JP7025099B2 - 光ファイバケーブルならびに光ファイバケーブルの製造装置および製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブルならびに光ファイバケーブルの製造装置および製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバケーブルならびに光ファイバケーブルの製造装置および製造方法に関する。
近年、地下管路などの基盤設備のスペースを有効利用して多数の光ファイバを布設できる光ファイバケーブルとして、細径高密度光ファイバケーブルが研究されている(非特許文献1)。
光ファイバケーブルでは、光ファイバを効率的に一括接続するため、光ファイバを整列して接着した光ファイバテープ心線の構造を取っている。特に、細径高密度光ファイバケーブルでは、高密度に光ファイバを実装するため、光ファイバ心線は、接着部分を長手方向に間欠的に施した間欠接着型光ファイバテープ心線の形態をとっている。
一方で、光ファイバ通信システムでは、光ファイバ中で発生する非線形効果やファイバヒューズにより伝送容量が制限される。伝送容量の制限を緩和するため、マルチコア光ファイバ(以下、MCF)を用いた並列伝送や、コア内に複数の伝搬モードが存在するマルチモードファイバ(以下、MMF)を用いたモード多重伝送といった空間多重伝送技術が検討されている。
空間多重伝送技術では、空間多重伝送を高密度化すると、MCFのコア間やMMFのモード間などの伝送路間で結合が発生し、伝送品質の劣化を招く。
この伝送品質の劣化は、MIMO(Multi-Input and Multi-Output)技術を用いることで受信端にて補償可能であり、空間多重伝送を高密度化しながら伝送品質を維持できる。しかしながら、MIMO技術を適用する場合、複数の信号光間の群遅延差(DMD)が大きい場合、補償する信号処理の行列が遅延方向に大きくなるため、信号処理の複雑さを招く。
特にMCFについては、コア間の距離とDMDの関係が非特許文献2によって知られており、MIMO技術の適用を前提としても、DMDを増大させることなく実現できるコア間距離には下限がある。
DMDは、伝送路間の結合を積極的に発生させることで抑制可能であり。光ファイバ心線にねじれを加えることで、伝送路間の結合を促進することができる(特許文献1)。
特開2017-9629号公報
M. Kikuchi, et al. "Advanced optical characteristics of SZ-stranded high-density 1000-fiber cable with rollable 80-opitcal-fiber ribbons," Proc. of the 65th IWCS Conf., pp. 588-593, Nov. 2011 T. Sakamoto, T. Mori, M. Wada, T. Yamamoto, F. Yamamoto, "Coupled Multi core Fiber Design With Low Intercore Differential Mode Delay for High-Density Space Division Multiplexing", J. Lightw. Technol., vol.33, no.6, pp.1175, 1181, (2015)
ケーブル化時において、光ファイバ心線にねじれを加えるには以下の課題がある。
単心被覆光ファイバで構成されたケーブルの場合、ねじれを加える際、光ファイバ心線の光損失を抑制する必要から拘束力が不足し、単位長さあたりのねじれ角度(以下、ねじれ速度)を大きくすると光ファイバ心線のねじれが復元するという問題がある。
一方、単心被覆光ファイバを複数心並列して隣接心線を接着した光ファイバテープ心線の構造とする光ケーブルが存在する。光ファイバテープ心線の構造には大きく2種類ある。一つは光ファイバの長手方向の全長にわたって接着した構造、もう一つは並列した光ファイバの隣接する箇所を長手方向および幅方向にわたって複数箇所接着する間欠接着型光ファイバテープ心線の構造である。以下では、適宜、間欠接着型光ファイバテープ心線を単に間欠テープ心線と称する。
前者は、並列した単心被覆光ファイバが一体となっていることで、ケーブルコアに集合する際に応力が単心被覆光ファイバに加わるため、ケーブルコアにスロットロッドを設けて光ファイバテープ心線の変形を抑制する必要がある。そのため、伝送路を高密度化するという当初の目的を達成できないという問題がある。
後者は、接着部が部分的であるため、ケーブルコアに集合しても単心被覆光ファイバに加わる応力が抑制されるため、高密度集合可能である。
しかしながら、間欠テープ心線は以下の理由で、ねじれを加えることが難しい。ケーブルコアに集合する際に間欠テープ心線にねじれを加えると、間欠テープ心線は隣接光ファイバ心線を軸としたらせんを描きながら集合されるため、曲げが生じる。曲げは光ファイバの過剰な光損失増加を招くという問題がある。また、間欠テープ心線を製造する際に、個々の単心被覆光ファイバをねじりながら間欠テープ化すると、間欠テープ心線が光ファイバ断面において一列に並ばず、作業性を悪化するという問題が生じる。
以上から、間欠テープ心線にねじれを加えて集合した光ケーブルを実現するには問題がある。
