JP7052882B2 - 試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラ - Google Patents

試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラ Download PDF

Info

Publication number
JP7052882B2
JP7052882B2 JP2020554762A JP2020554762A JP7052882B2 JP 7052882 B2 JP7052882 B2 JP 7052882B2 JP 2020554762 A JP2020554762 A JP 2020554762A JP 2020554762 A JP2020554762 A JP 2020554762A JP 7052882 B2 JP7052882 B2 JP 7052882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
analyzer
housing
sample pretreatment
pretreatment device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020554762A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020090159A1 (ja
Inventor
訓明 金丸
晶子 馬場
俊介 渥美
宏明 村上
庸助 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2020090159A1 publication Critical patent/JPWO2020090159A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7052882B2 publication Critical patent/JP7052882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/02Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
    • G01N35/04Details of the conveyor system
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/0099Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor comprising robots or similar manipulators
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/72Mass spectrometers
    • G01N30/7233Mass spectrometers interfaced to liquid or supercritical fluid chromatograph
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N2035/00178Special arrangements of analysers
    • G01N2035/00306Housings, cabinets, control panels (details)
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/02Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
    • G01N35/04Details of the conveyor system
    • G01N2035/0401Sample carriers, cuvettes or reaction vessels
    • G01N2035/0403Sample carriers with closing or sealing means
    • G01N2035/0405Sample carriers with closing or sealing means manipulating closing or opening means, e.g. stoppers, screw caps, lids or covers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/24Automatic injection systems

