JP7018047B2 - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
複数の企業などの団体間で社用車などの移動体を共同使用するという考えが出てきている。例えば、各企業で各々の社用車を使用して目的地に移動するところ、同一の目的地の企業で1台の社用車に相乗りすることができれば、ガソリン代や、ドライバに対する人件費などを削減することができる。また、使用可能な社用車の台数が増えることから、自己所有する社用車の台数を減らすこともでき、所有者に対する駐車場代、各種税金や保険代などの固定費(いわゆる維持費)を削減することもできる。
一方、法律上は「許可を得ずに自家用自動車を対価を得て貸し渡す行為」は、原則禁止されている。そのため、社用車を共同使用する企業には、運行に関わる費用は各企業の使用実績に応じて案分するなどのルールが課せられた共同使用契約を締結することが求められている。契約は社用車ごとに、その社用車を使用する複数の企業による契約グループで締結される。また、共同使用契約の締結ルール上、一定期間経過後でなければ契約の結び直しはできない。そのため、例えば、契約締結済みの社用車に対して新たな企業と契約を締結したい場合は、一定期間経過後(例えば、締結済み契約の更新時)まで待つ必要がある。その間、新たな企業は別の社用車や別の企業に対して暫定的に共同使用契約を締結しておく場合もある。このような共同使用契約の締結ルールに則って、各企業に対し、各企業が所有する社用車の共同使用を提供するサービスがある。
しかしながら、このような社用車の共同使用サービスは、様々な企業が利用するため、統一された共通サービスしか利用できないと、サービスの利用率や、ユーザビリティの低下を招いてしまう恐れがある。特に、このような統一された共通サービスのみの提供は、既に共同使用契約を締結した各企業が契約の結び直しを行う場合においても、契約先や契約内容の幅を狭めてしまうことにも繋がる。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、共同使用契約の締結ルールに則った社用車などの移動体の共同使用サービスにおいて、各企業などの団体に適したオプションサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、団体間で移動体を共同使用する契約を締結した第1の団体に係るユーザ端末から、少なくとも前記移動体の乗降位置の指定を含む、前記移動体に対する第1の予約情報を取得する取得部と、前記第1の予約情報に基づいて、前記第1の団体が所有する前記移動体と、前記第1の団体と前記契約を締結した他の団体が所有する前記移動体との中から、前記第1の団体が使用可能な1つまたは複数の第1の移動体を検索する検索部と、前記第1の移動体の情報を前記ユーザ端末に送信する送信部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、共同使用契約の締結ルールに則った社用車などの移動体の共同使用サービスにおいて、各企業などの団体に適したオプションサービスを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置100の機能構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る企業情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図5は、実施形態に係る社用車情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図6は、実施形態に係る契約グループ情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図7は、実施形態に係る予約情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図8は、実施形態に係る社用車の乗降の例を示す図である。 図9は、実施形態に係るコンフリクト情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 図10は、実施形態に係るユーザ端末200の機能構成例を示す図である。 図11は、実施形態に係る乗降位置のAR表示の一例を示す図である。 図12は、実施形態に係る共同使用アプリケーションの一例を示す図である。 図13は、実施形態に係るユーザごとの共同使用アプリケーションの表示の一例を示す図である。 図14は、実施形態に係る貸切予約および企業予約の一例を示す図である。 図15は、実施形態に係る社用車の予約処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。以下に、共同使用契約の締結ルールに則った社用車の共同使用サービスにおいて、各企業や各契約グループに適したオプションサービスを提供することができる本実施形態について説明する。また、本実施形態では「社用車」という言葉を用いて説明するが、共同使用される対象は、社用ヘリコプタやジェット機など、その他の移動体であってもよい。また、「企業」も、企業以外の団体、組合、社団や財団、サークルなどであってもよい。
〔1.情報処理システムの構成〕
図1を用いて情報処理システムの構成について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システムは、情報処理装置100、ユーザ端末200、および社用車端末300を含む。図1に示すように、情報処理装置100と、ユーザU-1~U-mによって使用されるユーザ端末200-1~200-m(mは任意の整数。以下、まとめて「ユーザ端末200」という)と、社用車C-1~C-nのドライバによって使用される社用車端末300-1~300-n(nは任意の整数。以下、まとめて「社用車端末300」という)とがネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。なお、ネットワークNは、有線、無線を問わず、インターネットなどの各種通信網を採用することができる。
