JP7025246B2 - バッテリモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリモジュールに関する。より詳しくは、電池と、この電池を加熱するヒータと、この電池を冷却する冷却部と、を備えるバッテリモジュールに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等の電動車両は、バッテリモジュールから供給される電力を用いてモータを駆動することによって走行する。バッテリモジュールは、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の充放電が可能な単電池を複数積層して構成される組み電池と、この組電池を収容する箱状の筐体と、を備える。
またバッテリモジュールには、筐体内の組電池を充放電に適した温度範囲に制御するため、組電池を加熱する加熱装置や組電池を冷却する冷却装置が設けられる。
例えば特許文献1には、複数の電池と、これら電池を収容する筐体と、筐体内に設けられ電池を加熱するための熱を発する加熱部と、筐体に形成された吸気口から筐体内に電池を冷却するための空気を供給するブロアファンと、を備える空冷式のバッテリモジュールが示されている。特許文献1の発明では、ブロアファンによる冷却時に、電池の近傍に設けられた加熱部が空気の流れの妨げにならないようにするため、加熱部を電池からやや離れた位置に設けている。また特許文献1の発明では、加熱部に温度上昇により形状が変化するバイメタルを用いることにより、加熱部を発熱させて電池を加温する際には、この加熱部を電池に接近させる。特許文献1の発明によれば、電池の加温時には加熱部を電池に接近させることにより、加熱部によって電池を効率的に加温しつつ、冷却時には加熱部が冷却の妨げとなるのを防止できる。
特開2012-79441号公報
しかしながら特許文献1の発明では、バイメタルの形状が変化するまで加熱部を発熱する必要があり、加熱部を電池に接近させ、加熱部を加熱するまでに時間がかかってしまう。また特許文献1の発明では、外気の温度が低下し、ひいては筐体自体の温度が低下すると、その内部に設けられた電池の温度も低下してしまう。このため加熱部による加温が要求される低温時には、外気によって冷やされた筐体によって加熱部による電池の加温が妨げられてしまうおそれがある。
本発明は、電池を効率的に加温又は冷却できるバッテリモジュールを提供することを目的とする。
(1)本発明に係るバッテリモジュール(例えば、後述のバッテリモジュール1)は、電池(例えば、後述の組電池2)と、前記電池を収容しかつ冷媒によって冷却される筐体(例えば、後述のヒートシンク7)と、前記筐体に設けられたヒータ(例えば、後述の電気ヒータ3)と、前記筐体の一部又は当該筐体に接する部材である冷却部(例えば、後述の冷却面76)と、を備えるものであって、前記電池と前記冷却部との間に設けられた熱伝導部材(例えば、後述の熱伝導部材5)と、前記電池の温度に応じて状態が変化する状態変化部材(例えば、後述のバイメタル62)を備え、当該状態変化部材の状態に応じて、前記熱伝導部材が前記冷却部及び前記電池に接近した伝熱状態と、前記熱伝導部材が前記冷却部及び前記電池の少なくとも何れかから離隔した非伝熱状態とで切り替える切替装置(例えば、後述のバイメタルサーモスタット6)と、を備えることを特徴とする。
(2)この場合、前記電池と前記筐体のうち前記電池が設置される設置部との間に設けられ、前記熱伝導部材よりも熱伝導率が低い断熱部材(例えば、後述の断熱部材4)をさらに備えることが好ましい。
(3)この場合、前記バッテリモジュールは、前記筐体の内部に設けられたヒータをさらに備え、前記ヒータは、前記冷却部よりも前記電池に近い位置に設けられていることが好ましい。
(4)前記状態変化部材は、前記電池に接する部材(例えば、後述の熱伝導部材5)又は前記電池に接することが好ましい。
(5)この場合、前記筐体は、内部に冷媒である冷却水(例えば、後述の冷却水75a)が通流する冷却水流路(例えば、後述の冷却水流路75)が形成された冷却壁部(例えば、後述の左側壁部73)を備え、前記冷却部は、前記冷却壁部のうち前記冷却水流路が形成されている部分の前記電池側の面であることが好ましい。
(6)この場合、前記熱伝導部材は、前記電池と接する接触部(例えば、後述の固定部51)と前記冷却部と対向する対向部(例えば、後述の可動部52)とを有し、前記状態変化部材は、前記熱伝導部材の温度に応じて第1形状又は第2形状に変形するバイメタル(例えば、後述のバイメタル62)であり、前記切替装置は、前記バイメタルと、当該バイメタルの形状の変化に応じて進退するプランジャ(例えば、後述のプランジャ63)と、を備えるバイメタルサーモスタットであり、前記切替装置は、前記バイメタルの形状が前記第1形状である場合には、前記対向部を前記冷却部から離隔させることによって前記熱伝導部材を前記非伝熱状態にし、前記バイメタルの形状が前記第2形状である場合には、前記対向部を前記冷却部に接近させることによって前記熱伝導部材を前記伝熱状態にすることが好ましい。
