JP7046114B2 - 感圧センサ - Google Patents

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Description

本発明は、生体情報を計測する感圧センサに関する。
近年、医療介護や健康促進等の目的で感圧センサが使用されている。一例として、感圧センサを用いて、ベッドでの寝姿の圧力分布や椅子等での着座姿勢の圧力分布を生体情報として計測する。このように身体に接触させて生体情報を計測する用途においては、身体に違和感の少ない柔軟性を有しつつ、身体に対応した大きなサイズで広範囲の圧力分布を計測可能な感圧センサが必要とされている。
従来、加圧力によって電気特性値が変化する中間布を、導電性貴金属粒子をめっきして塗り分けた第1電極布と第3電極布とで挟んだ構成の感圧シートが提案されている(特許文献1:米国特許第8966997号明細書参照)。また、荷重によって抵抗値が変化する中間混合物を、導電性糸を有する上布と下布とで挟んだ構成の感圧シートが提案されている(特許文献2:特開2004-132765号公報参照)。
米国特許第8966997号明細書 特開2004-132765号公報
特許文献1記載の感圧シートは、加圧力を検出する中間布が必須であるので、その分の材料費が嵩み、また、中間布が電極布と電極布との間に配置されたことによって、布本来の柔軟性が損なわれて重量が増大する。そして、導電性貴金属粒子を布にめっきする場合、布の油分除去、触媒付与、布表面の活性化処理等を事前に行う必要があるため、処理工程が複雑になるとともに、布へのダメージが懸念される。さらに、布のサイズは、めっき設備のサイズの制約を受けるので、大きなサイズの感圧シートを製造することが困難である。また、特許文献2記載の感圧シートは、加圧力を検出する中間混合物が必須であるので、その分の材料費が嵩み、また、中間混合物が電極布と電極布との中間にマトリクス配置されたことによって、布本来の柔軟性が損なわれて重量が増大する。そして、細い導電性糸の長さ方向の抵抗値は中間混合物の抵抗値に対してノイズ成分となって抵抗値変動が大きくなる。その結果、感圧抵抗の再現性に乏しく所望の計測ができない、という問題がある。さらに、布のサイズを大きくすると、膨大な数の中間混合物をマトリクス配置しなければならず、大きなサイズの感圧シートを製造することが困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、加圧力を検出するための中間布や中間混合物をなくして、電極布を上下に重ね合わせた単純な構成によって材料費を大幅に抑えるとともに、布の柔軟性を活かしつつ、広範囲の圧力分布を面接触の状態で安定して計測できて、尚且つ、各交差領域における加圧力の計測精度を高めた構成の感圧センサを提供することを目的とする。
本発明は一実施形態として以下に開示する解決策により、前記課題を解決する。
本発明に係る感圧センサは、第1電極布と第2電極布とを有し、前記第1電極布の第1主面に露出した第1導電性繊維糸によって第1導電面が形成されており、前記第1電極布の第2主面に露出した第2導電性繊維糸によって第2導電面が形成されており、前記第2電極布の第3主面に露出した第3導電性繊維糸によって第3導電面が形成されており、前記第2電極布の第4主面に露出した第4導電性繊維糸によって第4導電面が形成されており、かつ、前記第2導電面と前記第3導電面との交差領域がマトリクス配置で形成されており、前記第1導電面と前記第4導電面が当接する構成、前記第1導電面と前記第3導電面が当接する構成、前記第2導電面と前記第4導電面が当接する構成のいずれかであり、前記第1導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗は前記第2導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっているとともに前記第3導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっており、かつ、前記第4導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗は前記第3導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっていることを特徴とする。
この構成によれば、第1電極布と第2電極布とを上下に重ね合わせた単純な構成によって材料費を大幅に抑えるとともに、布の柔軟性を活かしつつ、広範囲の圧力分布を面接触の状態で安定して計測できて、尚且つ、各交差領域における加圧力の計測精度を高めた構成になる。