ユーザ端末200は、ユーザによって使用される端末である。なお、ユーザとは、例えば、社用車を使用する各企業の社員である。ユーザ端末200は、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル端末であってもよいし、ユーザの会社などに設置される据え置き端末であってもよい。ユーザ端末200には、社用車を共同使用するための共同使用アプリケーション(共同使用アプリ)がインストールされており、ユーザは共同使用アプリを介して、使用を希望する社用車の予約情報や各企業に対するコンフリクト情報の入力や確認などを行うことができる。また、ユーザ端末200は、社用車の乗降位置は、バス停などと異なり、物理的な目印がないため、乗降位置をAR(Augmented Reality:拡張現実)表示することができる。これにより、ユーザは物理的な目印がなくても、乗降位置を探しやすくなる。
社用車端末300は、各社用車のドライバによって使用される端末である。または、社用車に搭載されるカーナビゲーション端末などであってもよい。社用車端末300にも共同使用アプリがインストールされており、ドライバは共同使用アプリを介して、社用車に対する予約情報の確認を行うことができる。
情報処理装置100は、例えば、社用車の共同使用サービスを提供するサービス提供者によって管理されるサーバ装置である。情報処理装置100は、ユーザ端末200から社用車の予約情報を受信し、共同使用可能な社用車(使用可能車)を検索し、ユーザの希望する社用車の予約を確定することができる。なお、情報処理装置100は、クラウドサーバ装置であってもよいし、複数のコンピュータで構成される分散型コンピューティングシステムであってもよい。
〔2.情報処理装置100の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置100の機能構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110、記憶部120、制御部130を備える。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末200や社用車端末300との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部120は、企業情報記憶部121、ユーザ情報記憶部122、社用車情報記憶部123、契約グループ情報記憶部124、予約情報記憶部125、コンフリクト情報記憶部126を有する。以下、記憶部120に含まれる各記憶部について順に説明する。
(企業情報記憶部121)
企業情報記憶部121は、社用車の共同使用契約を締結する企業に関する情報を記憶する。図3は、実施形態に係る企業情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図3に示す例では、企業情報記憶部121は、「企業ID、企業名、業種、職種」などを対応付けて記憶する。
「企業ID」は、各企業を一意に示す識別子である。「業種」および「職種」はそれぞれ、各企業の業種および職種を示す。なお、図3の例では、「業種」および「職種」を文字列で示しているが、業種や職種の種類を示す数値などであってもよい。
(ユーザ情報記憶部122)
ユーザ情報記憶部122は、社用車を共同使用するユーザに関する情報を記憶する。図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図4に示す例では、ユーザ情報記憶部122は、「ユーザID、ユーザ名、所属企業、所属部署、属性1、属性2、属性3」などを対応付けて記憶する。
「ユーザID」は、ユーザを一意に示す識別子である。「所属企業」は、ユーザが所属する企業を示す識別子であり、企業情報記憶部121に記憶される「企業ID」と関連付けられる。「属性1~3」は、社用車の予約時のマッチングに使用されるユーザ属性である。例えば、ユーザが喫煙者であるか、飲み物をよく飲むか、ノートPCを使用するかなど、ユーザが利用することができる社用車の設備やサービスに合わせて様々な属性を設定することができる。これにより、例えば、ユーザが喫煙者である場合は喫煙可能な社用車、飲み物をよく飲む場合はドリンク販売のある社用車、ノートPCを使用するのであればディスプレイや車載Wi-Fi(登録商標)を備えた社用車をそれぞれ優先的にマッチングさせることができる。上記以外の社用車の設備やサービスは、例えば、学習設備、睡眠などのためのリフレッシュ設備、子供の遊び場や授乳設備、美容ケア設備、異業種交流のための設備やサービスなどである。また、ユーザ属性は、ユーザの性別や年代、趣味など、ユーザ自身に関する情報であってもよい。これにより、例えば、異業種ではあるが、同世代のユーザを同一の社用車に優先的にマッチングさせることなどができる。なお、図4の例では、「属性1~3」と3つの属性しか示していないが、必要に応じてデータ項目を増減させることができる。
(社用車情報記憶部123)
社用車情報記憶部123は、共同使用される社用車に関する情報を記憶する。図5は、実施形態に係る社用車情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図5に示す例では、社用車情報記憶部123は、「社用車ID、所有企業、乗車可能人数、喫煙可否、ドリンク販売、ディスプレイ、ホワイトボード」などを対応付けて記憶する。
「社用車ID」は、各社用車を一意に示す識別子である。「所有企業」は、社用車を所有する企業を示す識別子であり、企業情報記憶部121に記憶される「企業ID」と関連付けられる。「乗車可能人数」は、例えば、社用車の定員からドライバ1名を引いた人数であり、社用車を同時に使用(相乗り)できるユーザの人数である。「喫煙可否」は、社用車が喫煙可能か否かを示す文字列または数値が設定される。「ドリンク販売」、「ディスプレイ」、「ホワイトボード」は、それぞれのサービスや設備が車内に有るか無いかを示す文字列または数値が設定される。これらにより、上述したようにユーザ属性に合わせて社用車を優先的にマッチングさせることができる。また、ユーザは、共同使用アプリで社用車のサービスや設備を確認しながら、希望の社用車を選択して予約することができる。
(契約グループ情報記憶部124)
契約グループ情報記憶部124は、社用車の共同使用契約を締結した複数の企業による契約グループに関する情報を記憶する。図6は、実施形態に係る契約グループ情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図6に示す例では、契約グループ情報記憶部124は、「契約グループID、契約社用車、契約締結日、契約満了日、契約企業1、契約企業2、契約企業3、契約企業4、契約企業5」などを対応付けて記憶する。
