JPWO2019065426A1 - ロボットハンドおよびロボットハンド制御方法 - Google Patents

ロボットハンドおよびロボットハンド制御方法 Download PDF

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Abstract

[課題]所定の角度に維持した対向面を接近させて対象物を把持するロボットハンドにおいて、把持された対象物の形状や個数が様々な場合にも対応可能なロボットハンドを提供する。[解決手段]ロボットハンド(11)は、第1指部(21)と第2指部(41)と制御部(13)と演算部(14)とを有し、前記第1指部は、回転運動を行う第1関節(23)および第2関節(25)と、前記第1リンク構造の先端部(29)に設けられた第1把持面(27)と、該第1把持面に設けられた第1触覚センサ(30)とを有し、前記第2指部は、回転運動を行う第3関節(43)および第4関節(45)と、前記第2リンク構造の先端部(49)に設けられた第2把持面(47)と、該第2把持面に設けられた第2触覚センサ(50)とを有する。そして、把持された前記対象物の形状および/または個数に応じて、前記第1把持面と前記第2把持面の成す角度を変化させる。

Description

本発明はロボットアームの先端に取り付けて用いられるロボットハンドに関する。
産業用ロボットの適用範囲を拡大するために、様々な形状あるいは大きさの対象物を把持できるロボットハンドの開発が進んでいる。
例えば、特許文献1には、直線軸に沿ってスライドする1組のスライド部と、スライド部のそれぞれに固定され、先端部分に把持爪を有する把持部とを備え、把持部は、前記直線軸と把持爪の先端を含む平面と直交する回転軸まわりに回転する関節部を備えるハンドが記載されている。そして、略平行に対向させた把持爪を接近させてワークを把持することにより、異なる大きさや形状のワークを確実に把持することができることが記載されている。
また、特許文献2〜5には、把持面に面状の圧力センサを設けて、把持状態や滑りを検出するロボットハンドが記載されている。
特開2012−176461号公報 特開2013−086186号公報 特開2011−224695号公報 特開2007−254266号公報 特開2006−421015号公報
特許文献1に記載されたロボットハンドによれば形状や大きさが一定でない対象物を把持することができる。しかしながら、このように略平行な対向面を接近させて対象物を把持すると、例えば山積みされた状態から対象物取り上げる際に複数の対象物が把持されることがあり、対象物が1個ずつ供給されることを前提に後工程が設計されている場合に不都合が生じる。
また、特許文献2〜5によれば、不安定な把持状態を検出することができる。しかしながら、形状や大きさが一定でない対象物の場合、単純に把持力を増加させたり、把持動作をリトライしたりするだけでは、対象物の安定した搬送は実現できない。
本発明は、上記を考慮してなされたものであり、所定の角度に維持した対向面を接近させて対象物を把持するロボットハンドにおいて、把持された対象物の形状や個数が様々な場合にも対応可能なロボットハンドおよびロボットハンド制御方法を提供することを目的とする。
本発明のロボットハンドは、第1指部と第2指部と制御部と演算部とを有し、前記第1指部は、回転運動を行う第1関節および第2関節と、該第1指部の先端部に設けられた第1把持面と、該第1把持面に設けられた第1触覚センサとを有し、前記第2指部は、回転運動を行う第3関節および第4関節と、該第2指部の先端部に設けられた第2把持面と、該第2把持面に設けられた第2触覚センサとを有し、前記第1ないし第4関節の回転軸が互いに平行である。そして、前記制御部は、前記第1ないし第4関節を回転運動させて、前記第1把持面と前記第2把持面を所定の角度に維持しながら、1または複数の対象物を把持するまで両把持面の間隔を狭め、前記演算部は前記第1触覚センサおよび前記第2触覚センサが取得した触覚像の解析により、把持された前記対象物の形状および/または個数を判定し、前記制御部は、前記演算部の判定結果に応じて、前記第1ないし第4関節を回転運動させて、前記第1把持面と前記第2把持面の成す角度を変化させる。
この構成により、第1把持面と第2把持面を所定の角度に保ちながら両把持面の間隔を狭めていくことによって、形状および/または大きさが一定でない対象物を把持できる。さらに、演算部により複数の対象物を把持した、または不安定な把持状態である、と判定された場合には、第1把持面と第2把持面が成す角度を前記所定の角度から変化させることによって、余分な対象物を解放したり、より安定な把持面角度に移動することが可能となる。
