JP7036147B2 - 上吹きランスおよびそれを用いた溶鉄の精錬方法 - Google Patents

上吹きランスおよびそれを用いた溶鉄の精錬方法 Download PDF

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Description

本発明は、反応容器に装入した溶鉄に酸素含有ガスを吹き付けて溶鉄に送酸精錬を施すための上吹きランスおよびその上吹きランスを用いた溶鉄の精錬方法に関する。
溶鉄の酸化精錬において、反応効率向上の観点から、上吹きランスから噴射される酸素含有ガスの溶鉄浴面での噴流流速とガス流量とを同時に制御できる実用的な送酸手段が求められている。
例えば、製鋼工程において、転炉に溶銑を収容して、溶銑の表面(湯面とも称する)の上方から上吹きランスを用いて酸化性ガスを供給することによって脱炭吹錬を行なうことが公知の技術として行われている。酸化性ガスとして酸素を含有するガス(酸素含有ガス)を使用するが、工業的には純酸素ガスが広く使用されている。酸素含有ガスを転炉内に供給することによって、転炉内に収容された溶銑中の炭素(C)と酸素含有ガス中の酸素(O)とを反応させて脱炭処理を行なう。
脱炭処理では、下記の(1)式で表わされるように溶銑中のCと酸素含有ガス中のOとが反応してCOを生成させる反応(以下、1次燃焼という)、および1次燃焼によって生成したCOと酸素含有ガス中のOとが反応してCOを生成させる下記の(2)式の反応(以下、2次燃焼という)が進行する。
C+1/2O→CO ・・・(1)
CO+1/2O→CO ・・・(2)
ここで、転炉内に供給された酸素含有ガス中のOのうち、2次燃焼に寄与する割合を2次燃焼率として下記の(3)式で定義する(ただし、右辺のCO、COはそれぞれ排ガス中のCO、COの体積である)。
2次燃焼率=CO/(CO+CO) ・・・(3)
なお、1次燃焼によって生じる反応熱と2次燃焼によって生じる反応熱とを比べると、2次燃焼の方が1次燃焼の約2.5倍である。したがって、2次燃焼率が低下すると、転炉上部の炉壁の温度が低下するので、炉壁上部に地金が付着しやすくなる。この状態で転炉の操業を継続すると、地金が蓄積されて、炉内容積が減少するばかりでなく、出鋼歩留りが低下する。その一方で、2次燃焼率を低下させ、(1)式で示す脱炭反応に利用される酸素量を増やすことで、吹錬時間の短縮を図ることができる。逆に、2次燃焼率を高くすると、発熱量が増大して炉内の温度が上昇するので、溶鋼への着熱が可能となり、地金を溶解することが可能となる。これらの1次燃焼、2次燃焼の制御は、上吹きランスから供給される酸素含有ガス噴流の流速を調節(低流速と、高流速)することによって行うことが一般的である。
また、製鋼工程では、転炉での製鋼スラグ発生量の低減や製鋼トータルコストの削減を図るために、転炉で脱炭吹錬する前に、溶銑中に含有するSiやPを予め酸化剤を用いて除去する方法がとられているが、その方法のひとつに、処理容器として転炉を用いた脱りん吹錬がある。
この転炉を用いた脱りん吹錬は、一般的には、脱炭吹錬と同様に、溶銑の湯面上方から上吹きランスを用いて酸素含有ガスを吹きつけながら、石灰等の精錬剤(以下、フラックスと称する)を溶銑に添加するものである。このときも、上吹きランスから供給される酸素含有ガス噴流の流速を調節することによって、脱りん吹錬時に生成するスラグ中のT.Fe濃度(トータル鉄分濃度)を制御する手法がとられる。
そして、上記のように、上吹きランスから供給される酸素含有ガス噴流の流速を調節する際には、溶銑の湯面位置での流速が、例えば、高流速の場合は低流速の場合の1.05倍以上になるようにすることが一般的である。そのために、酸素含有ガスの流量を変更したり、上吹きランスの高さ位置を変更したり、上吹きランスの先端に位置するノズルを交換したりすることが通常行われている。