Landscapes

  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

本発明は、分析装置での分析対象である液体試料に関して、所定成分の除去、所定成分の標識化、濃縮、或いは希釈などの前処理に関連した一連の作業や処理を実行する試料前処理装置、該装置を含み該装置で前処理された液体試料を分析する分析システム、及び、該分析システムに用いられるオートサンプラに関する。本発明に係る試料前処理装置は、特に、多数の検体を順次自動的に分析するために、オートサンプラを備えた液体クロマトグラフ装置(LC)や液体クロマトグラフ質量分析装置(LC-MS)、と組み合わせて用いるのに好適である。
近年、LCやLC-MSなどを用いた化学分析は様々な分野で広く利用されており、その利用が広まるに伴い、分析の効率化や省力化が強く求められるようになっている。こうした分析装置では、多数の試料を自動的に選択して順次分析するために、予め用意された多数の試料の中から所定のプログラムに従って適宜試料を選択し、その試料を所定量だけ採取して分析装置へと送る、という動作を実行するオートサンプラが利用されている。
LCやLC-MSなどの分析装置を用いた分析では、分析対象である試料(検体)に対する前処理が実施されることがしばしばある。例えば、分析対象である試料が、血液(全血、血清、血漿、濾紙血など)、尿などの生体由来の試料であり、該試料中の特定の成分の定量分析を行うような場合、分析に不要な又は障害となる不要な成分を除去したり、特定の成分を標識したり、或いは、特定の成分を抽出したりする前処理が一般に行われる(特許文献1など参照)。
例えば大量の検体を効率良く分析する必要がある研究機関や受託分析事業所などでは、大量の検体についての試料前処理を行うために、比較的大規模な前処理装置が用いられている。こうした前処理装置は、通常、液体状の試薬や試料を分注するためのピペットや小型のポンプ等を備えた分注機構と、ウェルプレートやバイアルラック等のラボウェアを把持して前処理の各工程を行うユニットの間で搬送するための搬送機構、という二つの可動機構を独立に備えている。そのため、分析装置と比較してもかなり大形である。また、一般にこうした大規模な前処理装置はスタンドアロン型の装置であり、前処理の終了した試料が収容されているラボウェアは、作業者の手作業により前処理装置から分析装置に搬送される。
特開2016-170079号公報
上述したように従来の試料前処理装置では、該装置で前処理された液体試料が収容されているラボウェアを作業者自身が該装置から取り出し、分析装置のオートサンプラの所定位置にセットする必要がある。そのため、人手が掛かり、分析コストの増加や分析効率の低下に繋がる場合がある。また、使用される試薬が人体に有害なものである場合もあるため、作業者は前処理済みの試料が収容されたラボウェアを分析装置へ搬送する際に細心の注意を払う必要があり、作業者への負担が大きい。
さらにまた、従来の試料前処理装置では、分注機構や搬送機構の構造が複雑であるため、装置がかなり大形である。そのため、試料前処理装置を設置するのに広い面積を必要とし、設置場所の制約が大きい。その結果、試料前処理装置と分析装置とを近接して配置できない場合も多く、上述した作業者によるラボウェアの搬送作業は一層面倒で手間が掛かる。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その主たる目的は、前処理済みの液体試料を、人手を介することなく分析装置の試料載置部に搬送することができる試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラを提供することである。
また、本発明の他の目的は、小形化により設置面積の縮小化や装置レイアウトの自由度の向上を図るとともに、装置自体のコストを低減することができる試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラを提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明の第1の態様の試料前処理装置は、分析装置で分析される試料の前処理を行う試料前処理装置であって、
前記試料前処理装置の外形を形成する筐体と、
前記筐体の、前記分析装置が位置する側の壁面、に形成された試料搬送用の開口部と、
前記筐体内で移動可能である可動体と、該可動体における前記分析装置が位置する側の面に設けられた、前記筐体内で前処理された試料が収容された試料容器を把持する把持部と、を含み、把持部を前記筐体内で移動させ、且つ、前記試料搬送用の開口部、及び、前記分析装置の筐体に形成されている開口部を通して、前記分析装置の筐体の内部にまで移動させる試料搬送部と、
前記可動体における前記分析装置が位置する側と反対側の面に設けられた、液体を吸引して吐出する分注部と、
を備える。
本発明の第1の態様の試料前処理装置において実施される前処理の内容は特に限定されないが、例えば試料が液体試料である場合、液体試料の分注、試薬の分注(液体試料への添加)、振とう・撹拌、濾過、密封などの作業や処理のうちの少なくとも一つ以上の作業や処理を実施するものとすることができる。その場合、本発明の第1の態様の試料前処理装置は、それら各作業や処理に係る一連の工程をそれぞれ実施するための複数のユニットやステージを筐体内に備える。
本発明の第1の態様の試料前処理装置は、典型的には、分析装置の側方に近接して設置される。分析装置がそれぞれ独立した筐体を有する複数のユニットから構成される場合、本発明の第1の態様の試料前処理装置は、その複数のユニットのうちの、最初に試料がセットされるべきユニットの側方に設置される。この試料前処理装置において、外形を形成する筐体の、分析装置が位置する側の壁面には、適宜の大きさの試料搬送用開口部が形成されている。また、この試料前処理装置の試料搬送用開口部に面して、つまりは隣り合って、分析装置の筐体にも同程度の大きさの開口部が形成されている。
本発明の第1の態様の試料前処理装置において、試料搬送部の把持部は、当該装置の筐体内で前処理が終了した試料が収容された試料容器を把持する。この試料容器は例えば、多数の小形のバイアルが収容されたバイアルラック、或いは、試料を収容する多数のウェルが形成されたマイクロウェルプレートやディープウェルプレートなどである。試料搬送部は、試料容器を把持した状態である把持部を、その試料前処理装置側の開口部と分析装置側の開口部との両方を通過させて該分析装置の筐体内部まで移動させる。そして、試料容器が分析装置の筐体内の所定位置に来たときに、把持部は把持を解除して試料容器を離脱させる。それにより、前処理の終了した試料が収容された試料容器を、分析装置の筐体内の所定位置に自動的にセットする。
このようにして本発明の第1の態様の試料前処理装置では、前処理済みの試料が収容された試料容器を、例えば隣接して設置されている分析装置の筐体内の所定位置に、人手を介することなく自動的に搬送することができる。なお、分析装置の筐体内の所定位置とは、例えばオートサンプラやラックチェンジャの内部であってバイアルラックやウェルプレートが収容される位置とすることができる。
また本発明の第1の態様の試料前処理装置において、分注部は、液体試料を所定量採取したり、採取された液体試料に溶媒を追加して希釈したり、或いは、適宜の試薬を液体試料に添加したりする際に用いられる。この試料前処理装置では、分注部と把持部とが独立ではなく一体的に移動する構成であるため、分注部と把持部とがそれぞれの動作を同時並行的に行えない場合があるという制約はあるものの、分注部と把持部とを移動させる機構が簡単になる。それにより、コスト低減を図ることができるとともに、そうした機構を設けるスペースを抑えることができる。
分析装置においてオートサンプラやラックチェンジャなど、多数の試料を一時的に保管する必要があるユニットでは、試料の変性等を防止するために、筐体の内部が一定温度に温調されるようになっているものがある。こうした場合、筐体の外部から内部へとアクセスできるような開口部を設けると、安定的な温調が難しくなる。
そこで、本発明の第2の態様の試料前処理装置は、本発明の第1の態様の試料前処理装置であって、
前記試料搬送用の開口部を開閉するシャッタ、をさらに備え、
