JP7007704B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明はガスコンロに関する。
ガスコンロは、コンロバーナにガスを供給する燃料供給装置を備える。例えば特許文献1に記載の燃焼量調整体は、回動操作可能なプッシュ・プッシュ機構を有しており、押し込み操作により、コンロ本体の前面から突出あるいは収容される。突出時には、コントローラによってコンロバーナへの点火処理が実行される。コントローラは、燃焼量調整体の回動操作量をポジションセンサによって検出し、検出量に応じてモータを駆動してコンロバーナに供給するガス量を調整する。また、コントローラは、ポジションセンサの検出量に応じ、火力表示を行うLEDの発光制御を行う。
特開2015-36593号公報
しかしながら、低コスト化を図るため、コントローラ、ポジションセンサ等の装置、部品を省き、コンロバーナの点火処理とガス供給量の調整をカム等の機械的な構成で行った場合、燃焼量調整体の回動操作量が分からなくなるため、LEDの点灯による火力表示を行うことが難しかった。
本発明の目的は、簡易な構成で火力表示を行うことができるガスコンロを提供することである。
請求項に係る発明のガスコンロは、上部にコンロバーナが配置される筐体と、前記筐体内の前部に配置され、前記コンロバーナにガスを供給し、且つ前記コンロバーナへのガスの供給と遮断の操作を行う操作部を備える燃料供給装置と、前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前記操作部の操作状態を示すパネル装置と、を備えたガスコンロであって、前記燃料供給装置の前記操作部は、少なくともガスの供給時には前記パネル装置の前面に対して突出した状態にあり、回動操作によって前記コンロバーナに供給するガスの供給量を調整可能な操作つまみを含み、前記パネル装置は、前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前後方向に貫通し、前記操作つまみが配置される貫通穴を有するパネル本体と、前記パネル本体の裏面で、前記貫通穴の径方向外側にて周方向に沿う所定範囲の領域に設けられて発光し、前記パネル本体の表面側へ向けて光を出射する発光部と、筒状を呈し、前記貫通穴内に回転可能に配置される本体部と、前記本体部の外周面において周方向の少なくとも一部にて径方向外向きに鍔状に突出し、前記発光部の前側に配置されて前記発光部からの光を遮るフランジ部と、前記フランジ部の周方向の一部にて穴状又は切欠状に形成され、前記発光部からの光が通過可能な光通過部と、前記操作部に係合し、前記操作つまみの回動操作に応じて前記本体部を回動する係合部と、を有する鍔付筒部と、前記パネル本体の前部に装着され、前記貫通穴と前後方向に重なる位置にて開口し、前記操作つまみが配置される開口部と、前記開口部の周りで前記発光部と前後方向に重なる位置にて設けられ、前記発光部が出射し、前記光通過部を通過した光を透過する透光部と、を有する化粧パネルと、を備え、前記パネル本体は、前後方向に光を通過する穴部を有し、前記貫通穴の周りにて周方向に並んで配置される複数の導光部を備え、前記発光部は、前記複数の導光部を介し、前記パネル本体の表面側へ向けて光を照射し、且つ、前記複数の導光部は前記貫通穴の周方向に等間隔で配列されており、前記フランジ部の周方向における前記光通過部の幅は、前記複数の導光部の配列間隔の1倍以上2倍未満であることを特徴とする。
請求項に係る発明のガスコンロは、上部にコンロバーナが配置される筐体と、前記筐体内の前部に配置され、前記コンロバーナにガスを供給し、且つ前記コンロバーナへのガスの供給と遮断の操作を行う操作部を備える燃料供給装置と、前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前記操作部の操作状態を示すパネル装置と、を備えたガスコンロであって、前記燃料供給装置の前記操作部は、少なくともガスの供給時には前記パネル装置の前面に対して突出した状態にあり、回動操作によって前記コンロバーナに供給するガスの供給量を調整可能な操作つまみを含み、前記パネル装置は、前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前後方向に貫通し、前記操作つまみが配置される貫通穴を有するパネル本体と、前記パネル本体の裏面で、前記貫通穴の径方向外側にて周方向に沿う所定範囲の領域に設けられて発光し、前記パネル本体の表面側へ向けて光を出射する発光部と、筒状を呈し、前記貫通穴内に回転可能に配置される本体部と、前記本体部の外周面において周方向の少なくとも一部にて径方向外向きに鍔状に突出し、前記発光部の前側に配置されて前記発光部からの光を遮るフランジ部と、前記フランジ部の周方向の一部にて穴状又は切欠状に形成され、前記発光部からの光が通過可能な光通過部と、前記操作部に係合し、前記操作つまみの回動操作に応じて前記本体部を回動する係合部と、を有する鍔付筒部と、前記パネル本体の前部に装着され、前記貫通穴と前後方向に重なる位置にて開口し、前記操作つまみが配置される開口部と、前記開口部の周りで前記発光部と前後方向に重なる位置にて設けられ、前記発光部が出射し、前記光通過部を通過した光を透過する透光部と、を有する化粧パネルと、を備え、前記発光部は、前記貫通穴の上部にて周方向に沿って配置されており、前記燃料供給装置は複数あり、前記筐体の前部にて左右に並べて配置した場合において、隣り合う前記燃料供給装置の夫々に対応する前記パネル本体の前記貫通穴は、夫々の前記貫通穴に配置される前記鍔付筒部の前記フランジ部同士が前後方向にて重なる位置に形成され、前記フランジ部は、前記光通過部を基準に周方向に半分割した場合の反時計回り側に位置する第一部分と時計回り側に位置する第二部分とが、前後方向に段違いとなる位置に形成され、隣接する前記貫通穴に夫々配置される2つの前記鍔付筒部のうち、一方の前記鍔付筒部の前記フランジ部における前記第一部分は、他方の前記鍔付筒部の前記フランジ部における前記第二部分に対し、前後方向に重なる位置に配置されることを特徴とする。
