JP7024343B2 - 熱動弁、熱動弁ユニットおよび温水暖房装置 - Google Patents

熱動弁、熱動弁ユニットおよび温水暖房装置 Download PDF

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Description

本発明は、熱動弁、熱動弁ユニットおよび温水暖房装置に関するものである。
熱動弁は、たとえば特許第4394236号公報(特許文献1)に開示されている。当該熱動弁は、弁筐体の内部で出入口間の流路を開閉する弁体の弁軸と、弁体を駆動する弁駆動部とを有している。弁駆動部は、ヒータとしての正特性サーミスタと、その正特性サーミスタの加熱により作動するワックス式感熱伸長素子とを有している。
この熱動弁の弁筐体は、上部筐体と、中間部筐体と、下部筐体とから構成されている。この上部筐体にドレン孔が設けられており、このドレン孔から上部筐体内のドレンが外部へ排出される。
特許第4394236号公報
しかしながら上記特許文献1に記載の熱動弁では、ドレン孔の形成するための金型が別途必要となり、金型が複雑になるとともに、成形が難しくなる。
本発明は、上記のような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、シンプルな金型で容易に成形可能な熱動弁、熱動弁ユニットおよび温水暖房装置を提供することである。
本発明の熱動弁は、筒状の駆動部筐体と、弁軸と、熱応動素子と、ヒータと、第1電極部材とを備えている。筒状の駆動部筐体は、第1端と、その第1端の反対側の端である第2端とを有する。熱応動素子は、加熱されることにより弁軸を移動させ、かつ駆動部筐体内に収納される。ヒータは、熱応動素子よりも第1端側に位置し、かつ熱応動素子を加熱する。第1電極部材は、熱応動素子よりも第1端側に位置し、かつヒータに電気的に接続される。駆動部筐体は、第1端から第2端に向かう方向に延び、かつ第1電極部材が挿入される第1切欠部を有している。第1切欠部は、駆動部筐体を厚さ方向に貫通し、かつ第1電極部材の第2端側の端部よりも第2端側に延びている。
本発明の熱動弁によれば、第1電極部材が挿入される第1切欠部が第1端から第1電極部材の第2端側の端部よりも第2端側に延びている。これにより第1切欠部は、電極挿入部としてだけでなく、駆動部筐体内に入る流体を外部へ排出する流体排出部としても機能する。このように第1切欠部が電極挿入部と流体排出部とを一体として構成されるため、上記流体排出部用の金型と上記電極挿入部用の金型とを別途に準備する必要はなく、一体として準備することができる。よって駆動部筐体成形用の金型をシンプルにすることができるとともに、駆動部筐体の成形が容易となる。
上記の熱動弁において、第1切欠部は、熱応動素子の少なくとも側方まで延びている。
これにより熱応動素子に蓄えられた熱を第1切欠部を通じて駆動部筐体の外部へ排出することが容易となる。このため、熱応動素子の放熱を効果的に行うことができる。
上記の熱動弁において、第1電極部材は、ヒータの第2端側に位置する。熱動弁は、ヒータに電気的に接続され、かつヒータの第1端側に位置する第2電極部材をさらに備える。駆動部筐体は、第1端から第2端に向かう方向に延び、かつ第2電極部材が挿入される第2切欠部を有している。第2切欠部は、ヒータの側方まで延びており、第1電極部材の側方まで延びていない。
これにより第1切欠部に挿入される第1電極部材が、第2電極部材よりも第2端側に位置することになる。
上記の熱動弁において、第2切欠部は、第1端から延びる第1部分と、その第1部分に接続されて第1部分よりも第2端側へ延びる第2部分とを有している。第1部分の幅は第2電極部材の第2切欠部を通る引出部の幅よりも大きく、第2部分の幅は第2電極部材の引出部の幅よりも小さい。
これにより第2電極部材を第1部分内にて位置決めすることができる。また第2部分が第1部分よりも第2端側へ延びているため、この第2部分からも駆動部筐体内に入る流体を外部へ排出することが可能となる。
上記の熱動弁において、駆動部筐体は、外周面を有し、かつ第1切欠部と第2切欠部との間において外周面から外周へ突き出す絶縁用リブを有する。
これにより駆動部筐体の外周面に沿う第1切欠部と第2切欠部との間の沿面距離を、絶縁用リブを設けた分だけ長く確保することができる。このため駆動部筐体の外周面に沿う経路における第1電極部材と第2電極部材とのショートを抑制することができる。
上記の熱動弁は、駆動部筐体の外周と第1端とを取り囲む蓋をさらに備える。駆動部筐体の第2端側の部分と蓋との間には、第1切欠部に通じる隙間が設けられている。
これにより、第1切欠部を通じて駆動部筐体の内部から外部へ排出された流体を、上記隙間を通じて駆動部筐体と蓋との間から排出することが可能となる。
