JP7051234B2 - 吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出容器に関する。
従来、内容物を収容する容器本体の口部に吐出キャップを装着した構成を有し、容器を傾倒させて容器本体の胴部を押圧(スクイズ)することで、容器本体に収容されている内容物を吐出キャップの吐出口から吐出可能とした吐出容器が知られている。
また、このような吐出容器として、容器を傾倒させた際の液垂れを抑制するために、吐出キャップに弁部材を取付けたものも知られている。例えば、特許文献1に記載されている吐出容器は、このような弁部材としてシリコンゴム製のスリット弁を用いており、胴部のスクイズにより、そのスリットが開いて内容物を吐出することができる。
特開2016-159940号公報
しかし、特許文献1に記載されるような吐出容器は、比較的高価なシリコンゴム製の弁部材を用いているため、コスト低減に限界があった。
本発明の目的は、安価で液垂れの抑制が可能な吐出容器を提供することにある。
本発明の一態様に係る吐出容器は、
スクイズ可能な胴部及び該胴部に連なる筒状の口部を備え、内容物を収容可能な収容空間を区画形成する容器本体と、
内容物を吐出する吐出口を備え、前記容器本体の口部に装着される吐出キャップと、
前記吐出キャップに取付けられるとともに前記収容空間から前記吐出口へ向かう内容物の通過口を有する弁部材基部、及び該弁部材基部にヒンジ部を介して揺動可能に連結する弁体を備え、射出成形された弁部材と、を有し、
前記弁体は、前記ヒンジ部より先端側に位置する屈曲部と、前記ヒンジ部と前記屈曲部との間に位置する本体壁部と、前記屈曲部より先端側に位置する先端壁部と、を有し、
前記弁部材基部は、前記弁体が前記吐出口の側である表側から前記収容空間の側である裏側に向けて揺動することにより前記先端壁部が当接可能な弁受け部を有し、
前記弁体は、射出成形時に前記弁受け部より裏側に位置する前記先端壁部が、前記屈曲部を前記表側に凸となる山折り状に屈曲させることによって前記弁受け部を前記裏側から前記表側に乗り越え可能であるように構成されている。
本発明に係る吐出容器は、前記弁体の前記先端壁部の裏面に、前記屈曲部の山折り状から谷折り状への反転変形を阻止するように前記弁受け部の係合部と係合可能な係合凸部が設けられていてもよい。
本発明に係る吐出容器は、前記弁受け部の前記係合部が、前記弁受け部を貫通する貫通孔の内周面で構成されていてもよい。
本発明に係る吐出容器は、前記弁部材基部が、前記胴部に対するスクイズの解除により前記吐出口から前記収容空間へ向かう内容物の通過を許容する一方、重力のみによる前記収容空間から前記吐出口へ向かう内容物の通過は許容しない圧力逃がし口を有してもよい。
本発明によれば、安価で液垂れの抑制が可能な吐出容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す断面図である。 図1に示す弁部材を成形時の状態で示す上面図である。 図2のA-A断面図である。 図2のB-B断面図である。 図3に示す状態から弁体をセット状態にするときの様子を示す断面図である。 図1に示す弁部材をセット状態で示す上面図である。 図6のA-A断面図である。 本発明の一実施形態に係る吐出容器の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る吐出容器について詳細に例示説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る吐出容器1は、容器本体20、吐出キャップ30及び弁部材40を有している。容器本体20、吐出キャップ30及び弁部材40は、本実施形態では、それぞれ、合成樹脂製とされている。なお、本明細書において上下方向とは、容器本体20の口部21の軸方向を意味し、上方とは、口部21の軸方向に沿って胴部22から口部21に向かう方向(すなわち、図1における上方)を意味し、下方とはその反対方向を意味する。
