JP6977597B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入力信号を記録する技術に関する。
一般に、入力信号の値を時系列で記録する記録装置は、バッファメモリに読み込まれた信号値を一旦RAM(Random Access Memory)等のメモリに蓄積し、所定のタイミングでHDD(Hard Disk Drive)等の低速な記憶装置に出力する。
特開2009−287943号公報
このような記録装置を用いて非常に短い時間での信号値の変化を記録しようとした場合、非常に短いサンプリング周期(例えば数μ秒のオーダの周期)で信号値を記録する必要がある。しかしながら、このような場合、単位時間当たりの信号値の記録量が膨大となる。そのためRAMの空き容量が短時間で枯渇してしまうおそれがある。従来はこのような問題を解決して記録対象の信号値が確実に記録されるように、信号の記録タイミングを試行錯誤によって見極めていく必要があった。そのため、従来は、短いサンプリング周期での信号値の記録に多くの労力を要する場合があった。
上記事情に鑑み、本発明は、入力信号の時系列の値を記録する処理において、信号値の時系列の変化をより容易に記録することを可能とする技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、時系列の信号値が入力され始めた後の所定期間である基準期間の信号値に基づいて、前記基準期間における信号値の特徴を示す値である判定基準値を取得する判定基準値取得部と、前記基準期間の信号値に比べて前記基準期間の経過後の信号値に大きな変化が生じたことを示す条件である記録開始条件を、前記判定基準値に基づいて取得し、前記記録開始条件が満たされたことに応じて前記信号値の記録を開始する記録制御部と、を備える記録装置である。
本発明の一態様は、上記の記録装置であって、前記判定基準値取得部は、前記基準期間における信号値の変化の大きさを示す値を前記判定基準値として取得し、前記記録制御部は、前記基準期間経過後の信号値の変化の大きさを示す値である変化値が、前記判定基準値に基づいて決定される閾値を超えたことに基づいて前記記録開始条件が満たされたと判定する。
本発明の一態様は、上記の記録装置であって、前記判定基準値取得部は、前記基準期間における信号値の統計値を前記判定基準値として取得し、前記記録制御部は、前記基準期間経過後の信号値の値と前記判定基準値との差が所定の閾値を超えたことに基づいて前記記録開始条件が満たされたと判定する。
本発明の一態様は、時系列の信号値が入力され始めた後の所定期間である基準期間の信号値に基づいて、前記基準期間における信号値の特徴を示す値である判定基準値を取得する判定基準値取得ステップと、前記基準期間の信号値に比べて前記基準期間の経過後の信号値に大きな変化が生じたことを示す条件である記録開始条件を、前記判定基準値に基づいて取得し、前記記録開始条件が満たされたことに応じて前記信号値の記録を開始する記録制御ステップと、を有する記録方法である。
本発明により、入力信号の時系列の値を記録する処理において、信号値の時系列の変化をより容易に記録することが可能となる。
第1実施形態における計測システムの構成の具体例を示す図である。 第1実施形態における記録装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第1実施形態における設定情報の具体例を示す図である。 第1実施形態における記録装置の動作例を示すフローチャートである。 第1実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第1実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第1実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第1実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第2実施形態における記録装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第2実施形態における設定情報の具体例を示す図である。 第2実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第2実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第2実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第2実施形態における計測システムの動作例を示す図である。 