JP7034214B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関する。
特許文献1には、アクティブ領域を有するn型の半導体層と、半導体層の表面部にアクティブ領域に沿って形成されたp型のウェル層(第2導電型半導体領域)とを含む、半導体装置が開示されている。
特開2003-158258号公報
特許文献1に係る半導体装置では、第2導電型半導体領域におけるアクティブ領域と反対側に位置する縁部に電界が集中する結果、期待される設計上の耐圧を得ることができないという課題がある。
そこで、本発明は、耐圧を向上できる半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、機能素子が形成されるアクティブ領域を有する第1導電型の半導体層と、前記半導体層の表面部に前記アクティブ領域に沿って形成され、前記アクティブ領域側に位置する内側周縁部前記アクティブ領域とは反対側に位置する外側周縁部並びに前記内側周縁部および前記外側周縁部の間の内方部を有する第2導電型半導体領域とを含み、前記外側周縁部の底部は前記内方部の底部とほぼ等しい深さ位置に形成されており、前記アクティブ領域における前記第1導電型の半導体層の表面部には第導電型の不純物拡散領域が形成されており、前記第導電型の不純物拡散領域の表面領域には、第1導電型のエミッタ領域に挟まれるように導電型のコンタクト領域が形成されており、前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部および前記内方部を避けて前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部を被覆するように前記半導体層の表面に形成された酸化膜を含み、前記酸化膜に被覆された前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の不純物濃度が、前記酸化膜から露出する前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部および前記内方部の不純物濃度よりも低くされている。
本発明の半導体装置によれば、第2導電型半導体領域の外側周縁部の不純物濃度が、第2導電型半導体領域の内側周縁部の不純物濃度よりも選択的に低く設定されているから、当該第2導電型半導体領域の外側周縁部における電界強度を緩和できる。これにより、第2導電型半導体領域の外側周縁部に電界が集中するのを抑制できるから、耐圧を向上できる半導体装置を提供できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿う縦断面図である。 図3は、図2の一点鎖線IIIで囲まれた部分の拡大断面図である。 図4は、p型ウェル領域の不純物濃度の濃度プロファイルを示すグラフである。 図5は、参考例に係る半導体装置のp型ウェル領域の一部を示す拡大断面図である。 図6は、図1の半導体装置および図5の半導体装置の各耐圧を示すグラフである。 図7は、図1の半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。 図8Aは、図1の半導体装置の製造工程を示す縦断面図である。 図8Bは、図8Aの後の工程を示す縦断面図である。 図8Cは、図8Bの後の工程を示す縦断面図である。 図8Dは、図8Cの後の工程を示す縦断面図である。 図8Eは、図8Dの後の工程を示す縦断面図である。 図8Fは、図8Eの後の工程を示す縦断面図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置のp型ウェル領域を示す断面図である。 図10は、図9の一点鎖線Xで囲まれた部分の拡大断面図である。 図11は、図9の半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。 図12Aは、図9の半導体装置の製造工程を示す縦断面図である。 図12Bは、図12Aの後の工程を示す縦断面図である。 図12Cは、図12Bの後の工程を示す縦断面図である。 図12Dは、図12Cの後の工程を示す縦断面図である。 図12Eは、図12Dの後の工程を示す縦断面図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置を示す平面図である。 図14は、図13のXIV-XIV線に沿う縦断面図である。 図15は、図13のXV-XV線に沿う縦断面図である。 図16は、p型不純物拡散領域およびp型ウェル領域の他の形態を示す縦断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置1の平面図である。図2は、図1のII-II線に沿う縦断面図である。図3は、図2の一点鎖線IIIで囲まれた部分の拡大断面図である。
図1~図3を参照して、半導体装置1は、本発明の半導体層の一例としてのn-型の半導体層2を含む。より具体的には、半導体層2は、平面視四角形状のチップ形状に形成されており、その全域にn-型半導体領域3を含む。このn-型半導体領域3によって、半導体層2がn-型とされている。半導体層2は、本実施形態では、FZ(Floating Zone)法により製造されたn-型のSi単結晶の半導体ウエハを用いて形成されたn-型のSi単結晶層である。n-型半導体領域3は、n-型のSi単結晶層の一部を利用して形成されている。
半導体層2は、機能素子が形成されるアクティブ領域4と、その外側の外周領域5とを有している。アクティブ領域4は、本実施形態では、平面視において半導体層2の表面中央部に当該半導体層2の各辺に平行な四角形状に設定されており、外周領域5は、アクティブ領域4を取り囲む平面視四角環状に設定されている。
アクティブ領域4における半導体層2の表面部には、本発明の第2導電型の不純物拡散領域の一例としてのp型不純物拡散領域6が形成されている。アクティブ領域4は、p型不純物拡散領域6の投影部でもあり、p型不純物拡散領域6は、機能素子の少なくとも一部(機能素子の一部または全部)を構成している。p型不純物拡散領域6は、半導体層2の表面から露出し、その底部が半導体層2内に位置するように形成されており、n-型半導体領域3との間でpn接合部を形成している。
アクティブ領域4に形成される機能素子としては、ダイオード、MISFET(Metal
Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等を例示できる。たとえば機能素子としてダイオードが形成される場合、当該ダイオードは、n-型半導体領域3との間でpn接合部を形成するp型不純物拡散領域6によって構成される。なお、機能素子は、半導体層2を利用して形成される抵抗やコンデンサ等の受動素子であってもよい。また、半導体層2の裏面には、アクティブ領域4に形成される機能素子の機能に応じて、n+型の不純物領域が形成されていてもよいし、p+型の不純物領域が形成されていてもよい。
