JP7035913B2 - ピーク抑圧回路、ピーク抑圧方法、および送信装置 - Google Patents

ピーク抑圧回路、ピーク抑圧方法、および送信装置 Download PDF

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Description

本発明は、ピーク抑圧回路、ピーク抑圧方法、および送信装置に関する。
無線通信において、送信信号を増幅する増幅器は、飽和に近い領域の増幅率で動作させるほど電力効率が高い。しかし、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号のようにPAPR(Peak to Average Power Ratio)が高い信号を増幅する場合には、バックオフを大きくとることになるため、増幅器の電力効率が低くなってしまう。
増幅器の電力効率を改善する方法として、例えば、増幅器に入力される前の送信信号のピークを予め抑圧することが検討されている。また、送信信号のピーク抑圧の性能を向上させるために、ピークを抑圧する回路を直列に接続した多段構成とする場合がある。
国際公開第2007/036978号
ところで、送信信号のピーク抑圧は、送信信号の波形を再現可能な信号処理速度(例えば送信信号の帯域幅の数倍以上)で行われるため、ピーク抑圧を行う回路の消費電力が大きくなる。また、近年の通信トラフィックの増大に伴い、送信信号の広帯域化が進んでいる。そのため、ピーク抑圧を行う際の消費電力がさらに増加することになる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ピーク抑圧の際の消費電力を削減することができるピーク抑圧回路、ピーク抑圧方法、および送信装置を提供することを目的とする。
本願が開示するピーク抑圧回路は、1つの態様において、第1の抑圧部と、遅延部と、第2の抑圧部とを有する。第1の抑圧部は、所定の周期の送信信号を用いて、送信信号をピーク抑圧する。遅延部は、ピーク抑圧された送信信号を、所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる。第2の抑圧部は、遅延部によって遅延された送信信号であって、第1の抑圧部がピーク抑圧に用いた送信信号とは異なり、かつ、所定の周期を有する送信信号を用いて、第1の抑圧部によってピーク抑圧された送信信号をさらにピーク抑圧する。
本願が開示するピーク抑圧回路、ピーク抑圧方法、および送信装置の1つの態様によれば、ピーク抑圧の際の消費電力を削減することができる。
図1は、送信装置の一例を示すブロック図である。 図2は、実施例1におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。 図3は、ピーク抑圧の過程の一例を説明する図である。 図4は、1段目のピーク抑圧部によるピーク抑圧の過程の一例を説明する図である。 図5は、2段目のピーク抑圧部によるピーク抑圧の過程の一例を説明する図である。 図6は、比較例1におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。 図7は、比較例2におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。 図8は、ピーク抑圧後の送信信号のクレストファクタの一例を示す図である。 図9は、実施例1におけるピーク抑圧処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例2におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。 図11は、実施例3におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。 図12は、実施例4におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。 図13は、1段目の抑圧信号生成部によって生成される抑圧信号の一例を示す図である。 図14は、2段目の抑圧信号生成部によって生成される抑圧信号の一例を示す図である。 図15は、送信装置のハードウェアの一例を示す図である。
以下に、本願の開示するピーク抑圧回路、ピーク抑圧方法、および送信装置の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。また、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[送信装置10]
