JP7024016B2 - エレベータ制御システム及びエレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータ制御システム及びエレベータ制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、エレベータ制御システム及びエレベータ制御方法に関する。
利用者を乗せて昇降するエレベータの乗りかごは、車いす利用者が乗車することがあり、車いす利用者の乗降時には、通常時よりもドアが開いている時間を長くしたり、ドアが閉じる速度が遅くなるように設定することが望ましい(特許文献1参照)。
特開平5-278977号公報
従来におけるエレベータ装置では、乗りかごに乗車している利用者が車いす利用者であるか否かを判別することが難しく、ドアが開いている時間、及びドアが閉じる速度を適切に制御することが難しいという問題があった。
本発明の実施形態は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、車いす利用者が安全に、且つ余裕を持って乗りかごに乗降することが可能なエレベータ制御システム及びエレベータの制御方法を提供することにある。
本発明の実施形態は、複数のフロア間を移動する乗りかごの昇降を制御する運行制御部と、前記乗りかごに設けられ、利用者が降車フロアを選択する一般かご呼びを登録する一般かご呼び登録部、及び、車いすかご呼びを登録する車いすかご呼び登録部と、前記乗りかごに車いす利用者が乗車したことを検出する検出部と、前記乗りかごのドアの開閉を制御するとともに、前記車いすかご呼びが登録されている際には、前記一般かご呼び登録されている場合よりも、前記ドアが開いている時間である戸開時間を長くする制御、及び前記ドアが戸閉する速度である戸閉速度を遅くする制御、の少なくとも一方を実行するドア開閉制御部と、を備え、前記ドア開閉制御部は、前記検出部にて前記乗りかごに車いす利用者が乗車したことが検出され、その後、前記車いすかご呼びが登録されない場合には、既に登録されている全ての一般かご呼びを前記車いすかご呼びに変更することを特徴とする。
本実施形態に係るエレベータシステムの構成を示すブロック図。 本実施形態に係るエレベータ制御システムを含むエレベータ装置の概略構成図。 乗りかご2内の構成を模式的に示す説明図。 各フロアにおけるエレベータ乗り場を模式的に示す説明図。 光電管センサで検出されるオン、オフ信号を示すタイミングチャートであり、(a)は車いす利用者が乗車する場合、(b)は車いす利用者が乗車しない場合を示す。 本実施形態に係るエレベータ制御システムの処理手順を示すフローチャート。 車いす利用者乗車後のかご呼び処理を示すフローチャート。 車いす利用者降車判定処理を示すフローチャート。 車いす利用者非乗車定処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータ制御システムの構成を示すブロック図、図2は、本実施形態に係るエレベータ制御システムを含むエレベータ装置の概略構成図、図3は、乗りかご2内の構成を模式的に示す説明図、図4は、各フロアにおけるエレベータ乗り場を模式的に示す説明図である。本実施形態では、乗りかご2が1階からN階までのフロアを移動する例について示す。
なお、本実施形態では、乗りかご2内の利用者、及び各フロアのエレベータ乗り場で待機している利用者を含めて「乗員」という。また、乗員が乗りかご2に乗ることを「乗車」と言い、降りることを「降車」と言う。また、図1、図2では、一系統の乗りかご2を有するエレベータシステムを示しているが、複数系統の乗りかご2を備えて群管理されるエレベータシステムであってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係るエレベータ制御システムは、主制御装置1と、乗りかご2内に設置される乗りかご制御装置21と、乗りかご2が昇降移動する各フロアにそれぞれ設けられたフロア制御装置3(3-1~3-N)を備えている。
乗りかご制御装置21は、かご内通信部211と、表示制御部212と、音声出力制御部213と、ドア開閉制御部214と、乗降判定部215と、を備えている。乗りかご制御装置21はまた、乗りかご2内に設けられた開閉ボタン23と、一般かご呼びボタン24(一般かご呼び登録部)と、車いすかご呼びボタン25(車いすかご呼び登録部)と、かご内インジケータ26と、かご内スピーカ27(通知部)と、光電管センサ28(検出部)と、に接続されている。
