JP7020812B2 - ロボット装置、ロボット装置の制御方法、ロボット装置を用いた物品の組立方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

ロボット装置、ロボット装置の制御方法、ロボット装置を用いた物品の組立方法、制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、エンドエフェクタを用いて対象物を保持し、作業を行うロボット装置、ロボット装置の制御方法、およびロボット装置を用いた組立方法に関する。
近年生産現場での生産自動化において、消費者ニーズの多様化により多種多様な対象物(組立部品)を把持し、複数の工程で別の対象物(被組立部品)に組み立てることができるロボットが必要とされている。そして、組立の際にアームにより、把持された対象物へ作用する力制御の制御値を、複数の工程に応じて変化させることで多種多様な部品の様々な組立工程に対応している(特許文献1)。
特開2012-125852号公報
しかし特許文献1の方法では、各工程の成功又は失敗を対象物となる組立部品と被組立部品とが接触した際の反力、もしくは組立部品の相対移動量でしか判定していない。ゆえに外乱によりロボットの姿勢が変化してしまい、周辺機器に組立部品が接触してしまっても、その接触を被組立部品に接触と認識してしまい、設定された反力と相対移動量が検知されると工程終了と判断してしまう。そして工程が成功していないにも関わらず次の工程に進んだり、把持した組立部品を離してしまうため組立失敗となる。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、力制御を用いた組立において、想定外の外乱が加わって被組立部品以外に接触することで組立失敗となることを低減し、部品の組立作業の生産効率向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のロボット装置では、ロボットアームにエンドエフェクタを装着し、前記エンドエフェクタによって対象物を操作し、複数の異なる所定作業を実行するロボット装置であって、前記エンドエフェクタに作用する力情報を検出する力検出手段と、前記力検出手段の検出値に基づいて前記ロボットアームを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業対して設定された動作範囲内に前記エンドエフェクタの所定部位が存在するように、前記ロボットアームを制御し、前記複数の異なる所定作業を実行する、ことを特徴とするロボット装置を採用した。
本発明によれば、想定外の外乱によりロボットアームの姿勢が変化し、把持した組立部品が被組立部品以外に接触しそうになっても、組立が可能となる動作範囲に把持した組立部品を補正することができる。これにより、被組立部品以外に接触することを低減し、生産効率の向上を図ることが可能になる。
本発明の実施形態におけるロボットシステムの全体構成図である。 本発明の実施形態におけるロボットシステムの制御ブロック図である。 本発明の実施形態における組立工程図である。 本発明の実施形態における部品の組立工程のフローチャートである。 本発明の実施形態におけるロボットシステムに力覚センサを設けた際の図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも一例であり、細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更できる。また、本実施形態で取り上げる数値は参考数値であって本発明を限定するものではない。
(実施形態)
図1は本実施形態におけるロボットシステムの全体構成を示している。図1は、本実施形態のロボットシステム1000を側面から示している。図1の左下部には、このロボットシステム1000の制御に用いられる3次元(XYZ)座標系の座標軸を示してある。図示の通り、これら座標軸のうちZ軸は図の上方へ、またX軸は図の左方向へ向かうよう配置されている。Y軸は紙面奥方向へ向かうよう配置されている。
図1に示すように、ロボットシステム1000はロボットアーム本体1と、ロボットアーム本体1の先端に装着されるエンドエフェクタ70と、ロボットアーム本体1を制御する制御装置91、モータドライバ93、指令装置94を含む。指令装置94は、例えばティーチングペンダントのような教示装置である。制御装置91はマイクロプロセッサなどから成るCPUなどによって構成されている。制御装置91には指令装置94が接続され、制御装置91からの制御値がモータドライバ93に渡され、ロボットアーム本体1を制御する。