吹錬中にノズル形状を制御する技術としては、例えば、特許文献1には、機械的にノズル形状を変える真空脱ガス槽内の上吹きランスの技術が開示されている。また、特許文献2には、上吹きランスのラバールノズルに別のラバールノズルを延長するように重ねることによって、噴流流速を変える技術が開示されている。
また、噴流制御のひとつにランスノズルの主噴流とは別の制御流の利用があげられる。例えば特許文献3には、流体噴出流路の側壁に制御ガス用の一対の開口部を設け、噴流方向を制御する方法が開示されている。
特開平8-260029号公報 特開2000-234115号公報 特開2005-113200号公報
しかしながら、上記のようにして、酸素含有ガス噴流の流速を調節する従来の技術には、以下のような問題点がある。まず、酸素含有ガスの流量を変更する方法では、高流速にするために酸素含有ガスの流量を増加させると、脱炭反応や脱りん反応に直接は寄与しない余剰な酸素含有ガスが増加してしまい、反応効率が上がらないことに加え、コスト面でも不利になる。また、上吹きランスの高さ位置を変更する方法では、高流速にするために上吹きランスを溶銑の湯面に近づけると、湯面からのスプラッシュによって上吹きランス、特にランス先端のノズルが損傷する危険性がある。また、ノズルを交換する方法では、交換時間のために操業効率が低下する。
また、機械的にノズル形状を変える方法である特許文献1に開示の方法は、高温かつダストが発生する雰囲気下で機械的可動部を持つなどの点で実用的でない上、噴出孔が多数あるランスへの応用が困難という問題があった。また、ノズル内面の可動部によって断面積を縮小する場合、段差が生じるが、この段差の形状がガス流速に及ぼす影響も必ずしも明らかではなかった。また、特許文献2に開示の技術では、ランス内部の構造物を移動させるための駆動装置が必要となるほか機械的可動部を持つなどの点で実用的でない問題があった。また、特許文献3に開示の方法は、噴流方向の制御は達成できるものの、噴流の流速を増減させる制御には適用できない課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、反応容器に装入した溶鉄に酸素含有ガスを吹き付けて行う精錬、例えば、溶鋼の脱炭精錬や溶銑の脱りん吹錬を行う際に1本の上吹きランスを用いて、ランスノズルチップやランス高さ、酸素含有ガス流量を変更することなく、ランスノズルに機械的可動部を用いることなく、酸素含有ガス噴流の流速を制御し、歩留向上や高速吹錬を達成することができる上吹きランスおよびそれを用いた溶鉄の精錬方法を提供することを目的とする。
上記課題を有利に解決する本発明の上吹きランスは、反応容器に収容された溶鉄に酸素含有ガスを吹き付けるための上吹きランスであって、上記上吹きランスの外殻を貫通して、上記酸素含有ガスを噴射させる、1個以上の吹錬用主孔と、該吹錬用主孔の軸心に向けて制御用ガスを噴出させるために上記吹錬用主孔の内壁面に配置された開口部を有する制御用ガス供給管と、上記吹錬用主孔の入口から上記酸素含有ガスを供給するメイン酸素供給手段と、上記制御用ガス供給管を介して上記制御用ガスを供給する制御用ガス供給手段と、を有し、上記吹錬用主孔は、上記開口部から上記吹錬用主孔の出口まで管径が一定のストレート形状であり、上記吹錬用主孔の出口径Dm(mm)と、上記開口部から上記吹錬用主孔の出口までの距離La(mm)との比が、0.50≦La/Dm≦2.50の範囲にあり、上記吹錬用主孔の軸の向きと上記開口部近傍における上記制御用ガス供給管の軸の向きとのなす角度θa(°)は、メイン酸素の流れの向きと制御用ガスの流れの向きとが同じ場合にθa=0°であるとして、45°≦θa≦150°の範囲にあることを特徴とする。
