JP7036607B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池のセル(燃料電池セルや単セル、単電池ということもある)は、イオン透過性の電解質膜と、該電解質膜を挟持するアノード側触媒層(電極層)およびカソード側触媒層(電極層)とからなる膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)を備えている。MEAの両側には、燃料ガスもしくは酸化剤ガスを提供するとともに電気化学反応によって生じた電気を集電するためのガス拡散層(GDL:Gas Diffusion Layer)が形成されている。GDLが両側に配置されたMEAは、MEGA(Membrane Electrode & Gas Diffusion Layer Assembly)と称され、MEGAは、一対のセパレータにより挟持されている。ここで、MEGAが燃料電池の発電部であり、ガス拡散層がない場合には、MEAが燃料電池の発電部となる。
燃料電池(燃料電池スタックということもある)は、前記した如くの構成を有するセルを複数枚重ね合わせて積層し、そのセル積層体の両端に位置するセルの外側に一対のエンドプレート(プレッシャプレートやターミナルプレート、締結板などともいう)を配置し、セル積層体を一対のエンドプレートで加圧・締結し、その加圧・締結されたセル積層体(以下、燃料電池本体ということがある)をスタックケースに収容して構成される。
この種の燃料電池において、近年では、耐振動性や耐衝撃性を向上させつつ、燃料電池本体を構成するセルの位置ずれ(セルずれ)を防止するために、例えば、燃料電池本体と、燃料電池本体を内側に収容するスタックケースとの間に、介在層(以下、フィリングということがある)としてシリコンゴムやウレタンゴム等の弾性材料を介在させ、この介在層によって燃料電池本体をスタックケースに拘束するものが提案されている。
また、前記した如くの燃料電池本体とスタックケースとの間に介在層を有する燃料電池は、例えば、燃料電池本体(セル積層体)の側面に介在層を配置し、その後、介在層を潰しながらスタックケースに燃料電池本体を挿入する方法などで製造される(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2016-012408号公報
ところで、この種の燃料電池においては、前記したセル積層体を加圧・挟持するエンドプレートとして、当該セル積層体より平面方向の面積(積層方向で視たときの投影面積)が大きいエンドプレートを設ける場合がある。また、製造上の要件などにより、上記特許文献1に所載のものとは異なり、予めスタックケースの内面にフィリング(介在層)を貼り付けることが想定される。この場合、燃料電池の分解時に、エンドプレートがフィリングに引っ掛り、セル積層体に大きな応力が加わるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、燃料電池の分解時にセル積層体に加わる負荷を低減する燃料電池を提供することにある。
前記課題を解決すべく、本発明による燃料電池は、底部を有する筒状のスタックケースと、前記スタックケースに挿入されるセル積層体と、前記スタックケースの内周面に設けられ、前記スタックケースに挿入された前記セル積層体を加圧するフィリングと、を備え、前記セル積層体の前記底部と対向する位置には、挿入方向で視たときの面積が前記セル積層体より大きいエンドプレートが設けられ、前記エンドプレートの外周端面には、前記底部側とは逆方向に向けて先細となるテーパ面が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、エンドプレートの外周端面に設けられたテーパ面によって、セル積層体を加圧するフィリングを徐々に潰しながらセル積層体をスタックケースから引き抜くことができ、燃料電池の分解時にセル積層体に加わる負荷を低減することができる。
本発明による燃焼電池の一実施形態の断面図である。 図1に示される燃料電池(燃料電池スタック)の要部断面図である。 図1に示される燃料電池の分解斜視図である。 図1に示される燃料電池の製造時の要部拡大断面図である。 図1に示される燃料電池の分解時の要部拡大断面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態の一例に基づいて詳細に説明する。以下では、一例として、燃料電池車に搭載される燃料電池またはこれを含む燃料電池システムに本発明を適用した場合を例示して説明するが、適用範囲がこのような例に限られることはない。
[燃料電池(燃料電池スタック)の構成]
図1は、本発明による燃焼電池の一実施形態の断面図である。また、図2は、図1に示される燃料電池(燃料電池スタック)の要部断面図である。
