JP6979022B2 - 食品又は飲料製品を調製するためのパック - Google Patents

食品又は飲料製品を調製するためのパック Download PDF

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Description

本発明は、食品又は飲料製品を調製するためのパックに関し、特に、このようなパックのインサートに関する。パックは、対応する食品又は飲料製品を調製するために流体がインサートを通じて容器内に導入されるように、容器とともに、インサートによって構成されている。
挽いたコーヒー又はインスタントコーヒーなどの食品又は飲料原材料を含むカプセルを飲料注出マシン内に導入し、カプセルに水を注入することにより飲料を調製することは、当該技術分野において既知である。飲料又は食品原材料は典型的には抽出されるか、又は水に溶解させられて、飲料又は所望の最終製品が生成され、これが好適な出口を通じてカプセルから流れ出る。
したがって、様々なカプセルが過去に開発されており、これらのカプセルは、少なくとも、食品又は飲料原材料を保存するために使用されるカプセル本体の性質によって区別される。カプセルの殆どは、典型的には射出成形又は熱形成によって作製される、剛性本体又は半剛性本体から作製されるが、ホイル材料から可撓性タイプのパックを作製することもできる。可撓性パックは全般的に、半剛性及び剛性カプセルに対する優位点として、製品をパックするために用いる材料の量が少ない。その結果、全体として製造コストが少なく、複数のライフサイクルアセスメントで示されるライフサイクルへの影響が小さく、よりコンパクトであるため、ユーザ側で優位である。ユーザはこれらのパックの保存に利用するスペースが小さいことを求めている。
例えば、国際公開第99/05044号は、剛性プラスチックの導管が結合された基部シームを有する縁部で2つのラミネートを結合することによって形成される容積部内に飲料原材料を含む可撓性飲料生成サッシェを記載している。得られるサッシェの上部に、サッシェの内容積部内で飲料又は食品原材料と混合させるための水を導入する入口ノズルが設けられ、生成される飲料はその後、閉鎖手段が設けられているパックの底部に配置された飲料出口を通じて放出され、閉鎖手段は、加圧された水がサッシェに導入されるときに圧力下で開いて、飲料出口を通じて飲料を放出させるようになっている。しかしながら、この構成は消費者にとって重大な欠点を有している。閉鎖手段の開放はサッシェの内側の圧力の増加によって生じる。しかし、この圧力の増加は飲料の表面において気泡を生じさせるために、いくつかの飲料の調製にとって望ましくなく、例えばこれはお茶の調製にとって望ましくない。更に、パッケージが所望の圧力によって破裂しないことがあり、これらが最終的には制御不能な爆発を生じるという消費者にとってのリスクが存在する。このため、サッシェが処理される装置は、消費者の怪我のリスクを防ぐために、飲料調製中にサッシェをマシン内で完全に覆い囲むための手段を備える必要がある。
例えば、製品の濃縮された1回量が保存される空間を含む、コーヒーなどの飲料を調製するための可撓性パウチ又はサッシェを開示している国際公開第2011/024103号などの従来技術では、他のいくつかの可撓性サッシェも知られている。パウチはまた、パウチ内に水を挿入するための入口が設けられた、パウチの側部のうちの1つにある剛性部分と、水と原材料との混合が行われるように、パウチの反対部分に向かって水を移送するチューブ要素と、製品を注出するための出口とを備えている。飲料を調製する間、飲料出口はパウチの上部に配置されている。パウチを充填し、やはりパウチの上部に配置された飲料出口を通じて溢れるまで、水が入口及びチューブ要素を通じて導入される。このようなパウチは、インスタントコーヒー又は他の可溶性材料を溶解させることではなく、焙煎し挽いたコーヒーを抽出することによって、飲料を調製するために考案されている。この目的のため、パウチは、不溶性粒子が飲料とともに注出されるのを防ぐために、出口にフィルターを備えている。このようなパウチの不便さは、飲料の調製、及び水の導入の最後に飲料がパウチ内に残ることであり、これはパウチを飲料生成マシンから適切に取り出すことができないユーザにとって問題である。
公知の従来技術で記載されている既知の可撓性パウチ又はサッシェでは、水入口も飲料出口も膜によって閉じられておらず、これは、衛生及び貯蔵寿命の観点から推奨されず、消費者にとって問題となり得る。また、インサート又はスパウトは典型的には、酸素に対するバリアを形成しないPE又はPPなどのプラスチック材料製であることから、これらの既知のシステムにおいて、インサート又はスパウトは弱みとなる。スパウトが可撓性容器又はサッシェによって典型的に封止される手法では、酸素が容器の内部に入り、そのため容器内に保存された製品にアクセスする箇所又は経路がある。これは衛生の観点から弱みとなる。