第3実施形態における記録装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。 第3実施形態における記録装置の動作例を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における計測システム100の構成の具体例を示す図である。計測システム100は、信号出力装置1が出力する電気信号を計測するシステムである。信号出力装置1は、アナログの電気信号を出力する装置である。例えば、信号出力装置1は、計測対象の物理量に応じた電気信号を出力するセンサであるこの場合、計測システム100は、AD(Analog to Digital)変換装置2、記録装置3及び端末装置4を備える。
AD変換装置2は、信号出力装置1に接続され、信号出力装置1から出力されるアナログ信号を自装置に入力する。AD変換装置2は、アナログ信号をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を記録装置3に出力する。
記録装置3は、AD変換装置2に接続され、AD変換装置2から順次出力されるデジタル信号を自装置に入力する。記録装置3は、自装置に入力したデジタル信号の値(以下「信号値」という。)が記録開始条件を満たした場合に、デジタル信号の記録動作を開始する。記録装置3は、記録動作を開始してから、信号値が記録終了条件を満たすまでに入力されたデジタル信号の値を内部メモリに記録する。
端末装置4は、PC(Personal Computer)やワークステーション、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末などの情報処理装置である。端末装置4は、記録装置3と通信可能に構成される。端末装置4は、計測システム100のユーザが記録装置3に対する各種操作を入力するために用いられる。
このように、計測システム100は、AD変換装置2によるAD変換と、記録装置3によるデジタル信号の記録動作とによって、信号出力装置1が出力するアナログ信号をデジタル信号の態様で時系列に記録する。
以下、本実施形態におけるAD変換装置2及び記録装置3の構成について詳細に説明する。
まず、AD変換装置2のハードウェア構成について説明する。AD変換装置2は、アナログ入力インタフェース21、AD変換器22、FPGA(Field Programmable Gate Array)23、ROM(Read Only Memory)24、プロセッサ25及び通信モジュール26、を備える。
アナログ入力インタフェース21は、アナログ信号の入力インタフェースである。アナログ入力インタフェース21は、信号出力装置1とAD変換装置2とを接続し、信号出力装置1から出力されるアナログ信号をAD変換装置2に入力する。
AD変換器22は、アナログ入力インタフェース21を介して入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。具体的には、AD変換器22は、ユーザ所望の短いサンプリング周期(例えば、数マイクロ秒程度)でアナログ信号をサンプリングし、サンプリングしたアナログ信号を所定の量子化レベルで量子化することによってデジタル信号に変換する。
FPGA23は、AD変換器22によって変換されたデジタル信号に対して演算処理を施す回路である。演算処理の具体例として、デジタルフィルタ処理やオフセット/スパン設定処理等がある。デジタルフィルタ処理の具体例としては、ローパスフィルタや移動平均を用いた平滑化の処理がある。演算処理が施されたデジタル信号は通信モジュール26を介して記録装置3に送信される。
具体的には、AD変換装置2は、演算処理を行う回路としてFPGA23を構成するためのコンフィギュレーションデータを予めROM24に記憶している。FPGA23は、AD変換装置2の起動時にROM24から読み出されたコンフィギュレーションデータをプロセッサ25から取得し、取得したコンフィギュレーションデータに基づく論理回路の構成処理(一般にコンフィギュレーションと呼ばれる)を行う。このような処理によってFPGA23は、自身を演算処理を行う回路として構成する。