本発明は、以上の問題を鑑みて考案されたものであり、単心被覆光ファイバにねじりを生じさせながらも、作業性を確保しつつ、間欠テープ心線を高密度に集合させた光ファイバケーブルならびに光ファイバケーブルの製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバの外周に被覆を施した3心以上の単心被覆光ファイバの隣接する2心同士を接着する接着部を長手方向および幅方向の2次元的に複数箇所配置した間欠接着型光ファイバテープ心線をケーブルコアに集合して外被を施した光ファイバケーブルである。幅方向に連続して隣接する3心の単心被覆光ファイバの心線のうち、中央に位置するk心線と両側に位置するl心線およびm心線に関して、前記l心線は、前記間欠接着型光ファイバテープ心線の幅方向の端に位置する心線である。前記間欠接着型光ファイバテープ心線は、前記l心線に設けられた突起部を備えている。前記突起部は、光ファイバ長手方向に関して、前記l心線と前記k心線とを連結している接着部の位置と異なる位置に配置されている。光ファイバ断面において、前記l心線の中心と前記k心線の中心とを結ぶ直線に対する前記突起部の突出方向が、製造時と異なるように、前記間欠接着型光ファイバテープ心線が前記ケーブルコアに集合されている。光ファイバケーブルは、前記k心線と前記l心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向と、前記k心線と前記m心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向との差が、製造時と異なるように、前記間欠接着型光ファイバテープ心線が前記ケーブルコアに集合されている。
本発明の第2の態様は、第1の態様の光ファイバケーブルに係り、前記光ファイバケーブルの心線の実装密度が、8.4心/mm以上である。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様の光ファイバケーブルに係り、前記間欠接着型光ファイバテープ心線は、製造時の状態において、光ファイバ断面において、前記l心線の中心と前記m心線の中心とを結ぶ直線上に前記k心線の中心が位置していない。
本発明の第1の態様によれば、光ファイバ断面において、前記l心線の中心と前記k心線の中心とを結ぶ直線に対する前記突起部の突出方向が、製造時と異なるように、前記間欠接着型光ファイバテープ心線が前記ケーブルコアに集合されている。このため、前記間欠接着型光ファイバテープ心線が前記ケーブルコアに集合される際、前記突起部が他の間欠接着型光ファイバテープ心線から外力を受けて押しのけられるように移動される。これにより、前記l心線の心線ねじれ方向の差の変化が生じ、前記l心線にねじれが生じる。また、前記k心線と前記l心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向と、前記k心線と前記m心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向との差が、製造時と異なるように、前記間欠接着型光ファイバテープ心線が前記ケーブルコアに集合されている。これにより、前記間欠接着型光ファイバテープ心線の前記k心線の単心被覆光ファイバにねじれが生じている。また、前記間欠接着型光ファイバテープ心線は、接続のために前記ケーブルコアから取り出された際に製造時の状態に戻るため、前記単心被覆光ファイバのねじれは解消されるので、接続時の作業性は確保される。
本発明の第2の態様によれば、前記光ファイバケーブルの心線の実装密度が8.4心/mm以上である。これにより、前記間欠接着型光ファイバテープ心線の前記単心被覆光ファイバの2π/3のねじれ角度が得られる。
本発明の第3の態様によれば、前記間欠接着型光ファイバテープ心線は、製造時の状態において、光ファイバ断面において、前記l心線の中心と前記m心線の中心とを結ぶ直線上に前記k心線の中心が位置していない。これにより、前記k心線と前記l心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向と、前記k心線と前記m心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向との差の変化が生じやすくなる。したがって、前記k心線がねじれやすくなる。
第1実施形態に係る光ファイバケーブルの断面図である。 ケーブルコアに集合される前の状態における第1実施形態に係る間欠テープ心線の斜視図である。 図2の2A-2A’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。 図2の2B-2B’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。 ケーブルコアに集合された後の状態における第1実施形態に係る間欠テープ心線の斜視図である。 図3の3A-3A’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。 図3の3B-3B’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。 第2実施形態に係る心線の実装密度に対する間欠テープ心線の最大のねじれ角度を示したグラフである。 ケーブルコアに集合される前の状態における第3実施形態に係る間欠テープ心線の断面図である。 ケーブルコアに集合される前の状態における第3実施形態に係る間欠テープ心線の断面図である。 ケーブルコアに集合された後の状態における第3実施形態に係る間欠テープ心線の断面図である。 ケーブルコアに集合された後の状態における第3実施形態に係る間欠テープ心線の断面図である。 第3実施形態に係る4心の間欠テープ心線の断面図である。 第3実施形態に係る4心の間欠テープ心線の断面図である。 第4実施形態に係る間欠テープ心線の斜視図である。 図8の8A-8A’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。 図8の8B-8B’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。 第5実施形態に係る光ファイバケーブルの製造装置の構成図である。 第5実施形態に係る光ファイバケーブルの製造方法のフローチャートである。 第6実施形態に係るテープ心線の製造装置の構成図である。 第6実施形態に係るテープ心線の製造方法のフローチャートである。 第7実施形態に係るテープ心線の製造装置の構成図である。 第7実施形態に係るテープ心線の製造方法のフローチャートである。 図13の心線整列部に代替可能な別の心線整列部の断面図である。 図13の心線整列部に代替可能な別の心線整列部の断面図である。 図13の心線整列部に代替可能な別の心線整列部の断面図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る光ファイバケーブル100の断面図である。
