JP7034335B2 - アンテナ装置及び端末 - Google Patents

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Description

本発明は通信アンテナ技術の分野に関し、特にアンテナ装置及び端末に関する。
パーソナルモバイル通信端末と異なり、車載通信端末製品では、アンテナの水平面利得指数が車載アンテナを測定するための主な指数である。既知のモノポールアンテナソリューションでは、床のサイズが無限のとき、アンテナの最大放射方向は床面(以下で水平面と呼ばれる)上にある。実際の適用では、床のサイズは無限とすることはできず、したがって、アンテナの最大放射方向は傾き、水平面上の利得は無限床上の利得より悪い。
本出願の実施形態は、アンテナの放射パターンを改善し、水平面利得を増加させるためのアンテナ装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は、接地プレートと放射器と信号源とを含むアンテナ装置を提供し、放射器は接地プレートに配置され、信号源は、第1の周波数帯の電磁波信号を放射器に供給するように構成され、接地プレートに第1のスロット及び第2のスロットが配置され、第1のスロット及び第2のスロットの双方が閉スロットであり、放射器を囲み、第1のスロット及び第2のスロットは、接地プレート上の電流分布を抑制するために使用され、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は第1のスロット及び第2のスロットの中及び周囲に制限される。
放射器を囲む第1のスロット及び第2のスロットは、電流が接地プレートの端部に流れるのを防止するように配置され、電流は、第1のスロット及び第2のスロットの中及び周囲に制限されて放射器の放射パターンを変化させ、それにより、放射器の最大放射方向は水平面に向かって移動する。これは、放射器の水平面利得を改善する。
第1のスロット及び第2のスロットは、放射器と接地プレートとの間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される。対称的に中心合わせされた第1のスロット及び第2のスロットは、、放射器の周りの接地プレート10上でほぼ同じ電流分布が発生することを可能にし得、それにより、放射器の周りの全ての方向におけるアンテナの放射パターンの形状はほぼ同じである。
放射器から第1のスロットへの半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは第1の周波数帯の電磁波信号の波長である。第1のスロットと放射器との間の距離は0.2xλ~0.3xλに設定され、放射器から第1のスロットに電流が流れる。電流が0.2xλ~0.3xλの距離を流れるとき、電流は比較的弱く、電界は比較的強く、共振が発生し、電流は第1のスロットの中及び周囲に制限され、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第1のスロットに共振が発生し、電流は第1のスロットの中及び周囲に制限される。
第1のスロットは円弧形状であり、第1のスロットの内側と放射器の中心との間の距離は第1の半径であり、第1の半径は0.25xλである。第1の半径が0.25xλであり、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第1のスロットにおいて共振が発生し得る。0.25xλでは、電流が最小であり、電界が最も強く、共振効果が最良であるため、電流は第1のスロットの中及び周囲に制限される。
円周方向に延在する第1のスロットの長さは第1の電気長であり、第1の電気長は0.5xλである。第1の電気長が0.5xλに設定され、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が第1のスロットに流れたとき、第1のスロットで共振が発生する。
半径方向における第1のスロットの長さは第1の幅であり、第1の幅は0.05xλであり、第1の周波数帯は5.9GHzである。第1の幅が0.05xλに設定され、アンテナの動作周波数帯範囲を満たす第1の周波数帯5.9GHzを得る。
一実施形態において、信号源は、第2の周波数帯の電磁波信号を放射器に供給するようにさらに構成され、第2の周波数帯は第1の周波数帯より低く、アンテナ装置は、第1のスロット及び第2のスロットの周辺に位置する第3のスロット及び第4のスロットをさらに含み、第3のスロット及び第4のスロットの双方が閉スロットであり、第3のスロット及び第4のスロットは、接地プレート上の電流分布を抑制するために使用され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は第3のスロット及び第4のスロットの中及び周囲に制限される。
信号源は、第2の周波数帯の電磁波信号を供給し、それにより、アンテナ装置は、第2の周波数帯の電磁波信号を放射するようにさらに構成され得、アンテナ装置は、マルチ周波数端末に使用されてもよい。さらに、第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は第3のスロット及び第4のスロットに制限され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の水平面利得を改善することができる。
第3のスロット及び第4のスロットは、放射器と接地プレートとの間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される。対称的に中心合わせされた第3のスロット及び第4のスロットは、放射器の周りの接地プレート上でほぼ同じ電流分布が発生することを可能にし得、それにより、放射器の周りの全ての方向におけるアンテナの放射パターンの形状はほぼ同じである。
放射器から第3のスロットへの半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは第2の周波数帯の電磁波信号の波長である。第3のスロットと放射器との間の距離は0.2xλ~0.3xλに設定され、放射器ら第3のスロットに電流が流れる。0.2xλ~0.3xλの距離を流れるとき、電流は比較的弱く、電界は比較的強く、共振が発生し、電流は第3のスロットの中及び周囲に制限され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロットに共振が発生し、電流は第3のスロットの中及び周囲に制限される。
第3のスロットは円弧形状であり、第3のスロットの内側と放射器の中心との間の距離は第2の半径であり、第2の半径は0.25xλである。第2の半径が0.25xλであり、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロットにおいて共振が発生し得る。0.25xλでは、電流が最小であり、電界が最も強く、共振効果が最良であるため、電流は第3のスロットの中及び周囲に制限される。
円周方向に延在する第3のスロットの長さは第2の電気長であり、第2の電気長は0.5xλである。第2の電気長が0.5xλに設定され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が第3のスロットに流れたとき、第3のスロット13で共振が発生する。
半径方向における第3のスロットの長さは第2の幅であり、第2の幅は第1の幅に等しく、第2の周波数帯は2.45GHzである。第1の幅と第2の幅は同じであるように設定され、アンテナの動作周波数帯範囲を満たす第2の周波数帯2.45GHzを得る。
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は、接地プレートと放射器と信号源と第1のフィルタと第2のフィルタとを含むアンテナ装置を提供し、放射器は接地プレートに配置され、信号源は、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号を放射器に供給するように構成され、第2の周波数帯は第1の周波数帯より低く、接地プレートに第3のスロット及び第4のスロットが配置され、第3のスロット及び第4のスロットの双方が閉スロットであり、放射器を囲み、第1のフィルタは第3のスロットに配置され、第3のスロットを2つのスロットに分割し、第2のフィルタは第4のスロットに配置され、第4のスロットを2つのスロットに分割し、第1のフィルタ及び第2のフィルタは、第3のスロット及び第4のスロットが各々、2つの異なる電気長を形成することを可能にし、それにより、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は第3のスロット及び第4のスロットの中及び周囲に制限できる。
放射器を囲む第3のスロット及び第4のスロットは、電流が接地プレートの端部に流れることを防止するように配置される。第1のフィルタ及び第2のフィルタは、第3のスロットに2つの異なる電気長が生成され、第4のスロットに2つの異なる電気長が生成されるように配置される。したがって、放射器は、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の2つのモダリティで共振を発生させて、マルチ周波数通信要件を満たす。さらに、電流が第3のスロット及び第4のスロットに制限されるため、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号の水平面利得が増加する。
第1のフィルタ及び第2のフィルタの双方が、インダクタとキャパシタが直列に接続されたバンドパスフィルタであり、第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流が通過することを可能にし、第1の周波数帯の電磁波信号により発生した電流を遮断するように構成され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電気長は、第1の周波数帯の電磁波信号の電気長より大きい。第1のフィルタ及び第2のフィルタはバンドパスフィルタとして配置され、それにより、2つの電気長が第3のスロットに発生し、2つの電気長が第4のスロットに発生し、第3のスロット全体が、より低い周波数を有する第2の周波数帯の電気長であり、第3のスロットの一部が、より高い周波数を有する第1の周波数帯の電気長である。他の部分は、第1の周波数帯の電磁波信号を制限するために使用されず、なぜならば、第1のフィルタの遮断効果に起因して、電流は該他の部分を流れないためである。