本発明によれば、材料費を大幅に抑えるとともに、電極布と感圧布とを一体構造にしたことでアラインメント誤差をなくすことができる。そして、布の柔軟性を活かしつつ、広範囲の圧力分布を面接触の状態で安定して計測できて、尚且つ、各交差領域における加圧力の計測精度を高めた構成になる。
図1は第1の実施形態における第1例の感圧センサの交差領域における第1電極布と第2電極布との配置例を斜視にて模式的に示す構造展開図である。 図2は第1の実施形態における第2例の感圧センサの交差領域における第1電極布と第2電極布との配置例を斜視にて模式的に示す構造展開図である。 図3は第1の実施形態における第3例の感圧センサの交差領域における第1電極布と第2電極布との配置例を斜視にて模式的に示す構造展開図である。 図4は第1電極布と第2電極布が織物の場合の表面並びに裏面の例を模式的に示す図である。 図5は第1電極布と第2電極布が織物の場合の表面並びに裏面の他の例を模式的に示す図である。 図6は第1電極布と第2電極布が編物の場合の表面並びに裏面の例を模式的に示す図である。 図7は第1の実施形態の感圧センサの例を示す概略の平面図であり、コントローラを接続した状態を示す図である。 図8は第1の実施形態の感圧センサの他の例を示す概略の平面図であり、コントローラを接続した状態を示す図である。 図9は第2の実施形態の感圧センサの例を示す概略の平面図であり、コントローラを接続した状態を示す図である。 図10Aは感圧センサがカバー布に縫製された例を示す概略の斜視図であり、図10Bは図10Aの一部を拡大して示す概略の断面図である。 図11Aはミシンによって第1電極布と第2電極布とを貫通したループ状の上糸に下糸を通して結び目が出来た状態の一部を示す概略の断面図であり、図11Bは図11Aに続いて前記結び目を引き上げることで第1電極布と第2電極布との間に前記結び目が配された状態の一部を示す概略の断面図であり、図11Cは図11Bに続いて第1電極布と第2電極布とを所定方向に移動させながら結び目を作る作業を繰り返して縫製された状態の一部を示す概略の断面図である。 図12は第1の実施形態の感圧センサが縫製された状態を示す概略の斜視図である。 図13は図12の概略の平面図であり、コントローラを接続した状態を示す図である。 図14は第2の実施形態の感圧センサが縫製された状態を示す概略の斜視図である。 図15は図14の概略の平面図であり、コントローラを接続した状態を示す図である。 図16は図4の例を画像にて示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。図12は第1の実施形態の感圧センサ1を示す概略の斜視図である。図7、図8並びに図13は感圧センサ1にコントローラ7を接続した状態を示す概略の平面図である。本実施形態は、第1電極布2と第2電極布3とが重ね合わさって構成される。説明の都合上、カバー布や信号配線等を省略している場合がある。ここで、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。第1電極布2における第1主面2aと第2主面2bとはそれぞれ互いに表裏の関係にある。同様に、第2電極布3における第3主面3aと第4主面3bとはそれぞれ互いに表裏の関係にある。
図1~図3は、本実施形態の感圧センサ1の交差領域V1における第1電極布2と第2電極布3との配置例を模式的に示す構造展開図である。図1は、第1導電面2a1と第4導電面3b1が当接する構成の例である。図2は、第1導電面2a1と第3導電面3a1が当接する構成の例である。図3は、第2導電面2b1と第4導電面3b1が当接する構成の例である。第1導電面2a1、第2導電面2b1、第3導電面3a1並びに第4導電面3b1の形成は、一例として、導電性繊維糸同士を絡ませる構成、導電性繊維糸を斜め縫いする構成、導電性繊維糸を斜め結びする構成、その他既知の方法が適用される。
図4、図5並びに図16に示す例は、第1電極布2、並びに第2電極布3は、織物である。織物は、一例として、水平織機、垂直織機またはジャガード織機によって製造される。織物は、一例として、平織、斜文織、綾織、朱子織、二重織、ジャガード、ラメ、ゴブラン、パイル、ビロード、タオル、モケット、その他既知の織方が適用された重ね組織となっており、いわゆる3次元立体構造となっている。なお、図示の例に限定されない。
