JP7004454B2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents

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Description

本発明は、冠面の反対側の面(裏面)に冷却用凹凸部を備えた内燃機関用ピストンに関する。
本技術分野の背景技術として、特開2009-114981号公報(特許文献1)に記載された内燃機関用ピストンが知られている。特許文献1の内燃機関用ピストンは、ピストンヘッドの裏面に少なくとも一つの冷却フィンが取り付けられている(要約及び図1参照)。
特開2009-114981号公報
特許文献1では、冷却性能を向上するための冷却フィンの具体的な形状や、冷却フィンを設けるにあたりピストンヘッドにおける応力集中部の発生を抑制することについては、必ずしも十分な配慮が成されていなかった。以下の説明では、冷却フィンは凸状フィン部と呼んで、ピストンヘッドはピストン冠部、又は単に冠部と呼んで説明する。
本発明の目的は、凸状フィン部の冷却性能を向上することができ、冠部における応力集中部の発生を抑制することができる内燃機関用ピストンを提供することにある。
本発明によれば、その一つの態様において、ステアリング装置は以下の構成を備える。
ピストンのピストンヘッド部に、複数の凸状フィン部と複数の凸状フィン部を収容する収容凹部とを備えた冷却用凹凸部を設ける。凹形状の収容凹部に、凹形状の底面と収容凹部の外周縁とを接続する、第1曲率半径を有する円弧形状部を設ける。凸状フィン部は、冠面の反対側に向かって突出する凸形状を有し、第1曲率半径よりも小さい第2曲率半径の円弧形状部を有する形状とする。
本発明の内燃機関用ピストンによれば、凸状フィン部の冷却性能を向上することができ、冠部における応力集中部の発生を抑制することができる。
火花点火式のガソリン機関に本発明に係る内燃機関用ピストンを適用した一実施例を示す断面図である。 図1のピストン1をII矢印方向から見た平面図である。 図2に示すピストン1のIII-III断面を示す断面図である。 図2に示すピストン1のIV-IV断面を示す断面図である。 図2の凹凸部6を拡大して示す平面図である。 図3に示すVI部を拡大して示す断面図である。 図4に示すVII部を拡大して示す断面図である。 図3に示すVI部を拡大して示す断面図であり、収容凹部6Aの深さKと凸状フィン部6B1の高さJとの関係を示す図である。 図4に示すVII部を拡大して示す断面図であり、収容凹部6Aの深さKと凸状フィン部6B2の高さJとの関係を示す図である。 図3に示すVI部を拡大して示す断面図であり、収容凹部6Aに構成されるオイルジェット被噴射部6E2を示す図である。 変更例1における冷却用凹凸部6を拡大して示す平面図である。 図11のXII-XII断面を示す断面図である。 図1のピストン1の変更例を示す図であり、ピストン1の裏面側の構造を示す平面図である。 図13に示すピストン1のXIV-XIV断面を示す断面図である。 図1のピストン1の変更例を示す図であり、ピストン1の裏面側の構造を示す平面図である。 図15に示すピストン1のXVI-XVI断面を示す断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関用ピストンの一実施例について説明する。以下の実施例では、本発明に係る内燃機関用ピストンを、内燃機関の一形態である火花点火式のガソリン機関に適用した例を説明する。以下、内燃機関用ピストンは単にピストンと呼んで説明する。
以下の説明において、上下方向を指定して説明する場合があるが、この上下方向は図1の上下方向に基づいており、内燃機関やピストンの実装状態における上下方向を意味するものではない。
[実施例1]
図1は、火花点火式のガソリン機関に本発明に係る内燃機関用ピストンを適用した一実施例を示す断面図である。
ピストン1は、機関のシリンダブロック101内に形成されたほぼ円筒状のシリンダ壁面102内に上下方向(シリンダの中心線102aに沿う方向)に摺動自在に設けられる。シリンダ壁面102とシリンダヘッド103の下面との間に燃焼室104が形成される。ピストン1は、ピストンピン105に連結されたコンロッド106を介してクランクシャフト107に連結される。シリンダヘッド103には、吸気ポート108及び排気ポート109が設けられ、吸気ポート108には吸気弁108Aが設けられ、排気ポート109には排気弁109Aが設けられている。吸気弁108A及び排気弁109Aは、吸気ポート108及び排気ポート109における、燃焼室104への開口を開閉する。