(7)この場合、前記バイメタルは、第1設定温度を上回ると前記第1形状から前記第2形状に変形し、前記第1設定温度より低い第2設定温度を下回ると前記第2形状から前記第1形状に変形し、前記第1設定温度は、充放電中における前記電池の適温範囲の上限近傍に設定され、前記第2設定温度は、前記適温範囲の下限近傍に設定されることが好ましい。
(1)本発明のバッテリモジュールは、冷媒によって冷却される筐体と、この筐体に収容された電池と筐体の一部又は筐体に接する部材である冷却部との間に設けられた熱伝導部材と、電池の温度に応じて状態が変化する状態変化部材を備え、この状態変化部材の状態に応じて、熱伝導部材を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替える切替装置と、を備える。ここで伝熱状態では、熱伝導部材は冷却部及び電池に接近した状態になる。従って本発明では、電池の冷却が要求される高温時には、熱伝導部材は切替装置により伝熱状態に切り替えられるため、電池の熱は熱伝導部材を介して冷却部に放熱されるので、電池を効率的に冷却できる。
一方、非伝熱状態では、熱伝導部材は冷却部及び電池の少なくとも何れかから離隔する。従って本発明では、電池の加温が要求される低温時には、熱伝導部材は切替装置により非伝熱状態に切り替えられるため、電池から冷却部への熱伝導部材を介した熱の伝導経路が遮断される。以上のように本発明では、熱伝導部材を介した熱の伝導経路が遮断されるため、電池の加温が要求される低温時には、ヒータを用いることによって電池を効率的に加温できる。
(2)本発明のバッテリモジュールでは、冷媒によって冷却される筐体のうち電池が設置される設置部と電池との間には、熱伝導部材よりも熱伝導率が低い断熱部材が設けられる。これにより、電池の加温が要求される低温時には、上記のように切替装置により電池から冷却部への熱伝導部材を介した熱の伝熱経路が遮断され、さらにこの断熱部材により電池から筐体への設置部を介した熱の伝導経路も遮断される。このように本発明では、熱伝導部材を介した熱の伝導経路と電池の設置部を介した熱の伝導経路との両方が遮断されるため、電池の加温が要求される低温時には、ヒータを用いることによって電池を効率的に加温できる。
(3)本発明のバッテリモジュールでは、ヒータを、冷却部よりも電池に近い位置に設ける。すなわち本発明では、電池をヒータで直接加温する。よって本発明によれば、熱伝導部材が伝熱状態であるか非伝熱状態であるかに関わらず、ヒータで電池を加温することができる。
(4)本発明のバッテリモジュールでは、電池に接する部材又は電池に接する状態変化部材の状態に応じて伝熱状態と非伝熱状態とを切り替える。これにより本発明では、電池の温度に応じて状態変化部材の状態を変化させることができるので、電池の温度が好ましい範囲に収まるように、熱伝導部材を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替えることができる。
(5)本発明のバッテリモジュールでは、筐体に、その内部に冷却水が通流する冷却水流路が形成された冷却壁部を設け、この冷却壁部のうち冷却水流路が形成されている部分の電池側の面を冷却部とする。このため、筐体の内部に冷却水の配管や冷却部を設ける必要がない。したがって本発明によれば、筐体の容積を小さくしながら、電池を効率的に加温又は冷却できる。
(6)本発明のバッテリモジュールでは、熱伝導部材として、電池と接する接触部と冷却部と対向する対向部とを有するものを用い、状態変化部材として、熱伝導部材の温度に応じて第1形状又は第2形状に変形するバイメタルを用い、切替装置として、このバイメタルと、バイメタルの変形に応じて進退するプランジャと、を備えるバイメタルサーモスタットを用いる。またこの切替装置は、バイメタルの形状が第1形状である場合には、対向部を冷却部から離隔させることで熱伝導部材を非伝熱状態にし、バイメタルの形状が第2形状である場合には、対向部を冷却部に接近させることで熱伝導部材を伝熱状態にする。これにより本発明によれば、電池の温度に応じたレベルの検出信号を発生する温度センサや、この温度センサの検出信号に基づいて熱伝導部材を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替える電磁アクチュエータ及びその制御装置等を用いずに、適切なタイミングで熱伝導部材を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替えることができる。