図示実施形態の燃料電池100は、基本的に、燃料電池本体10と、燃料電池本体10を内側に収容するスタックケース25と、燃料電池本体10とスタックケース25との間に配在される介在層としてのフィリング30とを備える。
まず、本発明による燃料電池(燃料電池スタック)100として固体高分子型燃料電池を例にとり、図2を参照してその内部構成を概説する。
図2は、燃料電池(燃料電池スタック)100の燃料電池本体10の要部を断面視した図である。図2に示すように、燃料電池本体10には、基本単位であるセル(単電池)1が複数積層されている(セル積層体9)。各セル1は、酸化剤ガス(例えば空気)と、燃料ガス(例えば水素)と、の電気化学反応により起電力を発生する固体高分子型燃料電池である。セル1は、MEGA2と、MEGA2を区画するように、MEGA2に接触するセパレータ(燃料電池用セパレータ)3とを備えている。なお、本実施形態では、MEGA2は、一対のセパレータ3、3により、挟持されている。
MEGA2は、膜電極接合体(MEA)4と、この両面に配置されたガス拡散層7、7とが、一体化されたものである。膜電極接合体4は、電解質膜5と、電解質膜5を挟むように接合された一対の電極6、6と、からなる。電解質膜5は、固体高分子材料で形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜からなり、電極6は、たとえば、白金などの触媒を担持した例えば多孔質のカーボン素材により形成される。電解質膜5の一方側に配置された電極6がアノードとなり、他方側の電極6がカソードとなる。ガス拡散層7は、例えばカーボンペーパ若しくはカーボンクロス等のカーボン多孔質体、または、金属メッシュ若しくは発泡金属等の金属多孔質体などのガス透過性を有する導電性部材によって形成される。
本実施形態では、MEGA2が、燃料電池100(の燃料電池本体10)の発電部であり、セパレータ3は、MEGA2のガス拡散層7に接触している。また、ガス拡散層7が省略されている場合には、膜電極接合体4が発電部であり、この場合には、セパレータ3は、膜電極接合体4に接触している。したがって、燃料電池100(の燃料電池本体10)の発電部は、膜電極接合体4を含むものであり、セパレータ3に接触する。
セパレータ3は、導電性やガス不透過性などに優れた金属を基材とする板状の部材であって、その一面側がMEGA2のガス拡散層7と当接し、他面側が隣接する他のセパレータ3の他面側と当接している。
本実施形態では、各セパレータ3は、波形状ないし凹凸状に形成されている。セパレータ3の形状は、波の形状が等脚台形をなし、かつ波の頂部が平坦で、この頂部の両端が等しい角度をなして角張っている。つまり、各セパレータ3は、表側から見ても裏側から見ても、ほぼ同じ形状である。MEGA2の一方のガス拡散層7には、セパレータ3の頂部が面接触し、MEGA2の他方のガス拡散層7には、セパレータ3の頂部が面接触している。
一方の電極(すなわちアノード)6側のガス拡散層7とセパレータ3との間に画成されるガス流路21は、燃料ガスが流通する流路であり、他方の電極(すなわちカソード)6側のガス拡散層7とセパレータ3との間に画成されるガス流路22は、酸化剤ガスが流通する流路である。セル1を介して対向する一方のガス流路21に燃料ガスが供給され、ガス流路22に酸化剤ガスが供給されると、セル1内で電気化学反応が生じて起電力が生じる。
さらに、あるセル1と、それに隣接するもうひとつのセル1とは、アノードとなる電極6とカソードとなる電極6とを向き合わせて配置されている。また、あるセル1のアノードとなる電極6に沿って配置されたセパレータ3の背面側の頂部と、もうひとつのセル1のカソードとなる電極6に沿って配置されたセパレータ3の背面側の頂部とが、面接触している。隣接する2つのセル1間で面接触するセパレータ3、3の間に画成される空間23には、セル1を冷却する冷媒としての水が流通する。
また、隣接する2つのセル1の端部間には、燃料ガス(例えば水素)または酸化剤ガス(例えば空気)や冷却用の水をシールするシール部材としてのガスケット(不図示)が挟圧保持されている。
燃料電池本体10は、図1に示すように、主に、前記したセル積層体9と一対のエンドプレート11、12とを備える。
一対のエンドプレート11、12は、セル積層体9の両端(セル積層方向両端)に位置するセル1の外側に配置され、前記燃料電池本体10は、セル積層体9を一対のエンドプレート11、12で所定面圧で挟まれ(拘束され)、さらにこれらエンドプレート11、12同士を繋ぐようにテンションプレート(図示省略)からなる拘束部材が配置された状態で積層方向への荷重が付与(加圧)されて締結される。セル積層体9等を積層状態で拘束するテンションプレートは、両エンドプレート11、12間を架け渡すようにして設けられているもので、例えば一対が当該燃料電池本体10の両側に対向するように配置される。テンションプレートは、各エンドプレート11、12に接続され、セル積層体9の積層方向に所定の締結力(圧縮荷重)を作用させた状態を維持する。