前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記分析装置へと搬送する場合に前記シャッタは開状態とされ、
前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記分析装置へと搬送しない場合には前記シャッタが閉状態とされる構成とするよい。
本発明の第2の態様の試料前処理装置によれば、分析装置の筐体に設けられた開口部が開放された状態でも、試料前処理装置においてシャッタにより試料搬送用開口部を閉鎖することで、該試料前処理装置の側から分析装置の側への、又はその逆方向への空気の流れを遮断することができる。これにより、例えば試料前処理装置の内部を温調する場合には、その試料前処理装置の内部の温度の安定化を図ることができる。また、試料の搬送先である分析装置の例えばオートサンプラの内部を温調する場合には、そのオートサンプラの内部の温度の安定化を図ることができる。
また本発明の第3の態様の試料前処理装置は、本発明の第1又は第2の態様の試料前処理装置であって、
前記試料搬送用の開口部、及び、前記分析装置の開口部は、前記試料前処理装置と前記分析装置とが所定の位置関係に配置された状態において、前記把持部及び該把持部に把持された状態の前記試料容器が通過できるサイズに設定されている。
本発明の第3の態様の試料前処理装置によれば、試料搬送部は試料容器を円滑に分析装置の所定位置まで搬送することができる。
また本発明の第4の態様の試料前処理装置は、本発明の第1乃至第3の態様の試料前処理装置であって、
前記可動体は、前記筐体内で互いに直交する三軸方向に直線的に移動可能である。
本発明の第4の態様の試料前処理装置によれば、可動体が筐体内で三次元的に適宜の位置に移動することで、筐体内の様々な位置に置かれている試料容器を把持して他の位置へと円滑に移動させることができる。特に、水平方向のみならず高さ方向にも把持部の移動を可能とすることで、上述したような前処理における各工程を実施するユニットやステージが近接して配置されている場合であっても、障害物を避けながらユニット間やステージ間で試料容器を円滑に搬送することができる。
また本発明の第の態様の試料前処理装置は、本発明の第の態様の試料前処理装置であって、
前記試料搬送部は、前記把持部及び前記分注部を回転させる回転駆動機構を備えておらず、
前記把持部が、常に前記分析装置が位置する側に存在し、前記分注部が、常に前記分析装置が位置する側と反対側に存在する状態において、前記可動体が互いに直交する三軸方向に直線的に移動される構成である。
本発明の第の態様の試料前処理装置によれば、試料前処理装置の小形化を図ることができる。
また本発明の第の態様の試料前処理装置は、本発明の第の態様の試料前処理装置であって、
前記把持部はアームとグリッパとを含み、
前記アームの長さ及び前記グリッパの位置は、前記可動体が前記分析装置の位置する側の所定位置まで移動した際に、前記グリッパにより把持された前記試料容器が前記分析装置内の前記試料容器を配置すべき箇所に対応する位置となるよう、設定されているものとしている。
本発明の第の態様の試料前処理装置によれば、例えば試料前処理装置と分析装置とが或る程度離れていても、或いは、分析装置において試料容器をセットすべき箇所と試料前処理装置とが或る程度離れていても、グリッパに把持された試料容器を分析装置において試料容器をセットすべき箇所に確実に置くことができる。
さらに本発明の第の態様の試料前処理装置は、本発明の第の態様の試料前処理装置であって、
前記筐体内を上面視したとき、前記分注部が移動可能な範囲である分注操作可能領域と、前記把持部による搬送動作が可能な搬送動作可能領域と、がその一部が重なるように設定され、その重なり領域に、前処理の工程の中で分注動作と試料搬送動作との両方を要するユニットが配置され、前記重なり領域以外の前記分注操作可能領域に、前処理の工程の中で分注動作のみを要するユニットが配置され、前記重なり領域以外の前記搬送動作可能領域に、前処理の工程の中で試料搬送動作のみを要するユニットが配置されている。
例えば、上記重なり領域以外の分注操作可能領域には、前処理前の試料(主として生体試料の場合)を低温に保つ温調ユニット(又は冷却ユニット)、試薬が収容された試薬リザーバを保持する試薬リザーバユニットなどが配置され、重なり領域以外の搬送動作可能領域には、前処理済みの試料が収容された試料容器を密封するシーラーユニットや、予備の試料容器などが保管される領域が配置され、重なり領域には、例えば振とうによる撹拌や濾過を行うユニットなどが配置されるようにすることができる。
本発明の第の態様の試料前処理装置によれば、可動体に分注部と把持部とを共に設けながら、前処理に係る全ての工程の動作を円滑に実施することができる。また、前処理の各工程を順次実行する際に可動体の移動距離が短くて済むので、前処理に要する時間を短縮するのに有利である。
さらに本発明の第の態様の試料前処理装置は、本発明の第の態様の試料前処理装置であって、
前処理の工程の中で分注動作と試料搬送動作との両方を要するユニットが、真空吸引濾過ユニット及び恒温振とうユニットの少なくとも一つを含み、
前処理の工程の中で分注動作のみを要するユニットが、試薬リザーバユニットを含み、
前処理の工程の中で試料搬送動作のみを要するユニットが、シーラーユニット及び保管エリアの少なくとも一つを含むものとする。
本発明に係る上記各態様の試料前処理装置は、様々な種類の分析装置と組み合わせることができるが、特に、一つの試料に対する分析に比較的時間が掛かるために連続的な自動分析が有効である分析装置、また分析対象の試料に比較的面倒な前処理を必要とするような分析を行う分析装置との組合せに好適である。
こうしたことから、本発明の第1の態様の分析システムは、上記発明の第1~第の態様のいずれか一つの試料前処理装置と前記分析装置とを含む分析システムであって、
前記分析装置は、分析を実行する分析装置本体部と、前記分析装置本体部で分析を行う試料を複数保管しておき、前記複数の試料を順次選択し、選択した試料を採取して前記分析装置本体部へと送給するオートサンプラと、を含み、前記試料前処理装置の前記試料搬送部は前記オートサンプラへと試料を搬送する構成を有する。
本発明の第1の態様の分析システムにおいて、例えば前記分析装置本体部は、液体クロマトグラフ装置、又は液体クロマトグラフ質量分析装置であるものとすることができる。
また本発明の第2の態様の分析システムは、上記発明の第1~第の態様のいずれか一つの試料前処理装置と前記分析装置とを含む分析システムであって、
前記試料前処理装置の筐体と前記分析装置の筐体とが共通の一つの筐体によって構成されているものである。
即ち、本発明の第1の態様の分析システムでは、試料前処理装置と分析装置とが別体であり、第2の態様の分析システムでは、試料前処理装置と分析装置とが実質的に一体である。いずれの態様の分析システムでも、人手を介した試料容器の搬送が不要である。また第1の態様の分析システムでは、試料前処理装置と分析装置とを、試料搬送部による試料搬送が可能な範囲で或る程度離すことができる。それにより、システムを構成するユニットの配置の自由度が相対的に高い。一方、第2の態様の分析システムでは、筐体が共通になるのでコストの点で有利である。また、試料前処理装置から分析装置への搬送途中で試料容器が筐体の外部へ出ないので、例えば人体に有害である可能性がある物質が試料に含まれる場合の安全性が一層高まる。
また本発明に係る第1の態様のオートサンプラは、本発明の第1の態様の分析システムに用いられるオートサンプラであって、
筐体と、前記筐体の前記試料前処理装置が位置する側の壁面に形成された試料受入用開口部と、を備え、
前記試料前処理装置の前記筐体内で前処理された試料が収容された試料容器を把持する前記試料搬送部の前記把持部が、前記試料搬送用の開口部、及び、前記試料受入用開口部を通して、前記オーサンプラの前記筐体内まで移動されるものである。
本発明の第2の態様のオートサンプラは、本発明の第1の態様のオートサンプラであって、
前記試料受入用開口部を開閉するシャッタ、をさらに備え、
前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記オートサンプラへと搬送する場合に前記シャッタが開状態とされ、