また、ロボットアーム本体1の各種動作に応じて対応する駆動部を制御するためのプログラムや、それらの制御に必要なデータ等を記憶したROM(後述の動作範囲記憶部96)を有する。さらにロボットシステムを制御する上で必要なデータ、設定値、プログラム等を展開するとともにCPUの作業領域として使用するRAMを備えている。指令装置94をはじめとする外部機器は汎用入出力インターフェイスI/Oなどによって接続されている。
なお、指令装置94には、ロボットアーム本体1の関節の姿勢(位置や角度)、あるいはエンドエフェクタ70の基準位置などを移動させるための操作キーを含む操作部(不図示)が配置される。指令装置94の操作部で何らかのロボット操作が行われると、指令装置94の操作に応じて、制御装置91はケーブル80(線材)を介してロボットアーム本体1の動作を制御する。
図1に示したロボットアーム本体1は、複数リンク、例えばシリアルリンク形式で複数の関節(6軸)を介して相互に接続した構成を有する。ロボットアーム本体1のリンク10、20、30、40、50、および60は、回転関節11、21、31、41、51、および61を介して駆動される。駆動源として各々の回転関節には後述するモータ92(図2)、を有している。
また、各関節11,21,31,41,51,61には回転角度が検出できるようエンコーダ95(図2)が各々設けられている。
同図より、ロボットアーム本体1のベース100(基台部)とリンク10はZ軸方向の回転軸の周りで回転する回転関節11で接続されている。回転関節11は、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体1のリンク10とリンク20は回転関節21で接続されている。回転関節21の回転軸は、図示の状態ではY軸方向に一致している。この回転関節21は、例えば初期姿勢から約±80度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体1のリンク20とリンク30は回転関節31で接続されている。この回転関節31の回転軸は、図示の状態ではY軸方向に一致している。回転関節31は、例えば初期姿勢から約±70度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体1のリンク30とリンク40とは、回転関節41で接続されている。この回転関節41の回転軸は、図示の状態ではX軸方向に一致している。回転関節41は、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体1のリンク40とリンク50は回転関節51で接続されている。回転関節51の回転軸はY軸方向に一致している。この回転関節51は、初期姿勢から約±120度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体1のリンク50とリンク60は回転関節61で接続されている。回転関節61の回転軸はX軸方向に一致している。この回転関節61は、初期姿勢から約±240度の可動範囲を有するものとする。
以上のように、本実施例では、回転関節11、41、61の回転軸は、各々が結合する2つのリンクの中心軸(1点鎖線)と平行(ないしは同軸)に配置されて、この2つのリンクの回転軸廻りの(相対)角度を変化させることができるよう配置されている。
一方、回転関節21、31、および51の回転軸は、これら各々が結合する2つのリンクの中心軸(同)の交差する(相対)角度を変化させることができるよう配置されている。
また、ロボットアーム本体1の先端に接続されるエンドエフェクタ70は生産ラインにおいて組み立て作業や移動作業を行うための(電動)ハンドや(空気圧駆動の)エアハンドなどが接続される。
このエンドエフェクタ70は、リンク60に対してビス止めなどの(半)固定的な手段(不図示)によって装着されるか、あるいは、ラッチ(ラチェット)止めなどの着脱手段(不図示)によって装着可能であるものとする。特に、エンドエフェクタ70が着脱可能である場合は、ロボットアーム本体1を制御して、ロボットアーム本体1自身の動作によって供給位置(不図示)に配置されたエンドエフェクタを着脱ないし交換する方式も考えられる。このエンドエフェクタ70により対象物を保持する。
さらに本実施の形態では、回転関節11~61の駆動をフィードバック制御できるように各関節にそれぞれトルクセンサ97とエンコーダ95が各々配置してある。(図2)
