JP7041035B2 - タッチパネル制御装置、タッチパネル制御方法、及び入力表示装置 - Google Patents

タッチパネル制御装置、タッチパネル制御方法、及び入力表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネル制御装置、タッチパネル制御方法、及び入力表示装置に関し、特に、表示装置の画面に重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネル、を制御するタッチパネル制御装置、タッチパネル制御方法、及び当該タッチパネル制御装置を備える入力表示装置に関する。
タッチパネルは、表示装置と組み合わせて使用されるポインティングデバイスの1つである。このタッチパネルを備えた表示装置(入力表示装置)は、タッチパネルディスプレイと呼ばれており、モバイル機器をはじめとする各種の電子装置や家電製品などの様々な装置に用いられている。
このタッチパネルディスプレイとして、静電容量方式のタッチパネルとアクティブマトリックス駆動方式の液晶表示装置とが組み合わされたものが知られている。この組合せにおいては、タッチパネルは、液晶表示装置の画面に重なるように設けられ、ユーザによりタッチされると、当該ユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力する。ここで、液晶表示装置のゲート(各画素に配置されたスイッチング素子(アクティブ素子)としての薄膜トランジスタ(TFT)のゲート)が駆動することに起因して、タッチパネルの位置信号にノイズが現れることがある。この言わばゲート駆動ノイズは、タッチパネルのセンサ面が大きいほど、つまり液晶表示装置の画面が大きいほど、現れ易い。そして、このゲート駆動ノイズが現れると、たとえばユーザによりタッチパネルがタッチされていないときであっても、当該ユーザによりタッチパネルがタッチされたものと誤認識されることがあり、つまりタッチパネルが誤動作することがある。
このようなゲート駆動ノイズによる影響を回避するために、従来、たとえば特許文献1に開示された技術がある。この特許文献1に開示された技術によれば、液晶表示画面を駆動する液晶ドライバからの液晶駆動信号の出力変化タイミングと、タッチパネルからの出力データを取り込むための所定のタイミングとの一致を検知するタイミング検知回路が設けられる。そして、このタイミング検知回路によって一致が検知されない場合は、所定のタイミングで、タッチパネルからの出力データの取り込みが行われる。一方、タイミング検知回路によって一致が検知された場合には、所定のタイミングとは異なるタイミングで、タッチパネルからの出力データの取り込みが行われる。これにより、液晶ドライバからの液晶駆動信号の出力変化タイミングで、つまり液晶表示装置のゲートラインが駆動するタイミングで、タッチパネルからの出力データの取り込みが行われることが防止される。この結果、ゲート駆動ノイズによる影響が回避される。
特開平9-128146号公報
ここで、実際には、ゲート駆動ノイズは、液晶表示装置のゲートラインが駆動するタイミングから所定時間だけ遅延したタイミングでタッチパネルの位置信号に現れる。このため、従来の技術では、ゲート駆動ノイズによる影響を確実に回避することが難しい。また、ゲートラインが駆動するタイミングからゲート駆動ノイズがタッチパネルの位置信号に現れるタイミングまでの期間、タッチパネルからの出力データの取り込みを行わない場合、タッチパネルにおけるスキャン回数が少なくなり位置検出精度が低下する。
また、当該ゲート駆動ノイズは、タッチパネルと液晶表示装置の画面との相互間距離が小さいほど、とりわけタッチパネルが液晶表示装置の画面に公知のダイレクトボンディングにより設けられる構造の場合に顕著に現れる。ゆえに、このダイレクトボンディングが採用される構造においては、より確実に、当該ゲート駆動ノイズによる影響を回避することが求められる。
本発明は、ゲート駆動ノイズによる影響を確実に回避するとともに位置検出精度の低下を防ぐことができるタッチパネル制御装置、タッチパネル制御方法、及び入力表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一の態様に係るタッチパネル制御装置は、表示パネルに重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルを制御するタッチパネル制御装置であって、前記表示パネルに設けられるゲートラインの駆動タイミングを制御する第1ゲートクロック信号に対応する遅延量を設定する遅延設定部と、前記第1ゲートクロック信号に前記遅延設定部により設定された前記遅延量を付与して第2ゲートクロック信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部により生成された前記第2ゲートクロック信号に基づいて前記タッチパネルを駆動するタッチパネル駆動部と、を備え、前記遅延設定部は、前記第1ゲートクロック信号の立ち上がりタイミングから前記ゲートラインが駆動することにより前記位置信号に現れるノイズが発生するタイミングの直前までの期間を前記遅延量に設定する。
本発明の他の態様に係るタッチパネル制御方法は、表示パネルに重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルを制御するタッチパネル制御方法であって、前記表示パネルに設けられるゲートラインの駆動タイミングを制御する第1ゲートクロック信号に対応する遅延量を設定する遅延設定ステップと、前記第1ゲートクロック信号に前記遅延設定ステップにおいて設定された前記遅延量を付与して第2ゲートクロック信号を生成する信号生成ステップと、前記信号生成ステップにおいて生成された前記第2ゲートクロック信号に基づいて前記タッチパネルを駆動するタッチパネル駆動ステップと、を含み、前記遅延設定ステップでは、前記第1ゲートクロック信号の立ち上がりタイミングから前記ゲートラインが駆動することにより前記位置信号に現れるノイズが発生するタイミングの直前までの期間を前記遅延量に設定する。
本発明の他の態様に係る入力表示装置は、表示パネルに画像を表示する表示装置と、前記表示装置に重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルと、前記タッチパネル制御装置と、を備える。
本発明によれば、ゲート駆動ノイズによる影響を確実に回避するとともに位置検出精度の低下を防ぐことが可能となる。