本例では、セル積層方向(後述するスタックケース25への挿入方向)に垂直な方向において、スタックケース25への挿入側(スタックケース25の底部26bと対向する位置)に配置されたエンドプレート11の幅がセル積層体9の最大幅より大きく、かつ、挿入方向で視たときのエンドプレート11の面積(外形)がセル積層体9の面積(外形)より大きく設計されている。また、そのエンドプレート11のスタックケース25への挿入側の端部外周(言い換えれば、エンドプレート11の外周端面11aにおけるスタックケース25の底部26b側)に、先端側(スタックケース25への挿入方向)に向けて先細(幅狭)となる円錐台面からなるテーパ面11tが設けられるともに、エンドプレート11の外周端面11aにおけるセル積層体9側に、底部26b側とは逆方向に向けて先細(幅狭)となる円錐台面からなるテーパ面11sが設けられている(後で詳述)。
スタックケース25は、ケース本体26と蓋体27とを備える。なお、本例では、前記した一対のエンドプレート11のうちスタックケース25への挿入側とは反対側に配置されたエンドプレート12に蓋体27が一体に形成されている。言い換えれば、エンドプレート12が蓋体27を兼ねている。
ケース本体26は、一端が開口した底部26b付きの角筒状を有する。詳しくは、燃料電池本体10を内側に収容するための空隙を有する概略矩形状ないし箱状の外観形状を備え、ケース本体26を構成する一面が開口(挿入開口)26aとなっており、その開口26aがエンドプレート12と一体とされた蓋体27で閉塞・封止されて、前記燃料電池本体10を圧縮状態で収容する。
フィリング30は、燃料電池本体10(のセル積層体9)におけるセル積層方向に沿った側面(外周面)とスタックケース25(のケース本体26の側壁)の内周面との間に配置されている。
本例では、前記フィリング30は、例えば略矩形状を有し、セル積層方向の断面(図1に示される断面)で視たときに、燃料電池本体10の側面(セル積層方向に沿った側面)およびスタックケース25の内周面の対向する位置に配設されるとともに、燃料電池本体10の側面(セル積層方向に沿った側面)に沿って間隔をあけて複数個(図示例では、3個)に分けて配列されている。このように、フィリング30が二つ以上かつ各々対向して設置されることで、燃料電池本体10(のセル積層体9)に作用する剪断歪みや回転モーメントを抑制することができる。
なお、前記フィリング30は、スタックケース25(のケース本体26の側壁)の内周面の対向する位置に配設されていれば、その形状や大きさ、配置箇所等は、図示例に限られないことは勿論である。例えば、セル積層方向の断面で視たときに、燃料電池本体10におけるセル積層方向に沿った側面の一端から他端に亘って(つまり、間隔をあけずに連続的に)配置してもよい。
前記フィリング30は、シリコンゴムやウレタンゴム等の柔軟性および絶縁性を有する弾性材料で形成され、スタックケース25(のケース本体26の側壁)の対向する内周面に付設されており、燃料電池本体10がスタックケース25に収容(挿入)される前の状態において(すなわち、フィリング30に対する荷重ゼロの状態において)、前記対向するフィリング30同士の最小間隔は、当該フィリング30に対向する燃料電池本体10のセル積層体9の最大幅より小さく設計されている。燃料電池本体10がスタックケース25に収容(挿入)されたときに、前記フィリング30は燃料電池本体10(のエンドプレート11)で弾性的に圧縮変形され(潰され)(図4参照)、その後、前記フィリング30が弾性的に(言い換えれば、その復元力により)膨らんで燃料電池本体10の各セル1の凹凸等に合わせて燃料電池本体10との隙間を埋め、燃料電池本体10の側面とスタックケース25(のケース本体26の側壁)の内周面との間で圧縮状態で狭圧保持される。このフィリング30の弾性によって、燃料電池本体10のセル積層体9がスタックケース25に拘束され、耐振動性や耐衝撃性が向上するとともに、燃料電池本体10を構成するセル1の位置ずれ(特に、積層方向に垂直な方向の位置ずれ)が抑止される。
なお、前記フィリング30は、ポロプロピレン等の袋体に封入され、充填後にその袋体の内部で硬化して、前記した拘束機能等を発揮し得るものでもよい。
[燃料電池(燃料電池スタック)の製造方法および分解方法]
前記した燃料電池(燃料電池スタック)100を製造するに当たっては、まず、前記したセル1を所定間隔(例えば、約2mmピッチ)で複数枚積層するとともに、隣接する2つのセル1間に、シール用のガスケットを配置して、セル積層体9を形成する。
次に、セル積層体9の両端に位置するセル1の外側に前記一対のエンドプレート11、12を配置し、前記エンドプレート11、12およびテンションプレート等を利用して、前記セル積層体9を(セル1の)積層方向に加圧(荷重を付与)し、各セル1のガス拡散層7、7を圧縮変形させ、各セル1間の間隔を(例えば、約2mmピッチから約1mmピッチまで)狭めて、燃料電池本体10を形成する。