上記の熱動弁は、筐体本体と、シール部材と、リテーナとをさらに備える。筐体本体は、駆動部筐体の第2端に接続されることで駆動部筐体とともに弁筐体を構成し、かつ弁軸が挿通される軸挿通孔を有する。シール部材は、弁軸と軸挿通孔との間をシールする。リテーナは、熱応動素子とシール部材との間に配置され、かつ熱応動素子に対してシール部材の側に付勢されている。第1切欠部は、第1端からリテーナとシール部材との間まで延びている。
これによりリテーナとシール部材との間に入った流体を第1切欠部を通じて弁筐体および駆動部筐体の外部へ排出することができる。
上記の熱動弁において、弁筐体は、第1電極部材および第2電極部材の少なくとも一方の電極部材に接続されたリード線を保持する保持部を有する。蓋は、保持部を覆う防滴カバーを有する。
この防滴カバーにより、リード線の保持部から弁筐体と蓋との間に水などの流体が侵入することが抑制される。
本発明の一の熱動弁ユニットは、上記のいずれかの熱動弁を複数個有しており、複数の熱動弁に含まれる駆動部筐体の各々は互いに接合されている。
本発明の一の熱動弁ユニットによれば、複数の熱動弁が互いに接合されている。このような熱動弁ユニットは、第1端が上、第2端が下を向くように温水暖房装置内に配置される。そして電極部を挿入する挿入用切欠は、上側である第1端から、電極部の第2端側の端部よりも下側である第2端側に延びている。このため駆動部筐体内に入った流体は、電極部の第2端側の端部よりも下側に延びる挿入用切欠を通じて駆動部筐体の内部から外部へ排出される。よって流体が電極部に接触することがさらに抑制される。
また複数の熱動弁が互いに接合されているため、部品点数が少なくなり、組立が容易となる。
本発明の他の熱動弁ユニットは、上記のいずれかの熱動弁を複数個有しており、複数の熱動弁に含まれる駆動部筐体の各々が互いに一体的に接合されており、複数の熱動弁に含まれる蓋の各々が互いに一体的に接合されている。
本発明の他の熱動弁ユニットによれば、複数の熱動弁が互いに接合されている。このため本発明の一の熱動弁ユニットと同様、流体が電極部に接触することがさらに抑制されるとともに、部品点数が少なくなり、組立が容易となる。加えて本発明の他の熱動弁ユニットによれば、複数の熱動弁に含まれる蓋の各々が互いに一体的に接合されている。この点からも部品点数が少なくなり、組立が容易となる。
本発明の温水暖房装置は、配管と、その配管の経路上に配置される上記熱動弁とを備える。
本発明の温水暖房装置によれば、金型がシンプルで成形が容易な温水暖房装置を実現することができる。
以上説明したように本発明によれば、金型がシンプルで成形が容易な熱動弁、熱動弁ユニットおよび温水暖房装置を実現することができる。
本発明の一実施の形態における熱動弁ユニットの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における熱動弁ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。 第1切欠部の長さを説明するための図である。 防滴カバーがリード線保持部の外側を覆う状態を示す部分断面図である。 第1切欠部の長さのバリエーションを説明するための断面図である。 第2切欠部のバリエーションを示す図である。 図1に示す熱動弁ユニットの弁筐体を成形するための金型を説明するための断面図である。 温水暖房装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
なお、以下の図においては、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
(実施の形態における熱動弁の構成)
以下に、本実施の形態における熱動弁ユニット50の構成を、図1~図5を用いて説明する。
図1に示されるように、本実施の形態の熱動弁ユニット50は、複数の熱動弁50Aが互いに接合されて一体となるように構成されている。本実施の形態の熱動弁ユニット50は、たとえば3つの熱動弁50Aから構成されているが、2つの熱動弁50Aから構成されていてもよく、また4つ以上の熱動弁50Aから構成されていてもよい。
複数の熱動弁50Aの各々は、弁筐体1と、蓋41とを有している。弁筐体1は、第1通水部1aと、第2通水部1bとを有している。第1通水部1aはたとえば入水部であり、第2通水部1bはたとえば出水部である。
図2に示されるように、複数の熱動弁50Aの各々の弁筐体1は、一体として成形されており、互いに接合されている。複数の熱動弁50Aの各々の弁筐体1は、第1通水部1aを共有している。複数の熱動弁50Aは、複数の第2通水部1bを有している。第2通水部1bは、1つの熱動弁50A毎に設けられている。
複数の熱動弁50Aの各々の蓋41は、接続部43により一体として成形されており、互いに接合されている。蓋41は、弁筐体1に取り付け固定されている。具体的には、ボルト45などの固定部材が蓋41の貫通孔を挿通されたうえで弁筐体1のネジ孔1jに螺合されることにより蓋41は弁筐体1に取り付け固定されている。