なお、本発明にかかる上吹きランスは、
上記制御用ガス供給管の上記開口部から吹き付ける制御用ガスの向きを定める、上記開口部の形状が丸孔、楕円孔、多角形孔、全周スリットおよび分割スリットから選ばれる少なくとも1種であること、
がより好ましい解決手段になり得るものと考えられる。
上記課題を有利に解決する溶鉄の精錬方法は、上記上吹きランスを用いる溶鉄の精錬方法であって、上記制御用ガス供給管から供給されるガス流量Qs(Nm/min)と、上記吹錬用主孔から供給されるガス流量Qm(Nm/min)および上記制御用ガス供給管から供給されるガス流量Qsの合計流量との比を、0.02≦Qs/(Qm+Qs)≦0.40とすることを特徴とする。
本発明によれば、上吹きランスの吹錬用主孔の内壁から制御ガスを適切な位置で適切な角度で導入することで、機械的可動部を用いることなく、主流の流路断面積を変更することが可能になり、主流の噴出流速を変更することが可能となる。また、地金付着で操業が阻害されやすい機械的なノズル形状変更方式によらずに流速変更が可能となる。その結果、この上吹きランスを用いて溶鉄の精錬を効率化でき、たとえば、脱炭精錬における脱炭速度が向上し、生産効率を改善することができる。
本発明の実施形態における上吹きランス先端の縦断面を示す模式図である。 本発明の実施形態における制御用ガスの合流角θaを示す吹錬用主孔の縦断面の拡大模式図である。 本発明の実施形態における制御用ガスの合流角θa=90°のときの制御用ガス供給管の開口位置比La/Dmと吹錬用主孔出口31から2mの位置での最大流速の増速比Vmax/V0との関係を表すグラフである。 本発明の実施形態における制御用ガス供給管の開口位置比La/Dm=1.54のときの制御用ガスの合流角θaと吹錬用主孔出口31から2mの位置での最大流速の増速比Vmax/V0との関係を表すグラフである。
本発明は、反応容器に収容された溶鉄に酸素含有ガスを吹き付ける上吹きランスであって、該上吹きランスの外殻を貫通して、上記酸素含有ガスを噴射させる、1個以上の吹錬用主孔と、該吹錬用主孔の軸心に向けて制御用ガスを噴出させるために上記吹錬用主孔の内壁面に配置された開口部を有する制御用ガス供給管と、上記吹錬用主孔の入口から上記酸素含有ガスを供給するメイン酸素供給手段と、上記制御用ガス供給管を介して上記制御用ガスを供給する制御用ガス供給手段とを有し、上記吹錬用主孔は、上記開口部から上記吹錬用主孔の出口までその管径が一定のストレート形状であり、制御用ガスを噴出する上記開口部は吹錬用主孔の内壁の軸方向所定の位置に配置され、制御用ガスの噴出角度を所定の角度とすることで、上記制御用ガス供給管から供給する制御用ガス流量を調整することにより、上記吹錬用主孔に供給されたメイン酸素の流れを縮流し、該吹錬用主孔から噴射される噴流の吹錬用主孔出口から2mの位置での流速が、制御用ガスを供給しない時に前記吹錬用主孔から噴射される噴流の同位置での流速に比べて、増速させることができる上吹きランスである。
まず、本発明の原理について説明する。