図1は、送信装置10の一例を示すブロック図である。送信装置10は、例えば図1に示されるように、DAC(Digital to Analog Converter)11、ADC(Analog to Digital Converter)12、アンテナ13、デジタル部20、およびアナログ部30を備える。送信装置10は、BBU(Base Band Unit)とRRH(Remote Radio Head)とを備える基地局装置において、例えばRRHとして実現される。
DAC11は、デジタル部20から出力された送信信号を、デジタル信号からアナログ信号へ変換する。そして、DAC11は、アナログ信号に変換された送信信号をアナログ部30へ出力する。ADC12は、アナログ部30からフィードバックされた送信信号を、アナログ信号からデジタル信号へ変換する。そして、ADC12は、デジタル信号に変換された送信信号をデジタル部20へ出力する。
デジタル部20は、キャリア信号生成部21、ピーク抑圧回路22、および歪補償部23を有する。キャリア信号生成部21は、BBUから出力された送信信号に対して、波形整形および周波数シフト等の処理を行う。キャリア信号生成部21は、波形整形および周波数シフト等の処理が行われた送信信号をピーク抑圧回路22へ出力する。ピーク抑圧回路22は、キャリア信号生成部21から出力された送信信号のピークを抑圧する。
歪補償部23は、ADC12を介してフィードバックされた送信信号に対応する歪補償係数に基づいて、アナログ部30に含まれるPA(Power Amplifier)の歪を補償する。例えば、歪補償部23は、PAの非線形特性と逆の特性を送信信号に付与するための歪補償係数に基づく演算を、ピーク抑圧回路22から出力された送信信号に施すことにより、PAの歪を補償する。そして、歪補償部23は、歪が補償された送信信号を、DAC11を介してアナログ部30へ出力する。
アナログ部30は、アップコンバータ31、発振器32、ダウンコンバータ33、PA34、BPF(Band Pass Filter)35、およびカプラ36を有する。アップコンバータ31は、発振器32からの局発信号を用いて、DAC11から出力された送信信号を所定の周波数にアップコンバートする。PA34は、アップコンバータ31によってアップコンバートされた送信信号を増幅する。BPF35は、PA34によって増幅された送信信号の周波数帯域を所定の周波数帯域に制限する。アンテナ13は、BPF35によって帯域制限された送信信号を空間に放射する。
カプラ36は、PA34によって増幅された送信信号の一部をダウンコンバータ33へフィードバックする。ダウンコンバータ33は、発振器32からの局発信号を用いて、カプラ36からフィードバックされた送信信号をダウンコンバートする。ダウンコンバータ33によってダウンコンバートされた送信信号は、ADC12を介して歪補償部23へフィードバックされる。
[ピーク抑圧回路22]
図2は、実施例1におけるピーク抑圧回路22の一例を示すブロック図である。本実施例におけるピーク抑圧回路22は、ピーク抑圧部220-1、ピーク抑圧部220-2、および遅延部230を有する。ピーク抑圧部220-1は、第1の抑圧部の一例であり、ピーク抑圧部220-2は、第2の抑圧部の一例である。ピーク抑圧部220-1は、送信信号に含まれる所定の周期のサンプル(以降、データ信号ともいう)を用いて、送信信号をピーク抑圧する。無線通信で扱われる送信信号は複素数であり、ピーク抑圧の処理も複素数で扱われる。本実施例において、「所定の周期」とは、送信信号のサンプリング周期TSの例えば2倍の周期である。
遅延部230は、ピーク抑圧部220-1によってピーク抑圧された送信信号を、所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる。遅延部230は、例えばFIRフィルタ(もしくはIIRフィルタ)で構成することができる。遅延部230は、所定の周期の間のデータ信号を補間する。これにより、所定の時間のデータ信号が補間される。本実施例において、「所定の時間」は、例えば「所定の周期」の1/2の長さの時間である。本実施例において、「所定の周期」の1/2の長さの時間は、送信信号のサンプリング周期TSと同じ長さの時間である。
ピーク抑圧部220-2は、遅延部230によって遅延された送信信号に含まれる所定の周期のサンプルを用いて、ピーク抑圧部220-1によってピーク抑圧された送信信号をさらにピーク抑圧する。遅延された所定の周期のサンプルは、遅延部230で補間されたデータ信号であり、ピーク抑圧部220-1によってピーク抑圧された信号を所定の時間分、遅延したデータ信号である。ピーク抑圧部220-2は、ピーク抑圧部220-1がピーク抑圧に用いたサンプルとは異なるサンプルを用いて、送信信号をピーク抑圧する。本実施例において、ピーク抑圧部220-1とピーク抑圧部220-2とは、同様の構造を有する。なお、以下では、ピーク抑圧部220-1および220-2のそれぞれを区別することなく総称する場合にピーク抑圧部220と記載する。