図3に示されるように、1つの熱動弁50Aは、弁筐体1と、弁本体11と、駆動部21と、シール部材31と、絶縁リテーナ25と、絶縁スペーサ26と、第1弾性部材27と、蓋41とを有している。
弁筐体1は、筐体本体1kと、駆動部筐体1eとを有している。筐体本体1kおよび駆動部筐体1eは、一体として成形されており、互いに接合されている。筐体本体1kは、第1通水部1a(図1、2)と、第2通水部1bと、内部流路1cと、軸挿通孔1dとを有している。
第1通水部1aと第2通水部1bとの間に内部流路1cが設けられている。このため、たとえば第1通水部1aに供給された熱媒流体は、内部流路1cを通じて第2通水部1bから排出される。この内部流路1cは、複数の熱動弁50Aにより共有されている。
軸挿通孔1dは、弁筐体1の内部に設けられている。軸挿通孔1dは、内部流路1cに連通している。
弁筐体1の駆動部筐体1eは、筒形状を有している。駆動部筐体1eは、第1端1e1と、第1端1e1の反対側の端である第2端1e2とを有している。駆動部筐体1eは、第2端1e2において筐体本体1kと接続されている。
駆動部筐体1eは、軸挿通孔1dに対して内部流路1cの反対側に配置されている。駆動部筐体1eの内部空間1fは軸挿通孔1dに連通している。
弁本体11は、弁体12と、弁軸13と、第2弾性部材14とを有している。弁体12は、上記内部流路1cを開閉可能である。具体的には、弁体12が弁座1gに当接した状態において、内部流路1cは弁体12により閉じられている。また弁体12が弁座1gから離れた状態において、内部流路1cは弁体12により開かれている。
弁軸13は、軸挿通孔1dを貫通するように軸挿通孔1dに挿通されている。弁軸13の一方端部は内部流路1c内に位置し、他方端部は駆動部筐体1eの内部空間1fに位置している。弁軸13の上記一方端部は、弁体12に接続されている。第2弾性部材14は、内部流路1cを閉じる方向(弁体12が弁座1gに向かう方向)に弁体12を付勢している。第2弾性部材14は、たとえばコイルばねである。
駆動部21は、駆動部筐体1eの内部空間1fに配置されている。駆動部21は、ヒータ22と、第1電極部材23aと、第2電極部材23bと、熱応動素子24とを有している。ヒータ22、第1電極部材23aおよび第2電極部材23bの各々は、熱応動素子24よりも第1端1e1側に配置されている。
第1電極部材23aおよび第2電極部材23bの各々は、ヒータ22に電気的に接続されている。第1電極部材23aはヒータ22の第2端1e2側に配置されており、第2電極部材23bはヒータ22の第1端1e1側に配置されている。第1電極部材23aと第2電極部材23bとによりヒータ22は挟み込まれている。
第1電極部材23aと第2電極部材23bとによりヒータ22は通電可能である。ヒータ22は、通電されることによって発熱する。ヒータ22は発熱することによって熱応動素子24を加熱する。ヒータ22は、たとえばPTC(Positive Thermal Coefficient)サーミスタ(正特性サーミスタ)である。
熱応動素子24は、ヒータ22と弁軸13との間に配置されている。熱応動素子24は、ヒータ22で加熱されることによって弁軸13をその軸方向に移動させることができる。
熱応動素子24は、たとえばワックスエレメントである。この熱応動素子24は、感熱部24aと、軸体24bとを有している。感熱部24aは、ワックスが充填された構成を有している。感熱部24aに充填されるワックスは、たとえばパラフィンワックスである。軸体24bは、感熱部24aの内部に挿入された一端と、感熱部24aから突き出した他端とを有している。
感熱部24aのワックスは、ヒータ22で加熱されることにより膨張する。このワックスの膨張に伴い、軸体24bは感熱部24aの内部から押し出される。また感熱部24aのワックスは、加熱状態から冷却されることにより収縮する。このワックスの収縮に伴い、軸体24bは感熱部24aの内部へ移動する。
シール部材31は、弁軸13と軸挿通孔1dの壁面との間をシールする機能(弁軸13と軸挿通孔1dの壁面との間を水密に封止する機能)を有している。シール部材31は、駆動部21と内部流路1cとの間に配置されている。このシール部材31は、内部流路1c内の熱媒流体が、軸挿通孔1dを通じて駆動部筐体1eの内部空間1fに侵入することを阻止している。
シール部材31は、たとえば2つのOリング32、33を有している。Oリング32、33の各々は、円環形状を有している。Oリング32、33の各々の内周部は弁軸13の外周面に接触し、かつOリング32、33の各々の外周部は軸挿通孔1dの壁面に接触している。
絶縁リテーナ25は、駆動部筐体1eの内部空間1f内に配置されている。絶縁リテーナ25は、駆動部21とシール部材31との間に配置されている。絶縁リテーナ25は、絶縁材料により構成されている。