(7)本発明のバッテリモジュールでは、バイメタルとして、第1設定温度を上回ると第1形状から第2形状に変形することで対向部を冷却部に接近させ、第2設定温度を下回ると第2形状から第1形状に変形することで対向部を冷却部から離隔させるものを用い、第1設定温度は、充放電中における電池の適温範囲の上限近傍に設定し、第2設定温度は、適温範囲の下限近傍に設定する。したがって本発明によれば、電池及びこれと接する熱伝導部材の温度が、電池の適温範囲の上限近傍の第1設定温度を上回ると対向部が冷却部に接近するので、電池は冷却部によって冷却され、その温度が低下に転じる。その後電池及び熱伝導部材の温度が適温範囲の下限近傍の第2設定温度を下回ると対向部が冷却部から離隔するので、電池の昇温が促進され、その温度が上昇に転じる。よって本発明によれば、上記のように温度センサ、電磁アクチュエータ、及びその制御装置を用いずに、電池の温度を適温範囲内に維持できる。
本発明の一実施形態に係るバッテリモジュールの構成を示す図である。 本実施形態に係るバッテリモジュールの構成を示す図である。 本実施形態に係るバッテリモジュールの作動例を示す図である。 変形例のバッテリモジュールの作動例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係るバッテリモジュール1の構成を示す図である。バッテリモジュール1は、これを電源としてモータを駆動し走行する図示しない電動車両に搭載される。なお図1は、後述の熱伝導部材5が伝熱状態である場合を示し、図2は、熱伝導部材が非伝熱状態である場合を示す。
バッテリモジュール1は、複数の単電池セルを積層して構成される立方体状の組電池2と、組電池2を加温する機能を有する電気ヒータ3と、断熱部材4と、熱伝導部材5と、組電池2の温度に応じて状態が変化するバイメタル62を有するバイメタルサーモスタット6と、これら組電池2、電気ヒータ3、断熱部材4、熱伝導部材5、及びバイメタルサーモスタット6を収容する筐体としてのヒートシンク7と、を備える。なお図1には、バッテリモジュール1の一部を組電池2の積層方向に対し垂直な断面に沿って破断した図を示す。
ヒートシンク7は、組電池2よりもやや大きな略立方体状の槽体であり、少なくともその一部は冷却水75aによって冷却される。ヒートシンク7は、組電池2が設置される底板72と、組電池2の左右両側部に立設された板状の左側壁部73及び右側壁部74と、図示しない蓋部と、を備える。これら底板72、左側壁部73、及び右側壁部74は、例えばアルミニウム等の金属が用いられる。
左側壁部73の内部には、冷却水流路75が形成されている。この冷却水流路75には、図示しない冷却システムによって冷却及び圧送された冷却水75aが通流する。このため、左側壁部73のうち冷却水流路75が張り巡らされた部分の組電池2側の内壁面は、冷却水75aによって冷却される冷却面76となっている。また左側壁部73のうち冷却水流路75から離れた部分の内壁面は、冷却面76よりも冷却水75aによる冷却効果が小さい非冷却面77となっている。なお右側壁部74の内部には、左側壁部73と異なり冷却水流路は形成されていない。このため、右側壁部74は、左側壁部73よりも高い温度で維持される。
断熱部材4は、シート状であり、組電池2及び熱伝導部材5が設置される底板72に敷かれている。すなわち、組電池2及び熱伝導部材5とヒートシンク7の底板72との間には、断熱部材4が設けられている。断熱部材4は、ヒートシンク7や後述の熱伝導部材5よりも熱伝導率が低い材料、より具体的には、ウレタンやセルロース等の樹脂製の断熱材やグラスウールやロックウール等の難燃性の断熱材等、既知の材料が用いられる。
組電池2は、ヒートシンク7内のうち、左側壁部73よりも右側壁部74に近い位置において、断熱部材4を介して底板72の上に設置されている。
電気ヒータ3は、板状であり、組電池2の右側面と右側壁部74との間に設けられている。電気ヒータ3は、図示しない補機バッテリと接続されており、この補機バッテリから供給されるヒータ電流が流れると発熱し、その発熱面31と対向する組電池2を加温する。図1に示すように、電気ヒータ3の発熱面31は、左側壁部73に形成された冷却面76よりも組電池2に近い位置に設けられている。したがってバッテリモジュール1は、電気ヒータ3の発熱面で発生する熱で組電池2及びその周囲の空気を加温し、組電池2を直接的に加温する直接加温式となっている。なおこの電気ヒータ3には、その温度が高くなるほど内部抵抗が大きくなり、ヒータ電流が流れにくくなる特性を有する所謂PTCヒータが好ましく用いられる。
