JP2006012462A - 燃料電池のシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電極面に対する面圧分布のばらつき抑えつつ、電解質膜の外周側におけるシール性を向上させる。
【解決手段】 電解質膜7の両側にアノード側電極9およびカソード側電極11を、さらのその外側にセパレータ15および17をそれぞれ配置する。各電極9,11より外側に突出する電解質膜7のはみ出し部7bの両面に、ポリカーボネートなどの弾性係数の大きい板状シール材19,21を配置し、カソード側のセパレータ17と板状シール材21との間に、シリコンゴムなどのゴム製弾性材料からなるガスケット23を介装する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電解質膜の一方側にアノード側電極を、同他方側にカソード側電極をそれぞれ配置し、さらにその外側を一対のセパレータで挟んで構成した燃料電池のシール構造に関する。
固体高分子型燃料電池は、電解質膜である高分子イオン交換膜(陽イオン交換膜)の両側にそれぞれアノード側電極およびカソード側電極を配置して構成した膜−電極アッセンブリ(MEA)を、セパレータによって挟持して単位電池を構成している。
このような固体高分子型燃料電池は、通常、単位電池を所定数だけ積層することにより、燃料電池スタックとして使用する。
上記した燃料電池スタックにおいて、アノード側電極に供給する燃料ガス(水素含有ガス)は、電極上で水素イオン化され、適度に加湿された電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子が外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。一方、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスあるいは空気が供給されているために、このカソード側電極において、前記水素イオン、前記電子および酸素ガスが反応して水が生成される。
また、一対のセパレータのうち少なくとも一方には、電極と反対側の面に発電時の発熱を抑えるための冷却媒体を流す冷却媒体流路を形成している。
上記した燃料ガス、酸化剤ガス、および冷却媒体は、各々独立した流路に通す必要があるため、各流路間を仕切るシールが必要である。シール部位としては、例えば、燃料ガス、酸化剤ガス、および冷却媒体を、燃料電池スタックの各単位電池に分配供給するための単位電池積層方向に貫通する連通孔の周囲、MEAの外周,およびセパレータの表裏面の外周などがあり、シール材としては、有機ゴムなどの柔らかく適度に反発力のある材料が一般的に採用される。
ところで、前記したMEAの外周のシールについては、例えば下記特許文献1,2に記載されているように、電解質膜を挟むように設置した一対の電極より、外側へはみ出した電解質膜のはみ出し部において行っている。
特開2000−182639号公報 特開2002−42837号公報
上記した特許文献1に記載されているように、2つのシール材に板状のゴムシールを用いる場合には、ゴムシールからの反力が大きいため、スタック締め付け圧力の増加によるセパレータ破損、電極に対する面圧分布のばらつきの問題がある上、2つのシール材が、電解質膜を挟んで互いに向き合う対称位置からずれた場合には、シール性が損なわれる。
また、上記した特許文献2に記載されているように、上記2つのシール材の一方に板状のゴムシールを他方に幅の狭いゴムシールを用いる場合には、2つのシール材相互のシール位置のずれは防止できるものの、幅の広いシール材側で圧縮応力が分散して面圧が低下し、幅の広いシール材側のシール性が低下する。
さらに、上記各特許文献1,2のように、電解質膜に圧縮性のゴムシールが直接接触するシール構造では、発電時における電解質膜の膨張収縮によって、電解質膜が破損し、シール性が損なわれるものとなる。
そこで、本発明は、電極面に対する面圧分布のばらつき抑えつつ、電解質膜の外周側におけるシール性を向上させることを目的としている。
本発明は、電解質膜の一方側にアノード側電極を、同他方側にカソード側電極をそれぞれ配置し、さらにその外側を一対のセパレータで挟んで構成した燃料電池のシール構造において、前記電解質膜は、前記アノード側電極およびカソード側電極より外側に突出するはみ出し部を備え、このはみ出し部の両面に板状シール材を設け、この板状シール材の一方を前記セパレータに接合し、前記板状シール材の他方と前記セパレータとの間に前記板状シール材より幅の狭い弾性シール材を設け、前記板状シール材は前記弾性シール材より弾性係数が大きいことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、電解質膜の外周側のはみ出し部の両面に、弾性シール材より弾性係数が大きい板状シール材を設け、板状シール材の一方をセパレータに接合し、他方の板状シール材とセパレータとの間に、板状シール材より幅の狭い弾性シール材を設けたので、シール材からの反力を抑えて電極面における面圧分布を均一化しつつ、電解質膜両面のシール材相互のずれがあってもシール性を確保でき、発電中の電解質膜の膨張収縮による破損を防止してシール性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明の全実施形態にわたって共通するか、または類似する部分の基本となる構成および作用を、図1〜3を用いて説明する。本発明に係わる燃料電池は、固体高分子電解質型燃料電池(以下、単に燃料電池とする。)であり、例えば燃料電池自動車に搭載する。ただし、自動車以外に用いてもよい。