絶縁リテーナ25は、有底筒状の形状を有している。絶縁リテーナ25は、筒状部25aと、底部25bと、突出部25cと、フランジ部25dとを有している。筒状部25aは、筒状の形状を有している。底部25bは筒状部25aの底に設けられている。底部25bは、貫通孔を有する円環形状を有している。底部25bの貫通孔には弁軸13が挿通されている。突出部25cは、底部25bに設けられており、底部25bから筒状部25aとは反対側に延びている。突出部25cは、筒状の形状を有している。フランジ部25dは、筒状部25aの外周面から外周側に突き出している。フランジ部25dは、円環形状を有している。
絶縁スペーサ26は、たとえば柱状の形状を有している。絶縁スペーサ26は、熱応動素子24の軸体24bと弁本体11の弁軸13との間に配置されている。絶縁スペーサ26は、絶縁リテーナ25の筒状部25aの内部に配置されている。また絶縁スペーサ26は、絶縁材料により構成されている。
第1弾性部材27は、絶縁リテーナ25のフランジ部25dと熱応動素子24との間に配置されている。第1弾性部材27は、たとえばコイルばねである。
この第1弾性部材27は、熱応動素子24をヒータ22の側に向けて押付けている。具体的には、第1弾性部材27は、熱応動素子24を第1電極部材23aに押付けている。これにより熱応動素子24はヒータ22から発せられる熱を効率的に受け取ることができる。
また第1弾性部材27は、駆動部21に対して絶縁リテーナ25をシール部材31の側に付勢している。これにより第1弾性部材27は、絶縁リテーナ25のフランジ部25dをシール部材31側に向けて弁筐体1に押付けている。この状態において、絶縁リテーナ25の一部(突出部25cの少なくとも一部)は、軸挿通孔1dの内部に挿入されている。
蓋41は、たとえばボルト(図1、2)などの固定部材により弁筐体1に取り付けられている。蓋41は、駆動部筐体1eの外周面および第1端1e1を取り囲むように配置されている。蓋41は、内部に突き出す突起部42を有している。この突起部42は、第1端1e1側から駆動部筐体1eの内部空間1f内へ延びて、第2電極部材23bに当接している。
図2に示されるように、第1電極部材23aは、当接部23aaと、引出部23abと、端子部23acとを有している。当接部23aaは、ヒータ22と当接する部分であり、たとえば環形状を有している。引出部23abは、当接部23aaから外周側に引き出された後に折り曲げられて第2端1e2側へ延びている。端子部23acは、引出部23abの第2端1e2側の端部に接続されている。端子部23acは、リード線(図示せず)と電気的に接続される部分である。
第2電極部材23bも、第1電極部材23aと同様の構成を有している。具体的には、第2電極部材23bは、当接部23baと、引出部23bbと、端子部23bcとを有している。当接部23baは、ヒータ22と当接する部分であり、たとえば環形状を有している。引出部23bbは、当接部23baから外周側に引き出された後に折り曲げられて第2端1e2側へ延びている。端子部23bcは、引出部23bbの第2端1e2側の端部に接続されている。端子部23bcは、リード線(図示せず)と電気的に接続される部分である。
駆動部筐体1eは、第1切欠部1eaと、第2切欠部1ebとを有している。第1切欠部1eaおよび第2切欠部1ebの各々は、駆動部筐体1eの第1端1e1から第2端1e2側へ延びている。また第1切欠部1eaおよび第2切欠部1ebの各々は、駆動部筐体1eを厚み方向に貫通している。
第1切欠部1eaは、第1電極部材23aの一部が挿入される部分である。第1電極部材23aは、第1切欠部1eaを通じて駆動部筐体1eの内部空間1fから外部へ延びている。第2切欠部1ebは、第2電極部材23bの一部が挿入される部分である。第2電極部材23bは、第2切欠部1ebを通じて駆動部筐体1eの内部空間1fから外部へ延びている。
第1電極部材23aが駆動部筐体1eの内部空間1f内に配置された状態で、第1電極部材23aの当接部23aaは内部空間1f内に位置しているが、引出部23abおよび端子部23acは、駆動部筐体1eの外部に位置している。この状態では、引出部23abの一部が第1切欠部1ea内に挿入されている。
また第2電極部材23bが駆動部筐体1eの内部空間1f内に配置された状態で、第2電極部材23bの当接部23baは内部空間1f内に位置しているが、引出部23bbおよび端子部23bcは、駆動部筐体1eの外部に位置している。この状態では、引出部23bbの一部が第2切欠部1eb内に挿入されている。
第1切欠部1eaおよび第2切欠部1ebの間であって、駆動部筐体1eの外周面には、その外周面から外周側へ突き出すように絶縁用リブ1ecが設けられている。この絶縁用リブ1ecは、駆動部筐体1eの第1端1e1から第2端1e2に亘る全体に延びている。