第3のスロットに配置された第1のフィルタの特定の位置及び第4のスロットに配置された第2のフィルタの特定の位置は、第1の周波数帯の電磁波信号の波長λに関連する。第1のフィルタは、第3のスロット点から0.5xλ離れて配置され、第2のフィルタは、第4のスロットの端点から0.5xλ離れて配置される。前述の設定により、0.5xλは第1の周波数帯の電磁波信号の第1の電気長であり、0.5xλは第2の周波数帯の電磁波信号の第2の電気長であり、λは第1の周波数帯の電磁波信号の波長であり、λは第2の周波数帯の電磁波信号の波長である。
第3のスロット及び第4のスロットは、放射器と接地プレートとの間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される。対称的に中心合わせされた第3のスロット及び第4のスロットは、放射器の周りの接地プレート上でほぼ同じ電流分布が発生することを可能にし得、それにより、放射器の周りの全ての方向におけるアンテナの放射パターンの形状はほぼ同じである。
放射器から第3のスロットへの半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは第2の周波数帯の電磁波信号の波長である。第3のスロットと放射器との間の距離は0.2xλ~0.3xλに設定され、放射器から第3のスロットに電流が流れる。0.2xλ~0.3xλの距離を流れるとき、電流は比較的弱く、電界は比較的強く、共振が発生し、電流は第3のスロットの中及び周囲に制限され、それにより、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロットに共振が発生し、電流は第3のスロットの中及び周囲に制限される。
第3のスロットは円弧形状であり、第3のスロットの内側と放射器20の中心との間の距離は第1の半径であり、第1の半径は0.25xλ2である。第1の半径が0.25xλ2であり、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロットにおいて共振が発生し得る。0.25xλ2では、電流は最小であり、電界が最も強く、共振効果が最良であるため、電流は第3のスロットの中及び周囲に制限される。
円周方向に延在する第3のスロットの長さは第1の電気長であり、第1の電気長は0.5xλである。第1の電気長が0.5xλに設定され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が第3のスロットに流れたとき、第3のスロットで共振が発生する。
半径方向における第3のスロットの長さは第1の幅であり、第1の幅は0.05xλであり、λは第1の周波数帯の電磁波信号の波長であり、第1の周波数帯は5.9GHzであり、第2の周波数帯は2.45GHzである。第1の幅は0.05xλに設定され、アンテナの動作周波数帯範囲を満たす第1の周波数帯5.9GHz及び第2の周波数帯2.45GHzを得る。
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、PCBボードと、アンテナ装置とを含む端末を提供し、アンテナ装置の放射器はPCBボードに配置され、接地プレートはPCBボードの一部であり、供給のために構成された信号源はPCBボードに配置され、信号源は放射器に電力を供給する。
本出願の実施形態又は従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、実施形態又は従来技術を説明するために必要な添付の図面を簡単に説明する。以下の説明の添付図面は本発明のいくつかの実施形態を示すことが明らかであり、当業者は、創造的努力なくこれら添付図面から他の図面を依然として導き出し得る。
一実施形態による端末の概略構造図である。 図1aにおける端末のアンテナ装置の概略構造図である。 一実施形態によるアンテナ装置の概略構造図である。 図2a中のAにおける部分拡大構造の概略図である。 一実施形態によるアンテナ装置のリターンロス(S11)の概略シミュレーション図である。 一実施形態によるスロットが存在する前後の接地プレート上の電流分布の概略シミュレーション図であり、図中、左図はスロットのない接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果を示し、右図はスロットありの接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果を示す。 図2e‐1~図2e‐3は、一実施形態によるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図2e‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図2e‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図2e‐3は(図2e‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図2e‐1~図2e‐3は、一実施形態によるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図2e‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図2e‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図2e‐3は(図2e‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図2e‐1~図2e‐3は、一実施形態によるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図2e‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図2e‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図2e‐3は(図2e‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図2f‐1~図2f‐3は、一実施形態によるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図2f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図2f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図2f‐3は(図2f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図2f‐1~図2f‐3は、一実施形態によるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図2f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図2f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図2f‐3は(図2f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図2f‐1~図2f‐3は、一実施形態によるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図2f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図2f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図2f‐3は(図2f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 一実施形態によるスロットが存在する前後のアンテナ装置の水平面利得の概略比較図である。 別の実施形態によるアンテナ装置の概略構造図であり、図中、信号源と整合回路は省略されている。 図3a中のAにおける部分拡大構造の概略図である。 別の実施形態によるアンテナ装置のリターンロス(S11)の概略シミュレーション図である。 別の実施形態によるスロットのない接地プレート上の電流分布の概略シミュレーション図であり、図中、左図は2.45GHzモード形式におけるスロットのない接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果であり、右図は5.9GHzモード形式におけるスロットのない接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果である。 別の実施形態によるスロットを有する接地プレート上の電流分布の概略シミュレーション図であり、図中、左図は2.45GHzモード形式におけるスロットを有する接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果であり、右図は5.9GHzモード形式におけるスロットを有する接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果である。 