JP7031841B2 - 農作業機 - Google Patents

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Description

本発明は農作業機に関する。特に、地面に合わせて上下に可動する農作業機に関する。
従来、農道や荒れ地の雑草を除去するための草刈り作業を行う農作業機として草刈り機が知られている。一般的に、草刈り機は、トラクタ等の走行機体によって作業部を牽引することにより草刈り作業を進めることができる。例えば、特許文献1は、草刈り作業を行う作業部が走行機体の側方に移動可能となっていて、走行機体の側方において草刈り作業を行うオフセットタイプの草刈り機を開示している。
特開2012-175906号公報
しかしながら、特許文献1に記載の草刈り機は、地面に対する追従性が低いため、草刈り高さが一定にならない、或いは、草の刈り残しが発生する可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、地面に対し追従性が高い農作業機を提供することにある。
本発明の一実施形態における農作業機は、走行機体の後部にオートヒッチを介して取り付けられる農作業機であって、オートヒッチが有する掛合部に掛合される可動部材を備える装着部と、走行機体から動力を受けて農作業を行う作業部と、装着部と作業部とを連結する連結部とを備え、装着部は第1の装着部材を有し、可動部材は前記第1の装着部材に連結され、第1の軸によって前記第1の装着部材に対して回動可能である。
本発明の一実施形態における農作業機は、第1の軸は可動部材が有する第1の孔部と、第1の装着部材が有する第2の孔部との両方に挿通されることで、可動部材と第1の装着部材とを回動可能に連結してもよい。
本発明の一実施形態における農作業機は、可動部材が有する孔部に第1の装着部材が有する突出部が挿入されることによって、または、第1の装着部材が有する孔部に可動部材が有する突出部が挿入されることによって、可動部材と第1の装着部材とが連結され、可動部材は突出部を回転軸として第1の装着部材に対して回動可能であってもよい。
本発明の一実施形態における農作業機が備える装着部は第2の装着部材を有し、第2の装着部材はオートヒッチに装着され、第2の軸によってオートヒッチに対して回動可能であってもよい。
本発明の一実施形態における農作業機は、作業部が走行機体の進行する方向に傾いた状態のとき、第1の軸の地面からの高さは、作業部が傾く前の状態の第1の軸の地面からの高さと比較して低くてもよい。
本発明の一実施形態における農作業機が有する可動部材は、上面視において走行機体の中心線上またはPTO軸の延長線上に配置されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る農作業機は、第1の装着部材に対する可動部材の回動を規制するための着脱可能な部材をさらに含んでいてもよい。
本発明の一実施形態における農作業機が有する可動部材は、掛合部が有する凹部に掛合されていてもよい。
本発明の一実施形態における農作業機は、可動部材が回動することによって、掛合部と第1の装着部材との間隙が変化してもよい。
上述した本発明の一実施形態における草刈り機は、地面に対し追従性を高くすることが可能である。
第1実施形態における草刈り機の構成を示す平面図である。 第1実施形態における草刈り機の通常時の作業状態を示す側面図である。 第1実施形態における草刈り機が有する可動部材の通常時の状態を示す側面図である。 第1実施形態における草刈り機が有する可動部材、装着部材、及びヒッチフレームを示す斜視図である。 第1実施形態における草刈り機の作業部が前傾したときの状態を示す側面図である。 第1実施形態における草刈り機の作業部が前傾したときの、可動部材の状態を示す側面図である。 第1実施形態における草刈り機の作業部が後傾したときの状態を示す側面図である。 第1実施形態における草刈り機の作業部が後傾したときの、可動部材の状態を示す側面図である。 第1実施形態における草刈り機の構成を示す平面図である。 第1実施形態における草刈り機の作業状態を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の農作業機の実施形態について説明する。本発明の一実施形態に係る農作業機は、例えば、草刈り機、残幹処理機、プラウ等が挙げられる。本明細書においては、草刈り機を例に、本発明の一実施形態を説明する。