また弁筐体1は、保持部1h、1iを有している。この保持部1h、1iは、第1電極部材23aおよび第2電極部材23bの少なくとも一方の電極部材に接続されたリード線を保持するための部分である。
保持部1h、1iは、第1保持部分1hと、第2保持部分1iとを有している。第1保持部分1hは、たとえば第1電極部材23aに電気的に接続されたリード線を保持するための部分である。また第2保持部分1iは、たとえば第2電極部材23bに電気的に接続されたリード線を保持するための部分である。
第1保持部分1hおよび第2保持部分1iの各々は、弁筐体1の一部に設けられた切欠部である。この切欠部の中にリード線を嵌め込むことによって、第1保持部分1hおよび第2保持部分1iの各々にリード線を保持することが可能となる。
第1保持部分1hおよび第2保持部分1iの各々は、駆動部筐体1eの第2端1e2の直下、つまり駆動部筐体1eの第2端1e2が接続される筐体本体1kの部分に設けられている。駆動部筐体1eの第2端1e2が接続される筐体本体1kの部分は、駆動部筐体1eの外周面に対して外周側に張り出しており、その張り出した部分に第1保持部分1hおよび第2保持部分1iの各々をなす切欠部が設けられている。
複数の蓋41は、上記のとおり接続部43により一体として成形されており、互いに接続されている。この接続部43は、複数の蓋41の下端に取り付けられている。接続部43には、複数(たとえば3つ)の防滴カバー44が接続部43と一体として成形されている。複数の防滴カバー44の各々は、接続部43に対して蓋41とは反対側に延びている。
図4に示されるように、第1切欠部1eaは、第1電極部材23aの第2端1e2側の端部(端子部23acの端部)よりも第2端1e2側に延びている。これにより、第1切欠部1eaの第1端1e1から第2端1e2に向かう方向の寸法D2は、第1端1e1から第1電極部材23aの第2端1e2側の端部(端子部23acの端部)までの距離D1よりも大きい。
また第1切欠部1eaは、熱応動素子24の側方まで延びている。これにより図4に示される正面視において、第1切欠部1eaを通じて駆動部筐体1eの外部から熱応動素子24の側部を視認することができる。
また第2切欠部1ebが第1端1e1から第2端1e2側まで延びる寸法D3は、第1切欠部1eaが第1端1e1から第2端1e2側まで延びる距離D1よりも小さい。第2切欠部1ebは、たとえばヒータ22の側方位置まで延びている。上記寸法D3は、第1端1e1からヒータ22の第2端1e2側の端部までの距離D4よりも小さい。
(実施の形態における熱動弁の動作)
次に、本実施の形態における熱動弁50Aの動作について図3を用いて説明する。
図3に示されるように、熱応動素子24がヒータ22により加熱されていない場合には、弁体12が第2弾性部材14により駆動部21に向かう方向に付勢されて弁座1gに当接している。このため、第1通水部1a(図1、図2)から内部流路1cに流れ込んだ熱媒流体(たとえば湯水)は、弁体12と弁座1gにより遮断され、第2通水部1bへは達しない。
他方、熱応動素子24がヒータ22により加熱されている場合には、熱応動素子24が弁軸13を軸方向に第2弾性部材14に向けて移動させる。このため、弁体12が弁座1gから離間する。その結果、第1通水部1aから内部流路1cに流れ込んだ熱媒流体(たとえば湯水)は、弁体12と弁座1gとの間を通過し、第2通水部1bから流出する。
そして、ヒータ22による熱応動素子24の加熱が終了すると、熱応動素子24が弁軸13を軸方向に第2弾性部材14に向けて押し出す力がなくなる。このため、第2弾性部材14の付勢力により、弁体12と弁座1gとが再び当接し、熱媒流体の流れを遮断する上記状態に戻る。このように、熱動弁50Aにおいては、ヒータ22による加熱を行うか否かにより、熱媒流体(たとえば湯水)が内部流路1cを通水するか否かを切り替えることができる。
(実施の形態における弁筐体1の成形方法)
次に、本実施の形態における弁筐体1の成形方法について図8を用いて説明する。
図8に示されるように、弁筐体1を成形するための金型は、下型71と、上型72と、中型73と、スライドピン74とを有している。上型72は、駆動部筐体1eの第1切欠部1eaを成形するための部分72aと、駆動部筐体1eの第2切欠部1ebを成形するための部分72bとを有している。
下型71および上型72の各々は、図8中上下方向に移動可能である。中型73は、図8の紙面に対して手前側および奥側へ移動可能である。スライドピン74は、図8中左右方向に移動可能である。
下型71、上型72、中型73およびスライドピン74により構成されるキャビティ75内に樹脂をたとえば充填することにより弁筐体1が成形される。
(実施の形態における効果)