図2は本発明の実施形態におけるロボットシステム1000の制御ブロック図である。制御装置91が後述の制御プログラムを実行することにより、ロボットアーム本体1の各部が制御される。
なお、エンドエフェクタ70も図2に示したブロック図と同様なブロック図で制御されている。以下、図1、図2を参照して説明する。
ロボットアーム本体1の各関節11~61を駆動するモータ92の駆動トルク、即ち、このモータ92から各リンク10~60に印加される回転駆動力を測定するトルクセンサ97が設けられる。このトルクセンサ97は、各関節11~61の内部に配置されたモータ92あるいはさらに減速機(不図示)から成る駆動系の駆動軸上の所定位置に配置される。
本実施例におけるロボットアームは6軸の多関節ロボットであり、その各関節にはそれぞれモータ、トルクセンサ、エンコーダ等による駆動伝達系が配されており、これらはロボットアームによって実行する作業、移動軌跡によって適宜制御される。ここでは説明の便宜上、モータ92、トルクセンサ97、エンコーダ95によって代表して説明するが、実際の動作においては、ロボットアームの所望の動作を実現すべく各関節の駆動伝達系が適宜制御されるものとする。
同図より、各関節11~61の各駆動力を測定するためのトルクセンサ97は、上記の通り、回転関節21を駆動するモータ92あるいはさらに減速機(不図示)などから成る駆動系の駆動軸上の所定位置に配置される。そして、モータ92により各関節11~61を駆動してその角度を変化させると、駆動時に加わったトルクの値をトルクセンサ97が検出する。
このトルクセンサ97の出力を制御装置91に返し、各関節11~61の駆動にフィードバックする事で、各関節11~61におけるトルクを制御できる。さらに各トルクセンサ97の値からエンドエフェクタ70で発生する力を計算で求める事ができ、組立対象の部品に印加する荷重をフィードバック制御する事が可能である。
なお、トルクセンサ97の構造や配置位置の詳細は不図示であるが、このような回転関節の回転駆動力を測定するトルクセンサ97に関しては公知の構造を利用してよい。
また、動作範囲記憶部96には、後述する制御プログラムの実行中にロボットアーム本体1が動作可能な範囲が各モータ92の駆動角度で記憶されている。さらに後述する各組立工程の切換のタイミングとなる反力の閾値、または把持した組立部品の移動量の閾値も格納されている。
制御装置91内のCPUはトルクセンサ97、エンコーダ95の検出値と、後述する動作範囲記憶部96(ROM)に記憶されている動作範囲とを比較し、後述する組立工程のフローチャートにおいてロボットアーム本体1が動作範囲内かどうかの判定を行う。上記各トルクセンサが力情報を検出する力検出手段として作用し、各エンコーダが位置情報を検出する位置検出手段として作用する。
図3に本実施形態における組立工程図を、図4に本実施形態における部品の組立工程のフローチャートを示す。以下、図3、図4を用いて組立工程を詳細に説明する。また、図3左下部に制御に用いられる3次元(XYZ)座標系の座標軸を示してある。
図3(a)に組立部品501と、被組立部品502の初期配置を示す。組立部品501と被組立部品502は台座600に配置されており、被組立部品502は台座600に固定されているものとする。また組立部品を把持するエンドエフェクタ70に基準点Pを設定している。
この状態から図4のS301では、組立開始の指令により、ロボットアーム本体1は位置制御によりエンドエフェクタ70の基準点Pを組立部品501の把持位置Q0に移動する。
Q0への移動が完了するとS302で、組立部品501の中心軸C1とエンドエフェクタ70の基準点PとをX,Y座標において一致させた把持位置で組立部品501を把持する。そして図3(b)に示すように、被組立部品502上方の組立部品同士が接触する直前の組立開始位置Q1に基準点Pを移動させる。
S303で図3(b)において、組立開始位置Q1に組立部品501を移動させる際、ロボットアーム本体1のエンコーダ95から、組立開始位置Q1にエンドエフェクタ70の基準点Pが移動したか否かを制御部91で判定する。NoであればS302の直前に戻ってQ1への移動を継続し、YesであればS304へと進む。
S304で、エンドエフェクタ70が移動可能な動作範囲を定義した動作範囲をROMから読出す。動作範囲とは、それぞれの組立動作工程の中のさぐり工程や接触工程といった各工程に合わせてロボットアーム本体1の移動し得る許容範囲を表すもので、これを適切な範囲に限定することによって、制御の安定性と、組立時間の短縮を行うことができる。