請求項に係る発明のガスコンロによれば、鍔付筒部は、フランジ部によって、発光部から出射される光を遮る。フランジ部の光通過部は、フランジ部の一部に形成されたことによって、発光部からの光の一部を通過させる。鍔付筒部が操作つまみの回動動作に応じて回転するので、発光部からの光は、操作つまみの回動位置に応じて光通過部が配置される位置にてパネル装置の前方へ照射される。即ちガスコンロは、操作つまみの回動位置に対応する火力表示を、光通過部を通過した光によって示すことができる。これにより、例えば、エンコーダ等で操作つまみの回動位置を検出し、検出した位置をLED等で示すために必要であった各種部品等を用いずとも火力表示を行うことができ、生産コストを低減することができる。また、光通過部は、操作つまみの回動位置に応じた所定の部分のみ、発光部からの光を通過させる。即ち透光部は、現在の火力に応じた部分のみがピンポイントで光る。故に、簡易な構成で火力表示の認識性に優れたガスコンロを提供できる。
発光部からの光は、複数の導光部によって前方に照射される部分が制限される。更に、複数の導光部を通過した光のうち、操作つまみの回動位置に応じて光通過部が配置される所定の部分に位置する導光部を通過した光のみが透光部に届き、現在の火力に応じた部分のみをピンポイントで光らせる。透光部にて火力表示を行う光は、導光部の穴部の形状になるので、火力表示の認識性を、より高めることができる。
操作つまみがどの位置に回動しても、光通過部は、1つ又は2つの導光部を露出させる。故にガスコンロは、光通過部が2つの導光部の間に位置し、フランジ部が全ての導光部を塞ぎ、発光部からの光が全て遮られ、火力表示がなされない状態になることを防止することができる。
請求項係る発明のガスコンロによれば、鍔付筒部は、フランジ部によって、発光部から出射される光を遮る。フランジ部の光通過部は、フランジ部の一部に形成されたことによって、発光部からの光の一部を通過させる。鍔付筒部が操作つまみの回動動作に応じて回転するので、発光部からの光は、操作つまみの回動位置に応じて光通過部が配置される位置にてパネル装置の前方へ照射される。即ちガスコンロは、操作つまみの回動位置に対応する火力表示を、光通過部を通過した光によって示すことができる。これにより、例えば、エンコーダ等で操作つまみの回動位置を検出し、検出した位置をLED等で示すために必要であった各種部品等を用いずとも火力表示を行うことができ、生産コストを低減することができる。また、光通過部は、操作つまみの回動位置に応じた所定の部分のみ、発光部からの光を通過させる。即ち透光部は、現在の火力に応じた部分のみがピンポイントで光る。故に、簡易な構成で火力表示の認識性に優れたガスコンロを提供できる。
燃料供給装置を左右に並べて配置する場合、隣り合う貫通穴に配置される鍔付筒部のフランジ部同士が干渉しないように、貫通穴を左右に離して形成するため、パネル装置は、横幅を大きく確保する必要がある。上記のように、フランジ部同士が前後方向にて重なる位置に配置しても干渉しないように構成することで、パネル装置は、貫通穴を左右に近づけて形成することができ、横幅を小さくすることができる。また、筐体内において、燃料供給装置を左右に近づけて配置することができるため、筐体内にて燃料供給装置が占めるスペースを小さくでき、筐体内における配置レイアウトの自由化を高めることができる。
なお、本発明は、請求項1または2の夫々の発明特定事項を任意に組み合わせてもよい。
ガスコンロ1の斜視図である。 燃料供給装置20の斜視図である。 パネル装置9Bの分解斜視図である。 パネル本体部50の上側部分52の斜視図である。 鍔付筒部70の斜視図である。 化粧パネル80の分解斜視図である。 化粧パネル80を外したパネル装置9Bの正面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1を参照し、ガスコンロ1について説明する。ガスコンロ1は、ビルトインコンロである。ガスコンロ1は筐体2と天板3を備える。筐体2は上部が開口し、開口部分に天板3が設置される。天板3において、右手前には右バーナ4、左手前には左バーナ5、中央奥側には奥バーナ6が設けられる。天板3の後方部には、筐体2内に設置されたグリル装置(図示略)の排気口7が設けられる。