光ファイバケーブル100は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバを複数心含む間欠テープ心線140(間欠接着型光ファイバテープ心線)をケーブルコア180に集合して外被190を施して構成されている。間欠テープ心線140については後述する。ここで説明する光ファイバケーブル100の構成は、本実施形態に限らず、後述する他の実施形態においても同様である。
別の言い方をすれば、光ファイバケーブル100は、ケーブルコア180と外被190とから構成されている。外被190は円筒状の部材であり、ケーブルコア180は外被190の内側空間内を延びている。外被190は、ケーブルコア180の外周を覆っており、ケーブルコア180を保護する働きをする。
ケーブルコア180は、複数の心線ユニット160と、押え巻き部材182とから構成されている。複数の心線ユニット160は、それらの周囲に巻かれた押え巻き部材182によって、ケーブル断面においてほぼ円形となるように、ひとつに束ねられている。ここで、ケーブル断面とは、光ファイバケーブル100の長手方向に実質的に垂直な断面を意味するものとする。
外被190には、2本の抗張力部材192と2本のリップコード194が埋め込まれている。抗張力部材192とリップコード194は共に、外被190の長手方向に延びている。2本の抗張力部材192と2本のリップコード194は、それぞれ、ケーブル断面において中心対称に配置されている。抗張力部材192とリップコード194は、90度の角度間隔をおいて配置されている。抗張力部材192は、引っ張りによる外被190の伸縮や温度の変化を抑制する働きをする。リップコード194は、外被190の引き裂きを容易にするために設けられている。
各心線ユニット160は、複数の間欠テープ心線140と、押え巻き部材162とから構成されている。複数の間欠テープ心線140は、それらの周囲に巻かれた押え巻き部材162によって、ひとつに束ねられている。
次に、間欠テープ心線140について説明する。図2は、ケーブルコア180に集合される前の状態における間欠テープ心線140の斜視図である。図2Aは、図2の2A-2A’線に沿った間欠テープ心線140の断面図である。図2Bは、図2の2B-2B’線に沿った間欠テープ心線140の断面図である。
間欠テープ心線140は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバの外周に被覆を施した3心以上の単心被覆光ファイバ130の隣接する2心同士を接着する接着部142を長手方向および幅方向の2次元的に複数箇所配置して構成されている。言い換えれば、間欠テープ心線140は、3心以上の単心被覆光ファイバ130と、隣接する2心の単心被覆光ファイバ130を間欠的に連結している複数の接着部142とから構成されており、各単心被覆光ファイバ130は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバで構成されている。
図2に示すように、ケーブルコア180に集合される前の状態における間欠テープ心線140は、製造時の状態であり、平らな状態である。ここで、平らな状態とは、間欠テープ心線140がまっすぐに延ばされた状態において、間欠テープ心線140に含まれるすべての単心被覆光ファイバ130の中心軸が1つの平面上に位置している状態を意味するものとする。
図2には、便宜上、幅方向に連続して隣接する3心の単心被覆光ファイバ130だけが描かれている。また、以下では、これら3心の単心被覆光ファイバ130に関して、中央に位置する単心被覆光ファイバ130をk心線と称し、k心線の両側に位置する2心の単心被覆光ファイバ130をそれぞれl心線およびm心線と称する。また、便宜上、単心被覆光ファイバ130を単に心線とも称する。
k心線とl心線を連結している接着部142と、k心線とm心線とを連結している接着部142は、間欠テープ心線140の長手方向および幅方向の異なる位置に配置されている。例えば、k心線とl心線を連結している接着部142は、間欠テープ心線140の長手方向に関して、k心線とm心線とを連結している2つの接着部142の中間位置に配置されている。
ここで、接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向を以下のように定義する。また、心線ねじれ方向を定義するため、接着部142の接着部方向を以下のように定義する。
k心線とm心線とを連結している接着部142に関しては、図2Aに示すように、光ファイバ断面において、k心線の中心からm心線の中心へ向かう方向を接着部方向D1kmとする。また、その接着部方向D1kmを右へ90°すなわち-90°回転させた方向を、その接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2kmとする。ここで、光ファイバ断面とは、心線(例えばk心線)の長手方向に実質的に垂直な断面を意味するものとする。心線の長手方向は厳密には一致していないこともあるが、その違いは無視できる程度であり、光ファイバ断面は、いずれかの心線の長手方向に垂直な断面と考えてよい。
k心線とl心線とを連結している接着部142に関しては、図2Bに示すように、光ファイバ断面において、k心線の中心からl心線の中心へ向かう方向を接着部方向D1klとする。また、その接着部方向D1klを左へ90°すなわち+90°回転させた方向を、その接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2klとする。
ここでは、接着部方向D1km,D1klに対して垂直な方向を心線ねじれ方向D2km,D2klと定義したが、これに代えて、接着部方向D1km,D1klに対して共通の特定の方向を心線ねじれ方向D2km,D2klと定義してもよい。