本実施形態では、S304での動作範囲の設定は、組立部品の設計寸法とロボットシステムの設計寸法から決定する。例えば、図3(b)に示す動作範囲503-1では、Z方向は基準点Pを基準とした被組立部品502の上面S2と組立部品501の底面S1との間の領域で設定される。さらにXY方向に関しては、組立部品501の設計上の中心軸C1を基準にして決定する。
なお、組立部品501はエンドエフェクタ70の基準点Pと組立部品501の中心軸C1とを一致させて把持するため基準点Pを基準にXY座標上の動作範囲を設定しても良い。
上記動作範囲は組立部品とロボットシステムの設計寸法から決定したが、実際にロボットシステムで組立ての実験を行い、その結果から動作範囲を設定しても良い。
また、力情報を検出する手段からの検出値の変化から、組立部品が被組立部品に接触したと判断し、その時のロボットアーム本体1の位置を基準に動作範囲を設定しても良い。
上記のエンドエフェクタ70の動作範囲は、ロボットアーム本体1の各回転関節のモータ92の駆動量に対応させることによって制御が達成される。またこの動作範囲を達成する駆動量はエンドエフェクタ70の基準点Pを基準にして設定されており、基準点Pの周囲に動作範囲503-1をオフセットして制御される。これによりエンドエフェクタ70が、設定した動作範囲内にあるのか否かを判定することができる。
これら動作範囲に対応したモータ92の駆動量は動作範囲記憶部96に格納されており、制御装置91内のCPUが必要に応じて読出す。そして動作範囲を基にロボットアーム本体1のモータ92の駆動を制御する。
続いてS305に移行すると、ロボットアーム本体1の制御モードを位置制御から力制御に切り替え、組立部品501と被組立部品502を接触させる接触工程を開始する。ロボットアーム本体1を力制御により、所定の力制御の指令値の方向を示す矢印601-1を入力する。そして組立部品501を被組立部品502へと接触させる方向に移動しながら組立部品501に作用する力を、エンドエフェクタ70でも同様にかかると仮定してトルクセンサ97で検出してフィードバックする。
S306では、S305で開始した力制御動作において、エンドエフェクタ70の基準点PがS304で設定した動作範囲内であるか、ロボットアーム本体1のエンコーダ95からの検出値から制御部91で判定する。YesであればS308に進み、NoであればS307へと進む。
S307は、力制御による接触工程中に外乱等が働き、設定している動作範囲503-1の外に基準点Pが動いた場合の補正ステップである。すなわち動作範囲の外にエンドエフェクタ70が移動すると、そのずれ量によっては、組立自体が不能となったり、他の周辺機器に接触してしまい組立失敗の可能性が高くなる。ゆえにエンドエフェクタ70の位置を組立が確実に行える可能性が高い位置に導く必要がある。
予期せぬ外乱等によって、基準点Pが動作範囲外へと大きく逸脱して移動した場合、力指令値に基づいてフィードバック制御を行っている力制御の状態から、目標位置指令値に基づいてフィードバック制御を行う位置制御へと制御モードを切り替える。そして位置制御で、逸脱した基準点Pがオフセットされた動作範囲503-1内の中央に戻るように制御する。その後、制御モードを再度位置制御から力制御に切り替えて接触工程を継続する。
また上記は位置制御を用いて動作範囲503-1内の中央に戻しているが、エンコーダ95からの検出値に閾値を設け、その閾値よりも動作範囲503-1から外れなかった場合は力制御のまま戻しても良い。その場合、所定の力指令値をフィードバック制御の入力として供給し、エンドエフェクタ70を動作範囲503-1に移動させるように補正する。
補正方法の選択は動作範囲503-1の外側にさらに力制御で補正する範囲と位置制御で補正する範囲をそれぞれ設定すればよい。これにより制御の切換回数を低減でき、安定した制御を行うことができる。
これにより、組立部品の位置ずれや外乱によって本来は生じない方向に外力が加わり、その外力に反応してエンドエフェクタ(組立部品)の移動位置が本来の目標位置から大きく逸脱することで、組立作業が不能となってしまうトラブルが未然に防止される。
S308では、組立部品501と被組立部品502が接触したかどうかを判定する。Noの場合はS306へと戻り、上記の力制御による制御フローを繰り返す。図3(d)のように組立部品501と被組立部品502が接触し、予め想定されていた被組立部品からの接触力(反力)F1がアーム本体1のトルクセンサ97により検出されれば、S309に進む。