シリンダヘッド103には点火プラグ110が固定され、点火プラグ110の先端部が燃焼室104の中央上端部に挿入されている。また、シリンダ壁面102又はシリンダヘッド103には、燃焼室104の内部に燃料を噴射する図示しない燃料噴射弁が設けられている。
シリンダブロック101のシリンダ壁面102の排気側の下部には、ピストン1の冠部(ピストンヘッド部)2の下部などを冷却するオイルジェット噴射部111が設けられている。このオイルジェット噴射部111は、先端側のノズル111AがほぼL字形状に折れ曲がった形状を有しており、ノズル111Aの先端の噴射口がピストンヘッド部2の排気側の下部を指向している。
図2は、図1のピストン1をII矢印方向から見た平面図である。図3は、図2に示すピストン1のIII-III断面を示す断面図である。図4は、図2に示すピストン1のIV-IV断面を示す断面図である。
ピストン1は、母材としてAC8A Al-Si系のアルミニウム合金を用い、ピストンヘッド部2、スカート部3A,3B、エプロン部4A,4B、及びピストンピンボス部5A,5Bが一体に鋳造されている。
ここで、第1軸線L1、第2軸線L2及び第3軸線L3を定義する。
図2は、ピストン1の裏面側(冠面2Aとは反対側)の構造を、ピストン1の移動方向APに垂直な平面に投影した平面図を示している。第1軸線L1、第2軸線L2及び第3軸線L3は一点で直交し、図2の平面図上においては、ピストンヘッド部2(冠面2A)の中心O_2の一点で直交する。なお、ピストン1の移動方向APはシリンダ壁面102の中心線102aに沿う方向に一致する。
第1軸線L1は、ピストンピン105の長手方向に対して垂直な断面において第1ピストンピン孔5A1の内周円の中心O_5AB1を通り、ピストンピン105の長手方向に対して平行な軸線である。また第1軸線L1は、二つのピストンピン孔5A1,5B1の内周円の中心O_5AB1を通る軸線であり、二つの内周円の中心O_5AB1を結ぶ直線線分と一致する軸線である。すなわち第1軸線L1は、ピストンピン105の長手方向に沿う軸線である。この場合、第1軸線L1はピストン1の移動方向APに対して垂直である。
なお、ピストンピン105の回動中心と第1ピストンピン孔5A1及び第2ピストンピン孔5B1の内周円の中心O_5AB1とは、二つのピストンピン孔5A1,5B1とピストンピン105との間にクリアランスが設けられることにより厳密には一致しない。しかしクリアランスによるズレは無視することとし、ピストンピン105の回動中心は第1ピストンピン孔5A1及び第2ピストンピン孔5B1の内周円の中心O_5AB1に一致し、ピストンピン105の回動軸(中心線)は第1ピストンピン孔5A1及び第2ピストンピン孔5B1の中心O_5AB1を通るものとする。
第2軸線L2は、ピストン1の移動方向APに垂直で、かつ第1軸線L1と直交する軸線である。第3軸線L3は、ピストン1の移動方向APに沿う軸線であり、第1軸線L1及び第2軸線L2と直交する軸線である。
ピストンヘッド部2は、燃焼室104(図1参照)を画成する部分であり、燃焼室104に面する冠面2Aを有する。ピストンヘッド部2の下側(冠面2Aとは反対側)には、スカート部3A,3B及びエプロン部4A,4Bが設けられている。
二つのスカート部3A,3Bは、ピストンヘッド部2の下端外周縁(冠面2Aとは反対側の外周縁)に沿って、ピストンヘッド部2の周方向に離れ隔たるように設けられている。一対のスカート部3A,3Bが、スラスト側と反スラスト側とに分かれて、設けられている。各スカート部3A,3Bは、図2の平面図上において、ピストンヘッド部2の下端外周縁に沿って円弧形状に形成されている。このためピストン1は、ピストンヘッド部2及びスカート部3A,3Bの部分がほぼ円筒形状に形成されている。
すなわち、本実施例のスカート部は第1スカート部3Aと第2スカート部3Bとを有する。第1スカート部3Aは、第2軸線L2に沿う方向において、ピストンピンボス部5A,5Bに対して一方の側に設けられている。第2スカート部3Bは、第2軸線L2に沿う方向において、ピストンピンボス部5A,5Bに対して他方の側に設けられている、