ガスコンロ1の前面の略中央には、グリル扉8が設けられる。グリル扉8は、グリル装置に設けられるグリル庫(図示略)の前側開口部分を開閉する。グリル扉8の右側の領域には、正面視円形状の2つの操作つまみ11、12が横方向に並んで設けられる。グリル扉8の左側の領域には、操作つまみ11、12と同じ高さ位置に、同一形状の2つの操作つまみ13、14が横方向に並んで設けられる。操作つまみ11~14の夫々は、右バーナ4、グリル庫内のグリルバーナ(図示略)、奥バーナ6、左バーナ5の点火、消火及び火力調節を行う為に操作される。操作つまみ11~14は、夫々、燃料供給装置20(図2参照)の前端部に取り付けられる。
図2を参照し、燃料供給装置20について説明する。ガスコンロ1は、右バーナ4、左バーナ5、奥バーナ6、及びグリル装置にガスを供給する4つの燃料供給装置を備える。そのうち、右バーナ4、左バーナ5、奥バーナ6にガスを供給する燃料供給装置20は公知のプッシュ・プッシュ機構24を備えた同一構成の装置である。また、グリル装置にガスを供給する燃料供給装置(図示略)は、燃料供給装置20と同様のプッシュ・プッシュ機構を備えるが、ガス流量の調節を電磁弁によって行うため、流量調節部(図示略)を別体に設ける。以下では、左バーナ5にガスを供給する燃料供給装置20を一例として説明し、右バーナ4、奥バーナ6、グリル装置にガスを供給する燃料供給装置については説明を省略する。なお、右バーナ4にガスを供給する燃料供給装置と、奥バーナ6にガスを供給する燃料供給装置は、燃料供給装置20と同一構成であるので、便宜上、同一の符号を付して燃料供給装置20と呼ぶ。
図2に示すように、燃料供給装置20は、操作つまみ14の押し込み操作と回動操作により、左バーナ5の点火と消火、及び左バーナ5に供給するガス量の調節を行う装置である。押し込み操作は、操作つまみ14の前面を後方へ押圧し、ガスコンロ1の前面よりも奥側に押し込む操作である。回動操作は、操作つまみ14の側面を把持し、前後方向の軸(軸心AX)を中心に回転する操作である。燃料供給装置20は、操作部21、ガス流路部22、火力調節カム26、流量調節部31等を備える。
操作部21は操作つまみ14、プッシュ・プッシュ機構24、連結部材25を備える。連結部材25は後述する。操作つまみ14は略円柱状に形成される。操作つまみ14は、ガスコンロ1の後方へ向けて押し込み移動させることにより、待機位置、押込位置、操作位置の各位置に移動する。待機位置は、操作つまみ14の先端面が、ガスコンロ1の前面とほぼ面一となる位置である。待機位置において、操作つまみ14の先端面は、ガスコンロ1の前面よりも僅かに後側に位置してもよいし、僅かに前側に位置してもよい。なお、図2に示す燃料供給装置20は、操作つまみ14が待機位置に位置する。押込位置は、操作つまみ14の先端面が、ガスコンロ1の前面よりも後方に押し込まれた位置である。操作つまみ14は、押込位置にて待機位置よりも後方に位置する。操作位置は、操作つまみ14の先端面が、ガスコンロ1の前面に対して突出する位置である。操作つまみ14は、操作位置にて待機位置よりも前方に位置する。操作位置にあるとき、操作つまみ14は、前後方向に沿う軸心AXを中心に回転可能(回動操作可能)である。
プッシュ・プッシュ機構24は、操作つまみ14を待機位置、押込位置、操作位置の各位置にて位置決めし、各位置に応じて後述するメイン弁(図示略)を開放状態又は閉鎖状態に維持する。プッシュ・プッシュ機構24の内部には、操作つまみ14の押し込み操作に合わせて前後方向に移動するスライダ(図示略)と、スライダを前方へ向けて付勢するバネと、メイン弁を駆動する弁駆動部(図示略)が設けられる。スライダには公知のカム機構(図示略)が設けられる。スライダは、操作つまみ14が押し込み操作される度に、操作つまみ14を待機位置から押込位置を経て操作位置に移動する動作と、操作位置から押込位置を経て待機位置移動する動作とを繰り返す。弁駆動部は、操作つまみ14が待機位置から操作位置に移動する動作に連動してメイン弁を開放し、且つ開放状態に維持する動作を行い、操作つまみ14が操作位置から待機位置に移動する動作に連動してメイン弁を閉鎖し、且つ閉鎖状態に維持する動作を行う。
ガス流路部22は、プッシュ・プッシュ機構24の後側に連結される。ガス流路部22の内部には第一ガス通路(図示略)が形成される。第一ガス通路は、下部に開口する導入口23に接続するガス供給管(図示略)から供給されるガスを、流量調節部31に流通する。第一ガス通路には安全弁(図示略)とメイン弁(図示略)が設けられる。安全弁は、第一ガス通路を閉じる閉状態に弾性付勢された電磁操作式の弁である。メイン弁は、操作つまみ14の押し込み操作に応じて第一ガス通路の開閉を行う弁である。なお、メイン弁と安全弁は何れも周知のものであるので、動作の詳細な説明は省略する。
流量調節部31はプッシュ・プッシュ機構24とガス流路部22の上部に設けられる。流量調節部31の内部には第二ガス通路(図示略)が形成される。第二ガス通路は、ガス流路部22から供給されるガスを流通し、上部に開口する流出口32に接続されるガス供給管(図示略)を介して左バーナ5に供給する。流量調節部31の前端部には第二ガス通路に連通する穴部30が形成され、ニードル弁28が挿入される。ニードル弁28は、前端部側が穴部30から外部に露出され、後端部側が第二ガス通路内にて前後方向に移動可能に配置される。ニードル弁28の前端部には、上下方向に延びるピン29が設けられる。ピン29の下端部は、火力調節カム26のカム溝27(後述)に係合する。