前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記オートサンプラへと搬送しない場合には前記シャッタが閉状態とされる構成としている。
本発明の第2の態様のオートサンプラによれば、試料前処理装置からオートサンプラへと試料容器を搬送しない場合には、オートサンプラの試料受入用開口部がシャッタで閉鎖される。そのため、オートサンプラの内部を温調する場合に、オートサンプラの内部の温度を一層安定に保つことができる。また、温調された空気が外部へ逃げにくいので、温調のための電力消費を抑えることができる。
本発明によれば、試料前処理装置において前処理が終了した試料を、人手を介することなく、試料前処理装置に近接して置かれた分析装置の筐体内の所定位置に搬送してセットすることができる。それにより、分析作業の省力化が図れる。また、前処理済みの試料に、人体に有害である可能性がある物質が含まれるような場合に、作業者が被るリスクを低減することができる。
また特に本発明の第4乃至第8の態様の試料前処理装置及びそれを含む分析システムによれば、従来は比較的大形であった試料前処理装置を小形化することができ、装置の設置面積の縮小化、装置レイアウトの自由度の向上を図ることができる。また、試料前処理装置のコストを低減することもできる。
本発明の一実施例であるLC-MS分析システムの概略外観正面図。 本実施例のLC-MS分析システムにおける試料前処理装置で実施される前処理の作業及び行程の流れを示すフロー図。 本実施例のLC-MS分析システムにおける試料前処理装置の、各部の二次元的な配置を示す上面視概略平面図。 本実施例のLC-MS分析システムにおける試料前処理装置の内部構成の概略斜視図。 本実施例のLC-MS分析システムにおいて、試料前処理装置からオートサンプラへマイクロプレートを移送する際の動作を説明するための内部構成の概略正面平面図。
以下、本発明に係る試料前処理装置及びこれを含む分析システムの一実施例であるLC-MS分析システムについて、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施例のLC-MS分析システムの概略外観正面図である。
本実施例のLC-MS分析システムは、分析装置1と、試料前処理装置2と、を含む。分析装置1は、オートサンプラ11、液体クロマトグラフ(LC)部12、及び、質量分析(MS)部13、を含む。それらは独立したユニットであり、図示しない適宜の配管や配線により接続されている。なお、図1に記載してあるのは、例えば分析室、実験室などに設置される専用台上に載置されるものだけであり、これとは別に、統括的な制御動作やデータ処理を担うパーソナルコンピュータなどが、本実施例のLC-MS分析システムの構成要素として存在する。
本システムにおいて、分析装置1と試料前処理装置2とは所定の位置関係で配置されている。所定の位置関係とは、後で詳述するように、試料前処理装置2で前処理された試料が収容された試料容器を分析装置1に搬送可能である位置、を意味する。図1に示すように、本実施例のシステムでは、正面視で、試料前処理装置2の右隣に近接して(ほぼ密着して)オートサンプラ11が設置される。試料前処理装置2とオートサンプラ11とは若干程度離間していてもよい。
オートサンプラ11は、複数枚のマイクロプレート(マイクロウェルプレートやディープウェルプレート)を収容可能な装置であり、そのうちの1枚のマイクロプレートの一つのウェルに貯留されている液体試料を所定量吸引してLC部12に送給する、という動作を、予め決められたプログラムに従って繰り返すものである。なお、マイクロプレートは多数のウェルが形成されたものであるが、ここでは一例として、ウェルの数は8×12=96個であるものとする。
試料前処理装置2は、液体試料に対する前処理を実施し、前処理が終了した液体試料が貯留された状態であるマイクロプレート(図1中に符号30cで示す)を、自動的にオートサンプラ11内の所定位置(図1中に符号113で示す)にセットする機能を有する。試料前処理装置2は略直方体形状の筐体20を有し、その前面及び上面の少なくとも一部は上方に大きく開放可能な扉体203により開閉自在である。
図3は、試料前処理装置2の内部における各部の二次元的な配置を示す上面視概略平面図である。図4は、試料前処理装置2の内部構成を示す概略斜視図である。図5は、試料前処理装置2からオートサンプラ11へとマイクロプレートを搬送する際の動作を説明するための内部構成の概略正面平面図である。なお、説明の都合上、図3~図5中に示すように、互いに直交するX、Y、Zの3軸を定義する。X軸とY軸とが成すX-Y面は、試料前処理装置2及び分析装置1が載置される専用台の天板上面(つまりは装置の設置面)に平行な面である。
図3及び図4に示すように、試料前処理装置2は、その上面がX-Y面に平行であるテーブル21を有し、テーブル21上の空間全体が筐体20で囲われている(但し、図3では筐体20は現れておらず、図4では筐体の一部のみを示してある)。テーブル21上の領域は複数に区画されており、オートサンプラ11が位置する側とは反対側(図3では左側)には、温調プレート23、試薬リザーバユニット24、及び廃棄ボックス25が配置されている。その右隣には、シーラーユニット27、真空吸引濾過ユニット29、及び恒温振とうユニット26が配置されている。さらにその右隣、つまりオートサンプラ11が位置する側には、シーラーユニット27及び保管エリア28が配置されている。
また、テーブル21上方の筐体20内空間には搬送機構22が設けられている。搬送機構22は、筐体20内の天面付近に取り付けられた、X軸方向に延在するX軸ガイドレール221と、X軸ガイドレール221に沿ってX軸方向に移動可能であり、Y軸方向に延伸するY軸ガイドレール222と、を含む。Y軸ガイドレール222には、該ガイドレール222に沿ってY軸方向に移動可能であるZ軸ガイド223が取り付けられている。Z軸ガイド223には、オートサンプラ11が位置する側(図3では右方)の面に設けられたグリップハンドラ225と、オートサンプラ11が位置する側とは反対側(図3では左方)の面に設けられたリキッドハンドラ224とが、一体的にZ軸方向に移動可能に取り付けられている。これにより、グリップハンドラ225及びリキッドハンドラ224は、筐体20内の空間の所定の三次元範囲をX、Y、Zの3軸方向に移動可能である。その移動は、図示しない、モータ等を含む複数の駆動機構により達成される。
ここでは、搬送機構を小形化するために、従来の装置でしばしば設けられている、リキッドハンドラ224及びグリップハンドラ225を回転させる回転駆動機構は設けられていない。したがって、リキッドハンドラ224及びグリップハンドラ225は回転移動することはなく、グリップハンドラ225は常にオートサンプラ11が位置する側に存在し、リキッドハンドラ224は常にオートサンプラ11が位置する側と反対側に存在する。
グリップハンドラ225は、Y軸方向に所定間隔離間し、且つその間隔が所定の範囲で変化するように移動可能である一対のアーム227を有し、各アーム227の先端にはマイクロプレートや後述するチップラックを挟み込んで把持するグリッパ228が取り付けられている。即ち、グリップハンドラ225は、マイクロプレートやチップラックを搬送するためのものである。アーム227のX軸方向(つまりオートサンプラ11が位置する方向)の長さ及びグリッパ228が形成されている位置は、ガイドレール222がX軸方向のオートサンプラ11側の端部に達した際に、グリッパ228によって把持されたマイクロプレート等がオートサンプラ11の所定位置であるマイクロプレート設置領域の上部に対向する位置となるように設定されている。
一方、リキッドハンドラ224は、複数本(この例では8本)のピペッティング用チップ(以下、単に「チップ」という)が連結されたチップセット226を着脱自在に有し、該チップセット226の各チップ中に液体試料や試薬を吸引するとともに吸引した液体を吐出することで分注を行うものである。チップセット226は、マイクロプレートの隣接する8個のウェルに同時に液体の分注を行えるように、その8個のウェルと同じピッチで8個のチップが連結されたものである。チップには液体試料や試薬が付着するので、コンタミネーションを避けるためにチップユニットはディスポーザブルであり、通常、1回の使用毎に自動的に交換される。