熱伝導部材5は、断熱部材4よりも熱伝導率の高い材料によって形成されており、組電池2と左側壁部73の一部である冷却面76との間で熱伝達を可能とする部材である。熱伝導部材5は、板状であり、断面視ではU字状に曲げられた状態で、ヒートシンク7内のうち組電池2の左側部と左側壁部73との間に設けられている。
熱伝導部材5は、組電池2の左側面においてその積層方向に沿って延びる板状の固定部51と、左側壁部73において冷却面76に沿って延びる板状の可動部52と、これら固定部51と可動部52とを接続する接続部53と、を備える。これら固定部51と可動部52と接続部53とは同じ材料、例えばアルミニウム等の金属によって形成されており、したがって各々の温度は熱伝導によりほぼ等しい。
固定部51は、ねじやボルト等の締結部材や接着剤等によって組電池2の左側面と常に接するように、組電池2に固定されている。したがって熱伝導部材5と組電池2との間では、常に熱交換を行うことが可能となっている。
可動部52は、左側壁部73の冷却面76に対向する位置に設けられている。可動部52と接続部53とは図示しないヒンジを介して連結されている。従って熱伝導部材5は、図1に示すように可動部52が冷却面76に接近した伝熱状態と、図2に示すように可動部52が冷却面76から離隔した非伝熱状態と、の2つの状態間で遷移することが可能となっている。伝熱状態では、非伝熱状態よりも可動部52が冷却面76に接近しているため、熱伝導部材5と冷却面76との間で非伝熱状態よりも効率的な熱交換を行うことが可能となっている。なお伝熱状態では、図1に示すように熱伝導部材5と冷却面76との間で熱交換が可能な程度に可動部52と冷却面76とは離隔していてもよいし、可動部52は冷却面76に接触していてもよい。
バイメタルサーモスタット6は、熱伝導部材5の所定の部位に接する受熱部61と、この受熱部61に接するバイメタル62と、バイメタル62の形状の変化に応じて進退するプランジャ63と、を備える。バイメタルサーモスタット6は、例えば熱伝導部材5の可動部52の先端部と左側壁部73の非冷却面77との間に設けられている。
バイメタル62は、断面視では湾曲した円盤状であり、熱膨張係数の異なる2種以上の金属や合金を接合して構成されている。このためバイメタル62は、自身の温度に応じてその形状を変化させる。受熱部61は、棒状であり、一端側が熱伝導部材5の可動部52に接続され、他端側がバイメタル62の熱伝導部材5側の面の中央部に接続されている。このようにバイメタル62は、受熱部61及び熱伝導部材5を介して組電池2に接するため、その温度は組電池2の温度に応じて変化する。またバイメタル62の外周部のうち非冷却面77側の面は、プランジャ63を介して非冷却面77に接続している。受熱部61は、プランジャ63よりも熱伝導率の高い材料で形成されている。したがってバイメタル62は、非冷却面77よりも熱伝導部材5との間で効率的な熱交換が可能となっている。よってバイメタル62の温度は、熱伝導部材5、及び組電池2とほぼ等しい。
バイメタル62は、その温度が所定の第1設定温度を上回ると、断面視では非冷却面77に対し凹状であり、その中央部が非冷却面77に接近した第2形状となる(図1参照)。これによりプランジャ63は受熱部61側へ退避する。またバイメタル62は、その温度が第1設定温度よりも低い第2設定温度を下回ると、断面視では非冷却面77に対し凸状であり、その中央部が非冷却面77から離隔した第1形状となる(図2参照)。これによりプランジャ63は非冷却面77側へ前進する。
バイメタル62は、第2形状になると、その中央部が非冷却面77に接近する。したがって、このバイメタル62と受熱部61を介して接続された可動部52は、バイメタル62の形状の変化によって冷却面76に接近し、熱伝導部材5は伝熱状態になる(図1参照)。
またバイメタル62は、第1形状になると、その中央部が非冷却面77から離隔する。したがって、このバイメタル62と受熱部61を介して接続された可動部52は、バイメタル62の形状の変化によって冷却面76から離隔し、熱伝導部材5は非伝熱状態になる(図2参照)。
以上のように、バイメタルサーモスタット6は、受熱部61に接続された熱伝導部材5の温度に応じて、この熱伝導部材5を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替える。ここでバイメタル62の材料や板厚は、第1設定温度が充放電中における組電池の適温範囲(例えば、25℃~35℃)の下限(例えば、25℃)よりも高い温度に設定され、第2設定温度はこの第1設定温度よりも低い温度に設定されるようなものが用いられる。