火力調節カム26は略半円筒状に形成され、プッシュ・プッシュ機構24の前端側上部を覆うようにして、軸心AXの回りを回転可能に設けられる。火力調節カム26は、前後方向への移動が規制される。火力調節カム26の外周部には、カム溝27が設けられる。カム溝27は、軸心AXを中心とする螺旋状に形成される。カム溝27にはニードル弁28に設けられたピン29の下端部が係合する。火力調節カム26が回転すると、カム溝27がピン29を案内し、ニードル弁28を前後方向に移動する。
火力調節カム26は、前方に延びる延伸部(図示略)を備え、延伸部の前端部分に内向きに突出する歯部35(図3参照)を有する。歯部35は操作つまみ14が操作位置にあるときに連結部材25の歯部38(後述)に噛合し、連結部材25を介して火力調節カム26を操作つまみ14と共に軸心AXを中心に回転する。火力調節カム26の延伸部の外周面には、LED操作部材36が固定される。LED操作部材36は、前方に延びる係合片37を有する。LED操作部材36は鍔付筒部70(後述)に係合し、鍔付筒部70を火力調節カム26と共に軸心AXを中心に回転する。
操作部21の連結部材25は、プッシュ・プッシュ機構24のスライダから前方に延び、軸心AXを軸とする軸体(図示略)に係合する。連結部材25は、前端部にて操作つまみ14を一体に固定し、操作つまみ14と共に軸心AXを中心に回転可能に設けられる。連結部材25は、後端部外周面に、火力調節カム26の歯部35に噛合する歯部38を有する。操作つまみ14が操作位置にあるとき、連結部材25の歯部38は火力調節カム26の歯部35と噛合し、操作つまみ14と火力調節カム26を連結する。操作つまみ14が操作位置にない場合には、火力調節カム26の歯部35は連結部材25の歯部38の前方に位置して噛合せず、操作つまみ14と火力調節カム26の連結状態を解除する。
次に、操作つまみ14の回動操作による点火及び消火と火力の調節について説明する。左バーナ5の消火時、操作つまみ14は、待機位置にある。ユーザが操作つまみ14を押し込み、操作つまみ14が押込位置に移動する過程で、安全弁とメイン弁が開放され、イグナイタ(図示略)によって左バーナ5が点火される。ユーザが操作つまみ14から手を離すと、操作つまみ14はバネの付勢により操作位置に移動する。安全弁とメイン弁は開放状態に維持される。連結部材25によって、操作つまみ14と火力調節カム26が連結される。
操作つまみ14が操作位置にある状態で操作つまみ14が回動操作されると、火力調節カム26は操作つまみ14と共に軸心AXの回りを回転する。火力調節カム26が回転すると、ニードル弁28のピン29がカム溝27に案内されて、前後方向に移動する。これにより、ニードル弁28が前後方向に移動するので、ニードル弁28の位置に応じて、第二ガス通路を流通するガスの流量が調節され、左バーナ5の火力が変更される。
ユーザが操作つまみ14を押し込み、操作つまみ14が押込位置に移動する過程で、安全弁とメイン弁が閉鎖される。左バーナ5は消火する。ユーザが操作つまみ14から手を離すと、操作つまみ14はバネの付勢により待機位置に移動する。安全弁とメイン弁は閉鎖状態に維持される。
このように、燃料供給装置20は、操作つまみ14の回動操作に伴い、火力調節カム26がニードル弁28を移動することによって、流量調節部31の第二ガス通路を流通するガスの流量を無段階に調節する。即ち、操作つまみ14の回転量に応じて、左バーナ5の火力がリニアに変化する。右バーナ4、奥バーナ6に夫々対応する操作つまみ11、13についても同様である。ガスコンロ1は、操作つまみ11、13、14の夫々の回転量に応じた火力表示を行うため、前面に設けるパネル装置9A、9Bに火力表示機能を備える。
図1に示すように、ガスコンロ1は、グリル扉8の右側の領域に、右バーナ4とグリル装置の火力表示を行うパネル装置9Aを備え、グリル扉8の左側の領域に、左バーナ5と奥バーナ6の火力表示を行うパネル装置9Bを備える。
なお、グリル装置の燃料供給装置は、操作つまみ12の回転位置に応じてオン・オフが切り替わる複数のスイッチ(図示略)を備える。グリル装置の流量調節部は、複数のスイッチのオン・オフの状態に応じて複数の電磁弁の開閉状態を切り替えることによって、グリルバーナの火力調節を行う。従って、グリル装置の火力表示は、複数のスイッチのオン・オフの状態に合わせ、パネル装置9Aに設けたLEDの点灯・消灯の状態を段階的に切り替えることによって行われる。
これに対し、パネル装置9Aにおける右バーナ4の火力表示と、パネル装置9Bにおける左バーナ5と奥バーナ6の火力表示を行う上で、燃料供給装置20は、操作つまみ11、13、14の回転量を検出するエンコーダを搭載しない。よって、パネル装置9A、9Bは、操作つまみ11、13、14の回転位置に応じてLEDの点灯・消灯の状態を切り替える制御は行わない。本実施形態では、パネル装置9A、9Bは、操作つまみ11、13、14の回転位置に対応する位置のLED光を透過し、他の位置のLED光を遮蔽することによって火力表示を行う。
図2~図6を参照し、パネル装置9Bについて説明する。なお、パネル装置9Aにおける右バーナ4の火力表示に係る部分の構成は、パネル装置9Bにおける左バーナ5、奥バーナ6の火力表示に係る部分の構成と同じである。よって、パネル装置9Aの構成は、パネル装置9Bの構成に準ずるものとして、説明を省略する。