流体現象を利用した素子のひとつに流体素子があるが、本発明の原理はこの流体素子を利用したものである。流体素子とは、噴流と側壁との干渉効果、噴流と噴流との衝突効果、渦により生じる流体現象、噴流自体の流速変動による効果によって得られる機能を利用する素子の総称であり、流体力学の分野で研究されている。例えば、噴流の流路の出口付近に、噴流と直角方向に制御用流体の供給口を配した形をとる。制御用流体の供給口から噴流へ流体を導入すると、制御用流体により噴流が縮流されて、噴流の一部の断面積が小さくなり、直線状の流路であってもラバールノズルの流路であるような挙動を示す。このため、流速が向上する。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態における転炉用上吹きランス1の先端の縦断面を示す模式図である。なお、図1では、上吹きランス1の下端部を示している。図2は、吹錬用主孔3の軸および吹錬用主孔3の軸心に向かって制御用ガスを供給する制御用ガス供給管4の軸を含む断面の拡大模式図である。上吹きランス1は、酸素含有ガスを反応容器内湯面に向かって噴射する吹錬用主孔3を1個以上(ここでは、複数個)備えている。吹錬用主孔3内には、制御用ガスを噴出させるためにそれぞれの吹錬用主孔3の内壁面に配置された開口部41を有する制御用ガス供給管4を備えている。この制御用ガスは、吹錬用主孔3の軸心に向かって噴出させるように開口部41が構成されている。上吹きランス1は、冷却水循環路2を有している。なお、吹錬用主孔3に供給する酸素含有ガスは、例えば酸素ガスを用い、制御用ガスは、酸素含有ガスと同一のガスでもよいし、窒素ガスのような不活性ガスでもよい。
本発明では、図1および2に示すような上吹きランス1のノズル(吹錬用主孔3)内において、主流の進行方向に対して、別方向から制御ガスを主流に衝突させることにより、主流の流路を変更し、流速を制御するものである。この上吹きランス1には、吹錬用主孔3の入口から酸素含有ガスを供給するメイン酸素供給手段(図示しない)および制御用ガス供給管4を介して制御用ガスを供給する制御用ガス供給手段(図示しない)を有している。これによって、この吹錬用主孔3では、制御用ガス供給管4の開口部41から供給された制御用ガスにより、吹錬用主孔3の入口から供給された酸素含有ガスが縮流されて、断面積が小さい部分が形成され、ラバールノズルのようになる。これにより、吹錬用主孔3の出口31で、吹錬用主孔3からの噴射ガス(酸素含有ガスと制御用ガスの混合ガス)の流速が上昇する。
図1に示すように本発明では、吹錬用主孔3は、管径Dmが一定のストレートノズルとする。一般的に脱炭最盛期となる吹錬中期では、上吹き酸素ガスのほぼ100%が脱炭反応に寄与するため、大流量の酸素ガスを噴射することが望ましいと知られている。しかし、大流量の酸素ガスを噴射すると、酸素ガスの運動量によって溶鉄浴面から溶鉄滴飛散(いわゆるスピッティングやスプラッシュ)が生じる。スピッティングが生じることで、ノズル先端の溶損や炉外に飛び出して溶鉄歩留まりの低下につながる。そのため、大流量の酸素ガスを噴射する際でも、ラバールノズルに比べ、溶鉄浴面での酸素ガスを低流速とできるストレートノズルを利用する。
一方、吹錬末期では、上吹き酸素ガスの全てが脱炭反応に寄与するわけではなく、上吹き酸素ガスの流量を減らすことが有効である。しかし、脱炭末期には溶鉄内の炭素の分布が均一ではなく、上吹き酸素ガスが噴射されている火点と呼ばれる領域では炭素濃度が低くなり、偏りが生じる。溶鉄中の炭素濃度を均一とするために、溶鉄の攪拌を強化する必要があり、上吹き酸素ガスの流速を高めることが望まれている。したがって、上吹き酸素ガスの流量を減らしつつ、上吹き酸素ガスの流速を高めることが必要である。
そこで、吹錬中期には、制御用ガス供給管4の開口部41から制御用ガスを供給しない、または、極小とすることによって大流量でも低流速とできるストレートノズルにて達成する。一方、吹錬末期に必要とするハードブローは、制御用ガス供給管4の開口部41から制御用ガスを適切に供給することによって疑似ラバールノズルとし、上吹き酸素ガスの流量を減らしつつ、上吹き酸素ガスの流速を高めることで達成する。