図3f‐1~図3f‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3f‐3は(図3f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3f‐1~図3f‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3f‐3は(図3f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3f‐1~図3f‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3f‐3は(図3f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3g‐1~図3g‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3g‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3g‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3g‐3は(図3g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3g‐1~図3g‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3g‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3g‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3g‐3は(図3g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3g‐1~図3g‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3g‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3g‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3g‐3は(図3g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3h‐1~図3h‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3h‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3h‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3h‐3は(図3h‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3h‐1~図3h‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3h‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3h‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3h‐3は(図3h‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3h‐1~図3h‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3h‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3h‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3h‐3は(図3h‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3i‐1~図3i‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3i‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3i‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3i‐3は(図3i‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3i‐1~図3i‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3i‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3i‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3i‐3は(図3i‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図3i‐1~図3i‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットを有するアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図3i‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図3i‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図3i‐3は(図3i‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 別の実施形態による2.45GHzモード形式及び5.9GHzモード形式の各々におけるスロットが存在する前後のアンテナ装置の水平面利得の概略比較図である。 別の実施形態によるアンテナ装置の概略構造図である。 図4a中のAにおける部分拡大構造の概略図である。 別の実施形態によるアンテナ装置のリターンロス(S11)の概略シミュレーション図である。 別の実施形態によるスロットのない接地プレート上の電流分布の概略シミュレーション図であり、図中、左図は2.45GHzモード形式におけるスロットのない接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果であり、右図は5.9GHzモード形式におけるスロットのない接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果である。 別の実施形態によるスロットを有する接地プレート上の電流分布の概略シミュレーション図であり、図中、左図は2.45GHzモード形式におけるスロットを有する接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果であり、右図は5.9GHzモード形式におけるスロットを有する接地プレート上の電流分布のシミュレーション結果である。 図4f‐1~図4f‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4f‐3は(図4f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4f‐1~図4f‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4f‐3は(図4f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4f‐1~図4f‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4f‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4f‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4f‐3は(図4f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4g‐1~図4g‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4g‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4g‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4g‐3は(図4g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4g‐1~図4g‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4g‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4g‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4g‐3は(図4g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4g‐1~図4g‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットのないアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4g‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4g‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4g‐3は(図4g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4h‐1~図4h‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットを有するフィルタを追加したアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4h‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4h‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