二つのエプロン部4A,4Bは、各スカート部3A,3Bの円周方向の両側端に連結されるように、ピストンヘッド部2の周方向に離れ隔たるように設けられている。すなわち、一対の第1エプロン部4A及び第2エプロン部4Bのそれぞれが、一対の第1スカート部3A及び第2スカート部3Bの間に介在するように、配置されている。
第1ピストンピンボス部5Aは第1エプロン部4Aに設けられ、第2ピストンピンボス部5Bは第2エプロン部4Bに設けられている。第1ピストンピンボス部5A及び第2ピストンピンボス部5Bは、エプロン部4A,4Bの他の部位よりも肉厚に形成される。第1ピストンピンボス部5Aは第1ピストンピン孔5A1を有し、第2ピストンピンボス部5Bは第2ピストンピン孔5B1を有する。ピストンピンボス部5A,5Bは、エプロン部4A,4Bの一部として構成されている。ピストンピン孔5A1,5B1にはピストンピン105(図1参照)の両端部が挿入され、ピストンピン105の両端部はピストンピンボス部5A,5Bを介してエプロン部4A,4Bに支持されている。
すなわちピストンピンボス部は、ピストンピン105が挿入される第1ピストンピン孔5A1を有する第1ピストンピンボス部5Aと、第2ピストンピン孔5B1を有する第2ピストンピンボス部5Bと、を有する。
ピストンヘッド部2は、比較的肉厚に形成された円盤状を呈し、燃焼室104を画成する冠面2Aを有する。本実施例では、冠面2aは平面を成しているが、冠面2A上に吸気弁108Aと排気弁109Aの干渉を避けるバルブリセスが形成され、冠面2Aの外周部が凸状に形成されてもよい。またピストンヘッド部2は、外周面に、図示しないピストンリング(プレッシャリングやオイルリング等)を嵌めて取り付けるリング溝2Cが形成されている。
すなわち本実施例では、ピストンヘッド部2は、第3軸線の方向において、ピストンピンボス部5A,5Bおよびスカート部3A,3Bに対して一方の側に設けられる。そしてピストンヘッド部2は、ピストンヘッド本体部2Bと、リング溝2Cと、冠面2Aと、凹凸部(冷却用凹凸部)6と、を有する。なお、冠面2Aは第3軸線L3に沿う方向においてピストンヘッド本体部2Bのピストンピンボス部5A,5Bの反対側(燃焼室104に面する側)に設けられている。
ピストンヘッド部2はピストン1において円盤形状部を構成し、スカート部3A,3Bはピストン1において円筒形状部を構成する。円盤形状部を構成するピストンヘッド部2と円筒形状部を構成するスカート部3A,3Bとは、図3に符号9で示す位置で接続され、ピストン1は円盤形状部と円筒形状部とが一体成形されている。なお、円筒形状部を構成するスカート部3A,3Bの外周面にもリング溝3Cが形成されている。
以下、図5~図7を参照して、凹凸部6の構成について説明する。
図5は、図2の凹凸部6を拡大して示す平面図である。図6は、図3に示すVI部を拡大して示す断面図である。図7は、図4に示すVII部を拡大して示す断面図である。なお、図6は第2軸線L2に垂直な断面を示し、図7は第1軸線L1に垂直な断面を示す。
凹凸部6は、ピストン1の冷却のために、ピストンヘッド部2の冠面2Aとは反対側の面(裏面)2Dに設けられる。このため、以下、凹凸部6を冷却用凹凸部と呼んで説明する。
冷却用凹凸部6は、第3軸線L3に沿う方向において、ピストンヘッド本体部2Bのうち冠面2Aの反対側(裏面2D)に設けられており、収容凹部6Aと、複数の凸状フィン部6Bと、を備える。
収容凹部6Aは、第1軸線L1に沿う長辺を有する長方形状に形成され、長辺の長さl1が、図2に示すように、ピストンヘッド部2とスカート部3A,3Bとの連結箇所9の近傍まで延びるように設けられている。本実施例では、収容凹部6Aの短辺とスカート部3A,3Bとの間に上壁面7A,7Bが設けられ、収容凹部6Aの短辺とスカート部3A,3Bとの間が上壁面7A,7Bにより接続されている。
収容凹部6Aの短辺の幅w1は、図2及び図4にも示すように、第1ピストンピンボス部5Aと第1ピストンピンボス部5Bと間隔d1よりも小さい。
また、収容凹部6Aの長辺側の対向内側面6E1,6E1と短片側の対向内側面6E2,6E2とは、図5に示すように、それぞれ底面6Aから立ち下がった円弧形状に形成されている。