「契約グループID」は、各契約グループを一意に示す識別子である。「契約社用車」は、共同使用契約が締結された社用車を一意に示す識別子であり、社用車情報記憶部123に記憶される「社用車ID」と関連付けられる。「契約締結日」から「契約満了日」の期間が共同使用契約の契約期間であり、この期間中は、締結済みの契約に新たな企業を追加するなどといった契約の結び直しはできない。「契約企業1~5」は、共同使用契約を締結した企業を示す識別子であり、企業情報記憶部121に記憶される「企業ID」とそれぞれが関連付けられる。なお、図6の例では、「契約企業5」までしか示されていないが、必要に応じてデータ項目を増やすなどして6つ以上の企業が1台の社用車に対して共同使用契約を締結することができる。
(予約情報記憶部125)
予約情報記憶部125は、社用車の予約に関する情報を記憶する。図7は、実施形態に係る予約情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図7に示す例では、予約情報記憶部125は、「予約社用車、予約ユーザ、予約日時、予約人数、乗車位置、降車位置、使用目的」などを対応付けて記憶する。このような予約情報は、例えば、社用車の使用を希望する各企業のユーザによって、ユーザ端末200に表示される共同使用アプリを介して入力される。
「予約社用車」は、予約された社用車を一意に示す識別子であり、社用車情報記憶部123に記憶される「社用車ID」と関連付けられる。「予約ユーザ」は、社用車を予約したユーザを示す識別子であり、ユーザ情報記憶部122に記憶される「ユーザID」と関連付けられる。「乗車位置」および「降車位置」は、例えば、予め決められた乗降位置である。図7におけるデータレコードの1行目および2行目を例として説明すると、パテントサービス(企業ID=1)が所有する社用車(社用車ID=1)を、パテントサービスのユーザ2名が“特許庁”から“○○駅”に移動するために予約し、さらに、ABCシステムズ(企業ID=2)のユーザ3名が、途中の“××駅”から“△△ビル”に移動するために予約したことを示す。すなわち、“××駅”から“△△ビル”の間は、パテントサービスおよびABCシステムズのユーザが相乗り状態となる。ここで、実施形態に係る社用車の乗降について説明する。
図8は、実施形態に係る社用車の乗降の例を示す図である。図8の例は、企業A、B、Cで共同使用契約が締結された社用車C-1の乗降を示している。社用車の移動経路は、予約情報記憶部125に記憶された予約情報に基づいて決定される。図8は、乗降位置1から5に移動するための企業Aに、途中にある乗降位置2~4で乗降するための企業BおよびCがマッチングされた結果、乗降位置1~5を順番に移動する社用車C-1の移動経路が決定されたことを示す。図8の例では7人のユーザU-1~7が示されているが、例えば、社用車C-1の乗車可能人数が6人であっても、特定の乗降区間で7人以上のユーザが相乗りしなければ定員オーバーとならない。そのため、図8に示すような乗降が可能となる。
(コンフリクト情報記憶部126)
コンフリクト情報記憶部126は、各企業に対するコンフリクトに関する情報を記憶する。図9は、実施形態に係るコンフリクト情報記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図9に示す例では、コンフリクト情報記憶部126は、「対象企業、NG企業」などを対応付けて記憶する。
「対象企業」および「NG企業」は、企業を示す識別子であり、企業情報記憶部121に記憶される「企業ID」とそれぞれ関連付けられる。図9の例では、「対象企業」によって示される企業が、「NG企業」によって示される企業をコンフリクト先として指定したことを示している。この場合、例えば、情報処理装置100は、対象企業とNG企業とが、同じ社用車に相乗りしないように(予約時にマッチングしないように)制御することができる。また、コンフリクト情報のデータ項目として「対象部署」および「NG部署」などを追加し、コンフリクトによる制御を部署単位で行うこともできる。これにより、情報処理装置100は、各企業に、より適したオプションサービスを提供することができる。
(制御部130)
制御部130は、情報処理装置100全体を司る処理部であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)など(いわゆる、プロセッサ)である。制御部130は、記憶部120に記憶されている各種プログラム(例えば、本願に係る情報処理プログラム)を、作業領域となるRAMに展開して実行する。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、取得部131、検索部132、決定部133、送信部134を有し、以下に説明する各機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する社用車の予約処理を実行する構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。具体的には、取得部131は、社用車の予約情報をユーザ端末200から取得する。また、取得部131は、社用車の予約情報や、各企業に対するコンフリクト情報をユーザ端末200から取得する。取得された各種情報は、取得部131によって記憶部120に記憶される。
(検索部132)
検索部132は、ユーザからの予約情報に基づいて、使用可能車を検索する。具体的には、検索部132は、ユーザ端末200から受信された社用車の予約情報に基づいて、社用車情報記憶部123を検索し、ユーザの企業が所有する社用車と、当該企業と共同使用契約を締結した他の企業が所有する社用車の中から、ユーザの企業が使用可能な1つまたは複数の使用可能車を検索する。また、検索部132は、使用可能車に対する他の予約情報を検索する。
(決定部133)
決定部133は、使用可能車に対する予約情報に基づいて、1つまたは複数の使用可能車に対する1つまたは複数の配車先を車両ごとに決定し、予約を確定する。なお、使用可能車に空きがあっても、ある企業の予約情報に基づいて予約を確定してしまうと予約人数の合計が使用可能車の乗車可能人数を超えてしまう場合、その使用可能車をマッチングさせることはできない。また、上述したように、特定の乗降区間で乗車可能人数を超えたユーザが相乗りしなければ定員オーバーとならないため、使用可能車のマッチングは乗降区間ごとに行われる。