図2Aと図2Bからわかるように、間欠テープ心線140は、ケーブルコア180に集合される前の状態、言い換えれば、製造時の状態であり、平らな状態においては、k心線とm心線とを連結している接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2kmと、k心線とl心線とを連結している接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2klは、一致している。すなわち、心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差をθとすると、θ=0である。
本実施形態に係る光ファイバケーブル100においては、k心線とm心線とを連結している接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2kmと、k心線とl心線とを連結している接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2klとの差が、ケーブルコア180に集合される前すなわち間欠テープ心線140の製造時と異なるように、間欠テープ心線140がケーブルコア180に集合されている。
図3は、ケーブルコア180に集合された後の状態における間欠テープ心線140の斜視図である。図3Aは、図3の3A-3A’線に沿った間欠テープ心線140の断面図である。図3Bは、図3の3B-3B’線に沿った間欠テープ心線140の断面図である。
心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差の変化は、間欠テープ心線140をケーブルコア180に集合する際、間欠テープ心線140が他の間欠テープ心線140から外力を受けることで発生する。
図3Aと図3Bからわかるように、ケーブルコア180に集合された後の状態においては、k心線とm心線とを連結している接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2kmと、k心線とl心線とを連結している接着部142におけるk心線の心線ねじれ方向D2klは、異なっている。すなわち、心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差θは、ケーブルコア180に集合される前すなわち間欠テープ心線140の製造時の値である0とは異なる値となっている。すなわち、θ≠0である。言い換えれば、差θの値が、ケーブルコア180に集合される前後で変化している。
k心線は、l心線およびm心線とのそれぞれの接着部142において拘束されている。間欠テープ心線140をケーブルコア180に集合されることにより、k心線にねじれが生じ、間欠テープ心線140のk心線の心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差が、ケーブルコア180に集合される前すなわち間欠テープ心線140の製造時と異なる。
このとき、ねじれ速度は、心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差をθ、間欠テープ心線140の長手方向における接着部142の存在しない区間をbとして、θ/bとして設計できる。間欠テープ心線140の信頼性の観点から、付与するねじれ速度の上限が存在する。ここで、隣接する心線の間に別の心線が存在することはないため、θの上限は2π/3である。ねじれ速度の上限をγmaxとして、γmax=2π/3bの関係式にしたがってbを設計することで、ねじれ速度の上限を設けることができる。
また、マルチコア光ファイバにおいて、伝送路間の結合を十分に発生させるコア間隔とねじれ速度の関係が明らかになっており、光ファイバのコアの設計に応じて適切なねじれを与えればよい(特許文献1)。このねじれ速度も、前式に基づいて設計することが可能であり、例えば、0.5πrad/mのねじれ速度を加えたい場合には、b=1.33mとすればよい。
なお、間欠テープ心線140を接続する際は、ケーブルコア180から取り出すことで、間欠テープ心線140は製造時の配置状態へ復元する。したがって、ケーブルコア180に集合されたときにねじれを伴っていても、接続時はねじれが解消され、接続時の作業性は悪化しない。
[第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態に係る光ファイバケーブル100の心線の実装密度の設計に関する。心線の実装密度が小さい場合、間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130のねじれを維持する力が不足することが懸念される。本実施形態は、間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130のねじれを維持する適正な実装密度の設計を示す。
図4は、心線の実装密度に対する間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130の最大のねじれ角度を示したグラフである。図4のグラフからわかるように、心線の実装密度が8.4心/mm以上であると、間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130の最大のねじれ角度が2π/3になることがわかる。
すなわち、本実施形態系に係る光ファイバケーブル100は、心線の実装密度が8.4心/mm以上である。これにより、間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130の2π/3のねじれ角度が得られる。
[第3実施形態]
第1実施形態および第2実施形態に係る光ファイバケーブル100において、間欠テープ心線140をケーブルコア180に集合する前後において、心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差の変化が生じるには、間欠テープ心線140をケーブルコア180に集合する際に、間欠テープ心線140の幅方向すなわち心線の整列する方向と一致しない方向の外力を間欠テープ心線140が受ける必要がある。しかし、間欠テープ心線140は、心線の整列する方向に幅広の構造であるため、心線の整列する幅方向に一致する外力を受けやすい。このため、心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差の変化が生じずに、k心線にねじれが生じないことが懸念される。