容器本体20は、円筒状の口部21と、口部21の下方に連なるスクイズ可能な胴部22と、胴部22の下端部を閉塞する底部(不図示)とを有するボトル形状であり、内容物の収容空間Sを区画形成している。口部21の外周面には、吐出キャップ30の雌ねじ部31aとの螺合によって吐出キャップ30を口部21に装着可能な雄ねじ部21aが設けられている。このような雄ねじ部21aに替えて、打栓によって吐出キャップ30を口部21に装着可能な係止部を口部21の外周面に設けてもよい。なお、口部21は、本実施形態では円筒状であるが、円筒状以外の筒状であってもよい。また、容器本体20の形状はボトル形状に限らず、例えば、チューブ容器形状であってもよい。
内容物は、ソース、ドレッシング等の食品、シャンプー、化粧料、洗剤、その他の液状物であってよい。また、内容物は、その粘性は特に限定されず、粘稠状又は非粘稠状であってよい。
吐出キャップ30は、口部21を取り囲む外周壁31を備えていて、外周壁31の内周面には、口部21の雄ねじ部21aに対応する雌ねじ部31aが形成されている。また、外周壁31の上端には頂壁32が一体に連結している。
頂壁32には、吐出口33を上端部に有する筒状の吐出筒34が立設されている。頂壁32には、吐出筒34より径方向外側に位置する取付け筒35が垂設されている。取付け筒35の内周面には、弁部材40の周壁41aの外周面に設けられた係止凸部41bとアンダーカット係合することで、弁部材40を頂壁32に取付ける係止凸部35aが設けられている。なお、取付け筒35に弁部材40の周壁41aを取付けるための構造は、上記以外のアンダーカット係合(すなわち、凸部と凹部との係合)、ねじ係合、接着又は溶着に対応したものであってもよい。頂壁32には、容器本体20の口部21における内周面に密接するシール筒32aが設けられている。
吐出キャップ30は、ヒンジ36を介して開閉可能に設けられた蓋体37を有している。蓋体37は、外周壁31とほぼ同径の有頂筒状に形成されており、ヒンジ36により外周壁31に連結されて吐出筒34を覆うことができるようになっている。
蓋体37の天壁37aには、下方に延びる筒状のシール壁37bが設けられており、蓋体37が閉じられるとシール壁37bが吐出筒34の外側に嵌合して吐出口33を閉塞するようになっている。蓋体37におけるヒンジ36の反対側部分には蓋体37を開操作する際の指掛かりとなる摘み部37cが設けられている。
弁部材40は、吐出キャップ30に取付けられる弁部材基部41と、弁部材基部41にヒンジ部42を介して揺動可能に連結する弁体43と、を有している。弁部材基部41は、筒状をなしており、その下端部に、収容空間Sから吐出口33へ向かう内容物の通過口44を有している。図6、図7に示すように、弁部材基部41は、円筒状の周壁41aを有している。周壁41aの外周面には、前述した係止凸部41bが設けられている。周壁41aの下端部には、径方向内側に延在するとともに、上面視直線状の端縁を有する基端壁41cが設けられている。基端壁41cの端縁には、ヒンジ部42が連結している。ヒンジ部42は、基端壁41cの端縁に沿って延在する、裏側に設けられた直線状の連続する溝で構成されている。
ヒンジ部42は、裏側に設けられた溝で構成されるものに限らず、例えば、表側に設けられた溝で構成されてもよい。また、ヒンジ部42は、溝で構成されるものに限らず、例えば、開口で構成されてもよい。このように、ヒンジ部42は、胴部22へのスクイズによる弁体43のスムーズな揺動を可能にするための肉抜き部で構成することができる。肉抜き部の構造は、吐出容器1を傾倒させただけでは弁体43が通過口44を実質的に閉じた状態(以下、単に閉じた状態ともいう)から表側へ揺動しないような剛性を肉抜き部に残すように、弁部材40の材質等に応じて適宜設定することができる。
なお、弁部材40について裏側とは、収容空間Sの側を意味し、表側とは、吐出口33の側を意味する。
基端壁41cの端縁は、略正方形状の通過口44の一辺を構成している。通過口44を挟んだ基端壁41cの反対側には、周壁41aの下端部から径方向内側に延在するとともに、上面視直線状の端縁を有する弁受け部45が設けられている。弁受け部45の端縁は、通過口44の他の一辺を構成している。弁受け部45は、その端縁の延在方向に細長い上面視略長方形状の貫通孔45aを有している。