制御用ガス供給管4の開口部41の中心は、吹錬用主孔の出口31から吹錬用主孔軸方向にLaだけ奥まった位置に配置している。吹錬用主孔3の出口径Dm(mm)と、制御用ガス供給管4の開口部41から吹錬用主孔3の出口31までの距離La(mm)との比La/Dm(出口径と制御用ガスの合流位置比)が、0.50≦La/Dm≦2.50の範囲にある必要がある。La/Dmが0.50より小さくなると、開口部41が吹錬用主孔3の出口31に近付きすぎるため、下流側に安定したよどみ領域が形成されない。また、冷却水路2の配置の関係から、上吹きランス1やその先端の冷却能が不足する懸念がある。一方、La/Dmが2.50より大きくなると、制御用ガスにより酸素含有ガスが縮流するにもかかわらず、その効果が吹錬用主孔3の出口31まで継続せずに、噴射ガスの流速上昇効果が得られない。適切な量の制御用ガスを供給し、La/Dmを0.50~2.50の範囲とすることで、吹錬用主孔3から噴射される噴流の吹錬用主孔出口31から2mの位置での最大流速Vmaxと、制御用ガスを供給しない時に吹錬用主孔3から噴射される噴流の同位置での最大流速V0との比である増速比Vmax/V0を、1.05以上にすることができる。より好ましくは、La/Dmを0.75~2.00の範囲とし、増速比Vmax/V0を1.10以上とすることである。
図2に示すように吹錬用主孔3の軸の向きと制御用ガス供給管4の開口部41近傍における前記制御用ガス供給管の軸の向きとは、角度θa(°)で交わっている。ここで、吹錬用主孔3内の噴射ガスの流れの方向を0°、流れ方向と逆方向を180°としたときに、制御用ガスの合流角θaを45°≦θa≦150°とする必要がある。θaが45°より小さくなると、制御用ガスが主流である酸素含有ガスの流れに乗ってしまい、縮流効果が小さくなるため、噴射ガスの流速上昇効果が充分でない。一方、θaが150°より大きくなると、制御用ガスの流動が吹錬用主孔3内の酸素含有ガスの噴流を乱し、安定した噴流が形成されない。適切な量の制御用ガスを供給し、制御用ガスの合流角θaを上記の範囲とすることで、増速比Vmax/V0を1.05以上とすることができる。より好ましくは、制御用ガスの合流角θaを75~140°の範囲とし、増速比を1.10以上とすることである。
また、開口部41近傍の制御用ガス供給管4は、その軸方向の直線部長さLs、および管径またはスリット間隔Ds(制御用ガス供給管の軸に直行する方向での開き幅)を有している。Ls/Ds≧3とすることが、制御用ガス供給管4の軸の向きと開口部41近傍の制御用ガスの流れの向きを一致させるうえで好ましい。
本発明の制御用ガス供給管4の開口部41形状は、吹錬用主孔3の内壁面を平面に展開したときに、円形の丸孔や楕円形の楕円孔、多角形の多角形孔、全周スリット、部分スリットなどが好適に用いることができる。制御用ガス供給管4の開口部41は、円周方向に略等間隔に3個以上設けるか、または、スリット状とすることが好ましい。吹錬用主孔3の内壁面の円周方向長さのうち、制御用ガス供給管4の開口部41の占める合計長さが25%以上であることが好ましい。なお、上記の「円周方向に略等間隔」とは、それぞれの隣接する開口部41同士の円周方向中心位置の距離Sが、全ての隣接する開口部41同士の円周方向中心位置の距離の平均値SAVEに対して±20%以内に収まっているという意味である。上記開口部41が2個以下の場合(スリットの場合を除く)や、開口部41の占める合計長さが25%未満の場合は、主流の酸素含有ガスの縮流効果が小さく、噴射ガスの流速上昇効果が充分でなくなるおそれがある。