但し、本発明の農作業機は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、説明の便宜上、上方、下方、前方、後方、右方、左方といった方向を示す語句を用いるが、重力の働く方向が下方であり、その逆が上方である。また、走行機体の進行する方向が前方であり、その逆が後方である。さらに、前方に向かって、右側が右方であり、左側が左方である。例えば、図面では、Fとその矢印は上面視及び側面視において前、前方を表す。Bとその矢印は上面視及び側面視において後ろ、後方を表す。Rとその矢印は上面視において右、右方を表す。Lとその矢印は上面視において左、左方を表す。Uとその矢印は側面視において上、上方を表す。Dとその矢印は側面視において下、下方を表す。
〈第1実施形態〉
[草刈り機の構成]
以下、第1実施形態における草刈り機100の概略の構成について、図1~4を用いて説明する。図1は、第1実施形態における草刈り機100の構成を示す平面図である。図2は、第1実施形態における草刈り機100の構成を示す側面図である。図3は、第1実施形態における草刈り機100が有する可動部材70を示す側面図である。図4は、第1実施形態における草刈り機100が有する可動部材70、第1の装着部材76、及びヒッチフレーム11を示す斜視図である。
本実施形態における草刈り機100は、装着部10、作業部40、連結部90(図2~図3参照)を備えている。装着部10は可動部材70(図2~図4参照)を備えている。草刈り機100は、トラクタ等の走行機体200が備える三点リンク機構220に取り付けられているオートヒッチ250に対して装着部10により連結される。三点リンク機構220及びオートヒッチ250については後述する。また、詳細は後述するが、装着部10と作業部40とは、連結部90を介して連結される。これにより、走行機体200の走行に従って草刈り機100が牽引され、作業部40による草刈り作業が行われる。草刈り機100は、装着部10が可動部材70を備えることで、オートヒッチ250に対して、回動可能となり、作業部40が地面に対して追従することが可能となる。
装着部10は、可動部材70、第1の装着部材76、及び第2の装着部材78を備えている。オートヒッチ250は、第1の掛合部80及び第2の掛合部81を備えている。第1の掛合部80はオートヒッチ250の上部に設けられ、第2の掛合部81はオートヒッチ250の下部に設けられている。可動部材70に関しては、詳細は後述するが、可動部材70は軸74によって第1の装着部材76に連結されている。また、可動部材70は軸84によってオートヒッチ250に装着されている。軸74は、可動部材70が第1の装着部76に対して回動可能となるときの、回転軸となる。軸84は、可動部材70がオートヒッチ250に対して回動可能となるときの、回転軸となる。第2の装着部材78は軸82によって、第2の掛合部81に含まれる第2の凹部87に掛合されている。すなわち、第2の装着部材78は軸82によってオートヒッチ250に装着されている。軸82は、第2の装着部材78がオートヒッチ250に対して回動可能となるときの、回転軸となる。トラクタ等の走行機体200に草刈り機100を装着したとき、三点リンク機構220は、トラクタ等の走行機体200の2つの後方タイヤ210の間に位置する。また、オートヒッチ250は、三点リンク機構250と装着部10との間に位置する。三点リンク機構220は、通常、長さ調整が可能なトップリンク、左右一対の2本のリフトロッド及び左右一対の2本のロワーリンクで構成される。三点リンク機構220は、公知の機構であるため、詳細な説明は省略する。オートヒッチ250は、JIS規格(Japanese Industrial Standards規格)のJIS標準オートヒッチ、JIS特殊オートヒッチに相当する。オートヒッチ250も公知の機構であるため、詳細な説明は省略する。
図1に戻って説明を続ける。作業部40は、実際に草刈り作業を行う部位であり、作業ローター41、ローターカバー42、2枚の側板43及び刈刃駆動部44を有する。作業部40は、刈刃駆動部44が、動力伝達部30より伝達された動力を受けて作業ローター41を駆動することにより草刈り作業を行う。
作業ローター41は、側板43の間に配置された回転軸41a及び回転軸41aに複数設けられた刈刃41bを含む。回転軸41aは、走行機体200の進行方向に対して直交する水平方向に設けられる。作業ローター41は、回転軸41aを回転させて刈刃41bにより雑草等を刈り取る。刈刃41bは、例えば、所謂フレール爪を使用することができる。フレール爪を使用することで、草を刈るときの爪への衝撃を緩和することができるため、爪が摩耗することを抑制することができる。