温調プレート23は、前処理対象である多数の液体試料を所定の温度の下で一時的に保管するものである。温調プレート23の上には、例えば、それぞれ液体試料が収容された小型のバイアルを多数保持するバイアルラック32(又はそのほかのラボウェア)が載置される。液体試料が血液等の生体試料である場合には、前処理前の試料中の成分の変性等を防止するために、温調プレート23は、例えば0~10℃程度の範囲の低い温度に設定される。
試薬リザーバユニット24は、前処理に使用される各種の試薬が収容された試薬リザーバを、複数保持しておくためのものである。前処理の目的や種類に応じて、使用される試薬は様々である。
廃棄ボックス25は上方に開口する廃棄口251を有し、使用済みのチップを廃棄するためのものである。図3及び図4に示すように、廃棄ボックス25の平坦な上面には、未使用のチップユニットが多数(この例では12個)収容されたチップラック31aが載置できるようになっており、この位置において、新規の(未使用の)チップユニットをリキッドハンドラ224に装着することができるようになっている。
恒温振とうユニット26は、その上面に載置されたマイクロプレート(後述するフィルタ型マイクロプレート)30a(又はそのほかのラボウェア類)を所定の温度に保持しつつ振とうさせることで、該マイクロプレート30aの各ウェル中の液体を撹拌し、液体試料と試薬との混合や化学反応を促進させるものである。
真空吸引濾過ユニット29は真空マニホールドを備え、例えば真空吸引濾過に対応したマイクロプレート30aに対して真空吸引を行うことで濾過を実施し、不要な成分等を液体試料から除去するものである。
シーラーユニット27は、前処理が終了した液体試料が収容されているマイクロプレート30bの上面に、所定のシール材を貼り付けることで、該マイクロプレート30bの各ウェルを略密封するものである。なお、ここでは説明の都合上、シーラーユニット27でシール材が貼り付けられる前の一般的なマイクロプレートを符号30bで、シール材が貼り付けられたあとの一般的なマイクロプレートを符号30cで示す。
保管エリア28は、未使用のマイクロプレート(フィルタ型マイクロプレート及び通常のマイクロプレート)30dを複数保管しておく棚状の第1領域281と、未使用のチップが収容されたチップラック31bを複数保管しておく棚状の第2領域282と、を含む。
筐体20にあってオートサンプラ11に面する右側壁の所定位置には、試料搬送用開口部201が形成され、該試料搬送用開口部201はシャッタ202により開閉自在となっている。試料搬送用開口部201は典型的には矩形状に形成されており、試料搬送用開口部201の縦方向及び横方向の長さは、アーム227、グリッパ228、及び、グリッパ228により保持されたマイクロプレート等が通過できる長さに設定されている。
上述したように、図3及び図4に示した保管エリア28には、未使用のマイクロプレート30dやチップラック31bを載置する棚が多段に設けられているが、上記試料搬送用開口部201の左方の空間には、こうした棚がなく、該空間にはマイクロプレートやチップラック等の障害物が存在しない。これは、後述するように、グリップハンドラ225によるオートサンプラ11へのマイクロプレート30cの搬送を水平方向に行うためである。
上述した、テーブル21上の各部は、リキッドハンドラ224とグリップハンドラ225との両方のハンドリングを要するもの(Aグループ)と、グリップハンドラ225によるハンドリングのみを要するもの(Bグループ)と、リキッドハンドラ224によるハンドリングのみを要するもの(Cグループ)と、の三つに大別することができる。
具体的には、シーラーユニット27や保管エリア28はBグループであり、試薬リザーバユニット24はCグループであり、それらと温調プレート23とを除く他のブロックはAグループである。本実施例における試料前処理装置2では、リキッドハンドラ224によるハンドリングが必要なブロック、つまりはAグループとCグループを図3中のLaの範囲に配置し、グリップハンドラ225によるハンドリングが必要なブロック、つまりはAグループとBグループを図3中のLbの範囲に配置している。LaとLbとが重なる範囲がAグループに含まれるブロックが配置される範囲である。
本実施例の試料前処理装置2では、リキッドハンドラ224とグリップハンドラ225とを、一つのZ軸ガイド223の互いに逆側の面に取り付けており、リキッドハンドラ224とグリップハンドラ225を回転させる回転駆動機構は設けられていない。そのため、X軸上におけるリキッドハンドラ224の可動範囲とグリップハンドラ225の可動範囲にはそれぞれ制約がある。これに対し、A~Cのグループに含まれる各ブロックを上述したようにテーブル21上で適切に配置することで、上記のように可動範囲に制約があるリキッドハンドラ224及びグリップハンドラ225で以てそれぞれ必要なハンドリングを実施することを可能としている。これにより、リキッドハンドラ224とグリップハンドラ225とを別々に動作させたり、或いは一方を直線駆動系ではなく回転駆動系としたりした場合と比べて、搬送機構22の構造が簡素になり、設置面積を小さくするのに有利である。
ここで、試料前処理装置2から前処理済みの試料が収容されているマイクロプレート30cを受け取る、オートサンプラ11の構成について説明する。
図5に示すように、オートサンプラ11の筐体110にあって、試料前処理装置2に面する左側壁には、試料受入用開口部111が形成されている。試料前処理装置2における試料搬送用開口部201とオートサンプラ11における試料受入用開口部111とはY-Z面内でほぼ同じ大きさであり、試料前処理装置とオートサンプラ11とが適切な位置に設置されている状態で、試料搬送用開口部201と試料受入用開口部111とはX軸方向にほぼ同じ位置にある。また、試料搬送用開口部201及び試料受入用開口部111はいずれも、試料前処理装置2とオートサンプラ11とが所定の位置関係に配置された状態において、グリッパ228、及び、グリッパ228により保持されたマイクロプレート等が通過できるサイズに設定されている。
試料搬送用開口部201と同様に、試料受入用開口部111にも開閉自在のシャッタ112が設けられており、マイクロプレート30cの搬送が行われるとき以外には、シャッタ112により試料受入用開口部111を閉鎖できるようにしている。また、シャッタ202、112が共に開放した状態であるとき、試料前処理装置2の筐体20内の空間とオートサンプラ11の筐体110内の空間とは、試料搬送用開口部201及び試料受入用開口部111を通してほぼ連通している。
次に、試料前処理装置2で前処理が実施され、前処理済みの液体試料が収容されたマイクロプレートが試料前処理装置2からオートサンプラ11に搬送されるまでの動作の一例について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、分析対象の試料は血液等の生体試料であるものとする。
作業者は試料前処理装置の扉体203を開放し、それぞれ液体試料が収容されている多数のバイアルがセットされているバイアルラック32を温調プレート23上に載置する。そして、扉体203を閉鎖して、図示しない操作部で処理の開始を指示する。温調プレート23は、各バイアルに収容されている試料を0~10℃程度の範囲内の適度な温度に冷却する。これにより、該試料中の成分の変性が抑制される。
試料前処理装置2において、未使用のチップセット226が装着されたリキッドハンドラ224はバイアルラック32上の所定位置に移動され、リキッドハンドラ224は該バイアルラック32内の複数(8本)のバイアルからそれぞれ液体試料を吸引し、それを恒温振とうユニット26に置かれているフィルタ型マイクロプレート30aの各ウェルに分注する(ステップS1)。なお、ここで用いるフィルタ型マイクロプレートは、例えばPhenomenex社が市販しているImpact(登録商標)など、有機溶媒を内部に注入しても真空吸引しない限り溶液が落下しないような構造のマイクロプレートである。
ステップS1の作業時、恒温振とうユニット26は停止しており、且つその温度は試料の変性を抑えるように低温に保たれる。リキッドハンドラ224は使用済みのチップセット226を廃棄ボックス25内に廃棄し未使用のチップセット226を装着して上記分注を実施する、という動作を繰り返すことで、フィルタ型マイクロプレート30aの全てのウェルに液体試料を分注する。