本実施形態は、単心被覆光ファイバ130にねじが生じやすい間欠テープ心線140の構造に関する。本実施形態に係る間欠テープ心線140は、第1実施形態および第2実施形態に係る光ファイバケーブル100の間欠テープ心線140と代替可能である。図5Aと図5Bと図6Aと図6Bは、本実施形態に係る間欠テープ心線140の断面図である。図5Aと図5Bは、ケーブルコア180に集合される前の状態における間欠テープ心線140の断面図である。図6Aと図6Bは、ケーブルコア180に集合された後の状態における間欠テープ心線140の断面図である。図5Aと図6Aは、k心線とm心線を連結している接着部142を通る断面図である。図5Bと図6Bは、k心線とl心線を連結している接着部142を通る断面図である。
本実施形態に係る間欠テープ心線140は、図5Aと図5Bに示すように、ケーブルコア180に集合される前すなわち間欠テープ心線140の製造時の状態において、光ファイバ断面において、l心線の中心とm心線の中心とを結ぶ直線上に、k心線の中心が位置していない構造となっている。すなわち、隣接する3心の心線の中心が、光ファイバ断面において、1本の直線上に並んでいない構造となっている。
このような構造であるため、本実施形態に係る間欠テープ心線140は、ケーブルコア180に集合する際に他の間欠テープ心線140からの外力Fの方向が、図6Aと図6Bに示すように、間欠テープ心線140の幅方向すなわちl心線とm心線の整列する方向からであっても、心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差の変化が生じやすくなり、k心線にねじれが生じやすくなる。
〈4心以上の間欠テープ心線140〉
間欠テープ心線140が4心以上の心線を有している場合、ある連続して隣接する3心の心線に注目し、k心線の中心がl心線の中心とm心線の中心とを結ぶ直線のどちら側に位置するかを選択できる。
図7Aは、本実施形態に係る4心の間欠テープ心線140Aの断面図である。図7Bは、本実施形態に係る別の4心の間欠テープ心線140Aの断面図である。図7Aと図7Bはいずれも、ケーブルコア180に集合される前の状態における断面を示している。
間欠テープ心線140Aは、4心の単心被覆光ファイバ130A,130B,130C,130Dを有している。単心被覆光ファイバ130A,130B,130C,130Dはいずれも、複数のコアを有するマルチコア光ファイバで構成されている。間欠テープ心線140Aはまた、幅方向に連続して隣接する2組の3心の単心被覆光ファイバ130A,130B,130C,130Dを含んでいる。すなわち、間欠テープ心線140Aは、第1の組の3心の単心被覆光ファイバ130A,130B,130Cと、第2の組の3心の単心被覆光ファイバ130B,130C,130Dを含んでいる。
第1の組の3心の単心被覆光ファイバ130A,130B,130Cにおいては、単心被覆光ファイバ130A,130B,130Cがそれぞれm心線、k心線、l心線に対応する。第2の組の3心の単心被覆光ファイバ130B,130C,130Dにおいては、単心被覆光ファイバ130B,130C,130Dがそれぞれm心線、k心線、l心線に対応する。これら2組の3心の心線のいずれにおいても、光ファイバ断面において、l心線の中心とm心線の中心とを結ぶ直線上に、k心線の中心が位置していない。
図7Aに示す間欠テープ心線140Aでは、光ファイバ断面において、単心被覆光ファイバ130Bの中心は、単心被覆光ファイバ130A,130Cの中心を結ぶ直線に対して、上側に位置しており、単心被覆光ファイバ130Cの中心は、反対に、単心被覆光ファイバ130B,130Dの中心を結ぶ直線に対して、下側に位置している。このような間欠テープ心線140Aは、単心被覆光ファイバ130A,130B,130C,130Dが概ね直線上に並ぶため、接続を容易に行えるという利点がある。
図7Bに示の間欠テープ心線140Aでは、光ファイバ断面において、単心被覆光ファイバ130Bの中心は、単心被覆光ファイバ130A,130Cの中心を結ぶ直線に対して上側に位置しており、単心被覆光ファイバ130Cの中心も、同様に、単心被覆光ファイバ130B,130Dの中心を結ぶ直線に対して上側に位置している。このような間欠テープ心線140Aは、単心被覆光ファイバ130A,130B,130C,130Dの並びが反った形状となるため、単心被覆光ファイバ130A,130B,130C,130Dのねじれがより生じやすくなるという利点がある。
更に多心の間欠テープ心線140において、l心線の中心とm心線の中心とを結ぶ直線に対して、k心線の中心が位置する側を組み合わせることは、想定される設計の範囲内である。すなわち、図7Aの心線の配列と図7Bの心線の配列とが自由に組み合わせて5心以上の間欠テープ心線140を構成することは、本実施形態の開示に含まれる。
[第4実施形態]
第1実施形態ないし第3実施形態に係る光ファイバケーブル100において、間欠テープ心線140の幅方向の端に位置する心線は、内側に位置する他の心線と比較して、間欠テープ心線140の長手方向において接着部142の存在しない区間が長いため、心線ねじれ方向の差の変化が生じにくい傾向がある。
本実施形態は、間欠テープ心線140の幅方向の端に位置する心線に、心線ねじれ方向の差の変化が生じやすくする構造に関する。本実施形態に係る間欠テープ心線140は、第1実施形態ないし第3実施形態に係る光ファイバケーブル100の間欠テープ心線140と代替可能である。図8は、本実施形態に係る間欠テープ心線140の斜視図である。図8は、ケーブルコア180に集合された後の状態における間欠テープ心線140を示している。図8Aは、図8の8A-8A’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。図8Bは、図8の8B-8B’線に沿った間欠テープ心線の断面図である。