外周領域5における半導体層2の表面部には、本発明の第2導電型半導体領域の一例としてのp型ウェル領域7が、アクティブ領域4に沿って形成されている。本実施形態では、p型ウェル領域7は、平面視においてアクティブ領域4(p型不純物拡散領域6)を取り囲むように半導体層2の各辺に平行な四角環状に形成されている。p型ウェル領域7は、半導体層2の表面から露出し、その底部が半導体層2内に位置するように形成されており、n-型半導体領域3との間でpn接合部を形成している。
p型ウェル領域7は、アクティブ領域4側に位置する内側周縁部8と、アクティブ領域4とは反対側に位置する外側周縁部9と、内側周縁部8および外側周縁部9の間の内方部10とを含む。p型ウェル領域7の内側周縁部8は、p型不純物拡散領域6の周縁部を全体に亘って下方から覆うように形成されている。これにより、p型ウェル領域7は、p型不純物拡散領域6と電気的に接続されており、p型不純物拡散領域6と同電位とされている。p型ウェル領域7は、p型不純物としてのホウ素(B)を含む。
図2および図3を参照して、半導体層2の表面には、本発明の酸化膜の一例としてのLOCOS(Local Oxidation Of Silicon)膜11が形成されている。LOCOS膜11は、p型ウェル領域7の内側周縁部8および内方部10を避けてp型ウェル領域7の外側周縁部9を被覆するように半導体層2の表面に選択的に形成されている。LOCOS膜11は、その一部が半導体層2内に食い込むように形成されており、半導体層2の表面よりも上方に位置する上側部分11aと、半導体層2内に位置する下側部分11bとを含む。
LOCOS膜11は、p型ウェル領域7上に位置するアクティブ領域4側の端部11cに、アクティブ領域4側に向かって厚さが徐々に小さくなる先細り形状のバーズビーク部を有している。p型ウェル領域7の外周縁とLOCOS膜11の端部11cとの間の距離Dは、たとえば10μm以上100μm以下(本実施形態では20μm程度)である。LOCOS膜11の厚さは、たとえば15000Å以上25000Å以下であり、LOCOS膜11の厚さの40%~50%(=6000Å~12500Å)程度が半導体層2(p型ウェル領域7の外側周縁部9)内に食い込む下側部分11bとされている。
半導体層2の表面には、さらに、LOCOS膜11から露出するp型不純物拡散領域6の表面およびp型ウェル領域7の表面を被覆する表面絶縁膜12が形成されている。表面絶縁膜12は、LOCOS膜11の厚さよりも小さい厚さを有する薄い絶縁膜であり、LOCOS膜11と一体的に形成されている。表面絶縁膜12の厚さは、たとえば100Å以上1000Å以下である。表面絶縁膜12は、酸化膜(SiO2膜)を含んでいてもよいし、窒化膜(SiN膜)を含んでいてもよい。
外周領域5における半導体層2の表面部には、p型ウェル領域7を取り囲み、n-型半導体領域3との間でpn接合部を形成するp型FLR(Field Limiting Ring)13が形成されている。p型FLR13は、本実施形態では、平面視において、半導体層2の各辺に平行な四角環状に形成されている。p型ウェル領域7を取り囲む複数個のp型FLR13が設けられていてもよい。なお、図示はしないが、半導体層2の表面上には、表面絶縁膜12上からLOCOS膜11上に連続的に延びる表面電極が形成されていてもよい。この表面電極は、LOCOS膜11を挟んでp型ウェル領域7の外側周縁部9と対向するように形成されていてもよい。
図2および図3を参照して、本実施形態に係る半導体装置1は、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度が、p型ウェル領域7の内側周縁部8のp型不純物濃度よりも選択的に低くされていることを特徴としている。
たとえば、p型ウェル領域7の全域を略同様の濃度プロファイルで作り込んだ場合、p型ウェル領域7の外側周縁部9に電界が集中する結果、期待される設計上の耐圧を得ることができないという課題がある。そこで、本実施形態に係る半導体装置1では、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度を、p型ウェル領域7の内側周縁部8のp型不純物濃度よりも低くすることによって、当該外側周縁部9に電界が集中するのを抑制し、半導体装置1の耐圧の向上を図っている。
なお、本実施形態では、p型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度と、p型ウェル領域7の内側周縁部8のp型不純物濃度とが略等しくなるように形成されている。したがって、以下では、p型ウェル領域7の内方部10を基準にして、p型ウェル領域7の外側周縁部9の具体的な構成について説明する。
図2および図3に示されるように、p型ウェル領域7の内方部10は、半導体層2の表面に沿う横方向に略一様な厚さで形成されている。p型ウェル領域7の内方部10の厚さは、当該p型ウェル領域7の表面と底部との間の距離で定義される。本実施形態では、p型ウェル領域7の外側周縁部9の底部は、p型ウェル領域7の内方部10の底部とほぼ等しい深さ位置に形成されている。したがって、p型ウェル領域7の外側周縁部9の底部は、p型ウェル領域7の内方部10の底部とほぼ段差なく繋がっている。これにより、p型ウェル領域7の内方部10の底部とp型ウェル領域7の外側周縁部9の底部との間における不所望な電界集中の発生が抑制されている。
p型ウェル領域7の外側周縁部9は、LOCOS膜11によって被覆されており、p型ウェル領域7の内側周縁部8および内方部10は、LOCOS膜11から露出している。このLOCOS膜11に被覆されたp型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度が、LOCOS膜11から露出するp型ウェル領域7の内側周縁部8および内方部10の各p型不純物濃度よりも選択的に低くされている。
図4を参照して、p型ウェル領域7の内方部10および外側周縁部9の各p型不純物の濃度プロファイルについて具体的に説明する。図4は、p型ウェル領域7のp型不純物の濃度プロファイルを示すグラフである。図4において、横軸は、半導体層2の表面を零とした深さ方向の距離を表しており、縦軸は、不純物濃度を表している。
図4のグラフには、第1曲線L1と、第2曲線L2とが示されている。第1曲線L1は、図3のA-A線に沿うp型ウェル領域7の内方部10のp型不純物の濃度プロファイルを示している。一方、第2曲線L2は、図3のB-B線に沿うp型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物の濃度プロファイルを示している。
図4を参照して、第1曲線L1および第2曲線L2は、いずれも極小値を有している。この極小値は、p型ウェル領域7の内方部10と半導体層2との境界部、p型ウェル領域7の外側周縁部9と半導体層2との境界部である。したがって、p型ウェル領域7は、半導体層2のn型不純物濃度よりも高いp型不純物濃度を有している。また、p型ウェル領域7の表面側のp型不純物濃度が、p型ウェル領域7の底部側のp型不純物濃度よりも高くされている。つまり、p型ウェル領域7は、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。