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、図2および図4に示されるように、第1電極部材23aが挿入される第1切欠部1eaが第1端1e1から第1電極部材23aの第2端1e2側の端部よりも第2端1e2側に延びている。これにより第1切欠部1eaは、電極挿入部としてだけでなく、駆動部筐体1eの内部空間1f内に入る流体を外部へ排出する流体排出部としても機能する。このように第1切欠部1eaを電極挿入部と流体排出部とを一体として構成したため、上記流体排出部用の金型と上記電極挿入部用の金型とを別途に準備する必要はなく、図8に示される上型72のように一体物として準備することができる。よって弁筐体1の成形用の金型をシンプルにすることができるとともに、弁筐体1の成形が容易となる。
また本実施の形態においては、図4に示されるように、第1切欠部1eaは、熱応動素子24の少なくとも側方まで延びている。これにより熱応動素子24に蓄えられた熱を第1切欠部1eaを通じて駆動部筐体1eの外部へ排出することが容易となる。このため、熱応動素子24の放熱を効果的に行うことができる。
また本実施の形態においては、図4に示されるように、第2切欠部1ebは、ヒータ22の側方まで延び、かつ第1電極部材23aの側方まで延びていない。これにより第1切欠部1eaに挿入される第1電極部材23aが、第2電極部材23bよりも第2端1e2側に位置することになる。
また本実施の形態においては、図2に示されるように、第1切欠部1eaおよび第2切欠部1ebの間であって、駆動部筐体1eの外周面には、その外周面から外周側へ突き出すように絶縁用リブ1ecが設けられている。これにより駆動部筐体1eの外周面に沿う第1切欠部1eaと第2切欠部1ebとの間の沿面距離を、絶縁用リブ1ecを設けた分だけ長く確保することができる。このため駆動部筐体1eの外周面に沿う経路における第1電極部材23aと第2電極部材23bとのショートを抑制することができる。
また本実施の形態においては、図2に示されるように、弁筐体1は、保持部1h、1iを有している。この保持部1h、1iによりリード線を保持することができるとともに、その保持部1h、1iの切欠部を通じて、第1切欠部1eaから排出された熱媒流体を蓋41の外部へ排出することが容易となる。
なお保持部1h、1iの切欠部に流体が流れる場合、流体がリード線に触れることになる。しかし、リード線は導体の周囲を絶縁被覆したものであるため、流体がリード線の外部に触れても、漏電、ショートなどの問題は生じない。
また本実施の形態においては、図5に示されるように、駆動部筐体1eの第2端1e2側の部分と蓋41との間には、第1切欠部1eaに通じる隙間が設けられている。この隙間により、駆動部筐体1eの内部空間1fから外部へ排出された熱媒流体を蓋41の外部へ排出することが可能となる。
また本実施の形態においては、図5に示されるように、防滴カバー44は保持部1h、1iを覆っている。これにより、外部から水などの流体が熱動弁ユニット50に掛かった場合でも、保持部1h、1iなどを通じて弁筐体1と蓋41との間に水などの流体が侵入することが防滴カバー44により抑制される。
また本実施の形態においては、図2に示されるように、熱動弁ユニット50は、複数(たとえば3つ)の熱動弁50Aを複数個有しており、複数の熱動弁50Aに含まれる駆動部筐体1eの各々は互いに接合されている。このような熱動弁ユニット50は、第1端1e1が上、第2端1e2が下を向くように温水暖房装置60(図9)内に配置される。そして第1電極部材23aが挿入される第1切欠部1eaは、上側である第1端1e1から、第1電極部材23aの第2端1e2側の端部よりも下側である第2端1e2側に延びている。このため駆動部筐体1e内に入った流体は、第1電極部材23aの第2端1e2側の端部よりも下側に延びる第1切欠部1eaを通じて駆動部筐体1eの内部から外部へ排出される。よって熱媒流体が第1電極部材23aに接触することがさらに抑制される。
また複数の熱動弁50Aが互いに接合されているため、部品点数が少なくなり、組立が容易となる。
また本実施の形態においては、図2に示されるように、複数の熱動弁50Aに含まれる蓋41の各々が互いに一体的に接合されている。これによりさらに部品点数が少なくなり、組立が容易となる。
(変形例)
図6に示されるように、第1切欠部1eaは、絶縁リテーナ25とシール部材31との間まで延びていてもよい。これにより内部流路1cから絶縁リテーナ25とシール部材31との間に入った流体を第1切欠部1eaを通じて弁筐体1の外部へ排出することができる。
図7に示されるように、第2切欠部1ebは、第1端1e1から延びる第1部分1ebaと、その第1部分1ebaよりも第2端1e2側へ延びる第2部分1ebbとを有していてもよい。この第1部分1ebaは、たとえば図4に示す第2切欠部1ebと同じ寸法D3で形成されている。第2部分1ebbは、駆動部筐体1eの第2端1e2に達していてもよい。
第1部分1ebaの幅W1は、第2電極部材23bの第2切欠部1ebを通る引出部23abの幅よりも大きい。一方、第2部分1ebbの幅W2は、第2電極部材23bの第2切欠部1ebを通る引出部23abの幅よりも小さい。
