JP7010429B2 - ブラインドボルト - Google Patents
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Description
また、スリーブのフランジに、ボルトの頭部を押し付けて、フランジをテーパ状からフラット状に変形させるので、フランジの寸法精度が悪いと、フランジが異常変形するおそれがある。
基板(被取付部材)とパネル(取付部材)を締結する場合は、筒状本体の一端部に顎部を係合させ、ボルトを挿入して螺合させ、筒状本体の低剛性部を外側に膨出させて、膨大部を形成し、膨大部と顎部とで基板とパネルを挟んで締結する。
基板とパネルを取り外す場合は、ボルトを逆回転させて緩め、筒状本体から顎部を引き抜くことにより、基板とパネルの締結を解除することができる。
即ち、本発明の接合は、支圧接合と摩擦接合とが合わさった接合となる。そのため、摩擦接合だけの接合より接合強度を高くすることができる。
大径の頭部と、前記頭部に隣接する円柱部と、前記円柱部に隣接する雄ねじ部とを有するボルトと、
前記ボルトの前記円柱部の外径より大きい内径を有するワッシャと、
中心軸に垂直な第1端面と、前記第1端面と反対側の第2端面と、前記ボルトの前記円柱部が通るアウターナット孔とを有するアウターナットと、
前記アウターナットの前記アウターナット孔に挿入できるインナーナット端部分と、前記インナーナット端部分に隣接する円筒形のインナーナット円筒部と、インナーナット段部を境にして、前記インナーナット円筒部より大径のインナーナット頭部と、前記ボルトの前記円柱部を挿入できるインナーナット孔と、前記インナーナット孔に形成され、前記ボルトの前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部とを有するインナーナットと、
前記インナーナット端部分と、前記インナーナット円筒部を挿入できる拡径スリーブ孔が形成された断面が円形の拡径スリーブと、
を備えることを特徴とするブラインドボルトである。
前記拡径スリーブの前記第2湾曲部は、前記第2端部に向かって、外形と内径が次第に大きくなる第3傾斜部と、前記第3傾斜部に隣接し、外形と内径が一定の第2円筒部と、前記第2円筒部に隣接し、外形と内径が次第に小さくなる第4傾斜部とを有することが好ましい。
拡径スリーブの第2湾曲部が、第3傾斜部と、第2円筒部と、第4傾斜部とを有すると、第2湾曲部は、中央部が外側に膨らんだ形とすることが出来る。
前記拡径スリーブは、前記アウターナットの前記第2端面と、前記インナーナットの前記インナーナット段部との間で、前記インナーナット端部分の一部の周りと前記インナーナット円筒部の周りに配置され、
前記ワッシャは、前記ボルトの前記頭部と、前記アウターナットの前記第1端面の間で、前記ボルトの前記円柱部の周りに配置され、
前記ボルトの前記円柱部は、前記アウターナットの前記アウターナット孔内と前記インナーナットの前記インナーナット孔内に配置され、
前記ボルトの前記雄ねじ部は、前記インナーナットの前記雌ねじ部と螺合して、組立てられていることが好ましい。
拡径スリーブが、アウターナットの第2端面と、インナーナット段部との間に配置されていると、拡径スリーブを軸方向に圧縮する力をかけて、拡径させることができる。
前記インナーナットの前記インナーナット端部分は、軸方向に延びる複数の端部分平面部と、隣接する前記端部分平面部の間の複数の端部分円筒部とを有し、前記アウターナットの前記多角形孔に適合していることが好ましい。
大径の頭部と、前記頭部に隣接する円柱部と、前記円柱部に隣接する雄ねじ部とを有するボルトと、
前記ボルトの前記頭部に隣接して前記円柱部の周りに配置されたワッシャと、
第1端面と、前記第1端面と反対側の第2端面と、前記ボルトの前記円柱部が通っているアウターナット孔とを有するアウターナットと、
前記アウターナットの前記アウターナット孔に挿入されたインナーナット端部分と、前記インナーナット端部分に隣接する円筒形のインナーナット円筒部と、インナーナット段部を境として、前記インナーナット円筒部より大径のインナーナット頭部と、インナーナット孔と、前記インナーナット孔に形成された雌ねじ部とを有するインナーナットと、
拡径スリーブ孔が形成され、断面が円形の拡径スリーブと、を備え、