好ましくは、前記制御部は、前記演算部の判定結果に応じて、前記触覚像が最大となるように前記第1把持面と前記第2把持面の成す角度を変化させる。これにより、対象物をより安定に把持できる把持面角度に移動することが可能となる。
好ましくは、前記第1把持面と前記第2把持面を前記所定の角度に維持することが、前記第1把持面と前記第2把持面を略平行に維持することである。第1把持面と第2把持面の成す角度は対象物の形状に応じて決定することができるが、第1把持面と第2把持面を略平行に保つことで、より多様な形状の対象物の把持が容易となる。
好ましくは、前記第1把持面および前記第2把持面が平面である。これにより、対象物個々の形状が大きく異なる場合でも、安定して把持できる。なお、把持面は完全にフラットな面でなくてもよい。例えば、表面にすべり止めの凹凸加工等を設けてもよく、全体的な形状として平面を構成していればよい。
好ましくは、前記第1指部および/または前記第2指部は、前記第1ないし第4関節の回転軸と垂直をなす軸を回転軸として回転運動を行う関節をさらに有する。これにより、第1把持面および/または第2把持面を2方向に傾けることができる。
好ましくは、前記制御部は、前記対象物を把持するために前記第1把持面と前記第2把持面の間隔を狭めるときに、前記第1関節をトルク制御し、少なくとも前記第2関節を、前記第1関節の動きに追随して、前記第1把持面および前記第2把持面を前記所定の角度に維持するように位置制御する。これにより、対象物を把持した後は第1関節が一定のトルクを維持するので、対象物を把持した状態が維持される。このとき、把持力は第1関節のトルクで決まるので、対象物に応じた適切なトルクを第1関節に設定することで、柔軟で変形しやすい対象物を把持した場合でも対象物を損壊することがない。このようにトルク制御と位置制御を組み合わせて各関節を連動して制御することで不定形な柔軟物を安定的に把持することができる。
本発明のロボットハンド制御方法は、2本の指の先端部に設けられ、表面に触覚センサが設けられた一対の把持面を所定の角度に維持しながら接近させて対象物を把持する工程と、前記触覚センサが触覚像を取得する工程と、前記触覚像を解析して、把持した前記対象物の形状および/または個数を判定する工程と、前記判定の結果に応じて、前記一対の把持面の成す角度を変化させる工程とを有する。
本発明のロボットハンドによれば、第1把持面と第2把持面を所定の角度に保ちながら両者の間隔を狭めていくので、形状および/または大きさが一定でない対象物を把持できる。さらに、触覚センサが把持状態を検知し、演算部が把持された対象物の個数を判定するので、複数の対象物が把持された場合には、第1把持面と第2把持面が成す角度を前記所定の角度から変化させることによって、余分な対象物を解放することが可能となる。あるいは、対象物の形状に合わせて把持面の角度を変化させることで、安定した把持状態を維持できる。
第1実施形態のロボットハンドの構造を示す図である。 第1実施形態のロボットハンドによる把持動作を説明する図である。 図2Cの状態で触覚センサが取得する触覚像である。 第1実施形態のロボットハンドによる他の把持動作を説明する図である。 図4Aおよび図4Bの状態で触覚センサが取得する触覚像である。 第2実施形態のロボットハンドの構造を示す図である。 関節の数と把持位置の関係を説明する図である。
本発明のロボットハンドの第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1において、本実施形態のロボットハンド11は、基部12、第1指部21、第2指部41、制御部13および演算部14を有する。ロボットハンド11は基部12をロボットアームの先端に取り付けて用いられる。
第1指部21は、リンク22の基端側が基部12に固定され(固定端28)、リンク22とリンク24を連結する第1関節23と、リンク24とリンク26を連結する第2関節25を有し、先端部29に第1把持面27が設けられている。
第1関節23は、リンク22とリンク24のリンク間角度θ1を増減するように、連結するリンク22、24と垂直な回転軸の回りに回転運動する。同様に、第2関節25は、リンク24とリンク26のリンク間角度θ2を増減するように、連結するリンク24、26と垂直な回転軸の回りに回転運動する。
第1関節23および第2関節25は、好ましくは、それぞれが独立したアクチュエータ(図示せず)によって駆動される。アクチュエータは回転アクチュエータであり、好ましくはサーボモータである。後述する位置制御やトルク制御を容易に実現できるからである。また、サーボモータは、好ましくは、駆動する第1関節または第2関節の近傍に設けられる。伝達機構を省いて、ロボットハンド10の構造を単純化できるからである。