また、使用可能車が複数ある場合、ユーザにマッチングさせる使用可能車は、ユーザによって選択されてもよいし、ユーザの属性情報や予約情報、予約倍率などに基づいて決定部133によって決定されてもよい。
決定部133によって使用可能車が決定される場合、例えば、ユーザが喫煙者である場合は、喫煙可能な使用可能車を優先的にマッチングさせることができる。また、貸切予約の場合は、車内でミーティングをする可能性が高いと予想できるため、ディスプレイやホワイトボードなどの設備がある使用可能車を優先的にマッチングさせることができる。また、車両ごとに共同使用契約する団体の数も異なるため、車両ごとに予約の倍率も異なってくる。共同使用契約に基づく予約可能ユーザ数や、その時のユーザの予約状況によって、予約倍率が低い使用可能車から優先的にマッチングさせることができる。これにより、予約倍率の高い使用可能車を平準化することができ、マッチング率を向上させることができる。
また、決定部133は、共同使用契約を締結した各企業内における社用車の予約マッチング率を算出し、各企業に車両追加をリコメンドするか否かの決定をすることができる。この予約マッチング率は、各社用車に対するユーザの予約検索回数と、配車先への決定回数とに少なくとも基づく。予約マッチング率が低い場合、ユーザは予約がしづらい状態となっていると考えられ、各企業は本リコメンドを受けた場合、社用車を追加するかどうかを検討することになる。
(送信部134)
送信部134は、各種情報をユーザ端末200や社用車端末300に送信する。具体的には、送信部134は、検索部132にて検索した使用可能車の情報をユーザ端末200に送信する。また、送信部134は、社用車の予約が完了した際に、ユーザ端末200に予約完了通知を送信し、予約された社用車の社用車端末300に予約情報を送信する。また、送信部134は、ユーザ端末200において社用車の乗降位置をAR表示するために、乗降位置の位置情報をユーザ端末200に送信する。
〔3.ユーザ端末200の構成〕
次に、図10を用いて、実施形態に係るユーザ端末200の機能構成について説明する。図10は、実施形態に係るユーザ端末200の機能構成例を示す図である。図10に示すように、ユーザ端末200は、通信部210、記憶部220、制御部230を備える。なお、ユーザ端末200は、ユーザ端末200を利用するユーザなどから各種操作を受け付ける入力装置(例えば、キーボードやマウス、タッチパネル)や、各種情報を表示するための出力装置(例えば、液晶ディスプレイやタッチパネル)を有してもよい。
(通信部210)
通信部210は、情報処理装置100の通信部110同様、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。
(記憶部220)
記憶部220は、情報処理装置100の記憶部120同様、RAMなどによって実現される。図10に示すように、記憶部220は、共同使用アプリ記憶部221、予約情報記憶部222を有する。以下、記憶部220に含まれる各記憶部について順に説明する。
(共同使用アプリ記憶部221)
共同使用アプリ記憶部221は、社用車を共同使用するための共同使用アプリを記憶する。共同使用アプリは、情報処理装置100などから予めダウンロードされ、ユーザ端末200にインストールされることにより、共同使用アプリ記憶部221に記憶される。
(予約情報記憶部222)
予約情報記憶部222は、社用車の予約に関する情報を記憶する。予約情報記憶部222に記憶される予約情報は情報処理装置100の予約情報記憶部125のものと同様であるが、セキュリティなどの観点から、ユーザ端末200を使用するユーザが関連する予約情報のみを予約情報記憶部222に記憶することができる。
(制御部230)
制御部230は、情報処理装置100の制御部130同様、ユーザ端末200全体を司る処理部である。図10に示すように、制御部230は、取得部231、表示部232、入力部233、送信部234を有する。なお、制御部230の内部構成も、図10に示した構成や接続関係に限られない。
(取得部231)
取得部231は、各種情報を取得する。具体的には、取得部231は、予約情報に基づいて検索された使用可能車の情報を情報処理装置100から取得する。また、取得部231は、社用車の予約完了通知を情報処理装置100から取得する。取得された各種情報は、取得部231によって記憶部220に記憶される。また、取得部231は、社用車の乗降位置をAR表示するために、社用車の乗降位置の位置情報を情報処理装置100から取得する。
(表示部232)
表示部232は、各種情報を表示する。具体的には、表示部232は、共同使用アプリのユーザインタフェースを表示する。これにより、ユーザは、共同使用アプリを介して、社用車を予約するために予約情報を入力したり、情報処理装置100から送信された使用可能車の情報を確認したりすることができる。また、表示部232は、社用車の乗降位置の位置情報とユーザ端末200の位置情報とに基づいて、乗降位置をAR表示することができる。
図11は、実施形態に係る乗降位置のAR表示の一例を示す図である。図11に示すように、社用車の乗降位置の位置情報とユーザ端末200の位置情報とに基づいて、表示部232は、共同使用アプリを介して乗降位置をAR表示することができる。また、図11に示すように、例えば、予約情報や、ユーザ端末200、社用車端末300、乗降位置のそれぞれの位置情報に基づいて、乗車位置に到着予定の社用車や、到着予定時間を併せて表示することもできる。
(入力部233)
入力部233は、各種情報の入力を受け付ける。具体的には、入力部233は、共同使用アプリを介して入力された、社用車の予約情報や、使用可能車の選択、および各企業に対するコンフリクト情報などの入力を受け付けることができる。
(送信部234)
送信部234は、各種情報を情報処理装置100に送信する。具体的には、送信部234は、共同使用アプリを介して入力された、社用車の予約情報や、使用可能車の選択、および各企業に対するコンフリクト情報を情報処理装置100に送信する。