図1は、参考形態に係るタッチパネルディスプレイの電気的な部分の概略構成を示すブロック図である。 図2は、参考形態に係るタッチパネルディスプレイにおけるゲートクロック信号、タッチパネルの駆動信号、及びゲート駆動ノイズの一例を模式的に示す波形図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイの電気的な部分の概略構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1実施形態における主要な信号の一例を模式的に示す波形図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイの全体の動作の流れを示すフロー図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイの他の動作の流れを示すフロー図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイの他の動作の流れを示すフロー図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係るタッチパネルディスプレイの電気的な部分の概略構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第2実施形態におけるゲートクロック信号の一例を模式的に示す波形図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係るタッチパネルディスプレイの全体の動作の流れを示すフロー図である。 図11は、本発明の第2実施形態におけるゲートクロック信号のポーリング処理の一例を模式的に示す波形図である。 図12は、本発明の第2実施形態における垂直同期信号及びゲートクロック信号の一例を模式的に示す波形図である。 図13は、本発明の第2実施形態に係るタッチパネルディスプレイの変形例における動作の流れを示すフロー図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[第1実施形態]
本発明は、例えばタッチパネルディスプレイに適用される。尚、本発明が適用されるタッチパネルディスプレイについての説明をする前に、参考形態に係るタッチパネルディスプレイについて説明する。
図1は、参考形態に係るタッチパネルディスプレイ10の電気的な部分の概略構成を示すブロック図である。図1に示されるように、タッチパネルディスプレイ10は、液晶モジュール30と、メインインターフェース基板50と、タッチパネルコントロール基板70と、を備えている。
液晶モジュール30は、アクティブマトリックス駆動方式の液晶パネル32と、ゲート駆動部32a(ゲートドライバ)と、ソース駆動部32b(ソースドライバ)と、液晶タイミングコントローラ(LCD-TCON:Liquid Crystal Display-Timing Controller)34と、タッチパネル36と、を有する。
詳しい図示は省略するが、液晶パネル32は、偏光フィルタ、ガラス基板、液晶層、バックライトなどで構成され、後述する映像などの情報を表示するための画面(画像表示部分)を形成する。この画面の水平方向×垂直方向の画素数は、例えば1920×1080又は3840×2160である。また、ガラス基板には、ゲートライン(スキャンライン)及びソースライン(データライン)を含む配線、薄膜トランジスタ(TFT)、画素電極及びコモン電極を含む電極などが形成されている。
ゲート駆動部32aには、後述する如く液晶タイミングコントローラ34から、ゲートラインの駆動タイミングを制御するゲートクロック信号GCK、ゲートスタートパルス信号GSPなどのゲートライン制御信号が入力される。ゲート駆動部32aは、ゲートライン制御信号に従って、液晶パネル32の薄膜トランジスタがゲートライン順にONされるように、当該薄膜トランジスタを制御する。
ソース駆動部32bには、後述する如く液晶タイミングコントローラ34からソースライン制御信号が入力されるとともに、当該液晶タイミングコントローラ34から画像データ信号DTが入力される。ソース駆動部32bは、ソースライン制御信号に従って、各ソースラインに画像データ信号DTを入力する。これにより、画像データ信号DTに応じた電圧が、ONされている薄膜トランジスタに対応する画素(液晶)に印加され、つまりデータの書込みが行われる。
液晶タイミングコントローラ34は、映像信号D2に基づいて、当該映像信号D2に従う映像が液晶パネル32の画面に表示されるように、ゲート駆動部32a及びソース駆動部32bを制御する。具体的には、液晶タイミングコントローラ34は、ゲートクロック信号GCK及びゲートスタートパルス信号GSPなどのゲートライン制御信号をゲート駆動部32aに入力する。また、液晶タイミングコントローラ34は、ソースライン制御信号及び画像データ信号DTをソース駆動部32bに入力する。
タッチパネル36は、投影型静電容量方式のうちの相互容量方式のものである。詳しい図示は省略するが、タッチパネル36は、静電容量センサシートを有しており、液晶パネル32の画面に重なるようにダイレクトボンディングにより設けられている。そして、タッチパネル36は、駆動電極及び受信電極を有している。駆動電極には、タッチパネル36を駆動するための駆動信号Txが入力される。駆動信号Txが入力された状態で、ユーザによりタッチパネル36がタッチされると、当該タッチパネル36は、ユーザによるタッチパネル36へのタッチ位置に応じた位置信号Rxを受信電極から出力する。位置信号Rxは、電流信号である。
メインインターフェース基板50は、スケーラ(映像信号変換装置)52と、CPLD(Complex Programmable Logic Device)54と、MCU(Micro Control Unit)56と、を有している。スケーラ52は、ディスプレイポート、HDMI(登録商標)などの様々な規格に従う映像信号D1の入力を受付可能である。そして、スケーラ52は、入力された映像信号D1を液晶モジュール30の信号入力条件に適合する映像信号D2に変換し、当該映像信号D2を液晶モジュール30の液晶タイミングコントローラ34に入力する。映像信号D2には、水平同期信号HS、垂直同期信号VS、ドットクロック信号DCK、画像データ信号DTなどが含まれている。また、スケーラ52は、例えばPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力する機能を有している。PWM信号は、液晶パネル32の図示しないバックライトの明るさを調整するための調光信号として用いられる。尚、PWM信号として、映像信号D2に含まれる水平同期信号HSと同期する信号を出力させる。言い換えれば、スケーラ52は、水平同期信号HSと同期するPWM信号を生成する機能を有している。さらに詳しく言えば、スケーラ52は、PWM信号に限らず、水平同期信号HSと同期する他の態様のパルス信号を生成する機能を有している。このようなスケーラ52は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって実現される。
CPLD54は、スケーラ52と接続されている。CPLD54は、例えばスケーラ52の入出力ポートを含むメインインターフェース基板50の入出力ポートの数を増やす機能を担う。また、CPLD54は、メインインターフェース基板50内のバスラインを複数に分割して切り替えるバスセレクタとしての機能も担う。さらに、CPLD54は、周辺の回路で基準信号として使用される様々なパルス信号を生成する機能も担う。このようにCPLD54は、汎用的な機能を担う。
MCU56は、CPLD54を含むメインインターフェース基板50に搭載されている適宜の要素の制御を担う。すなわち、CPLD54が担う前述の各機能は、MCU56による制御によって実現される。尚、MCU56は、メモリ58を内蔵している。メモリ58には、MCU56の動作を制御するための後述する制御プログラムが記憶されている。
タッチパネルコントロール基板70は、DBE(Digital Back End)72と、AFE(Analog Front End)74と、MCU76と、を有している。
DBE72は、AFE74と協働して、駆動信号Txを生成するとともに、当該駆動信号Txをタッチパネル36に入力する。また、DBE72は、AFE74と協働して、タッチパネル36から出力される位置信号Rxの入力を受け付けるとともに、当該位置信号Rx及び駆動信号Txに基づいて、ユーザによるタッチパネル36へのタッチ位置を表す位置データ信号を生成する。位置データ信号は、タッチパネルディスプレイ10の図示しないメインMCUに入力され、当該メインMCUによる適宜の処理に供される。