それぞれのピーク抑圧部220は、遅延部221、ピーク検出部222、抑圧信号生成部223、および合成部224を有する。遅延部221は、ピーク検出部222および抑圧信号生成部223の処理時間分、入力された送信信号を遅延させる。
ピーク検出部222は、入力された送信信号の振幅のピークを監視し、所定の閾値を超えたピークのタイミングと、所定の閾値に対するピークの振幅を検出する。そして、ピーク検出部222は、検出されたピークのタイミングと、閾値に対する振幅の情報とを、抑圧信号生成部223へ出力する。ピーク検出部222は、検出部の一例である。
抑圧信号生成部223は、ピーク検出部222から出力されたタイミングをピークとし、ピーク検出部222から出力された振幅の情報に対応する振幅を有する抑圧信号を生成する。抑圧信号生成部223は、抑圧信号として、例えば、ピーク検出部222から出力されたタイミングに同期し、ピーク検出部222から出力された振幅を有するインパルス応答波形の信号を生成する。インパルス応答波形の信号は、例えば、単位インパルス信号を、送信信号の帯域を通過帯域とするローパスフィルタを通過させることにより得ることができる。抑圧信号生成部223は、生成部の一例である。
なお、抑圧信号生成部223は、異なるタイミングおよび振幅における抑圧信号が予め格納されたメモリ内のルックアップテーブルを参照して、ピーク検出部222から出力された情報に対応する抑圧信号を取得してもよい。
合成部224は、遅延部221が遅延させた送信信号と、抑圧信号生成部223によって生成された抑圧信号とを合成することにより、送信信号のピークを抑圧する。そして、合成部224は、ピークが抑圧された送信信号を出力する。
図3は、ピーク抑圧の過程の一例を説明する図である。抑圧信号生成部223は、例えば図3に示されるように、ピーク抑圧部220に入力された送信信号40に対して、所定の閾値を超えた振幅のピーク41のタイミングに同期し、ピーク41の振幅に対応する振幅を有する抑圧信号42を生成する。合成部224は、送信信号40と抑圧信号42とを合成する。これにより、送信信号40から抑圧信号42が減算され、振幅のピークが所定の閾値の範囲内に抑圧された送信信号43が生成される。
ここで、ピーク抑圧部220-1では、例えば図4に示されるように、周期TSでサンプリングされた送信信号50に含まれる周期2TSのサンプルを用いて、送信信号50のピークが抑圧される。図4は、1段目のピーク抑圧部220-1によるピーク抑圧の過程の一例を説明する図である。図4の例では、送信信号50に含まれる周期2TSのサンプルのうち、白丸で示されたサンプルが送信信号50のピーク60として検出される。
そして、送信信号50に、図4の白丸で示されたピーク60に対応するタイミングおよび振幅の抑圧信号が合成されることにより、ピーク60が閾値以下のピーク61に抑圧された送信信号51が生成される。
しかし、例えば図4に示されるように、送信信号50に含まれる周期2TSのサンプル(図4の白丸および黒丸で示されたサンプル)とは異なるサンプルにピークがある場合、ピーク抑圧後の送信信号51においても、閾値以上のピークが残る場合がある。
そこで、本実施例のピーク抑圧回路22では、ピーク抑圧部220-1によってピークが抑圧された送信信号51を遅延部230によって所定の時間分遅延させ、ピーク抑圧部220-2によって送信信号51のピークをさらに抑圧する。所定の時間は、ピーク抑圧部220-1がピーク抑圧に用いるサンプルの周期である「所定の周期」よりも短く、例えば周期TSと同じ長さの時間である。
図5は、2段目のピーク抑圧部220-2によるピーク抑圧の過程の一例を説明する図である。送信信号52は、ピーク抑圧部220-1によってピークが抑圧された送信信号51が遅延部230によって所定の時間分遅延された信号である。ピーク抑圧部220-2は、送信信号52において、ピーク抑圧部220-1と同じ周期2TSのサンプル(図5の白丸および黒丸で示されたサンプル)を用いてピーク抑圧を行う。
遅延部230によって送信信号51が所定の時間分遅延されることにより、ピーク抑圧部220-2は、ピーク抑圧部220-1が用いた送信信号のサンプルとは異なるサンプルを用いてピーク抑圧を行うことができる。これにより、ピーク抑圧部220-2は、例えば図5に示されるように、ピーク抑圧部220-1において検出されなかった送信信号52のピーク62を検出することができる。