ローターカバー42は、作業ローター41を覆って配置されるカバー部材である。ローターカバー42は、刈刃41bによって刈り取られた雑草、雑草に付着する土、作業面(地表面)に落ちている小石などの飛散を防止すると共に、刈り取られた雑草を再び刈刃41bに戻し、細かく破砕する効果を有する。
側板43は、ボールベアリング等を介して回転軸41aを回転可能に支持すると共に、ローターカバー42を支持する。本実施形態では、左方の側板43に対して刈刃駆動部44が設けられている。
刈刃駆動部44は、走行機体200から動力伝達部30を介して伝達された回転動力を、作業ローター41の回転軸41aに伝達する。
図2及び図3に示すように、連結部90は、オフセット機構部20(図1に図示)、動力伝達部30及び回動機構部50を備える。
連結部90は、走行機体200の幅方向である左右方向に延びるヒッチフレーム11を備える。ヒッチフレーム11は、装着部10が備える第1の装着部76及び第2の装着部を支持する。また、ヒッチフレーム11は、オフセット機構部20、動力伝達部30及び回動機構部50を支持する。ヒッチフレーム11に対して装着部10が連結可能に構成されている。ヒッチフレーム11の中央下部にはギヤボックス(図示せず)が設けられ、このギヤボックスに走行機体200から動力を受ける入力軸(図示せず)が設けられている。入力軸は、走行機体200に設けられたPTO軸230からユニバーサルジョイント(図示せず)を介して動力が伝達される構成となっている。さらに、入力軸と、ギヤボックスとを介して、動力が動力伝達部30に伝達される構成となっている。
オフセット機構部20は、作業部40のオフセット移動を行うための機構である。具体的には、オフセット機構部20は、作業部40を、走行機体200の進行方向に対して側方にオフセットした位置に移動させることができる。本実施形態のオフセット機構部20は、オフセットフレーム21、リンクロッド22、支持フレーム23及び伸縮部材24(図1に図示)を有する。
オフセットフレーム21は、中空状部材で構成される長尺のフレームであり、動力伝達部30の下方に配置される。オフセットフレーム21の一端は、ヒッチフレーム11に対して水平面上で回動可能に連結され、他端は、支持フレーム23に連結される。
リンクロッド22は、筒状部材で構成される長尺の部材であり、オフセットフレーム21と同程度の長さを有する。リンクロッド22の一端は、ヒッチフレーム11に対して水平面上で回動可能に連結され、他端は、支持フレーム23に連結される。なお、ヒッチフレーム11上におけるオフセットフレーム21とリンクロッド22の連結位置は、異なる位置となっている。
支持フレーム23は、筒状部材で構成される短尺の部材であり、オフセットフレーム21とリンクロッド22とを相互に連結する部材である。支持フレーム23に対し、オフセットフレーム21及びリンクロッド22は、共に回動可能に連結される。また、支持フレーム23は、ヒッチフレーム11に対して略平行に配置される。
以上の構成により、ヒッチフレーム11、オフセットフレーム21、リンクロッド22及び支持フレーム23は、それぞれを各辺とする平行四辺形のリンク機構を構成する。このリンク機構により、オフセット機構部20は、作業部40をオフセット移動させることができる。
伸縮部材24(図1に図示)は、オフセット機構部20の動力源(アクチュエータ)であり、例えば電動シリンダ、油圧シリンダ等で構成される。伸縮部材24の一端は、ヒッチフレーム11に連結され、他端は、オフセットフレーム21の後方側(例えば、支持フレーム23との連結部分の付近)に連結される。伸縮部材24の伸縮により、オフセット機構部20が駆動され、作業部40のオフセット量(オフセット方向への移動量)を制御することができる。
動力伝達部30は、装着部10の入力軸(図示せず)で受けた走行機体200からの動力を、作業部40側に伝達するための機構である。また、動力伝達部30は、オフセットフレーム21の上部に装着された支持部材(図示せず)の上に配置され、オフセットフレーム21と共に移動する。すなわち、本実施形態では、動力伝達部30が、オフセット機構部20の一部を構成しているとも言える。なお、本実施形態の草刈り機100は、動力伝達部30として、従来のユニバーサルジョイントではなく、チェーン駆動機構としている。