図12は、共同使用アプリケーションの一例を示す図である。図12の左側は、ユーザがユーザ端末200を操作し、表示部232によって表示された共同使用アプリを介して予約情報を入力し、社用車を予約するところを示している。入力された予約情報は、図12の左側の例では、「予約する」ボタンを押下することで、入力部233によって受け付けられ、送信部234によって情報処理装置100に送信される。その後、情報処理装置100の検索部132によって、予約情報に基づいた使用可能車の検索が行われ、使用可能車の情報がユーザ端末200に送信される。図12の中央は、情報処理装置100から送信された使用可能車の情報が、表示部232によって表示されているところを示している。図12の中央に示すように、使用可能車が複数ある場合は、ユーザに所望の使用可能車を選択させることもできる(図12の中央の例では、所望の使用可能車の右隣にある「予約」ボタンを押下させる)。「予約」ボタンを押下するなどし、使用可能車が選択されると、例えば、選択された使用可能車を一意に示す識別子が、送信部234によって情報処理装置100に送信され、予約が確定する。予約が完了すると、予約完了通知が情報処理装置100ユーザ端末200に送信される。図12の右側は、情報処理装置100から送信された予約完了通知が取得部231によって取得され、表示部232によって共同使用アプリを介して表示されているところを示している。
図12を用いて共同使用アプリの一例を説明したが、さらに各企業(各ユーザ)に適したサービスを提供することもできる。図13は、実施形態に係るユーザごとの共同使用アプリケーションの表示の一例を示す図である。図13は、図12の左側で乗降位置を入力し、予約ボタンを押下した後に表示される社用車の情報を表示した共同使用アプリの一例を示している。図13の例では、ユーザの所属する企業が共同使用契約を締結した社用車がリスト表示されている。また、それぞれの社用車が、ユーザによって入力された予約情報に基づいて、使用可能か否かが示されている(例えば、予約情報に基づいて、使用不可の社用車に対しては、“使用不可”の文字列が表示される)。
ユーザは社用車リストから、使用可能な所望の社用車を選択し(図13の例では、「空き確認」ボタン押下)し、予約を行うことができる。図13の左右に示すように、企業ごとに、共同使用アプリの表示を変えることができる。
例えば、乗降位置の名称を企業ごとに変更することができる。図13の左側に示す企業A(パテントサービス)の表示では、ある乗車位置の名称を「東京支店」としているが、図13の右側に示す企業B(ABCシステムズ)の表示では、「XYZビル」となっている。このように、どちらも同一の乗車位置であるが、企業ごとに名称を自由にカスタマイズし変更することができる。また、地図上のランドマークや地名などの各種名称表記も企業ごとにカスタマイズすることができる。
また、社用車の表示も企業ごとに変更することができる。例えば、図13に示すように、自社の車両を社用車リストの上部に表示することができる。また、自社が共同使用契約を締結していない車両は、社用車リストに表示されない。図13の例では、図13の左側に示す企業Aの社用車リストにのみ「○×△社 1号車」が表示されている。これは、「○×△社」が「○×△社 1号車」に対して、企業Aとは共同契約を締結したが、企業Bとは締結していないことを示している。
また、「ABCシステムズ 1号車」は、企業Aと企業Bとが共同使用契約を締結した車両であるため、図13の左右どちらにも表示されている。しかしながら、図13の左側に示す企業Aの社用車リストでは、「ABCシステムズ 1号車」が“使用不可”となっているのに対し、図13の右側に示す企業Bの社用車リストでは、「空き確認」ボタンが表示され、使用可能な状態であることが示されている。これは、「ABCシステムズ 1号車」が企業Bによって貸し切られていることを示している。社用車を貸し切るための予約について以下に説明する。
図14は、実施形態に係る貸切予約および企業予約の一例を示す図である。貸切予約は、社用車を貸し切るための予約であり、図14に示すように、予約したユーザとその同乗者以外は乗車することができない。そのため、社用車に空きがあっても、他のユーザは予約を行うことができないように情報処理装置100によって制御される。また、企業予約は、図14に示すように、予約したユーザが所属する企業のユーザのみ相乗りすることができる。そのため、予約したユーザが所属する企業以外のユーザは予約を行うことができないように情報処理装置100によって制御される。貸切予約または企業予約を行う場合、例えば、ユーザは、予約情報の入力として、貸切予約または企業予約を選択する。これにより、貸切予約または企業予約の指定を予約情報に含めて情報処理装置100に送信することができる。
〔4.社用車端末300の構成〕
社用車端末300もユーザ端末200と同じモバイル端末などであるので、社用車端末300の構成は、ユーザ端末200の構成と同様である。社用車端末300では、社用車の予約は行わないが、予約情報の確認などのため、ユーザ端末200同様、社用車端末300は、共同使用アプリや予約情報のための記憶部や表示部などを有する。社用車端末300がカーナビゲーション端末である場合はさらに、カーナビゲーション機能を発揮するための記憶部や処理部を有する。
〔5.処理手順〕
次に、図15を用いて、実施形態に係る社用車の予約処理の手順について説明する。図15は、実施形態に係る社用車の予約処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、ユーザによって入力された予約情報に基づいて、使用可能な社用車を検索し、ユーザの所望する社用車の予約を確定する処理である。
図15に示すように、ユーザはユーザ端末200を介して予約情報を入力する(ステップS101)。ここで入力される予約情報は、例えば、図12の左側に示すような乗車位置や降車位置などの情報である。なお、予約情報は、使用可能な社用車を検索するための検索条件として使用されるため、予約情報を何も入力しない(空入力する)ことも可能である。この場合、検索条件は無いものとして、ユーザの所属する企業が共同使用契約を締結した社用車が全検索されることになる。入力された予約情報は入力部233によって受け付けられ、送信部234によって情報処理装置100に送信される(ステップS102)。
次に、情報処理装置100の取得部131は、予約情報をユーザ端末200から受信したか否かを判定する(ステップS103)。予約情報を受信していないと判定した場合(ステップS103:No)、取得部131は、予約情報の受信を待つ。予約情報を受信したと判定した場合(ステップS103:Yes)、取得部131は、通信部110を介して予約情報を取得する。