S309では、上記S308での接触力検知をタイミングとして、力制御の動作範囲を503-1から503-2に切り換える(図3(e))。動作範囲503-2は各組立工程におけるさぐり工程を力制御で実行可能な動作範囲を設定している。
なお、動作範囲503-2はS304で述べたように部品とロボットシステムの設計仕様により設定しても良いし、実際のさぐり工程を複数回行い設定しても良い。部品同士をすり合わせる動作なので、動作範囲503-2は動作範囲503-1に比べてZ座標上では狭く、XY座標上でも狭くとる。こうすることで組立を行いたい範囲から出ないようにし中心の位置合わせを確実に行う。
また、動作範囲内にエンドエフェクタ70があるのか判定するため基準点Pを基準に動作範囲503-2をエンドエフェクタ70側にオフセットして制御される。また、その動作範囲にエンドエフェクタ70の基準点Pが存在するよう駆動するためのロボットアーム本体1のモータ92の駆動量の範囲の情報が動作範囲記憶部91に格納されている。
そして制御部91により動作範囲記憶部96から動作範囲503-2内にエンドエフェクタ70を存在させるためのロボットアーム本体1のモータ92の駆動量の範囲を呼び出し、ロボットアーム本体1のモータ92の駆動を制御する。
また、本実施形態では動作範囲の切り換えのタイミングを接触力の検知としたが、これに限らない。S309で動作範囲を切り換える場合、エンドエフェクタ70の基準点P(組立部品501)の位置が所定の位置になった時に切り換えを行っても良い。所定の位置とは、S303で組立開始位置を設定したように、あらかじめ設定されている位置である。
S310で、図3(f)のように、力制御の指令値の方向を示す矢印601-2に基づいてモータ92を力制御して組立部品502を移動し、さぐり工程を開始する。
さぐり工程を成功させるため、組立部品501の中心軸C1を被組立部品502の中心軸C2と一致させるよう方向に力制御指令値をフィードバック制御系に入力する。実際には、組立部品501の中心をエンドエフェクタ70の基準点Pにオフセットして力制御を行っている。
S311では、S306と同様に組立部品501がS309で切り換えた動作範囲503-2内であるか、ロボットアーム本体1のエンコーダ95からの検出値から制御部91で判定する。
Noであれば、S312に進み、S307と同様に力制御モードから位置制御モードに切換え、あらかじめ設定された動作範囲503-2の中央へ戻るように制御する。そしてさぐり工程を再開する。
Yesであれば、S313に進む。S313は、さぐり工程が完了したかどうかを判定する。図3(g)のように組立部品501と被組立部品502のそれぞれC1軸とC2軸が一致し、組立部品501を-Z方向に押し付ける。その際、あらかじめ閾値として設定されたさぐり工程完了の場合の反力F2(<F1)がロボットアーム本体1に設けられたトルクセンサ97により検出されればS314に進む。Noの場合は、組立部品501と502とが挿入位置になっていないため、S311の直前まで戻り、上記制御フローで示すさぐり工程を繰り返す。
S314では、組立部品501と502とが挿入可能な位置関係となったことが確認されたため、上記S313での反力検知をタイミングとして、力制御の動作範囲を503-2から503-3に切り換える(図3(h))。動作範囲503-3は各組立工程における挿入工程を力制御で実行可能な動作範囲を設定している。動作範囲はS304、S309で述べたように部品の設計仕様により設定しても良いし、実際の挿入工程から測定した値により設定しても良い。部品を挿入する動作なので、動作範囲503-3は動作範囲503-2よりもXY座標上では狭く、Z座標上では広くしている。こうすることで、XY方向への余計な動きを少なくして、組み立てたい方向に組立部品501を案内している。
また、動作範囲内にエンドエフェクタ70があるのか判定するため基準点Pを基準に動作範囲503-3をオフセットして制御される。そしてその動作範囲に対応するロボットアーム本体1のモータ92の駆動量の範囲の情報を動作範囲記憶部96に格納している。
そして制御部91より動作範囲記憶部96から動作範囲503-3に対応するロボットアーム本体1のモータ92の駆動量の範囲の情報を呼び出し、ロボットアーム本体1のモータ92の駆動を制御する。
また、S309と同様、動作範囲の切り換えのタイミングをトルクセンサ97からの力としたが、基準点P(組立部品501)の位置を切換のタイミングとして設定してもよい。
S315で、図3(i)のように、力制御目標値を表す指令値(601-3)に基づいてモータ92を力制御し組立部品501を挿入方向へ移動する。実際には、組立部品501の中心をエンドエフェクタ70の基準点Pにオフセットして力制御を行っている。