そして、送信信号52に、ピーク62に対応するタイミングおよび振幅の抑圧信号が合成されることにより、ピーク62が閾値以下のピーク63に抑圧された送信信号53が生成される。これにより、送信信号のサンプリング周期TSよりも長い周期のサンプルを用いて、ピーク抑圧を行うことができる。そのため、ピーク抑圧における処理速度を下げることができ、ピーク抑圧の際の消費電力を低減することができる。
次に、本実施例1のピーク抑圧回路22によって行われるピーク抑圧の性能について、比較例1のピーク抑圧回路および比較例2のピーク抑圧回路と比べながら説明する。図6は、比較例1におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。比較例1のピーク抑圧回路は、オーバーサンプル部240と、2つのピーク抑圧部241とを有する。オーバーサンプル部240は、送信信号の時間サンプルレートを高める処理を行う。それぞれのピーク抑圧部241は、周期TSでサンプリングされた送信信号に含まれる全てのサンプルを対象に、送信信号のピークを抑圧する。比較例1のピーク抑圧回路は、本実施例1のピーク抑圧回路22よりも高速に処理を行うため、消費電力が大きい。
ここで、送信信号には複数の信号が重畳されているため、送信信号の振幅は複雑に変化する。そのため、周期TSでサンプリングされた送信信号に含まれる全てのサンプルを対象にピーク抑圧が行われる場合であっても、1回のピーク抑圧では全てのピークを閾値以下に抑圧することは難しい。そのため、送信信号に対してピーク抑圧が複数回行われた方が、送信信号のピークをより低減することができる。
図7は、比較例2におけるピーク抑圧回路の一例を示すブロック図である。比較例2のピーク抑圧回路は、2つのピーク抑圧部242を有する。それぞれのピーク抑圧部242は、周期TSでサンプリングされた送信信号に含まれるサンプルのうち、周期2TSのサンプルを対象に、送信信号のピークを抑圧する。比較例2のピーク抑圧回路は、遅延部230を有していない点が本実施例1のピーク抑圧回路22と異なるが、遅延部230の消費電力は、ピーク抑圧部220に比べて十分に低い。そのため、比較例2のピーク抑圧回路の消費電力と本実施例1のピーク抑圧回路22の消費電力とは、ほぼ同等である。
図8は、ピーク抑圧後の送信信号のクレストファクタの一例を示す図である。比較例1と本実施例1とを比較すると、同等のEVM(Error Vector Magnitude)を実現する場合、クレストファクタがほぼ同等である。即ち、比較例1のピーク抑圧回路と実施例1のピーク抑圧回路22とでは、送信信号に対するピーク抑圧性能が同等である。しかし、比較例1のピーク抑圧回路は、実施例1のピーク抑圧回路22よりも消費電力が大きい。このため、実施例1のピーク抑圧回路22は、比較例1のピーク抑圧回路と同等のピーク抑圧性能を実現できると共に、比較例1のピーク抑圧回路よりも消費電力を削減することができる。
なお、1つのピーク抑圧部241により比較例1のピーク抑圧回路が実現された場合、比較例1のピーク抑圧回路の消費電力は、本実施例1のピーク抑圧回路22とほぼ同等となる。しかし、1つのピーク抑圧部241で実現された比較例1のピーク抑圧回路のクレストファクタは、同等のEVMを実現する場合、本実施例1のピーク抑圧回路22のクレストファクタと比較例2のクレストファクタとの間の値となる。そのため、1つのピーク抑圧部241で実現された比較例1のピーク抑圧回路は、本実施例1のピーク抑圧回路22よりもピーク抑圧の性能が低い。
また、比較例2のピーク抑圧回路と実施例1のピーク抑圧回路22とは、消費電力がほぼ同等である。しかし、図8を参照すると、同等のEVMを実現する場合、比較例2は、本実施例1よりもクレストファクタが大きい。そのため、比較例2のピーク抑圧回路は、実施例1のピーク抑圧回路22よりも、送信信号のピーク抑圧性能が低い。そのため、比較例2のピーク抑圧回路を用いた場合には、PA34のバックオフを大きくとる必要があるため電力効率が低くなり、送信装置10全体としての消費電力が、実施例1のピーク抑圧回路22を用いた場合よりも大きくなってしまう。実施例1のピーク抑圧回路22は、比較例2のピーク抑圧回路と同等の消費電力で、比較例1と同等の良好なピーク抑圧性能を実現できる。
このように、本実施例1のピーク抑圧回路22は、ピーク抑圧性能を維持しつつ、低消費電力化を実現することができる。
[ピーク抑圧処理]
図9は、実施例1におけるピーク抑圧処理の一例を示すフローチャートである。ピーク抑圧回路22は、例えば、周期TSでサンプリングされた送信信号に含まれる所定数のサンプル毎に、本フローチャートに示される処理を実行する。