以上説明したように、本実施例の収容凹部6Aは、第3軸線L3に沿う方向において、冠面2A側に向かって凹形状を成している。すなわち収容凹部6Aは、第3軸線L3に沿う方向において、冠面2Aの反対側に向かって開口する凹形状を有する。すなわち収容凹部6Aは、第1軸線L1に垂直な断面及び第2軸線L2に垂直な断面において、凹形状の開口の外周縁6A2から凹形状内側の所定の領域に、凹形状の底面6A1と外周縁6A2とを接続する円弧形状部6E1,6E2を有する。すなわち収容凹部6Aは、第3軸線L3に平行な断面が、凹形状の開口の外周縁6A2から凹形状内側の所定の領域に、凹形状の底面6A1と周縁6A2とを接続する円弧形状部6E1,6E2を有する。円弧形状部6E1,6E2は第1曲率半径Rで形成されている。本実施例では、円弧形状部6E1の曲率半径と円弧形状部6E2の曲率半径とは同じ曲率半径Rで構成しているが、異なる曲率半径にしてもよい。
収容凹部6Aは、第3軸線L3に対して垂直な断面における収容凹部6Aの全周において、円弧形状部6E1,6E2を有する。すなわち、収容凹部6Aの全周が収容凹部6Aの長辺側の対向内側面6E1,6E1と短片側の対向内側面6E2,6E2とで構成される。これにより、収容凹部6Aの全周において、応力集中を緩和することができる。
凸状フィン部6Bは、第3軸線L3に沿う方向において、収容凹部6Aの底面6A1から冠面2A側とは反対側に向かって突出する凸形状を有する。凸状フィン部6Bは、第3軸線L3と平行な断面が、第1曲率半径Rよりも小さい第2曲率半径rを有する円弧形状を有している。円弧形状部6E1の曲率半径と円弧形状部6E2の曲率半径とを異なる曲率半径で構成する場合、第2曲率半径rは円弧形状部6E1の曲率半径及び円弧形状部6E2の曲率半径のいずれよりも小さい曲率半径とする。
本実施例では、収容凹部6Aの外周縁付近の円弧形状部(アール形状部)6E1,6E2を比較的大きな第1曲率半径Rを用いた形状とすることで、収容凹部6Aの外周縁部における応力集中を緩和することができる。また、凸状フィン部6Bの円弧形状部(アール形状部)を比較的小さな第2曲率半径rとすることにより、より多くの凸状フィン部6Bを設けることができる。
また凸状フィン部6Bは、収容凹部6Aの開口縁6A2から冠面2A側とは反対側に向かって突出しない形状とすることが好ましい、これにより、ピストン1を、鋳造用金型を用いて鋳造する場合、ピストン1の型抜きが容易となる。
本実施例では、複数の凸状フィン部6Bは、収容凹部6Aの短辺に沿う凸状フィン部6B1と、収容凹部6Aの長辺に沿う凸状フィン部6B2と、で構成される。凸状フィン部6B1と凸状フィン部6B2とが交差することにより、凸状フィン部6Bは格子形状を有し、凸状フィン6B1と凸状フィン6B2とで囲まれる部分に凹部6Cが形成される。
すなわち、複数の凸状フィン部6Bは、第1軸線方向凸状フィン部6B1と、第2軸線方向凸状フィン部6B2と、を備える。第1軸線方向凸状フィン部6B1は、第1軸線L1方向と平行に延びる形状を有する。第2軸線方向凸状フィン部6B2は、第2軸線L2方向と平行に延びる形状を有する。
凸状フィン部6Bを桟形状に構成する場合と比べて、複数の凸状フィン6B1と凸状フィン6B2との夫々の長さを合計した長さをより大きくし、冷却用凹凸部6の表面積を大きくすることができる。その結果、ピストン1の冷却性能を向上させることができる。さらに、ピストンヘッド部2はピストンピン105を挟んだ曲げ応力を受けるが、第2軸線L2に沿う方向の凸状フィン部6B2は、この曲げ応力に対して補強リブとしての効果を発揮することができる。
本実施例では、ピストン1のピストンヘッド部2の裏面2D側では、収容凹部6Aと凸状フィン部6Bが形成されていることから、収容凹部6Aや凸状フィン部6Bが形成されていないものと比較して、裏面2D全体の表面積が大きくなる。このため、凸状フィン部6Bが形成された収容凹部6A領域での放熱効果が大きくなって、ピストンヘッド部2及びピストンヘッド部2付近の冷却効率を促進させることができる。
特に、凸状フィン部6Bの断面が円弧形状に形成されていることから、全体の表面積が大きくなって放熱効果をさらに大きくすることができる。また、収容凹部6Aの長辺側の対向内側面6E1,6E1と短片側の対向内側面6E2,6E2とが、それぞれ底面6Aから立ち下がった円弧形状に形成されていることから、収容凹部6Aの領域の表面積が大きくなる。この結果、ピストンヘッド部2の裏面2D全体の表面積が大きくなることから、放熱効果が良好になって冷却効率が向上する。