通過口44の残りの二辺に対応する位置には、それぞれ、平板状をなす側部壁46が設けられている。側部壁46は、それぞれ、周壁41aの下端部から周壁41aの上下方向中間部まで延在し、幅方向両端縁が周壁41aの内周面に連結している。側部壁46の下端部は、それぞれ、その一部が通過口44を構成し、残りの一部が弁受け部45に連結している。側部壁46の幅方向中央部には、それぞれ、側部壁46と垂直な平板状をなす仕切り壁47が設けられている。仕切り壁47は、側部壁46と周壁41aの内周面とを連結するとともに、側部壁46の全高に亘って延在している。
通過口44の一方側には、側部壁46、仕切り壁47及び周壁41aで囲まれた2つの流路48aが形成されている。また、通過口44の他方側にも、側部壁46、仕切り壁47及び周壁41aで囲まれた2つの流路48aが形成されている。通過口44の一方側に位置する側部壁46及び仕切り壁47と、通過口44の他方側に位置する側部壁46及び仕切り壁47とは、互いに対称となる形状を有している。しかし、これらは互いに非対称となる形状を有する構成であってもよい。
本実施形態では、上記の計4つの流路48aで、胴部22へのスクイズの解除によって収容空間Sに生じる負圧(以下、サックバック圧ともいう)の一部を弁体43から逃がすための圧力逃がし口48を構成している。圧力逃がし口48は、胴部22に対するスクイズの解除により吐出口33から収容空間Sへ向かう内容物の通過を許容する一方、重力のみによる収容空間Sから吐出口33へ向かう内容物の通過は許容しないように設けられていればよく、流路48aの数、流れ方向長さ及び横断面積等は、内容物の粘度、表面張力等に応じて適宜設定することができる。また、上記流路48aとは異なる形状の流路で圧力逃がし口48を構成してもよい。圧力逃がし口48を設けない構成とすることも可能である。
弁体43は、ヒンジ部42より先端側に位置する屈曲部43aと、ヒンジ部42と屈曲部43aとの間に位置する本体壁部43bと、屈曲部43aより先端側に位置する先端壁部43cと、を有している。弁体43は、屈曲部43aが屈曲していない状態において、基端側から先端側に向かう長さ方向が幅方向より長い略長方形状の板状をなしている。弁体43の基端側端縁はヒンジ部42に連結している。
屈曲部43aは、ヒンジ部42を構成する直線状の溝と平行に延在する、裏側に設けられた直線状の連続する溝で構成されている。屈曲部43aは、裏側に設けられた溝で構成されるものに限らず、例えば、表側に設けられた溝で構成されてもよい。また、屈曲部43aは、溝で構成されるものに限らず、例えば、開口で構成されてもよい。このように、屈曲部43aは、表側に凸となる山折り状に屈曲可能な肉抜き部で構成することができる。肉抜き部の構造は、胴部22に対するスクイズ及びその解除による弁体43の揺動時に屈曲部43aが山折り状の屈曲状態を維持できるような剛性を肉抜き部に残すように、弁部材40の材質等に応じて適宜設定することができる。
先端壁部43cは、弁体43が表側から裏側に向けて揺動することにより弁受け部45に当接可能である。また、先端壁部43cは、吐出容器1の不使用時には、ヒンジ部42が生じる表側から裏側への付勢力により弁受け部45に所定の力で押し付けられている。したがって、吐出容器1を傾倒させただけでは先端壁部43cは弁受け部45から離れ難いため、吐出口33からの液垂れを生じ難い。ヒンジ部42の付勢力は、内容物の比重等に応じて適宜設定することができる。
弁体43は、図2~図4に示すように射出成形時に弁受け部45より裏側に位置する先端壁部43cが、図5に示すように屈曲部43aを山折り状に屈曲させることによって弁受け部45を裏側から表側に乗り越え可能であるように構成されている。ヒンジ部42の上記付勢力は、成形時の状態から先端壁部43cが弁受け部45を乗り越えたセット状態となるまでの、ヒンジ部42における弾性変形によって生じさせることができる。