まず、ピーク抑圧部220-1は、送信信号に含まれる所定の周期のサンプルを用いて、送信信号に対して1回目のピーク抑圧を行う(S10)。そして、ピーク抑圧部220-1は、ピークが抑圧された送信信号を遅延部230へ出力する。
次に、遅延部230は、ピーク抑圧部220-1によってピーク抑圧された送信信号を、所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる(S11)。そして、遅延部230は、所定の時間分遅延されたピーク抑圧後の送信信号を、ピーク抑圧部220-2へ出力する。
次に、ピーク抑圧部220-2は、遅延部230によって遅延された送信信号に含まれる所定の周期のサンプルを用いて、1回目のピーク抑圧によってピークが抑圧された送信信号に対して2回目のピーク抑圧を行う(S12)。ステップS12において、ピーク抑圧部220-2は、1回目のピーク抑圧に用いられたサンプルとは異なるサンプルを用いて、2回目のピーク抑圧を行う。そして、ピーク抑圧部220-2は、ピークが抑圧された送信信号を歪補償部23へ出力する。
以上、実施例1について説明した。本実施例の送信装置10は、ピーク抑圧回路22と、PA34と、アンテナ13とを備える。ピーク抑圧回路22は、送信信号のピークを抑圧する。PA34は、ピーク抑圧回路22によってピークが抑圧された送信信号を増幅する。アンテナ13は、PA34によって増幅された送信信号を送信する。また、ピーク抑圧回路22は、ピーク抑圧部220-1と、遅延部230と、ピーク抑圧部220-2とを有する。ピーク抑圧部220-1は、所定周期の送信信号を用いて、送信信号をピーク抑圧する。遅延部230は、ピーク抑圧部220-1によってピーク抑圧された送信信号を、所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる。ピーク抑圧部220-2は、遅延部230によって遅延された送信信号であって、ピーク抑圧部220-1がピーク抑圧に用いた送信信号とは異なり、かつ、所定の周期を有する送信信号を用いて、ピーク抑圧部220-1によってピーク抑圧された送信信号をさらにピーク抑圧する。これにより、ピーク抑圧の際の消費電力を削減することができる。
また、上記した実施例において、ピーク抑圧部220-1およびピーク抑圧部220-2は、ピーク検出部222と、抑圧信号生成部223と、合成部224とを有する。ピーク検出部222は、送信信号のピークのうち、所定の閾値を超えたピークのタイミングを検出する。抑圧信号生成部223は、ピーク検出部222が検出したタイミングに同期したピークを有する抑圧信号を生成する。合成部224は、入力された送信信号と、抑圧信号とを合成する。これにより、送信信号のピークを抑圧することができる。
図10は、実施例2におけるピーク抑圧回路22の一例を示すブロック図である。本実施例におけるピーク抑圧回路22は、4つのピーク抑圧部220-1~220-4と、3つの遅延部230-1~230-3とを有する。なお、以下では、ピーク抑圧部220-1~220-4のそれぞれを区別することなく総称する場合にピーク抑圧部220と記載し、遅延部230-1~230-3のそれぞれを区別することなく総称する場合に遅延部230と記載する。
それぞれのピーク抑圧部220は、以下に説明する点を除き、実施例1において説明したピーク抑圧部220と同様である。本実施例におけるそれぞれのピーク抑圧部220は、周期TSでサンプリングされた送信信号に含まれる所定の周期のサンプルを用いて、送信信号のピークを抑圧する。本実施例において、「所定の周期」は、送信信号のサンプリング周期TSの4倍の周期である。
それぞれの遅延部230は、ピーク抑圧部220によってピーク抑圧された送信信号を、所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる。本実施例において、「所定の時間」は、例えば「所定の周期」の1/4の長さの時間である。「所定の周期」の1/4の長さの時間は、送信信号のサンプリング周期TSと同じ長さの時間である。
本実施例のピーク抑圧回路22では、送信信号のサンプリング周期TSの4倍の周期のサンプルを用いたピーク抑圧を4回行い、それぞれのピーク抑圧部220間で、送信信号を、送信信号のサンプリング周期TS分ずらす。本実施例においても、ピーク抑圧性能を維持しつつ、ピーク抑圧の際の消費電力を削減することができる。