好ましくは、第1関節23は位置制御およびトルク制御可能であり、第2関節25は位置制御可能である。トルク制御とは、関節を回転させる、または回転させようとするトルクを一定に維持する制御である。モータのトルクは電流と相関があるので、具体的にはモータの電流を一定にするように制御される。位置制御とは、関節の回転位置(角度)を一定にする制御であり、関節が目標位置まで到達した後は、その位置を維持する。サーボモータを用いる場合は、通常位置制御の機構がモータの機能として組み込まれている。
第1把持面27の表面には、第1触覚センサ30が設けられている。第1触覚センサは、圧力・変位を取得する要素がマトリクス状に配列された面状のセンサである。第1触覚センサは、ロボットハンド11が対象物を把持したときに、第1把持面に作用する圧力を検出して、その分布を触覚像として取得する。第1触覚センサの種類は特に限定されず、導電性ゴム型、導電性ペイント型、光導波路型など、各種公知のセンサを用いることができる。第1触覚センサは、好ましくは、第1把持面の全面に設けられる。第1把持面のどの部分で対象物を把持しても検知できるからである。
図1において、第2指部41は、第1指部21と同様の構造を有する。第2指部41は、リンク42の基端側が基部12に固定され(固定端48)、リンク42とリンク44を連結する第3関節43と、リンク44とリンク46を連結する第4関節45を有し、先端部49に第2把持面47が設けられている。第3関節および第4関節は、隣接するリンク間の角度θ3、θ4を増減するように回転運動する。第3関節および第4関節は、それぞれが独立したアクチュエータ(図示せず)によって駆動され、アクチュエータは回転アクチュエータであり、好ましくはサーボモータである。第3関節および第4関節は位置制御可能である。第2把持面47の表面には、第2触覚センサ50が設けられている。第2触覚センサは、好ましくは第2把持面の全面に設けられる。
第1把持面27および第2把持面47は、対象物を両者の間に挟むことで把持する。第1把持面および第2把持面は好ましくは平面である。多様な形状の対象物を把持しやすいからである。また、第1把持面と第2把持面は、第1〜第4関節の回転運動によって、正対可能に設けられている。本実施形態では、第1指部21および第2指部41が同一平面上にあり、第1ないし第4関節の回転軸が当該平面に垂直で、すべて平行であることにより、第1把持面と第2把持面が正対可能となっている。また、第1〜第4関節を適切に動作させることにより、第1把持面と第2把持面を所定の角度で対向させたまま、例えば略平行に対向させたまま、両者の間隔を変化させることが可能である。
制御部13はロボットハンド11全体の動作を制御する。具体的な動作の例は後述する。
演算部14は、第1触覚センサ30および第2触覚センサ50が取得した触覚像を読み込み、触覚像を解析して把持した対象物の形状や個数を判定する。また、演算部は、それ以外に、把持した対象物の位置などの把持状態を求めてもよい。
次に、本実施形態のロボットハンド11の動作を説明する。ここでは、第1関節をトルク制御し、第2〜第4関節を第1関節の動きに追随させて位置制御する方法を説明する。
図2Aを参照して、まず、視覚センサ等により対象物Wを認識し、第1把持面27と第2把持面47を略平行に保ちながら対象物の幅より少し広く開く。ロボットアーム90を動作させて、ロボットハンド11を対象物の近くに移動させ、対象物Wが第1把持面27と第2把持面47の間に入るようにロボットハンドを前進させる。この間、第1関節23、第2関節25、第3関節43および第4関節45の所要の角度は制御部13により計算され、第1関節23、第2関節25、第3関節43および第4関節45はすべて制御部によって位置制御されて所要の角度を取る。
図2Bを参照して、第1関節23を、第1把持面27と第2把持面47を略平行に維持しながら、両把持面の間隔を狭める。具体的には、例えば第1関節23を、両把持面の間隔を狭める方向にトルク制御により回転させ、第1関節の角度を、サーボモータに組み込まれたエンコーダ等により検出して、両把持面を平行に保つための第2関節25、第3関節43および第4関節45の目標位置を制御部が計算し、第2〜第4関節を目標位置に位置制御する。