従来技術から既知の別の文献は、例えば、米国特許出願公開第2014/0233871(A1)号である。この文献では、プラスチック材料又は多層プラスチックフィルム製の管状バッグ用のプラスチッククロージャデバイスを開示している。このプラスチッククロージャデバイスは、スパウトと、スパウト開口部と、フランジとを有する少なくとも1つの下部を備える。プラスチッククロージャデバイスは管状バッグのシェル材(プラスチック又は多層プラスチックフィルム)の所望の箇所に配置され、その後、フランジの領域においてシェル材に溶接される。バッグとスパウトとを接合することも酸素バリアとならず、バッグとスパウトとの適切なシールを有しない場合は、漏れ及び汚れの蓄積のリスクが更に存在する。
米国特許第8205771(B2)号は、パウチから圧送可能な製品を注出するための注出システムを開示する。パウチは、パウチの第1の壁の内部又は外部表面に配置されたパウチ付属品を備え、パウチは基部付属品側を上向きにして配置される。米国特許出願公開第2014/0233871(A1)号での配置と同様に、可撓性容器と付属品アセンブリとの間に酸素バリアは形成されないため、この場合も、漏れ及び汚れの蓄積の問題を呈することがある。
したがって、本発明の目的は、後に更に説明するように、上記のニーズに対する解決策を提供することである。また、本発明は、本明細書の残りの部分に記述するように他の目的及び特に他の問題の解決策も対象としている。
第1の態様によれば、本発明は、1種以上の原材料から食品又は飲料製品を調製するためのパックに関し、パックは、インサートと容器とを備え、容器は、1種以上の原材料を保存できる容器を構成するように折られた少なくとも1つの可撓性シートによって構成されており、少なくとも1つの可撓性シートは、インサートのうち容器の内容積部と直接連通している部分を除いて、インサートの全体を覆い、インサートの全体の形状に適合した状態で配置されている。
好ましくは、少なくとも1つの可撓性シートは、インサートをしっかりと封止した状態で配置されている。また、好ましくは、インサートの覆われた距離は、インサートの長手方向軸線上の、インサートのいずれの横断方向においても一定である。
典型的には、本発明によるパックは、対応する一次入口及び二次入口にアクセスするために穿孔可能な、少なくとも一次入口領域及び二次入口領域を備える。
本発明のパックは、一次入口及び二次入口は、一次入口及び二次入口に対して好ましくは約90°で配置された、対応する一次噴流入口及び二次噴流入口によって容器の内容積部と好ましくは連通している。典型的には、これら一次入口と二次入口は、一次入口と二次入口に前面から又は反対側の後部を通じてアクセスできるように、反転可能にパックに配置されている。
本発明のパックでは、一次入口領域と二次入口領域は、パックを2つの同一部分に分割する中心垂直軸線に関して対称に配置されていることが好ましい。別の実施形態によれば、一次入口領域と二次入口領域はまた、インサートに非対称に配置されていてもよく、その結果、容器の内部に最適な乱流が発生する。
本発明のパックは、可撓性シートで覆われており、注出出口へのアクセスをもたらす出口導出領域を備えることが好ましい。注出出口には溝も設けられていてもよく、溝は、少なくとも1つの可撓性シートによって覆われるとともに注出出口へのアクセスをもたらす。
本発明のパックは、カプセル、サッシェ、パウチ等として構成することができる。
典型的には、本発明のパックは、食品又は飲料製品を生成するためのプロセスパラメータに関する情報を含む識別手段を更に備え、プロセスパラメータは、注入される水性流体の温度、注入されるガス流体の圧力、注入されるガスと水の総量、処理時間等の少なくとも1つ又は組み合わせである。
第2の態様によれば、本発明は、前述のようなパックと協働して食品又は飲料製品を調製する調製マシンに関し、マシンは、同時に又は不連続的に、一次入口領域及び二次入口領域を穿孔し、一次入口領域及び二次入口領域を通じて流体を注入するように構成されている穿孔及び注入手段を備える。
好ましくは、調製マシンの注入手段は、水性流体及び/又はガス流体を同時に又は不連続的に注入することができる異なる複数の流体流路を備える。典型的には、複数の流体流路は、圧力及び/又は温度及び/又は流体流量に関して、独立して取り扱われる。
典型的には、本発明の調製マシンは、パックのある領域を開いて、製品が導出される注出出口へのアクセスをもたらすように構成された切断手段を更に備える。
第3の態様によれば、本発明は、前述のパックと、調製マシンとを備える、食品又は飲料製品を調製するためのシステムに関する。
更なる態様によれば、本発明は、食品又は飲料製品を調製するための、前述のパックの使用に関する。
更に別の態様によれば、本発明は、パックに含まれる1種以上の原材料から食品又は飲料製品を調製する方法に関し、当該方法は、
水性流体をある圧力でパックの内容積部に注入するステップと、
ガス流体を水性流体と同時に、ある時間パルスで注入するステップと、を含む。
典型的には、水性流体の注入圧とガス流体の注入圧とは異なる。
好ましくは、本発明の方法における水性流体及びガス流体注入の圧力及び/又は温度及び/又は流れは、パック内の原材料(単数)又は原材料(複数)の種類に依存する。
本発明の更なる特徴、利点及び目的は、以下の本発明の非限定的実施形態の詳細な説明を添付の図面と併せて読めば、当業者には明らかになるはずである。