パネル装置9Bは、パネル本体部50、表示基板60、鍔付筒部70、化粧パネル80を備える。パネル本体部50は、筐体2の前端部に組み付けられる。図3、図4に示すように、パネル本体部50の下側部分51は箱型に形成され、操作パネル(図示略)が収容される。パネル本体部50の上側部分52は、下側部分51から上方へ向けて板状に突出する。上側部分52には、前後方向に貫通する2つの貫通穴53が左右方向に並んで形成される。貫通穴53の内径は、操作つまみ13、14の外径より大きい。左バーナ5と奥バーナ6の燃料供給装置20は、左右に並べた状態で、パネル本体部50の上側部分52に後側から固定される。2つの燃料供給装置20の連結部材25と操作つまみ13、14は、夫々、2つの貫通穴53内に配置される。
2つの貫通穴53の上側外周部分には、夫々、複数の導光部54が周方向に並んで設けられる。導光部54は、前後方向に延びる筒状体であり、本実施形態では7つずつ設けられる。夫々の導光部54の筒穴55は、互いに独立に形成される。
上側部分52の後面には、表示基板60が固定される。表示基板60は貫通穴53に干渉しないように下端部が二双の円弧状に形成される。表示基板60の前面には複数のLED61が実装され、下端部に沿って二双の円弧状に並んで配置される。本実施形態では、2つの円弧に沿って、夫々7つのLED61が設けられる。各LED61は、夫々の導光部54の各筒穴55の形成位置に対応する位置に設けられる。これにより、導光部54の筒穴55を通過する光の強度を、1つの光源から拡散させた場合よりも強い強度に確保することができる。表示基板60がパネル本体部50に固定されると、表示基板60の前面によって導光部54の各筒穴55の後側開口が閉じられる。複数のLED61は、夫々、導光部54の各筒穴55内に配置される。導光部54が前後方向に延びるので、導光部54の筒穴55を通過することができるLED61の光は、前方へ向かう光のみに制限され、光の広がりが抑制される。
図2、図5に示すように、鍔付筒部70は、本体部71とフランジ部76を備える。本体部71は前後方向に延びる円筒形状を呈する。本体部71の外径はパネル本体部50の貫通穴53の内径より小さく、内径は操作つまみ11、13、14の外径より大きい(図3参照)。本体部71は周方向の3ヶ所に、後端から前方へ向けて切り欠き状に形成された2つのフック部72、73と1つの係合部74を有する。夫々のフック部72、73内には、パネル本体部50の貫通穴53の後面に掛け留めされるフック片75が設けられる。貫通穴53の前面に当接するフランジ部76と、フック片75とによって、鍔付筒部70は本体部71が貫通穴53内に配置された状態で抜け止めされ、且つ貫通穴53内で軸心AXを中心に回転可能に保持される。係合部74は、LED操作部材36の係合片37に係合する。本体部71において、係合部74を周方向の両側から挟む部分は夫々後方へ延び、係合片37を外れにくくする。
フランジ部76は、本体部71の前端部分にて径方向外向きに鍔状に形成される。フランジ部76は、光通過部77、後側鍔部分78、前側鍔部分79を有する。光通過部77はフランジ部76において切り欠き状に形成された部分である。詳細は後述するが、光通過部77は、導光部54の筒穴55よりも幅広に形成される。フランジ部76は、光通過部77を除く周方向の全周に形成される。後側鍔部分78は、光通過部77を基準にフランジ部76を周方向に略半分に分割した場合の時計回り側に位置する部分である。前側鍔部分79は、光通過部77を基準にフランジ部76を周方向に略半分に分割した場合の反時計回り側に位置する部分である。後側鍔部分78と前側鍔部分79は、前後方向に段違いとなる位置に形成される。前側鍔部分79は、後側鍔部分78よりも前側に設けられる。
図2に示すように、左バーナ5用の燃料供給装置20と、奥バーナ6用の燃料供給装置20は、左右に並んで配置される。パネル本体部50において、左バーナ5用の貫通穴53と、奥バーナ6用の貫通穴53は、左右方向において、鍔付筒部70のフランジ部76の径方向の長さよりも若干大きい程度に離れて形成される。よって、左バーナ5用の鍔付筒部70と奥バーナ6用の鍔付筒部70を夫々に対応する貫通穴53に組み付けた場合に、夫々のフランジ部76は重なり合う位置に配置される。ここで、上記のように、後側鍔部分78と前側鍔部分79は、前後方向に段違いとなる位置に形成される。故に、左バーナ5用の鍔付筒部70の後側鍔部分78と重なり合う位置に、奥バーナ6用の鍔付筒部70の前側鍔部分79が配置されるので、夫々のフランジ部76は互いに干渉しない。この構成により、筐体2内において、左バーナ5用の燃料供給装置20と、奥バーナ6用の燃料供給装置20とを左右に近づけて配置することができる。
図3、図6に示すように、化粧パネル80は、パネル本体部50の上側部分52の前側に組み付けられる板状体である。化粧パネル80は、基体81、パネル板82、環状部83、透光部材84を備える。基体81は、化粧パネル80の本体部分であり、パネル板82、環状部83、透光部材84が組み付けられる。基体81は正面視略長方形状であり、上端部にスライドロック85を備える。化粧パネル80をパネル本体部50の上側部分52に組み付けたとき、スライドロック85を右側にスライドすると、化粧パネル80がパネル本体部50に固定される。