S316では、S306と同様に組立部品501がS314で切り換えた動作範囲503-3内であるか、ロボットアーム本体1のエンコーダ95からの検出値から動作範囲記憶部96の値と比較して制御部91で判定する。
Noであれば、S317に進み、S307と同様に力制御モードから位置制御モードに切換え、あらかじめ設定された動作範囲503-3’の中央へ基準点Pが戻るように制御する。そして挿入工程を再開する。
Yesであれば、S318に進む。S318は、組立部品501が挿入完了したかどうかを判定する。挿入工程を続けると図3(j)のように組立部品501が台座600に当接し、台座からの反力F3が生じる。この反力F3(>F1,F2)を閾値として設定し挿入完了か判定する。反力F3がアーム本体1に設けられたトルクセンサ97により検出されればS319に進む。Noの場合はS316に戻り、力制御による挿入工程の制御フローを繰り返す。
なお、挿入完了の判定は台座からの反力を用いたが、ロボットアーム本体1の先端(組立部品)の降下量を判定の基準に用いても良い。Noの場合はS315の直前まで戻り、上記フローを繰り返す。
S319で、力制御から位置制御に切り換え、組立部品502を離し、挿入工程を完了し、組立を終了する。
以上の制御により、各組立工程によって力制御を実行する範囲を各々設定して制限し、切り換えることができる。その結果、想定外の外乱がロボットアーム本体に働いても、被組立部品以外に接触しないよう組立が成功する範囲に補正を行うことができ、組立の成功の確率を向上させる事が可能になる。
また、組立工程作の段階ごとに再試行するので、最初の動作から再試行させずに済み、組立を効率化することができる。
以上述べた実施形態では力情報を検出する力検出手段としてトルクセンサを使用しているが、力覚センサでも良い。図5は本実施形態のロボットシステム1000に力覚センサ90を設けた際の図である。例えば、リンク60とエンドエフェクタ70の間に力覚センサ90を配置する。
力覚センサ90は並進方向3軸(X、Y、Z方向)と回転方向3軸(θx、θy、θz)の合計6軸の力を検出する事ができる。この6軸の力を分解計算する事で本実施形態のロボットアーム本体1の6個の回転関節11~61に生じているトルクの値を計算で求め各関節のトルクを制御する事ができる。なお、力覚センサ90の詳細は不図示であるが、公知の構造を利用して良い。
本実施形態の組立動作の処理手順は具体的には制御装置91により実行されるものである。従って上述した機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体を制御装置91に供給し、CPUが記録媒体(動作範囲記憶部96)に格納されたプログラムを読み出し実行することによって達成されるよう構成することができる。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、プログラム自体およびそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、各実施形態では、コンピュータで読み取り可能な記録媒体がROM或いはRAMであり、ROM或いはRAMにプログラムが格納される場合について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。本発明を実施するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。
本発明は産業用ロボットに利用可能である。
1 ロボットアーム本体
10、20、30、40、60 リンク
11、21、31、41、51、61 回転関節
70 エンドエフェクタ
80 ケーブル
90 力覚センサ
91 制御装置
92 モータ
93 モータドライバ
94 指令装置
95 エンコーダ
96 動作範囲記憶部
97 トルクセンサ
100 ベース
501 組立て部品
502 被組立部品
503 動作範囲
600 台座
601 力指令値

Claims (24)

  1. ロボットアームにエンドエフェクタを装着し、前記エンドエフェクタによって対象物を操作し、複数の異なる所定作業を実行するロボット装置であって、
    前記エンドエフェクタに作用する力情報を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段の検出値に基づいて前記ロボットアームを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業に対して設定された動作範囲内に前記エンドエフェクタの所定部位が存在するように、前記ロボットアームを制御し、前記複数の異なる所定作業を実行する、