前記拡径スリーブは、前記アウターナットの前記第2端面と、前記インナーナットの前記インナーナット段部との間で、前記インナーナットの前記インナーナット円筒部の周りに配置され、
前記ボルトの前記円柱部は、前記インナーナットの前記インナーナット孔に挿入され、前記ボルトの前記雄ねじ部は、前記インナーナット孔の前記雌ねじ部に螺合し、
前記取付部材と前記被取付部材の前記取付孔内の前記拡径スリーブは、拡径して前記取付孔の内面に当接し、
前記取付孔の外の前記拡径スリーブは、前記取付孔の内径より大きい外径の拡径部を形成し、
前記アウターナットの第2端面と、前記拡径スリーブの前記拡径部との間に、前記取付部材と前記被取付部材とが挟まれて締結されていることを特徴とする締結構造である。
取付孔の外の拡径スリーブは、取付孔の内径より大きい外径の拡径部を形成し、アウターナットの第2端面と、拡径スリーブの拡径部との間に、取付部材と被取付部材とが挟まれて締結されると、取付部材と被取付部材は、摩擦接合により、強力に固定することが出来る。
軸方向に延びる複数の端部分平面部と、隣接する前記端部分平面部の間の複数の端部分円筒部とを有するインナーナット端部分と、
前記インナーナット端部分に隣接する円筒形のインナーナット円筒部と、
前記インナーナット円筒部より大径のインナーナット頭部と、
中心軸方向に形成されたインナーナット孔と、
前記インナーナット孔の一部に形成された雌ねじ部と、を有するインナーナットである。
インナーナットが、インナーナット円筒部と、インナーナット円筒部より大径のインナーナット頭部とを有すると、拡径スリーブの第2端部を、インナーナット円筒部とインナーナット頭部との間のインナーナット段部により支持することが出来る。
インナーナットが、インナーナット孔と、インナーナット孔の一部に形成された雌ねじ部とを有すると、ボルトの雄ねじ部をねじ込んで、拡径スリーブを拡径させることが出来る。
外径と内径が一定の第1端部と、
前記第1端部に隣接し、前記第1端部より肉厚が薄い第1湾曲部と、
前記第1湾曲部に隣接し、前記第1湾曲部より肉厚が厚い第2湾曲部と、
前記第2湾曲部に隣接し、外径と内径が一定で、前記第2湾曲部より肉厚が厚い第2端部とを有する拡径スリーブである。
前記拡径スリーブの前記第2湾曲部は、前記第2端部に向かって、外径と内径が次第に大きくなる第3傾斜部と、前記第3傾斜部に隣接し、外径と内径が一定の第2円筒部と、前記第2円筒部に隣接し、外径と内径が次第に小さくなる第4傾斜部とを有することが好ましい。
図2~13を参照して、本発明の実施形態のブラインドボルト1を構成する各部品について順に説明する。
図2はボルト10の正面図、図3は左側面図である。ボルト10は、一端部に断面が六角形の頭部11を有する。ボルト10は、頭部11に隣接して、円柱形の円柱部13を有する。円柱部13の先は先端部まで、円柱形の雄ねじ部15となっている。雄ねじ部15は外周面に雄ねじを有し、雄ねじ部15のねじ山の外径は、円柱部13の外径と同じである。
ボルト10は、鋼、ステンレス等の金属でできている。ボルト10は、市販のものを使用することが出来る。
図4、5を参照して、本発明の実施形態のブラインドボルト1に使用するワッシャ20について説明する。ワッシャ20は、短い円筒形であり、軸方向に垂直な第1ワッシャ端面21と、第2ワッシャ端面22とを有する。第1、第2ワッシャ端面21,22は平面である。軸方向に断面が円形の中心孔23が形成されている。
ボルト10の円柱部13の外径は、ワッシャ20の中心孔23の内径と等しいか、少し小さく、ボルト10の円柱部13は、ワッシャ20の中心孔23に挿入することが出来る。第1ワッシャ端面21から中心孔23に続く部分は面取りされて、テーパ面24となっている。
ワッシャ20は、なくてもよい。
図6は、本発明の実施形態のブラインドボルト1に使用するアウターナット30の一部を断面にした正面図、図7は左側面図である。
アウターナット30の外面31の断面は、六角形であり、面と面の間の稜線部は面取りされている。アウターナット30の外面31は、4角形等他の角数とすることもできる。アウターナット30の外面31は、スパナ等で固定することができる形状であれば良い。
円形孔32と多角形孔33の間は、軸方向に直角の段部34となっている。段部34は、外側が円形、内側が六角形である。
アウターナット30は、硬度の高い鋼、ステンレス等の金属でできている。一実施例では、鋼を焼入れ焼き戻しして、ロックウェル硬度は、35~45HRCである。