さらに本実施例では、冷却用凹凸部6は、ピストンヘッド部2の厚さを測定するためのピストンヘッド部厚さ測定用平面部6Gを有する。ピストンヘッド部厚さ測定用平面部6Gは、第3軸線L3に対して垂直な断面において円弧形状部6E1,6E2よりも内側に設けられている。またピストンヘッド部厚さ測定用平面部6Gは、第3軸線L3に対して垂直な断面と平行な平面形状を有する。
ピストンヘッド部2のうち、円弧形状部6E1,6E2よりも内側の部分が比較的肉厚が小さくなる部分であり、この部分の厚さがピストン1の強度管理上、重要となる。そこで、この部分に凸状フィン部6Bが形成されていない平面部6Gを設けることにより、高精度なピストンヘッド部2の厚さ測定を行うことができる。
図8は、図3に示すVI部を拡大して示す断面図であり、収容凹部6Aの深さKと凸状フィン部6B1の高さJとの関係を示す図である。図9は、図4に示すVII部を拡大して示す断面図であり、収容凹部6Aの深さKと凸状フィン部6B2の高さJとの関係を示す図である。
収容凹部6Aは、第3軸線L3に対して垂直な断面と平行な底面(収容凹部平面部)6A1を有し、複数の凸状フィン部6B1,6B2は、収容凹部平面部6A1に設けられている。すなわち、図8及び図9に示すように、収容凹部6Aには底面6A1に平面領域Pが設けられ、平面領域Pに複数の凸状フィン部6B1,6B2が設けられている。なお、第1軸線L1に沿う方向における平面領域Pの両端部には円弧形状部6E1が設けられ、第2軸線L2に沿う方向における平面領域Pの両端部には円弧形状部6E2が設けられている。
複数の凸状フィン部6Bが収容凹部平面部6A1に設けられていることにより、凸状フィン部6Bが曲面部に設けられる場合に比べ、凸状フィン部6Bの高さの測定管理が容易となり、冷却性能を確保したピストンを安定的に供給することができる。
図8及び図9に示すように、凸状フィン部6B1,6B2の収容凹部平面部6A1からの高さJの値は、収容凹部6Aの深さKの半分の値(K/2)よりも小さいことが好ましい。言い換えれば、収容凹部6Aの深さKの値は、凸状フィン部6B1,6B2の高さJの2倍の値よりも大きいことが好ましい。これにより、収容凹部6Aの外周縁の円弧形状部(アール形状部)6E1,6E2の部分の表面積を大きくとることができ、この部分における冷却効果を向上させることができる。
なお、ピストンヘッド部2及びスカート部3A,3Bは、FI:F02F3/00,301に記載されるピストンヘッド及びピストンスカートである。ピストンピンボス部5A,5Bは、Fターム:3J044CA27に記載されるピストンピンボス部である。リング溝2Cは、FI:F02F3/00@Bに記載されるリング溝である。凸状フィン部6Bは、FI:B21C37/22に記載されるフィンである。
図10は、図3に示すVI部を拡大して示す断面図であり、収容凹部6Aに構成されるオイルジェット被噴射部6E2を示す図である。
本実施例では、図1に示すように、1対のオイルジェット噴射部111が設けられている。1対のオイルジェット噴射部111は第2軸線L2に沿う方向に離れ隔たるように配置されている。これにより、収容凹部6Aは1対のオイルジェット被噴射部を有する。本実施例では、1対のオイルジェット被噴射部は、収容凹部6Aの短片側の対向内側面6E2,6E2により、構成される。すなわち、1対のオイルジェット被噴射部6E2,6E2の夫々は、収容凹部6のうち、第2軸線L2に沿う方向における両端部の夫々に設けられる。
収容凹部6Aの第2軸線L2に沿う方向の両端部の円弧形状部6E2,6E2の部分に冷却オイルをオイルジェット噴射することで、噴射された冷却オイルは円弧形状に沿って収容凹部6Aの第2軸線L2に沿う方向における両端部からピストンヘッド部2の中央側にも供給され、ピストンヘッド部2の中央部の冷却性を向上させることができる。
また冷却用凹凸部6は、図5に示すように、第2軸線L2に沿う方向における凸状フィン部6Bの端部から収容凹部6Aの外周縁6A2までの最短距離l3が、第1軸線L1に沿う方向における凸状フィン部6Bの端部から収容凹部6Aの外周縁6A2までの最短距離l2よりも大きくなるように、構成されている。このために、第2軸線L2に沿う方向においては、凸状フィン部6Bの端部と円弧形状部6E2との間に、収容凹部平面部6A1が設けられている。