基体81には、前後方向に貫通する2つの開口部86が左右方向に並んで形成される。開口部86の内径は、操作つまみ13、14の外径より大きい。2つの開口部86内には夫々、操作つまみ13、14が配置される。2つの開口部86の上側外周部分には、夫々、透光部材84が位置決めされる溝部87が形成される。透光部材84は、例えば透明な樹脂によって形成された部材であり、複数(本実施形態では7つ)の透光部88と、複数の透光部88の全てを一体に接続して支持する棒状の支持部89を有する。透光部88は前後方向に延びる円柱状の部分であり、基体81の厚みと略同じ長さである。透光部88は、化粧パネル80をパネル本体部50の上側部分52に組み付けたときの導光部54の夫々の形成位置に対応する位置に設けられる。基体81の溝部87は、透光部材84の外形形状に合わせて形成され、溝部87内に透光部材84が収納される。溝部87内において、透光部88の配置位置は、基体81を前後方向に貫通する。透光部88は、LED61から出射され、導光部54を介して後面から入射する光を、内部を通して前面に導き、前面から前方へ出射する。
環状部83は円環状を呈し、内径が、操作つまみ13、14の外径よりも大きい。環状部83は、基体81の開口部86内に配置される。環状部83は、LED61から出射され、透光部88を透過する光のうち、乱反射等によって透光部88から漏れ、開口部86内へ向かう光を遮る。
パネル板82は、例えば透明な樹脂板の後面(裏面)を着色した化粧板である。パネル板82は、基体81の開口部86に対応する位置に、2つの丸穴91を開口する。透光部88の夫々に対応する位置は着色されておらず、LED61の光を透過することができる。パネル板82は、基体81に透光部材84と環状部83を組み付けた後、基体81の前面に接着剤等で貼り付けられる。
図3に示すように、左バーナ5用の燃料供給装置20と、奥バーナ6用の燃料供給装置20は、左右に並べた状態で、取付金具33を用い、パネル装置9Bのパネル本体部50の裏面に螺子で固定される。LED操作部材36の係合片37は、鍔付筒部70の係合部74に係合する。よって鍔付筒部70は、LED操作部材36が固定される火力調節カム26が軸心AXの周りを回転するとき、パネル本体部50の貫通穴53内で軸心AXを中心に回転する。
表示基板60の複数のLED61は、安全弁の開放時に全てが点灯する。前述したように、操作つまみ13、14が操作位置にあるとき、火力調節カム26は操作つまみ13、14と連結し、操作つまみ13、14の回動操作に応じて奥バーナ6、左バーナ5の火力を調節することができる。操作つまみ13、14が回転すると、鍔付筒部70はLED操作部材36を介して火力調節カム26と共に軸心AXの周りを回転する。フランジ部76は、光通過部77と重なる位置を除き、導光部54の筒穴55を介して前方に照射されるLED61の光を遮る。操作つまみ13、14が回転され、火力が変更されると、光通過部77が軸心AXの周りを周方向に移動し、LED61の光が通過可能となる導光部54が周方向の並びに従って変更される。光通過部77を通過したLED61の光は、導光部54に対応する透光部材84の透光部88を介すことによって、化粧パネル80の表面において点灯表示される。よってパネル装置9Bは、化粧パネル80の表面においてLED61の光が点灯した位置によって、火力表示を行うことができる。
図7に示すように、鍔付筒部70の光通過部77の周方向の幅Aは、導光部54の筒穴55の周方向の幅Bよりも大きい。なお、幅A、幅Bの基準は、軸心AXの径方向におおける筒穴55の中央の位置とする。また、幅Aは、隣り合う導光部54の筒穴55の中央の位置間の幅Cよりも大きい。そして、幅Aは、1つの導光部54の筒穴55の周方向時計回り側の端部と、その筒穴55から周方向時計回りに2つ離れた筒穴55の周方向反時計回り側の端部との間の幅Dと、略同じ大きさである。光通過部77の幅Aが上記各条件を満たすので、鍔付筒部70がどの位置に回転しても、光通過部77は、1つ以上2つ以下の筒穴55を露出する。言い換えると、鍔付筒部70がどの位置に回転しても、光通過部77は、必ず、1つの筒穴55を露出するので、確実に火力表示を行うことができる。そして光通過部77は、鍔付筒部70の回転位置によっては2つの筒穴55を露出する場合があるが、3つ以上の筒穴55を露出することはない。これにより、鍔付筒部70の回転位置に応じて露出される筒穴55内に配置されるLED61の光が、化粧パネル80の透光部88を介してガスコンロ1の前方に照射される。即ちパネル装置9Bは、操作つまみ13、14の回動量に応じて火力調節カム26により調整されるガスの流量、即ち火力に対応する部分の1つ又は2つの透光部88を、ピンポイントで光らせることができる。パネル装置9Aの操作つまみ11の回動量に対応する火力表示についても同様である。
以上説明したように、鍔付筒部70は、フランジ部76によって、LED61から出射される光を遮る。フランジ部76の光通過部77は、フランジ部76の一部に形成されたことによって、LED61からの光の一部を通過させる。鍔付筒部70が操作つまみ11、13、14の回動動作に応じて回転するので、LED61からの光は、操作つまみ11、13、14の回動位置に応じて光通過部77が配置される位置にてパネル装置9A、9Bの前方へ照射される。即ちガスコンロ1は、操作つまみ11、13、14の回動位置に対応する火力表示を、光通過部77を通過した光によって示すことができる。これにより、例えば、エンコーダ等で操作つまみ11、13、14の回動位置を検出し、検出した位置をLED等で示すために必要であった各種部品等を用いずとも火力表示を行うことができ、生産コストを低減することができる。また、光通過部77は、操作つまみ11、13、14の回動位置に応じた所定の部分のみ、LED61からの光を通過させる。即ち透光部88は、現在の火力に応じた部分のみがピンポイントで光る。故に、簡易な構成で火力表示の認識性に優れたガスコンロ1を提供できる。