そのあと、リキッドハンドラ224は今度は所定の試薬を、規定の量だけ試薬リザーバユニット24に置かれている試薬リザーバから吸引し、それをフィルタ型マイクロプレート30a内の所定のウェルに分注することで液体試料に試薬を添加する(ステップS2)。この試薬は例えば、液体試料中の特定の成分と化学反応により結合して該特定成分を沈殿させたり、除去対象がタンパク質である場合にはこれを変性させて沈殿させたりするための試薬である。
フィルタ型マイクロプレート30aの全てのウェル内の液体試料に試薬が添加されたあと、恒温振とうユニット26はその温度を適度に上昇させつつ、該フィルタ型マイクロプレート30aを振とうさせることで、試薬が添加された液体試料を所定時間撹拌する(ステップS3)。これにより、液体試料と試薬との化学反応を促進させる。場合によっては、撹拌したあと恒温下で所定時間静置することにより、さらに反応を促進させる(ステップS4)。
そのあと、グリップハンドラ225は、恒温振とうユニット26上のフィルタ型マイクロプレート30aを把持可能な位置まで移動され、そのフィルタ型マイクロプレート30aを把持して真空吸引濾過ユニット29まで搬送する。真空吸引濾過ユニット29は真空吸引濾過により、フィルタ型マイクロプレート30aの各ウェルに収容されている液体試料を濾過し、真空吸引濾過ユニット29の下段に予め設置されてあった一般的なマイクロプレート30bに濾液を滴下させることで、沈殿した固形物を除去する(ステップS5)。これにより、液体試料中の不要な成分等が液体試料から除去される。そして、グリップハンドラ225は、不要成分が除去されたあとの液体試料が貯留されているマイクロプレート30bをシーラーユニット27の所定位置まで搬送する。シーラーユニット27は、マイクロプレート30bの各ウェルを略密封するようにシール材を貼り付ける(ステップS6)。これにより、一連の前処理は終了する。
グリップハンドラ225は、シールが施されたマイクロプレート30cを把持し、シャッタ202が開放されている試料搬送用開口部201、及び、シャッタ112が開放されている試料受入用開口部111を通して、オートサンプラ11の筐体110内にまで搬送する(ステップS7)。図5に示すように、グリップハンドラ225が右端にまで移動すると、アーム227は試料搬送用開口部201及び試料受入用開口部111を経てオートサンプラ11の筐体110内にまで入り込む。したがって、オートサンプラ11の筐体110内の所定の位置までアーム227を侵入させたあとにグリップハンドラ225を所定量だけ下方に移動させ、グリッパ228を広げてマイクロプレート30cの把持を解除することで、該マイクロプレート30cをオートサンプラ11の所定位置に載置することができる。
なお、シャッタ202、112はいずれも、マイクロプレート30cが試料前処理装置2からオートサンプラ11に搬送されるときにのみ開放し、それ以外の期間には試料搬送用開口部201及び試料受入用開口部111を閉鎖することが好ましい。それにより、オートサンプラ11の内部空間や試料前処理装置2の内部空間が温調されている場合に、外気の侵入等による温度変化を防止することができる。また、温調のための電力消費量を抑えることもできる。
以上のように、本実施例のLC-MS分析システムでは、試料前処理装置2で所定の前処理が行われた液体試料が収容されているマイクロプレートを自動的に、試料前処理装置2からオートサンプラ11まで搬送することができる。それにより、この搬送に伴う作業者の手間を軽減できる。また、人体に有害である試薬等が使用される場合でも、マイクロプレートの搬送作業時に作業者がそうした試薬に接触する危険性を低減することができる。さらにまた、上述したように搬送機構22の構成が簡素であり、一つのX、Y、Z3軸駆動系によりリキッドハンドラ224及びグリップハンドラ225による作業や処理が実施されるため、試料前処理装置2のテーブル21の面積を抑えることができる。それにより、試料前処理装置2の設置面積が抑えられ、天板の面積が比較的小さい専用台上に、試料前処理装置2と分析装置1とを設置することができる。
もちろん、試料前処理装置2で実施される前処理は上記記載のものに限るものでなく、その目的等に応じて適宜の処理を組み合わせることができる。例えば、試料中の不要成分等を除去する目的でなく、試料中の特定の成分(或いは特定の成分の特定の部位)を標識化又は誘導体化するために、所定の試薬を試料に添加し、その標識化や誘導体化の反応を促進するために振とうを行うような前処理であってもよい。
また、上記実施例における試料前処理装置では、リキッドハンドラ224とグリップハンドラ225は、Z軸ガイド223に対して一体的にZ軸方向に移動可能に設けられていたが、リキッドハンドラ224とグリップハンドラ225はそれぞれ独立にZ軸ガイド223に対しZ軸方向に移動可能であってもよい。その場合には駆動機構の数が増えるものの、リキッドハンドラ224とグリップハンドラ225のそれぞれの可動範囲の制約が少なくなり、筐体20内空間をより有効に利用することが可能となる。
また、試料前処理装置2の試料搬送用開口部201を開閉するシャッタ202、及び、オートサンプラ11の試料受入用開口部111を開閉するシャッタ112、を設けることが好ましいものの、それらは必須の要素ではない。特に、オートサンプラ11はその内部全体が温調されることが多いため、オートサンプラ11の試料受入用開口部111にはシャッタ112を設けることが望ましい。一方、試料前処理装置2では温調プレート23などによる部分的な温調は行われるものの、その内部全体が温調されているわけではない(もちろん、温調しても構わない)。そのため、試料前処理装置2の試料搬送用開口部201にはシャッタ202が無くてもよいが、外部からの塵芥などの侵入をできるだけ防止するためには、シャッタ202があるほうが好ましい。
また、試料前処理装置2と分析装置1の位置関係は図1に記載のものに限らないが、試料前処理装置2とオートサンプラ11とは近接して配置されているほうがよい。
また、試料前処理装置に近接してラックチェンジャが配置され、試料前処理装置で前処理済みのマイクロプレートやそのほかのラボウェアが上述したようにラックチェンジャに搬送され、ラックチェンジャからさらにオートサンプラに移送されるようなシステム構成であってもよい。
また、試料前処理装置の筐体と分析装置(オートサンプラや一体型の液体クロマトグラフ)の筐体とが、共通の一つの筐体によって構成されていてもよい。このように筐体が共通化される場合でも、オートサンプラの内部は温調する必要があるため、試料前処理装置とオートサンプラとの間には両者を隔てる壁が形成され、該壁に試料搬送用開口部及び試料受入用開口部を兼ねる開口が設けられる。また、その開口には、試料を搬送する際に開放され、それ以外のときに閉鎖されるシャッタが設けられる。こうした構成では、試料前処理装置とオートサンプラとの間の壁が、試料前処理装置及び分析装置(又はオートサンプラ)の筐体の一部であるといえる。この場合には、試料前処理装置と分析装置とを、上述したような所定の位置関係に配置する必要はない。
また、上記実施例はあくまでも本発明の一例であり、本発明の趣旨の範囲で適宜に変更、修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは当然である。
1…分析装置
11…オートサンプラ
20、110…筐体
111…試料受入用開口部
112、202…シャッタ
12…液体クロマトグラフ(LC)部
13…質量分析(MS)部
2…試料前処理装置
201…試料搬送用開口部
203…扉体
21…テーブル
22…搬送機構
221…X軸ガイドレール
222…Y軸ガイドレール
223…Z軸ガイド
224…リキッドハンドラ
225…グリップハンドラ
226…チップセット
227…アーム
228…グリッパ
23…温調プレート
24…試薬リザーバユニット
25…廃棄ボックス
251…廃棄口
26…恒温振とうユニット
27…シーラーユニット
28…保管エリア
29…真空吸引ユニット
30a…フィルタ型マイクロプレート
30b、30c…マイクロプレート
30d…未使用のマイクロプレート
31a、31b…チップラック
32…バイアルラック