図8には、便宜上、間欠テープ心線140の幅方向の端に位置する2心の単心被覆光ファイバ130であるk心線とl心線だけが描かれている。l心線は、間欠テープ心線140の幅方向の端に位置する心線である。間欠テープ心線140は、l心線に設けられた突起部144を備えている。突起部144は、間欠テープ心線140の長手方向に関して、k心線とl心線とを連結している接着部142の位置と異なる位置に配置されている。突起部144は、例えば、ほぼ三角柱形状をしている。突起部144は、例えば、間欠テープ心線140の幅方向に突出している。
図8には、1つの突起部144しか描かれていないが、l心線には、l心線の長手方向に離間して複数の突起部144が設けられている。例えば、各突起部144は、間欠テープ心線140の長手方向に関して、k心線とl心線とを連結している接着部142の間に位置している。
ここで、図示しないが、ケーブルコア180に集合される前すなわち間欠テープ心線140の製造時の状態にある間欠テープ心線140において、突起部144の突出方向D3と突起部144におけるl心線の心線ねじれ方向D2lpを以下のように定義する。
光ファイバ断面において、l心線の中心から突起部144を横切って延びる方向を突起部144の突出方向D3とする。例えば、突起部144が先端を有する場合、突起部144の突出方向D3は、l心線の中心から突起部144の先端へ向かう方向であってよい。また、突起部144におけるl心線の心線ねじれ方向D2lpは、l心線とk心線とを連結している接着部142におけるl心線の心線ねじれ方向D2lkに平行な方向とする。
例えば、突起部144の突出方向D3は、l心線の中心とk心線の中心とを結ぶ直線上に位置している。この場合、突起部144におけるl心線の心線ねじれ方向D2lpは、突起部144の突出方向D3に対して垂直である。
本実施形態に係る光ファイバケーブル100においては、l心線の中心とk心線の中心とを結ぶ直線に対する突起部144の突出方向D3が、ケーブルコア180に集合される前すなわち間欠テープ心線140の製造時と異なるように、間欠テープ心線140がケーブルコア180に集合されている。
間欠テープ心線140は、ケーブルコア180に集合される際に、他の間欠テープ心線140等から外力を受ける。その際、図8Bに示すように、突起部144は、他の間欠テープ心線140のn心線から外力を受けて押しのけられるように移動される。これに伴い、突起部144の突出方向D3は、想像線の矢印で示される方向から、実線で示される方向に変化する。このような突起部144の移動は、l心線を時計回りまたは反時計回りに回転させる。結果として、l心線の心線ねじれ方向の差θの変化が生じる。したがって、l心線にねじれが生じる。
図8Aと図8Bとを比較してわかるように、ケーブルコア180に集合された後の状態においては、k心線とl心線とを連結している接着部142におけるl心線の心線ねじれ方向D2lkと、突起部144におけるl心線の心線ねじれ方向D2lpは、異なっている。つまり、間欠テープ心線140をケーブルコア180に集合する前後において、心線ねじれ方向D2lkと心線ねじれ方向D2lpとの差θの変化が生じている。
なお、突起部144が押しのけられる際に、l心線の心線ねじれ方向の変化が生じやすくなるように、突起部144を、鋭利な断面形状にしたり、隣接する他の間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130と接触するようなフック状の断面形状にしたりすることは、設計の範囲内である。
[第5実施形態]
第5実施形態は、光ファイバケーブルの製造に関する。図9は、本実施形態に係る光ファイバケーブルの製造装置の構成図である。
製造装置200Aは、複数の間欠テープ心線140をそれぞれ送り出す複数の心線送出部210Aと、間欠テープ心線140の整列方向をそれぞれ制御する複数の整列方向制御部220と、間欠テープ心線140をケーブルコアに集合させる心線集合部230Aとを備えている。
図9には、3つの心線送出部210Aと3つの整列方向制御部220が描かれているが、これは単なる例示であり、心線送出部210Aと整列方向制御部220の個数は、これに限定されることなく、適宜変更されてよい。
各心線送出部210Aは、例えば、光ファイバボビン等で構成される。各心線送出部210Aは、間欠テープ心線140を製造時の状態すなわち平らな状態で整列方向制御部220へ送り出す。各間欠テープ心線140は、複数心の単心被覆光ファイバ130を含んでおり、各単心被覆光ファイバ130は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバで構成されている。
各整列方向制御部220は、例えば、回転自在の車輪で構成される。各整列方向制御部220は、車輪の回転軸の傾きを変更することにより、各間欠テープ心線140の傾きを調整可能である。複数の整列方向制御部220は、複数の心線送出部210Aから送り出された複数の間欠テープ心線140の心線の並ぶ向きがそれぞれ異なるように、それぞれの間欠テープ心線140の整列方向を調整する。図9では、間欠テープ心線140の心線の並ぶ向きが矢印で示されている。
心線集合部230Aは、整列方向制御部220から送られて来る複数の間欠テープ心線140を、それらの心線の並ぶ向きを維持したまま、ケーブルコア180に集合させる。心線集合部230Aはさらに、ケーブルコア180に外被190を施す。これにより、光ファイバケーブル100が製造される。
このような構成の製造装置200Aにおいては、間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130のねじれを生じさせやすくすることができる。これは以下の理由による。間欠テープ心線140は、幅広の断面形状をしていることから、周辺の他の間欠テープ心線140に対して断面の長辺方向の外力を加えやすい。したがって、長辺方向の外力は、他の間欠テープ心線140の長辺方向と一致しない向きに外力を加える。このため、例えば第1実施形態で述べた心線ねじれ方向D2kmと心線ねじれ方向D2klとの差の変化が生じやすくなる。すなわち、間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130のねじれを生じさせやすくすることができる。