次に、検索部132は、取得した予約情報に基づいて使用可能車を検索する(ステップS104)。具体的には、例えば、予約情報などに含まれる、予約ユーザの識別子によって、ユーザ情報(図4)からユーザの所属企業の識別子を取得する。次に、所属企業の識別子によって、契約グループ情報(図6)から共同使用契約を締結した社用車の情報を取得する。ここで、取得された社用車が、(実際に予約されるか、できるかは別として)ユーザが共同使用可能な社用車(使用可能車)である。
使用可能車が1件もヒットしない場合(ステップS105:No)、送信部134は予約不可通知をユーザ端末200に送信する(ステップS106)。ここでいう予約不可通知とは、例えば、「使用可能な社用車が見つかりませんでした。」などのメッセージである。
使用可能車が1件のみヒットした場合(ステップS105:Yes、ステップS107:No)、ヒットした使用可能車の予約に進む(後述するステップS113以降)。なお、ヒットした使用可能車が1件のみであっても、その使用可能車の情報をユーザ端末200に送信することもできる(ステップS107:Yes、ステップS108)。これにより、ユーザは、予約される社用車の情報を確認した上で、予約を確定させることができる。
使用可能車が複数ヒットした場合(ステップS105:Yes、ステップS107:Yes)、送信部134は、使用可能車の情報をユーザ端末200に送信する(ステップS108)。ここでいう使用可能車の情報は、例えば、図12の中央や図13に示されるような、使用可能車のリストである。
次に、ユーザ端末200の取得部231は、使用可能車の情報を情報処理装置100から受信したか否かを判定する(ステップS109)。使用可能車の情報を受信していないと判定した場合(ステップS109:No)、取得部231は、使用可能車の情報の受信を待つ。使用可能車の情報を受信したと判定した場合(ステップS109:Yes)、取得部231は、通信部210を介して使用可能車の情報を取得する。
次に、ユーザは、例えば、共同使用アプリを介して、使用可能車の情報から所望の使用可能車を選択する(ステップS110)。
次に、送信部234は、使用可能車の選択を情報処理装置100に送信する(ステップS111)。ここでいう使用可能車の選択とは、例えば、選択された使用可能車を一意に示す識別子である。
次に、情報処理装置100の取得部131は、使用可能車の選択をユーザ端末200から受信したか否かを判定する(ステップS112)。使用可能車の選択を受信していないと判定した場合(ステップS112:No)、取得部131は、使用可能車の選択の受信を待つ。使用可能車の選択を受信したと判定した場合(ステップS112:Yes)、取得部131は、通信部110を介して使用可能車の選択を取得する。
次に、決定部133は、ステップS110で選択された使用可能車、または1件のみヒットした使用可能車(ステップS107:No)の予約を確定する(ステップS113)。なお、使用可能車が複数ヒットした場合(ステップS107:Yes)、ユーザに使用可能車を選択させずに、決定部133が、ユーザの属性情報や予約情報、予約倍率などに基づいて、複数の使用可能車から1つの使用可能車を選択し、予約を確定することもできる。
次に、送信部134は、予約完了通知をユーザ端末200に送信する(ステップS114)。ここでいう予約完了通知とは、例えば、図12の右側に示されるような、予約の確定情報である。
次に、ユーザ端末200の取得部231は、予約完了通知を情報処理装置100から受信したか否かを判定する(ステップS115)。予約完了通知を受信していないと判定した場合(ステップS115:No)、取得部231は、予約完了通知の受信を待つ。予約完了通知を受信したと判定した場合(ステップS115:Yes)、表示部232は、共同使用アプリを介して予約完了通知を表示する(ステップS116)。
また、情報処理装置100の送信部134は、予約された社用車の社用車端末300に予約情報を送信する(ステップS117)。なお、ステップS114およびステップS117のそれぞれのデータ送信は、処理順番が逆であってもよいし、並列に処理されてもよい。
次に、社用車端末300は、予約情報を情報処理装置100から受信したか否かを判定する(ステップS118)。予約情報を受信していないと判定した場合(ステップS118:No)、社用車端末300は、予約情報の受信を待つ。予約情報を受信したと判定した場合(ステップS118:Yes)、社用車端末300は、共同使用アプリを介して予約情報を表示する(ステップS119)。ステップS119の後、図15に示す社用車の予約処理は終了する。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、検索部132と、送信部134とを有する。取得部131は、団体間で移動体を共同使用する契約を締結した第1の団体に係るユーザ端末から、少なくとも移動体の乗降位置の指定を含む、移動体に対する第1の予約情報を取得する。検索部132は、第1の予約情報に基づいて、第1の団体が所有する移動体と、第1の団体と契約を締結した他の団体が所有する移動体との中から、第1の団体が使用可能な1つまたは複数の第1の移動体を検索する。また、送信部134は、第1の移動体の情報をユーザ端末200に送信する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、各団体の予約情報に基づいて、各団体と共同使用契約を締結した他の団体とが所有する移動体の中から、各団体が使用可能な移動体を検索し、ユーザに提供することにより、各団体に適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の送信部134はさらに、第1の団体のためにカスタマイズされた乗降位置の名称をユーザ端末に送信する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、各団体のためにカスタマイズされた乗降位置の名称を各団体のユーザ端末に送信することにより、各団体により適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の検索部132はさらに、第1の移動体に対する他の予約情報を検索する。