図3は、バッテリモジュール1の作動例を示す図である。より具体的には、車両を寒冷地で停止させた後、組電池2を外部充電器で充電した場合におけるバッテリモジュール1の作動例を示す。図1において横軸は組電池2の温度であるバッテリ温度[℃]を示し、縦軸は冷却水の温度である冷却水温度[℃]を示す。図3では、バッテリ温度及び冷却水温度の2つのパラメータで特定されるバッテリモジュール1の状態の遷移を示す。
図3において破線3aよりも上方側は冷却水温度がバッテリ温度よりも高い領域となっており、破線3aよりも下方側はバッテリ温度が冷却水温度よりも高い領域となっている。また図3において破線3bは、組電池2において充放電を行うことが可能な温度範囲である使用可能範囲の上限(例えば、60℃)を示し、破線3cは、この使用可能範囲の下限(例えば、-30℃)を示す。
また図3において一点鎖線3dは、組電池2の適温範囲の上限(例えば、35℃)を示し、一点鎖線3eは、組電池2の適温範囲の下限(例えば、25℃)を示す。従って図3において、一点鎖線3dよりも高温側は、組電池2の冷却が要求されている領域であり、一点鎖線3eよりも低温側は、組電池2の加温が要求されている領域である。
また図3において二点鎖線3fは、バイメタルサーモスタット6の第1設定温度を示し、二点鎖線3gは、バイメタルサーモスタット6の第2設定温度を示す。また図3において二点鎖線3hは、電気ヒータ3が発熱する作動温度を示す。
図3では、P1で示す状態においてバッテリモジュール1を搭載する車両のパワースイッチがオフにされた場合を示す。状態P1では、組電池2の温度が第1設定温度よりも高温であることに応じて、熱伝導部材5は図1に示す伝熱状態となっている。
先ず、状態P1においてパワースイッチがオフにされると、組電池2及びヒートシンク7の冷却水の温度は、外気によって低下し、バッテリ温度は冷却水温度と等しくなる(状態P2参照)。状態P2では、熱伝導部材5は伝熱状態である。したがって、バッテリ温度は、冷却水温度と等しい速度で低下する。
その後、状態P3では、バッテリ温度が第2設定温度まで低下したことに応じて、熱伝導部材5は伝熱状態から非伝熱状態に切り替わる。これにより、組電池2と冷却面76との間の熱の経路が遮断されるため、バッテリ温度の低下速度は冷却水温度の低下速度よりも遅くなる。
その後、状態P4では、バッテリ温度が電気ヒータ3の作動温度まで低下したことに応じて、電気ヒータ3にヒータ電流が流れ始める。その後、電気ヒータ3が発熱することにより、バッテリ温度が上昇し、バッテリモジュール1は、状態P4から状態P5に遷移する。この際、熱伝導部材5は非伝熱状態となっているため、組電池2と冷却面76との間の熱の経路が遮断される。このため、電気ヒータ3はバッテリ温度のみを上昇させ、冷却水温度は殆ど上昇しない。また電気ヒータ3をオフにした後も、組電池2と冷却面76との間の熱の経路が遮断されているため、組電池2の保温効果が高い。すなわちバッテリモジュール1によれば、寒冷地において車両を停車させた後は、熱伝導部材5が非伝熱状態に切り替わり、組電池2は少ないエネルギで保温されるため、効率的な充電が可能となる。
その後、P5で示す状態から、車両のパワースイッチがオンにされたことに応じて、組電池2の温度が上昇し始める。この際、熱伝導部材5は非伝熱状態となっているため、冷却水温度よりもバッテリ温度の方が速く上昇する。その後、状態P6においてバッテリ温度が第1設定温度を上回ったことに応じて、熱伝導部材5は非伝熱状態から伝熱状態に切り替わる。このため、バッテリ温度は冷却水温度に近づくように低下しながら、冷却水温度が上昇する。その後、状態P7においてバッテリ温度が第2設定温度を下回ったことに応じて、熱伝導部材5は伝熱状態から非伝熱状態に切り替わる。これにより図3に示すように、バッテリ温度は再び上昇に転じる。以上のように、バッテリモジュール1によれば、組電池2の温度は第1設定温度と第2設定温度との間に概ね維持される。
本実施形態に係るバッテリモジュール1によれば、以下の効果を奏する。
(1)バッテリモジュール1は、冷却水によって冷却されるヒートシンク7と、このヒートシンク7に収容された組電池2と冷却面76との間に設けられた熱伝導部材5と、組電池2の温度に応じて形状が変化するバイメタル62を有し、このバイメタル62の形状に応じて、熱伝導部材5を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替えるバイメタルサーモスタット6と、を備える。ここで伝熱状態では、熱伝導部材は冷却面76及び組電池2に接近した状態になる。従ってバッテリモジュール1では、組電池2の冷却が要求される高温時には、熱伝導部材5はバイメタルサーモスタット6により伝熱状態に切り替えられるため、組電池2の熱は熱伝導部材5を介して冷却面76に放熱されるので、組電池2を効率的に冷却できる。