Claims (13)

  1. 分析装置で分析される試料の前処理を行う試料前処理装置であって、
    前記試料前処理装置の外形を形成する筐体と、
    前記筐体の、前記分析装置が位置する側の壁面、に形成された試料搬送用の開口部と、
    前記筐体内で移動可能である可動体と、該可動体における前記分析装置が位置する側の面に設けられた、前記筐体内で前処理された試料が収容された試料容器を把持する把持部と、を含み、把持部を前記筐体内で移動させ、且つ、前記試料搬送用の開口部、及び、前記分析装置の筐体に形成されている開口部を通して、前記分析装置の筐体の内部にまで移動させる試料搬送部と、
    前記可動体における前記分析装置が位置する側と反対側の面に設けられた、液体を吸引して吐出する分注部と、
    を備える、試料前処理装置。
  2. 請求項1に記載の試料前処理装置であって、
    前記試料搬送用の開口部を開閉するシャッタ、をさらに備え、
    前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記分析装置へと搬送する場合に前記シャッタは開状態とされ、
    前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記分析装置へと搬送しない場合には前記シャッタが閉状態とされる、試料前処理装置。
  3. 請求項1に記載の試料前処理装置であって、
    前記試料搬送用の開口部、及び、前記分析装置の開口部は、前記試料前処理装置と前記分析装置とが所定の位置関係に配置された状態において、前記把持部、及び該把持部に把持された状態の前記試料容器が通過できるサイズに設定されている、試料前処理装置。
  4. 請求項1に記載の試料前処理装置であって、
    前記可動体は、前記筐体内で互いに直交する三軸方向に直線的に移動可能である、試料前処理装置。
  5. 請求項に記載の試料前処理装置であって、
    前記試料搬送部は、前記把持部及び前記分注部を回転させる回転駆動機構を備えておらず、
    前記把持部が、常に前記分析装置が位置する側に存在し、前記分注部が、常に前記分析装置が位置する側と反対側に存在する状態において、前記可動体が互いに直交する三軸方向に直線的に移動される、試料前処理装置。
  6. 請求項に記載の試料前処理装置であって、
    前記把持部はアームとグリッパとを含み、
    前記アームの長さ及び前記グリッパの位置は、前記可動体が前記分析装置の位置する側の所定位置まで移動した際に、前記グリッパにより把持された前記試料容器が前記分析装置内の前記試料容器を配置すべき箇所に対応する位置となるよう、設定されている、試料前処理装置。
  7. 請求項に記載の試料前処理装置であって、
    前記筐体内を上面視したとき、前記分注部が移動可能な範囲である分注操作可能領域と、前記把持部による搬送動作が可能な搬送動作可能領域と、がその一部が重なるように設定され、
    その重なり領域に、前処理の工程の中で分注動作と試料搬送動作との両方を要するユニットが配置され、前記重なり領域以外の前記分注操作可能領域に、前処理の工程の中で分注動作のみを要するユニットが配置され、前記重なり領域以外の前記搬送動作可能領域に、前処理の工程の中で試料搬送動作のみを要するユニットが配置されている、試料前処理装置。
  8. 請求項に記載の試料前処理装置であって、
    前処理の工程の中で分注動作と試料搬送動作との両方を要するユニットが、真空吸引濾過ユニット及び恒温振とうユニットの少なくとも一つを含み、
    前処理の工程の中で分注動作のみを要するユニットが、試薬リザーバユニットを含み、
    前処理の工程の中で試料搬送動作のみを要するユニットが、シーラーユニット及び保管エリアの少なくとも一つを含む、試料前処理装置。
  9. 請求項1~のいずれか1項に記載の試料前処理装置と前記分析装置とを含む分析システムであって、
    前記分析装置は、分析を実行する分析装置本体部と、前記分析装置本体部で分析を行う試料を複数保管しておき、前記複数の試料を順次選択し、選択した試料を採取して前記分析装置本体部へと送給するオートサンプラと、を含み、前記試料前処理装置の前記試料搬送部は前記オートサンプラへと試料を搬送する、分析システム。
  10. 請求項に記載の分析システムであって、
    前記分析装置本体部は、液体クロマトグラフ装置、又は液体クロマトグラフ質量分析装置である、分析システム。
  11. 請求項1~のいずれか1項に記載の試料前処理装置と前記分析装置とを含む分析システムであって、
    前記試料前処理装置の筐体と前記分析装置の筐体とが共通の一つの筐体によって構成されている、分析システム。
  12. 請求項に記載の分析システムに用いられるオートサンプラであって、
    筐体と、
    前記筐体の前記試料前処理装置が位置する側の壁面に形成された試料受入用開口部と、を備え、
    前記試料前処理装置の前記筐体内で前処理された試料が収容された試料容器を把持する前記試料搬送部の前記把持部が、前記試料搬送用の開口部、及び、前記試料受入用開口部を通して、前記オーサンプラの前記筐体内まで移動される、オートサンプラ。
  13. 請求項1に記載のオートサンプラであって、
    前記試料受入用開口部を開閉するシャッタ、をさらに備え、
    前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記オートサンプラへと搬送する場合に前記シャッタが開状態とされ、
    前記試料搬送部が前記試料容器を前記試料前処理装置から前記オートサンプラへと搬送しない場合には前記シャッタが閉状態とされる、オートサンプラ。
JP2020554762A 2018-11-02 2019-07-10 試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラ Active JP7052882B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207014 2018-11-02
JP2018207014 2018-11-02
PCT/JP2019/027315 WO2020090159A1 (ja) 2018-11-02 2019-07-10 試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020090159A1 JPWO2020090159A1 (ja) 2021-09-02
JP7052882B2 true JP7052882B2 (ja) 2022-04-12