図4と図16に示す例は、第1導電面2a1と第4導電面3b1が当接して電気回路が形成されている構成である。この例では、第1主面2aは、第1非導電性繊維糸5aを有する第1絶縁ラインが格子模様になっており、かつ、第4主面3bは、第4非導電性繊維糸5dを有する第4絶縁ラインが第1主面2aと同一または対応する模様になっている。また、この例では、第2主面2bは、第2非導電性繊維糸5bを有する第2絶縁ラインが縦縞模様または横縞模様になっており、かつ、第3主面3aは、第3非導電性繊維糸5cを有する第3絶縁ラインが第2主面2bと同一または対応する模様になっている。この構成によれば、第2導電面2b1と第3導電面3a1との交差領域V1を規則正しい格子状のマトリクス配置で形成することが容易にできるとともに、第1導電面2a1と第4導電面3b1が当接する当接面積を一定にして電気回路における電気抵抗のばらつきを抑えることが容易にできる。なお、ここで、第1非導電性繊維糸5aと第2非導電性繊維糸5bは同じ糸の場合があり、または、異なる糸の場合がある。また、ここで、第3非導電性繊維糸5cと第4非導電性繊維糸5dは同じ糸の場合があり、または、異なる糸の場合がある。
図16に示すように、第1主面2aは、緯糸を第1導電性繊維糸4aとして、経糸を第1非導電性繊維糸5aとした場合に、緯糸を経糸に対して規則的に飛ばして第1導電性繊維糸4aの露出を増やした織組織であり、かつ、第4主面3bは、緯糸を第4導電性繊維糸4dとして、経糸を第4非導電性繊維糸5dとした場合に、緯糸を経糸に対して規則的に飛ばして第4導電性繊維糸4dの露出を増やした織組織である。そして、経糸を第2導電性繊維糸4b(第3導電性繊維糸4c)として、緯糸を第1導電性繊維糸4a(第4導電性繊維糸4d)とした導電ラインが複数近接配置して第2導電面2b1が形成されている。織組織は、一例として、二重織、斜文織、綾織、朱子織が挙げられる。この構成によれば、第1電極布2と第2電極布3とを90度交差配置させた場合における、第1導電性繊維糸4aと第4導電性繊維糸4dとの当接面積を増やすことができるので、感度特性のばらつきが少なくて接触による再現性の高い高性能の感圧センサ1になる。なお、図16は一例であり、この例に限定されない。ここで、第1導電性繊維糸4aと第4導電性繊維糸4dは同じ糸の場合があり、または、異なる糸の場合がある。また、第2導電性繊維糸4bと第3導電性繊維糸4cは同じ糸の場合があり、または、異なる糸の場合がある。緯糸と経糸とは相対的な関係であり、織機の種類によって互いの関係が入れ替わる場合がある。
図6に示す例では、第1電極布2、並びに第2電極布3は編物である。編物は、一例として、横編機、フルファッション編機または丸編機によって編成された緯編である。緯編は、一例として、平編、ゴム編、パール編、タック編、パイル編、ジャガード編、その他既知の緯編が適用された重ね組織となっており、いわゆる3次元立体構造となっている。また、編物は、一例として、トリコット編機、ラッセル編機、クロッシェ編機またはミラニーズ編機によって編成された経編である。経編は、一例として、トリコット編、サテン編、インレイ編、ラッセル編、ダブルラッセル編、クロッシェ編、鎖編、アトラス編、ミラニーズ編、その他既知の経編が適用された重ね組織となっており、いわゆる3次元立体構造となっている。なお、図示の例に限定されない。
本実施形態は、第1電極布2の第1主面2aに第1導電性繊維糸4aが露出して第1導電面2a1が形成されており、第1電極布2の第2主面2bに第2導電性繊維糸4bが露出して第2導電面2b1が形成されている。また、第2電極布3の第3主面3aに第3導電性繊維糸4cが露出して第3導電面3a1が形成されており、第2電極布3の第4主面3bに第4導電性繊維糸4dが露出して第4導電面3b1が形成されている。尚且つ、第2導電面2b1と第3導電面3a1との交差領域V1がマトリクス配置で形成されている。
第1電極布2と第2電極布3とが互いに近づく圧縮方向に10[kPa]の外力を加えた状態における、第1導電面2a1と第2導電面2b1との厚み方向の電気抵抗の平均値Rcに対して、第1導電面2a1の長手方向の電気抵抗の平均値R1と、第2導電面2b1の長手方向の電気抵抗の平均値R2とは次の式(1)を満たすことが好ましい。
(数1)
R2<Rc<<R1・・・(1)
この構成によれば、加圧力を検出する際に、電極間のショートを防止しつつ、隣接する交差領域とのクロストークを防止できるので、S/N比を向上できる。一例として、第2導電面2b1の長手方向の抵抗の平均値である抵抗値R2を基準とした場合の第1導電面2a1の長手方向の抵抗の平均値である抵抗値R1との比を1:300超にすることで身体に違和感の少ない布の柔軟性を活かすことができる。一例として、電気信号線として30ライン分の抵抗値が累積しても電気抵抗の累積による測定抵抗への影響は1/10未満にできる。