通信モジュール26は、AD変換装置2が記録装置3と通信するための通信インタフェースである。通信モジュール26は、記録装置3の第1通信モジュール31に接続され、FPGA23によって演算処理が施されたデジタル信号を記録装置3に送信する。
次に、記録装置3のハードウェア構成について説明する。記録装置3は、内部バス30によって接続された第1通信モジュール31、第2通信モジュール32、補助記憶装置33、バッファメモリ34、RAM(Random Access Memory)35及びプロセッサ36を備える。例えば、記録装置3は、PLC(Programmable Logic Controller)を用いて構成される。
第1通信モジュール31は、記録装置3がAD変換装置2と通信するための通信インタフェースである。第1通信モジュール31は、AD変換装置2の通信モジュール26に接続され、AD変換装置2から送信されるデジタル信号を受信する。第1通信モジュール31は、受信されたデジタル信号をバッファメモリ34に格納する。
第2通信モジュール32は、記録装置3が端末装置4と通信するための通信インタフェースである。第2通信モジュール32は、端末装置4が備える通信インタフェースに接続され、端末装置4との間で各種情報の送受信を行う。
補助記憶装置33は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。補助記憶装置33は、記録装置3の動作に必要な各種の設定情報や、記録装置3において取得又は生成される各種の情報を記憶する。
バッファメモリ34は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。第1通信モジュール31によってAD変換装置2から受信されたデジタル信号の値を記憶する。バッファメモリ34は、信号値の記憶と消去とを所定の動作周期で繰り返し実行する。プロセッサ36は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を用いて構成される。プロセッサ36は、上記の動作周期に同期してバッファメモリ34にアクセスし、バッファメモリ34に記憶されている信号値を読み出してRAM35に記録する。
RAM35及びプロセッサ36は、記録装置3の記録動作を実現する各種処理を実行する。具体的には、プロセッサ36は、補助記憶装置33に記憶されたプログラムをRAM35に読み込んで実行する。このプログラムの実行により、記録装置3は、図2に示す機能構成を有する装置として機能し、信号値の記録動作を行う。
次に、記録装置3の機能構成について説明する。図2は、第1実施形態における記録装置3の機能構成の具体例を示すブロック図である。記録装置3は、上記プログラムの実行により、記録制御部371、判定基準値取得部372及び設定部373を備える装置として機能する。なお、記録装置3の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
記録制御部371は、バッファメモリ34に記憶されている信号値を取得し、取得した信号値をRAM35に記録する。以下、記録制御部371がバッファメモリ34から取得した信号値をRAM35に記録する動作を記録動作という。記録制御部371は、バッファメモリ34に順次読み込まれる信号値を参照し、信号値が記録開始条件を満たした場合に記録動作を開始する。記録開始条件は、予め設定部373によって記録装置3に設定される。記録開始条件は、記録装置3に信号値が入力され始めた後の所定期間(以下「基準期間」という。)の値に比べて、基準期間経過後の信号値に大きな変化が生じたことを示す条件である。記録開始条件は、基準期間の値に基づいて取得される判定基準値に基づいて定義される。判定基準値は、基準期間の信号値の特徴を示す値である。
記録開始条件の具体例について説明する。第1実施形態では、基準期間における信号値の変化の大きさを示す値として判定基準値が取得される。第1実施形態における記録開始条件は、基準期間経過後の信号値の変化の大きさを示す値(以下「変化値」という。)が、判定基準値に基づいて決まる所定の閾値(以下「判定閾値」という。)を超えたことである。記録制御部371は、基準期間の経過後に入力される信号値の変化の大きさを示す変化値が判定閾値以上となった場合に記録開始条件が満たされたと判定する。
記録制御部371は、記録動作を開始した後、記録終了条件が満たされた場合に記録動作を終了する。記録終了条件は、予め設定部373によって記録装置3に設定される。例えば、記録終了条件は、入力される信号値が満たすべき条件として設定されてもよいし、記録動作開始後の経過時間に関する条件として設定されてもよい。記録終了条件は、端末装置4から記録動作の終了が指示されたこととして設定されてもよい。