4h‐3は(図4h‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4h‐1~図4h‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットを有するフィルタを追加したアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4h‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4h‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4h‐3は(図4h‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4h‐1~図4h‐3は、別の実施形態による2.45GHzモード形式におけるスロットを有するフィルタを追加したアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4h‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4h‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4h‐3は(図4h‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4i‐1~図4i‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットを有するフィルタを追加したアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4i‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4i‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4i‐3は(図4i‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4i‐1~図4i‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットを有するフィルタを追加したアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4i‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4i‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4i‐3は(図4i‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 図4i‐1~図4i‐3は、別の実施形態による5.9GHzモード形式におけるスロットを有するフィルタを追加したアンテナ装置のシミュレーション指向性図であり、図中、図4i‐1はシミュレーション指向性図の上面図、図4i‐2はシミュレーション指向性図の側面図、図4i‐3は(図4i‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。 別の実施形態による2.45GHzモード形式及び5.9GHzモード形式の各々におけるスロットが存在する前後の、フィルタを追加したアンテナ装置の水平面利得の概略比較図である。
図1aを参照し、本出願の実施形態は、端末(terminal)を提供する。端末は、車又は飛行機などの移動輸送手段でもよい。端末のアンテナ装置の水平面利得が改善され、それにより、端末の無線通信効果がより良くなる。例えば、端末は車である。端末のアンテナ装置は、車載(vehicle-mounted)外部アンテナ又は車載T‐Boxでもよく、端末のアンテナ装置は、車の上部又はエンジンカバーなどの位置に配置されてもよい。
図1bを参照し、図中、ハウジングは省略されている。端末は、PCBボードと、本出願のこの実施形態で提供されるアンテナ装置を含む。アンテナ装置の放射器(radiator)20がPCBボードに接続され、接地プレート(ground plate)10はPCBボードの一部であり、供給のために構成された信号源がPCBボード上に配置され、信号源は放射器20に電力を供給する。
端末上のPCBボード10は無限に大きくすることはできないため、PCBボード10上の放射器20の放射パターンは傾き、水平面利得の減少を引き起こす。しかしながら、放射器20の放射パターンは、PCBボード10上にスロットを配置することにより引き下げられ得る。このようにして、放射器20の最大放射方向は、水平面に近い。これは、アンテナの水平面利得を増加させ、端末の無線通信効果を改善する。
図2a及び図2bを参照し、本出願の一実施形態は、接地プレート10、放射器20、及び信号源30を含むアンテナ装置を提供する。放射器20は、接地プレート10上に配置され、信号源30は、第1の周波数帯の電磁波信号を放射器20に供給するように構成される。アンテナ装置は、整合回路40をさらに含んでもよく、整合回路40は、放射器20と信号源30との間に電気的に接続され、放射器20の共振状態を調整するように構成される。第1のスロット11及び第2のスロット12が接地プレート10上に配置され、第1のスロット11及び第2のスロット12の双方が閉スロット(closed slots)であり、放射器20を囲み、第1のスロット11及び第2のスロット12は、接地プレート10上の電流分布を抑制するように構成され、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は、第1のスロット11及び第2のスロット12内及び周囲に制限される。
放射器20を囲む第1のスロット11及び第2のスロット12は、電流が接地プレート10の端部に流れるのを防止するように配置され、電流は、第1のスロット11及び第2のスロット12の中及び周囲に制限されて放射器20の放射パターンを変化させ、それにより、放射器20の最大放射方向は水平面に向かって移動する。これは、放射器20の水平面利得を改善する。
図1に示す端末と同様に、接地プレート10はPCBボードでもよく、銅張りの表面がPCBボード上に配置され、放射器20は、銅張りの表面に接続されて接地を実現する。接地プレート10のサイズは、放射器20のサイズよりかなり大きいように設定されてもよく、それにより、接地プレート10は、可能な限り無限の地面をシミュレートする。これは、無限の地面のアンテナ放射理論を参照することによりアンテナの設計を容易にし、接地プレート10と無限の地面との間の差が、比較的小さい。ほぼ平面である導電面を接地プレート10の水平面として提供できると仮定し、接地プレート10は、円形、正方形、又は三角形などの任意の形状でもよい。
接地プレート10上に配置された第1のスロット11及び第2のスロット12の双方が閉スロットである。具体的に言えば、第1のスロット11と第2のスロット12は交差せず、接地プレート10の端部に接続されないが、接地プレート10の中央部に位置する。好ましくは、第1のスロット11と第2のスロット12の双方が、接地プレート10の中心点の周りに配置される。
具体的には、第1のスロット11及び第2のスロット12が接地プレート10上で放射器20の周りに配置される形態は、第1のスロット11が放射器20の一方の側の周囲に配置され、第2のスロット12が第1のスロット11と対向して放射器20の他方の側の周囲に配置され、放射器20と第1のスロット11及び第2のスロット12の各々の両端とを接続する接続線により形成される角度が180°未満であるものでもよい。別の配置形態では、第1のスロット11と第2のスロット12は入れ子構造であり、第1のスロット11は第2のスロット12の内側に位置し、すなわち、放射器20と第1のスロット11の両端とを接続する接続線の間に含まれる角度は180°より大きく、第2のスロット12は、第1のスロット11の開口が面する側に位置し、第1のスロット11に重ならず、第2のスロット12の少なくとも一部と第1のスロット11の少なくとも一部が、放射器20から放射する同じ方向にある。配置形態にかかわらず、接地プレート10は、放射器20に対する支持構造を提供するために、スロットエリアの内部及び外部に少なくとも部分的に接続されたエリアを有することを可能にされる。さらに、放射器20の電流は、スロットエリアの内部部分から、第1のスロット11及び第2のスロット12の内部エリア及びスロットエリアの外部の周囲エリアに流れることができる。
第1のスロット11及び第2のスロット12は、円弧形、波形、矩形(すなわち、第1のスロット11と第2のスロット12が各々、直線セグメントと角を有し、それにより、この2つが組み合わせられて矩形を形成する)、鋸歯形等でもよい。第1のスロット11及び第2のスロット12は放射器20の周囲に配置される必要があり、したがって、第1のスロット11及び第2のスロット12の形状は2つの直線とすることはできないことを理解されたい。第1のスロット11及び第2のスロット12は、機械加工技術を用いることにより配置されてもよい。接地プレート10の上面及び下面を貫くスルー溝(Through grooves)が接地プレート10に掘られ、第1のスロット11及び第2のスロット12を形成する。
放射器20は、モノポールアンテナ、逆Fアンテナ(inverted F antenna、IFA)、又はループアンテナなどのアンテナ構造でもよい。放射器20は、接地プレート10に対して垂直でもよい。換言すれば、放射器20の本体は、立っている構造であり、接地プレート10の表面に取り付けられておらず、放射器20の本体の延在方向は、接地プレート10が位置する平面(すなわち、地面又は水平面)に垂直でもよく、あるいは比較的小さい傾斜角を有してもよい。例えば、放射器20の延在方向と接地プレート10が位置する平面との間に含まれる角度は、45°から90°に及ぶ。このようにして、放射器20と接地プレート10との間の接続点により占有されるエリアは最小であり、放射器20は接地プレート10から離れる方向に延在し、アンテナの放射特性を可能な限り理想的な状態で(すなわち、無限の地面で)シミュレートして、近似アンテナ放射パターンを取得する。