タッチパネルコントロール基板70のMCU76は、DBE72を含むタッチパネルコントロール基板70に搭載されている適宜の要素の制御を担う。例えば、パルス状の駆動信号Txの周期、当該駆動信号Txをスキャンさせる回数、当該駆動信号Tx及び位置信号Rxの入替周期(つまり駆動電極及び受信電極の切替周期)などは、DBE72の動作によって決まるが、DBE72の動作は、MCU76によって制御される。尚、MCU76は、メモリ78を内蔵している。メモリ78には、MCU76の動作を制御するためのタッチパネル制御プログラムが記憶されている。
タッチパネルディスプレイ10において、映像信号D1がスケーラ52に入力されると、スケーラ52は、入力された映像信号D1を映像信号D2に変換するとともに、当該映像信号D2を液晶タイミングコントローラ34に入力する。液晶タイミングコントローラ34は、映像信号D2に基づいて、液晶パネル32がアクティブマトリックス駆動方式により駆動されるように、ゲート駆動部32a及びソース駆動部32bを制御する。そのために前述の如く、ゲートクロック信号GCK、ゲートスタートパルス信号GSPなどのゲートライン制御信号が、液晶タイミングコントローラ34からゲート駆動部32aに入力される。併せて、ソースライン制御信号及び画像データ信号DTが、液晶タイミングコントローラ34からソース駆動部32bに入力される。これを受けて、ゲート駆動部32aは、液晶パネル32の薄膜トランジスタを適宜に制御し、ソース駆動部32bは、各画素へのデータの書込みを適宜に行う。これにより、液晶パネル32の画面に、映像信号D2に従う映像が表示される。
これと並行して、タッチパネルコントロール基板70からタッチパネル36に駆動信号Txが入力される。この状態で、ユーザによりタッチパネル36がタッチされると、タッチパネル36は、当該ユーザによるタッチパネル36へのタッチ位置に応じた位置信号Rxを出力する。位置信号Rxは、タッチパネルコントロール基板70に入力され、駆動信号Txと一緒に、前述の位置データ信号の生成のための処理に供される。このように、メインインターフェース基板50及びタッチパネルコントロール基板70は、液晶パネル32に重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネル36を制御する。
ところで、このタッチパネルディスプレイ10においては、液晶パネル32のゲートライン(薄膜トランジスタのゲート)が駆動することに起因するゲート駆動ノイズNが、位置信号Rxの入力先であるAFE74の受信側に現れることがある。ゲート駆動ノイズNは、タッチパネル36のセンサ面が大きいほど、つまり液晶パネル32の画面が大きいほど現れ易い。また、ゲート駆動ノイズNは、タッチパネル36と液晶パネル32の画面との相互間距離が小さいほど、とりわけタッチパネル36が液晶パネル32の画面に前述のダイレクトボンディングにより設けられる構造において顕著に現れる。ゲート駆動ノイズNが現れると、例えばタッチパネル36がユーザによりタッチされていないときであっても、タッチパネル36がユーザによりタッチされたものと誤認識されることがある。すなわち、タッチパネル36(厳密にはタッチパネル36及びタッチパネルコントロール基板70を含むタッチパネルシステム)が誤動作することがある。したがって、このようなゲート駆動ノイズNによる影響を回避することが肝要である。
ゲート駆動ノイズNは、液晶パネル32のゲートラインを駆動するためのゲートクロック信号GCKの周期と同期するタイミングで発生し、厳密にはゲートクロック信号GCKに対して一定の遅延時間ΔNを持つタイミングで発生する。この状態を、図2に示す。ここで、図2(A)は、ゲートクロック信号GCKを示し、図2(B)は、タッチパネル36の駆動信号Txを示す。そして、図2(C)は、位置信号Rxの入力先であるAFE74の受信側の波形であって、タッチパネル36がユーザによりタッチされていないときの波形を示す。図2(C)に示されるように、タッチパネル36がユーザによりタッチされていないときであっても、当該タッチパネル36の位置信号Rxの入力先であるAFE74の受信側にゲート駆動ノイズNが発生する。ゲート駆動ノイズNのゲートクロック信号GCKに対する遅延時間ΔNは、液晶パネル32の応答性やタッチパネル36の応答性などに起因し、前述の如く一定である。
このようなゲート駆動ノイズNとゲートクロック信号GCKとの関係から、例えばゲートクロック信号GCKに基づいて、ゲート駆動ノイズNが発生するタイミングを推定して、当該ゲート駆動ノイズNによる影響を回避することができるように思われる。例えば、図1に示すように、ゲートクロック信号GCKが、液晶タイミングコントローラ34からDBE72に入力される構成では、DBE72は、AFE74と協働して、前記ゲートクロック信号GCKに基づいて、遅延時間ΔNを考慮した駆動信号Txを生成するとともに、当該駆動信号Txをタッチパネル36に入力する。これにより、ゲート駆動ノイズNによる影響を回避することができる。
しかし、DBE72が、液晶タイミングコントローラ34から取得したゲートクロック信号GCKと遅延時間ΔNとに基づいて駆動信号Txを生成する構成の場合、ゲートクロック信号GCKの立ち上がりタイミングから、所定の待機期間Lwにわたって、駆動信号Txのタッチパネル36への入力が停止され、詳しくは当該駆動信号Txのパルスの生成が停止される。すなわち、タッチパネル36の動作が、待機期間Lwにわたって無効化される。このため、図2に示すように、1フレーム期間のうち無効期間Twではスキャン処理(位置検出処理)が行われず、1フレーム期間におけるタッチパネル36のスキャン回数が少なくなり(図2では4回)、位置検出精度が低下する問題が生じる。
この問題を解決するために、第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aは、以下の構成を備える。
具体的には、図3に示されるように、第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aでは、液晶タイミングコントローラ34で生成されたゲートクロック信号GCKが、液晶タイミングコントローラ34から、ゲート駆動部32aに入力されるとともに、メインインターフェース基板50のCPLD54に入力される。また、第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aでは、CPLD54によって遅延回路60が形成される。尚、CPLD54は、前述の汎用的な機能を担う他に、この遅延回路60を形成し得る程度に、十分な論理回路数を有している。尚、第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aのこれ以外の構成は、図1に示す参考形態に係るタッチパネルディスプレイ10と同様である。したがって、これら同様の部分には、図1におけるのと同一の符号を付して、それらの説明についても省略する。
図3に示すように、液晶タイミングコントローラ34はゲートクロック信号GCK1を出力する。ゲートクロック信号GCK1は、CPLD54の遅延回路60に入力される。遅延回路60に入力されたゲートクロック信号GCK1は、当該遅延回路60によって所定の遅延量Ldを付与される。