図2~図4に示すように、弁体43は、射出成形時にはヒンジ部42から斜め下方に傾斜した平板状をなしており、このとき屈曲部43aは屈曲していない。屈曲部43aは、先端壁部43cが弁受け部45を裏側から表側に乗り越えるために屈曲させられることで生じる塑性変形により、山折り状の屈曲状態とされる。したがって、セット状態において、弁体43は、屈曲部43aが山折り状の屈曲状態を維持したまま、胴部22に対するスクイズ及びその解除によりヒンジ部42を介して揺動可能である。
図6、図7に示すように、先端壁部43cの裏面には、屈曲部43aの山折り状から谷折り状への反転変形を阻止するように弁受け部45の係合部45bと係合可能な係合凸部43dが設けられている。係合凸部43dは、先端壁部43cの裏面から、裏側に向けて先端側に傾斜する方向に突出するとともに弁体43の幅方向に延在するリブ状をなしている。弁受け部45の係合部45bは、前述した貫通孔45aの内周面における、通過口44から離れた側の部分で構成されている。なお、弁受け部45の係合部45bは、貫通孔45aで構成されるものに限らず、例えば、凹部で構成されてもよい。また、係合凸部43dは、リブ状のものに限らず、例えば、単数又は複数の突起で構成されてもよい。
本実施形態に係る吐出容器1によれば、蓋体37を開いた状態で吐出容器1を傾倒させて胴部22をスクイズすることにより、収容空間S内の内容物によって弁体43を表側に押し開き、内容物を通過口44を通過させて吐出口33から吐出することができる。また、このとき、弁体43は、弁体43が閉じた状態において、弁体43が閉じる方向の付勢力をヒンジ部42から受けているので、吐出容器1を傾倒させただけでは開き難い。したがって、吐出容器1を傾倒させたときの液垂れを生じ難くすることができる。
また、スクイズの解除により、サックバック圧によって弁体43を裏側に揺動させて弁受け部45に当接させ、弁体43によって通過口44を閉じることができる。このとき、弁体43の係合凸部43dが弁受け部45の係合部45bと係合することで、屈曲部43aの山折り状から谷折り状への反転変形を阻止することができる。したがって、サックバック圧によって弁体43が弁受け部45を表側から裏側に向けて乗り越え(すなわち、弁体43が弁受け部45の裏側に抜け出し)てしまい、通過口44が開いて液垂れを生じてしまったり、その後の弁体43の開閉機能を損なってしまったりすることを防止することができる。なお、係合凸部43dを設けずに、屈曲部43aの剛性や先端壁部43c及び弁受け部45の形状などの適切な設定のみによってこのような反転変形を阻止する構成としてもよい。しかし、本実施形態のように係合凸部43dを設けた場合には、このような設定を行う際に、より大きな自由度を確保することができる。
また、弁部材40は、圧力逃がし口48を有しているので、スクイズの解除時に生じるサックバック圧を低減することができ、圧力逃がし口48を設けない場合と比べ、サックバック圧によって弁体43が弁受け部45の裏側に抜け出すことをより確実に防止することができる。
また、本実施形態に係る吐出容器1は、弁部材40が合成樹脂の射出成形によって形成されているので、安価に製造することができる。また、本実施形態に係る吐出容器1は、弁部材40が弁体43と弁受け部45との両方を有しているので、少ない部品点数で構成することができ、この点からも安価に製造することが可能である。
また、本実施形態に係る吐出容器1は、弁受け部45の係合部45bを貫通孔45aで構成しているので、弁体43のセットが正常に行われたか否かの検査を、この貫通孔45aを用いて行うことができる。すなわち、貫通孔45aを通る位置にレーザーを照射し、その導通状態を調べることで、弁体43が成形時の状態からセット状態になっているか否かを確認することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出容器1は、弁部材40の弁部材基部41の周壁41aが吐出キャップ30の取付け筒35に取付けられるように構成されている。しかし、吐出容器1は、弁部材40の弁部材基部41が吐出キャップ30に取付けられる構成であればよく、吐出容器1は、例えば、図8に示す例のように弁部材基部41の周壁41aの外周面が吐出キャップ30の吐出筒34の内周面に取付けられる構成であってもよい。図8に示す例では、吐出筒34はその下側部分が拡径した二段筒状をなしており、当該下側部分の内周面に弁部材40を取付ける係止凸部35aが設けられている。なお、図8において、本実施形態における構成要素に対応する構成要素には、同一の符号を付している。