第1のスロット11及び第2のスロット12は、放射器20と接地プレート10との間の接合部(joint)を中心として使用することにより対称的に配置される。中心対称である第1のスロット11及び第2のスロット12は、放射器20の周りの接地プレート10上の電流分布をほぼ同じにすることが可能であり得、それにより、放射器20の周りの全ての方向におけるアンテナの放射パターンの形状はほぼ同じである。
放射器20から第1のスロット11への半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは第1の周波数帯の電磁波信号の波長である。第1のスロット11と放射器20との間の距離は0.2xλ~0.3xλに設定され、放射器20から第1のスロット11に電流が流れる。電流が0.2xλ~0.3xλの距離を流れるとき、電流は比較的弱く、電界は比較的強く、共振が発生し、電流は第1のスロット11の中及び周囲に制限され、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第1のスロット11に共振が発生し、電流は第1のスロット11の中及び周囲に制限される。
第1のスロット11は円弧形状であり、第1のスロット11の内側と放射器20の中心との間の距離は第1の半径R1であり、第1の半径R1は0.25xλである。第1の半径R1が0.25xλであり、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第1のスロット11において共振が発生し得る。0.25xλでは、電流が最小であり、電界が最も強く、共振効果が最良であるため、電流は第1のスロット11の中及び周囲に制限される。
円周方向に延在する第1のスロット11の長さは第1の電気長であり、第1の電気長は0.5xλである。第1の電気長が0.5xλに設定され、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が第1のスロット11に流れたとき、第1のスロット11で共振が発生する。半径方向における第1のスロット11の長さは第1の幅W1であり、第1の幅W1は0.05xλであり、第1の周波数帯は5.9GHzである。第1の幅W1が0.05xλに設定され、アンテナの動作周波数帯範囲を満たす第1の周波数帯5.9GHzを得る。
アンテナ通信の分野では、様々な適用シナリオにおいて好まれる周波数帯がある。これらの周波数帯のいくつかは規格に含まれ、使用に対し必須であり、関連する周波数帯を使用する権利を取得するためには、関連する資格及びアプリケーションが必要とされる。これらの周波数帯のいくつかは、業界の慣行である。例えば、スマートフォンにより使用される周波数帯は低周波数、中間周波数、及び高周波数であり、各々の周波数帯の上限と下限がある。スマートフォンのアンテナは、これらの周波数帯で動作する必要がある。同様に、車載アンテナもまた、専用の動作周波数帯を有する。結論として、アンテナ装置の構造が設計されるとき、アンテナが指定された周波数帯範囲域内で動作することが確保される必要がある。この実施形態では、第1の周波数帯は、指定された周波数帯範囲内である。例えば、車載アンテナなどの端末の分野では、周波数5.9GHzは一般的な通信周波数であり、前述の設定を通して得られる周波数5.9GHzは車載アンテナの好適な周波数帯範囲内であり、それにより、比較的良好な無線通信効果を実現することができる。第1のスロット11及び第2のスロット12の構造は、第1の周波数帯を得るために配置される必要がある。より具体的には、第1のスロット11及び第2のスロット12のサイズは限定される必要があり、これらのサイズは、放射器20に供給される第1の周波数帯の電磁波信号の波長λに関連する。したがって、第1の周波数帯の共振が達成されたとき、第1のスロット11及び第2のスロット12の異なるサイズが、様々な端末のアンテナ装置の配置要件を満たすために、異なるλに基づいて得られてもよい。
この実施形態において、放射器20は、好ましくはモノポールアンテナを使用し、放射器20の高さは、好ましくは0.25xλである。モノポールアンテナは、デュアル特性を有する。理想的な状態(すなわち、接地面が無限の平面である)において、モノポールアンテナの最大放射方向は水平面である。しかしながら、モノポールアンテナが端末に適用されたとき、接地面10のサイズは無限とすることはできない。したがって、第1のスロット11及び第2のスロット12は、アンテナの指向性パターンを変化させるように配置される。具体的には、放射器20の高さが0.25xλであり、第1の半径R1は0.2xλから0.3xλに及び、好ましくは0.25xλである。このようにして、放射器20及び接地プレート10に電流が流れる経路の全長は、0.5xλである。この場合、アンテナの放射パターンはダイポールアンテナの放射形態に最も近く、得られる水平面利得が最も高い。さらに、第1のスロット11の第1の電気長は0.5xλに設定され、信号源30は放射器20に電力を供給し、第1のスロット11に電力を供給し、それにより、第1のスロット11で励起される共振モード形式(resonance modal)は、放射器20のものと同じである。接地プレート10上の電流が第1のスロット11に流れたとき、第1のスロット11で共振が発生し、電流はもはやそれ以上流れない。接地プレート10上にスロットが配置されない構造と比較して、この実施形態における構造は接地プレート10上の電流分布を変化させ、それにより、アンテナの最大放射方向は水平面に向かって移動する。これは、水平面利得を改善する。
図2a及び図2bを参照し、特定の実施形態が提供される。接地プレート10は円形であり、接地プレート10の半径Rgroundは65mmであり、放射器20はモノポールアンテナであり、放射器20の高さHは10mmであり、第1の半径R1は10mmであり、第1の電気長は20mmであり、第1の幅W1は2mmである。アンテナ装置はシミュレートされ、シミュレーション結果については後続の説明を参照する。
図2cを参照し、アンテナリターンロスS11の図は、スロットがないときの(破線で示される)アンテナリターンロス曲線に明確な共振点は含まれないが、第1のスロット11及び第2のスロット12が配置された後の(実線で示される)アンテナリターンロス曲線には共振周波数が6GHz位置付近にあることが明らかにわかることを示しており、この共振は、この実施形態で得られる必要がある第1の周波数帯である。エミュレーション結果は、期待された共振点5.9GHzと基本的に同じである。このようにして、アンテナ装置が設計される。
図2dを参照し、図中、左図はスロットがないときの電流分布図であり、右図はスロットが配置された後の電流分布図である。スロットがないとき、接地プレート10上の電流分布はプレートの端部に対し延在する。スロットが追加された後、接地プレート上の大部分の電流はスロットの中及び周囲に「制限され(confined)」、スロット外部の電流は比較的弱く、スロットは接地プレート10上の電流分布を変化させる。これは、アンテナの指向性パターンと水平面利得を変化させる。
図2e‐1~図2e‐3を参照し、図中、図2e‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図2e‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図2e‐3は(図2e‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットがないとき、アンテナの最大放射方向は傾く。したがって、最大放射方向は水平面から比較的遠くにずれ、水平面利得が減少する。
図2f‐1~図2f‐3を参照し、図中、図2f‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図2f‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図2f‐3は(図2f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットが配置された後、接地プレート10上の電流分布の変化はアンテナの放射パターンの変化をもたらし、アンテナの放射パターンは引き下げられ、それにより、アンテナの最大放射方向の水平面からのずれの度合いは低減され、アンテナの最大放射方向は水平面により近くなる。これは、水平面利得を増加させる。
図2gを参照し、図中の内円のドットの接続線は、スロットがないときの水平面利得であり、図中の外円のドットの接続線は、スロットが配置された後の水平面利得である。スロットが配置された後、水平面利得が2dB超増加していることがわかる。
一実施形態において、図3a及び図3bを参照し、図中、信号源30及び整合回路40は省略されている。前述の実施形態と同様で、差分は、信号源30が第2の周波数帯の電磁波信号を放射器20に供給するようにさらに構成され、第2の周波数帯は第1の周波数帯より低く、アンテナ装置が第1のスロット11及び第2のスロット12の周辺に位置する第3のスロット13及び第4のスロット14をさらに含み、第3のスロット13及び第4のスロット14の双方が閉スロットであり、第3のスロット13及び第4のスロット14は接地プレート10上の電流分布を抑制するために使用され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は第3のスロット13及び第4のスロット14の中及び周囲に制限される点にある。