第1曲線L1を参照して、p型ウェル領域7の内方部10は、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。第2曲線L2を参照して、p型ウェル領域7の外側周縁部9は、p型ウェル領域7の内方部10よりも低いp型不純物濃度を有していると共に、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。そして、第1曲線L1および第2曲線L2から、p型ウェル領域7は、内方部10から外側周縁部9に向けて、p型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。したがって、p型ウェル領域7は、内側周縁部8から外側周縁部9に向けて、p型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。
p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度が、p型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度よりも選択的に低くされた構成は、後述するようにLOCOS膜11を形成する際に、p型ウェル領域7を形成するp型不純物の一部を当該LOCOS膜11によって吸収させることにより形成される。したがって、LOCOS膜11におけるp型ウェル領域7の外側周縁部9を被覆する部分は、p型ウェル領域7を形成するp型不純物と同一のp型不純物(本実施形態ではホウ素)を含む。
なお、図4に示された濃度プロファイルから理解されるように、図2および図3で示された内方部10と外側周縁部9との境界部は、p型ウェル領域7中に明確に現れるものではなく、説明便宜のために示されているに過ぎない点、補足しておく。
本実施形態に係る半導体装置1の耐圧と比較するため、図5に示されるように、参考例に係る半導体装置14を用意した。図5は、参考例に係る半導体装置14のp型ウェル領域7の一部を示す拡大断面図である。図5は、前述の図3に対応する部分の拡大断面図でもある。
図5に示されるように、参考例に係る半導体装置14は、p型ウェル領域7の外側周縁部9が、p型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度と等しいp型不純物濃度で形成されており、これによって、p型ウェル領域7の全体が、一様なp型不純物濃度とされている。その他の構成は、図1~図3において述べた構成と略同様であるので、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図6は、図1の半導体装置1の耐圧および図5の半導体装置14の耐圧を示すグラフである。図6において、横軸は、本実施形態に係る半導体装置1および参考例に係る半導体装置14が破壊に至る電圧値であり、縦軸は、本実施形態に係る半導体装置1および参考例に係る半導体装置14が破壊に至る際に流れる電流値である。図6のグラフには、第1棒線L3と第2棒線L4とが示されている。第1棒線L3は、参考例に係る半導体装置14の耐圧を示しており、第2棒線L4は、本実施形態に係る半導体装置1の耐圧を示している。
第1棒線L3および第2棒線L4を参照して、本実施形態に係る半導体装置1が破壊に至る際の電圧値は、参考例に係る半導体装置14が破壊に至る際の電圧値よりも高くなっている。また、本実施形態に係る半導体装置1が破壊に至る際に流れる電流値は、参考例に係る半導体装置14が破壊に至る際の電流値よりも小さくなっている。このことから、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度を、p型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度よりも選択的に低くすることが半導体装置1の耐圧を向上する上で有効であることが確認できた。
したがって、p型ウェル領域7に、外側周縁部9に集中する電界を緩和するための電界緩和構造を設けることによって、半導体装置1の耐圧を向上できる。電界緩和構造は、本実施形態では、p型不純物濃度が他の領域よりも選択的に低く設定されたp型ウェル領域7の外側周縁部9によって形成されている。
以上、本実施形態に係る半導体装置1によれば、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度が、p型ウェル領域7の内側周縁部8(内方部10)のp型不純物濃度よりも選択的に低く設定されている。しかも、p型ウェル領域7は、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有していると共に、内側周縁部8(内方部10)から外側周縁部9に向けて、p型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。したがって、p型不純物濃度の急激な変動が抑制されているから、p型ウェル領域7の外側周縁部9における電界強度を良好に緩和できる。
その結果、p型ウェル領域7の外側周縁部9に対する電界集中の発生を良好に抑制できるから、耐圧を効果的に向上できる半導体装置1を提供できる。
次に、図7および図8A~図8Fを参照して、半導体装置1の製造方法の一例について説明する。図7は、図1の半導体装置1の製造方法の一例を示す工程図である。図8A~図8Fは、図1の半導体装置1の製造工程を示す縦断面図である。
図8Aを参照して、半導体装置1を製造するに当たり、機能素子が形成されるアクティブ領域4およびその外側の外周領域5を有し、n-型半導体領域3をその全域に含む半導体層2が準備される(ステップS1)。半導体層2は、たとえばFZ法により製造されたn-型のSi単結晶の半導体ウエハを用いて形成される。次に、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法によって、絶縁材料が半導体層2の表面に堆積されて表面絶縁膜12が形成される(ステップS2)。表面絶縁膜12は、CVD法に代えて熱酸化処理によっても形成できる。この場合、半導体層2の表面に酸化膜からなる表面絶縁膜12が形成される。
次に、図8Bを参照して、p型FLR13を形成すべき領域およびアクティブ領域4を選択的に露出させる開口15aを有するイオン注入マスク15が表面絶縁膜12上に形成される(ステップS3)。次に、イオン注入マスク15を介するイオン注入によって、p型不純物(本実施形態では、ホウ素)が半導体層2の表面部に導入される。その後、イオン注入マスク15が除去される。