フランジ部76は、光通過部77を除く全周が鍔状に形成される。故にフランジ部76は、LED61の配置等に多少の寸法誤差が生じたとしても、LED61からの光を確実に遮ることができるので、光通過部77の位置を除き、LED61からの光が化粧パネル80の前側に漏れることを防止できる。
LED61からの光は、複数の導光部54によって前方に照射される部分が制限される。更に、複数の導光部54を通過した光のうち、操作つまみ11、13、14の回動位置に応じて光通過部77が配置される所定の部分に位置する導光部54を通過した光のみが透光部88に届き、現在の火力に応じた部分のみをピンポイントで光らせる。透光部88にて火力表示を行う光は、導光部54の筒穴55の形状になるので、火力表示の認識性を、より高めることができる。
LED61からの光のうち、筒状の導光部54の筒穴55を通過することができる光は、前方へ向かう光のみに制限される。故に透光部88にて火力表示を行う光は、広がりが抑制されて輪郭がはっきりするので、火力表示の認識性を、更に高めることができる。
光通過部77を通過して透光部88に届く光は、複数の導光部54の夫々に対応して設けた独立した光源であるLED61からの光であるので、単独の光源からの拡散光よりも光の強度が強い。故に透光部88にて火力表示を行う光は、比較的明るいので、火力表示の認識性を、更に高めることができる。
操作つまみ11、13、14がどの位置に回動しても、光通過部77は、1つ又は2つの導光部54を露出させる。故にガスコンロ1は、光通過部77が2つの導光部54の間に位置し、フランジ部76が全ての導光部54を塞ぎ、LED61からの光が全て遮られ、火力表示がなされない状態になることを防止することができる。
燃料供給装置20を左右に並べて配置する場合、隣り合う貫通穴53に配置される鍔付筒部70のフランジ部76同士が干渉しないように、貫通穴53を左右に離して形成するため、パネル装置9Bは、横幅を大きく確保する必要がある。上記のように、フランジ部76同士が前後方向にて重なる位置に配置しても干渉しないように構成することで、パネル装置9Bは、貫通穴53を左右に近づけて形成することができ、横幅を小さくすることができる。また、筐体2内において、燃料供給装置20を左右に近づけて配置することができるため、筐体2内にて燃料供給装置20が占めるスペースを小さくでき、筐体2内における配置レイアウトの自由化を高めることができる。
LED61からの光が透光部88を透過する際に、乱反射によって、開口部86内に向かう場合がある。環状部は、透光部88から漏れる光が開口部86内を照らすのを防ぎ、火力表示の認識性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。導光部54は貫通穴53の上側周囲に7つ設けたが、7つに限らない。導光部54の数に合わせて表示基板60のLED61を7つ設けたが、LED61の数は必ずしも導光部54の数と一致していなくてもよく、例えば導光部54の数より少なくてもよい。この場合、例えば透明な樹脂等により光路を形成し、或いは光拡散板を用い、1つのLED61の光を複数の導光部54に分配してもよい。また、光源はLEDに限らず、有機EL等、他の光源を用いてもよい。導光部54は周方向に等間隔に配置したが、例えば火力が大きいほど間隔が離れるように配置してもよい。また、導光部54は筒状でなくてもよく、例えば透明な樹脂等により光路を形成したものであってもよい。
パネル装置9Bは2つの燃料供給装置20の夫々に対応する火力表示を行うが、1つの燃料供給装置20を単独で組み付けて火力表示を行ってもよいし、3つ以上の燃料供給装置20を組み付けて火力表示を行ってもよい。鍔付筒部70のフランジ部76は光通過部77を除く全周に鍔状に設けたが、全周になくてもよい。光通過部77は切り欠き状に形成したが、例えばフランジ部76に開口した穴部として形成してもよい。化粧パネル80の透光部材84は、導光部54に合わせて7つの透光部88を備えるが、透光部88を複数設けず、例えば一つの透明板であってもよい。
上記説明において、右バーナ4、左バーナ5、奥バーナ6が本発明の「コンロバーナ」の一例である。表示基板60が本発明の「発光部」の一例である。筒穴55が本発明の「穴部」の一例である。LED61が本発明の「光源」の一例である。前側鍔部分79が本発明の「第一部分」の一例である。後側鍔部分78が本発明の「第二部分」の一例である。
1 ガスコンロ
2 筐体
4 右バーナ
5 左バーナ
6 奥バーナ
9A、9B パネル装置
11、13、14 操作つまみ
20 燃料供給装置
21 操作部
50 パネル本体部
53 貫通穴
54 導光部
55 筒穴
60 表示基板
61 LED
70 鍔付筒部
71 本体部
74 係合部
76 フランジ部
77 光通過部
78 後側鍔部分
79 前側鍔部分
80 化粧パネル
83 環状部