次いで、前記したフィリング30を(例えば接着等により)配置固定したケース本体26を用意し、前記エンドプレート11、12およびテンションプレート等により加圧されて保持された燃料電池本体10を、前記エンドプレート11(のテーパ面11t)側からケース本体26の開口(挿入開口)26aを通してその内部に内挿し(図3参照)、エンドプレート12と一体とされた蓋体27をケース本体26の開口26aに締結して、前記燃料電池本体10をスタックケース25に封入する。
ここで、前記したように、燃料電池本体10のスタックケース25への挿入前の状態において、スタックケース25の対向する内周面に付設されたフィリング30同士の最小間隔、セル積層体9の最大幅、およびエンドプレート11の幅は、その順で大きくなるように設計されているので、燃料電池本体10をスタックケース25のケース本体26に挿入する(押し込む)と、エンドプレート11(のテーパ面11t)がフィリング30に衝接し、そのフィリング30を潰しながら(圧縮弾性変形させながら)燃料電池本体10がケース本体26に内挿されていく(図4参照)。エンドプレート11(のテーパ面11t)がフィリング30を潰しながら通過した後、フィリング30は、その後にその復元力(弾性力)により徐々に膨らんで初期厚みに戻っていくが、初期厚さを回復することなく圧縮状態で燃料電池本体10(のセル積層体9)の側面とスタックケース25(のケース本体26の側壁)の内周面との間に配置される。
これにより、前記したセル拘束用のフィリング30が設けられた燃料電池100が製造されることになる。
また、前記した燃料電池(燃料電池スタック)100を分解するに当たっては、蓋体27の締結を解いて、燃料電池本体10をケース本体26の開口(挿入開口)26aを通して引き抜く。このとき、エンドプレート11の外周端面11aに設けられたテーパ面(底部26b側とは反対側のセル積層体9側に設けられたテーパ面)11sが(圧縮状態の)フィリング30に衝接し、そのフィリング30を潰しながら燃料電池本体10がケース本体26から取り出されることになる(図5参照)。
なお、この場合、スタックケース25(のケース本体26)への挿入時の送り速度は、工程のサイクルタイムにより決まっているが、分解時の送り速度は特に制約がないため、テーパ面11sの(セル積層方向に対する)テーパ角θsを、テーパ面11tの(セル積層方向(挿入方向)に対する)テーパ角θtより大きく設定することができる。例えば、そのテーパ角θsを、テーパ角θtより大きく、45°以下に設定することができる(特に、図4および図5参照)。
このように、本実施形態では、エンドプレート11の外周端面11aに設けられたテーパ面11sによって、燃料電池本体10のセル積層体9を加圧するフィリング30を徐々に潰しながら燃料電池本体10のセル積層体9をスタックケース25から引き抜くことができ、燃料電池100の分解時にフィリング30とエンドプレート11との引っ掛かりを回避して燃料電池本体10のセル積層体9に加わる負荷を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…セル(燃料電池セル)、2…MEGA、3…セパレータ、4…膜電極接合体(MEA)、5…電解質膜、6…電極、7…ガス拡散層、8…ガスケット、9…セル積層体、10…燃料電池本体、11…エンドプレート(挿入側、底部側)、11a…外周端面、11s…テーパ面(挿入側、底部側とは反対側)、11t…テーパ面(挿入側、底部側)、12…エンドプレート(挿入側、底部側とは反対側)、21、22…ガス流路、23…水が流通する空間、25…スタックケース、26…ケース本体、26a…開口(挿入開口)、26b…底部、27…蓋体、30…フィリング、100…燃料電池(燃料電池スタック)

Claims (2)

  1. 底部を有する筒状のスタックケースと、
    前記スタックケースに挿入されるセル積層体と、
    前記スタックケースの対向する内周面にれ、前記スタックケースに挿入された前記セル積層体を加圧するフィリングと、を備え、
    前記セル積層体の前記底部と対向する位置には、挿入方向で視たときの面積が前記セル積層体より大きいエンドプレートが設けられ、
    前記エンドプレートの外周端面には、前記底部側とは逆方向に向けて先細となるテーパ面が設けられている、燃料電池。
  2. 前記エンドプレートの外周端面における前記セル積層体側に、前記テーパ面が設けられ、
    前記エンドプレートの外周端面における前記底部側に、挿入方向に向けて先細となる別途のテーパ面が設けられ、
    前記テーパ面のセル積層方向に対するテーパ角が、前記別途のテーパ面のセル積層方向に対するテーパ角より大きい、請求項1に記載の燃料電池。
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