記録制御部371は、記録動作の終了に応じて、RAM35に蓄積されている時系列の信号値を取得し、補助記憶装置33に記録する。
判定基準値取得部372は、基準期間における信号値に基づいて判定基準値を取得する。判定基準値は、基準期間の間に入力された信号値の変化を示す値である。判定基準値取得部372は、取得した判定基準値を記録制御部371に出力する。
設定部373は、記録装置3の動作に関する各種設定の登録を行う。具体的には、設定部373は、第2通信モジュール32を介して端末装置4と通信し、端末装置4から各種設定の登録に必要な情報を取得する。設定部373は、端末装置4から取得した情報に基づいて設定情報を生成し、生成した設定情報を補助記憶装置33に記録する。このように設定情報が補助記憶装置33に記録されることによって、記録装置3に対する各種設定の登録が行われる。なお、補助記憶装置33に予め設定情報が登録されている場合には、設定部373は、端末装置4から取得した情報に基づいて設定情報を更新してもよい。例えば、設定部373は、判定閾値に関する情報を設定情報として登録する。
図3は、第1実施形態における設定情報の具体例を示す図である。例えば、設定情報は、図3に示す設定情報テーブルとして補助記憶装置33に記憶される。設定情報テーブルは、判定モードごとに閾値レコードを有する。閾値レコードは、判定モード、倍率及び設定モードの各値を有する。判定モードは、記録開始条件の種別を表す。記録開始条件には、複数の種別が設けられてもよい。図3の例では、判定モードとして、“鈍感モード”、“通常モード”及び“敏感モード”が設定されている。倍率は、各判定モードにおける判定閾値を決定するための値である。例えば、倍率が判定基準値に乗算されることによって判定閾値が取得される。各判定モードには、それぞれ異なる倍率が対応づけて登録される。設定モードは、複数の判定モードのうち、現在の記録開始条件の判定処理に用いられる判定モードを表す。どの判定モードが設定モードとして使用されるかは、例えばユーザが端末装置4を操作することによって設定されてもよい。
図3の具体例では、“鈍感モード”、“通常モード”及び“敏感モード”の3つのモードが判定モードとして設けられ、それぞれに異なる倍率“700%”、“500%”及び“300%”が対応づけられている。図3の具体例では、これらの3つの判定モードのうち“敏感モード”が使用される判定モード(設定モード)として設定された例を示す。
図4は、第1実施形態における記録装置3の動作例を示すフローチャートである。ここでは、簡単のため、信号出力装置1は、記録対象の事象に接してその事象に関する物理量に相関する電気信号を出力するセンサであると仮定する。この場合、フローチャートの開始時点において、信号出力装置1はAD変換装置2のアナログ入力インタフェース21に接続され、センシング動作を行っているものとする。また、フローチャートの開始時点において、AD変換装置2は信号出力装置1が出力するアナログ信号のAD変換動作をすでに行っており、記録装置3に対してデジタル信号を出力しているものとする。
まず、記録装置3において、記録制御部371が、補助記憶装置33に記憶されている設定情報に基づいて設定モードを識別する(ステップS101)。ここで例えば、設定情報が図3の例のように登録されている場合、敏感モードが現在の設定モードであると識別される。すなわち、この場合、判定閾値を決定する際の倍率は“300%”である。
続いて、判定基準値取得部372が、バッファメモリ34に順次蓄積されるデジタル信号を基準期間の間取得する。判定基準値取得部372は、取得された信号値に基づいて判定基準値を取得する(ステップS102)。例えば、判定基準値取得部372は、基準期間のうちに取得された信号値の変動幅を判定基準値として取得する。変動幅は、例えば基準期間の間に取得された時系列の信号値の最大値と最小値との差として表されてもよい。判定基準値取得部372は、取得した判定基準値を記録制御部371に通知する。
続いて、記録制御部371が、記録動作を開始すべきタイミングを判定する処理(以下「タイミング判定処理」という。)を開始する。タイミング判定処理において、記録制御部371は、順次取得される信号値に基づいて記録開始条件が満たされたか否かを判定する(ステップS103)。記録開始条件が満たされていない場合(ステップS103−NO)、記録制御部371は、記録開始条件が満たされるまでステップS103のタイミング判定処理を繰り返し実行する。一方、記録開始条件が満たされた場合(ステップS103−YES)、記録制御部371は、バッファメモリ34に蓄積された信号値について記録動作を開始する(ステップS104)。