なお、図10に例示されたピーク抑圧回路22は、4つのピーク抑圧部220と、3つの遅延部230とを有するが、開示の技術はこれに限られない。例えば、ピーク抑圧回路22は、n個(nは2以上の整数)のピーク抑圧部220と、(n-1)個の遅延部230とを有していればよい。それぞれの遅延部230は、k番目(kは1以上(n-1)以下の整数)のピーク抑圧部220によってピークが抑圧された送信信号を所定の時間分遅延させる。そして、それぞれの遅延部230は、所定の時間分遅延させた送信信号を、(k+1)番目のピーク抑圧部220へ出力する。所定の時間は、それぞれのピーク抑圧部220がピーク抑圧に用いる送信信号のサンプルの周期の1/nの長さの時間である。これにより、ピーク抑圧性能を維持しつつ、ピーク抑圧の際の消費電力を削減することができる。
図11は、実施例3におけるピーク抑圧回路22の一例を示すブロック図である。本実施例におけるピーク抑圧回路22は、3つのピーク抑圧部220-1~220-3と、1つの遅延部230とを有する。なお、以下では、ピーク抑圧部220-1~220-3のそれぞれを区別することなく総称する場合にピーク抑圧部220と記載する。
それぞれのピーク抑圧部220は、実施例1において説明したピーク抑圧部220と同様である。即ち、本実施例におけるそれぞれのピーク抑圧部220は、周期TSでサンプリングされた送信信号に含まれる所定の周期のサンプルを用いて、送信信号のピークを抑圧する。本実施例において、「所定の周期」は、送信信号のサンプリング周期TSの2倍の周期である。
遅延部230は、ピーク抑圧部220-2によってピーク抑圧された送信信号を、所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる。本実施例において、「所定の時間」は、例えば「所定の周期」の1/2の長さの時間である。「所定の周期」の1/2の長さの時間は、送信信号のサンプリング周期TSと同じ長さの時間である。
本実施例において、ピーク抑圧部220-1とピーク抑圧部220-2とは、サンプリング周期TSの2倍の周期の送信信号のサンプルを用いて、ピーク抑圧を2回行っている。そして、ピーク抑圧部220-3は、ピーク抑圧部220-2によってピークが抑圧され、遅延部230によって所定の時間分遅延された送信信号に対して、サンプリング周期TSの2倍の周期の送信信号のサンプルを用いて、ピーク抑圧を行う。これにより、本実施例においても、ピーク抑圧性能を維持しつつ、ピーク抑圧の際の消費電力を削減することができる。
図12は、実施例4におけるピーク抑圧回路22の一例を示すブロック図である。本実施例におけるピーク抑圧回路22は、例えば図12に示されるように、ピーク抑圧部220およびピーク抑圧部250を有する。ピーク抑圧部220およびピーク抑圧部250は、送信信号に含まれる所定の周期のサンプルを用いて、送信信号をピーク抑圧する。本実施例において、「所定の周期」とは、送信信号のサンプリング周期TSの例えば2倍の周期である。なお、ピーク抑圧部220は、実施例1において説明したピーク抑圧部220と同様であるため、詳細な説明を省略する。
ピーク抑圧部250は、例えば図12に示されるように、遅延部251、ピーク検出部252、抑圧信号生成部253、遅延部254、および合成部255を有する。
遅延部251は、ピーク抑圧部220によってピーク抑圧された送信信号を、所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる。本実施例において、「所定の時間」は、例えば「所定の周期」の1/2の長さの時間である。本実施例において、「所定の周期」の1/2の長さの時間は、送信信号のサンプリング周期TSと同じ長さの時間である。
ピーク検出部252は、遅延部251によって所定の時間分遅延された送信信号の振幅のピークを監視し、所定の閾値を超えたピークのタイミングと、所定の閾値に対するピークの振幅とを検出する。そして、ピーク検出部252は、検出されたピークのタイミングと、閾値に対する振幅の情報とを、抑圧信号生成部253へ出力する。
抑圧信号生成部253は、ピーク検出部252から出力されたタイミングをピークとし、ピーク検出部252から出力された振幅の情報に対応する振幅を有する抑圧信号を生成する。抑圧信号生成部253は、抑圧信号として、例えば、ピーク検出部252から出力されたタイミングに同期し、ピーク検出部252から出力された振幅を有するインパルス応答波形の信号を生成する。遅延部254は、ピーク検出部252および抑圧信号生成部253の処理時間と、遅延部251で遅延された時間分、入力された送信信号を遅延させる。