前記遅延量Ldは、予めMCU56によって設定される。具体的には、MCU56は、ゲートクロック信号GCK1の立ち上がりタイミングからゲート駆動ノイズNが発生するタイミングまでの期間(遅延時間ΔN)を予め計測する。例えば、タッチパネルディスプレイ10aの完成後の検査工程において、ゲートクロック信号GCKをゲート駆動部32aに入力してタッチパネルディスプレイ10aにゲート駆動ノイズNを発生させて前記期間を計測する。MCU56は、計測した前記期間に基づいて、遅延量Ldを設定する。例えば、MCU56は、ゲートクロック信号GCK1の立ち上がりタイミングからゲート駆動ノイズNが発生するタイミングの直前までの期間を、遅延量Ldとして設定する。このように、遅延量Ldは、タッチパネルディスプレイ10a毎に個別に設定される。
ここで、MCU56のメモリ58は、前述の制御プログラムが記憶される。この制御プログラムは、遅延量設定プログラムを含む。前記遅延量設定プログラムは、前述の如く遅延回路60に適切な遅延量Ldを設定するためのプログラムである。
CPLD54は、ゲートクロック信号GCK1にMCU56により設定された遅延量Ldを付与してゲートクロック信号GCK2を生成する。CPLD54により生成されたゲートクロック信号GCK2は、タッチパネルコントロール基板70のDBE72に入力される。
DBE72は、CPLD54により生成されたゲートクロック信号GCK2に基づいてタッチパネル36を駆動する。具体的には、DBE72は、AFE74と協働して、前述の駆動信号Txを生成するが、その際、ゲートクロック信号GCK2を基準とする所定の待機期間Lwにわたって、当該駆動信号Txのタッチパネル36への入力を停止する。この結果、タッチパネル36は、待機期間Lwにわたって待機状態となる。言い換えれば、タッチパネル36の動作が、待機期間Lwにわたって無効化される。
ここで、待機期間Lw内にゲート駆動ノイズNが発生するタイミングが収まれば、詳しくは当該ゲート駆動ノイズNが発生する期間が収まれば、当該ゲート駆動ノイズNによる影響が回避される。この状態を図示すると、例えば図4に示されるようになる。
すなわち、図4(A)に示されるゲートクロック信号GCK1と、図4(B)に示されるゲート駆動ノイズNとの間に、前記遅延時間ΔNがあるとする。そして、ゲートクロック信号GCK1に遅延回路60による遅延量Ldが付与されることによって、図4(C)に示されるゲートクロック信号GCK2が生成される。さらに、ゲートクロック信号GCK2を基準として、例えばゲートクロック信号GCK2の立ち上がりタイミングを基準(基点)として、所定の待機期間Lwにわたって、図4(D)に示される駆動信号Txのタッチパネル36への入力が停止され、詳しくは当該駆動信号Txのパルスの生成が停止される。その一方で、図4(B)に示されるタッチパネル36の位置信号Rxの入力先であるAFE74の受信側に、ゲート駆動ノイズNが発生する。ここで、ゲート駆動ノイズNが発生するタイミングが、詳しくは当該ゲート駆動ノイズNが発生する期間が、待機期間Lw内に収まれば、当該ゲート駆動ノイズNによる影響が回避される。
待機期間Lwが形成されるタイミング、例えば当該待機期間Lwの開始タイミングは、遅延回路60による遅延量Ldによって決まる。したがって、ゲート駆動ノイズNの発生期間が待機期間Lw内に収まるように、遅延回路60による遅延量Ldが予め設定される。これにより、タッチパネルディスプレイ10aは、ゲートクロック信号GCK2の立ち上がりタイミングからゲート駆動ノイズNの発生期間が終了するタイミングまでの期間においてタッチパネル36を駆動しない。このため、ゲート駆動ノイズNによる影響が回避される。
また、タッチパネルディスプレイ10aは、液晶タイミングコントローラ34で生成されたゲートクロック信号GCK1をゲート駆動ノイズNの発生タイミングに応じて遅延させたゲートクロック信号GCK2に基づいて、タッチパネル36を駆動する。具体的には、CPLD54が、ゲート駆動ノイズNの発生タイミングに重なるように、ゲートクロック信号GCK2を生成し、DBE72が、当該ゲートクロック信号GCK2に基づいて駆動信号Txを生成してタッチパネル36に入力する。これにより、参考形態(図2参照)と比較して、待機期間Lwを短縮することができる(図4参照)。待機期間Lwを短縮することができるため、無効期間Twも同様に短縮することができる。よって、1フレーム期間におけるタッチパネル36のスキャン回数を増加させることができるため(図4では5回)、位置検出精度を向上させることができる。
尚、タッチパネルディスプレイ10aは、本発明に係る入力表示装置の一例である。また、メインインターフェース基板50及びタッチパネルコントロール基板70は、本発明に係るタッチパネル制御装置の一例であり、タッチパネルコントロール基板70は、本発明に係るタッチパネル駆動部の一例である。また、液晶パネル32は、本発明に係る表示パネルの一例であり、液晶タイミングコントローラ34は、本発明に係るタイミングコントローラの一例である。また、MCU56は、本発明に係る遅延設定部の一例であり、CPLD54は、本発明に係る信号生成部の一例である。また、ゲートクロック信号GCK1は、本発明に係る第1ゲートクロック信号の一例であり、ゲートクロック信号GCK2は、本発明に係る第2ゲートクロック信号の一例である。
尚、前述の例では、ゲートクロック信号がハイレベルのときにアクティブ(ハイアクティブ)となる信号波形を示したが、ゲートクロック信号がローレベルのときにアクティブ(ローアクティブ)となる信号波形であってもよい。ゲートクロック信号がローアクティブの信号である場合、立ち下がりタイミングで動作する。
第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aの全体の処理の流れを、図5に示す。
図5に示されるように、タッチパネルディスプレイ10aの電源がONされてスケーラ52に映像信号D1が入力されると、ステップS11において、CPLD54が、液晶タイミングコントローラ34から出力されるゲートクロック信号GCK1を取得する。
ゲートクロック信号GCKが液晶タイミングコントローラ34からCPLD54に入力されると、ステップS12において、CPLD54(遅延回路60)が、ゲートクロック信号GCK1に対して、MCU56によって予め設定された遅延量Ldを付与して、ゲートクロック信号GCK2を生成する。尚、MCU56は、前述の遅延量設定プログラムに従って、遅延回路60に適切な遅延量Ldを設定する処理を実行する。
次にステップS13において、タッチパネルコントロール基板70のDBE72が、CPLD54から出力されるゲートクロック信号GCK2を取得する。
次に、ステップS14において、タッチパネルコントロール基板70が、ゲートクロック信号GCK2に基づいて、タッチパネル36の駆動を開始し、すなわち当該タッチパネル36への駆動信号Txの入力を開始するとともに、当該タッチパネル36からの位置信号Rxの入力の受付を開始する。これにより、タッチパネル36を含むタッチパネルディスプレイ10a全体が起動する。尚、前述したように、タッチパネル36は、ゲートクロック信号GCK2を基準とする待機期間Lwにわたって待機状態となり、その動作が無効化される。これにより、ゲート駆動ノイズNに起因する誤動作が回避される。
その後、処理はステップS11に戻り、前述の処理を繰り返す。尚、この一連の処理は、タッチパネルディスプレイ10aの電源がOFFされることによって終了する。