乗りかご制御装置21は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
図3に示すように開閉ボタン23は、乗りかご2のドア29側の壁面に設置された操作パネル41、及び乗りかご2のドア29の側面に設置された操作パネル42に搭載され、ドア29の開閉を操作する。即ち、乗りかご2内の乗員が開閉ボタン23を押すことにより、ドア29の戸開、及び戸閉を操作することができる。
一般かご呼びボタン24は、操作パネル41(図3)に搭載されている。一般かご呼びボタン24は、フロアを示す番号が付されており、乗りかご2の乗員が降車フロアを選択するボタンである。一般かご呼びボタンを押すことにより、所望のフロアで乗りかごを停止させるための「一般かご呼び」を登録することができる。例えば、下降中の乗りかご2に5階で乗車した乗員が「3」を示す一般かご呼びボタンを押すことにより、乗りかご2を3階で停止させることができる。
車いすかご呼びボタン25は、操作パネル42の、上記一般かご呼びボタン24よりも若干低い位置に設置されている。車いすかご呼びボタン25は、車いすの利用者が容易に操作できる高さに設置されている。車いすかご呼びボタン25は、一般かご呼びボタン24と同様にフロアを示す番号が付されたボタンであり、主に車いす利用者が降車フロアを選択するボタンである。車いすかご呼びボタン25を押すことにより、所望のフロアで乗りかごを停止させるための「車いすかご呼び」を登録することができる。
かご内インジケータ26は、例えば液晶表示器であり、現在の乗りかご2の位置、上昇・下降、等の各種の情報を表示する。
かご内スピーカ27は、乗りかご2内の乗員に対して通知するべき情報を音声で出力する。特に、かご内スピーカ27は、後述するように、車いすかご呼びが一般かご呼びに変更された際に、この旨を乗りかご2の乗員に通知する通知部としての機能を有する。
光電管センサ28(図1、図2参照)は、ドア29の開閉方向(図2の紙面に直交する方向)に向けて対をなして配置されている。光電管センサ28は、乗員が戸開しているドア29を通過する際に光を遮ることを検出し、乗員の乗車及び降車を検出する。なお、図2では、高さが異なる2系統の光電管センサ28の対が設置される例を示している。
なお、本実施形態では、乗りかご2への乗員の乗車、及び乗りかご2からの乗員の降車を検出する検出部として光電管センサ28を備える例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のセンサを用いてもよい。光電管センサ28は、乗りかご2に車いす利用者が乗車したことを検出する検出部としての機能を備えている。
図1に戻って、示すかご内通信部211は、主制御装置1との間で有線または無線による通信を行う。
表示制御部212は、かご内インジケータ26に各種の情報を表示する制御を行う。
音声出力制御部213は、乗りかご2内の乗員に通知するべき情報を音声データに変換して、かご内スピーカ27に出力する。
乗降判定部215は、光電管センサ28の出力に基づいて、乗りかご2に車いす利用者及びその他の乗員が乗車したか否かを判定する。乗降判定部215はまた、光電管センサ28の出力に基づいて、乗りかご2から車いす利用者及びその他の乗員が降車したか否かを判定する。
ドア開閉制御部214は、乗りかご2の開閉用のドア29の開閉を制御する。具体的に、乗りかご2が任意のフロアにて停止した際に、ドア29を戸開する。また、ドア29の戸開後、所定時間が経過した際にドア29を戸閉する。ドア開閉制御部214はまた、乗員により開閉ボタン23が操作された際に、ドアの開閉を行う。ドア開閉制御部214はまた、乗りかご2内への車いす利用者の乗降に応じて、戸開時においてドア29が開いている時間である戸開時間を長くする制御、及びドア29が戸閉する速度である戸閉速度を遅くする制御を実行する。戸開時間を長くする制御、及び戸閉速度を遅くする制御の詳細については後述する。