また、情報処理装置100は、決定部133をさらに備える。決定部133は、第1の予約情報および/または他の予約情報に基づいて、第1の移動体に対する1つまたは複数の配車先を車両ごとに決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、各団体の予約情報と、各団体が予約しようとしている移動体に対する他の予約情報とに基づいて、移動体に対する配車先を決定することにより、各団体や各契約グループに適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の決定部133による配車先の決定は、予約倍率が低い第2の移動体から優先的に決定される。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、予約倍率が低い移動体から優先的に配車先を決定することにより、予約倍率の高い移動体を平準化することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の取得部が取得する第1の予約情報は、第1の予約情報に係るユーザによって第1の移動体を貸し切るための貸切予約の指定、または第1の団体によって第1の移動体を貸し切るための団体予約の指定をさらに含み、情報処理装置100の決定部133による配車先の決定は、貸切予約の指定および/または前記団体予約の指定にさらに基づく。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、各団体の予約情報に係るユーザによって移動体を貸し切るための貸切予約の指定および/または各団体によって移動体を貸し切るための団体予約の指定にさらに基づいて、移動体に対する配車先を決定することにより、各団体や各契約グループにより適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の決定部133による配車先の決定は、契約を締結した各団体に対するコンフリクト情報にさらに基づく。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、各団体に対するコンフリクト情報に基づいて、移動体に対する配車先を決定することにより、各団体や各契約グループにより適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の決定部133による配車先の決定は、契約を締結した各団体の部署単位で決定される。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、各団体の部署単位で移動体に対する配車先を決定することにより、各団体や各契約グループにより適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の決定部133はさらに、第1の移動体に対する検索回数と、第1の移動体の配車先への決定回数とに少なくとも基づいて、契約を締結した各団体内における第1の移動体の予約マッチング率を算出し、予約マッチング率に基づいて、共同使用するための移動体の追加を、契約を締結した前記第1の団体および他の団体にリコメンドするか否かを決定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、契約を締結した各団体内における移動体の予約マッチング率を算出し、予約マッチング率に基づいて、共同使用するための移動体の追加を、共同使用契約を締結した各団体にリコメンドすることにより、各団体や各契約グループにより適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の取得部131が取得する第1の予約情報は、第1の移動体を使用するユーザのユーザ識別子をさらに含み、情報処理装置100の検索部132はさらに、ユーザ識別子に基づいてユーザのユーザ属性情報を検索し、前記決定部による配車先の決定は、ユーザ属性情報にさらに基づく。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、予約情報に含まれるユーザ識別子に基づいてユーザのユーザ属性情報を検索し、ユーザ属性情報に基づいて、移動体に対する配車先を決定することにより、各団体により適したサービスを提供することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100の送信部134はさらに、ユーザ端末において乗降位置をAR表示するために、乗降位置の位置情報をユーザ端末に送信する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、乗降位置のAR表示のための乗降位置の位置情報をユーザ端末に提供することにより、ユーザは、乗降位置の物理的な目印がなくても、乗降位置を探しやすくなる。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた情報処理装置100、ユーザ端末200、および社用車端末300は、例えば、図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図16は、各装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、プログラムによって使用されるデータなどを格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が収集したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタなどの出力装置、および、キーボードやマウスなどの入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、収集したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、プログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)などの光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100やユーザ端末200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130や230の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 企業情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 社用車情報記憶部