一方、非伝熱状態では、熱伝導部材5は冷却面76及び組電池2の少なくとも何れかから離隔する。従ってバッテリモジュール1では、組電池2の加温が要求される低温時には、熱伝導部材5はバイメタルサーモスタット6により非伝熱状態に切り替えられるため、組電池2から冷却面76への熱伝導部材5を介した熱の伝導経路が遮断される。以上のようにバッテリモジュール1では、熱伝導部材5を介した熱の伝導経路が遮断されるため、組電池2の加温が要求される低温時には、電気ヒータ3を用いることによって組電池2を効率的に加温できる。
(2)バッテリモジュール1では、冷却水によって冷却されるヒートシンク7のうち組電池2が設置される底板72と組電池2との間には、熱伝導部材5よりも熱伝導率が低い断熱部材4が設けられる。これにより、組電池2の加温が要求される低温時には、上記のようにバイメタルサーモスタット6により組電池2から冷却面76への熱伝導部材5を介した熱の伝熱経路が遮断され、さらにこの断熱部材4により組電池2からヒートシンク7への底板72を介した熱の伝導経路も遮断される。このようにバッテリモジュール1では、熱伝導部材5を介した熱の伝導経路と組電池2の底板72を介した熱の伝導経路との両方が遮断されるため、組電池2の加温が要求される低温時には、電気ヒータ3を用いることによって組電池2を効率的に加温できる。
(3)バッテリモジュール1では、電気ヒータ3を、冷却面76よりも組電池2に近い位置に設ける。すなわちバッテリモジュール1では、組電池2を電気ヒータ3で直接加温する。よってバッテリモジュール1によれば、熱伝導部材5が伝熱状態であるか非伝熱状態であるかに関わらず、電気ヒータ3で組電池2を加温することができる。
(4)バッテリモジュール1では、受熱部61及び熱伝導部材5を介して組電池2に接するバイメタル62の形状に応じて伝熱状態と非伝熱状態とを切り替える。これによりバッテリモジュール1では、組電池2の温度が好ましい範囲に収まるように、熱伝導部材5を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替えることができる。
(5)バッテリモジュール1では、ヒートシンク7に、その内部に冷却水が通流する冷却水流路75が形成された左側壁部73を設け、この左側壁部73のうち冷却水流路75が形成された部分の組電池2側の面を冷却面76とする。このため、ヒートシンク7の内部に冷却水の配管や冷却面を設ける必要がない。したがってバッテリモジュール1によれば、ヒートシンク7の容積を小さくしながら、組電池2を効率的に加温又は冷却できる。
(6)バッテリモジュール1では、熱伝導部材5として、組電池2と接する固定部51と冷却面76と対向する可動部52とを有するものを用い、切替装置として、熱伝導部材5の温度に応じて第1形状又は第2形状に変形するバイメタル62と、バイメタル62の変形に応じて進退するプランジャ63と、を備えるバイメタルサーモスタット6を用いる。またこのバイメタルサーモスタット6は、バイメタル62の形状が第1形状である場合には、可動部52を冷却面76から離隔させることで熱伝導部材5を非伝熱状態にし、バイメタル62の形状が第2形状である場合には、可動部52を冷却面76に接近させることで熱伝導部材5を伝熱状態にする。
ところで、組電池2の温度に応じて状態を変化させる状態変化部材として、上記のようにバイメタル62を用いる場合の他、組電池2の温度に応じたレベルの検出信号を発生する温度センサを用いることもできる。しかしながらこの場合、温度センサに電力を供給するための電源や、温度センサの検出信号に基づいて熱伝導部材5を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替える電磁アクチュエータ及びその制御装置等を用いる必要がある。これに対し本発明では、状態変化部材としてバイメタル62を用いることにより、大がかりな装置を用いずに、適切なタイミングで熱伝導部材5を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替えることができる。
次に、本実施形態に係るバッテリモジュールの変形例について説明する。変形例に係るバッテリモジュールは、上記バッテリモジュール1と第1設定温度及び第2設定温度の大きさが異なる。より具体的には、変形例におけるバイメタルサーモスタットの第1設定温度は上限近傍(例えば、適温範囲の上限温度35℃の±1℃の範囲内)に設定され、第2設定温度は上記適温範囲の下限近傍(例えば、適温範囲の下限温度25℃の±1℃の範囲内)に設定される。
図4は、上記実施形態に係るバッテリモジュールの変形例の作動例を示す図である。図4において、破線3a,3b,3c、一点鎖線3d,3e、及び二点鎖線3f,3g,3hの意味はそれぞれ図3と同じであるので説明を省略する。また状態P1,P2,P4,P5の間の遷移は、図3とほぼ同じであるので詳細な説明は省略する。