本発明の上吹きランスを用いて、溶鉄の精錬に適用する場合には、吹錬用主孔3から供給されるガス流量Qm(Nm/min)に対する制御用ガス供給管4から供給されるガス流量Qs(Nm/min)は最適なバランスが存在する。設備のスペックによって最適な制御ガス比は変わってくるため一概に規定することは難しいが、制御ガスが少なすぎると主流の縮流効果が小さくなり、制御ガスが多すぎると主流に対する貫入が深くなりすぎ、主流の流れを大きく乱す傾向にあるため、おおまかには0.02≦Qs/(Qm+Qs)≦0.40となる条件の範囲で、溶鉄を精錬処理することが好ましい。より好ましくは、0.10≦Qs/(Qm+Qs)≦0.25の範囲である。
このようにして、この実施形態における上吹きランス1は、転炉を用いて溶銑の脱炭吹錬や溶銑の脱りん吹錬を行う際に、吹き付ける酸素含有ガスの流量の変更や、上吹きランスの高さ位置の変更、ノズルの交換や、機械的動作を行うことなく、効率的に、酸素含有ガス噴流の流速を調節することができる。そして、この上吹きランスを用いて転炉操業(溶銑の脱炭吹錬や溶銑の脱りん吹錬)を行う際には、制御用ガス供給管4の開口部41から制御用ガスの供給を調節することによって、吹錬用主孔3からの噴射ガスの流速を亜音速(ソフトブロー)から超音速(ハードブロー)に変化させることができる。
すなわち、ソフトブローは、制御用ガス供給管4の開口部41から制御用ガスを供給しないことによって実現することができ、一方、ハードブローは、制御用ガス供給管4の開口部41から制御用ガスを適切に供給することによって実現することができる。
制御用ガスを供給する時期は、脱炭処理(脱炭吹錬)、脱りん処理(脱りん吹錬)ともに、全処理時間の一部時間(処理前半、処理中間、処理後半のいずれか1つ以上)でもかまわないし、全処理時間でもかまわない。本発明は、転炉脱炭処理や脱りん処理に限らず、転炉脱Si、電気炉、真空脱ガス等、上吹きで精錬を行う方式であればどのようなプロセスにも適用可能である。
本発明の効果を確認するため、容量250トン規模の転炉を模擬した熱流体シミュレーションを実施した。シミュレーションには汎用熱流体ソフトウェアであるSTAR-CCM+(Ver. 11.02)を用いた。本実施例では、吹錬用主孔3軸方向での制御用ガス供給位置の影響を確認するため、制御用ガスの流量比および制御用ガスの合流角θaを一定の条件で行った。
吹錬用主孔3をストレート形状で、管径=出口径(Dm)を65mmとし、制御用ガス供給管4の開口部41は全周スリット型とし、その幅を3mmとした。制御用ガスの合流角θa(吹錬用主孔3内主流への制御用ガスの合流角度)を90°とし、吹錬用主孔3出口径Dmに対する制御用ガス供給管4の開口部41から吹錬用主孔3の出口31までの距離Laの比(制御用ガスの合流位置比)La/Dmを変更して、シミュレーションし、各種条件および結果を表1に示す。
表1に示した条件にて、吹錬用主孔3に酸素含有ガスと制御用ガスを供給し、転炉湯面(吹錬用主孔3の出口31から2m噴出した位置)での噴射ガスの最大流速Vmax(m/s)を算出した。
なお、制御用ガスには酸素含有ガスと同一のガスを用いることを念頭において、酸素含有ガスの流量Qmと制御用ガスの流量Qsとの合計流量(Qm+Qs)は45000(Nm/min)にして、制御用ガスの流量比(Qs/(Qm+Qs))を0.2に固定した。
そして、ここでは、制御用ガスを供給しない場合を基準例(比較例)と呼び、上記条件で計算された転炉湯面(吹錬用主孔3の出口31から2m噴出した位置)での噴射ガスの最大流速V0に対し、増速比Vmax/V0が1.05以上の条件を発明例、1.05に満たないものを比較例とする。
Figure 0007036147000001