本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第2の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第2の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第2実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第2の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートの図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するための、上を覆われたインサートを備えるパックの全体図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックを構成している容器に接合されたインサートの全体図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックを構成しているインサートの注出出口の詳細図である。 本発明による、食品又は飲料製品を調製するためパックとともに使用されるマシンの全体図である。 本発明の第2の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するための、上を覆われたインサートを備えるパックの全体図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートで覆われる距離を示す図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートで覆われる距離を示す図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートで覆われる距離を示す図である。 本発明の第1の実施形態による、食品又は飲料製品を調製するためのパックに使用されるインサートで覆われる距離を示す図である。
第1の態様によれば、本発明は、食品又は飲料製品を調製するためのパックともに使用するためのインサート10に関する。パック100は、インサート10と容器20とを備える。容器20は、食品又は飲料製品の調製のための少なくとも1種の原材料を備える。この製品の調製は、原材料が、同じくインサート10に配置されている注出出口を通って導出される前に混合及び/又は希釈及び/又は再構成されるように、インサート10に流体、典型的には水及び/又は空気を導入することにより行われる。
例えば、図1bに示すように、インサート10は、注出出口11(調製された製品が注出出口11を通じて導出される)と、典型的には、一次入口12及び二次入口13(インサート10は、これら2つの入口のうち1つのみを備えることもできる)とを備える。注入手段200(図示せず)は、一次入口12及び/又は二次入口13を通じて流体を注入する。典型的には、更に説明するように、注入手段200は更なる穿孔及び注入手段である。注入手段200は、また、入口12、13の外部を覆う外側カバー(典型的には可撓性シート)を穿孔するように構成されている。このようにして、手段200はまず外部シートを穿孔し、その後、対応する入口12、13を通じて流体を注入する。例えば、図1aに示すように、及び更に図3を見ると、一次入口12及び二次入口13は、それぞれ一次噴流入口14及び二次噴流入口15によって容器20の内容積部に連通している。典型的には、入口12、13から注入された流体は、一次噴流入口14及び二次噴流入口15へと約90°の角度で分流する。即ち、一次入口及び二次入口は、一次噴流入口及び二次噴流入口に対して約90°の角度をなしている。しかし、任意の他の角度も有効であり、本発明の範囲内に含まれる。
好ましくは、パック100を反転可能にするために、入口12、13は前面から又は後部側においてアクセスすることができる。これは、入口12、13を、なおパックの両側、前面側及び後部側からアクセスすることができる、貫通穴又は止まり穴のいずれかとすることによって行うことができる。好ましくは、インサート10はその前面側と後部側の両方において同一である。
本発明によれば、容器の容積部内に流体を導入するための異なる可能性がもたらされる。入口が1つのみ存在する場合、この入口を通じて水と空気の両方を、同時に又は断続的に注入することができる(これは2つの流体を注入することができる内部流路を備える注入手段200により行われるべきである)。好ましくは、水を連続的に注入し、空気を一定のパルス(間欠周期)で注入することにより、容器内部に強い乱流を発生させ、内部の原材料の良好な溶解を実現する。2つの入口12及び13がインサート10内に存在する場合、例えばそれらの一方を通じて水を導入することができ、もう一方の入口を通じて空気を(通常、同じく間欠的に、一定のパルスで)導入することができ、又は2つの入口の両方を通じて水を連続的に導入することができ、1つ若しくは両方の入口において、空気の間欠パルスを更に注入し、乱流を発生させ、良好な溶解を実現することができる。更に、この良好な溶解及び強い乱流は、カップ内に導出される製品の良好な発泡(所望であれば)の実現につながる。