本実施形態は、第1導電性繊維糸4aの単位長さ当たりの電気抵抗は、第2導電性繊維糸4bの単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっているとともに、第3導電性繊維糸4cの単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっている。そして、第2導電性繊維糸4bは第1電極布2の第2主面2bにのみ露出している。また、第4導電性繊維糸4dの単位長さ当たりの電気抵抗は、第3導電性繊維糸4cの単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっている。そして、第3導電性繊維糸4cは第2電極布3の第3主面3aにのみ露出している。この構成によれば、第1電極布2と第2電極布3とを上下に重ね合わせた単純な構成によって材料費を大幅に抑えるとともに、布の柔軟性を活かしつつ、広範囲の圧力分布を面接触の状態で安定して計測できて、尚且つ、各交差領域V1における加圧力の計測精度を高めた構成になる。
第1電極布2と第2電極布3とはそれぞれ非導電性繊維糸を有している場合がある。一例として、非導電性繊維糸はポリエステル、ポリアミド、ナイロン、レーヨン、アクリルまたはポリウレタンのいずれか一種以上を含む合成糸である。非導電性繊維糸を有していることで、肌触りがよくて耐薬品性に優れた構成になる。接触抵抗を小さくし、布の柔軟性を活かしつつ圧力センサとして必要な強度を確保するためには、非導電性繊維糸はマルチフィラメントが好ましい。一例として、非導電性繊維糸は20~200デニールである。
第1導電性繊維糸4a、第2導電性繊維糸4b、第3導電性繊維糸4c並びに第4導電性繊維糸4dはそれぞれポリエステル、ポリアミド、ナイロン、レーヨン、アクリルまたはポリウレタンのいずれか一種以上を含む合成糸を有しており、前記合成糸に導電性カーボンブラック、導電性高分子化合物、銀、ニッケル、ニッケル合金、銅、銅合金、硫化銅、アルミニウムまたはアルミニウム合金のいずれか一種以上の導電性材料をコートしている構成が好ましい。一例として、第2導電性繊維糸4bと第3導電性繊維糸4cとはそれぞれポリエステル、ポリアミド、ナイロン、レーヨン、アクリルまたはポリウレタンのいずれか一種以上を含む合成糸を芯糸として、ポリエステル糸、ポリアミド糸またはナイロン糸が銀でコートされた糸によってカバーリングされたカバーリング糸である。この構成によれば、優れた伸縮性をもたせることができる。コートは、めっき、蒸着、その他既知のコーティング工法が適用される。一例として、第2導電性繊維糸4bと第3導電性繊維糸4cとはそれぞれポリエステル糸、ポリアミド糸またはナイロン糸が銀でコートされてウーリー加工されたウーリー加工糸である。この構成によれば、優れた伸縮性をもたせることができるとともに、表面積を大きくして接触性を高めることができる。
第2導電性繊維糸4bと第3導電性繊維糸4cとに導電性金属を適用する場合、導電性金属の厚みは、コートされる糸の直径に対して1%以上10%以下が好ましい。この構成によれば、コートされる糸の長さ方向の抵抗値を抑えつつ柔軟性を確保できる。同様に、第1導電性繊維糸4aと第4導電性繊維糸4dとに導電性金属を適用する場合、導電性金属の厚みは、コートされる糸の直径に対して0.01%以上1%以下が好ましい。特に、銀は展延性に優れているので導電性薄膜を形成できるうえ、銀イオンはバクテリアなどの雑菌に対して強い殺菌力を示すので優れた抗菌作用がある。一例として、第2導電性繊維糸4bと第3導電性繊維糸4cとは同一材料または同種材料からなる。一例として、第2導電性繊維糸4bと第3導電性繊維糸4cとは経糸になる。
一例として、第1導電性繊維糸4aおよび第4導電性繊維糸4dは導電性カーボンブラックが適用される。導電性カーボンブラックのサイズは平均一次粒子径が100[nm]以下のケッチェンブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラックまたはファーネスブラックのいずれか1種以上であることが好ましい。この構成によれば、耐擦過性および柔軟性に優れた布になる。一例として、第1導電性繊維糸4aと第4導電性繊維糸4dとは硫化銅によってコートされた合成糸である。この構成によれば、耐擦過性および柔軟性に優れた布になる。一例として、第1導電性繊維糸4aと第4導電性繊維糸4dとは緯糸になる。