一方、フロア制御装置3は、図1、図4に示すように、フロア通信機31と、一般フロア呼びボタン32と、車いすフロア呼びボタン33と、フロア表示部34と、フロアスピーカ35と、を備えている。
フロア通信機31は、主制御装置1との間で有線或いは無線による通信を行う。
一般フロア呼びボタン32は、各フロアのエレベータ乗り場に設置され、上昇或いは下降の乗りかご2を呼ぶための「一般フロア呼び」を登録するボタンである。一般フロア呼びボタン32を押すことにより、そのフロアに停止させることができる。
車いすフロア呼びボタン33は、各フロアのエレベータ乗り場に設置され、車いす用の乗りかごを呼ぶための「車いすフロア呼び」を登録するボタンである。車いすフロア呼びボタン33を押すことにより、車いす用の乗りかご2をそのフロアに停止させることができる。
フロア表示部34は、各フロアのエレベータ乗り場に設置され、現在の乗りかご2が存在するフロア、及び上昇・下降を示す矢印などを表示する。
フロアスピーカ35は、エレベータ乗場にて待機している乗員に対して通知するべき情報を音声で出力する。
また、図4に示すように、各フロアのエレベータ乗り場には、乗員が昇降時に開閉するドア36が設けられている。
一方、図1に示す主制御装置1は、運行制御部11と、通信部12、を備えている。主制御装置1は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
通信部12は、乗りかご制御装置21及び各フロア制御装置3(3-1~3-N)との間で有線或いは無線による通信を行う。
運行制御部11は、乗りかご2の上昇・下降、各フロアでの停止などの制御を総括的に行う。具体的に、運行制御部11は、一般かご呼びボタン24が押されて、一般かご呼びが登録された際には、登録されたフロアに乗りかご2を停止させる制御を行う。運行制御部11はまた、車いすかご呼びボタン25が押されて、車いすかご呼びが登録された際には、登録されたフロアに車いす用の乗りかご2を停止させる制御を行う。
運行制御部11はまた、一般フロア呼びボタン32が押されて、フロア制御装置3による一般フロア呼びが登録された際にはこのフロアに乗りかご2を停止させる制御を行う。運行制御部11はまた、車いすフロア呼びボタン33が押されて、フロア制御装置3による車いすフロア呼びが登録された際にはこのフロアに車いす用の乗りかご2を停止させる制御を行う。
次に、乗降判定部215による車いす利用者の乗車、降車の判定、及び、ドア開閉制御部214によるドア29の戸開時間、及び戸閉速度を変更する制御について説明する。乗降判定部215は、光電管センサ28の出力信号に基づいて、車いす利用者の乗降を判定する。
図5は、光電管センサ28より出力されるオン、オフ信号を示すタイミングチャートである。光電管センサ28は、一対のセンサ間に投光される光が遮られたときにオン信号を出力し、光が通過したときにオフ信号を出力する。図5(a)は車いす利用者が乗降したときのオン、オフ信号を示し、図5(b)は車いす利用者が乗降しなかったときのオン、オフ信号を示している。
一般の乗員が乗りかご2に乗車する場合、或いは乗りかご2から降車する場合には、図5(b)に示すように光電管センサ28より出力される信号は、ほぼ一定の間隔で断続的にオン、オフが繰り返される信号となる。一方、車いす利用者が乗りかご2に乗車する場合、或いは乗りかご2から降車する場合には、図5(a)に示すように光電管センサ28より出力される信号は、オン時間が長くなる。従って、乗降判定部215は、光電管センサ28より出力されるオン、オフ信号に基づいて、乗りかご2に車いす利用者が乗車したこと、及び、乗りかご2から車いす利用者が降車したことを判定することが可能となる。具体的に、光電管センサ28の出力信号のオン時間が、予め設定した閾値時間を超えた場合には、車いす利用者が乗車、或いは降車したと判定する。
ドア開閉制御部214は、乗りかご2に車いす利用者が乗車したことが検出された際には、この車いす利用者が乗降する際の、ドア29(図2、図3参照)の戸開時間、及び戸閉速度を変更する制御を行う。
[本実施形態の動作]
以下、本実施形態に係るエレベータ制御システムの動作を、図6~図9に示すフローチャートを参照して説明する。
初めに、図6のステップS11において、乗りかご制御装置21は、乗りかご2が停止しているフロアで待機中の乗員が乗りかご2に乗車する際の、光電管センサ28の出力信号を取得する。