図2Cを参照して、第1把持面27と第2把持面47によって対象物が把持されると、第1関節23のトルクと反力が釣り合った時点で第1関節は回転を停止し、第1関節に追随する第2関節25、第3関節43および第4関節45も停止する。その後は、第1関節がトルク制御されているので、対象物を一定のトルクで把持した状態が維持される。ただし、何らかの原因で反力が小さくなれば、第1関節は両把持面27、47の間隔を狭める方向にさらに回転するし、反力が大きくなれば、第1関節は両把持面27、47の間隔を拡げる方向に後退する。
次いで、第1触覚センサ30および第2触覚センサ50によって、触覚像が取得される。図3に、第1触覚センサ30による触覚像(図3左側)と第2触覚センサ50による触覚像(図3右側)の例を示す。両把持面に複数の対象物(例えばW1とW2)が把持された場合には、触覚像の島が複数に***して現れる。演算部14がこの触覚像を読み込み、触覚像の島の数や形状から、把持した対象物の個数を判断する。演算部による解析には、公知の方法を用いることができる。例えば、触覚像を濃淡画像として、閾値を徐々に大きくしながら二値化し、現れた島の数を数えることができる。また、第1触覚センサによる触覚像と第2触覚センサからの触覚像の島の重心位置がほぼ対応していれば、それらの島は同一の対象物によるものと判断できる。
演算部14により複数の対象物が把持されていると判断された場合は、図2Dを参照して、第1把持面27と第2把持面47の成す角度を平行から変化させる。本実施形態では、両把持面を側方(図2Dの手前または奥)から見てくさび型となるように角度を変化させる。両把持面の成す角度を変化させるには、例えば図2Dでは、第1関節23を、両把持面の間隔を狭める方向にトルク制御により回転させ、両把持面が所定の角度を成すための第2関節25、第3関節43および第4関節45の目標位置を制御部が計算し、第2〜第4関節を目標位置に位置制御すればよい。これにより、1個の対象物W1だけを把持し続け、余分の対象物W2を解放することができる。なお、把持した対象物の個数の判断が難しい場合は、第1把持面と第2把持面の間隔を広げて、すべての対象物を解放することもできる。
あるいは、多くの突状部を有する対象物を把持する場合に、図4Aを参照して、第1把持面27と第2把持面47によって対象物W3をその突状部で挟んだ場合には、触覚像が最大となるように第1把持面と第2把持面の成す角度を変化させることができる。図4Aの把持状態では、図5Aを参照して、第1触覚センサ30による触覚像(図5A左側)と第2触覚センサ50による触覚像(図5A右側)の面積が小さくなる。これに対しては、第1関節23、第2関節25、第3関節43および第4関節45を制御して第1把持面と第2把持面の成す角度を変化させながら触覚像の面積を解析し、2つの触覚像の面積が最大となる角度で第1〜第4関節を停止させる。図5Bを参照して、2つの触覚像の面積が最大となると、図4Bを参照して、第1把持面および第2把持面は対象物W3をより安定に把持できる。
触覚像が最大かどうかの判定は、触覚像の面積に限らず、触覚像の分布範囲が最も広くなったときを触覚像が最大と判断してもよい。例えば、図5A左側の触覚像において、最も遠い2点PQの距離が最大となるように第1把持面と第2把持面の成す角度を変化させてもよいし、触覚像の全体を内包する最も小さな長方形Rの面積が最大となるように両把持面の成す角度を変化させてもよい。または、触覚像を触覚点の集合と考え、触覚点の偏差や分散等の統計値を計算することで触覚像の分布範囲の広がりを判断してもよい。
このように、本実施形態のロボットハンド11は、第1把持面27と第2把持面47を略平行に保ちながら両把持面の間隔を狭めて対象物を把持し、複数の対象物が把持された場合は、両把持面の成す角度を変化させて余分な対象物を解放することが可能であり、対象物の把持状態が不安定な場合は、両把持面の成す角度を変化させてより安定な把持状態を実現可能である。
また、第1関節23をトルク制御し、第2関節25、第3関節43および第4関節45を第1関節の動きに追随させることにより、対象物を把持した後は第1関節が一定のトルクを維持し、対象物を把持した状態が維持される。このとき、把持力は第1関節のトルクで決まるので、対象物に応じた適切なトルクを第1関節に設定することで、柔軟で変形しやすい対象物を把持しても対象物を損壊することがない。なお、第3関節および第4関節を位置制御により固定して、第1関節をトルク制御し、第2関節のみを第1関節の動きに追随させても同様の効果が得られる。
次に、本発明のロボットハンドの第2実施形態を図6に基づいて説明する。
図6において、本実施形態のロボットハンド19は、第1指部21に関節32を有し、第2指部41に関節52を有する点で第1実施形態のロボットハンド11と異なる。