図8~11を参照して、本発明の実施形態のブラインドボルト1に使用する拡径スリーブ40について説明する。図8は、拡径スリーブ40の斜視図である。図9は拡径スリーブ40の一部を断面とした正面図である。図10は図9のB部分の拡大図、図11はA部分の拡大図である。
拡径スリーブ40は、アウターナット30とインナーナット50により、軸方向に圧力をかけられ、座屈して拡径するので、硬度が低く変形しやすい鋼で出来ている。1実施例では、圧造後熱処理していない鋼で出来ていて、ビッカース硬度36~39Hvである。
第1湾曲部は、拡径スリーブ40の第1傾斜部42と、第1円筒部43と、第2傾斜部44とを有する。第2湾曲部は、第3傾斜部46と、第2円筒部47と、第4傾斜部48とを有する。第1湾曲部と第2湾曲部の境界は厳密なものではない。
第1端部41から中間部45までの長さは、被取付部材70と取付部材71の厚さの和にほぼ等しい。
被取付部材70と取付部材71の取付孔72,73の内径は、拡径スリーブ40の最大外径DEより少し大きい。ブラインドボルト1を締結するとき、拡径スリーブ40の第1湾曲部(第1傾斜部42、第1円筒部43、第2傾斜部44)は、被取付部材70、取付部材71の取付孔72,73の中に入り、取付孔72,73の中で拡径し、取付孔72,73の内面に支圧力をかける。
第1傾斜部42、第1円筒部43、第2傾斜部44は、それぞれ直線状として説明したが、第1傾斜部42と、第2傾斜部44は、曲線状でもよい。
更に、内径、外径が次第に小さくなる第4傾斜部48、第4溝48m、内径、外径が第1端部41と同じ第2端部49と続く。
第2円筒部47の横側には、第3傾斜部46と第4傾斜部48があり、第2円筒部47は内径、外径が大きくなっているので、拡径スリーブ40が軸方向に圧力をかけられると、第2円筒部47は、拡径しやすい。
第3傾斜部46、第2円筒部47、第4傾斜部48は、それぞれ直線状として説明したが、第3傾斜部46と、第4傾斜部48は、曲線状でもよい。
図12、13を参照して、本発明の実施形態のブラインドボルト1に使用するインナーナット50について説明する。図12は、インナーナット50の一部を断面とした正面図である。図13は、インナーナット50の左側面図である。
インナーナット50は、全体として円筒形の部材であり、内側はインナーナット孔52となっている。
拡径スリーブ40の内側に、インナーナット50を挿入していくと、インナーナット段部56が、拡径スリーブ40の第2端部49に当接して止まる。このとき、インナーナット50のインナーナット端部分(端部分平面部54と端部分円筒部53aが交互にある部分)の先端部は、拡径スリーブ40の第1端部41から出る。即ち、インナーナット50のインナーナット段部56から先端部までの長さは、拡径スリーブ40の中心軸方向長さより長い。
インナーナット頭部55の部分のインナーナット孔52には、雌ねじ部57が形成され、ボルト10の雄ねじ部15の雄ねじと螺合することが出来る。
インナーナット50のインナーナット頭部55の外面の断面は円形としたが、六角形でもよい。
図14は、部品を組み立てたブラインドボルト1の斜視図である。図15は、ブラインドボルト1の一部を断面とした正面図である。図16は、ブラインドボルト1の左側面図である。
図14~16を参照して、ブラインドボルト1の構成部品であるボルト10と、ワッシャ20と、アウターナット30と、拡径スリーブ40と、インナーナット50との組立てについて説明する。
インナーナット50の端部分平面部54がある側を先頭にして、拡径スリーブ40に挿入する。このとき、拡径スリーブ40の第2端部49がインナーナット50のインナーナット頭部55の側にくるようにする。
アウターナット30とインナーナット50とが相互に回転しないようにする方法は、これ以外の方法でもよい。アウターナット30と、インナーナット50とを、拡径スリーブ40に接合して相互に回転しないようにすることもできる。
図17、図18を参照して、組立てたブラインドボルト1により、取付部材71を被取付部材70に取り付ける動作を説明する。図17は、ブラインドボルト1を被取付部材70と取付部材71にセットした段階の一部を断面とした正面図である。図18は、締結が完了した段階の一部を断面とした正面図である。