ここで、1段目のピーク抑圧部220内の抑圧信号生成部223は、例えば図13に示されるような抑圧信号を生成する。図13は、1段目の抑圧信号生成部223によって生成される抑圧信号の一例を示す図である。図13に示された黒丸は、送信信号のサンプリング周期TSの2倍の周期に対応するインパルス応答波形の信号のサンプルである。
一方、2段目のピーク抑圧部250内の抑圧信号生成部253は、例えば図14に示されるような抑圧信号を生成する。図14は、2段目の抑圧信号生成部253によって生成される抑圧信号の一例を示す図である。図14に示された白三角は、送信信号のサンプリング周期TSの2倍の周期に対応するインパルス応答波形の信号のサンプルである。図14に示された抑圧信号のサンプルのタイミングと、図13に示された抑圧信号のサンプルのタイミングとは、遅延部251によって遅延された時間分ずれている。
ピーク抑圧部250内のピーク検出部252において検出されたピークは、遅延部251によって所定の時間(本実施例では、周期TSと同じ長さの時間)分遅延された送信信号におけるピークである。そのため、抑圧信号生成部253は、所定の時間分遅延したサンプルについて抑圧信号を生成する。
本実施例においても、ピーク抑圧性能を維持しつつ、ピーク抑圧の際の消費電力を削減することができる。
[ハードウェア]
上記した実施例1~4における送信装置10は、例えば図15に示すようなハードウェアにより実現される。図15は、送信装置10のハードウェアの一例を示す図である。送信装置10は、インターフェイス回路100、メモリ101、プロセッサ102、および無線回路103を有する。
インターフェイス回路100は、BBUとの間で有線通信を行うためのインターフェイスである。無線回路103は、プロセッサ102から出力された信号にアップコンバート等の処理を施し、処理後の信号をアンテナ13から送信する。また、無線回路103は、送信信号の一部にダウンコンバート等の処理を施し、処理後の信号をプロセッサ102へフィードバックする。無線回路103には、例えば、DAC11、ADC12、およびアナログ部30が含まれる。
メモリ101には、例えばデジタル部20の機能を実現するための各種プログラム等が格納される。プロセッサ102は、メモリ101から読み出したプログラムを実行することにより、例えばキャリア信号生成部21、ピーク抑圧回路22、および歪補償部23の各機能を実現する。
なお、メモリ101内のプログラムやデータ等は、必ずしも全てが最初からメモリ101内に記憶されていなくてもよい。例えば、送信装置10に挿入されるメモリカードなどの可搬型記録媒体に各プログラムやデータ等が記憶され、送信装置10がこのような可搬型記録媒体から各プログラムやデータ等を取得して実行するようにしてもよい。また、各プログラムやデータ等を記憶させた他のコンピュータまたはサーバ装置などから、無線通信回線、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して、送信装置10が各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
[その他]
なお、開示の技術は、上記した各実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した各実施例において、ピーク抑圧回路22は、送信信号において所定の閾値以上の振幅のピークに対応する抑制信号を生成し、生成された抑制信号と送信信号と合成することにより、送信信号のピークを抑制するが、開示の技術はこれに限られない。他の例として、ピーク抑圧回路22は、送信信号の振幅を所定の閾値以下にクリッピングし、クリッピングされた送信信号の高周波成分を除去することにより、送信信号のピークを抑圧してもよい。
また、上記した実施例2では、それぞれの遅延部230が送信信号を遅延させる時間が複数の遅延部230間で同一(例えばTS)であるが、開示の技術はこれに限られない。即ち、それぞれの遅延部230によって送信信号を遅延させる時間が複数の遅延部230間で異なっていてもよい。例えば、遅延部230-1~230-3は、それぞれ、前段のピーク抑圧部220によってピークが抑圧された送信信号を、ピーク抑圧部220が用いる送信信号のサンプルの周期の1/2、1/4、および1/2倍の長さに対応する時間、遅延させてもよい。
また、上記した各実施例において、送信装置10が有するそれぞれの処理ブロックは、実施例におけるそれぞれの装置の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて機能別に区分したものである。そのため、処理ブロックの区分方法やその名称によって、開示の技術が制限されることはない。また、送信装置10がそれぞれ有する各処理ブロックは、処理内容に応じてさらに多くの処理ブロックに細分化することもできるし、複数の処理ブロックを1つの処理ブロックに統合することもできる。また、それぞれの処理ブロックによって実行される処理の一部または全部は、ソフトウェアによる処理として実現されてもよく、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用のハードウェアにより実現されてもよい。