本発明によれば、容器の食品又は飲料原材料を以下のリストに含めることができる。スープ、フルーツジュース、野菜ジュース、ブイヨン、コーヒー、チョコレート、お茶、ミルク若しくはコーヒー用クリーム、スムージー、ピューレ、クーリ、クリーム、又はそれらの組み合わせ。食品又は飲料原材料は、可溶性食品又は飲料原材料であり得る。好ましくは、食品又は飲料の原材料は、以下のリストから選択される可溶性食品又は飲料の原材料である:
−インスタントコーヒーパウダー、ミルクパウダー、クリームパウダー、インスタントティーパウダー、ココアパウダー、スープパウダー、フルーツパウダー又はこれらのパウダーの混合物、
−コーヒー濃縮物、ミルク濃縮物、シロップ、フルーツ又は野菜濃縮物、お茶濃縮物、フルーツ又は野菜ピューレ。
パウダーは、塊成又は焼結されたものであってもよい。粉末又は液体濃縮物は、固体片と混合され、固体片又はカプセルに入れられた片とともに、例えば、スープを調製することができる。食品又は飲料の原材料はまた、焙煎して挽いたコーヒー又は茶葉などの、不溶性の食品又は飲料の原材料であってもよい。この実施形態において、水が不溶性原材料を抽出する。
本発明では、流体は、飲料を調製するために可溶性の飲料原材料と混合することができる、水、炭酸水、ミルク等のような(好ましくは、水が好ましい水性希釈剤である)任意の水性希釈剤、又は例えば空気などの任意のガス流体、のいずれかを含む。水性流体に言及する場合、水が好ましい流体である。ガス流体に言及する場合、空気が好ましい流体である。
本発明のパック100は、パウチ(例えば、可撓性のある)、サッシェ、カプセル、又は任意の他の可能な容器形状などの任意の可能な形状を有するように構成することができる。
上から下へと流体が導入される従来技術で既知のシステムとは対照的に、本発明のパックは、水及び好ましくは空気を高速で下から上へと注入するように機能し、容器の内部に最適な乱流を発生させ、したがって、内部の製品の最適な溶解を可能にする。注入手段200を通る空気は高圧で導入されない。圧力は好ましくは、0.1〜1.5bar、より好ましくは0.3〜0.5barである。本発明によれば、最適な乱流及び溶解は高圧ではなく高速によって得られる。
好ましくは、水性流体(水)は、2barよりも高い、より好ましくは3barよりも高い、好ましくは2〜10bar、より好ましくは約7barの圧力で注入される。入口12、13は、注入手段200により入口12、13を通じて注入される高圧流体が高速噴流に変換されるように構成されており、この高速噴流は容器20内に送られる。典型的には、これら入口の直径は1mm〜4mmであり、より好ましくは1.5mm〜3mmであり、注入手段200が穿孔できる降伏可能な覆いをその上に備えている。容器の内容積部に連通している一次噴流入口14及び二次噴流入口15は、最大で1mm、好ましくは最小で0.2mm、好ましくは0.2mm〜1mm、好ましくは0.3mm〜0.6mmの直径を有する。このような構成によって、注入手段200により注入された高圧流体は噴流入口に向かって内部で運ばれ、噴流入口から、高圧流体は、容器の内部に注入される流体の高速噴流へと変換される。典型的には、容器内に供給されるこの流体噴流の速度は、少なくとも約20m/s、好ましくは少なくとも30m/sである。
流体噴流及び容器の内部に発生する乱流によって、食品又は飲料製品があまりにも急速に注出出口11を通って流れることを回避する。したがって、原材料を容器容積部内の流体とともに撹拌する時間が増える。
上述のように、インサート10の入口は、流体を容器の内容積部中の噴流という形態で導入するように構成されている。噴流とは、容器の内容積部に迅速かつ強制的に入る液体又は流体の流れであると理解される。このような構成は、流体入口の流体経路に絞り部(噴流入口の絞り部)を設けて、流体入口の断面の寸法を小さくすることによって好ましくは得られる。流体が容器の内容積部へと進む際に通る噴流入口の面積が小さいことで、加圧流体は容器の内容積部内で噴流を形成する。
噴流入口の表面が小さいことは、流体が容器の内容積部から流体入口内にわずかでも逆流することが回避されるという利点を呈する。流体入口を通じて供給される同じ流体に関して、噴流入口の表面は、流体と混合される、容器内の食品及び飲料原材料の性質によって異なり得る。特に原材料が溶解しにくい場合、より小さな噴流入口がより高速の噴流を生成し、容器内のこの原材料の撹拌及び溶解を向上させる。
インサート10における流体入口12、13の配置は、容器の内容積部に生じる乱流が最適となるようにされている。インサート10に流体入口が対称に配置されていない場合、生成される乱流は内部の原材料のより良好な溶解をより可能にすることができ、容積部内のデッドゾーンを減少し、調製時間を短縮し、より良好な発泡を提供することができることもまた、見出された。