また、本実施形態では、吐出キャップ30にシール筒32aが設けられている。しかし、図8に示す例のように、吐出キャップ30はシール筒32aを有さない構成であってもよい。また、吐出容器1は、図8に示す例のように、口部21の上端面に使用開始時に剥離可能なアルミシール50を貼着した構成としてもよい。
前述した実施形態及びその種々の変形例は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記の実施形態では、吐出容器1は、弁部材40の弁部材基部41が円筒状の周壁41aを有し、この周壁41aが吐出キャップ30に取付けられるように構成されている。しかし、周壁41aは、円筒状以外の筒状であってもよい。また、前記の実施形態では、吐出容器1は、通過口44、弁受け部45及び基端壁41cが、弁部材基部41の下端部に設けられた構成となっている。しかし、吐出容器1は、通過口44、弁受け部45及び基端壁41cが、弁部材基部41の上下方向中間部に設けられた構成であってもよい。また、前記の実施形態では、通過口44は略正方形状をなしている。しかし、通過口44は、略長方形状又は略台形状等であってもよい。
1 吐出容器
20 容器本体
21 口部
21a 雄ねじ部
22 胴部
30 吐出キャップ
31 外周壁
31a 雌ねじ部
32 頂壁
32a シール筒
33 吐出口
34 吐出筒
35 取付け筒
35a 係止凸部
36 ヒンジ
37 蓋体
37a 天壁
37b シール壁
37c 摘み部
40 弁部材
41 弁部材基部
41a 周壁
41b 係止凸部
41c 基端壁
42 ヒンジ部
43 弁体
43a 屈曲部
43b 本体壁部
43c 先端壁部
43d 係合凸部
44 通過口
45 弁受け部
45a 貫通孔
45b 係合部
46 側部壁
47 仕切り壁
48 圧力逃がし口
48a 流路
50 アルミシール
S 収容空間

Claims (4)

  1. スクイズ可能な胴部及び該胴部に連なる筒状の口部を備え、内容物を収容可能な収容空間を区画形成する容器本体と、
    内容物を吐出する吐出口を備え、前記容器本体の口部に装着される吐出キャップと、
    前記吐出キャップに取付けられるとともに前記収容空間から前記吐出口へ向かう内容物の通過口を有する弁部材基部、及び該弁部材基部にヒンジ部を介して揺動可能に連結する弁体を備え、射出成形された弁部材と、を有し、
    前記弁体は、前記ヒンジ部より先端側に位置する屈曲部と、前記ヒンジ部と前記屈曲部との間に位置する本体壁部と、前記屈曲部より先端側に位置する先端壁部と、を有し、
    前記弁部材基部は、前記弁体が前記吐出口の側である表側から前記収容空間の側である裏側に向けて揺動することにより前記先端壁部が当接可能な弁受け部を有し、
    前記弁体は、射出成形時に前記弁受け部より裏側に位置する前記先端壁部が、前記屈曲部を前記表側に凸となる山折り状に屈曲させることによって前記弁受け部を前記裏側から前記表側に乗り越え可能であるように構成されている、
    吐出容器。
  2. 前記弁体の前記先端壁部の裏面には、前記屈曲部の山折り状から谷折り状への反転変形を阻止するように前記弁受け部の係合部と係合可能な係合凸部が設けられている、請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記弁受け部の前記係合部は、前記弁受け部を貫通する貫通孔の内周面で構成されている、請求項2に記載の吐出容器。
  4. 前記弁部材基部は、前記胴部に対するスクイズの解除により前記吐出口から前記収容空間へ向かう内容物の通過を許容する一方、重力のみによる前記収容空間から前記吐出口へ向かう内容物の通過は許容しない圧力逃がし口を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の吐出容器。
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