一例として、第1導電性繊維糸4aと第2導電性繊維糸4b、及び/または、第3導電性繊維糸4cと第4導電性繊維糸4dとは同一材料または同種材料からなり、前記導電性材料のコート厚みを異ならせている。より具体的な例として、基材糸を50デニールのナイロン糸とし、第2導電性繊維糸4bと第3導電性繊維糸4cとは前記基材糸の表面に膜厚2~3[μm]の銀メッキを施して形成し、第1導電性繊維糸4aと第4導電性繊維糸4dは前記基材糸の表面に50~200[nm]の銀メッキを施して形成する。この構成によれば、同一材料でそれぞれ電気抵抗を異ならせた導電性繊維糸を形成することができるとともに、同一の製法で製造することができるため、部品点数を大幅に削減出来るとともに、繊維糸同士の電気抵抗の組み合わせが単純化されて感圧センサ1が容易に構成できる。一例として、第1電極布2と第2電極布3とは同一材料または同種材料からなる。この構成によれば、部品点数を大幅に削減出来るとともに、布同士の電気抵抗の組み合わせが単純化されて感圧センサ1が容易に構成できる。
本実施形態は、第1電極布2は第1間隔2cで複数の第2導電面2b1が形成されており、第2電極布3は第2間隔3cで複数の第3導電面3a1が形成されており、第3導電面3a1と第2導電面2b1とが交差するように配されて交差領域V1が形成される構成である。一例として、第1電極布2と第2電極布3とを同じものにすることで部品点数を半減できる。
図10Aと図10Bは、感圧センサ1がカバー布8aとカバー布8bに縫製された構成の例である。第1電極布2は、縫合糸9aによってカバー布8aに縫い付けられており、かつ、第2電極布3は、縫合糸9bによってカバー布8bに縫い付けられている。そして、一例として、カバー布8aとカバー布8bの四隅を縫製、ホック止め、ハトメ、面ファスナー、その他既知の方法で組み付けて一体化している。つまり、第1電極布2と第2電極布3は、縫合糸9a、9bによってカバー布8a、8bの内側にそれぞれ縫い付けられて互いに向き合っている構成である。この構成により、測定領域の位置ずれを防止するとともに、布の柔軟性を活かしつつ安定した加圧力の計測が可能になる。なお、上記構成に限定されず、例えば、袋状のカバー布を裏返して、第1電極布2と第2電極布3を縫合糸によってカバー布の内側にそれぞれ縫い付けて、カバー布を表返すことで感圧センサ1をカバー布と一体構造にすることもできる。
また、第1電極布2と第2電極布3とが縫合糸9cによって互いに縫い付けられている構成にする場合がある。この構成によれば、第1電極布2と第2電極布3とが縫い付けられて一体化しているので、測定領域の位置ずれを防止するとともに、布の柔軟性を活かしつつ安定した加圧力の計測が可能になる。尚且つ、広範囲の圧力分布を計測可能なサイズにできる。そして、面接触の状態で安定した加圧力の計測が可能となり、材料費を抑えつつ、生産性が高い構成になる。さらに、縫い付けによって交差領域V1の境界の位置が安定するので、各交差領域V1における加圧力の計測精度を高めることができる。
図11A、図11B、図11Cは、ミシンによって第1電極布2と第2電極布3とを互いに縫い合わせる手順を例示する概略の断面図である。一例として、本縫いの場合、ミシンによって第1電極布2と第2電極布3とを貫通したループ状の上糸(縫合糸9c)に下糸(縫合糸9c)を通して結び目が出来た状態とし(図11A)、結び目を引き上げることで第1電極布2と第2電極布3との間に結び目が配される状態とし(図11B)、第1電極布2と第2電極布3とを所定方向に移動させながら結び目を作る作業を繰り返して縫製する(図11C)。ミシンによって第1電極布2と第2電極布3とを縫製する場合も、上記の縫製手順と同様である。縫製は、一例としてミシン、若しくは手縫いである。前記縫製は、一例として本縫い、環縫い、かがり縫い、偏平縫い、その他既知の縫い方が適用される。縫合糸9cが縫い付けられた箇所は伸縮性のない縫い目となり、不感帯が形成されて交差領域V1以外の箇所の抵抗値の変動が抑えられるので、交差領域V1をマトリクス配置で形成するとともに、個々に電気信号を取り出すための独立した圧力セルとして機能させ易くなる。
縫合糸9a、9b、9cは、一例としてナイロン、ポリエステル、レーヨン、アクリル、ポリアミドなどの合成繊維や、綿、リンネルなどの天然繊維からなる。一例として、縫合糸9a、9b、9cの太さは、20~200デニールである。
図7、図8、図13は第1の実施形態の感圧センサ1の例を示す概略の平面図であり、コントローラ7を接続した状態の図である。コントローラ7は、信号配線の切替え回路、信号検出器、A/D変換器、半導体メモリ、演算回路、これらを制御するCPUを有する。感圧センサ1は、コントローラ7に内蔵された切替え回路によって周波数が一例として10~100[Hz]でスキャンされ、マトリクス配置で形成された交差領域V1の抵抗値を個々にミリ秒オーダーで信号検出器によって検出され、A/D変換器によってA-D変換され、半導体メモリによってデータ蓄積され、演算回路によって演算され、最終的に圧力値または圧力分布、若しくは圧力値及び圧力分布として外部のディスプレイ装置に表示される。一例としてコントローラ7とディスプレイ装置とは、感圧センサ1との信号接続用のインターフェース基板が内蔵されたパーソナルコンピュータが適用できる。