図1は燃料電池スタックの全体を示す斜視図である。この燃料電池スタックは、1V程度の起電圧を生じる単位電池1を、複数積層して積層体3を形成する。積層体3を構成する複数の単位電池1は、それぞれが燃料電池として機能する。そして、この燃料電池スタックは、後述するが、四隅に配置して内部を貫通するテンションロッドなどを用いて締結する。なお、ここでテンションロッドの本数は4本(四隅)とは限らず、所望の締結力が確保できる仕様であるならばその限りではない。
図2は単位電池1の構造を示す分解斜視図である。単位電池1は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜7と、電解質膜7の一方の面に配置したガス拡散電極であるアノード側電極(燃料極)9と、電解質膜7の他方の面に配置したガス拡散電極であるカソード側電極(空気極)11とで、膜−電極アッセンブリ(MEA)13を構成している。
MEA13の両側には、アノード側電極9に燃料ガス(水素)を、カソード側電極11に酸化剤ガス(酸素、通常は空気)をそれぞれ供給するための流体通路を形成するセパレータ15および17をそれぞれ配置する。
ここで、電解質膜7はその全周にわたりアノード側電極9より外側にはみ出しており、このはみ出し部とセパレータ15との間に板状シール材19を介装する。また、電解質膜7はその全周にわたりカソード側電極11より外側にはみ出しており、このはみ出し部とセパレータ17との間に、板状シール材21と、板状シール材21のセパレータ17側に位置する弾性シール材としてのガスケット23とをそれぞれ介装する。
電解質膜7は、固体高分子材料、例えばフッ素系樹脂により形成したプロトン伝導性のイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。電解質膜7の表面には、触媒として白金または白金と他の金属からなる合金を担持させてある。
ガス拡散電極は、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスや、カーボンペーパ、あるいはカーボンフェルトなど、充分なガス拡散性および導電性を有する部材によって構成する。
セパレータ15,17は、充分な導電性と強度と耐食性とを有する材料によって形成する。例えば、カーボン材料をプレス成形したり、また、充分な耐食性が実現可能であれば、金属など他の材料によって形成してもよい。
上記したセパレータ15のアノード側電極9側には図示しない燃料ガス流路を、セパレータ17のカソード側電極11側には酸化剤ガス流路25を、それぞれ形成してあり、また、必要に応じて冷却媒体流路27を形成する。なお、図2では、酸化剤ガス流路25および冷却媒体流路27の詳細な流路形状については省略している。
ガスケット23は、シリコンゴム、EPDMまたはフッ素ゴムなどのゴム状弾性材料によって形成する。このガスケット23は、セパレータ17あるいは板状シール材21に一体化しても構わない。板状シール材19,21は、ガスケット23に比べて弾性係数の大きい、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートのような材料で形成し、電解質膜7に例えば熱硬化型フッ素系あるいは熱硬化型シリコンのような液状シールによって接着して接合する。
上記した燃料電池スタックは、複数の単位電池1からなる積層体3の積層方向両端に、図1に示すように集電板29,31、絶縁板33,35、エンドプレート37,39をそれぞれ配置する。そして、この燃料電池スタックの、例えば四隅に、前述したテンションロッドを貫通させ、テンションロッドの端部に形成したねじ部に、ナット41を螺合締結することで、スタック構成部品を締め付ける。
テンションロッドは、剛性を備えた材料、例えば鋼などの金属材料によって形成し、また単位電池1同士の電気的短絡を防止するため、表面には絶縁処理を施す。
集電板29,31は、緻密質カーボンや銅板などガス不透過な導電性部材によって形成し、絶縁板33,35は、ゴムや樹脂などの絶縁性部材によって形成する。
エンドプレート37,39は、剛性を備えた材料、例えば鋼などの金属材料によって形成する。また、2枚の集電板29,31には、それぞれ出力端子43,45を設けてあり、燃料電池スタックで生じた起電力を、この出力端子43,45を介して出力する。
上記したテンションロッドによる燃料電池スタックの締付方法は、すべてのテンションロッドを積層体3の内部に貫通させる必要はなく、スタック外部でエンドプレート37,39同士を締め付けるテンションロッドを設けてもよい。
また、図3に示すように、燃料電池スタックの積層方向一端側のエンドプレート39と、エンドプレート39の積層方向内側に設けた絶縁板35との間に、内側エンドプレート47を配置し、エンドプレート39と内側エンドプレート47との間に、ばねなどからなる加圧機構49を設置して、エンドプレート37,39間をテンションロッドで締め付ける構造であってもよい。なお、締結機構として、ナット41を用いずに、一方のエンドプレートにねじ孔を設け、このねじ孔にテンションロッド先端のねじ部を締結するようにしてもよい。