これにより、第2軸線L2に沿う方向の両端部において、凸状フィン部6Bの端部から収容凹部6Aの外周縁6A2までの距離l3が比較的大きくとられているため、オイルジェット被噴射部の範囲を充分に確保することができる。
[変更例1]
図11は、変更例1における冷却用凹凸部6を拡大して示す平面図である。図12は、図11のXII-XII断面を示す断面図である。なお、図12は第1軸線L1に垂直な断面を示す。
本変更例では、冷却用凹凸部6はエアベント跡部6Fを有する。エアベント跡部6Fは、鋳造型に溶湯を注ぎ、ピストンピンボス部5A,5B、スカート部3A,3B、およびピストンヘッド部2を鋳造する際、鋳造型の内部に存在していた空気を鋳造型の外部に排出するための排出孔と対応した形状を有している。本変更例では、エアベント跡部6Fにフィン部(エアベント跡部フィン部)6F1を設ける。エアベント跡部フィン部6F1は、第3軸線L3に沿う方向において冠面2Aの反対側に向かって突出する凸形状を有する。
本変更例では、エアベント跡部6Fにおいてもフィン部6F1を設けることで、エアベント部を設けるためのスペースの確保と、冷却性能の維持との両立を図ることができる。
[変更例2]
図13は、図1のピストン1の変更例を示す図であり、ピストン1の裏面側の構造を示す平面図である。図14は、図13に示すピストン1のXIV-XIV断面を示す断面図である。
本変更例は、第2軸線L2に沿う方向における冷却用凹凸部6の長さl1を実施例1に対して長くした構成が実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様である。
ピストン1は円盤形状部と円筒形状部とを有する。円盤形状部は、ピストンヘッド部2により構成され、冠面2A、冷却用凹凸部6、及びリング溝2Cが設けられている。円筒形状部は、スカート部3A,3Bにより構成され、外周面にリング溝3Cが設けられている。また円筒形状部は、第3軸線L3に沿う方向に円盤形状部2と連続して形成されている。冷却用凹凸部6の収容凹部6Aは、第2軸線L2に沿う方向における両端部が、円盤形状部2と円筒形状部3A,3Bとの境界9と隣接している。
本変更例では、実施例1で設けられていた、収容凹部6Aの短辺とスカート部3A,3Bとの間を接続する上壁面7A,7Bが設けられていない。このため、収容凹部6Aの短辺が直接、円筒形状部3A,3Bに接続されるか、円筒形状部3A,3Bの極近傍に接続される。このため、第2軸線L2に沿う方向における収容凹部6Aの長さl1を実施例1に対して長くすることができる。
収容凹部6Aは、第2軸線L2に沿う方向において、円盤形状部2の端(外周)の近傍まで設けられているため、円盤形状部(ピストンヘッド部)2の軽量化を図ることができる。また、収容凹部6Aが広いため、凸状フィン部6Bをより広い範囲に形成することができ、冷却性能を向上させることができる。
[変更例3]
図15は、図1のピストン1の変更例を示す図であり、ピストン1の裏面側の構造を示す平面図である。図16は、図15に示すピストン1のXVI-XVI断面を示す断面図である。
本変更例は、クーリングチャンネル2E及びクーリングチャンネル形成領域2Fに係る構成が実施例1と相違し、その他の構成は実施例1と同様である。以下、クーリングチャンネル2E及びクーリングチャンネル形成領域2Fについて説明する。
ピストンヘッド部2は、クーリングチャンネル2Eとクーリングチャンネル形成領域2Fとを有する。クーリングチャンネル2Eは、ピストンヘッド部を冷却する流体が流れる通路であって、第3軸線L3を中心とする周方向に延びる円弧形状を有する。クーリングチャンネル形成領域2Fは、クーリングチャンネル2Eを包囲するように第3軸線L3に沿う方向において冠面2Aの反対側に向かって突出する凸形状を有する。収容凹部6Aは、第2軸線L2に沿う方向における両端部が、クーリングチャンネル形成領域2Fと隣接している。
本変更例では、クーリングチャンネル2Eを形成した場合において、冷却用凹凸部6の形成領域を第2軸線L2に沿う方向において最大限の大きさとすることができる。
