー 内燃機関の制御装置
JP2017008724A (ja) 2015-06-16 2017-01-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の制御装置及びスロットル弁保護装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3713918B2 (ja) * 1997-08-29 2005-11-09 いすゞ自動車株式会社 エンジンの燃料噴射方法及びその装置
JP3287297B2 (ja) * 1998-02-10 2002-06-04 トヨタ自動車株式会社 燃料ポンプの制御装置
FR2790283B1 (fr) * 1999-02-26 2002-01-04 Magneti Marelli France Procede et systeme de controle de la pression d'une pompe a carburant a haute pression pour l'alimentation d'un moteur a combustion interne
JP3606112B2 (ja) * 1999-06-17 2005-01-05 日産自動車株式会社 ディーゼルエンジンの制御装置
JP4327183B2 (ja) * 2006-07-31 2009-09-09 株式会社日立製作所 内燃機関の高圧燃料ポンプ制御装置
GB2475274B (en) * 2009-11-12 2016-06-15 Gm Global Tech Operations Llc Device and method for compressor and charge air cooler protection in an internal combustion engine
US8974346B2 (en) * 2012-11-08 2015-03-10 Ford Global Technologies, Llc Method and system to control vehicle operation
US20140251275A1 (en) * 2013-03-08 2014-09-11 Cummins Inc. Fuel injector fueling equalization system and method
US9303583B2 (en) * 2014-01-14 2016-04-05 Ford Global Technologies, Llc Robust direct injection fuel pump system
JP6477435B2 (ja) * 2015-11-12 2019-03-06 株式会社デンソー 燃焼システムの推定装置
JP6477433B2 (ja) * 2015-11-12 2019-03-06 株式会社デンソー 燃焼システムの推定装置
JP6950587B2 (ja) * 2018-03-07 2021-10-13 マツダ株式会社 エンジンの過給装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078637A (ja) 2013-10-16 2015-04-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の制御装置
JP2015175329A (ja) 2014-03-17 2015-10-05 株式会社デンソー 内燃機関の制御装置
JP2017008724A (ja) 2015-06-16 2017-01-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の制御装置及びスロットル弁保護装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN113494381B (zh) 2023-05-16
JP2021148035A (ja) 2021-09-27
US11333089B2 (en) 2022-05-17
US20210293192A1 (en) 2021-09-23
CN113494381A (zh) 2021-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7047740B2 (en) Boost pressure estimation apparatus for internal combustion engine with supercharger
JP6141746B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5853403B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US20120279216A1 (en) Control apparatus for internal combustion engine with supercharger
US20120240571A1 (en) Control device for internal combustion engine
US8813493B2 (en) Supercharger control device for an internal combustion engine
US20160348578A1 (en) Control device for internal combustion engine
KR101826551B1 (ko) 엔진 제어 장치 및 방법
US9328676B2 (en) Supercharged engine diagnostics method and associated engine
JP5786970B2 (ja) 内燃機関の制御装置
CN109973279B (zh) 内燃机的控制装置
JP4710666B2 (ja) Egrシステムの制御方法及びegrシステム
JP4601695B2 (ja) 内燃機関の電動過給機制御装置
JP2007303294A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
KR102144759B1 (ko) 내연 기관의 제어 방법 및 제어 장치
JP5531987B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP7054716B2 (ja) 内燃機関の過給圧制御装置
CN110637150B (zh) 压缩天然气发动机的进气排气构造
KR102588946B1 (ko) 차량의 서지 발생 방지방법
JP6971349B2 (ja) 内燃機関の過給圧制御装置
JP2008115792A (ja) 過給制御装置
JP5970894B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2002213247A (ja) 内燃機関の過給圧制御装置
JP2008115786A (ja) 内燃機関の過給システム
JP3357089B2 (ja) エンジンの過給圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7054716

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150