インサート10は注出出口11を備え、この注出出口11を通じて飲料又は最終製品が注出される。注出出口11は、製品を自由流として導出するように(即ち、製品が注出出口11から単純な重力落下によって流れることができるように)好ましくは構成されている。本発明の好ましい実施形態によれば、注出出口11はインサート10の底部に開口部を備えている。開口部は横断面を有し、この横断面の表面積は、直径が少なくとも1mm、好ましくは最大で6mm、更により好ましくは1.5〜3mmである円形面の表面に等しい。注出出口11は、インサート10内で実質的に垂直に方向付けられた真っ直ぐなチューブとして典型的には構成され、その端部に開口部を備える。本発明の注出出口11の利点は、例えば飲料を生成するときに、導出される飲料の流れを導くためにマシンとの特段の接続を実施する必要がないことである。飲料は注出出口11から飲料カップ内に直接流れることができる。
インサート10は好ましくは剛性であり、硬質プラスチック材料で、好ましくは射出成形によって形成されている。典型的には、このプラスチック材料は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート及びポリ乳酸から選択することができる。またそれほど好ましくはない実施形態によれば、インサート10はアルミニウム又はブリキなどの金属製とすることができる。
異なる寸法のパック100を、異なる量の原材料を保存するように構成された同じマシン内で用いることができる。典型的には、用いるべきマシンを決定するのは、流体入口の外部形状及び穿孔要件に関するインサート10の構成である。しかしながら、垂直に延びる場合、容器の寸法によってマシンが決定されることも限定されることもない。結果として、様々な製品(例えば、1杯のエスプレッソコーヒー又は1杯のスープなど)を同じマシンで生成することができるようになる。インサート10の外部設計は、対象とする製品とは無関係に、同じままである。しかし、特に噴流入口の直径に関するインサート10の内部設計は、処理すべき原材料に応じて、したがって対象とする食品又は飲料製品に応じて異なる。主な概念は、マシンに対するインサートの接続は同じままであるというものである。また、他のパラメータ、例えば、注入される流体の流量及び/又は注入される流体の温度及び/又は注入される流体の総量は、処理すべき原材料に応じて、したがって対象とする食品又は飲料製品に応じて変更される。
パック100はまた、ユーザ又は消費者によるパックの取り扱いを可能にする突出物も備えることができるが、これは添付図には示していない。
本発明によれば、インサート10及び/又は容器20のいずれかが、流体入口から容器20の内容積部内に供給される流体(単数)又は流体(複数)の情報を有する識別手段を備えることが好ましい。このような識別手段には、あらゆる種類の認識手段(例えば、機械的コード、光学コード、RFIDタグ、バーコード、磁気コード、検出孔など)を含めることができる。
識別手段はまた、食品又は飲料製品を生成するためのプロセスパラメータに関する情報も含む。プロセスパラメータは、注入される水性流体の温度、注入されるガス流体の圧力、注入されるガスと水の総量、処理時間等のうちの少なくとも1つ又はこれらの組み合わせである。
好ましくは、添付の図面に示されるように、本発明のパック100は、飲料生成中に実質的に垂直に方向付けられる平面に沿って方向付けられる平坦な形状を呈し、流体入口は、水性流体/ガス流体の噴流を、上記平面内に含まれる方向に方向付ける。底部から容器内に導入される流体噴流は、円形及びらせん状の動きに発展して、流体分子と原材料粒子との間の乱流、摩擦及び高接触面が形成される。平均して、いったん混合されると、流体分子は、飲料又は食品製品とともに容器を出るまでに、容器内で複数回回転する。
本発明によれば、容器は、食品又は飲料製品の生成及び注出中は実質的に垂直に配置され、インサート10は、流体入口(単数)又は流体入口(複数)を通って来る水及び/又は空気が容器内に上向きに供給されるように構成されている。
本発明によれば、水性流体(典型的には水)は、対象とする食品又は飲料製品の種類に応じて、低温、常温又は高温の、任意の温度で容器20へと供給され得る。
本発明の好適な実施形態によれば、パウチに適合するように、したがって、容器20を構成するように、典型的には可撓性シートが折り畳まれる。容器20はその中に、食品又は飲料製品を調製するための原材料(単数)若しくは原材料(複数)を含む。また好ましくは、この可撓性シートはインサート10をぐるりと更に覆っているため、インサート10を衛生的に保護及び隔離する。可撓性フィルム又はシートは、容器20の内容積部に面する上面を除いて、その全ての面がインサート10の形状に適合した状態で配置されている。好ましくは、このフィルム又はシートは、容器20の内容積部に面する面を除いて、インサート10の全ての面をしっかりと封止した状態で配置されている。
例えば、図3又は図4に示すように、シート又はフィルムがインサート10を覆っている場合、一次入口12及び二次入口13の存在により、それぞれ一次入口領域130及び二次入口領域140が形成され、穿孔及び注入手段200が一次入口領域130及び二次入口領域140を穿孔し、これらを通じて流体を注入する。