このように第1実施形態によれば、ゲートクロック信号GCK1の周期とゲート駆動ノイズNの発生タイミングとに基づいて適切な遅延量Ldが遅延回路60に設定され、当該ゲートクロック信号GCK1を遅延量Ldだけ遅延させたゲートクロック信号GCK2に基づいて、駆動信号Txがタッチパネル36入力される。これにより、ゲート駆動ノイズNによる影響が回避される。
また、第1実施形態によれば、待機期間Lw及び無効期間Tw(図4参照)を短縮することができるため、1フレーム期間におけるタッチパネル36のスキャン回数を増加させることができる。よって、タッチパネル36の位置検出精度を向上させることができる。
第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aは、上述の構成に限定されない。他の実施形態として、タッチパネルディスプレイ10aは、タッチパネルディスプレイ10aを起動させたときに、前記遅延量Ldを設定する遅延処理を実行する構成であってもよい。この構成に対応するタッチパネルディスプレイ10aの動作の流れを以下に示す。
図6に示されるように、タッチパネルディスプレイ10aの電源がONされてスケーラ52に映像信号D1が入力されると、ステップS101において、CPLD54が、液晶タイミングコントローラ34から出力されるゲートクロック信号GCK1を取得する。
ゲートクロック信号GCK1が液晶タイミングコントローラ34からCPLD54に入力されると、ステップS102において、スケーラ52が、PWM信号によりバックライトをOFF(黒表示)させる。
次にステップS103において、スケーラ52が、ノイズパターン(例えば2ドット千鳥配置のパターン)の映像信号D2を液晶タイミングコントローラ34に入力する。これにより、液晶パネル32の画面にノイズパターン(パターン画像)が表示される。
次にステップS104において、MCU56が、電圧を監視してゲート駆動ノイズNが発生する時間(ノイズ発生時間T11)をN回測定する。具体的には、MCU56は、ゲートクロック信号GCK1の出力タイミングからゲート駆動ノイズNの発生タイミングまでの時間(ノイズ発生時間T11)をN回測定する。測定回数Nは、20回以下に設定される。MCU56は、1回の測定を7.5usで行う。MCU56は、測定回数を増やして、測定値の確度を向上させる。
次にステップS105において、MCU56が、N回の測定により取得されたノイズ発生時間T11の平均時間T12を算出する。
次にステップS106において、CPLD54が、前記平均時間T12に基づいて、ゲートクロック信号GCK2を生成する。例えば、CPLD54は、ゲート駆動ノイズNが発生する時間(平均時間T12)の1us前にパルスが立ち上がるように遅延時間(遅延量Ld)を設定してゲートクロック信号GCK2を生成する。
次にステップS107において、タッチパネルコントロール基板70のDBE72が、CPLD54から出力されるゲートクロック信号GCK2を取得する。
次にステップS108において、タッチパネルコントロール基板70が、ゲートクロック信号GCK2に基づいて、タッチパネル36の駆動を開始し、すなわち当該タッチパネル36への駆動信号Txの入力を開始するとともに、当該タッチパネル36からの位置信号Rxの入力の受付を開始する。これにより、タッチパネル36を含むタッチパネルディスプレイ10a全体が起動する。尚、前述したように、タッチパネル36は、ゲートクロック信号GCK2を基準とする待機期間Lw(例えば3us)にわたって待機状態となり、その動作が無効化される。これにより、ゲート駆動ノイズNに起因する誤動作が回避される。
前述の処理は、タッチパネルディスプレイ10aの電源がONされる度に実行される。これにより、前記遅延量Ldを動的に設定することが可能となる。
またタッチパネルディスプレイ10aは、以下の構成により、前記遅延量Ldを動的に設定してもよい。
図7に示されるように、タッチパネルディスプレイ10aの電源がONされてスケーラ52に映像信号D1が入力されると、ステップS111において、CPLD54が、液晶タイミングコントローラ34から出力されるゲートクロック信号GCK1を取得する。
ゲートクロック信号GCKが液晶タイミングコントローラ34からCPLD54に入力されると、ステップS112において、スケーラ52が、PWM信号によりバックライトをOFF(黒表示)させる。
次にステップS113において、スケーラ52が、ノイズパターン(例えば2ドット千鳥配置のパターン)の映像信号D2を液晶タイミングコントローラ34に入力する。これにより、液晶パネル32の画面にノイズパターンが表示される。
次にステップS114において、MCU56が、遅延時間を最小値に設定する。
次にステップS115において、MCU56が、ノイズフロアNを算出する。例えば、検出値をd(x,y)とすると、ノイズフロアNは以下の式により算出される。尚、以下の式において、Σは、X軸(0~X)、Y軸(0~Y)の総和を表す。
N(i)=(ΣΣ|d(x,y)|)/(X×Y)
次にステップS116において、MCU56が、遅延時間を次の値に変更する。遅延時間が最大値になるまで、ステップS115~S117を繰り返す。MCU56は、遅延時間を最大値まで変更して算出されたそれぞれのノイズフロアNを取得し、N(i)配列にそれぞれのノイズフロアNを格納する。
遅延時間が最大値になると(S117:YES)、ステップS118において、MCU56が、ノイズフロアNが最小値となる遅延時間T21を取得する。
次にステップS119において、CPLD54が、前記遅延時間T21に基づいて、ゲートクロック信号GCK2を生成する。例えば、CPLD54が、ゲートクロック信号GCK1に対して、遅延時間T21(遅延量Ld)を付与して、ゲートクロック信号GCK2を生成する。
次にステップS120において、タッチパネルコントロール基板70のDBE72が、CPLD54から出力されるゲートクロック信号GCK2を取得する。
次にステップS121において、タッチパネルコントロール基板70が、ゲートクロック信号GCK2に基づいて、タッチパネル36の駆動を開始し、すなわち当該タッチパネル36への駆動信号Txの入力を開始するとともに、当該タッチパネル36からの位置信号Rxの入力の受付を開始する。これにより、タッチパネル36を含むタッチパネルディスプレイ10a全体が起動する。尚、前述したように、タッチパネル36は、ゲートクロック信号GCK2を基準とする待機期間Lw(例えば3us)にわたって待機状態となり、その動作が無効化される。これにより、ゲート駆動ノイズNに起因する誤動作が回避される。
前述の処理は、タッチパネルディスプレイ10aの電源がONされる度に実行される。これにより、前記遅延量Ldを動的に設定することが可能となる。
[第2実施形態]
図1に示した参考形態に係るタッチパネルディスプレイでは、さらに以下の問題が生じる。具体的には、タッチパネルディスプレイ10において、液晶タイミングコントローラ34は、入力される映像信号D1に応じた画像を液晶パネル32の画面に表示する期間(表示期間)に、ゲートクロック信号GCKをゲート駆動部32a及びDBE72に出力する。一方、液晶タイミングコントローラ34は、映像信号D1が入力されない期間、すなわち画像を液晶パネル32の画面に表示しない期間(非表示期間)では、ゲートクロック信号GCKをゲート駆動部32a及びDBE72に出力しない。
このため、非表示期間では、DBE72は、前記ゲートクロック信号GCKを取得できないため、駆動信号Txを生成することができず、駆動信号Txのタッチパネル36への入力が停止される。すなわち、非表示期間では、タッチパネル36の動作が無効化され、待機状態(スリープモード)となる。