これにより第2電極部材23bを第1部分1eba内にて位置決めすることができる。また第2部分1ebbが第1部分1ebaよりも第2端1e2側へ延びているため、この第2部分1ebbからも駆動部筐1e内に入る流体を外部へ排出することが可能となる。
(実施の形態における適用範囲)
なお本実施の形態において熱応動素子24は、加熱により応動する素子であれば、ワックスエレメント以外の素子であってもよい。またヒータ22は、熱応動素子24を加熱できるものであれば、PTCサーミスタ以外であってもよい。
シール部材31は、弁軸13と軸挿通孔1dにおける弁筐体1との間をシールできる部材であれば、Oリング32、33以外の部材であってもよい。シール部材31は、2つのOリング32、33に限定されるものではなく、1つのOリングであってもよく、また3つ以上のOリングであってもよい。
(実施の形態における温水暖房装置の構成)
次に、本実施の形態における熱動弁ユニット50が用いられる温水暖房装置60の構成を、図9を用いて説明する。
図9に示されるように、温水暖房装置60は、熱動弁ユニット50と、タンク51と、ポンプ52と、ファン53と、バーナ54と、一次熱交換器55と、二次熱交換器56と、配管57a~57gとを有している。
配管57aは給水配管であって、タンク51に接続されている。タンク51には配管57bの一方端が接続されている。この配管57bにはポンプ52が配置されている。配管57bの他方端は、配管57cと配管57dとに分岐している。つまり配管57cの一方端と配管57dの一方端との各々は、配管57bの他方端に接続されている。
配管57cの他方端は、一次熱交換器55に接続されている。配管57dの他方端は、低温暖房端末61に接続される部分である。
配管57eの一方端は、一次熱交換器55に接続されている。配管57eの他方端は、高温暖房端末62に接続される部分である。
配管57fの一方端は、低温暖房端末61および高温暖房端末62の各々に接続される部分である。配管57fの他方端は、二次熱交換器56に接続されている。
配管57gの一方端は、二次熱交換器56に接続されている。配管57gの他方端は、タンク51に接続されている。
バーナ54は、混合ガスを燃焼することにより加熱用気体としての燃焼ガスを発生するためのものである。ファン53は、バーナ54に生じた燃焼ガスを一次熱交換器55および二次熱交換器56に送るためのものである。
一次熱交換器55は燃焼ガスの顕熱を回収するためのものである。二次熱交換器56は燃焼ガスの潜熱を回収するためのものである。一次熱交換器55は、バーナ54の近傍に配置されている。二次熱交換器56は、一次熱交換器55を通過した後の燃焼ガスが通過する位置に配置されている。
タンク51は、熱媒流体(たとえば湯水)を貯留するためのものである。ポンプ52は、図中の矢印の方向に熱媒流体(たとえば湯水)を循環させるためのものである。このポンプ52により、タンク51内の熱媒流体は、配管57b~57gと、低温暖房端末61と、高温暖房端末62とを循環する。
具体的には、ポンプ52によりタンク51から配管57dに入った熱媒流体は、低温暖房端末61に供給される。これにより低温暖房端末61において暖房が行われる。
またポンプ52によりタンク51から配管57cに入った熱媒流体は、一次熱交換器55で加熱された後に高温暖房端末62に供給される。これにより高温暖房端末62において暖房が行われる。
低温暖房端末61および高温暖房端末62において熱を失った熱媒流体は、配管57fを通じて二次熱交換器56で加熱された後、タンク51に戻る。なお、配管57dを流れる熱媒流体の温度は、配管57eを流れる熱媒流体の温度よりも低い。
上記のような温水暖房装置60において、本実施の形態の熱動弁ユニット50は、たとえば配管57dに接続されている。この熱動弁ユニット50が温水暖房装置60に設置された状態において、熱動弁ユニット50の第2通水部1b(図1、図2)が下方を向き、蓋41が上方を向くように熱動弁ユニット50は設置される。この熱動弁ユニット50を開閉制御することにより、低温暖房端末61への熱媒流体の供給と遮断とを制御することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 弁筐体、1a 第1通水部、1b 第2通水部、1c 内部流路、1d 軸挿通孔、1e 駆動部筐体、1e1 第1端、1e2 第2端、1ea 第1切欠部、1eb 第2切欠部、1eba 第1部分、1ebb 第2部分、1ec 絶縁用リブ、1f 内部空間、1g 弁座、1h 第1保持部分、1i 第2保持部分、1j ネジ孔、1k 筐体本体、11 弁本体、12 弁体、13 弁軸、14 第2弾性部材、21 駆動部、22 ヒータ、23a 第1電極部材、23aa,23ba 当接部、23ab,23bb 引出部、23b 第2電極部材、23bc 端子部、24 熱応動素子、24a 感熱部、24b 軸体、25 絶縁リテーナ、25a 筒状部、25b 底部、25c 突出部、25d フランジ部、26 絶縁スペーサ、27 第1弾性部材、31 シール部材、32 Oリング、41 蓋、42 突起部、43 接続部、44 防滴カバー、45 ボルト、50 熱動弁ユニット、50A 熱動弁、51 タンク、52 ポンプ、53 ファン、54 バーナ、55 一次熱交換器、56 二次熱交換器、57a,57b,57c,57d,57e,57f,57g 配管、60 温水暖房装置、61 低温暖房端末、62 高温暖房端末、71 下型、72 上型、73 中型、74 スライドピン。