本発明の第1の実施形態によれば、例えば図1a〜図1d及び図3〜図5に示されるように、フィルム又は可撓性シートとインサートとの間に存在する隙間若しくは間隙は、出口導出領域120である(図3を参照)。マシンの切断手段(図示せず)は、注出出口11の出口を開けたままにし、典型的には重力による食品又は飲料製品の注出を可能とするために、出口導出領域120上のフィルムを切断するように構成される。このフィルムによってこうした注出を妨げることなく製品の注出を可能にするために、出口導出領域120上のフィルムの完全な引裂き及び除去が行われる、又はこのフィルムの一部を、容器を構成しているフィルムの残部になお付着したままとする。好ましくは、突出部間の距離によってもたらされる、出口導出領域120に開けられた状態のままとされる長さは、可撓性フィルム又はシートがこの領域にしっかりと保持されることでその切断が容易になるように算出される。
したがって注出出口11へのアクセスをもたらすための出口導出領域120の開口部の他の可能な実施形態は図2a〜図2d及び図7に示されている。この場合、注出出口11は、溝60を切断するように特に設計された、マシンの切断手段による径方向の切断を可能にするように構成されている。更に、マシンには開口手段も設けられる。開口手段はフィルムを溝60の側面で押し、フィルムを圧縮することでフィルムを内側に折り、それにより、飲料を導出できるように注出出口11を開けたままにする。他の実施形態もまた可能である。
一次入口領域130及び二次入口領域140のいずれか又は両方は、対応する穿孔及び注入手段200によって行われる、食品又は飲料製品が調製されるマシンに対するパック100のセンタリングに関して、センタリング要素として使用することができる。
添付の図面に示されていなくても、1つの容器20又は複数の容器をインサート10に接合することができ、このインサートは、例えば乱流を発生させて容器それぞれの中の原材料を溶解する噴流入口が容器毎にあるように、例えば、1つ以上の流体入口を備える。
本発明のインサート10上に適切な覆いを可能にするとともに、しわも回避するために、覆われる距離は、インサートプロファイル全体においてX軸に沿って一定でなければならない。即ち、インサート10のX軸に沿った任意の横断面における、覆われる総距離(インサートの前面及びその後部側における高さYの寸法とインサートの深さ軸Zの寸法との合計寸法)は同じでなければならず、これによりインサートの覆われる距離を軸Xに沿って一定に維持する。したがって、インサート10の形状は、しわのない適切なラッピングを可能とするために、特定の幾何学的ルールを考慮する必要がある。
図8a〜図8dを見ると、維持しなければならないのは以下である。
=a+b+c
=a+b+c
=a+b+c
・・・
=a+b+c
=L=L=L
典型的には、可撓性水不透過性フィルム又はシートをまず半分に折り(又は2つのフィルム若しくはシートを合わせて)容器20を構成し、その後インサート10の内部を覆い、典型的には密封する。好ましくは、食品又は飲料用容器20は実質的に平坦な形状を呈し、インサート10はパック100の側部の1つに配置されている。好ましくは、パック自体は実質的に可撓性であり、パウチ又はサッシェのように見える。可撓性とは、そのシートを容易に曲げることができることを意味する。仕上がったパック100も屈曲が可能であり、柔らかく、剛性容器とは対照的に変形可能である。可撓性シート材料は、プラスチック積層体、金属被覆箔、又はアルフォイル、又は繊維基材、又はこれらの混合物とすることができ、これらは更にコーティングされることがある。本発明によれば、2枚の可撓性水不透過性シートは、単一の可撓性水不透過性シートを半分に折り、その自由縁部で接合することによって形成することができる。
第2の態様によれば、本発明は、前述のパック100を用いて食品又は飲料製品を調製するための方法に関する。本方法は、
− 調製マシンにパック100を挿入するステップと、
− インサート10の1つ以上の入口を穿孔及び注入手段200によって穿孔するステップであって、穿孔及び注入手段200はまた、マシン内におけるパックのセンタリングを助け、これら手段はまず、流体入口を覆っているフィルム又は可撓性シートを穿孔し、その後、流体、典型的には水及び/又は空気の注入、好ましくは、水の注入を圧力下で開始し、その後、溶解を助ける空気の間欠パルスを注入する、ステップと、
− 注出出口11が開いて調製後の飲料又は食品製品の導出を可能にするように、マシンの切断又は穿孔手段がパックの出口導出領域120上のフィルムを切断するステップ(インサートが第1の実施形態により構成されている場合、図2a〜図2d又は図7に示されるような第2の実施形態により構成されている場合、切断手段は溝60を長手方向に切断するために設けられ、前述のように溝の周囲領域を内側に折る又は押すための更なる開口手段もマシンに設けられる)と、を含む。