10 送信装置
100 インターフェイス回路
101 メモリ
102 プロセッサ
103 無線回路
11 DAC
12 ADC
13 アンテナ
20 デジタル部
21 キャリア信号生成部
22 ピーク抑圧回路
220 ピーク抑圧部
221 遅延部
222 ピーク検出部
223 抑圧信号生成部
224 合成部
23 歪補償部
230 遅延部
240 オーバーサンプル部
241 ピーク抑圧部
242 ピーク抑圧部
250 ピーク抑圧部
251 遅延部
252 ピーク検出部
253 抑圧信号生成部
254 遅延部
255 合成部
30 アナログ部
31 アップコンバータ
32 発振器
33 ダウンコンバータ
34 PA
35 BPF
36 カプラ
40 送信信号
41 ピーク
42 抑圧信号
43 送信信号

Claims (6)

  1. 所定の周期の送信信号を用いて、送信信号をピーク抑圧する第1の抑圧部と、
    前記ピーク抑圧された送信信号を、前記所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる遅延部と、
    前記遅延部によって遅延された送信信号であって、前記第1の抑圧部がピーク抑圧に用いた送信信号とは異なり、かつ、前記所定の周期を有する送信信号を用いて、前記第1の抑圧部によってピーク抑圧された送信信号をさらにピーク抑圧する第2の抑圧部と
    を有することを特徴とするピーク抑圧回路。
  2. 前記第1の抑圧部および前記第2の抑圧部は、
    送信信号のピークのうち、所定の閾値を超えたピークのタイミングを検出する検出部と、
    前記検出部が検出したタイミングに同期したピークを有する抑圧信号を生成する生成部と、
    入力された送信信号と、前記抑圧信号とを合成する合成部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のピーク抑圧回路。
  3. 前記第1の抑圧部および前記第2の抑圧部を含むn個(nは2以上の整数)の抑圧部と、
    k番目(kは1以上(n-1)以下の整数)の抑圧部によってピークが抑圧された送信信号を前記所定の時間分遅延させ、前記所定の時間分遅延させた送信信号を(k+1)番目の抑圧部へ出力する、前記遅延部を含む(n-1)個の遅延部と
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載のピーク抑圧回路。
  4. 前記所定の時間は、前記所定の周期の1/nの長さの時間であることを特徴とする請求項3に記載のピーク抑圧回路。
  5. ピーク抑圧回路が、
    所定の周期の送信信号を用いて、送信信号に対して1回目のピーク抑圧を行い、
    前記ピーク抑圧された送信信号を、前記所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させ、
    前記遅延された送信信号であって、1回目のピーク抑圧に用いられた送信信号とは異なり、かつ、前記所定の周期を有する送信信号を用いて、1回目のピーク抑圧によってピークが抑圧された送信信号に対してさらに2回目のピーク抑圧を行う
    処理を行うことを特徴とするピーク抑圧方法。
  6. 送信信号のピークを抑圧するピーク抑圧回路と、
    前記ピーク抑圧回路によってピークが抑圧された送信信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器によって増幅された送信信号を送信するアンテナと
    を備え、
    前記ピーク抑圧回路は、
    所定の周期の送信信号を用いて、送信信号をピーク抑圧する第1の抑圧部と、
    前記ピーク抑圧された送信信号を、前記所定の周期より短い周期で所定の時間分遅延させる遅延部と、
    前記遅延部によって遅延された送信信号であって、前記第1の抑圧部がピーク抑圧に用いた送信信号とは異なり、かつ、前記所定の周期を有する送信信号を用いて、前記第1の抑圧部によってピーク抑圧された送信信号をさらにピーク抑圧する第2の抑圧部と
    を有することを特徴とする送信装置。
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