例えば、記録制御部371は、判定基準値として取得された信号値の変動幅と、設定モードに応じた倍率と、の積を判定閾値として算出する。記録制御部371は、基準期間経過後に取得された信号値の変化値が、判定閾値以上となった場合に記録開始条件が満たされたと判定する。
続いて、記録動作を開始した記録制御部371は、記録終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS105)。記録終了条件が満たされていない場合(ステップS105−NO)、記録制御部371は、記録終了条件が満たされるまでステップS105の判定処理を繰り返し実行する。一方、記録終了条件が満たされた場合(ステップS105−YES)、記録制御部371は記録動作を終了する(ステップS106)。記録制御部371は、記録動作の終了に応じて、RAM35に蓄積されている時系列の信号値を取得し、補助記憶装置33に記録する。
このように構成された記録装置3によれば、入力信号の時系列の値を記録する処理において、信号値の時系列の変化をより容易に記録することが可能となる。具体的には以下の通りである。記録装置3では、記録装置3に信号値が入力され初めた最初の所定期間の値に比べて、上記所定期間の経過後の信号値に大きな変化が生じたか否かが繰り返し判定される。そして、信号値に大きな変化が生じたと判定された場合に、記録動作が開始される。そのため、信号値に大きな変化が生じるまでは、記録動作が開始されない。このような動作により、大きな変化が生じていない期間の信号値の記録によって記憶領域の空き容量が圧迫されてしまうことを防止し、大きな変化が生じた後の信号値を記録することが可能となる。また、記録装置3では、このような記録動作の開始の判定が、記録装置3によって行われる。そのため、従来のように記録タイミングを試行錯誤によって見極める必要が無い。したがって、信号値の時系列の変化をより容易に記録することが可能となる。
図5〜図8は、第1実施形態における計測システム100の動作例を示す図である。図5は、記録装置3が敏感モードで動作した場合の動作例を示す。図5の例において、判定基準値取得部372は、基準期間における信号値の最大値Vmaxと最小値Vminとの差を判定基準値wとして取得する。記録制御部371は、判定基準値wと、敏感モードに対応づけられた倍率“300%”と、に基づいて判定閾値3wを算出する。記録制御部371は、基準期間経過後の時刻t0においてタイミング判定処理を開始する。記録制御部371は、時刻t0以降に取得される信号値の変化値を、順次取得される信号値に基づいて繰り返し算出する。変化値は、タイミング判定処理が開始されてから得られた信号値の最大値と最小値との差として表される。例えば、時刻t0〜t12の期間では、信号値は時刻t11において最大値をとり、時刻t12において最小値をとる。そのため、変化値は、時刻t11における最大値と時刻t12における最小値との差として表される。この変化値は、3w未満であるため、記録制御部371は記録動作を開始しない。その後、時刻t13において信号値の最大値が更新され、このタイミングで変化値が3w(判定基準値の300%)となる。この場合、記録制御部371は、時刻t13において記録動作を開始する。これにより、記録装置3は時刻t13以降の信号値を記録する。
図6は、記録装置3が通常モードで動作した場合の動作例を示す。図6の例において取得される信号値は図5の例で取得されたものと同様である。記録制御部371は、判定基準値wと、通常モードに対応づけられた倍率“500%”と、に基づいて判定閾値5wを算出する。時刻t0〜t14までの期間では、信号値は時刻t12で最小値をとり、最大値は適宜更新されるが、変化値は5w以上とはならない。そのため、時刻t14までは記録動作は開始されない。一方、時刻t14における値によって最大値が更新され、変化値が5w(判定基準値の500%)となる。この場合、記録制御部371は、時刻t14において記録動作を開始する。これにより、記録装置3は時刻t14以降の信号値を記録する。