本発明の方法は、パック内の製品の適切な溶解を得ることを可能にし、これは、製品が導出される前に製品を良く混合し溶解する強い乱流を発生させることにより実現される。好ましくは、プロセスの最初から、加圧された水が一次入口領域130及び二次入口領域140の一方又は両方から容器20に注入される。好ましくは、すでに記載したように、乱流、ゆえに溶解の実施を助けるために、同じく一次入口領域130及び/又は二次入口領域140を通じて、規定された時間に規定の空気のパルスも容器に注入される。これら空気のパルスは長くは続かず、約1〜5秒、より好ましくは1.5〜3秒である。プロセスの終了時、加圧された水の注入が最終停止する前に、パックの内容物の適切な排出を助けるために更なる空気のパルスも注入され、プロセスの終了時にパックの排出を加速することも助ける。パック内で調製される製品の種類に応じて、このような空気のパルスの注入は、頻度及び/又は長さにおいて変化させることができる。
本発明のインサート10の構成によって、例えば一次入口領域130を通じた水の注入、及びある時間における、例えば二次入口領域140を通じた空気の注入を実施することができる。ある時間に、1つの入口130又は140のみを通じて、水及び空気両方の注入を、2つの流路を有し、この2つの注入を可能にする注入手段200によって、実施することもできる。本発明によれば、例えば、一次入口130及び二次入口140両方を通じて水を注入し、ある時間に、これらの入口の両方又は一方を通じて空気を注入するなど、任意の他の可能な構成が可能である。インサート10は、異なる流体の複数の注入を可能にするように構成されているので、任意の構成が可能である。
最適な乱流は良好な溶解の実施を助け、また、泡の形成を向上し、カップ内における製品の流動時間を制御下に維持する。
更に別の態様によれば、本発明は、前述のパック100と協働する調製マシンに関する。図6は、本発明によるパック100と協働することができる例示的な調製マシンを示す。
マシン50は、パック100を収容するように、好ましくは、パック100が垂直に配置され、インサート10がパックの底部に配置されるように適合された受入手段と、インサート10と係合し、水及び/又は空気を1つ以上の流体入口130及び/又は140を通じて注入するように設計された注入手段200(好ましくは穿孔手段でもあり、典型的には針として構成されている)とを備える。典型的には、パック100は、飲料又は食品製品をマシン50内で実質的に垂直位置において得るように加工され、パックは、マシン50に前面又は側方からのいずれかにおいて導入される。
更に、マシン50には、パックの出口導出領域120上のフィルムを切断するための切断又は穿孔手段85が設けられており、これにより、注出出口11を開き、調製後の飲料又は食品製品の注出を可能にする。マシンの切断手段はまた、図7に示される実施形態による溝60を切断するように構成することができるとともに、開口手段も設けられる。開口手段はフィルムを溝60(図7を参照)の側面で押し、フィルムを圧縮することでフィルムを内側に折り、それにより、飲料を導出できるように注出出口11を開けたままにする。
本発明によれば、また図6に概略的に示すように、前述したパック100から食品又は飲料製品を調製するためのマシン50は、少なくとも以下のものを備えている。
− インサート10の流体入口(単数)又は流体入口(複数)に加圧水性流体(水)を供給するための流体供給部又はタンク84及びポンプ82、
− 水性流体を最終的に加熱するためのヒータ83、
− 水性流体を常温で導出するためのバイパスライン87、
− 高温又は常温いずれかの水性流体を選択するための弁(図示せず)、
− 任意選択的に、低温の水性流体を導出するためにマシン50内に同じく設けることができる冷却ユニット(図示せず)、
− 流体入口(単数)又は流体入口(複数)を穿孔して、流体供給部から来る加圧水性流体及びガス流体(空気)を注入する注入手段200、好ましくは、穿孔及び注入手段、より好ましくは、1つ又は複数の流体針、
− 注出出口11を開くようにパックの出口導出領域120上のフィルムを切断するための、又は溝60を切断するように構成された切断又は穿孔手段(この場合、注出出口11周囲の可撓性シートの2つの側部を内側に折るための更なる開口手段がマシンに設けられている)。
マシン50はまた、好ましくは光学デバイスを備えるデータリーダも備え、このデータリーダは、パック100の識別手段から情報を読み取り、取得する。識別手段が例えば検出孔を備える場合、データリーダは、これらパンチ穴を通る光を発する発光デバイスによって識別手段から情報を取得する。
好ましくはマシンは、パック100から食品製品又は飲料が調製されたときにパックの注出出口の下に飲料カップ9を配置するための配置領域86を更に備える。
本発明の更なる態様は、食品又は飲料製品の生成のために協働するパック100とマシン50とを備えるシステム、及び特にこのようなマシン50を用いた、食品又は飲料製品の調製におけるパック100の使用に関する。
本発明は、本発明の好適な実施形態を参照して説明されているが、添付の特許請求の範囲によって規定されている本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によって多くの修正及び変形を実施することができる。

Claims (19)

  1. 1種以上の原材料から食品又は飲料製品を調製するためのパック(100)であって、
    インサート(10)と容器(20)とを備え、