また、燃料電池スタックの一方の端部のエンドプレート37には、図1に示すように、燃料ガス入口51および同出口53、酸化剤ガス入口55および同出口57、冷却媒体入口59および同出口61を、それぞれ備えている。これら各入口に連通する燃料ガス,酸化剤ガスおよび冷却媒体の各分配流路および、各出口に連通する燃料ガス,酸化剤ガスおよび冷却媒体の各集合流路を、集電板29,絶縁板33および積層体3を貫通して形成する。
上記した各分配流路および集合流路は、前記したセパレータ15のアノード側電極9側に形成した燃料ガス流路、セパレータ17のカソード側電極11側に形成した酸化剤ガス流路25、冷却媒体流路27の各対応する流路にそれぞれ連通している。
上記した積層体3に分配流路を形成するために、図2に示すように、セパレータ15,板状シール材19,電解質膜7,板状シール材21,ガスケット23,セパレータ17には、燃料ガス入口51に対応する位置に、燃料ガス入口用連通孔15a,19a,7a,21a,23a,17aをそれぞれ形成してある。
同様に、燃料ガス出口53,酸化剤ガス入口55および同出口57,冷却媒体入口59および同出口61についても、それぞれ対応する連通孔を設けてある。
(第1の実施形態)
図4は、本発明の第1の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池1の外周部分の断面図である。セパレータ15のアノード側電極9に対向する面には、前記図2には示されていないアノードガス流路としての燃料ガス流路63を形成している。
アノード側電極9およびカソード側電極11に対して外側にはみ出している電解質膜7のはみ出し部7bの両面に、前記した板状シール材19,21をそれぞれ接着する。そのうち図4中で下部に位置する一方の板状シール材19をアノード側のセパレータ15に接着する。図4中で上部に位置する他方の板状シール材21とカソード側のセパレータ17との間には、板状シール材19,21より幅の狭い断面円形もしくは楕円形のガスケット23を介装する。
上記したように、電解質膜7の両面に、ガスケット23より弾性係数の大きい板状シール材19,21を接着し、その一方側にのみ圧縮性の弾性シール材であるガスケット23を設けることで、両側にゴムシールを用いる場合に比較してゴムシールからの反力が小さくなり、スタック締め付け圧力の抑制によってセパレータ15,17の破損を防止でき、ガス拡散電極(アノード側電極9およびカソード側電極11)との面圧分布が均一化する上、ガスケット23が板状シール材21に対し、図4に示すような幅方向中心位置から多少ずれた場合であっても、シール性を確保することができる。
また、幅の狭いガスケット23に接触する幅の広い板状シール材21および、板状シール材19は、弾性係数がガスケット23に比較して大きい材料としているので、幅の広い板状シール材21,19での圧縮応力の分散を抑制でき、幅の広い板状シール材21側のシール性低下を防止することができる。
さらに、電解質膜7には、ガスケット23に比べて弾性係数の大きい板状シール材19,21を直接接触させ、圧縮性のゴムシールであるガスケット23を直接接触させていないので、電解質膜7は発電時に膨張収縮しても破損を防止でき、シール性を確保することができる。
また、電解質膜7の両面に板状シール材19,21を接着しておくことで、MEA13の取り扱い性が向上する効果もある。
さらに、アノード側のセパレータ15に板状シール材19を接着することで、燃料ガス流路63を流れる燃料ガスである水素に対するシール性をより確実に保持することができ、信頼性が向上する。
なお、上記した第1の実施形態におけるガスケット23の断面形状は、円形や楕円形に限らず他の形状であっても構わない。これは以下に説明する他の実施形態でも同様である。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池1の外周部分の断面図であり、図4に示した第1の実施形態と全体構造は同様である。なお、前記した図4はスタック締結後の状態を示しているが、図5はスタック締結前すなわち組付前の状態を示している。
この実施形態は、図5に示すように、電解質膜7のはみ出し部7bとその両面に設けた2枚の板状シール材19,21との合計厚さd1を、MEA13の厚さ、つまり電解質膜7と、その両側に設けたアノード側電極9およびカソード側電極11との合計厚さd2より、所定値以上薄く設定している。
このように設定することで、スタック締め付け時のガス拡散電極の変位を充分に確保でき、ガス拡散電極に付与するべき面圧を保持することができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池1の外周部分の断面図である。なお、図6についても、図5と同様にスタック締結前の状態を示している。
ここで、MEA13の厚さd2は、例えば図6に示すようにガス拡散電極の厚さのばらつきによって全体が不均一となる。そこで、この第3の実施形態では、電解質膜7とその両面に設けた2枚の板状シール材19,21との合計厚さd1を、MEA13の厚さd2の最小値より所定値以上薄くなるよう設定している。