関節32は、第1ないし第4関節の回転軸と垂直をなす回転軸の回りに回転運動する。関節52は、連結するリンク46、53の中心線と一致する回転軸の回りに回転運動する。これにより、第1把持面27および第2把持面47を、両把持面を基端側または先端側(図6の上方または下方)から見てくさび型となるように、角度を変化させることも可能となる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、各指部が有する関節の数が2であったが、第1指部21および/または第2指部41が、位置制御によって第1ないし第4関節と平行な回転軸の回りに回転運動を行う関節をさらに有していてもよい。図7Aを参照して、各指部の関節の数が2である場合、第1把持面27と第2把持面47は1点でのみ正対して接触できる。これに対して、図7Bを参照して、一方の指部に関節54を追加すると、略Y方向に延びるある領域内で両把持面が正対して接触できる。さらに、図7Cを参照して、両方の指部に関節34、54を追加すると、XおよびY方向に広がるある領域内で両把持面が正対して接触できる。
11、19 ロボットハンド
12 基部
13 制御部
14 演算部
21 第1指部
22、24、26 リンク
23 第1関節
25 第2関節
27 第1把持面
28 固定端
29 先端部
30 第1触覚センサ
32 関節
33 リンク
34 関節
41 第2指部
42、44、46 リンク
43 第3関節
45 第4関節
47 第2把持面
48 固定端
49 先端部
50 第2触覚センサ
52 関節
53 リンク
54 関節
90 ロボットアーム
W、W1、W2、W3 対象物
θ1、θ2、θ3、θ4 リンク間角度

Claims (7)

  1. 第1指部と第2指部と制御部と演算部とを有し、
    前記第1指部は、回転運動を行う第1関節および第2関節と、該第1指部の先端部に設けられた第1把持面と、該第1把持面に設けられた第1触覚センサとを有し、
    前記第2指部は、回転運動を行う第3関節および第4関節と、該第2指部の先端部に設けられた第2把持面と、該第2把持面に設けられた第2触覚センサとを有し、
    前記第1ないし第4関節の回転軸が互いに平行であり、
    前記制御部は、前記第1ないし第4関節を回転運動させて、前記第1把持面と前記第2把持面を所定の角度に維持しながら、1または複数の対象物を把持するまで両把持面の間隔を狭め、
    前記演算部は前記第1触覚センサおよび前記第2触覚センサが取得した触覚像の解析により、把持された前記対象物の形状および/または個数を判定し、
    前記制御部は、前記演算部の判定結果に応じて、前記第1ないし第4関節を回転運動させて、前記第1把持面と前記第2把持面の成す角度を変化させる、
    ロボットハンド。
  2. 前記制御部は、前記演算部の判定結果に応じて、前記触覚像が最大となるように前記第1把持面と前記第2把持面の成す角度を変化させる、
    請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記第1把持面と前記第2把持面を前記所定の角度に維持することが、前記第1把持面と前記第2把持面を略平行に維持することである、
    請求項1または2に記載のロボットハンド。
  4. 前記第1把持面および前記第2把持面が平面である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  5. 前記第1指部および/または前記第2指部は、前記第1ないし第4関節の回転軸と垂直をなす軸を回転軸として回転運動を行う関節をさらに有する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  6. 前記制御部は、前記対象物を把持するために前記第1把持面と前記第2把持面の間隔を狭めるときに、前記第1関節をトルク制御し、少なくとも前記第2関節を、前記第1関節の動きに追随して、前記第1把持面および前記第2把持面を前記所定の角度に維持するように位置制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  7. 2本の指の先端部に設けられ、表面に触覚センサが設けられた一対の把持面を所定の角度に維持しながら接近させて対象物を把持する工程と、
    前記触覚センサが触覚像を取得する工程と、
    前記触覚像を解析して、把持した前記対象物の形状および/または個数を判定する工程と、
    前記判定の結果に応じて、前記一対の把持面の成す角度を変化させる工程と、
    を有するロボットハンド制御方法。
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