回動機構部50は、走行機体200の進行方向を軸としたとき、その軸を中心として作業部40を回動させるための機構である。動力伝達部30から出力された動力は、第1伝達軸51、回動機構部50及び第2伝達軸52を介して刈刃駆動部44へと伝達される。
図4を用いて、第1の装着部材76、及び可動部材70を詳細に説明する。第1の装着部材76は、L側の部材92と、R側の部材94とを有する。また、第1の装着部材76は、L側の部材92とR側の部材94とを接続している板状の部材96を有する。例えば、板状の部材96は、L側の部材92及びR側の部材94に接着されていてもよいし、固着されていてもよいし、溶着されていてもよいし、溶接されていてもよい。L側の部材92は第1の貫通孔62、及び第3の貫通孔65を有する。R側の部材94は第2の貫通孔66、及び第4の貫通孔69を有する。第1の装着部材76及び第2の装着部材78とは、ヒッチフレーム11に連結される。可動部材70は、L側の部材93と、R側の部材95とを有する。また、可動部材70は、L側の部材93とR側の部材95とを接続している板状の部材97、及び筒状の部材98を有する。L側の部材93は第1の貫通孔60、及び第3の貫通孔63を有する。R側の部材95は第2の貫通孔64、第4の貫通孔67を有する。筒状の部材98は、可動部材70のL側の部材93とR側の部材95との間に、両者を接続するように配置される。このとき、筒状の部材98は、その中心線(軸芯)と第1の貫通孔60及び第2の貫通孔64それぞれの中心線とが略一致するように配置される。筒状の部材98の筒の内径の大きさは、第1の貫通孔60及び第2の貫通孔64の径の大きさ以上であるため、第1の貫通孔60及び第2の貫通孔64は、筒状の部材98を介して連通する。なお、板状の部材97、及び筒状の部材98は、L側の部材93とR側の部材95に接着されていてもよいし、固着されていてもよいし、溶着されていてもよいし、溶接されていてもよい。板状の部材97、及び筒状の部材98によって、可動部材70のL側の部材93とR側の部材95との距離を一定に保つことができる。
図2及び図3に戻って説明を続ける。可動部材70は、第1の装着部材76に連結されている。可動部材70は、軸74によって第1の装着部材76に対して回動可能である。軸74は、第1の装着部材76のL側の部材92が有する第1の貫通孔62と、可動部材70のL側の部材93が有する第1の貫通孔60と、可動部材70のR側の部材95が有する第2の貫通孔64と、第1の装着部材76のR側の部材94が有する第2の貫通孔66と、を貫通している。可動部材70は、第1の装着部材76のL側の部材92とR側の部材94との間に収まるようになっている。軸84は、第1の掛合部80に含まれる第1の凹部86に掛合されている。軸74は、可動部材70と第1の装着部材76とを連結し、可動部材70が第1の装着部材76に対して回動することを可能としている。また、可動部材70が第1の装着部材76に対して回動可能となるとき、草刈り機100は地面の起伏に対して追従可能となる。なお、軸74の地面からの高さは、軸84の地面からの高さよりも高い。
本発明の一実施形態においては、軸74は、ボルトとナットから構成される。ボルトは第1の装着部材76のL側の部材92が有する第1の貫通孔62と、可動部材70のL側の部材93が有する第1の貫通孔60と、可動部材70のR側の部材95が有する第2の貫通孔64と、第1の装着部材76のR側の部材94が有する第2の貫通孔66と、を貫通する。そして、貫通して突出されたボルトの一端をナットで固定している例を示している。
しかし、本発明は、この例に限定されない。例えば、可動部材70が有する孔部に、第1の装着部材76が有する突出部が挿入されていてもよい。第1の装着部材76が有する突出部によって、第1の装着部材76と可動部材70とが連結され、可動部材70が第1の装着部材76に対して回動することを可能としている。すなわち、突出部が軸74の役割を担い、回転軸となる。なお、当該孔部は貫通孔であってもよいし、有底孔であってもよい。また、例えば、第1の装着部材76が有する孔部に、可動部材70が有する突出部が挿入されていてもよい。可動部材70が有する突出部によって、可動部材70と第1の装着部材76とが連結され、可動部材70が第1の装着部材76に対して回動することを可能としている。すなわち、突出部が軸74の役割を担い、回転軸となる。なお、当該孔部は貫通孔であってもよいし、有底孔であってもよい。