これにより、MEA13の厚さd2が全体として不均一になっていても、スタック締め付け時のガス拡散電極の変位を、全域にわたって確保することができ、ガス拡散電極に付与するべき面圧を全域にわたって発生させることができる。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池1の外周部分の断面図である。この実施形態は、前記図4に示した第1の実施形態に対し、ガスケット23を、カソード側電極11近傍に設定している。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
これにより、ガスケット23とカソード側電極11との間の空間領域が狭くなり、発電反応に関与しない反応および酸化剤ガス流量を低減でき、燃料電池スタックの発電効率を向上させることができる。
本発明によれば、組付前の状態での前記電解質膜のはみ出し部とその両面に設けた前記2枚の板状シール材との合計厚さを、組付前の状態での前記電解質膜とその両面に設けた前記アノード側電極およびカソード側電極との合計厚さより、所定値以上薄く設定したので、燃料電池組付時のアノード側電極およびカソード側電極の変位を充分に確保でき、各電極に付与するべき面圧を保持することができる。
前記電解質膜とその両面に設けた前記アノード側電極およびカソード側電極との合計厚さは、この合計厚さの最小値であるので、アノード側電極やカソード側電極の厚さにばらつきがあっても、燃料電池組付時の各電極の変位を、全域にわたって確保することができ、各電極に付与するべき面圧を全域にわたって発生させることができる。
前記前記板状シール材を接合する前記セパレータはアノードガス流路を備えているので、アノード側流路を流れる燃料ガスのシール性をより確実に保持することができ、信頼性が向上する。
前記弾性シール材を、その内側に位置する前記電極近傍に配置したので、発電反応に関与しない反応および酸化剤ガス流量を低減でき、燃料電池の発電効率を向上させることができる。
本発明の燃料電池スタックの基本構造を示す斜視図である。 図1の燃料電池スタックにおける単位電池の分解斜視図である。 図1の燃料電池スタックの一部を変更した正面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池の外周部分の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池の外周部分の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池の外周部分の断面図である。 本発明の第4の実施形態に係わる燃料電池のシール構造の一例を示す単位電池の外周部分の断面図である。
符号の説明
7 電解質膜
7b 電解質膜のはみ出し部
9 アノード側電極
11 カソード側電極
15,17 セパレータ
19,21 板状シール材
23 弾性シール材
63 燃料ガス流路(アノードガス流路)
d1 電解質膜と2枚の板状シール材との合計厚さ
d2 電解質膜とアノード側電極およびカソード側電極との合計厚さ

Claims (5)

  1. 電解質膜の一方側にアノード側電極を、同他方側にカソード側電極をそれぞれ配置し、さらにその外側を一対のセパレータで挟んで構成した燃料電池のシール構造において、前記電解質膜は、前記アノード側電極およびカソード側電極より外側に突出するはみ出し部を備え、このはみ出し部の両面に板状シール材を設け、この板状シール材の一方を前記セパレータに接合し、前記板状シール材の他方と前記セパレータとの間に前記板状シール材より幅の狭い弾性シール材を設け、前記板状シール材は前記弾性シール材より弾性係数が大きいことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  2. 請求項1に記載の燃料電池のシール構造において、組付前の状態での前記電解質膜のはみ出し部とその両面に設けた前記2枚の板状シール材との合計厚さを、組付前の状態での前記電解質膜とその両面に設けた前記アノード側電極およびカソード側電極との合計厚さより、所定値以上薄く設定したことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  3. 請求項2に記載の燃料電池のシール構造において、前記電解質膜とその両面に設けた前記アノード側電極およびカソード側電極との合計厚さは、この合計厚さの最小値であることを特徴とする燃料電池のシール構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の燃料電池のシール構造において、前記板状シール材を接合する前記セパレータはアノードガス流路を備えていることを特徴とする燃料電池のシール構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の燃料電池のシール構造において、前記弾性シール材を、その内側に位置する前記電極近傍に配置したことを特徴とする燃料電池のシール構造。
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