ステップS12において、乗降判定部215は、光電管センサ28の出力信号に基づき、乗りかご2に車いす利用者P(図2参照)が乗車したか否かを判定する。乗りかご2に車いす利用者Pが乗車すると、図5(a)に示したように、光電管センサ28の出力信号のオン時間が通常よりも長くなる。従って、この出力信号に基づいて、車いす利用者Pの乗車を検出することができる。
ステップS13において、乗りかご2内に車いす利用者Pが乗車したと判定された場合には(S13;YES)ステップS14に処理を進め、そうでなければ(S13;NO)ステップS16に処理を進める。
ステップS14において、車いす利用者が乗りかご2に乗車した後のかご呼び処理を実施する。詳細については、図7を参照して後述する。
ステップS15において、車いす利用者の降車判定処理を実施する。詳細については、図8を参照して後述する。
ステップS16において、車いす利用者の非乗車判定処理を実施する。詳細については、図9を参照して後述する。
図7は、図6のステップS14に示した車いす利用者乗車後のかご呼び処理を示すフローチャートである。
図7のステップS21において、乗りかご制御装置21は、車いすかご呼びが新規に登録されたか否かを判定する。登録された場合には(S21;YES)、ステップS22に処理を進め、そうでなければ(S21;NO)、ステップS24に処理を進める。
ステップS22において、乗りかご制御装置21は、新規に登録された車いすかご呼び以外に、既に、他の車いすかご呼びが登録されているか否かを判定する。登録されている場合には(S22;YES)、ステップS23に処理を進め、そうでなければ(S22;NO)、ステップS25に処理を進める。
ステップS23において、乗りかご制御装置21は、他の車いすかご呼びを、一般かご呼びに変更する処理を実施する。即ち、乗りかご2内に車いす利用者Pが乗車し、その後、車いすかご呼びが新規に登録されたということは、この車いす利用者Pが車いすかご呼びを登録したものと推察される。
従って、既に登録されている他の車いすかご呼びは、一般の乗員が車いすかご呼びボタン25を押して登録されたものと推察される。従って、他の車いすかご呼びは、車いす利用者Pが登録したものではないと判断し、一般かご呼びに変更する処理を実施する。その後、ステップS25に処理を進める。
一方、ステップS21の処理で、車いすかご呼びが新規に登録されなかった場合には(S21;NO)、ステップS24において、運行制御部11は、その時点で登録されている一般かご呼び、及び車いすかご呼びを、全て車いすかご呼びに変更する。つまり、車いす利用者Pが乗りかご2に乗車した後、車いすかご呼びが登録されなかったということは、この車いす利用者Pが降車するフロアについて、既に一般かご呼びが登録されているものと推察される。この場合には、車いす利用者Pはどのフロアで降車するかを判断できないので、全てのかご呼びを車いすかご呼びに変更する。
ステップS25において、ドア開閉制御部214は、車いすかご呼び登録されたフロアについて、戸開時間を長くし、且つ戸閉速度を遅くする制御を実施する。従って、乗りかご2に乗車した車いす利用者Pは、乗りかご2から降車する際に、ドア29の戸開時間が通常よりも長くなり、且つ、ドア29の戸閉速度が遅くなるので、乗りかご2から安全に降車することができる。
図8は、図6のステップS15に示した車いす利用者降車判定処理を示すフローチャートである。
ステップS31において、乗降判定部215は、光電管センサ28の出力信号に基づき、乗りかご2内から乗員が降車中であるか否かを判定する。乗りかご2が一般かご呼び、または車いすかご呼びにより停止し、更に、光電管センサ28にて乗員の移動が検出された際には、このフロアにおいて乗員が降車中であると判定する。
ステップS32、S33において、乗降判定部215は、前述した図5にて示したように、光電管センサ28の出力信号に基づき、降車した乗員が車いす利用者Pであるか否かを判定する。車いす利用者Pが降車したと判定された場合には(S33;YES)、ステップS34に処理を進め、そうでなければ(S33;NO)、本処理を終了する。