Claims (11)

  1. 第1端と、前記第1端の反対側の端である第2端とを有する筒状の駆動部筐体と、
    弁軸と、
    加熱されることにより前記弁軸を移動させ、かつ前記駆動部筐体内に収納される熱応動素子と、
    前記熱応動素子よりも前記第1端側に位置し、かつ前記熱応動素子を加熱するヒータと、
    前記熱応動素子よりも前記第1端側に位置し、かつ前記ヒータに電気的に接続される第1電極部材とを備え、
    前記駆動部筐体は、前記第1端から前記第2端に向かう方向に延び、かつ前記第1電極部材が挿入される第1切欠部を有し、
    前記第1切欠部は、前記駆動部筐体を厚さ方向に貫通し、かつ前記第1電極部材の前記第2端側の端部よりも前記第2端側に延びており、
    前記第1切欠部は、前記第1端から前記第2端へ向かう全体において前記駆動部筐体を厚さ方向に貫通している、熱動弁。
  2. 前記第1切欠部は、前記熱応動素子の少なくとも側方まで延びている、請求項1に記載の熱動弁。
  3. 前記第1電極部材は、前記ヒータの前記第2端側に位置し、
    前記ヒータに電気的に接続され、かつ前記ヒータの前記第1端側に位置する第2電極部材をさらに備え、
    前記駆動部筐体は、前記第1端から前記第2端に向かう方向に延び、かつ前記第2電極部材が挿入される第2切欠部を有し、
    前記第2切欠部は、前記ヒータの側方まで延びており、前記第1電極部材の側方まで延びていない、請求項1または請求項2に記載の熱動弁。
  4. 前記第2切欠部は、前記第1端から延びる第1部分と、前記第1部分に接続されて前記第1部分よりも前記第2端側へ延びる第2部分とを有し、
    前記第1部分の幅は、前記第2電極部材の前記第2切欠部を通る引出部の幅よりも大きく、
    前記第2部分の幅は、前記第2電極部材の前記引出部の幅よりも小さい、請求項3に記載の熱動弁。
  5. 前記駆動部筐体は、外周面を有し、かつ前記第1切欠部と前記第2切欠部との間において前記外周面から外周へ突き出す絶縁用リブを有する、請求項3または請求項4に記載の熱動弁。
  6. 前記駆動部筐体の外周と前記第1端とを取り囲む蓋をさらに備え、
    前記駆動部筐体の前記第2端側の部分と前記蓋との間には、前記第1切欠部に通じる隙間が設けられている、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の熱動弁。
  7. 前記駆動部筐体の前記第2端に接続されることで前記駆動部筐体とともに弁筐体を構成し、かつ前記弁軸を挿通する軸挿通孔を有する筐体本体と、
    前記弁軸と前記軸挿通孔との間をシールするシール部材と、
    前記熱応動素子と前記シール部材との間に配置され、かつ前記熱応動素子に対して前記シール部材の側に付勢されたリテーナとをさらに備え、
    前記第1切欠部は、前記第1端から前記リテーナと前記シール部材との間まで延びている、請求項6に記載の熱動弁。
  8. 前記弁筐体は、前記第1電極部材および前記第2電極部材の少なくとも一方の電極部材
    に接続されたリード線を保持する保持部を有し、
    前記蓋は、前記保持部を覆う防滴カバーを有する、請求項7に記載の熱動弁。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の前記熱動弁を複数個有し、
    複数の前記熱動弁に含まれる前記駆動部筐体の各々が互いに接合された、熱動弁ユニット。
  10. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の前記熱動弁を複数個有し、
    複数の前記熱動弁に含まれる前記駆動部筐体の各々が互いに一体的に接合され、
    複数の前記熱動弁に含まれる前記蓋の各々が互いに一体的に接合された、熱動弁ユニット。
  11. 配管と、
    前記配管の経路上に配置される請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の前記熱動弁とを備える、温水暖房装置。
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