信号源30は、第2の周波数帯の電磁波信号を供給し、それにより、アンテナ装置は、第2の周波数帯の電磁波信号を放射するようにさらに構成され得、アンテナ装置は、マルチ周波数端末に使用されてもよい。さらに、第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は第3のスロット13及び第4のスロット14に制限され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の水平面利得を改善することができる。
本実施形態では、第1の周波数帯と第2の周波数帯の双方が指定された周波数帯範囲内であり、指定された周波数帯は異なる範囲を有する2つの周波数範囲であり、2つの周波数帯は重複しない。
第3のスロット13及び第4のスロット14は、放射器20と接地プレート10との間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される。対称的に中心合わせされた第3のスロット13及び第4のスロット14は、放射器20の周りの接地プレート10上でほぼ同じ電流分布が発生することを可能にし得、それにより、放射器20の周りの全ての方向におけるアンテナの放射パターンの形状はほぼ同じである。
放射器20から第3のスロット13への半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは第2の周波数帯の電磁波信号の波長である。第3のスロット13と放射器20との間の距離は0.2xλ~0.3xλに設定され、放射器20から第3のスロット13に電流が流れる。0.2xλ~0.3xλの距離を流れるとき、電流は比較的弱く、電界は比較的強く、共振が発生し、電流は第3のスロット13の中及び周囲に制限され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロット13に共振が発生し、電流は第3のスロット13の中及び周囲に制限される。
第3のスロット13は円弧形状であり、第3のスロット13の内側と放射器20の中心との間の距離は第2の半径R2であり、第2の半径R2は0.25xλである。第2の半径R2が0.25xλであり、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロット13において共振が発生し得る。0.25xλでは、電流が最小であり、電界が最も強く、共振効果が最良であるため、電流は第3のスロット13の中及び周囲に制限される。
円周方向に延在する第3のスロット13の長さは第2の電気長であり、第2の電気長は0.5xλである。第2の電気長が0.5xλに設定され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が第3のスロット13に流れたとき、第3のスロット13で共振が発生する。
半径方向における第3のスロット13の長さは第2の幅W2であり、第2の幅W2は第1の幅W1に等しく、第2の周波数帯は2.45GHzである。第1の幅W1と第2の幅W2は同じであるように設定され、アンテナの動作周波数帯範囲を満たす第2の周波数帯2.45GHzを得る。車載アンテナなどの端末の分野では、周波数2.45GHzは一般的な通信周波数であり、前述の設定を通して得られる周波数2.45GHzは車載アンテナの好適な周波数帯範囲内であり、それにより、比較的良好な無線通信効果を実現することができる。
この実施形態において、放射器20は、好ましくはモノポールアンテナを使用し、放射器20の高さは、好ましくは0.25xλである。第1のスロット11、第2のスロット12、第3のスロット13、及び第4のスロット14のサイズは限定され、これらのサイズは、放射器20に供給される第1の周波数帯の電磁波信号の波長λ及び第2の周波数帯の電磁波信号の波長λに関連するように設定される。したがって、第1のスロット11及び第2のスロット12は、第1の周波数帯の電磁波信号の共振を発生させるために使用され、第3のスロット13及び第4のスロット14は、第2の周波数帯の電磁波信号の共振を発生させるために使用される。放射器20、第1のスロット11、第2のスロット12、第3のスロット13、及び第4のスロット14の異なるサイズが、様々な端末のアンテナ装置の配置要件を満たすために、異なるλに基づいて得られてもよい。
図3a及び図3bを参照し、特定の実施形態が提供される。接地プレート10は円形であり、接地プレート10の半径Rgroundは100mmであり、放射器20はモノポールアンテナであり、放射器20の高さHは20mmであり、第1の半径R1は8mmであり、第1の電気長は20mmであり、第1の幅W1及び第2の幅W2は2mmであり、第2の半径R2は20mmであり、第2の電気長は40mmである。アンテナ装置はシミュレートされ、シミュレーション結果については後続の説明を参照する。
図3cを参照し、アンテナリターンロスS11の図は、スロットがないときの(実線で示される)アンテナリターンロス曲線に共振点があるが、第1のスロット11、第2のスロット12、第3のスロット13、及び第4のスロット14が配置された後の(破線で示される)アンテナリターンロス曲線には、2.5GHz及び5.9GHzの位置付近に2つの共振点が発生していることが明らかにわかることを示している。2.5GHz付近の共振点は、この実施形態で得られるよう期待された第1の周波数帯であり、5.9GHz付近の共振点は、この実施形態で得られるよう期待された第2の周波数帯である。エミュレーション結果は、2.45GHz及び5.9GHzの予め設定された共振点と基本的に同じである。このようにして、アンテナ装置が設計される。4.5GHz位置付近の共振がさらに発生しており、この共振は第1のスロット11及び第2のスロット12の共振により発生しており、この実施形態の目的とは異なり、無視されてもよいことに留意されたい。
図3dを参照し、図中、左図はスロットがないときの2.45GHzモード形式における電流分布図であり、右図はスロットがないときの5.9GHzモード形式における電流分布図である。スロットがないとき、接地プレート10上の電流分布はプレートの端部に対し延在することがわかる。
図3eを参照し、図中、左図はスロットが配置された後の2.45GHzモード形式における電流分布図であり、右図はスロットが配置された後の5.9GHzモード形式における電流分布図である。接地プレート10上の大部分の電流はスロットの中及び周囲に「制限され」、スロット外部の電流は比較的弱く、スロットは接地プレート10上の電流分布を変化させ、さらにアンテナの指向性パターン及び水平面利得を変化させることがわかる。
図3f‐1~図3f‐3を参照し、図中、図3f‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図3f‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図3f‐3は(図3f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットがないとき、2.45GHzモード形式における最大放射方向は傾いている。したがって、最大放射方向は水平面から比較的遠くにずれ、水平面利得が減少する。
図3g‐1~図3g‐3を参照し、図中、図3g‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図3g‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図3g‐3は(図3g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットがないとき、5.9GHzモード形式における最大放射方向は傾いている。したがって、最大放射方向は水平面から比較的遠くにずれ、水平面利得が減少する。
図3h‐1~図3h‐3を参照し、図中、図3h‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図3h‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図3h‐3は(図3h‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットが配置された後、接地プレート10上の電流分布の変化は、2.45GHzモード形式におけるアンテナの放射パターンの変化をもたらし、アンテナの放射パターンは引き下げられ、それにより、アンテナの最大放射方向の水平面からのずれの度合いは低減され、アンテナの最大放射方向は水平面により近くなる。これは、水平面利得を増加させる。
図3i‐1~図3i‐3を参照し、図中、図3i‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図3i‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図3i‐3は(図3i‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットが配置された後、接地プレート10上の電流分布の変化は、5.9GHzモード形式におけるアンテナの放射パターンの変化をもたらし、アンテナの放射パターンは引き下げられ、それにより、アンテナの最大放射方向の水平面からのずれの度合いは低減され、アンテナの最大放射方向は水平面により近くなる。これは、水平面利得を増加させる。
図3jを参照し、図中、内円のドット間の接続線は、スロットがないときの2.45GHzモード形式における水平面利得を示し、外円のドット間の接続線は、スロットが配置された後の2.45GHzモード形式における水平面利得を示し、内円の実線は、スロットがないときの5.9GHzモード形式における水平面利得を示し、外円の破線は、スロットが配置された後の5.9GHzモード形式における水平面利得を示す。2つのモダリティの各々における水平面利得は、スロットが配置された後、2dB超増加することがわかる。