次に、図8Cを参照して、注入されたp型不純物に対してアニール処理が施される。これにより、アクティブ領域4側に位置する内側周縁部8と、アクティブ領域4側と反対側に位置する外側周縁部9と、それらの間の内方部10とを有し、n-型半導体領域3との間でpn接合部を形成するp型ウェル領域7が形成される。この工程において、p型ウェル領域7は、p型不純物の拡散によって、半導体層2のアクティブ領域4に半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有するように形成される。また、p型ウェル領域7の形成と同時に、半導体層2の外周領域5にp型FLR13が形成される。
なお、p型ウェル領域7は、イオン注入法に代えて熱拡散処理法によっても形成される。この場合、まず、p型ウェル領域7を形成すべき領域に選択的に開口を有するマスクが表面絶縁膜12上に形成される。次に、p型不純物(本実施形態では、ホウ素)を含む化合物が表面絶縁膜12上に堆積された後、当該化合物に対して熱が加えられる。
これにより、化合物中のp型不純物が半導体層2内に拡散して、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有するp型ウェル領域7が形成される。その後、マスクが除去される。なお、p型不純物を含む化合物が、表面絶縁膜12上に代えて、半導体層2の表面に直接堆積される工程が実行されてもよい。また、前述のp型FLR13は、p型ウェル領域7と別の工程で形成されてもよい。
次に、図8Dを参照して、LOCOS膜11を形成すべき領域を露出させる保護膜16が表面絶縁膜12上に選択的に形成される(ステップS4)。より具体的には、保護膜16は、少なくともp型ウェル領域7の内側周縁部8および内方部10を被覆し、かつ、p型ウェル領域7の外側周縁部9を露出させるように表面絶縁膜12上に選択的に形成される。保護膜16は、本実施形態では窒化膜である。
次に、図8Eを参照して、半導体層2の表面に対して熱酸化処理が施される(ステップS5)。これにより、保護膜16から露出する半導体層2の表面が酸化されて、p型ウェル領域7の内側周縁部8および内方部10を避けてp型ウェル領域7の外側周縁部9を被覆するLOCOS膜11が形成される。この工程において、保護膜16から露出する表面絶縁膜12は、LOCOS膜11の一部となる。
さらにこの工程では、p型ウェル領域7が半導体層2の深さ方向および半導体層2の表面に平行な横方向にさらに拡散すると共に、p型ウェル領域7の外側周縁部9からp型不純物を吸収しながらLOCOS膜11が半導体層2の表面に形成される。これにより、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度が、p型ウェル領域7の内側周縁部8および内方部10の各p型不純物濃度よりも低くなる。LOCOS膜11が形成された後、保護膜16は除去される。
次に、図8Fを参照して、たとえばアクティブ領域4を選択的に露出させるイオン注入マスクが表面絶縁膜12上に形成される(ステップS6)。次に、イオン注入マスクを介して半導体層2の表面部にp型不純物が導入される。これにより、アクティブ領域4にp型不純物拡散領域6が形成される。その後、イオン注入マスクは除去される。このような工程を経て、半導体装置1が製造される。
以上、本実施形態に係る半導体装置1の製造方法によれば、熱酸化処理工程(ステップS5)においてLOCOS膜11が形成される際に、当該LOCOS膜11は、p型ウェル領域7の外側周縁部9からp型不純物(本実施形態ではホウ素)を吸収しながら、半導体層2の表面に形成される。これにより、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度を、p型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度よりも選択的に低くできるから、当該p型ウェル領域7の外側周縁部9における電界強度を緩和できる半導体装置1を製造できる。その結果、p型ウェル領域7の外側周縁部9に対する電界集中の発生を抑制できるから、耐圧を向上できる半導体装置1を製造できる。
また、p型ウェル領域7を形成する工程(ステップS3)において、イオン注入法または熱拡散法を実行することにより、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有するp型ウェル領域7を良好に形成できる。しかも、熱酸化処理工程(ステップS5)では、p型ウェル領域7の表面部側からp型不純物がLOCOS膜11に吸収されていく。
したがって、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下するという濃度プロファイルを維持しつつ、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度を低下させることができる。これにより、急激なp型不純物濃度の変動を抑制しつつ所望の濃度プロファイルを有するp型ウェル領域7を良好に形成できる。よって、p型ウェル領域7の外側周縁部9に対する電界集中の発生を良好に抑制できるから、耐圧を良好に向上できる半導体装置1を製造できる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置21のp型ウェル領域7を示す縦断面図である。図10は、図9の一点鎖線Xで囲まれた部分の拡大断面図である。図9は、前述の図2に対応する部分の縦断面図でもある。図9および図10において、前述の第1実施形態において述べた構成と同様の構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る半導体装置21では、半導体層2におけるp型ウェル領域7の外側周縁部9が形成された部分が選択的に除去されている。これにより、半導体層2におけるp型ウェル領域7の外側周縁部9が形成された部分に、p型ウェル領域7の内方部10の表面からp型ウェル領域7の外側周縁部9の表面に向かって一段窪んだ段差部22が形成されている。段差部22は、内方部10の表面および外側周縁部9の表面を接続する段差面を有している。このような段差部22は、p型ウェル領域7の外側周縁部9の底部が残存するように、p型ウェル領域7の外側周縁部9の一部が選択的に掘り下げられて形成された溝23によって構成されていてもよい。
p型ウェル領域7の外側周縁部9の底部は、p型ウェル領域7の内方部10の底部とほぼ等しい深さ位置に形成されている。したがって、p型ウェル領域7の外側周縁部9の底部は、p型ウェル領域7の内方部10の底部とほぼ段差なく繋がっている。前述の図4において説明した通り、p型ウェル領域7は、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。つまり、p型ウェル領域7の外側周縁部9の表面側のp型不純物濃度は、p型ウェル領域7の内方部10の表面側のp型不純物濃度よりも低い。これに加えて、p型ウェル領域7の外側周縁部9は、表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。