さらに、例えば、一つのボルトを、第1の装着部材76のL側の部材92が有する第1の孔部62と、可動部材70のL側の部材93が有する第1の孔部60とに挿通し、挿通して突出されたボルトの一端を一つのナットで固定し、もう一つのボルトを、第1の装着部材76のR側の部材94が有する第2の孔部66と、可動部材70のR側の部材95が有する第2の孔部64とに挿通し、挿通して突出されたボルトの一端をもう一つのナットで固定することで、筒状の部材98を有さない可動部材70が第1の装着部材76に対して回動可能なように固定されてもよい。このとき、当該二つのボルトのそれぞれが軸74の役割を担い、当該二つのボルトの中心を結ぶ軸が、回転軸となる。
草刈り機100が作業をするとき、可動部材70は軸74によって装着部10が備える第1の装着部材76に対して回動可能である。また、可動部材70は軸84によって、オートヒッチ250が備える第1の掛合部80に対して摺動可能である。さらに、装着部10が備える第2の装着部材78は軸82によってオートヒッチ250に対して回動可能であり、第2の装着部材78は軸82によって、オートヒッチ250が備える第2の掛合部81に対して摺動可能である。このようにして、装着部10とオートヒッチ250との間隙が変化し、草刈り機100は地面の起伏に対して、追従しやすくなる。また、草刈り高さを揃えることができる。
また、図1に示されるように、本実施形態における草刈り機100は、可動部材70が、走行機体200の中心軸またはPTO軸230の延長線上に配置されている。本実施形態における草刈り機100は、連結部90に含まれるオフセット機構部20の一方の端、及び動力伝達部30のチェーン機構部分の一方の端が、ヒッチフレーム11の上部の中央付近から伸びている。ヒッチフレーム11の上部の中央付近は、図1に示すような上面視において、走行機体200の中心軸またはPTO軸230の延長線上に近い。草刈り機100が作業しているとき、地面の凸凹の影響を最も受けないのは、ヒッチフレーム11の上部の中央付近であり、走行機体200の中心軸またはPTO軸230の延長線上に配置されている部材である。したがって、図1に示すように、可動部材70が、走行機体200の中心軸またはPTO軸230の延長線上に配置されることで、当該延長線上に配置されていない場合と比較して、草刈り機100の地面の起伏の影響を緩和することが可能である。
以上のような構成とすることで、本発明の一実施形態に係る草刈り機100は、ハンドルや、刈高設定レバーのような、いわゆる、ポジションレバーと呼ばれる部材を用いることなく、草刈り高さを調整することができる。また、本発明の一実施形態に係る草刈り機100は、地面に対する追従性が向上する。
[草刈り機の動作]
第1実施形態における草刈り機100の作業部40が作業する状態について説明する。図5は第1実施形態における草刈り機100の作業部40が前傾したとき、すなわち、草刈り機100の作業部40が地面の傾斜を下っている状態を示す側面図である。図6は第1実施形態における草刈り機100の作業部40が地面の傾斜を下っているときの、可動部材70の状態を示す側面図である。図7は第1実施形態における草刈り機100の作業部40が後傾したとき、すなわち、草刈り機100の作業部40が地面の傾斜を上っている状態を示す側面図である。図8は第1実施形態における草刈り機100の作業部40が地面の傾斜を上っているときの、可動部材70の状態を示す側面図である。
図2及び図3は、草刈り機100が「通常時」の状態を示している。本明細書においては、「通常時」とは、作業部40が、水平状態、非作業状態、または凸凹が少ない地面における作業状態、または略平坦な地面における作業状態のことを指す。通常時において、可動部材70が備えている板状の部材97と、第1の装着部材76が備えている板状の部材96との隙間をあらかじめ広げておくことで、草刈り機100が作業するときに前傾することも、後傾することも可能となる。すなわち、草刈り機100が傾斜を下るときも、傾斜を上るときも、作業部40が地面に追従することが可能となる。
草刈り作業時に、草刈り機100が地面の凸部や段差を上っているとき、作業部40及び連結部90などが走行機体200の進行方向に対して後ろの方に傾いている(後傾している)。草刈り機100が後傾しすぎたとき、凹部86に掛合されている軸84が外れることを防止するため、可動部材70が有する板状の部材97と、第1の装着部材76が有する板状の部材96とが接触するように構成されている。すなわち、可動部材70が有する板状の部材97と、第1の装着部材76が有する板状の部材96とは、草刈り機100が後傾しすぎることを防止するストッパの役割を有している。