図4a及び図4bを参照し、本発明の別の実施形態は、接地プレート10、放射器20、及び信号源30を含むアンテナ装置を提供し、放射器20は、接地プレート10上に配置される。アンテナ装置は、整合回路40をさらに含んでもよく、整合回路40は、放射器20と信号源30との間に電気的に接続され、放射器20の共振状態を調整するように構成される。信号源30は、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号を放射器20に供給するように構成され、第2の周波数帯は第1の周波数帯より低く、第3のスロット13及び第4のスロット14が、接地プレート10上に配置され、第3のスロット13及び第4のスロット14の双方が閉スロットであり、放射器20を囲む。アンテナ装置は、第1のフィルタ131と第2のフィルタ141をさらに含み、第1のフィルタ131は第3のスロット13に配置され、第3のスロット13を2つのスロットに分割し、第2のフィルタ141は第4のスロット14に配置され、第4のスロット14を2つのスロットに分割し、第1のフィルタ131と第2のフィルタ141は、第3のスロット13と第4のスロット14が各々、2つの異なる電気長を形成することを可能にし、それにより、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流は、第3のスロット13及び第4のスロット14の中及び周囲に制限することができる。
放射器20を囲む第3のスロット13及び第4のスロット14は、電流が接地プレート10の端部に流れることを防止するように配置される。第1のフィルタ131及び第2のフィルタ141は、第3のスロット13に2つの異なる電気長が生成され、第4のスロット14に2つの異なる電気長が生成されるように配置される。したがって、放射器20は、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の2つのモダリティで共振を発生させて、マルチ周波数通信要件を満たす。さらに、電流が第3のスロット13及び第4のスロット14に制限されるため、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号の水平面利得が増加する。完全な第3のスロット13及び完全な第4のスロット14は、第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流を制限するために使用され、第1のフィルタ131及び第2のフィルタ141は、第1の周波数帯の電磁波信号により発生した電流がアンテナ装置によりさらに抑制でき、かつ第3のスロット13の一部及び第4のスロット14の一部に制限されるように、追加される。
この実施形態における第3のスロット13及び第4のスロット14は、図3a及び図3bに示す実施形態のものと基本的に同じである。これは、図3a及び図3bにおける第1のスロット11及び第2のスロット12を取り消すことと等価であり、第1のフィルタ131及び第2のフィルタ141は、第3のスロット13及び第4のスロット14に追加される。
第1のフィルタ131及び第2のフィルタ141の双方が、インダクタ及びキャパシタが直列に接続されたバンドパスフィルタであり、第2の周波数帯の電磁波信号により発生した電流が通過することを可能にし、第1の周波数帯の電磁波信号により発生した電流を遮断するように構成され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電気長は、第1の周波数帯の電磁波信号の電気長より大きい。第1のフィルタ131及び第2のフィルタ141はバンドパスフィルタとして配置され、それにより、2つの電気長が第3のスロット13に発生し、2つの電気長が第4のスロット14に発生し、第3のスロット13全体が、より低い周波数を有する第2の周波数帯の電気長であり、第3のスロット13の一部が、より高い周波数を有する第1の周波数帯の電気長である。他の部分は、第1の周波数帯の電磁波信号を制限するために使用されず、なぜならば、第1のフィルタ131の遮断効果に起因して、電流は該他の部分を流れないためである。第4のスロット14はこれと同様であり、詳細は説明されない。
第3のスロット13に配置された第1のフィルタ131の特定の位置及び第4のスロット14に配置された第2のフィルタ141の特定の位置は、第1の周波数帯の電磁波信号の波長λに関連する。具体的には、第1のフィルタ131は、第3のスロット13の端点から0.5xλ離れて配置され、第2のフィルタ141は、第4のスロット14の端点から0.5xλ離れて配置される。前述の設定により、0.5xλは第1の周波数帯の電磁波信号の第1の電気長であり、0.5xλは第2の周波数帯の電磁波信号の第2の電気長であり、λは第1の周波数帯の電磁波信号の波長であり、λは第2の周波数帯の電磁波信号の波長である。
第3のスロット13及び第4のスロット14は、放射器20と接地プレート10との間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される。対称的に中心合わせされた第3のスロット13及び第4のスロット14は、放射器20の周りの接地プレート10上でほぼ同じ電流分布が発生することを可能にし得、それにより、放射器20の周りの全ての方向におけるアンテナの放射パターンの形状はほぼ同じである。
放射器20から第3のスロット13への半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは第2の周波数帯の電磁波信号の波長である。第3のスロット13と放射器20との間の距離は0.2xλ~0.3xλに設定され、放射器20から第3のスロット13に電流が流れる。0.2xλ~0.3xλの距離を流れるとき、電流は比較的弱く、電界は比較的強く、共振が発生し、電流は第3のスロット13の中及び周囲に制限され、それにより、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロット13に共振が発生し、電流は第3のスロット13の中及び周囲に制限される。
第3のスロット13は円弧形状であり、第3のスロット13の内側と放射器20の中心との間の距離は第1の半径R1であり、第1の半径は0.25xλ2である。第1の半径R1が0.25xλ2であり、それにより、第1の周波数帯の電磁波信号の電流が経路を通って流れた後、第3のスロット13において共振が発生し得る。0.25xλ2では、電流は最小であり、電界が最も強く、共振効果が最良であるため、電流は第3のスロット13の中及び周囲に制限される。
円周方向に延在する第3のスロット13の長さは第1の電気長であり、第1の電気長は0.5xλである。第1の電気長が0.5xλに設定され、それにより、第2の周波数帯の電磁波信号の電流が第3のスロット13に流れたとき、第3のスロット13で共振が発生する。
半径方向における第3のスロット13の長さは第1の幅W1であり、第1の幅W1は0.05xλであり、λは第1の周波数帯の電磁波信号の波長であり、第1の周波数帯は5.9GHzであり、第2の周波数帯は2.45GHzである。第1の幅W1は0.05xλに設定され、アンテナの動作周波数帯範囲を満たす第1の周波数帯5.9GHz及び第2の周波数帯2.45GHzを得る。車載アンテナなどの端末の分野では、周波数2.45GHzと5.9GHzは双方とも一般的な通信周波数であり、前述の設定を通して得られる周波数2.45GHzと5.9GHzは車載アンテナの好適な周波数帯範囲内であり、それにより、比較的良好な無線通信効果を実現することができる。
この実施形態において、放射器20は、好ましくはモノポールアンテナを使用し、放射器20の高さは、好ましくは0.25xλである。
図4a及び図4bを参照し、特定の実施形態が提供される。接地プレート10は円形であり、接地プレート10の半径Rgroundは100mmであり、放射器20はモノポールアンテナであり、放射器20の高さHは20mmであり、第1の半径R1は20mmであり、第1の電気長は40mmであり、第1の幅W1は2mmである。第1のフィルタ131及び第2のフィルタ141の双方が、3.6nHのインダクタ及び0.2pFのキャパシタが直列に接続されたバンドパスフィルタである。アンテナ装置はシミュレートされ、シミュレーション結果については後続の説明を参照する。
図4cを参照し、図中、実線はスロットがないときのアンテナのS11曲線であり、破線はスロットが配置された後にフィルタを追加したアンテナのS11曲線である。スロットが配置され、フィルタが追加された後、2つの発生共振点の位置は、期待された第1の周波数帯2.45GHz及び期待された第2の周波数帯5.9GHzに近いことがわかる。このようにして、アンテナ装置は配置される。
図4dを参照し、図中の左図はスロットがないときけいしの2.45GHzモード形式における電流分布図であり、図中の右図は、スロットがないときの5.9GHzモード形式における電流分布図である。スロットがないとき、接地プレート10上の電流分布はプレートの端部に対し延在することがわかる。
図4eを参照し、図中、左図はスロットが配置されフィルタが追加された後の2.45GHzモード形式における電流分布図であり、右図はスロットが配置されフィルタが追加された後の5.9GHzモード形式における電流分布図である。スロットが追加されフィルタが追加された後、接地プレート10上の電流はスロットの中及び周囲にある程度「制限され」、スロット外部の電流は弱くなることがわかる。スロットは、2.45GHzの電流分布を改善することができ、スロットの特定の位置に追加されたフィルタは、5.9GHzの電流がスロットで共振を発生させることを可能にし、換言すれば、フィルタが同じスロットに追加された後、2つのモダリティの電流がスロットの周りに共振を発生させる。これは、接地プレート10上の電流分布を変化させ、さらに、アンテナの指向性パターン及び水平面利得を変化させる。
図4f‐1~図4f‐3を参照し、図中、図4f‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図4f‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図4f‐3は(図4f‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットがないとき、2.45GHzモード形式における最大放射方向は傾いている。したがって、最大放射方向は水平面から比較的遠くにずれ、水平面利得が減少する。