タッチパネルディスプレイの外部インターフェースに外部機器(マウス、キーボードなど)が接続されている場合には、外部機器による入力信号に基づいて、待機状態から通常状態に復帰することが可能となるが、当該外部機器が接続されていない場合には、映像信号が入力されるまで通常状態に復帰することができなくなる問題が生じる。
そこで、本発明の第2実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10bは、第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aの構成に加えて、さらに前記問題を解決する構成を備える。
図8は、第2実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10bの電気的な部分の概略構成を示すブロック図である。タッチパネルディスプレイ10bでは、CPLD54に切替回路61が含まれる。その他の構成は、図3に示す第1実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10aと同一である。
タッチパネルディスプレイ10bでは、CPLD54が、ゲートクロック信号GCK1aの入力を監視し、ゲートクロック信号GCK1aが入力される場合(表示期間)は、ゲートクロック信号GCK1aに遅延量Ldを付与してゲートクロック信号GCK2を生成する。一方、CPLD54は、ゲートクロック信号GCK1aが所定の周期で入力されない場合(非表示期間)は、ゲートクロック信号GCK1aの周期に基づいて生成したゲートクロック信号GCK1bに遅延量Ldを付与してゲートクロック信号GCK2を生成する。
例えば、CPLD54が、予め駆動周波数を測定しておき、ゲートクロック信号GCK1aが入力されない場合(非表示期間)に、当該駆動周波数のパルス信号(ゲートクロック信号GCK1b)を生成する。すなわち、CPLD54は、疑似的にゲートクロック信号GCK1aを生成する。そして、CPLD54は、生成したゲートクロック信号GCK1bに遅延量Ldを付与してゲートクロック信号GCK2を生成する。CPLD54は、生成したゲートクロック信号GCK2をタッチパネルコントロール基板70のDBE72に入力する。
CPLD54の切替回路61は、表示期間ではゲートクロック信号GCK1aを遅延回路60に入力し、非表示期間ではゲートクロック信号GCK1bを遅延回路60に入力する。すなわち、切替回路61は、入力されるゲートクロック信号GCK1a及びゲートクロック信号GCK1bのうち、表示期間ではゲートクロック信号GCK1aを出力し、非表示期間ではゲートクロック信号GCK1bを出力するように切り替える動作を行う。CPLD54の遅延回路60は、切替回路61から入力されるゲートクロック信号GCK1a又はゲートクロック信号GCK1bに所定の遅延量Ldを付与したゲートクロック信号GCK2を、タッチパネルコントロール基板70に出力する。
図9(A)は、表示期間に液晶タイミングコントローラ34から出力されるゲートクロック信号GCK1aを示し、図9(B)は、非表示期間にCPLD54において生成されるゲートクロック信号GCK1bを示し、図9(C)は、ゲートクロック信号GCK1a,GCK1bに基づいて生成されるゲートクロック信号GCK2を示している。尚、ゲートクロック信号GCK2には遅延量Ldが付与されているが、便宜上図示は省略している。
DBE72は、表示期間及び非表示期間において、ゲートクロック信号GCK2を取得すると、AFE74と協働して、当該ゲートクロック信号GCK2に基づいて駆動信号Txを生成するとともに、当該駆動信号Txをタッチパネル36に入力する。これにより、表示期間及び非表示期間において、タッチパネル36が動作する。すなわち、液晶パネル32が動作していない非表示期間において、タッチパネル36の動作の無効化を回避することができる。よって、映像信号が入力されなくても、ユーザによるタッチパネル36へのタッチ操作によって、待機状態から通常状態に復帰させることが可能となる。
第2実施形態に係るタッチパネルディスプレイ10bの全体の処理の流れを、図10に示す。
図10に示されるように、タッチパネルディスプレイ10bの電源がONされて起動すると、ステップS21において、CPLD54が液晶タイミングコントローラ34から出力されるゲートクロック信号GCK1aの入力を監視する。CPLD54がゲートクロック信号GCK1aを取得した場合、処理はステップS23に移行し、CPLD54がゲートクロック信号GCK1aを所定の周期で取得しない場合、処理はステップS22に移行する。
例えば、スケーラ52に映像信号D1が入力される表示期間では、液晶タイミングコントローラ34からゲートクロック信号GCK1aが出力されるため、CPLD54は当該ゲートクロック信号GCK1aを取得する。一方、スケーラ52に映像信号D1が入力されない非表示期間では、液晶タイミングコントローラ34からゲートクロック信号GCK1aが出力されないため、CPLD54は当該ゲートクロック信号GCK1aを取得できない。
ここで、CPLD54は、表示期間に取得するゲートクロック信号GCK1aの周期を予め計測する。そして、CPLD54は、当該周期に応じたタイミングでゲートクロック信号GCK1aが液晶タイミングコントローラ34から入力されない場合に、CPLD54がゲートクロック信号GCK1aを取得しないと判定する。
CPLD54がゲートクロック信号GCK1aを予定の周期で取得できない場合(S21:NO)、すなわち非表示期間では、ステップS22において、CPLD54が、ゲートクロック信号GCK1bを生成する。具体的には、CPLD54は、予めゲートクロック信号GCK1aの周期(駆動周波数)を測定しておき、当該周期と同一周期のパルス信号をゲートクロック信号GCK1bとして生成する。
CPLD54がゲートクロック信号GCK1aを取得した場合(S21:YES)、又は、CPLD54がゲートクロック信号GCK1bを生成した場合(S22)、次にステップS23において、CPLD54が、ゲートクロック信号GCK2を生成する。具体的には、CPLD54(遅延回路60)が、ゲートクロック信号GCK1a又はゲートクロック信号GCK1bに対して、MCU56によって予め設定された遅延量Ldを付与して、ゲートクロック信号GCK2を生成する。すなわち、CPLD54は、表示期間では、ゲートクロック信号GCK1aに遅延量Ldを付与してゲートクロック信号GCK2を生成する一方、非表示期間では、ゲートクロック信号GCK1bに遅延量Ldを付与してゲートクロック信号GCK2を生成する。尚、MCU56は、前述の遅延量設定プログラムに従って、遅延回路60に適切な遅延量Ldを設定する処理を実行する。CPLD54は、生成したゲートクロック信号GCK2をタッチパネルコントロール基板70のDBE72に入力する。
次にステップS24において、タッチパネルコントロール基板70のDBE72が、CPLD54から出力されるゲートクロック信号GCK2を取得する。
次にステップS25において、タッチパネルコントロール基板70が、ゲートクロック信号GCK2に基づいて、タッチパネル36の駆動を開始し、すなわち当該タッチパネル36への駆動信号Txの入力を開始するとともに、当該タッチパネル36からの位置信号Rxの入力の受付を開始する。これにより、タッチパネル36を含むタッチパネルディスプレイ10b全体が起動する。その後、処理はステップS21に戻り、前述の処理を繰り返す。尚、この一連の処理は、タッチパネルディスプレイ10bの電源がOFFされることによって終了する。