124 契約グループ情報記憶部
125 予約情報記憶部
126 コンフリクト情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 検索部
133 決定部
134 送信部
200 ユーザ端末
210 通信部
220 記憶部
221 共同使用アプリ記憶部
222 予約情報記憶部
230 制御部
231 取得部
232 表示部
233 入力部
234 送信部
300 社用車端末
N ネットワーク

Claims (11)

  1. 団体間で移動体を共同使用する契約を締結した第1の団体に係るユーザ端末から、少なくとも前記移動体の乗降位置の指定を含む、前記移動体に対する第1の予約情報を取得する取得部と、
    前記第1の予約情報に基づいて、前記第1の団体が所有する前記移動体と、前記第1の団体と前記契約を締結した他の団体が所有する前記移動体との中から、前記第1の団体が使用可能な1つまたは複数の第1の移動体を検索し、
    前記第1の移動体に対する他の予約情報を検索する検索部と、
    前記第1の予約情報および前記他の予約情報に基づいて、特定の乗降区間で予約人数が前記第1の移動体の乗車可能人数を超えてしまわないように、前記第1の移動体に対する1つまたは複数の配車先を移動体ごとに決定する決定部と、
    前記第1の移動体の情報を前記ユーザ端末に送信する送信部と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記送信部はさらに、前記第1の団体のためにカスタマイズされた前記乗降位置の名称を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定部による前記配車先の決定は、予約倍率が低い第2の移動体から優先的に決定されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部が取得する前記第1の予約情報は、前記第1の予約情報に係るユーザによって前記第1の移動体を貸し切るための貸切予約の指定、または前記第1の団体によって前記第1の移動体を貸し切るための団体予約の指定をさらに含み、
    前記決定部による前記配車先の決定は、前記貸切予約の指定および/または前記団体予約の指定にさらに基づくことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定部による前記配車先の決定は、前記契約を締結した各団体に対するコンフリクト情報にさらに基づくことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定部による前記配車先の決定は、前記契約を締結した各団体の部署単位で決定されることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記決定部はさらに、
    前記第1の移動体に対する検索回数と、前記第1の移動体の前記配車先への決定回数とに少なくとも基づいて、前記契約を締結した各団体内における前記第1の移動体の予約マッチング率を算出し、
    前記予約マッチング率に基づいて、共同使用するための移動体の追加を、前記契約を締結した前記第1の団体および前記他の団体にリコメンドするか否かを決定することを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部が取得する前記第1の予約情報は、前記第1の移動体を使用するユーザのユーザ識別子をさらに含み、
    前記検索部はさらに、前記ユーザ識別子に基づいて前記ユーザのユーザ属性情報を検索し、
    前記決定部による前記配車先の決定は、前記ユーザ属性情報にさらに基づくことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記送信部はさらに、前記ユーザ端末において前記乗降位置をAR表示するために、前記乗降位置の位置情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置が、
    業間で移動体を共同使用する契約を締結した第1の団体に係るユーザ端末から、少なくとも前記移動体の乗降位置の指定を含む、前記移動体に対する第1の予約情報を取得し、
    前記第1の予約情報に基づいて、前記第1の団体が所有する前記移動体と、前記第1の団体と前記契約を締結した他の団体が所有する前記移動体との中から、前記第1の団体が使用可能な1つまたは複数の第1の移動体を検索し、
    前記第1の移動体に対する他の予約情報を検索し、
    前記第1の予約情報および前記他の予約情報に基づいて、特定の乗降区間で予約人数が前記第1の移動体の乗車可能人数を超えてしまわないように、前記第1の移動体に対する1つまたは複数の配車先を移動体ごとに決定し、
    前記第1の移動体の情報を前記ユーザ端末に送信する
    処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
  11. 情報処理装置に、
    業間で移動体を共同使用する契約を締結した第1の団体に係るユーザ端末から、少なくとも前記移動体の乗降位置の指定を含む、前記移動体に対する第1の予約情報を取得し、
    前記第1の予約情報に基づいて、前記第1の団体が所有する前記移動体と、前記第1の団体と前記契約を締結した他の団体が所有する前記移動体との中から、前記第1の団体が使用可能な1つまたは複数の第1の移動体を検索し、
    前記第1の移動体に対する他の予約情報を検索し、
    前記第1の予約情報および前記他の予約情報に基づいて、特定の乗降区間で予約人数が前記第1の移動体の乗車可能人数を超えてしまわないように、前記第1の移動体に対する1つまたは複数の配車先を移動体ごとに決定し、
    前記第1の移動体の情報を前記ユーザ端末に送信する
    処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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