JP7021381B2 - プロペラシャフト - Google Patents
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Description
前記第1軸は、内周面に設けられた雌スプラインと、前記雌スプラインよりも前記第1軸の端部寄りの前記内周面に設けられた第2環状シール溝と、前記第2環状シール溝よりも前記第1軸の端部寄りの内周面に設けられ、前記第2環状シール溝の内径よりも小さく形成された内周シール面と、を備え、
前記第2軸は、前記第1軸に挿入された端部から順に設けられ、前記雌スプラインと噛み合う雄スプラインと、外径が前記雄スプラインの外径より小さい外周シール面と、前記外周シール面の側部であって、前記内周シール面と径方向で対向した位置に設けられ、シール部材を保持する第1環状シール溝と、を備え、
前記シール部材は、環状に形成されていると共に、前記内周シール面と第1環状シール溝との間に挟持状態に設けられ、前記第1軸と前記第2軸との間に入力荷重が作用して前記第1軸が、前記第2軸に対して相対的に移動したときに、前記内周シール面がシール部材の外周縁を摺接しながら移動して前記第2環状シール溝内に嵌入して、該第2環状シール溝の底面と、前記第2軸の端部から前記第1環状シール溝よりも軸方向に離れた外周面と、の間に挟持状態に保持されることを特徴としている。
〔本実施形態の作用〕
したがって、例えば車両の衝突時などにおいて、前記トランスファ側から第1十字継手4を介して第1シャフト1のフロント側シャフト8に、図1及び図2の矢印で示すような左側軸方向から過度な入力荷重が作用すると、該フロント側シャフト8の第2チューブ11が、雌スプライン12と雄スプライン16を介してリア側シャフト9方向への大きな移動力が働く。
〔第2実施形態〕
図3は本発明の第2実施形態を示し、基本構造は第1実施形態と同じであるが、異なるところは、前記リア側シャフト9の外周面に前記外周シール面17の外径よりも小径な小径部である非シール面21が形成されているところにある。
〔第3実施形態〕
図5は本発明の第3実施形態を示し、基本構造は第2実施形態と同じであるが、異なるところは各係止孔や抜け止めピン、さらには前記リテーナを廃止すると共に、シール部材として前記シールリング(Oリング)に代えてオイルシール22に変更したものである。
〔第4実施形態〕
図6は第4実施形態を示し、基本構造は第2実施形態と同様であるが、この実施形態では抜け止めピン23を、第2チューブ11の前端部11aとリア側シャフト9の前端部9aに設けたものである。
〔第5実施形態〕
図7は第5実施形態を示し、例えば、第1実施形態における前記シールリング15の収容固定位置を、フロント側シャフト8に代えて、リア側シャフト9の外周側としたものである。
〔請求項a〕
前記シール作用解除部は、前記外周シール面の外径よりも小径な非シール面または前記内周シール面の内径よりも大径な非シール面によって構成したことを特徴とするプロペラシャフト。
〔請求項b〕
前記非シール面は、前記軸部材と筒状部材が短縮移動した際に、前記シール部材が移動する位置の前記外周シール面または内周シール面に形成されていることを特徴とするプロペラシャフト。
〔請求項c〕
前記非シール面は、前記外周シール面または内周シール面の軸方向から連続して形成されていることを特徴とするプロペラシャフト。
〔請求項d〕
前記各シール面は、前記軸部材の雄スプラインが形成されていない部位と筒状部材の雌スプラインが形成されていない部位に形成されていることを特徴とするプロペラシャフト。
〔請求項e〕
前記軸部材の前記雄スプラインと外周シール面との間、及び前記筒状部材の雌スプラインと内周シール面との間に、それぞれ係合孔を径方向に沿って形成すると共に、該両係合孔間に抜け止めピンを挿通固定したことを特徴とするプロペラシャフト。
〔請求項f〕請求項10に記載のプロペラシャフトにおいて、
前記シール作用解除部の軸方向の長さを、予め設定した前記軸部材と筒状部材との短縮移動における前記両スプラインの軸方向の摺動長さ以上に形成したことを特徴とするプロペラシャフト。
〔請求項g〕
前記軸部材は、前記雄スプラインが形成された大径部と、該大径部に隣接し、前記外周シール面が形成された中径部と、該中径部に隣接し、前記非シール面が形成された小径部と、を有し、
前記シール部材を、前記小径部側から装着したことを特徴とするプロペラシャフト。
〔請求項h〕
前記軸部材は、前記雄スプラインが形成された大径部と、該大径部に隣接し、前記外周シール面が形成された中径部と、該中径部に隣接し、前記非シール面が形成された小径部と、を有し、
前記シール部材を、前記小径部側から装着したことを特徴とする車両用プロペラシャフト。
〔請求項i〕
前記非シール面の軸方向の長さを、前記軸部材と筒状部材との短縮移動における前記両スプラインの軸方向の摺動長さ以上に形成したことを特徴とする車両用プロペラシャフト。
〔請求項j〕
前記小径部は、前記外周シール面または内周シール面の軸方向端縁から連続して形成されていることを特徴とする車両用プロペラシャフト。
2…第2シャフト
8…フロント側シャフト(筒状部材)
9…リア側シャフト(軸部材)
10…第1チューブ
11…第2チューブ
12…雌スプライン
13・18…第1、第2係合孔
14…環状シール溝
14a…開口部
14b…内側壁面
15…シールリング(シール部材)
16…雄スプライン
17…外周シール面
19…リテーナ
20・23…抜け止めピン
21…非シール面
22…オイルシール(シール部材)
24・25…第1,第2係合孔
26…第1環状シール溝
27…内周シール面
28…第2環状シール溝
29…外周シール面
Claims (2)
- 筒状の第1軸と、一部が前記第1軸に挿入された第2軸とを備え、
前記第1軸は、内周面に設けられた雌スプラインと、前記雌スプラインよりも前記第1軸の端部寄りの前記内周面に設けられた第2環状シール溝と、前記第2環状シール溝よりも前記第1軸の端部寄りの内周面に設けられ、前記第2環状シール溝の内径よりも小さく形成された内周シール面と、を備え、
前記第2軸は、前記第1軸に挿入された端部から順に設けられ、前記雌スプラインと噛み合う雄スプラインと、外径が前記雄スプラインの外径より小さい外周シール面と、前記外周シール面の側部であって、前記内周シール面と径方向で対向した位置に設けられ、シール部材を保持する第1環状シール溝と、を備え、
前記シール部材は、環状に形成されていると共に、前記内周シール面と第1環状シール溝との間に挟持状態に設けられ、前記第1軸と前記第2軸との間に入力荷重が作用して前記第1軸が、前記第2軸に対して相対的に移動したときに、前記内周シール面がシール部材の外周縁を摺接しながら移動して前記第2環状シール溝内に嵌入して、該第2環状シール溝の底面と、前記第2軸の端部から前記第1環状シール溝よりも軸方向に離れた外周面と、の間に挟持状態に保持されることを特徴とするプロペラシャフト。 - 請求項1に記載のプロペラシャフトにおいて、
前記外周シール面の外径は、前記第2軸の前記第1環状シール溝を挟んだ前記雄スプラインと反対側の外周面の外径と同じ大きさに形成されていることを特徴とするプロペラシャフト。
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