図17の右側がブラインド側であり、左側が作業側である。ブラインド側に被取付部材70、作業側に取付部材71を配置し、左側の作業側からブラインドボルト1を取り付ける作業をする。
被取付部材70の取付孔72と取付部材71の取付孔73に、組立てたブラインドボルト1を取付部材71の側から挿入する。アウターナット30の第2端面36が、取付部材71の取付孔73の周りの表面に当接する。
この状態で、被取付部材70と取付部材71の取付孔72,73の内面と、拡径スリーブ40の第1円筒部43の外面との間は、少し隙間が空いている。
拡径スリーブ40の中間部45が、軸方向に被取付部材70の表面付近にある。
拡径スリーブ40の第1円筒部43は、第2円筒部47より肉厚が薄く、より変形しやすい。拡径スリーブ40は、まず第1円筒部43が、被取付部材70と取付部材71の取付孔72,73内で拡径し、取付孔72,73の内面に密着する。拡径スリーブ40は、取付孔72,73の内面に支圧力をかける。
取付部材71と、被取付部材70とは、アウターナット30の第2端面36と、拡径スリーブ40の拡径部47aとの間に挟まれる。
拡径スリーブ40は、被取付部材70の表面を押圧し、被取付部材70と取付部材71は摩擦接合される。
拡径スリーブ40は、被取付部材70と取付部材71の間に更に強い摩擦力をかける。
これで、図18に示すように、ブラインドボルト1の締結が完了する。
取付部材71と被取付部材70を取外すには、アウターナット30を回らないように回り止めして、ボルト10を反時計回りに回転させて、インナーナット50からボルト10を取外せば、アウターナット30からインナーナット50を引き抜くことができ、拡径した拡径スリーブ40を取外し、取付部材71を被取付部材70から取り外すことができる。拡径した拡径スリーブ40以外の部品は、再使用することができる。
ブラインドボルト1を締結するため、拡径スリーブ40を軸方向に圧縮する力がかかると、まず、拡径スリーブ40の第1湾曲部が拡径し、第1円筒部43は取付孔72,73の内面に密着する。これにより、支圧接合を得ることができる。
次に、更に強い力で拡径スリーブ40を軸方向に圧縮する力がかかると、第1湾曲部より肉厚の厚い第2湾曲部が拡径し、被取付部材70の表面に隣接して拡径部47aが形成され、アウターナット30の第2端面36と拡径部47aとの間に、被取付部材70と取付部材71が挟まれる。これにより、摩擦接合を得ることができる。取付部材71と被取付部材70を強い接合強度で結合することが出来る。
このように、本発明の実施形態の接合は、摩擦接合と支圧接合が合わさった接合であり、摩擦接合だけの場合より、高い接合強度を得ることができる。
10 ボルト
11 頭部
13 円柱部
15 雄ねじ部
20 ワッシャ
21 第1ワッシャ端面
22 第2ワッシャ端面
23 中心孔
24 テーパ面
30 アウターナット
31 外面
32 円形孔
33 多角形孔
34 段部
35 第1端面
36 第2端面
40 拡径スリーブ
41 第1端部
42 第1傾斜部
42m 第1溝
43 第1円筒部
44 第2傾斜部
44m 第2溝
45 中間部
46 第3傾斜部
46m 第3溝
47 第2円筒部
47a 拡径部
48 第4傾斜部
48m 第4溝
49 第2端部
49a 第2拡径部
50 インナーナット
52 インナーナット孔
53 インナーナット円筒部
53a 端部分円筒部
54 端部分平面部
55 インナーナット頭部
56 インナーナット段部
57 雌ねじ部
70 被取付部材
71 取付部材
72 取付孔
73 取付孔
Claims (4)
- ブラインドボルトであって、
大径の頭部と、前記頭部に隣接する円柱部と、前記円柱部に隣接する雄ねじ部とを有するボルトと、
前記ボルトの前記円柱部の外径より大きい内径を有するワッシャと、
中心軸に垂直な第1端面と、前記第1端面と反対側の第2端面と、前記ボルトの前記円柱部が通るアウターナット孔とを有するアウターナットと、
前記アウターナットの前記アウターナット孔に挿入できるインナーナット端部分と、前記インナーナット端部分に隣接する円筒形のインナーナット円筒部と、インナーナット段部を境にして、前記インナーナット円筒部より大径のインナーナット頭部と、前記ボルトの前記円柱部を挿入できるインナーナット孔と、前記インナーナット孔に形成され、前記ボルトの前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部とを有するインナーナットと、