このように、CPLD54は、表示期間に液晶タイミングコントローラ34から取得したゲートクロック信号GCK1に基づいて補正同期信号(ゲートクロック信号GCK1b)を生成し、非表示期間に当該補正同期信号をタッチパネルコントロール基板70に出力する。
タッチパネルディスプレイ10bは、表示期間では、液晶タイミングコントローラ34から出力されるゲートクロック信号GCK1aに基づいてタッチパネル36を駆動し、非表示期間では、ゲートクロック信号GCK1aと同一周期の補正同期信号(ゲートクロック信号GCK1b)を生成して当該ゲートクロック信号GCK1bに基づいてタッチパネル36を駆動する。このため、非表示期間において、タッチパネル36の動作の無効化を回避することができるため、ユーザによるタッチ操作によって待機状態から通常状態に復帰させることが可能になる。
また第2実施形態によれば、ゲート駆動ノイズNに起因する誤動作を回避することができるとともに、スキャン回数を増加させることができるためタッチパネル36の位置検出精度を向上させることができる。また、非表示期間におけるタッチパネル36の動作の無効化を回避することができるため、ユーザによるタッチ操作によって待機状態から通常状態に復帰させることが可能になる。
尚、ゲートクロック信号GCK1aは、本発明に係る第1ゲートクロック信号の一例であり、ゲートクロック信号GCK1bは、本発明に係る第3ゲートクロック信号の一例である。
実施形態2に係るタッチパネルディスプレイ10bは、上述の構成に限定されない。例えば、タッチパネルディスプレイ10bは、ゲートクロック信号GCK1aが入力されない場合に、以下に示す構成(変形例)によりゲートクロック信号GCK1bを生成してもよい。尚、以下に示す変形例は、ゲートクロック信号GCK1aが入力されないことを検出する度に動的にゲートクロック信号GCK1bを生成する構成である。
[変形例1]
変形例1に係るタッチパネルディスプレイ10bは、ゲートクロック信号GCK1aを監視及び記憶し、ゲートクロック信号GCK1aが入力されない場合(非表示期間)は、記憶したゲートクロック信号GCK1aの周期(駆動周波数)と同一周期の信号波形(パルス信号)を生成する。具体的には、図11に示すように、CPLD54が、表示期間に入力されるゲートクロック信号GCK1aをサンプリング(ポーリング)して、立ち上がりから次の立ち上がりまでの間隔を測定(カウント)することにより、ゲートクロック信号GCK1aの周期を取得し、当該周期と同一周期のパルス信号をゲートクロック信号GCK1b(補正同期信号)として生成する。CPLD54は、ゲートクロック信号GCK1aのハイレベル及びローレベルのデューティ比(Duty比)についても記憶することによりゲートクロック信号GCK1bを生成する。例えば、CPLD54は、ゲートクロック信号GCK1aについて10周期程度をサンプリングし、その平均値の周期を用いてゲートクロック信号GCK1bを生成する。
[変形例2]
タッチパネルディスプレイ10bは、同期信号について、書き替えのタイミングとしてゲートの駆動タイミングを利用している。液晶パネル32が駆動していない時間としては、バックポーチ期間やフロントポーチ期間がある。このようなタイミングを利用する場合は、タッチパネルディスプレイ10bは、複数の信号を監視して、ゲートクロック信号GCK1bを生成する。垂直同期信号VS(図12(A))について、16msで動作しており、その前後には、ダミー駆動期間がある。尚、ゲート駆動波形のゲートクロック信号GCK1a(図12(B))はダミーであり、実際には駆動していない。タッチパネルディスプレイ10bは、複数の信号を利用する場合も、複数の信号の補間(ゲートクロック信号GCK1bの生成)を実施する。
[変形例3]
ゲートクロック信号GCK1aが入力されないことを検出する方法、すなわち非表示期間の検出方法として、以下の方法を適用することができる。例えばCPLD54が、予め測定しておいた周期(タイミング)にパルス信号(ゲートクロック信号GCK1a)の立ち上がりが発生しないことを検出することにより、非表示期間を検出する。例えば、CPLD54は、図11に示すゲートクロック信号GCK1aに対する前記サンプリング(ポーリング)において、本来立ち上がりを検出すべきタイミングで立ち上がりを検出できない場合に、ゲートクロック信号GCK1aが入力されず表示がOFFされたこと、すなわち非表示期間を検出する。前記立ち上がりが発生しないことを検出する処理において、CPLD54は、1度の検出では誤検知の可能性があるため、複数回(例えば3回)検出された場合に、ゲートクロック信号GCK1aが入力されないと判定する構成としてもよい。
[変形例4]
タッチパネルディスプレイ10bは、タッチパネルディスプレイ10bを起動させたときに各同期信号の周期を測定し、測定した周期に応じたゲートクロック信号GCK1aの立ち上がりが検出されない場合に、ゲートクロック信号GCK1bを生成してもよい。これにより、タッチパネルディスプレイ10bを起動させたときに測定した周期を記憶しておくことにより、前記各同期信号の周期を再度測定してゲートクロック信号GCK1bを生成する必要がなくなる。尚、タッチパネルディスプレイ10bの電源を起動させている間にシステムの組換えはできないため、前記処理は起動時に1回だけ実施すればよい。
前記変形例に対応するタッチパネルディスプレイ10bの動作の流れを以下に示す。ここでは、前記遅延量Ldの設定処理は省略する。図13は、タッチパネルディスプレイ10bの変形例における動作の流れを示すフロー図である。
図13に示されるように、タッチパネルディスプレイ10bの電源がONされた後、ステップS201において、スケーラ52が、PWM信号によりバックライトをOFF(黒表示)させる。
次にステップS202において、CPLD54が、ゲートクロック信号GCK1aを監視してゲートクロック信号GCK1aの周期をN回測定する。具体的には、測定回数Nは、10回以下に設定される。CPLD54は、1回の測定を7.5usで行う。
次にステップS203において、CPLD54が、N回の測定により取得された周期の平均値(平均周期)を算出する。
次にステップS204において、CPLD54がゲートクロック信号GCK1aをサンプリングして、パルス信号の立ち上がりを検出できたか否かを判定する。ここでは、CPLD54は前記立ち上がりを3回検出できたか否かを判定し、検出できない場合(S204:NO)に処理はステップS205に移行し、検出できた場合(S204:YES)に処理はステップS206に移行する。
ステップS205において、CPLD54は、前記平均周期と同一周期の補正同期信号(ゲートクロック信号GCK1b)を生成して、ゲートクロック信号GCK2として出力する。タッチパネルコントロール基板70のDBE72は、CPLD54から出力されるゲートクロック信号GCK2(ゲートクロック信号GCK1b)を取得する。その後、処理はステップS204に戻る。
ステップS206において、CPLD54は、ゲートクロック信号GCK1aをゲートクロック信号GCK2として出力する。タッチパネルコントロール基板70のDBE72は、CPLD54から出力されるゲートクロック信号GCK2(ゲートクロック信号GCK1a)を取得する。その後、処理はステップS204に戻る。
尚、CPLD54は、前記遅延量Ldを設定した場合は、当該遅延量Ldを付与したゲートクロック信号GCK2を出力する。タッチパネルコントロール基板70は、CPLD54から取得するゲートクロック信号GCK2に基づいて、タッチパネル36の駆動を開始し、すなわち当該タッチパネル36への駆動信号Txの入力を開始するとともに、当該タッチパネル36からの位置信号Rxの入力の受付を開始する。これにより、タッチパネル36を含むタッチパネルディスプレイ10b全体が起動する。よって、非表示期間におけるタッチパネル36の動作の無効化を回避することができる。