ステップS34において、乗りかご制御装置21は、その時点で登録されている全ての車いすかご呼びを、一般かご呼びに変更する。即ち、乗りかご2から車いす利用者Pが降車したということは、その時点で登録されている車いすかご呼びは全て不要であるので、一般かご呼びに変更する。即ち、図7のステップS24の処理で、全てのかご呼びを車いすかご呼びに変更して登録した後、乗りかご2から車いす利用者Pが降車した場合には、その後は車いすかご呼びとして登録する必要はない。従って、車いすかご呼びを一般かご呼びに変更することにより、不必要にドア29の戸開時間を長くしたり、戸閉速度を遅くするなどの処理が行われることを回避する。その後、本処理を終了する。
図9は、図6のステップS16に示した車いす利用者非乗車定処理を示すフローチャートである。この処理は、図6のステップS13に示した処理で、乗りかご2内に車いす利用者が乗車していないと判定されたときに実行される。
初めに、ステップS41において、乗りかご制御装置21は、新規に車いすかご呼びが登録されたか否かを判定する。登録された場合には(S41;YES)、そうでなければ(S41;NO)、本処理を終了する。
ステップS42において、乗りかご制御装置21は、新規に登録された車いすかご呼びを一般かご呼びに変更する。即ち、車いす利用者Pが乗車していないにも関わらず、車いすかご呼びが登録されたということは、一般の乗員が車いすかご呼びボタン25を押したものと推察される。このような場合には、車いすかご呼びを登録する必要はないので、一般かご呼びに変更する。
ステップS43において、音声出力制御部213は、車いすかご呼びを一般かご呼びに変更したことを乗りかご2内にてアナウンスする。即ち、図1に示したかご内スピーカ27にて、車いすかご呼びを一般かご呼びに変更したことを音声でアナウンスし、乗りかご2内の乗員に知らせる。その後、本処理を終了する。
[本実施形態の効果]
このようにして、本実施形態に係るエレベータシステムでは、光電管センサ28で車いす利用者が乗りかご2に乗車したことが検出され、その後、車いすかご呼びが登録されない場合には、一般かご呼びが登録されている全てのフロアについて、乗りかご開閉用のドア29が開いている時間である戸開時間を長くする制御、及びドア29が戸閉する速度である戸閉速度を遅くする制御を実行する。
従って、車いす利用者Pは、乗りかご2から降車する際に、戸開時間が長くなり、且つ、戸閉速度が遅くなるので、安全に且つ余裕を持って降車することが可能となる。
なお、本実施形態では、戸開時間を長くする制御、及び戸閉速度を遅くする制御の双方を実行する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも一方の制御を実行してもよい。
また、車いす利用者Pが乗りかご2に乗車した後に、車いすかご呼びが登録された場合には、この車いすかご呼び以外の全ての車いすかご呼びを、一般かご呼びに変更する。このため、不必要に車いすかご呼びが登録されることを回避し、車いす利用者が降車しないにも関わらず、ドア29の戸開時間が長くなることや、戸閉速度が遅くなることによって、フロアでの停止時間が長くなるといった問題を回避することができる。
更に、全ての一般かご呼びを車いすかご呼びに変更した後、車いす利用者の降車が検出された際には、その後に登録されている車いすかご呼びを一般かご呼びに変更する。従って、車いす利用者が降車したにも関わらず、その後の停止フロアで、ドア29の戸開時間が長くなることや、戸閉速度が遅くなることによって、フロアでの停止時間が長くなるといった問題を回避することができる。
また、車いす利用者の乗車が検出されず、その後、車いすかご呼びが発生した場合には、この車いすかご呼びは、一般の乗員が車いすかご呼びボタン25を押したことによるものと推察されるので、一般かご呼びに変更する。従って、その後の停止フロアで、ドア29の戸開時間が長くなることや、戸閉速度が遅くなることによって、フロアでの停止時間が長くなるといった問題を回避することができる。