前記インナーナット端部分と、前記インナーナット円筒部を挿入できる拡径スリーブ孔が形成された断面が円形の拡径スリーブと、
を備え、
前記拡径スリーブは、外形と内径が一定の第1端部と、前記第1端部に隣接し、前記第1端部より肉厚が薄い第1湾曲部と、前記第1湾曲部に隣接し、前記第1湾曲部より肉厚が厚い第2湾曲部と、前記第2湾曲部に隣接し、外形と内径が一定で、前記第2湾曲部より肉厚が厚い第2端部とを有し、
前記拡径スリーブの前記第1湾曲部は、前記第2端部に向かって、外形と内径が次第に大きくなる第1傾斜部と、前記第1傾斜部に隣接し、外形と内径が一定の第1円筒部と、前記第1円筒部に隣接し、外形と内径が次第に小さくなる第2傾斜部とを有し、
前記拡径スリーブの前記第2湾曲部は、前記第2端部に向かって、外形と内径が次第に大きくなる第3傾斜部と、前記第3傾斜部に隣接し、外形と内径が一定の第2円筒部と、前記第2円筒部に隣接し、外形と内径が次第に小さくなる第4傾斜部とを有し、
前記インナーナットの前記インナーナット端部分の先端部は、前記アウターナットの前記アウターナット孔内に配置され、
前記拡径スリーブは、前記アウターナットの前記第2端面と、前記インナーナットの前記インナーナット段部との間で、前記インナーナット端部分の一部の周りと前記インナーナット円筒部の周りに配置され、
前記ワッシャは、前記ボルトの前記頭部と、前記アウターナットの前記第1端面の間で、前記ボルトの前記円柱部の周りに配置され、
前記ボルトの前記円柱部は、前記アウターナットの前記アウターナット孔内と前記インナーナットの前記インナーナット孔内に配置され、
前記ボルトの前記雄ねじ部は、前記インナーナットの前記雌ねじ部と螺合して、組立てられ、
前記インナーナットは前記アウターナットに対して回り止めされており、
前記アウターナットの前記アウターナット孔は、円形孔と多角形孔とを有し、
前記インナーナットの前記インナーナット端部分は、軸方向に延びる複数の端部分平面部と、隣接する前記端部分平面部の間の複数の端部分円筒部とを有し、前記アウターナットの前記多角形孔に適合している、ことを特徴とするブラインドボルト。 - 請求項1に記載のブラインドボルトであって、
前記拡径スリーブの前記第1端部は、前記アウターナットに接合され、前記拡径スリーブの前記第2端部は、前記インナーナットに接合されているブラインドボルト。 - 取付孔が形成された取付部材と被取付部材をブラインドボルトで締結した締結構造であって、
大径の頭部と、前記頭部に隣接する円柱部と、前記円柱部に隣接する雄ねじ部とを有するボルトと、
前記ボルトの前記頭部に隣接して前記円柱部の周りに配置されたワッシャと、
第1端面と、前記第1端面と反対側の第2端面と、前記ボルトの前記円柱部が通っているアウターナット孔とを有するアウターナットと、
前記アウターナットの前記アウターナット孔に挿入されたインナーナット端部分と、前記インナーナット端部分に隣接する円筒形のインナーナット円筒部と、インナーナット段部を境として、前記インナーナット円筒部より大径のインナーナット頭部と、インナーナット孔と、前記インナーナット孔に形成された雌ねじ部とを有するインナーナットと、
拡径スリーブ孔が形成され、断面が円形の拡径スリーブと、を備え、
前記拡径スリーブは、前記アウターナットの前記第2端面と、前記インナーナットの前記インナーナット段部との間で、前記インナーナットの前記インナーナット円筒部の周りに配置され、
前記ボルトの前記円柱部は、前記インナーナットの前記インナーナット孔に挿入され、前記ボルトの前記雄ねじ部は、前記インナーナット孔の前記雌ねじ部に螺合し、
前記取付部材と前記被取付部材の前記取付孔内の前記拡径スリーブは、拡径して前記取付孔の内面に当接し、
前記取付孔の外の前記拡径スリーブは、前記取付孔の内径より大きい外径の拡径部を形成し、
前記アウターナットの前記第2端面と、前記拡径スリーブの前記拡径部との間に、前記取付部材と前記被取付部材とが挟まれて締結されていることを特徴とする締結構造。 - 請求項3に記載の締結構造であって、
前記拡径スリーブの前記拡径部に隣接して、前記拡径部と異なる外径の第2拡径部が形成されている締結構造。
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