前述の処理は、タッチパネルディスプレイ10bが起動する度に実行される。これにより、非表示期間におけるゲートクロック信号の補間処理を動的に実行することが可能となる。
本発明は、前述の電子黒板に好適である。すなわち、電子黒板においては、ユーザによるタッチパネル36へのタッチ位置の軌跡が液晶パネル32の画面に表示される。このような電子黒板において、たとえばゲート駆動ノイズNによる影響が回避されないとすると、当該ゲート駆動ノイズNによる影響によって、ユーザによるタッチ操作とは全く無関係な点や線などの不本意な模様が液晶パネル32の画面に表示される。このような不都合を回避するのに、本発明は極めて好適である。
また、本発明は、液晶モジュール30ではなく、たとえばアクティブマトリックス駆動方式の有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイが採用される構成にも、適用することができる。すなわち、本発明は、アクティブマトリックス駆動方式の表示装置が採用される構成に、適用することができる。そして、本発明は、アクティブマトリックス駆動方式以外の表示装置、たとえば単純マトリックス駆動方式の表示装置や、極端にはCRT(Cathode Ray Tube)方式の表示装置にも、適用することができる。
本発明の範囲は、ここで説明した範囲に制限されず、特許請求の範囲によって示される。この場合、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲の全てが含まれる。
10a :タッチパネルディスプレイ
10b :タッチパネルディスプレイ
30 :液晶モジュール
32 :液晶パネル
32a :ゲート駆動部
32b :ソース駆動部
34 :液晶タイミングコントローラ
36 :タッチパネル
50 :メインインターフェース基板
52 :スケーラ
54 :CPLD
56 :MCU
58 :メモリ
60 :遅延回路
61 :切替回路
70 :タッチパネルコントロール基板
72 :DBE
74 :AFE
76 :MCU
78 :メモリ

Claims (12)

  1. 表示パネルに重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルを制御するタッチパネル制御装置であって、
    前記表示パネルに設けられるゲートラインの駆動タイミングを制御する第1ゲートクロック信号に対応する遅延量を設定する遅延設定部と、
    前記第1ゲートクロック信号に前記遅延設定部により設定された前記遅延量を付与して第2ゲートクロック信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部により生成された前記第2ゲートクロック信号に基づいて前記タッチパネルを駆動するタッチパネル駆動部と、
    を備え、
    前記遅延設定部は、前記第1ゲートクロック信号の立ち上がりタイミングから前記ゲートラインが駆動することにより前記位置信号に現れるノイズが発生するタイミングの直前までの期間を前記遅延量に設定する、
    タッチパネル制御装置。
  2. 前記信号生成部は、前記表示パネルの駆動を制御するタイミングコントローラから前記第1ゲートクロック信号を取得する、
    請求項1に記載のタッチパネル制御装置。
  3. 前記タッチパネル駆動部は、前記第2ゲートクロック信号の立ち上がりタイミングからノイズの発生期間が終了するタイミングまでの期間において前記タッチパネルを駆動しない、
    請求項1又は請求項2に記載のタッチパネル制御装置。
  4. 前記遅延設定部は、前記タッチパネルごとに個別に前記遅延量を設定する、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のタッチパネル制御装置。
  5. 前記遅延設定部は、前記タッチパネルの電源をONして所定のパターン画像を表示させることにより現れる前記ノイズに基づいて、前記遅延量を設定する、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のタッチパネル制御装置。
  6. 前記信号生成部は、前記第1ゲートクロック信号を取得できない場合に、前記第1ゲートクロック信号と同一の周期の第3ゲートクロック信号を生成し、前記第3ゲートクロック信号に前記遅延設定部により設定された前記遅延量を付与して前記第2ゲートクロック信号を生成する、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載のタッチパネル制御装置。
  7. 前記信号生成部は、画像を前記表示パネルに表示しない非表示期間に、前記第3ゲートクロック信号を生成する、
    請求項6に記載のタッチパネル制御装置。
  8. 前記信号生成部は、画像を前記表示パネルに表示する表示期間では、前記第1ゲートクロック信号に前記遅延設定部により設定された前記遅延量を付与して前記第2ゲートクロック信号を生成する一方、画像を前記表示パネルに表示しない非表示期間では、前記第3ゲートクロック信号に前記遅延設定部により設定された前記遅延量を付与して前記第2ゲートクロック信号を生成する、
    請求項6に記載のタッチパネル制御装置。
  9. 前記タッチパネルは、静電容量方式のタッチパネルである、
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載のタッチパネル制御装置。
  10. 前記タッチパネルは、ダイレクトボンディングにより前記表示パネルに設けられる、
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載のタッチパネル制御装置。
  11. 表示パネルに重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルを制御するタッチパネル制御方法であって、
    前記表示パネルに設けられるゲートラインの駆動タイミングを制御する第1ゲートクロック信号に対応する遅延量を設定する遅延設定ステップと、
    前記第1ゲートクロック信号に前記遅延設定ステップにおいて設定された前記遅延量を付与して第2ゲートクロック信号を生成する信号生成ステップと、
    前記信号生成ステップにおいて生成された前記第2ゲートクロック信号に基づいて前記タッチパネルを駆動するタッチパネル駆動ステップと、
    を含み、
    前記遅延設定ステップでは、前記第1ゲートクロック信号の立ち上がりタイミングから前記ゲートラインが駆動することにより前記位置信号に現れるノイズが発生するタイミングの直前までの期間を前記遅延量に設定する、
    タッチパネル制御方法。
  12. 表示パネルに画像を表示する表示装置と、
    前記表示装置に重なるように設けられてユーザによるタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルと、
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載のタッチパネル制御装置と、
    を備える入力表示装置。
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