P5で示す状態から、車両のパワースイッチがオンにされたことに応じて、組電池2の温度が上昇し始める。この際、熱伝導部材5は非伝熱状態となっているため、冷却水温度よりもバッテリ温度の方が速く上昇する。その後、状態P6においてバッテリ温度が第1設定温度を上回ったことに応じて、熱伝導部材5は非伝熱状態から伝熱状態に切り替わる。このため、バッテリ温度は冷却水温度に近づくように低下しながら、冷却水温度が上昇する。その後、状態P7においてバッテリ温度が第2設定温度を下回ったことに応じて、熱伝導部材5は伝熱状態から非伝熱状態に切り替わる。これにより図4に示すように、バッテリ温度は再び上昇に転じる。以上のように、バッテリモジュール1によれば、組電池2の温度は第1設定温度と第2設定温度との間に概ね維持される。ここで、第1設定温度は、組電池2の適温範囲の上限近傍に設定され、また第2設定温度は、組電池2の適温範囲の下限近傍に設定される。よって変形例に係るバッテリモジュールによれば、組電池2の温度は、その適温範囲内に維持される。
変形例に係るバッテリモジュールによれば、以下の効果を奏する。
(7)バッテリモジュールでは、バイメタルとして、第1設定温度を上回ると第1形状から第2形状に変形することで可動部を冷却面に接近させ、第2設定温度を下回ると第2形状から第1形状に変形することで可動部を冷却面から離隔させるものを用い、第1設定温度は、充放電中における電池の適温範囲の上限近傍に設定し、第2設定温度は、適温範囲の下限近傍に設定する。したがってバッテリモジュールによれば、組電池及びこれと接する熱伝導部材の温度が、組電池の適温範囲の上限近傍の第1設定温度を上回ると可動部が冷却面に接近するので、組電池は冷却面によって冷却され、その温度が低下に転じる。その後組電池及び熱伝導部材の温度が適温範囲の下限近傍の第2設定温度を下回ると可動部が冷却面から離隔するので、組電池の昇温が促進され、その温度が上昇に転じる。よってバッテリモジュールによれば、上記のように温度センサ、電磁アクチュエータ、及びその制御装置を用いずに、組電池の温度を適温範囲内に維持できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。
例えば上記実施形態では、熱伝導部材5を伝熱状態と非伝熱状態に切り替える切替装置としてバイメタルサーモスタット6を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らない。切替装置は、組電池2の温度に応じて状態が変化する状態変化部材を有し、この状態変化部材の状態に応じて熱伝導部材5を伝熱状態と非伝熱状態とで切り替える機能を備えるものであれば、どのようなものを用いてもよい。
例えば上記実施形態では、バイメタルサーモスタット6の受熱部61を、組電池2に接する部材でありかつその温度が組電池2の温度と相関がある熱伝導部材5の可動部52に接続し、バイメタル62を熱伝導部材5の温度に応じて変形させた場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、受熱部61を組電池2に接触させることにより、バイメタル62を組電池2の温度に応じて変形させてもよい。この場合、組電池2の温度変化に対するバイメタル62の応答性を向上できる場合がある。
また上記実施形態では、バイメタルサーモスタット6の受熱部61を組電池2に接する熱伝導部材5に接触させた場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば冷間始動時には、組電池2の温度は、これを収容するヒートシンク7や冷却水75aの温度とほぼ等しいことから、ヒートシンク7や冷却水75aの温度も組電池2と相関があるといえる。よって受熱部61を、ヒートシンク7や冷却水75aに接触させてもよい場合がある。また電気ヒータ3で冷却水75aを加温する場合には、冷却水75aの温度も組電池2の温度と相関があるといえる。よってこの場合には、受熱部61を冷却水75aに接触させてもよい場合がある。
また上記実施形態では、電気ヒータ3の発熱面31を左側壁部73の冷却水流路75よりも組電池2に近い位置に設け、直接加温式とした場合について説明したが、本発明はこれに限らない。電気ヒータ3は、例えば組電池2よりも冷却水流路75に近い位置、例えば冷却水流路75内に設けてもよい。すなわち、電気ヒータ3の発熱面で発生する熱で冷却水75aを加温し、これにより間接的に組電池2を加温する冷却水加温式としてもよい。
1…バッテリモジュール
2…組電池(電池)
3…電気ヒータ(ヒータ)
31…発熱面(発熱部)
4…断熱部材