次に、製造装置200Aによる光ファイバケーブル100の製造について説明する。図10は、本実施形態に係る光ファイバケーブル100の製造方法のフローチャートである。
ステップS11において、複数の心線送出部210Aによって、複数の間欠テープ心線140を製造時の状態すなわち平らな状態でそれぞれ送り出す。
ステップS12において、複数の心線送出部210Aから送り出された複数の間欠テープ心線140の心線の並ぶ向きがそれぞれ異なるように、複数の整列方向制御部220によって、それぞれの間欠テープ心線140の整列方向を調整する。
ステップS13において、心線集合部230Aによって、整列方向制御部220から送られて来る複数の間欠テープ心線140を、それらの心線の並ぶ向きを維持したまま、ケーブルコア180に集合させる。さらに、ケーブルコア180に外被190を施して、光ファイバケーブル100を完成させる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態ないし第4実施形態において説明された構造の光ファイバケーブル100が容易に製造される。
[第6実施形態]
第6実施形態は、光ファイバケーブルの製造に関する。図11は、本実施形態に係る光ファイバケーブルの製造装置の構成図である。
製造装置200Bは、間欠テープ心線140を送り出す心線送出部210Aと、送り出された間欠テープ心線140に変形を付与する変形付与部240と、間欠テープ心線140をケーブルコアに集合させる心線集合部230Bとを備えている。
心線送出部210Aは、第5実施形態と同様、光ファイバボビン等で構成される。心線送出部210Aは、間欠テープ心線140を製造時の状態すなわち平らな状態で送り出す。各間欠テープ心線140は、複数心の単心被覆光ファイバ130を含んでおり、各単心被覆光ファイバ130は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバで構成されている。
変形付与部240は、ローラー状の形態をしており、軸242の周りに回転可能に支持されている。変形付与部240は、間欠テープ心線140を受ける溝244を外周部に有している。溝244は、径方向の断面形状が凹型をしている。溝244の底面の幅Wは、間欠テープ心線140の幅よりも狭い。例えば、溝244の底面の幅Wは、間欠テープ心線140の単心被覆光ファイバ130の心数をn、直径をdとしたとき、(n-1)d以下である。
変形付与部240は、心線送出部210Aから平らな状態で送り出された間欠テープ心線140を、外周部に設けられた溝244で受ける。溝244の底面の幅Wは間欠テープ心線140の幅よりも狭いため、溝244に受けられた間欠テープ心線140は凹状に変形される。
心線集合部230Bは、変形付与部240から送られて来る間欠テープ心線140を、その凹状の変形を維持したまま、ケーブルコア180に集合させる。心線集合部230Bはさらに、ケーブルコア180に外被190を施す。これにより、光ファイバケーブル100が製造される。
次に、製造装置200Bによる光ファイバケーブル100の製造について説明する。図12は、本実施形態に係る光ファイバケーブル100の製造方法のフローチャートである。
ステップS21において、心線送出部210Aによって、間欠テープ心線140を製造時の状態すなわち平らな状態でそれぞれ送り出す。
ステップS22において、送られて来る間欠テープ心線140を、断面形状が凹型である変形付与部240の溝244で受けることによって、間欠テープ心線140に凹状の変形を付与する。
ステップS23において、心線集合部230Bによって、送られて来る間欠テープ心線140を、その凹状の変形を維持したまま、ケーブルコア180に集合させる。さらに、ケーブルコア180に外被190を施して、光ファイバケーブル100を完成させる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態ないし第4実施形態において説明された構造の光ファイバケーブル100が製造される。
[第7実施形態]
第7実施形態は、間欠テープ心線の製造に関する。図13は、本実施形態に係る間欠テープ心線の製造装置の構成図である。
製造装置200Cは、3心の単心被覆光ファイバ130をそれぞれ送り出す3つの単心被覆光ファイバ送出部210Cと、単心被覆光ファイバ130を整列させる心線整列部250と、整列された単心被覆光ファイバ130を接着する心線接着部260とを備えている。
各単心被覆光ファイバ送出部210Cは、例えば、光ファイバボビン等で構成される。各単心被覆光ファイバ送出部210Cが送り出す単心被覆光ファイバ130は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバで構成されている。各単心被覆光ファイバ送出部210Cは、心線整列部250に接触する単心被覆光ファイバ130の位置を安定させるため、各単心被覆光ファイバ130が心線整列部250と接触する点の法線方向に側圧が加わる送り出し方向となるように、取り付け位置および角度が調整されていると望ましい。
心線整列部250は、ローラー状の形態をしており、軸252の周りに回転可能に支持されている。心線整列部250は、3つの単心被覆光ファイバ送出部210Cから送り出された3心の単心被覆光ファイバ130を受ける溝254を外周部に有している。溝254は、径方向の断面形状が凹型をしている。例えば、溝254の断面形状は、円弧状になっている。
3つの単心被覆光ファイバ送出部210Cは、心線整列部250に最初に到達する単心被覆光ファイバ130が溝254の中央に接触し、それに続く2心の単心被覆光ファイバ130が中央の単心被覆光ファイバ130の両脇において溝254に接触するように、取り付け位置が調整されているとよい。