86 開口部
88 透光部

Claims (2)

  1. 上部にコンロバーナが配置される筐体と、
    前記筐体内の前部に配置され、前記コンロバーナにガスを供給し、且つ前記コンロバーナへのガスの供給と遮断の操作を行う操作部を備える燃料供給装置と、
    前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前記操作部の操作状態を示すパネル装置と、
    を備えたガスコンロであって、
    前記燃料供給装置の前記操作部は、少なくともガスの供給時には前記パネル装置の前面に対して突出した状態にあり、回動操作によって前記コンロバーナに供給するガスの供給量を調整可能な操作つまみを含み、
    前記パネル装置は、
    前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前後方向に貫通し、前記操作つまみが配置される貫通穴を有するパネル本体と、
    前記パネル本体の裏面で、前記貫通穴の径方向外側にて周方向に沿う所定範囲の領域に設けられて発光し、前記パネル本体の表面側へ向けて光を出射する発光部と、
    筒状を呈し、前記貫通穴内に回転可能に配置される本体部と、前記本体部の外周面において周方向の少なくとも一部にて径方向外向きに鍔状に突出し、前記発光部の前側に配置されて前記発光部からの光を遮るフランジ部と、前記フランジ部の周方向の一部にて穴状又は切欠状に形成され、前記発光部からの光が通過可能な光通過部と、前記操作部に係合し、前記操作つまみの回動操作に応じて前記本体部を回動する係合部と、を有する鍔付筒部と、
    前記パネル本体の前部に装着され、前記貫通穴と前後方向に重なる位置にて開口し、前記操作つまみが配置される開口部と、前記開口部の周りで前記発光部と前後方向に重なる位置にて設けられ、前記発光部が出射し、前記光通過部を通過した光を透過する透光部と、を有する化粧パネルと、
    を備え、
    前記パネル本体は、前後方向に光を通過する穴部を有し、前記貫通穴の周りにて周方向に並んで配置される複数の導光部を備え、
    前記発光部は、前記複数の導光部を介し、前記パネル本体の表面側へ向けて光を照射し、
    且つ、
    前記複数の導光部は前記貫通穴の周方向に等間隔で配列されており、
    前記フランジ部の周方向における前記光通過部の幅は、前記複数の導光部の配列間隔の1倍以上2倍未満であること
    を特徴とするガスコンロ。
  2. 上部にコンロバーナが配置される筐体と、
    前記筐体内の前部に配置され、前記コンロバーナにガスを供給し、且つ前記コンロバーナへのガスの供給と遮断の操作を行う操作部を備える燃料供給装置と、
    前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前記操作部の操作状態を示すパネル装置と、
    を備えたガスコンロであって、
    前記燃料供給装置の前記操作部は、少なくともガスの供給時には前記パネル装置の前面に対して突出した状態にあり、回動操作によって前記コンロバーナに供給するガスの供給量を調整可能な操作つまみを含み、
    前記パネル装置は、
    前記燃料供給装置の前方にて前記筐体に固定され、前後方向に貫通し、前記操作つまみが配置される貫通穴を有するパネル本体と、
    前記パネル本体の裏面で、前記貫通穴の径方向外側にて周方向に沿う所定範囲の領域に設けられて発光し、前記パネル本体の表面側へ向けて光を出射する発光部と、
    筒状を呈し、前記貫通穴内に回転可能に配置される本体部と、前記本体部の外周面において周方向の少なくとも一部にて径方向外向きに鍔状に突出し、前記発光部の前側に配置されて前記発光部からの光を遮るフランジ部と、前記フランジ部の周方向の一部にて穴状又は切欠状に形成され、前記発光部からの光が通過可能な光通過部と、前記操作部に係合し、前記操作つまみの回動操作に応じて前記本体部を回動する係合部と、を有する鍔付筒部と、
    前記パネル本体の前部に装着され、前記貫通穴と前後方向に重なる位置にて開口し、前記操作つまみが配置される開口部と、前記開口部の周りで前記発光部と前後方向に重なる位置にて設けられ、前記発光部が出射し、前記光通過部を通過した光を透過する透光部と、を有する化粧パネルと、
    を備え、
    前記発光部は、前記貫通穴の上部にて周方向に沿って配置されており、
    前記燃料供給装置は複数あり、前記筐体の前部にて左右に並べて配置した場合において、隣り合う前記燃料供給装置の夫々に対応する前記パネル本体の前記貫通穴は、夫々の前記貫通穴に配置される前記鍔付筒部の前記フランジ部同士が前後方向にて重なる位置に形成され、
    前記フランジ部は、前記光通過部を基準に周方向に半分割した場合の反時計回り側に位置する第一部分と時計回り側に位置する第二部分とが、前後方向に段違いとなる位置に形成され、
    隣接する前記貫通穴に夫々配置される2つの前記鍔付筒部のうち、一方の前記鍔付筒部の前記フランジ部における前記第一部分は、他方の前記鍔付筒部の前記フランジ部における前記第二部分に対し、前後方向に重なる位置に配置されること
    を特徴とするガスコンロ。
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