したがって、p型ウェル領域7の外側周縁部9は、LOCOS膜11が存在しない状態においてもp型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度よりも低いp型不純物濃度を有している。よって、LOCOS膜11が存在しない状態においても、p型ウェル領域7の外側周縁部9により、前述の第1実施形態において述べた電界緩和効果と同様の効果を奏することが可能となる。
本実施形態では、p型ウェル領域7の外側周縁部9の表面に加えて、段差部22の段差面を被覆するようにLOCOS膜11が形成されている。LOCOS膜11は、段差部22を埋めており、p型ウェル領域7の内方部10を覆う表面絶縁膜12と一体的に形成されている。つまり、LOCOS膜11は、段差部22の深さ方向の距離よりも大きい厚さを有しており、その表面がp型ウェル領域7の内方部10の表面よりも上方に位置している。
LOCOS膜11におけるp型ウェル領域7の内方部10と段差部22との角部24上の部分には、表面絶縁膜12の表面から上方に向かって突出した凸部25が形成されている。p型ウェル領域7の内方部10の表面を基準とすると、凸部25の厚さは、表面絶縁膜12の厚さよりも大きい。なお、LOCOS膜11は、段差部22の深さ方向の距離よりも小さい厚さで形成されていてもよい。この場合、LOCOS膜11は、半導体層2側の一方表面とその反対側の他方表面が、p型ウェル領域7の外側周縁部9の表面および段差部22の段差面に沿って形成されていてもよい。
本実施形態では、前述の第1実施形態と同様、LOCOS膜11によってp型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物の一部が吸収されている。したがって、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度は、LOCOS膜11によってさらに低減されている。つまり、p型ウェル領域7の外側周縁部9の表面のp型不純物濃度は、p型ウェル領域7の内方部10の深さ方向において、内方部10の表面から外側周縁部9の表面までの距離と同じ深さ位置に位置する中間部分26のp型不純物濃度よりも低い。このように、本実施形態では、外側周縁部9に対する電界集中の発生がさらに抑制される構成とされている。
以上、本実施形態に係る半導体装置21によれば、半導体層2におけるp型ウェル領域7の外側周縁部9が形成された部分が選択的に除去されることにより、p型ウェル領域7の内方部10の表面とp型ウェル領域7の外側周縁部9の表面との間に段差部22が形成されている。p型不純物は、半導体層2の表面から深さ方向にむけて拡散するので、前述の図4において説明した通り、p型ウェル領域7の表面側のp型不純物濃度は、p型ウェル領域7の底部側のp型不純物濃度よりも高くなる。
したがって、段差部22によってp型ウェル領域7の外側周縁部9の表面を、p型ウェル領域7の内方部10の表面よりも下側に位置させることで、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度を、p型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度よりも低くすることができる。その結果、p型ウェル領域7の外側周縁部9における電界集中の発生を抑制できるから、耐圧を向上できる半導体装置21を提供できる。
これに加えて、本実施形態に係る半導体装置21では、p型ウェル領域7の外側周縁部9を被覆するLOCOS膜11が形成されている。したがって、LOCOS膜11によるp型不純物の吸収により、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度がさらに低くされている。より具体的には、p型ウェル領域7の外側周縁部9の表面のp型不純物濃度は、p型ウェル領域7の内方部10の深さ方向において、内方部10の表面から外側周縁部9の表面までの距離と同じ深さ位置に位置する中間部分26のp型不純物濃度よりも低い。その結果、p型ウェル領域7の外側周縁部9における電界集中の発生を効果的に抑制できるから、耐圧を効果的に向上できる半導体装置21を提供できる。
なお、本実施形態に係る半導体装置21では、LOCOS膜11は、p型ウェル領域7の外側周縁部9の表面とp型ウェル領域7の内方部10の表面との間の段差部22の段差面も被覆している。したがって、p型ウェル領域7の内方部10から外側周縁部9に向けて徐々に低下する濃度プロファイルが良好に形成されている。よって、p型不純物濃度の急激な変動が抑制されているから、p型ウェル領域7の外側周縁部9における電界強度を良好に緩和できる。これらのことから、本実施形態では、外側周縁部9と、LOCOS膜11と、段差部22とによって、外側周縁部9に集中する電界を緩和するための電界緩和構造が形成されている。
次に、図11および図12A~図12Eを参照して、半導体装置21の製造方法について説明する。図11は、図9の半導体装置21の製造方法の一例を示す工程図である。図12A~図12Eは、図9の半導体装置21の製造工程を示す縦断面図である。
図11を参照して、本実施形態に係る半導体装置21の製造方法は、保護膜16を形成する工程(ステップS4)の後、熱酸化処理工程(ステップS5)に先立って、p型ウェル領域7の外側周縁部9の一部を選択的に除去する工程(ステップS11)を含む。以下、図12A~図12Eを参照しつつ、半導体装置21の製造工程について具体的に説明する。
図12Aを参照して、まず、保護膜16を形成する工程(ステップS4)を経て、保護膜16が表面絶縁膜12上に形成された半導体層2が準備される。本実施形態では、前述の第1実施形態よりもp型ウェル領域7が半導体層2中の広い範囲に拡散されている。次に、図12Bを参照して、p型ウェル領域7の内方部10を被覆し、p型ウェル領域7の外側周縁部9の一部を除去すべき領域を選択的に露出させるマスク27が保護膜16上に形成される。
次に、たとえばマスク27を介するエッチングにより、p型ウェル領域7の外側周縁部9の底部が残存するように、p型ウェル領域7の外側周縁部9の一部が選択的に除去される。その後、マスク27は除去される。これにより、図12Cに示されるように、p型ウェル領域7の内方部10の表面とp型ウェル領域7の外側周縁部9の表面との間に段差部22が形成される。なお、p型ウェル領域7の外側周縁部9の一部を選択的に除去する工程は、半導体層2の表面に溝23を形成する工程であってもよい。
p型ウェル領域7は、前述のステップS3の工程において、半導体層2の表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルで形成される。したがって、段差部22の形成後、p型ウェル領域7の外側周縁部9の表面側のp型不純物濃度は、p型ウェル領域7の内方部10の表面側のp型不純物濃度よりも低い。これに加えて、p型ウェル領域7の内方部10は、表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。また、p型ウェル領域7の外側周縁部9は、表面から深さ方向に向かってp型不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している。したがって、p型ウェル領域7の外側周縁部9は、全体として、p型ウェル領域7の内方部10のp型不純物濃度よりも低いp型不純物濃度を有している。