更に、車いすかご呼びが一般かご呼びに変更されたことが、乗りかご2内の乗員にアナウンスされるので、乗員は変更されたことを認識することが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…主制御装置、2…乗りかご、3(3-1~3-N)…フロア制御装置、11…運行制御部、12…通信部、21…乗りかご制御装置、23…開閉ボタン、24…一般かご呼びボタン、25…車いすかご呼びボタン、26…かご内インジケータ、27…かご内スピーカ、28…光電管センサ、29…ドア、31…フロア通信機、32…一般フロア呼びボタン、33…車いすフロア呼びボタン、34…フロア表示部、35…フロアスピーカ、36…ドア、41…操作パネル、42…操作パネル、211…かご内通信部、212…表示制御部、213…音声出力制御部、214…ドア開閉制御部、215…乗降判定部、P…車いす利用者


Claims (5)

  1. 複数のフロア間を移動する乗りかごの昇降を制御する運行制御部と、
    前記乗りかごに設けられ、利用者が降車フロアを選択する一般かご呼びを登録する一般かご呼び登録部、及び、車いすかご呼びを登録する車いすかご呼び登録部と、
    前記乗りかごに車いす利用者が乗車したことを検出する検出部と、
    前記乗りかごのドアの開閉を制御するとともに、前記車いすかご呼びが登録されている際には、前記一般かご呼び登録されている場合よりも、前記ドアが開いている時間である戸開時間を長くする制御、及び前記ドアが戸閉する速度である戸閉速度を遅くする制御、の少なくとも一方を実行するドア開閉制御部と、を備え、
    前記ドア開閉制御部は、
    前記検出部にて前記乗りかごに車いす利用者が乗車したことが検出され、その後、前記車いすかご呼びが登録されない場合には、既に登録されている全ての一般かご呼びを前記車いすかご呼びに変更すること、および
    前記乗りかごに前記車いす利用者が乗車したことが検出された後、前記車いすかご呼びが登録された際には、この登録された車いすかご呼び以外に登録されている全ての車いすかご呼びを、前記一般かご呼びに変更すること
    を特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 前記ドア開閉制御部は、
    前記全ての一般かご呼びを車いすかご呼びに変更した後、前記検出部にて車いす利用者の降車が検出された際には、前記車いすかご呼びを全て前記一般かご呼びに変更すること
    を特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  3. 前記ドア開閉制御部は、
    前記検出部にて車いす利用者の乗車が検出されず、その後、車いすかご呼びが登録された際には、この車いすかご呼びを一般かご呼びに変更すること
    を特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御システム。
  4. 前記車いすかご呼びが前記一般かご呼びに変更された際に、この旨を前記乗りかごの乗員に通知する通知部、を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のエレベータ制御システム。
  5. 複数のフロア間を移動する乗りかごの昇降を制御するステップと、
    前記乗りかごに設けられた一般かご呼び登録部が操作された際に一般かご呼びを登録するステップと、
    前記乗りかごに設けられた車いすかご呼び登録部が操作された際に車いすかご呼びを登録するステップと、
    前記乗りかごに車いす利用者が乗車したことを検出するステップと、
    前記乗りかごのドアの開閉を制御するとともに、前記車いすかご呼びが登録されている際には、前記一般かご呼び登録されている場合よりも、前記ドアが開いている時間である戸開時間を長くする制御、及び前記ドアが戸閉する速度である戸閉速度を遅くする制御、の少なくとも一方を実行するステップと、
    前記乗りかごに車いす利用者が乗車したことが検出され、その後、前記車いすかご呼びが登録されない場合には、既に登録されている全ての一般かご呼びを前記車いすかご呼びに変更するステップと、
    前記乗りかごに前記車いす利用者が乗車したことが検出された後、前記車いすかご呼びが登録された際には、この登録された車いすかご呼び以外に登録されている全ての車いすかご呼びを、前記一般かご呼びに変更するステップと
    を備えたことを特徴とするエレベータ制御方法。
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