本実施形態は、一例として、第1電極布2の第1主面2aに第1間隔2cで配された[m]数の第2導電面2b1と、第2電極布3の第4主面3bに第2導電面2b1と交差する方向に第2間隔3cで配された[n]数の第3導電面3a1とを備え、第3導電面3a1と第3導電面3a1との交差領域V1がマトリクス配置で形成されている。ここで、[m]と[n]とはそれぞれ2以上の自然数であり、図13の例では、m=5であり、n=6である。
本実施形態は、一例として、第1電極布2の端部に所定間隔で配された導電性の第1端子6aによって第2導電面2b1が信号接続されており、かつ、第2電極布3の端部に第1端子6aに一対一で対応して配された導電性の第2端子6bによって第3導電面3a1が信号接続されている。この構成により、コントローラ7など外部機器への信号接続が容易にできる。また、図8に示す例は、第1端子6aおよび第2端子6bの各サイズに応じて分解能が設定可能な構成である。これにより、一例として、周辺部に対して中央部の分解能を高めて、身体に対応させた高精度のセンシングが容易にできる。
第1端子6a並びに第2端子6bは、一例として、真鍮、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、ニッケル、ニッケル合金、銅、銅合金などの導電性金属製である。また、一例として、ハトメ、クリップ、カシメ端子、その他既知の端子が適用できる。第1端子6a並びに第2端子6bは、一例として、側面視で「コの字形状」となっている。この構成によれば、コントローラ7との接続が容易にできるうえに、第2導電面2b1における複数の第2導電性繊維糸4bを接触によって一括して電気接続できて、第3導電面3a1における複数の第3導電性繊維糸4cを接触によって一括して電気接続できるので、電気接続の信頼性に優れた感圧センサ1になる。そして、第1端子6a並びに第2端子6bのサイズを小さくすることで第2導電性繊維糸4bや第3導電性繊維糸4cとの接続数を少なくして分解能を高めることができるので、感圧センサ1の空間分解能を容易に変更できる。
一例として、幅が900[mm]×長さが1800[mm]のベッドサイズに合わせたサイズの感圧センサ1とすることができる。この場合、電極ストライプが25[mm]で絶縁ストライプが35[mm]のストライプピッチを有する第1電極布2と、電極ストライプが25[mm]で絶縁ストライプが35[mm]のストライプピッチを有する第2電極布3とを上下に重ね合わせた構成とすることで、交差領域の一辺が25[mm]の感圧セルを450個備えて圧力分布が計測可能な感圧センサ1ができる。このように、絶縁ストライプを電極ストライプより幅広にすることにより、導電性繊維糸の使用量を低減し、よりコストダウンすることができる。そして、絶縁ストライプのエリア内で第1電極布2と導電布と第2電極布3とを非導電性の縫合糸9cで縫製することによって、第1電極布2と第2電極布3との位置ずれを防止するとともに、感圧特性の再現性に優れた大きなサイズの感圧センサ1ができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について、以下に説明する。図9並びに図15は第2の実施形態の感圧センサ1の例を示す概略の平面図であり、コントローラ7を接続した状態の図である。第2の実施形態では、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。
本実施形態は、一例として、[m]数の第1電極布2が第1間隔2cで配されており、第1電極布2と交差する方向に[n]数の第2電極布3が第2間隔3cで配されて交差領域V1が形成される構成である。ここで、[m]と[n]とはそれぞれ2以上の自然数であり、図15の例では、m=5であり、n=6である。この構成によれば、第1電極布2並びに第2電極布3をそれぞれ細幅織物または細幅編物にすることで、軽量化するとともに、材料費を抑えつつ生産性が高い構成になる。一例として、第1電極布2と第2電極布3とを同じものにすることで部品点数を半減できる。
図9に示すように、一例として、圧電素子などからなる振動センサ11が信号取出可能に感圧センサ1における電気回路に接続されている構成にすることで、圧力分布および心拍呼吸を高精度でセンシングすることが容易にできる。また、一例として、熱電対などからなる温度センサ11や、湿度センサ11などが信号取出可能に感圧センサ1における電気回路に接続されている構成にすることで、圧力分布および温湿度分布を高精度でセンシングすることが容易にできる。つまり、一例として、感圧センサ1における電気回路は、振動センサ、温度センサ、または湿度センサのいずれか一種以上が信号取出可能に接続されている構成が好ましい。振動センサ、温度センサ、湿度センサなどの各種センサは、帯状の第1電極布2と、帯状の第2電極布3との交差領域以外に形成された空間に配置することで、省スペースで合理的な配置構成のハイブリッドセンサになる。