図7は、記録装置3が鈍感モードで動作した場合の動作例を示す。図7の例において取得される信号値は図5の例で取得されたものと同様である。記録制御部371は、判定基準値wと、鈍感モードに対応づけられた倍率“700%”と、に基づいて判定閾値7wを算出する。時刻t0〜t15までの期間では、信号値は時刻t12で最小値とり、最大値は適宜更新されるが、変化値は7w以上とはならない。そのため、時刻t15までは記録動作は開始されない。一方、時刻t15における値によって最大値が更新され、変化値が7w(判定基準値の700%)となる。この場合、記録制御部371は、時刻t15において記録動作を開始する。これにより、記録装置3は、時刻t15以降の信号値を記録する。
なお、図5〜図7では、基準期間経過後に信号値の最大値が更新されたタイミングで記録開始条件が満たされる場合について説明したが、記録開始条件は信号値の最小値が更新されたタイミングで満たされる場合もある。図8は、このような場合における計測システム100の動作例を示す。図8は、記録装置3が通常モードで動作した場合の動作例を示す。図8の例において、判定基準値取得部372は、基準期間における信号値の最大値Vmaxと最小値Vminとの差を判定基準値wとして取得する。記録制御部371は、判定基準値wと、通常モードに対応づけられた倍率“500%”と、に基づいて判定閾値5wを算出する。時刻t0〜t22までの期間では、信号値は時刻t21において最小値をとり、時刻t22において最大値をとる。ただし、時刻t22の時点では変化値が5w未満であるため、記録制御部371は記録動作を開始しない。また、時刻t22〜t23の期間では、信号値の最小値が適宜更新されるものの、変化値は5w未満であるため、記録制御部371は記録動作を開始しない。時刻t24において信号値の最小値が更新され、このタイミングで変化値が5wとなる。記録制御部371は、時刻t24において記録動作を開始する。これにより、記録装置3は時刻t24以降の信号値を記録する。
一般に、センサ等の信号出力装置が出力する信号は、図5〜図8の例に示されるように、記録対象の事象に変化がない場合であっても微小に変動することが多く、この出力特性は装置の仕様や使用環境等に依存する。第1実施形態の記録装置3は、基準期間の信号値に基づいて判定基準値を取得し、判定基準値に対する信号値の変動の大きさに基づいて記録開始条件が判定される。そのため、計測システム100に接続された信号出力装置1の出力特性に応じた適切なタイミングで記録動作を開始することができる。
また、第1実施形態の記録装置3には、判定閾値が異なる複数の判定モードが予め登録されている。そして、記録装置3は複数の判定モードから選択された設定モードに応じた検出感度で、信号値の変化を検出し、記録動作を開始する。このように構成された記録装置3によれば、ユーザは、判定モードの選択操作を行うだけで記録装置3の検出感度を変更することができるため、異なる検出感度での物理量の計測をより容易に行うことが可能となる。
(変形例)
記録装置3は、ユーザに対してタイミング判定処理が開始されたことを通知する構成を備えてもよい。例えば、記録装置3は、タイミング判定処理が開始されたことを点灯、消灯又は点滅によって通知するランプ等の表示灯を備えてもよい。また、記録装置3は、タイミング判定処理が開始されたことを音声の出力によって通知するスピーカ等の音声出力装置を備えてもよい。また、例えば、記録装置3は、タイミング判定処理が開始されたことを端末装置4に通知する通知部を備えてもよい。同様に、記録装置3は、記録動作が開始されたことを通知する機構(上述した表示灯、音声出力装置、通知部など)を備えてもよい。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態における記録装置3aの機能構成の具体例を示すブロック図である。記録装置3aは、記録制御部371に代えて記録制御部371aを備える点、判定基準値取得部372に代えて判定基準値取得部372aを備える点で第1実施形態の記録装置3と異なる。その他の機能部は第1実施形態の記録装置3と同様である。そのため、第1実施形態と同様の機能部には、図2と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
記録制御部371aは、記録開始条件が第1実施形態における記録開始条件と異なる。第2実施形態では、基準期間における信号値の統計値を示す値として判定基準値が取得される。第2実施形態における記録開始条件は、基準期間経過後の信号値と判定基準値との差が判定閾値を超えたことである。統計値は、例えば平均値、中間値、最頻値、最大値又は最小値である。記録制御部371は、基準期間の経過後に入力される信号値と判定基準値との差が判定閾値以上となった場合に記録開始条件が満たされたと判定する。なお、記録終了条件は第1実施形態と同様である。