次に、図12Dを参照して、半導体層2の表面に対して熱酸化処理が施される(ステップS5)。これにより、保護膜16から露出する半導体層2の表面が酸化されて、LOCOS膜11が形成される。この工程では、p型ウェル領域7の内方部10と段差部22とによって形成される角部24上のLOCOS膜11が厚化される。これにより、当該角部24上の部分に凸部25を有するLOCOS膜11が形成される。
さらにこの工程では、p型ウェル領域7が半導体層2の深さ方向および半導体層2の表面に平行な横方向にさらに拡散すると共に、LOCOS膜11がp型ウェル領域7の外側周縁部9からp型不純物を吸収しながら半導体層2の表面に形成される。これにより、p型ウェル領域7の外側周縁部9のp型不純物濃度が、段差部22およびLOCOS膜11によって低減される。その後、図12Eに示されるように、アクティブ領域4にp型不純物拡散領域6が形成される(ステップS6)。以上の工程を経て、半導体装置21が製造される。
<第3実施形態>
図13は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置31を示す平面図である。図14は、図13のXIV-XIV線に沿う縦断面図である。図15は、図13のXV-XV線に沿う縦断面図である。なお、図15は、説明便宜のため、その寸法が図14の寸法よりも拡大されて示されている。図13~図15において、前述の第1実施形態において述べた構成と同様の構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る半導体装置31は、アクティブ領域4に機能素子としてのIGBTが形成された半導体装置である。半導体装置31は、前述の半導体層2を含む。半導体層2の表面側には、前述のn-型半導体領域3が形成されており、半導体層2の裏面側には、p+型半導体領域32が形成されている。半導体層2の裏面には、p+型半導体領域32に電気的に接続されるコレクタメタル33が形成されている。
半導体層2は、前述のアクティブ領域4および外周領域5に加えて、当該外周領域5を取り囲むスクライブ領域34をさらに含む。スクライブ領域34は、半導体層2の各辺に沿う平面視四角環状に設定されている。半導体層2上には、スクライブ領域34を露出させるようにアクティブ領域4および外周領域5を被覆する表面保護膜35が選択的に形成されている。図13では、表面保護膜35にハッチングが付されている。表面保護膜35には、後述する表面電極としてのエミッタメタル36の一部をパッドとして露出させるパッド開口35aが形成されている。
図14および図15に示されるように、アクティブ領域4における半導体層2の表面部には、前述のp型不純物拡散領域6が形成されており、外周領域5における半導体層2の表面部には、前述のp型ウェル領域7が形成されている。p型不純物拡散領域6およびp型ウェル領域7はいずれも前述の第1実施形態と同様の態様で形成されている。以下では、図14を参照して外周領域5側の構成を説明した後、図15を参照してアクティブ領域4側の構成を説明する。
図14に示されるように、外周領域5における半導体層2の表面部には、p型ウェル領域7を取り囲むように複数個のp型FLR13が形成されている。p型FLR13は、本実施形態では、p型ウェル領域7に近い側から遠ざかる順に4個のp型FLR13A,13B,13C,13Dを含む。互いに隣り合うp型FLR13の間隔W1,W2,W3,W4(最も内側のp型FLR13についてはp型ウェル領域7との間隔)は、p型ウェル領域7に近い側から遠ざかる順に広くなっている。たとえば、間隔W1=15μm、間隔W2=17μm、間隔W3=19μmおよび間隔W4=23μm程度であってもよい。
また、外周領域5における半導体層2の表面部には、n+型チャネルストップ領域37が形成されている。n+型チャネルストップ領域37は、外周領域5から半導体層2の端面38に至るように形成されていてもよい。
前述のLOCOS膜11は、前述の第1実施形態と同様の態様で、p型ウェル領域7を選択的に被覆していると共に、外周領域5における半導体層2の表面を選択的に被覆している。LOCOS膜11は、p型FLR13を選択的に露出させるコンタクト孔39と、n+型チャネルストップ領域37を選択的に露出させる外周除去領域40とを有している。
外周領域5における半導体層2の表面上には、フィールドプレート41と、EQR(EQui-potential Ring:等電位ポテンシャルリング)電極42とが形成されている。
フィールドプレート41は、各p型FLR13A~13Dに一つずつ形成されている。各フィールドプレート41は、LOCOS膜11のコンタクト孔39内でp型FLR13A~13Dに接続されている。最も外側でp型FLR13Dに接続されたフィールドプレート41は、LOCOS膜11上において半導体層2の端面38側に引き出された引き出し部41aを有していてもよい。
EQR電極42は、LOCOS膜11の外周除去領域40内でn+型チャネルストップ領域37に接続されている。また、EQR電極42の内周縁と最も外側のフィールドプレート41の外周縁との距離L(絶縁距離)は、たとえば30μm以上60μm以下である。
図15に示されるように、アクティブ領域4における半導体層2の表面部に形成されたp型不純物拡散領域6は、本実施形態では、IGBTの一部を構成するp型ボディ領域でもある。アクティブ領域4における半導体層2の表面部には、複数のトレンチゲート構造43が形成されている。
複数のトレンチゲート構造43は、たとえば平面視において同一方向に沿って延びるストライプ状に形成されている。各トレンチゲート構造43は、半導体層2の表面を掘り下げて形成されたゲートトレンチ44に絶縁膜45を介して埋め込まれたゲート電極46を含む。各トレンチゲート構造43の側方には、半導体層2の表面側から裏面側に向けて、n+型のエミッタ領域47、p型不純物拡散領域6およびn-型半導体領域3が順に形成されている。
複数のトレンチゲート構造43の間において、p型不純物拡散領域6は、一方のトレンチゲート構造43と他方のトレンチゲート構造43とによって共有されている。n+型のエミッタ領域47とn-型半導体領域3とによって挟まれたp型不純物拡散領域6がIGBTのチャネルとなる。複数のトレンチゲート構造43の間におけるp型不純物拡散領域6の表面領域には、エミッタ領域47に挟まれるようにp+型のコンタクト領域48が形成されている。
アクティブ領域4における半導体層2の表面には、複数のトレンチゲート構造43を被覆するように、前述の表面絶縁膜12が形成されている。表面絶縁膜12には、エミッタ領域47の一部およびコンタクト領域48を露出させるコンタクト孔49が形成されている。表面絶縁膜12上には、エミッタメタル36が形成されている。エミッタメタル36は、コンタクト孔49内でエミッタ領域47およびコンタクト領域48に接続されている。