5…熱伝導部材
51…固定部(接触部)
52…可動部(対向部)
6…バイメタルサーモスタット(切替装置)
62…バイメタル(状態変化部材)
63…プランジャ
7…ヒートシンク(筐体)
72…底板(設置部)
73…左側壁部(冷却壁部)
75…冷却水流路
75a…冷却水(冷媒)
76…冷却面(冷却部)

Claims (7)

  1. 電池と、
    前記電池を収容しかつ冷媒によって冷却される筐体と、
    前記筐体の一部又は当該筐体に接する部材である冷却部と、を備えるバッテリモジュールであって、
    前記電池と前記冷却部との間に設けられた熱伝導部材と、
    前記電池の温度に応じて状態が変化する状態変化部材を備え、当該状態変化部材の状態に応じて、前記熱伝導部材が前記冷却部及び前記電池に接近した伝熱状態と、前記熱伝導部材が前記冷却部及び前記電池の少なくとも何れかから離隔した非伝熱状態とで切り替える切替装置と、
    前記電池と前記筐体のうち前記電池が設置される設置部との間に設けられ、前記筐体及び前記熱伝導部材よりも熱伝導率が低い断熱部材と、を備えることを特徴とするバッテリモジュール。
  2. 前記筐体の内部に設けられたヒータをさらに備え、
    前記ヒータは、前記冷却部よりも前記電池に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
  3. 前記状態変化部材は、前記電池に接する部材又は前記電池に接することを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリモジュール。
  4. 前記筐体は、内部に冷媒である冷却水が通流する冷却水流路が形成された冷却壁部を備え、
    前記冷却部は、前記冷却壁部のうち前記冷却水流路が形成されている部分の前記電池側の面であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のバッテリモジュール。
  5. 前記熱伝導部材は、前記電池と接する接触部と前記冷却部と対向する対向部とを有し、
    前記状態変化部材は、前記熱伝導部材の温度に応じて第1形状又は第2形状に変形するバイメタルであり、
    前記切替装置は、前記バイメタルと、当該バイメタルの形状の変化に応じて進退するプランジャと、を備えるバイメタルサーモスタットであり、
    前記切替装置は、前記バイメタルの形状が前記第1形状である場合には、前記対向部を前記冷却部から離隔させることによって前記熱伝導部材を前記非伝熱状態にし、前記バイメタルの形状が前記第2形状である場合には、前記対向部を前記冷却部に接近させることによって前記熱伝導部材を前記伝熱状態にすることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のバッテリモジュール。
  6. 前記バイメタルは、第1設定温度を上回ると前記第1形状から前記第2形状に変形し、前記第1設定温度より低い第2設定温度を下回ると前記第2形状から前記第1形状に変形し、
    前記第1設定温度は、充放電中における前記電池の適温範囲の上限近傍に設定され、
    前記第2設定温度は、前記適温範囲の下限近傍に設定されることを特徴とする請求項5に記載のバッテリモジュール。
  7. 電池と、
    前記電池を収容しかつ冷媒によって冷却される筐体と、
    前記筐体の一部又は当該筐体に接する部材である冷却部と、を備えるバッテリモジュールであって、
    前記電池と前記冷却部との間に設けられた熱伝導部材と、
    前記電池の温度に応じて状態が変化する状態変化部材を備え、当該状態変化部材の状態に応じて、前記熱伝導部材が前記冷却部及び前記電池に接近した伝熱状態と、前記熱伝導部材が前記冷却部及び前記電池の少なくとも何れかから離隔した非伝熱状態とで切り替える切替装置と、を備え、
    前記熱伝導部材は、前記電池と接する接触部と前記冷却部と対向する対向部とを有し、
    前記状態変化部材は、前記熱伝導部材の温度に応じて第1形状又は第2形状に変形するバイメタルであり、
    前記切替装置は、前記バイメタルと、当該バイメタルの形状の変化に応じて進退するプランジャと、を備えるバイメタルサーモスタットであり、
    前記切替装置は、前記バイメタルの形状が前記第1形状である場合には、前記対向部を前記冷却部から離隔させることによって前記熱伝導部材を前記非伝熱状態にし、前記バイメタルの形状が前記第2形状である場合には、前記対向部を前記冷却部に接近させることによって前記熱伝導部材を前記伝熱状態にすることを特徴とするバッテリモジュール。
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