図4g‐1~図4g‐3を参照し、図中、図4g‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図4g‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図4g‐3は(図4g‐2の視角に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットがないとき、5.9GHzモード形式における最大放射方向は傾いている。したがって、最大放射方向は水平面から比較的遠くにずれ、水平面利得が減少する。
図4h‐1~図4h‐3を参照し、図中、図4h‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図4h‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図4h‐3は(図4h‐2の視角に対して垂直なは)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットが配置され、フィルタが追加された後、接地プレート10上の電流分布の変化は、2.45GHzモード形式におけるアンテナの放射パターンの変化をもたらし、アンテナの放射パターンが引き下げられ、それにより、アンテナの最大放射方向の水平面からのずれの度合いは低減され、アンテナの最大放射方向は水平面により近くなる。これは、水平面利得を増加させる。
図4i‐1~図4i‐3を参照し、図中、図4i‐1はシミュレーション指向性図の上面図であり、図4i‐2はシミュレーション指向性図の側面図であり、図4i‐3は(図4i‐2の図に対して垂直な)シミュレーション指向性図の側面図である。スロットが配置され、フィルタが追加された後、接地プレート10上の電流分布の変化のため、このようにして、アンテナの5.9GHzモード形式パターンが変化し、アンテナのパターンが引き下げられ、それにより、アンテナの最大放射方向の水平面からのずれの度合いは低減され、アンテナの最大放射方向は水平面により近くなり、それにより、水平面利得を増加させる。
図4jを参照し、図中、内円のドット間の接続線は、スロットがないときの2.45GHzモード形式における水平面利得を示し、外円のドット間の接続線は、スロットが配置された後の2.45GHzモード形式における水平面利得を示し、内円の実線は、スロットがないときの5.9GHzモード形式における水平面利得を示し、外円の破線は、スロットが配置された後の5.9GHzモード形式における水平面利得を示す。スロットが配置され、フィルタが追加された後、2.45GHzモード形式における水平面利得は約1.3dB増加し、5.9GHzモード形式における水平面利得は約0.5dB増加することがわかる。
上記で開示されたものは本発明のいくつかの例示的な実施形態に過ぎず、確かに、本発明の保護範囲を制限することを意図するものではない。当業者は、前述の実施形態及び本発明の特許請求の範囲に従ってなされる同等の修正を実施するプロセスの全部又は一部が本発明の範囲に入るものとすることを理解し得る。

Claims (22)

  1. 接地プレートと放射器と信号源とを含むアンテナ装置であって、前記放射器は前記接地プレートに配置され、前記信号源は、第1の周波数帯の電磁波信号を前記放射器に供給するように構成され、前記接地プレートに第1のスロット及び第2のスロットが配置され、前記第1のスロット及び前記第2のスロットの双方が閉スロットであり、前記放射器を囲み、前記第1のスロット及び前記第2のスロットは、前記接地プレート上の電流分布を抑制するために使用され
    前記アンテナ装置は、前記第1のスロット及び前記第2のスロットの周辺に位置する第3のスロット及び第4のスロットをさらに含み、前記第3のスロット及び前記第4のスロットの双方が閉スロットである、アンテナ装置。
  2. 前記第1のスロット及び前記第2のスロットは、前記放射器と前記接地プレートとの間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記放射器から前記第1のスロットへの半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは前記第1の周波数帯の前記電磁波信号の波長である、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1のスロットは円弧形状であり、前記第1のスロットの内側と前記放射器の中心との間の距離は0.25xλである、請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 円周方向に延在する前記第1のスロットの長さは0.5xλである、請求項3又は4に記載のアンテナ装置。
  6. 半径方向における前記第1のスロットの長さは0.05xλであり、前記第1の周波数帯は5.9GHzである、請求項3乃至5のうちいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記信号源は、第2の周波数帯の電磁波信号を前記放射器に供給するようにさらに構成され、前記第2の周波数帯は前記第1の周波数帯より低く、前記第3のスロット及び前記第4のスロットは、前記接地プレート上の電流分布を抑制するために使用される、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第3のスロット及び前記第4のスロットは、前記放射器と前記接地プレートとの間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される、請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 前記放射器から前記第3のスロットへの半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは前記第2の周波数帯の前記電磁波信号の波長である、請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 前記第3のスロットは円弧形状であり、前記第3のスロットの内側と前記放射器の前記中心との間の距離は0.25xλである、請求項9に記載のアンテナ装置。
  11. 円周方向に延在する前記第3のスロットの長さは0.5xλである、請求項9又は10に記載のアンテナ装置。
  12. 半径方向における前記第3のスロットの長さは0.05xλであり、λは前記第1の周波数帯の前記電磁波信号の波長であり、前記第2の周波数帯は2.45GHzである、請求項9乃至11のうちいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  13. 接地プレートと放射器と信号源と第1のフィルタと第2のフィルタとを含むアンテナ装置であって、前記放射器は前記接地プレートに配置され、前記信号源は、第1の周波数帯及び第2の周波数帯の電磁波信号を前記放射器に供給するように構成され、前記第2の周波数帯は前記第1の周波数帯より低く、前記接地プレートに第3のスロット及び第4のスロットが配置され、前記第3のスロット及び前記第4のスロットの双方が閉スロットであり、前記放射器を囲み、前記第1のフィルタは前記第3のスロットに配置され、前記第3のスロットを2つのスロットに分割し、前記第2のフィルタは前記第4のスロットに配置され、前記第4のスロットを2つのスロットに分割し、前記第3のスロットに配置された前記第1のフィルタの位置及び前記第4のスロットに配置された前記第2のフィルタの位置は、前記第1の周波数帯の前記電磁波信号の波長に関連し、前記第1のフィルタ及び前記第2のフィルタは、前記第3のスロット及び前記第4のスロットが各々、2つの異なる電気長を形成することを可能にする、アンテナ装置。
  14. 前記第1のフィルタ及び前記第2のフィルタの双方が、インダクタとキャパシタが直列に接続されたバンドパスフィルタであり、前記第2の周波数帯の前記電磁波信号により発生した電流が通過することを可能にするように構成され、前記第1の周波数帯の前記電磁波信号により発生した電流を遮断するように構成される、請求項13に記載のアンテナ装置。
  15. 前記第3のスロット及び前記第4のスロットは、前記放射器と前記接地プレートとの間の接合部を中心として使用することにより対称的に配置される、請求項13又は14に記載のアンテナ装置。
  16. 前記放射器から前記第3のスロットへの半径方向距離は0.2xλから0.3xλに及び、λは前記第2の周波数帯の前記電磁波信号の波長である、請求項13乃至15のうちいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  17. 前記第3のスロットは円弧形状であり、前記第3のスロットの内側と前記放射器の中心との間の距離は0.25xλである、請求項16に記載のアンテナ装置。
  18. 円周方向に延在する前記第3のスロットの長さは0.5xλである、請求項16又は17に記載のアンテナ装置。
  19. 半径方向における前記第3のスロットの長さは0.05xλであり、λは前記第1の周波数帯の前記電磁波信号の波長であり、前記第1の周波数帯は5.9GHzであり、前記第2の周波数帯は2.45GHzである、請求項16乃至18にのうちいずれか1項記載のアンテナ装置。
  20. PCBボードと、請求項1乃至19のうちいずれか1項に記載のアンテナ装置とを含む端末であって、前記アンテナ装置の前記放射器は前記PCBボードに配置され、前記接地プレートは前記PCBボードの一部であり、供給のために構成された前記信号源は前記PCBボードに配置され、前記信号源は前記放射器に電力を供給する、端末。
  21. 前記端末は車両である、請求項20に記載の端末。
  22. 前記アンテナ装置は車載外部アンテナである、請求項21に記載の端末。
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