上述の感圧センサ1は、一例としてベッド、ベッド用マット、シーツ、敷布、クッション、椅子用マット、健康マット、カーペットに適用できる。一例としてベッド、ベッド用マット、シーツまたは敷布に感圧センサ1を組み込むことで、人の就寝時の寝姿を計測し、エアマットの空気圧調整等によって寝返りを促して褥瘡を防止できる。また、所定部位の圧力波形を分析演算することにより心拍センサや呼吸センサとして、心拍や呼吸等を計測することも可能である。一例として、クッションまたは椅子用マットに感圧センサ1を組み込むことで、人の着座姿勢の計測や、離席を検知して人の動作の把握や、エアクッションの空気圧調整等によって姿勢を矯正して肩こりや腰痛を防止できる。一例として、健康マットまたはカーペットに感圧センサ1を組み込むことで、人の歩行姿勢の計測や、立位での足圧計測によって被検者に対応する靴のカスタマイズができる。そして、接触抵抗から人の体重を計測することも可能であり、また、人の部屋内移動など生活習慣の計測にも応用可能である。一般に、椅子やベッドでの圧力分布計測では、感圧センサ1による計測範囲は加圧力が2~40[kPa]で十分に計測できる。感圧センサ1による計測頻度が高いのは加圧力が10[kPa]前後である。
上述の実施形態では第2電極布3の第4主面3bに第4導電性繊維糸4dが露出して第4導電面3b1が形成されているとして説明したが、この構成に限定されない。第1電極布2の第1主面2aと第2電極布3の第3主面3aとが当接する構成の場合、第4導電性繊維糸4dを省いても特段支障ない。
本発明は、上述の実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。感圧センサ1の形状及びサイズは、既知のベッド、ベッド用マット、シーツ、敷布、クッション、椅子用マット、健康マット、カーペットの仕様等に合わせて適宜仕様変更する場合がある。
1 感圧センサ
2 第1電極布
2a 第1主面
2a1 第1導電面
2b 第2主面
2b1 第2導電面
2c 第1間隔
3 第2電極布
3a 第3主面
3a1 第3導電面
3b 第4主面
3b1 第4導電面
3c 第2間隔
4a 第1導電性繊維糸
4b 第2導電性繊維糸
4c 第3導電性繊維糸
4d 第4導電性繊維糸
5a 第1非導電性繊維糸
5b 第2非導電性繊維糸
5c 第3非導電性繊維糸
5d 第4非導電性繊維糸
6a 第1端子
6b 第2端子
7 コントローラ
8a、8b カバー布
9a、9b、9c 縫合糸
V1 交差領域

Claims (17)

  1. 第1電極布と第2電極布とを有し、
    前記第1電極布の第1主面に露出した第1導電性繊維糸によって第1導電面が形成されており、前記第1電極布の第2主面に露出した第2導電性繊維糸によって第2導電面が形成されており、前記第2電極布の第3主面に露出した第3導電性繊維糸によって第3導電面が形成されており、前記第2電極布の第4主面に露出した第4導電性繊維糸によって第4導電面が形成されており、かつ、前記第2導電面と前記第3導電面との交差領域がマトリクス配置で形成されており、
    前記第1導電面と前記第4導電面が当接する構成、前記第1導電面と前記第3導電面が当接する構成、前記第2導電面と前記第4導電面が当接する構成のいずれかであり、
    前記第1導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗は前記第2導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっているとともに前記第3導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっており、かつ、前記第4導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗は前記第3導電性繊維糸の単位長さ当たりの電気抵抗よりも高くなっていること
    を特徴とする感圧センサ。
  2. 前記第1電極布における前記第2主面にのみ前記第2導電性繊維糸が露出しており、かつ、前記第2電極布における前記第3主面にのみ前記第3導電性繊維糸が露出していること
    を特徴とする請求項1記載の感圧センサ。