図5及び図6に示されるように、草刈り作業時に、草刈り機100の作業部40が地面の傾斜を下っているとき、作業部40及び装着部10などが走行機体200の進行方向に対して前の方に傾いている(前傾している)。すなわち、第1の装着部材76が前に傾くことによって、可動部材70は軸74によって第1の装着部材76に対して回動可能となる。また、可動部材70は軸84によって掛合部80に対して摺動可能となる。さらに、装着部10が備える第2の装着部材78は軸82を支点としてオートヒッチ250に対して回動可能となる。そして、可動部材70が有する第3の貫通孔63及び第4の貫通孔67の地面からの高さが、第1の装着部材76が有する第3の貫通孔65及び第4の貫通孔69の地面からの高さよりも、高くなる。また、作業部40及び装着部10などが走行機体200の進行方向に対して前の方に傾いている状態の軸74の高さは、作業部40及び装着部10などが走行機体200の進行方向に対して傾いていない状態の軸74の高さよりも低い。すなわち、走行機体200が作業しているとき、可動部材70の軸74の位置が変化することで、作業部40が地面に追従し、草刈り高さを揃えることができる。また、草刈りの刈り残しを防ぐことができる。
また、草刈り作業時に、草刈り機100が地面の凸部や段差を下っているときは、装着部10が前に傾いていることから、第1の掛合部80が第1の装着部材76に近づき、第1の掛合部80と第1の装着部材76との間隙が狭くなっている。装着部10が前傾することにより、草刈り機100は、地面に追従して草を刈ることが可能である。また、地面に追従して草を刈ることができることから、草刈りの高さもそろえることができる。例えば、通常よりも刈取り高さを低くしたい場合(刈取り部分の長さを長くしたい場合)、草刈り機100を、水平状態から前傾した状態に調整することで、草刈り機100の草刈り高さを容易に調整することができる。
草刈り機の動作において、例えば、これから作業をしようとする場所が、あらかじめ凹凸があるとわかっている場合、草刈り機100を、水平状態から少し前傾している状態に調整する。こうすることで、可動部材70が有する板状の部材97と、第1の装着部材76が有する板状の部材96との間に隙間を作ることができるため、草刈り機100が後傾しやすくなる。
本発明の一実施形態に係る草刈り機100が作業をしているとき、例えば、三点リンク機構220が有するロワーリンクの第4の軸240の高さを調整することでも、作業部40の高さを調整することができる。すなわち、ロワーリンクの第4の軸240を支点にして、作業機40の高さを調整することで、地面に追従して草を刈ることが可能である。
本発明の一実施形態に係る草刈り機は、以上のような構成を有することで、草刈り機100が前傾していても、後傾していても、地面に追従して草を刈ることが可能である。また、草刈りの高さもそろえることができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係る草刈り機は、水平状態から状態を調整するという簡単な調整で、地面の凹凸に追従することができる。また、本発明の一実施形態に係る草刈り機は、水平状態から状態を調整するという簡単な調整で、刈取り高さを調整し、草刈りの刈り残しを防ぐことができる。
図9及び図10には、草刈り機100が、凸凹がほぼない地面で作業を行うときの状態、あるいは、非作業時の状態を示す。
草刈り機100において、着脱可能なピン72を、可動部材70のL側の部材が有する第3の貫通孔63とR側の部材が有する第4の貫通孔67と、第1の装着部材76が有する第3の貫通孔65と第4の貫通孔69とに貫通させ、装着する。
着脱可能なピン72を用いることで、第1の装着部材76に対する可動部材70の回動を規制することができる。したがって、草刈り機100が、凸凹がほぼない地面において作業をするときに、草刈りの刈高さを一定にすることができる。また、草刈り機100が非作業状態のとき、例えば、作業を終えた草刈り機100をトラックで運搬するとき、着脱可能なピン72を用いることで、可動部材の回動を停めることができ、可動部材の摩耗や損傷を防ぐことができる。すなわち、可動部材70が回動することを防止するため、着脱可能なピン72により、可動部材70を第1の装着部材76に固定してもよい。なお、着脱可能なピン72は無くてもよい。また、着脱可能なピン72は必須の構成要件ではなく、可動部材70は第3の貫通孔63及び第4の貫通孔67、第1の装着部材76は第3の貫通孔65及び第4の貫通孔69を有していなくてもよい。