表1の結果を図3にプロットする。図3は横軸にLa/Dmを、縦軸に増速比Vmax/V0を配している。出口径と制御ガスの合流位置の比La/Dmが0.50~2.50の範囲にある条件No.2~5は、増速比Vmax/V0が1.05以上であるが、範囲を外れている条件No.6および7は、増速比Vmax/V0が1.05未満である。La/Dmが0.75~2.00の範囲にある条件No.3および4は、増速比Vmax/V0が1.10以上となり、特に優れている。
実施例1と同様に、容量250トン規模の転炉を模擬した熱流体シミュレーションを実施した。本実施例では、制御用ガスの合流角θaの影響を確認するため、制御用ガスの流量比および吹錬用主孔3軸方向での制御用ガス供給位置を一定の条件で行った。制御用ガス供給管4の開口部41を4個、吹錬用主孔の円周方向に均等に配置し、円周方向に占める合計長さの比は0.5とした。吹錬用主孔3への制御用ガス供給孔4の合流位置比La/Dmは1.54とした。制御用ガスの合流角θaを変更してシミュレーションし、各種条件および結果を表2に示す。
表2に示した条件にて、吹錬用主孔3に酸素含有ガスと制御用ガスを供給し、転炉湯面(吹錬用主孔3の出口31から2m噴出した位置)での噴射ガスの最大流速Vmax(m/s)を算出した。
なお、制御用ガスには酸素含有ガスと同一のガスを用いることを念頭において、酸素含有ガスの流量Qmと制御用ガスの流量Qsとの合計流量(Qm+Qs)は45000(Nm/min)にして、制御用ガスの流量比(Qs/(Qm+Qs))を0.2に固定した。
そして、増速比に係る評価も実施例1と同様に行った。
Figure 0007036147000002
表2の結果を図4にプロットした。図4は横軸に合流角θaを、縦軸に増速比Vmax/V0を配している。合流角θaが45~150°の範囲にある条件No.8~11は、増速比Vmax/V0が1.05以上であるが、範囲を外れている条件No.12および13は、増速比Vmax/V0が1.05未満である。条件No.13は、主流に逆らって制御用ガスを供給したため、主流の流れを乱してしまい、制御用ガスを供給しない場合より流速が下がってしまった。特に、θaが75~140°の範囲にある条件No.9および10は、増速比Vmax/V0が1.10以上となり、特に優れている。
実施例1と同様に、容量250トン規模の転炉を模擬した熱流体シミュレーションを実施した。本実施例では、操業条件の影響を見るため、上吹きランスの形状を固定して検討した。吹錬用主孔3をストレート形状で、管径=出口径(Dm)を65mmとし、制御用ガス供給管4の開口部41は全周スリット型とし、その幅を3mmとした。制御用ガスの合流角θa(吹錬用主孔3内主流への制御用ガスの合流角度)を90°とし、吹錬用主孔3出口径Dmに対する制御用ガス供給管4の開口部41から吹錬用主孔3の出口31までの距離Laの比(制御用ガスの合流位置比)La/Dmを1.54として、制御用ガスの比を変更して、シミュレーションし、各種条件および結果を表3に示す。
表3に示した条件にて、吹錬用主孔3に酸素含有ガスと制御用ガスを供給し、転炉湯面(吹錬用主孔3の出口31から2m噴出した位置)での噴射ガスの最大流速Vmax(m/s)を算出した。
なお、制御用ガスには酸素含有ガスと同一のガスを用いることを念頭において、酸素含有ガスの流量Qmと制御用ガスの流量Qsとの合計流量(Qm+Qs)は45000(Nm/min)にして、制御用ガスの流量比(Qs/(Qm+Qs))を変化させた。
そして、増速比に係る評価も実施例1と同様に行った。
Figure 0007036147000003