  3. 前記第1電極布と前記第2電極布とが互いに近づく圧縮方向に10kPaの外力を加えた状態における、前記第1導電面と前記第2導電面との厚み方向の電気抵抗の平均値(Rc)に対して、前記第1導電面の長手方向の電気抵抗の平均値(R1)と、前記第2導電面の長手方向の電気抵抗の平均値(R2)とは次の式(1)を満たすこと
    を特徴とする請求項1または2記載の感圧センサ。
    (数1)
    R2<Rc<<R1・・・(1)
  4. 前記第1導電面の長手方向の電気抵抗の平均値(R1)は、前記第2導電面の長手方向の電気抵抗の平均値(R2)の300倍超であること
    を特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の感圧センサ。
  5. 前記第1導電面と前記第4導電面が当接して電気回路が形成されている構成であること
    を特徴とする請求項1~4のいずれか一項記載の感圧センサ。
  6. 前記第1主面は、第1非導電性繊維糸を有する第1絶縁ラインが格子模様になっており、
    前記第2主面は、第2非導電性繊維糸を有する第2絶縁ラインが縦縞模様または横縞模様になっており、
    前記第3主面は、第3非導電性繊維糸を有する第3絶縁ラインが前記第2主面と同一または対応する模様になっており、
    前記第4主面は、第4非導電性繊維糸を有する第4絶縁ラインが前記第1主面と同一または対応する模様になっていること
    を特徴とする請求項5記載の感圧センサ。
  7. 前記第1主面は、緯糸を前記第1導電性繊維糸として、経糸を前記第1非導電性繊維糸とした場合に、緯糸を経糸に対して規則的に飛ばして前記第1導電性繊維糸の露出を増やした織組織であり、かつ、前記第4主面は、緯糸を前記第4導電性繊維糸として、経糸を前記第4非導電性繊維糸とした場合に、緯糸を経糸に対して規則的に飛ばして前記第4導電性繊維糸の露出を増やした織組織であること
    を特徴とする請求項6記載の感圧センサ。
  8. 前記電気回路は、振動センサ、温度センサ、または湿度センサのいずれか一種以上が信号取出可能に接続されていること
    を特徴とする請求項5~7のいずれか一項記載の感圧センサ。
  9. 前記第1電極布の端部に所定間隔で配された導電性の第1端子によって前記第2導電面が信号接続されており、かつ、前記第2電極布の端部に前記第1端子に対応して配された導電性の第2端子によって前記第3導電面が信号接続されていること
    を特徴とする請求項5~8のいずれか一項記載の感圧センサ。
  10. 前記第1端子および前記第2端子の各サイズに応じて分解能が設定可能な構成であること
    を特徴とする請求項9記載の感圧センサ。
  11. 前記第1導電性繊維糸、前記第2導電性繊維糸並びに前記第3導電性繊維糸はそれぞれポリエステル、ポリアミド、ナイロン、レーヨン、アクリルまたはポリウレタンのいずれか一種以上を含む合成糸を有しており、前記合成糸に導電性カーボンブラック、導電性高分子化合物、銀、ニッケル、ニッケル合金、銅、銅合金、硫化銅、アルミニウムまたはアルミニウム合金のいずれか一種以上の導電性材料をコートしていること
    を特徴とする請求項1~10のいずれか一項記載の感圧センサ。
  12. 前記第1導電性繊維糸と前記第2導電性繊維糸とは同一材料または同種材料からなり、前記第1導電性繊維糸と前記第2導電性繊維糸とでは、前記導電性材料のコート厚みが異なっていること
    を特徴とする請求項11記載の感圧センサ。
  13. 前記第2導電性繊維糸と前記第3導電性繊維糸とは同一材料または同種材料からなること
    を特徴とする請求項1~12のいずれか一項記載の感圧センサ。
  14. 前記第1電極布と前記第2電極布とは同一材料または同種材料からなること
    を特徴とする請求項1~13のいずれか一項記載の感圧センサ。
  15. 前記第1電極布が第1間隔で複数配されており、前記第1電極布と交差する方向に前記第2電極布が第2間隔で複数配されて前記交差領域が形成されている構成であること
    を特徴とする請求項1~14のいずれか一項記載の感圧センサ。
  16. 前記第1電極布と前記第2電極布は、縫合糸によってカバー布の内側にそれぞれ縫い付けられて互いに向き合っている構成であること
    を特徴とする請求項1~15のいずれか一項記載の感圧センサ。
  17. 前記第1電極布は非導電性繊維糸を有している編物であり、かつ、前記第2電極布は非導電性繊維糸を有している編物であること
    を特徴とする請求項1~5のいずれか一項記載の感圧センサ。
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