    前記容器(20)は、1種以上の原材料を保存できる容器を構成するように折られた少なくとも1つの可撓性シートによって構成されており、
    前記インサート(10)は、流体が前記容器(20)に導入される少なくとも1つの入口と、調製された前記製品が導出される注出出口(11)とを有し、
    前記少なくとも1つの可撓性シートは、前記容器(20)の内容積部に面する面を除く、前記インサート(10)の全ての面において、前記インサート(10)をって前記インサート(10)の形状に合致するように構成されている、
    パック(100)。
  2. 前記少なくとも1つの可撓性シートは、前記インサート(10)を覆って密するように構成されている、請求項1に記載のパック(100)。
  3. 前記インサート(10)の覆われた距離、前記インサート(10)の長手方向軸線上の、前記インサート(10)のいずれの横断においても一定である、請求項1又は2に記載のパック(100)。
  4. 前記少なくとも1つの入口は、一次入口(12)を有し、
    前記少なくとも1つの可撓性シートは、前記一次入口(12)にアクセスするために穿孔可能な一次入口領域(130)を形成している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパック(100)。
  5. 前記一次入口(12)は、一次噴流入口(14)によって前記容器(20)の内容積部と連通している、請求項4に記載のパック(100)。
  6. 前記一次入口(12)は前記パック(100)の前面又は後面側から前記一次入口(12)にアクセスできるように、前記パック(100)において反転使用可能に構成されている、請求項4又は5に記載のパック(100)。
  7. 前記少なくとも1つの入口は、二次入口(13)を更に有し、
    前記少なくとも1つの可撓性シートは、前記二次入口(13)にアクセスするために穿孔可能な二次入口領域(140)を更に形成している、請求項4〜6のいずれか一項に記載のパック(100)。
  8. 前記一次入口領域(130)及び前記二次入口領域(140)は、前記パック(100)中心垂直軸線に関して対称に配置されている、請求項に記載のパック(100)。
  9. 前記一次入口領域(130)及び前記二次入口領域(140)は、前記パック100の中心垂直軸線に関して非対称に配置されており、その結果、前記容器(20)の内部に最適な乱流が発生する、請求項に記載のパック(100)。
  10. 可撓性シートで覆われており、前記注出出口(11)へのアクセスをもたらす出口導出領域(120)を更に備える、請求項1〜のいずれか一項に記載のパック(100)。
  11. 前記注出出口(11)は、前記少なくとも1つの可撓性シートによって覆われるとともに前記注出出口(11)へのアクセスをもたらす溝(60)を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載のパック(100)。
  12. カプセル、サッシェ、又はパウチとして構成されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載のパック(100)。
  13. 前記食品又は飲料製品を生成するためのプロセスパラメータに関する情報を含む識別手段を更に備え、前記プロセスパラメータは、注入される水性流体の温度、注入されるガス流体の圧力、注入されるガスと水の総量、処理時間のうちの少なくとも1つ又は組み合わせである、請求項1〜12のいずれか一項に記載のパック(100)。
  14. 請求項7又は請求項7を直接若しくは間接的に引用する請求項8〜13のいずれか一項に記載のパック(100)と協働して食品又は飲料製品を調製する調製マシン(50)であって、前記一次入口領域(130)及び前記二次入口領域(140)を穿孔し、前記一次入口領域(130)及び前記二次入口領域(140)を通じて同時に又は断続的に流体を注入するように構成されている穿孔及び注入手段(200)を備える、調製マシン(50)。
  15. 前記注入手段(200)は、水性流体及び/又はガス流体を同時に又は不連続的に注入することができる異なる複数の流体流路を備える、請求項14に記載の調製マシン(50)。
  16. 前記複数の流体流路は、圧力及び/又は温度及び/又は流体流量に関して、独立して取り扱われる、請求項15に記載の調製マシン(50)。
  17. 記製品が導出される前記注出出口(11)へのアクセスをもたらす前記パックの領域を開くように構成された切断手段を更に備える、請求項1416のいずれか一項に記載の調製マシン(50)。
  18. 請求項7又は請求項7を直接若しくは間接的に引用する請求項8〜13のいずれか一項に記載のパック(100)と、請求項1417のいずれか一項に記載の調製マシン(50)とを備える、食品又は飲料製品を調製するためのシステム。
  19. 食品又は飲料製品を調製するための、請求項1〜13のいずれか一項に記載のパック(100)の使用。
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