なお、“クーリングチャンネル”はFタームに定義は無いものの、FI:F02F3/20に記載された“ピストンに沿うまたは貫通する流体の流れによる冷却手段”、及び“冷却のための流体の通路及びそのためのピストン自体の構成”に相当するものである。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、一部の構成の削除や、記載されていない他の構成の追加が可能である。また複数の変更例に記載された構成は、矛盾しない範囲において、一つ又は複数の変更例の構成を実施例に組み合わせることができる。各変更例に記載された構成が実施例に組み合わされることにより、その構成が奏する効果は実施例においても実現される。
1…内燃機関用ピストン(ピストン)、2…ピストンヘッド部(円盤形状部)、2A…冠面、2B…ピストンヘッド本体部、2C…リング溝、2E…クーリングチャンネル、2F…クーリングチャンネル形成領域、3A…第1スカート部(円筒形状部)、3B…第2スカート部(円筒形状部)、3C…リング溝、5A…第1ピストンピンボス部、5A1…第1ピストンピン孔、5B…第2ピストンピンボス部、5B1…第2ピストンピン孔、6…冷却用凹凸部、6A…収容凹部、6A1…収容凹部平面部(収容凹部6Aの底面)、6A2…収容凹部6Aの外周縁、6B…凸状フィン部、6B1…第1軸線方向凸状フィン部、6B2…第2軸線方向凸状フィン部、6E1…円弧形状部、6E2…円弧形状部(1対のオイルジェット被噴射部)、6F…エアベント跡部、6F1…エアベント跡部フィン部、6G…ピストンヘッド部厚さ測定用平面部、9…円盤形状部と円筒形状部との境界、105…ピストンピン、L1…第1軸線、L2…第2軸線、L3…第3軸線。

Claims (12)

  1. 内燃機関用ピストンにおいて、
    ピストンピンボス部であって、
    ピストンピンが挿入される第1ピストンピン孔を有する第1ピストンピンボス部と、
    前記ピストンピンが挿入される第2ピストンピン孔を有する第2ピストンピンボス部と、
    を有する前記ピストンピンボス部と、
    スカート部であって、
    前記ピストンピンの長手方向に対して垂直な断面において前記第1ピストンピン孔の内周円の中心を通り前記ピストンピンの長手方向に対して平行な軸線を第1軸線とした場合に、前記第1軸線と直交する第2軸線に沿う方向において前記ピストンピンボス部に対して一方の側に設けられた第1スカート部と、
    前記第2軸線の方向において前記ピストンピンボス部に対して他方の側に設けられた第2スカート部と、
    を有する前記スカート部と、
    ピストンヘッド部であって、
    前記第1軸線及び前記第2軸線の両方に直交する第3軸線の方向において前記ピストンピンボス部及び前記スカート部に対して一方の側に設けられると共に、ピストンヘッド本体部とリング溝と冠面と冷却用凹凸部とを有し、
    前記冠面は、前記第3軸線の方向において前記ピストンヘッド本体部の前記ピストンピンボス部の反対側に設けられており、
    前記冷却用凹凸部は、前記第3軸線の方向において前記ピストンヘッド本体部のうち前記冠面の反対側に設けられて、複数の凸状フィン部と複数の前記凸状フィン部を収容する収容凹部とを備え、
    前記収容凹部は、前記第3軸線に沿う方向において前記冠面の反対側に向かって開口する凹形状と、前記第3軸線に平行な断面が前記凹形状の開口の外周縁から凹形状内側の所定の領域に、前記凹形状の底面と前記外周縁とを接続する、第1曲率半径を有する円弧形状部と、を有し、
    前記凸状フィン部は、前記第3軸線に沿う方向において前記冠面の反対側に向かって突出する凸形状を有し、前記第3軸線と平行な断面が前記第1曲率半径よりも小さい第2曲率半径の円弧形状部を有している、
    前記ピストンヘッド部と、
    を有することを特徴とする内燃機関用ピストン。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    複数の前記凸状フィン部は、格子形状を有することを特徴とする内燃機関用ピストン。
  3. 請求項2に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    複数の前記凸状フィン部は、第1軸線方向凸状フィン部と第2軸線方向凸状フィン部とを備え、
    前記第1軸線方向凸状フィン部は、前記第1軸線の方向と平行に延びる形状を有し、