以上、本発明について図面を参照しながら説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10…装着部、11…ヒッチフレーム、20…オフセット機構部、21…オフセットフレーム、22…リンクロッド、23…支持フレーム、24…伸縮部材、30…動力伝達部、40…作業部、41…作業ローター、41a…回転軸、41b…刈刃、42…ローターカバー、43…側板、44…刈刃駆動部、50…回動機構部、60、62…第1の貫通孔、64、66…第2の貫通孔、63、65…第3の貫通孔、67、69…第4の貫通孔、70…可動部材、72…着脱可能なピン、74…軸(第1の軸)、76…第1の装着部材、78…第2の装着部材、80…掛合部、82…軸(第2の軸)、84…軸(第3の軸)、86…凹部、90…連結部、92、93…L側の部材、94、95…R側の部材、96、97…板状の部材、98…筒状の部材、100…草刈り機、200…走行機体、210…後方タイヤ、220…三点リンク機構、230…PTO軸、240…軸(第4の軸)、250…オートヒッチ

Claims (8)

  1. 走行機体の後部にオートヒッチを介して取り付けられる農作業機であって、
    前記オートヒッチが有する掛合部に掛合される装着部と、
    前記走行機体から動力を受けて農作業を行う作業部と、
    前記装着部と前記作業部とを連結する連結部と、
    を備え、
    前記装着部は、第1の装着部材と、第1の軸及び第3の軸を含む可動部材とを有し、
    前記装着部が前記オートヒッチに掛合された作業状態において、前記可動部材は、前記第3の軸によって前記掛合部に対して掛合され、前記第1の軸によって前記第1の装着部材に対して回動可能に連結され
    前記作業状態において、
    前記第3の軸の地面からの高さは前記第1の軸の地面からの高さよりも低く、
    前記可動部材は前記第1の軸を回転軸として時計回り及び反時計回りの両方に回動可能である、
    農作業機。
  2. 前記装着部は、第2の装着部材を有し、
    前記装着部が前記オートヒッチに掛合された前記作業状態において、前記第2の装着部材は、第2の軸によって前記オートヒッチに対して回動可能であり、前記第1の軸は、前記第2の軸に対して移動可能である、請求項1に記載の農作業機。
  3. 前記第1の軸は、前記可動部材が有する第1の孔部と、前記第1の装着部材が有する第2の孔部との両方に挿通されることで、前記可動部材と前記第1の装着部材とを回動可能に連結する請求項1又は請求項に記載の農作業機。
  4. 前記可動部材が有する孔部に、前記第1の装着部材が有する突出部が挿入されることによって、または、前記第1の装着部材が有する孔部に、前記可動部材が有する突出部が挿入されることによって、前記可動部材と前記第1の装着部材とが連結され、
    前記可動部材は、前記第1の装着部が有する突出部、または、前記可動部材が有する突出部を回転軸として、前記第1の装着部材に対して回動可能である、請求項1又は請求項に記載の農作業機。
  5. 前記作業部が前記走行機体の進行する方向に傾いた状態のとき、前記第1の軸の地面からの高さは、前記作業部が傾く前の状態の前記第1の軸の地面からの高さと比較して低い、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の農作業機。
  6. 前記可動部材は、上面視において前記走行機体の中心線上またはPTO軸の延長線上に配置されている、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の農作業機。
  7. 前記第1の装着部材に対する前記可動部材の回動を規制するための着脱可能な部材をさらに含む、
    請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の農作業機。
  8. 前記可動部材は前記掛合部が有する凹部に掛合される、
    請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の農作業機。
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