図14に示されるように、エミッタメタル36は、表面絶縁膜12上において、半導体層2の端面38側に引き出された引き出し部36aを有していてもよい。エミッタメタル36の引き出し部36aは、本実施形態では、表面絶縁膜12上からLOCOS膜11上に連続的に引き出されており、平面視においてアクティブ領域4を横切って外周領域5に至っている。エミッタメタル36は、LOCOS膜11を挟んでp型ウェル領域7の外側周縁部9に対向するように、LOCOS膜11上に引き出されている。前述の表面保護膜35は、エミッタメタル36の外周縁を被覆して内方部をパッドとして露出させるように、外周領域5における半導体層2の表面上に選択的に形成されている。
以上のように、本実施形態に係る半導体装置31によっても前述の第1実施形態で述べた効果と同様の効果を奏することができる。本実施形態では、4個のp型FLR13A~13Dが形成された例について説明したが、p型不純物濃度がp型ウェル領域7の内側周縁部8(内方部10)のp型不純物濃度よりも選択的に低くされた外側周縁部9によって耐圧を向上できるから、必要に応じて、p型FLR13A~13Dの個数を削減することもできる。p型FLR13A~13Dの個数を削減することによって、半導体層2の微細化を図ることが可能となる。
なお、本実施形態に係る半導体装置31に、前述の第2実施形態に係る構成、つまりp型ウェル領域7の内側周縁部8(内方部10)の表面とp型ウェル領域7の外側周縁部9の表面との間に段差部22(溝23)が導入された構成が採用されてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の各実施形態では、p型不純物拡散領域6とp型ウェル領域7とが別々に形成された例について説明したが、図16に示される構成が採用されてもよい。図16は、p型不純物拡散領域6およびp型ウェル領域7の他の形態を示す縦断面図である。図16において前述の第1実施形態において述べた構成と同様の構成については同一の参照符号を付して説明を省略する。
図16の形態では、p型不純物拡散領域6とp型ウェル領域7とが一体的に形成された構成とされている。つまり、図16の形態では、p型不純物拡散領域6の周縁部にp型ウェル領域7が終端構造として一体的に作り込まれた構成とされている。図16の形態では、機能素子が形成されるアクティブ領域4およびその外側の外周領域5を有し、n-型半導体領域3を含む半導体層2が形成されている。アクティブ領域4における半導体層2の表面部には、n-型半導体領域3との間でpn接合部を形成し、機能素子の一部または全部を構成するp型不純物拡散領域6が形成されている。
そして、p型不純物拡散領域6における外周領域5側に位置する周縁部51のp型不純物濃度が、p型不純物拡散領域6の内方部52のp型不純物濃度よりも選択的に低くされている。p型不純物拡散領域6の内方部52に対する周縁部51のp型不純物濃度は、第1実施形態において述べたp型ウェル領域7の内側周縁部8(内方部10)に対する外側周縁部9のp型不純物濃度と同様の態様とされている。このような構成によれば、p型不純物拡散領域6における外周領域5側に位置する周縁部51に対する電界集中の発生を抑制することができる。
また、前述の各実施形態では、FZ法により製造されたn-型のSi単結晶の半導体ウエハを用いて半導体層2が形成される例について説明した。しかし、半導体層2は、シリコンからなる半導体基板のシリコンをエピタキシャル成長させることによって形成されたn-型のエピタキシャル層を含んでいてもよい。半導体層2は、アクティブ領域4に形成される半導体素子(機能素子)の機能に応じて、n+型の半導体基板のシリコンをエピタキシャル成長させることによって形成されたn-型のエピタキシャル層を含んでいてもよいし、p+型の半導体基板のシリコンをエピタキシャル成長させることによって形成されたn-型のエピタキシャル層を含んでいてもよい。
また、前述の各実施形態では、p型ウェル領域7のp型不純物の一例としてホウ素(B)が採用された例について説明した。しかし、熱酸化処理工程(ステップS5)において、p型ウェル領域7からLOCOS膜11に吸収される不純物であればp型不純物として適切であり、ホウ素(B)に限定されることはない。
また、前述の第3実施形態では、機能素子としてIGBTがアクティブ領域4に形成された例について説明した。しかし、p+型半導体領域32の導電型を反転してn+型半導体領域とすることにより、機能素子としてのMISFETが、IGBTに代えてアクティブ領域4に形成された構成とすることもできる。この場合、エミッタメタル36がMISFETのソースメタルに対応し、エミッタ領域47がMISFETのソース領域に対応し、コレクタメタル33がMISFETのドレインメタルに対応する。
また、前述の各実施形態において、各半導体部分の導電型が反転された構成が採用されてもよい。つまり、p型の部分がn型とされ、n型の部分がp型とされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。この明細書および図面から抽出される構成を以下に示す。
項1:機能素子が形成されるアクティブ領域を有する第1導電型の半導体層と、前記半導体層の表面部に前記アクティブ領域に沿って形成され、前記アクティブ領域側に位置する内側周縁部およびその反対側に位置する外側周縁部を有する第2導電型半導体領域とを含み、前記半導体層における前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部が形成された部分が選択的に除去されることにより、前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の表面と前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部の表面との間に段差部が形成されている、半導体装置。
不純物は、半導体層の表面から深さ方向に向かって拡散するので、第2導電型半導体領域の表面側の不純物濃度は、第2導電型半導体領域の底部側の不純物濃度よりも高くなる。したがって、この構成によれば、半導体層における第2導電型半導体領域の外側周縁部が形成された部分が選択的に除去されることによって、第2導電型半導体領域の外側周縁部の不純物濃度が第2導電型半導体領域の内側周縁部の不純物濃度よりも低くされている。これにより、第2導電型半導体領域の外側周縁部に対する電界集中の発生を抑制できるから、耐圧を向上できる半導体装置を提供できる。
項2:前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の表面側の不純物濃度は、前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部の表面側の不純物濃度よりも低い、項1に記載の半導体装置。