    前記第2軸線方向凸状フィン部は、前記第2軸線の方向と平行に延びる形状を有することを特徴とする内燃機関用ピストン。
  4. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記収容凹部は、前記第3軸線に対して垂直な断面における前記収容凹部の全周において、前記円弧形状部を有することを特徴とする内燃機関用ピストン。
  5. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記収容凹部は、前記第3軸線に対して垂直な断面と平行な収容凹部平面部を有し、
    複数の前記凸状フィン部は、前記収容凹部平面部に設けられていることを特徴とする内燃機関用ピストン。
  6. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記収容凹部の深さの値は、前記凸状フィン部の高さの2倍の値よりも大きいことを特徴とする内燃機関用ピストン。
  7. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記収容凹部は、1対のオイルジェット被噴射部を有し、
    1対の前記オイルジェット被噴射部の夫々は、前記収容凹部のうち、前記第2軸線に沿う方向における両端部の夫々に設けられていることを特徴とする内燃機関用ピストン。
  8. 請求項7に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記冷却用凹凸部は、前記第2軸線に沿う方向における前記凸状フィン部の端部から前記収容凹部の外周縁までの最短距離が、前記第1軸線に沿う方向における前記凸状フィン部の端部から前記収容凹部の外周縁までの最短距離よりも大きいことを特徴とする内燃機関用ピストン。
  9. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記冷却用凹凸部は、エアベント跡部を有し、
    前記エアベント跡部は、鋳造型に溶湯を注ぎ、前記ピストンピンボス部、前記スカート部、および前記ピストンヘッド部を鋳造する際、前記鋳造型の内部に存在していた空気を前記鋳造型の外部に排出するための排出孔と対応した形状を有しており、かつ、エアベント跡部フィン部を有し、
    前記エアベント跡部フィン部は、前記第3軸線に沿う方向において前記冠面の反対側に向かって突出する凸形状を有することを特徴とする内燃機関用ピストン。
  10. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記冷却用凹凸部は、ピストンヘッド部厚さ測定用平面部を有し、
    前記ピストンヘッド部厚さ測定用平面部は、前記第3軸線に対して垂直な断面において前記円弧形状部よりも内側に設けられ、前記第3軸線に対して垂直な断面と平行な平面形状を有することを特徴とする内燃機関用ピストン。
  11. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記内燃機関用ピストンは円盤形状部と円筒形状部とを有し、
    前記円盤形状部は、前記冠面及び前記冷却用凹凸部が設けられており、
    前記円筒形状部は、前記第3軸線に沿う方向に前記円盤形状部と連続して形成され、外周面にリング溝が設けられており、
    前記収容凹部は、前記第2軸線に沿う方向における両端部が、前記円盤形状部と前記円筒形状部の境界と隣接していることを特徴とする内燃機関用ピストン。
  12. 請求項1に記載の内燃機関用ピストンにおいて、
    前記ピストンヘッド部は、クーリングチャンネルとクーリングチャンネル形成領域とを有し、
    前記クーリングチャンネルは、前記ピストンヘッド部を冷却する流体が流れる通路であって、前記第3軸線を中心とする周方向に延びる円弧形状を有し、
    前記クーリングチャンネル形成領域は、前記クーリングチャンネルを包囲するように前記第3軸線に沿う方向において前記冠面の反対側に向かって突出する凸形状を有しており、
    前記収容凹部は、前記第2軸線に沿う方向における両端部が、前記クーリングチャンネル形成領域と隣接していることを特徴とする内燃機関用ピストン。
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