    ことを特徴とするロボット装置。
  2. 請求項1に記載のロボット装置において、
    前記制御手段は、前記動作範囲の情報が格納された格納部を有し、
    前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業のうちいずれかの所定作業を実行する際、前記動作範囲の情報のうち当該所定作業に対応する動作範囲の情報を前記格納部から取得し、前記ロボットアームを制御する、
    ことを特徴とするロボット装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロボット装置において、
    前記エンドエフェクタの所定部位の位置情報を検出する位置検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記位置検出手段からの検出値に基づき前記エンドエフェクタの所定部位が前記動作範囲から外れたことを検出すると、前記動作範囲内に前記エンドエフェクタの所定部位を移動させる、
    ことを特徴とするロボット装置。
  4. 請求項3に記載のロボット装置において、
    前記制御手段は、前記位置検出手段からの検出値に基づき前記エンドエフェクタの所定部位が前記動作範囲から外れたことを検出すると、前記エンドエフェクタの所定部位を、位置制御を用いて前記動作範囲内に移動させる、
    ことを特徴とするロボット装置。
  5. 請求項4に記載のロボット装置において、
    前記エンドエフェクタの所定部位を、前記位置制御によって前記動作範囲内に移動させる範囲と、前記力検出手段の検出値に基づく力制御によって前記動作範囲内に移動させる範囲と、が設定されている、
    ことを特徴とするロボット装置。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業のうちいずれかの所定作業を実行する際、当該所定作業の開始後から、当該所定作業が終了するまでの間、前記位置検出手段により、前記エンドエフェクタの所定部位の位置を検出する、
    ことを特徴とするロボット装置。
  7. 請求項3から6のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業のうちいずれかの所定作業を実行する際、前記位置検出手段からの検出値に基づき、前記エンドエフェクタの所定部位が前記動作範囲のうち当該所定作業に対応する動作範囲から外れたことを検出すると、前記エンドエフェクタの所定部位を当該所定作業に対応する動作範囲内の所定位置または当該所定作業の開始位置に移動させる、
    ことを特徴とするロボット装置。
  8. 請求項7に記載のロボット装置において、
    前記所定位置は、当該所定作業に対応する動作範囲の中央の位置である、
    ことを特徴とするロボット装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記動作範囲は、あらかじめ前記複数の異なる所定作業の実験を行うことで設定する、
    ことを特徴とするロボット装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記動作範囲は、前記対象物の形状に基づいて設定される、
    ことを特徴とするロボット装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業間において所定作業の切り換えを行う際、前記力検出手段の検出値を基に切り換えを行うと共に、前記動作範囲も各所定作業に応じて切り換える、
    ことを特徴とするロボット装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業間において所定作業の切り換えを行う際、前記エンドエフェクタの所定部位の移動量を基に切り換えを行うと共に、前記動作範囲も各所定作業に応じて切り換える、
    ことを特徴とするロボット装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記複数の異なる所定作業は、前記対象物を別の対象物に接触させる接触作業と、前記対象物を前記別の対象物に接触させながら移動させるさぐり作業と、前記対象物を前記別の対象物へ挿入する挿入作業と、を有する、
    ことを特徴とするロボット装置。