心線整列部250は、単心被覆光ファイバ送出部210Cから送り出された3心の単心被覆光ファイバ130を、外周部に設けられた溝254で受ける。溝254の断面形状が凹型であるため、溝254に受けられた3心の単心被覆光ファイバ130は、光ファイバ断面において3心の単心被覆光ファイバ130の中心が1本の直線上に位置しない形態に整列される。例えば、3心の単心被覆光ファイバ130は全体として凹状の形態に整列される。
心線接着部260は、心線整列部250から送られて来る3心の単心被覆光ファイバ130を、それらの整列の形態を維持したまま、隣接する2心の単心被覆光ファイバ130を間欠的に接着する。これにより、間欠テープ心線140が製造される。
次に、製造装置200Cによる間欠テープ心線140の製造について説明する。図14は、本実施形態に係る間欠テープ心線140の製造方法のフローチャートである。
ステップS31において、3つの単心被覆光ファイバ送出部210Cによって、3心の単心被覆光ファイバ130をそれぞれ送り出す。
ステップS32において、送られて来る3心の単心被覆光ファイバ130を、断面形状が凹型である心線整列部250の溝254で受けることによって、3心の単心被覆光ファイバ130を凹状の形態に整列させる。
ステップS33において、心線接着部260によって、送られて来る3心の単心被覆光ファイバ130を、それらの凹状の整列の形態を維持したまま、隣接する2心の単心被覆光ファイバ130を間欠的に接着して、間欠テープ心線140を完成させる。
このように、本実施形態によれば、第3実施形態において説明された構造の間欠テープ心線140が製造される。
心線整列部250は、本実施形態では、単心被覆光ファイバ130に加わる摩擦を低減するため、ローラー状の形態をしているが、スリット型の形態としてもよい。
図15A、図15B、図15Cは、それぞれ、図13の心線整列部250に代替可能な別の心線整列部250A、250B、250Cの断面図である。
図15Aに示された心線整列部250Aは、溝254Aの底面の断面形状が楕円状になっている。
図15Bに示された心線整列部250Bは、隣接する3心の単心被覆光ファイバ130の心線整列部250Bの径方向のずれ量を安定させるため、溝254Bの底面の断面形状が階段型になっている。
図15Cに示された心線整列部250Cは、隣接する3心の単心被覆光ファイバ130の心線整列部250Bの径方向のずれ量と、隣接する3心の単心被覆光ファイバ130の相互間の心線整列部250Bの幅方向の距離を安定させるため、溝254Cの底面の断面形状が、3つの凹部を有する形状となっている。
本実施形態では、間欠テープ心線140の製造装置200Cは、3つの単心被覆光ファイバ送出部210Cを備えているとして説明したが、4つ以上の単心被覆光ファイバ送出部210Cを備えていてもよい。この場合、心線整列部250の溝254に受けられる4心以上の単心被覆光ファイバ130は、光ファイバ断面においてそれらの単心被覆光ファイバ130の中心が1本の直線上に位置しない形態に整列される。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。ここにいう様々な変形や変更は、上述した実施形態を適当に組み合わせた実施も含む。
100…光ファイバケーブル、130,130A,130B,130C,130D…単心被覆光ファイバ、140,140A…間欠テープ心線、142…接着部、144…突起部、160…心線ユニット、162…押え巻き部材、180…ケーブルコア、182…押え巻き部材、190…外被、192…抗張力部材、194…リップコード、200A,200B,200C…製造装置、210A,210C…単心被覆光ファイバ送出部、220…整列方向制御部、230A,230B…心線集合部、240…変形付与部、242…軸、244…溝、250,250A,250B,250C…心線整列部、252…軸、254,254A,254B,254C…溝、260…心線接着部、D1kl,D1km…接着部方向、D2kl…心線ねじれ方向、D2km,D2lk,D2lp…心線ねじれ方向、D3…突出方向、F…外力、W…幅、θ…心線ねじれ方向の差。

Claims (3)

  1. 複数のコアを有するマルチコア光ファイバの外周に被覆を施した3心以上の単心被覆光ファイバの隣接する2心同士を接着する接着部を長手方向および幅方向の2次元的に複数箇所配置した間欠接着型光ファイバテープ心線をケーブルコアに集合して外被を施した光ファイバケーブルであって、
    幅方向に連続して隣接する3心の単心被覆光ファイバの心線のうち、中央に位置するk心線と両側に位置するl心線およびm心線に関して、
    前記l心線は、前記間欠接着型光ファイバテープ心線の幅方向の端に位置する心線であり、
    前記間欠接着型光ファイバテープ心線は、前記l心線に設けられた突起部を具備し、
    前記突起部は、光ファイバ長手方向に関して、前記l心線と前記k心線とを連結している接着部の位置と異なる位置に配置されており、
    光ファイバ断面において、前記l心線の中心と前記k心線の中心とを結ぶ直線に対する前記突起部の突出方向が、製造時と異なるように、前記間欠接着型光ファイバテープ心線が前記ケーブルコアに集合されており、
    かつ、前記k心線と前記l心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向と、前記k心線と前記m心線とを連結している接着部における前記k心線の心線ねじれ方向との差が、製造時と異なるように、前記間欠接着型光ファイバテープ心線が前記ケーブルコアに集合されている光ファイバケーブル。
  2. 前記光ファイバケーブルの心線の実装密度が、8.4心/mm以上である、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記間欠接着型光ファイバテープ心線は、製造時の状態において、光ファイバ断面において、前記l心線の中心と前記m心線の中心とを結ぶ直線上に前記k心線の中心が位置していない、請求項1または2に記載の光ファイバケーブル。
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