表3において、合流角θa=90°および出口径と制御用ガスの合流位置比La/Dm=1.54の条件では、制御用ガスの流量比Qs/(Qm+Qs)を0.01から0.45まで変えることで、制御用ガスを供給しない場合(条件1)に対し、増速比Vmax/V0を0.98~1.14までスムーズに変化させることができ、吹錬の時期に合わせ、最適な噴流速度を選択することができることがわかる。特に、増速比が1.05以上となる、制御用ガスの流量比Qs/(Qm+Qs)を0.02~0.40の範囲とすることが好適である。
容量250トン規模の転炉にて、脱炭吹錬を行った。上吹きランスの条件は、出口径(Dm)が65mmのストレートノズルとラバールノズルとし、ラバールノズルのスロート径は60mmとした。制御用ガス供給部は全周スリット型とし、その幅を3mmとした。制御用ガスの合流角θaを90°とし、制御用ガスの合流位置比La/Dm=1.54とした。合計の酸素ガス供給流量(Qm+Qs)=45000(Nm/min)にして、吹錬中期は制御ガスを用いずに脱炭吹錬を行い、吹錬末期に制御用ガスの流量比Qs/(Qm+Qs)=0.20として脱炭吹錬を行った。
ラバールノズルを用いた際は、吹錬中期にて炉外への溶鉄飛散が多く、溶鉄歩留まりが著しく低下したのに対し、ストレートノズルを用いた際には吹錬を通して炉外への溶鉄飛散が少なく、溶鉄歩留まりの低下は見られなかった。
上記実施例は、溶鋼の脱炭精錬における脱炭末期への適用例を示したが、本発明のノズルは、主流の流速制御を必要とする上吹き精錬のいずれに適用しても好適である。
1 上吹きランス
2 ノズル
3 吹錬用主孔
31 吹錬用主孔の出口
4 制御用ガス供給管
41 制御用ガス供給管の開口部
5 制御用ガスの噴出方向

Claims (3)

  1. 反応容器に収容された溶鉄に酸素含有ガスを吹き付けるための上吹きランスであって、
    前記上吹きランスの外殻を貫通して、前記酸素含有ガスを噴射させる、1個以上の吹錬用主孔と、
    該吹錬用主孔の軸心に向けて制御用ガスを噴出させるために前記吹錬用主孔の内壁面に配置された開口部を有する制御用ガス供給管と、
    前記吹錬用主孔の入口から前記酸素含有ガスを供給するメイン酸素供給手段と、
    前記制御用ガス供給管を介して前記制御用ガスを供給する制御用ガス供給手段と、を有し、
    前記吹錬用主孔は、前記開口部から前記吹錬用主孔の出口まで管径が一定のストレート形状であり、
    前記吹錬用主孔の出口径Dm(mm)と、前記開口部から前記吹錬用主孔の出口までの距離La(mm)との比が、
    0.50≦La/Dm≦2.50
    の範囲にあり、
    前記吹錬用主孔の軸の向きと前記開口部近傍における前記制御用ガス供給管の軸の向きとのなす角度θa(°)は、メイン酸素の流れの向きと制御用ガスの流れの向きとが同じ場合にθa=0°であるとして、
    45°≦θa≦150°
    の範囲にあることを特徴とする上吹きランス。
  2. 前記制御用ガス供給管の前記開口部から吹き付ける制御用ガスの向きを定める、前記開口部の形状が丸孔、楕円孔、多角形孔、全周スリットおよび分割スリットから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の上吹きランス。
  3. 請求項1または2に記載の上吹きランスを用いる溶鉄の精錬方法であって、
    前記制御用ガス供給管から供給されるガス流量Qs(Nm/min)と、前記吹錬用主孔から供給されるガス流量Qm(Nm/min)および前記制御用ガス供給管から供給されるガス流量Qsの合計流量との比を、
    0.02≦Qs/(Qm+Qs)≦0.40
    とすることを特徴とする溶鉄の精錬方法。
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