  14. 請求項13に記載のロボット装置において、
    前記さぐり作業に対応する動作範囲が最も小さい、
    ことを特徴とするロボット装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記所定部位は、前記エンドエフェクタを制御するための基準点である、
    ことを特徴とするロボット装置。
  16. ロボットアームにエンドエフェクタを装着し、前記エンドエフェクタによって対象物を操し、複数の異なる所定作業を実行するロボット装置の制御方法であって、
    前記ロボット装置は、
    前記エンドエフェクタに作用する力情報を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段の検出値に基づいて前記ロボットアームを制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段が、前記複数の異なる所定作業に対して設定された動作範囲内に前記エンドエフェクタの所定部位が存在するように、前記ロボットアームを制御し、前記複数の異なる所定作業を実行する、
    ことを特徴とする制御方法。
  17. 請求項16に記載の制御方法において、
    前記制御手段は、前記動作範囲の情報が格納された格納部を有し、
    前記制御手段は、前記複数の異なる所定作業のうちいずれかの所定作業を実行する際、前記動作範囲の情報のうち当該所定作業に対応する動作範囲の情報を前記格納部から取得し、前記ロボットアームを制御する、
    ことを特徴とする制御方法。
  18. 請求項16または17に記載の制御方法において、
    前記ロボット装置は、前記エンドエフェクタの所定部位の位置情報を検出する位置検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記位置検出手段からの検出値に基づき前記エンドエフェクタの所定部位が前記動作範囲から外れたことを検出すると、前記動作範囲内に前記エンドエフェクタの所定部位を移動させる、
    ことを特徴とする制御方法。
  19. 請求項18に記載の制御方法において、
    前記制御手段は、前記位置検出手段からの検出値に基づき前記エンドエフェクタの所定部位が前記動作範囲から外れたことを検出すると、前記エンドエフェクタの所定部位を、位置制御を用いて前記動作範囲内に移動させる、
    ことを特徴とする制御方法。
  20. 請求項16から19のいずれか1項に記載の制御方法において、
    前記複数の異なる所定作業は、前記対象物を別の対象物に接触させる接触作業と、前記対象物を前記別の対象物に接触させながら移動させるさぐり作業と、前記対象物を前記別の対象物へ挿入する挿入作業と、を有している、
    ことを特徴とする制御方法。
  21. 請求項16から20のいずれか1項に記載の制御方法を実行可能な制御プログラム。
  22. 請求項21に記載の制御プログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  23. ロボットアームにエンドエフェクタを装着し、前記エンドエフェクタによって対象物を操作し、複数の異なる所定作業にしたがって物品の組立を行うロボット装置を用いた物品の組立方法であって、
    前記ロボット装置は、
    前記エンドエフェクタに作用する力情報を検出する力検出手段と、
    前記力検出手段の検出値に基づいて前記ロボットアームを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段が、前記複数の異なる所定作業に対して設定された動作範囲内に前記エンドエフェクタの所定部位が存在するように、前記ロボットアームを制御し、前記複数の異なる所定作業を実行することで物品の組立を行う、
    ことを特徴とする物品の組立方法。
  24. 請求項23に記載の物品の組立方法において、
    前記ロボット装置は、前記エンドエフェクタの所定部位の位置情報を検出する位置検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記位置検出手段からの検出値に基づき前記エンドエフェクタの所定部位が前記動作範囲から外れたことを検出すると、前記動作範囲内に前記エンドエフェクタの所定部位を移動させる、
    ことを特徴とする物品の組立方法。
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