Family

ID=70462556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020554762A Active JP7052882B2 (ja) 2018-11-02 2019-07-10 試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220074960A1 (ja)
JP (1) JP7052882B2 (ja)
WO (1) WO2020090159A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021241997A1 (en) * 2020-05-29 2021-12-02 Seegene, Inc. Automated analysis system, method and storage media
JP7415908B2 (ja) 2020-12-15 2024-01-17 株式会社島津製作所 試料前処理装置
US20230408459A1 (en) * 2020-12-16 2023-12-21 Hitachi High-Tech Corporation Autosampler of liquid chromatograph and liquid chromatograph including the same
WO2022270984A1 (ko) * 2021-06-24 2022-12-29 주식회사 씨젠 개별적으로 동작되는 생물학적 장치들을 이용한 자동화 분석 시스템, 분석 방법 및 저장 매체
KR20240035874A (ko) * 2021-07-21 2024-03-18 주식회사 씨젠 검수 수집 장치 및 검체 수집 방법
WO2023037674A1 (ja) * 2021-09-10 2023-03-16 株式会社島津製作所 分析装置
KR20240056605A (ko) * 2021-09-30 2024-04-30 주식회사 씨젠 분자진단 시스템의 샘플 처리 및 분석 방법
JP1735421S (ja) * 2022-07-25 2023-01-26 試料前処理装置
WO2024111508A1 (ja) * 2022-11-24 2024-05-30 株式会社日立ハイテク 質量分析装置
CN116190195B (zh) * 2023-04-26 2023-06-27 四川质谱生物科技有限公司 一种质谱仪检测试剂进出装置及质谱仪

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158335A (ja) 2004-12-09 2006-06-22 Olympus Corp 分注装置および培養処理装置
JP2008261735A (ja) 2007-04-12 2008-10-30 Canon Inc 分析装置
JP2010175420A (ja) 2009-01-30 2010-08-12 Hitachi High-Technologies Corp 試料分析装置
JP2010210237A (ja) 2009-02-13 2010-09-24 Yokogawa Electric Corp 創薬スクリーニング装置
JP2015047641A (ja) 2013-08-29 2015-03-16 株式会社安川電機 ロボットシステム及び処理済検体の製造方法
JP2016170079A (ja) 2015-03-13 2016-09-23 株式会社島津製作所 前処理装置及びこれを備えた分析システム
US20170145373A1 (en) 2015-11-19 2017-05-25 Alexander Lee Lianides Automated system for cultivating transgenic c. elegans

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3582351B2 (ja) * 1998-04-02 2004-10-27 松下電器産業株式会社 スクリーニング装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158335A (ja) 2004-12-09 2006-06-22 Olympus Corp 分注装置および培養処理装置
JP2008261735A (ja) 2007-04-12 2008-10-30 Canon Inc 分析装置
JP2010175420A (ja) 2009-01-30 2010-08-12 Hitachi High-Technologies Corp 試料分析装置
JP2010210237A (ja) 2009-02-13 2010-09-24 Yokogawa Electric Corp 創薬スクリーニング装置
JP2015047641A (ja) 2013-08-29 2015-03-16 株式会社安川電機 ロボットシステム及び処理済検体の製造方法
JP2016170079A (ja) 2015-03-13 2016-09-23 株式会社島津製作所 前処理装置及びこれを備えた分析システム
US20170145373A1 (en) 2015-11-19 2017-05-25 Alexander Lee Lianides Automated system for cultivating transgenic c. elegans

Also Published As

Publication number Publication date
US20220074960A1 (en) 2022-03-10
WO2020090159A1 (ja) 2020-05-07
JPWO2020090159A1 (ja) 2021-09-02
CN112805571A (zh) 2021-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7052882B2 (ja) 試料前処理装置、該装置を備えた分析システム、及びオートサンプラ
CN109073669B (zh) 自动化诊断分析仪和用于自动化诊断分析仪的操作的方法
JP4125735B2 (ja) モジュラー装置
US8003050B2 (en) Device for analyzing samples
JP4243722B2 (ja) 多段アナライザ・システムで検定処理を行う方法
DE60201269T2 (de) Verfahren und system zur automatischen immunchemischen analyse
WO2020057193A1 (zh) 核酸提取与扩增荧光检测***
JP5232853B2 (ja) 自動検査室システムで使用するためのプログラム制御可能なランダム・アクセス・サンプル操作装置
JP5038004B2 (ja) 分析装置
WO2007132526A1 (ja) シャトル型搬送装置、マイクロプレート供給回収装置、マイクロプレート用ピックアップ装置、マイクロプレート用カセット、及びマイクロプレート用収納棚
JP5613648B2 (ja) 試料ラックの移送のためのジャンクション、装置および方法
US7469606B1 (en) Automated sampling device
CN102879591A (zh) 用于液体样品的自动处理的仪器和工艺
JP2003161736A (ja) 検体分析システム
US20150093834A1 (en) Supply module for an automated analyzer
CN114085763A (zh) 一种自动化核酸分析***及方法
CN115427780A (zh) 生物样本自动提取***和装置
EP1543334A2 (en) Increasing throughput of an automatic clinical analyzer system by partitioning assays according to frequency of requested performance
CN113514652A (zh) 一种生物药品表达纯化与检测筛选的智能化***
CN109459576A (zh) 体外诊断分析方法和***
US20240125809A1 (en) Automatic extraction device and use method therefor
US20040081583A1 (en) Fluid analyzer
CN113564033A (zh) 一种pcr前处理免接触工作站
CN111575172A (zh) 基因检测***
CN112805571B (zh) 试样预处理装置、包括此装置的分析***及自动取样器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220314

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7052882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151