項3:前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の底部は、前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部の底部と等しい深さ位置に形成されている、項1または2に記載の半導体装置。
項4:前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の底部は、前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部の底部と段差なく繋がっている、項3に記載の半導体装置。
項5:前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の表面の不純物濃度は、前記内側周縁部の深さ方向に見て、当該内側周縁部の表面から前記外側周縁部の表面までの距離と等しい深さ位置に位置する中間部分の不純物濃度よりも低い、項1~4のいずれか一項に記載の半導体装置。
項6:前記第2導電型半導体領域は、前記内側周縁部から前記外側周縁部に向かって不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している、項1~5のいずれか一項に記載の半導体装置。
項7:前記第2導電型半導体領域は、前記半導体層の表面から深さ方向に向かって不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している、項1~6のいずれか一項に記載の半導体装置。
項8:前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の表面および前記段差部の段差面を被覆する絶縁膜をさらに含む、項1~7のいずれか一項に記載の半導体装置。
項9:前記絶縁膜は、酸化膜である、項8に記載の半導体装置。
項10:前記第1導電型半導体領域は、n型半導体領域であり、前記第2導電型半導体領域は、p型半導体領域であり、前記第2導電型半導体領域は、p型不純物としてのホウ素を含む、項1~9のいずれか一項に記載の半導体装置。
項11:機能素子が形成されるアクティブ領域を有する第1導電型の半導体層を準備する工程と、前記外周領域における前記半導体層の表面部に前記アクティブ領域に沿って第2導電型不純物を選択的に導入することにより、前記アクティブ領域側に位置する内側周縁部および前記アクティブ領域とは反対側に位置する外側周縁部を有する第2導電型半導体領域を形成する工程と、前記半導体層における前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部が形成された部分を選択的に除去することにより、前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の表面と前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部の表面との間に段差部を形成する工程を含む、半導体装置の製造方法。
1,21,31…半導体装置、2…半導体層、3…n-型半導体領域(第1導電型半導体領域)、4…アクティブ領域、5…外周領域、6…p型不純物拡散領域(不純物拡散領域)、7…p型ウェル領域(第2導電型半導体領域)、8…p型ウェル領域の内側周縁部、9…p型ウェル領域の外側周縁部、11…LOCOS膜(酸化膜)、22…段差部

Claims (8)

  1. 機能素子が形成されるアクティブ領域を有する第1導電型の半導体層と、
    前記半導体層の表面部に前記アクティブ領域に沿って形成され、前記アクティブ領域側に位置する内側周縁部、前記アクティブ領域とは反対側に位置する外側周縁部並びに前記内側周縁部および前記外側周縁部の間の内方部を有する第2導電型半導体領域とを含み、
    前記外側周縁部の底部は前記内方部の底部とほぼ等しい深さ位置に形成されており、
    前記アクティブ領域における前記第1導電型の半導体層の表面部には第2導電型の不純物拡散領域が形成されており、
    前記第2導電型の不純物拡散領域の表面領域には、第1導電型のエミッタ領域に挟まれるように第2導電型のコンタクト領域が形成されており、
    前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部および前記内方部を避けて前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部を被覆するように前記半導体層の表面に形成された酸化膜を含み、
    前記酸化膜に被覆された前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の不純物濃度が、前記酸化膜から露出する前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部および前記内方部の不純物濃度よりも低くされている、半導体装置。
  2. 前記第2導電型半導体領域は、前記内側周縁部から前記外側周縁部に向かって不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2導電型半導体領域は、前記半導体層の表面から深さ方向に向かって不純物濃度が徐々に低下する濃度プロファイルを有している、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記酸化膜における前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部を被覆する部分は、前記第2導電型半導体領域を形成する第2導電型の不純物と同一の第2導電型の不純物を含む、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体層における前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部が形成された部分が選択的に除去されることにより、前記第2導電型半導体領域の前記外側周縁部の表面と前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部の表面との間に段差部が形成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第2導電型半導体領域の前記内側周縁部は、前記アクティブ領域における前記第2導電型の不純物拡散領域と接している、請求項1~5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記第2導電型半導体領域は、前記アクティブ領域を取り囲むように形成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 記第2導電型半導体領域は、p型半導体領域であり、
    前記第2導電型半導体領域は、p型不純物としてのホウ素を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の半導体装置。
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