図10は、第2実施形態における設定情報の具体例を示す図である。第2実施形態における設定情報は、判定閾値を決定するための値として倍率に代えて基準幅の値を持つ点で第1実施形態における設定情報と異なる。基準幅は、判定基準値と信号値との差の大きさの閾値を表す。図10は、“鈍感モード”、“通常モード”及び“敏感モード”の3つの判定モードに対して、それぞれw、w及びwの基準幅が対応づけられた例を示す。
以上のように構成される記録装置3aは、基本的には図4に示した第1実施形態の記録装置3と同様の処理の流れで記録動作の開始タイミングを判定する。ただし、ステップS102における判定基準値の取得方法と、ステップS103における記録開始条件の判定方法とが、第1実施形態と第2実施形態とで異なる。
ステップS102において、判定基準値取得部372aは、基準期間に取得される信号値の統計値を判定基準値として取得する。ステップS103において、記録制御部371aは、現在の設定モードに対応する基準幅を設定情報から取得し、判定基準値と基準幅とに基づいて判定閾値を取得する。例えば、判定基準値と基準幅との和によって表される判定閾値を第1閾値といい、差によって表される判定閾値を第2閾値という。記録制御部371aは、基準期間経過後に取得される信号値と判定閾値とを比較し、信号値が第1閾値より小さく第2閾値よりも大きい場合には記録開始条件は満たされていないと判定する。一方、信号値が第1閾値以上又は第2閾値以下である場合には、記録制御部371aは記録開始条件が満たされたと判定する。
図11〜図14は、第2実施形態における計測システム100の動作例を示す図である。図11は、記録装置3aが敏感モードで動作した場合の動作例を示す。図11の例において、判定基準値取得部372aは、基準期間における信号値の平均値Vaveを判定基準値として取得する。記録制御部371aは、判定基準値Vaveと、敏感モードに対応づけられた基準幅wと、の和Vth1を第1閾値として取得する。また、記録制御部371aは、判定基準値Vaveと、敏感モードに対応づけられた基準幅wと、の差を第2閾値として取得する。ただし、図11の例では第1閾値のみを図示する。記録制御部371aは、基準期間経過後の時刻t0においてタイミング判定処理を開始する。記録制御部371aは、時刻t0以降に取得される信号値と第1閾値Vth1及び第2閾値とを比較する。時刻t0〜時刻t32までの期間は、信号値が判定閾値を超えないため、記録制御部371aは記録動作を開始しない。その後、時刻t31において信号値が第1閾値Vth1以上となる。そのため、時刻t31において記録制御部371aは記録動作を開始する。これにより、記録装置3aは時刻t31以降の信号値を記録する。
図12は、記録装置3aが通常モードで動作した場合の動作例を示す。図12の例において、取得される信号値は図11の例で取得されたものと同様である。記録制御部371aは、判定基準値Vaveと、通常モードに対応づけられた基準幅wと、に基づいて判定閾値を算出する。時刻t0〜t32までの期間では、信号値は判定閾値を超えない。そのため、時刻t32までは記録動作は開始されない。その後、時刻t32において信号値が第1閾値Vth1以上となる。そのため、時刻t32において記録制御部371aは記録動作を開始する。これにより、記録装置3aは時刻t32以降の信号値を記録する。
図13は、記録装置3aが鈍感モードで動作した場合の動作例を示す。図13の例において、取得される信号値は図11の例で取得されたものと同様である。記録制御部371aは、判定基準値Vaveと、鈍感モードに対応づけられた基準幅wと、に基づいて判定閾値を算出する。時刻t0〜t33までの期間では、信号値は判定閾値を超えない。そのため、時刻t33までは記録動作は開始されない。その後、時刻t33において信号値が第1閾値Vth1以上となる。そのため、時刻t33において記録制御部371aは記録動作を開始する。これにより、記録装置3aは時刻t33以降の信号値を記録する。
なお、図11〜図13では、信号値が第1閾値を超える場合について説明したが、信号値が第2閾値を超えることによって記録開始条件が満たされる場合もある。図14は、このような場合における計測システム100の動作例を示す。図14は、記録装置3aが通常モードで動作した場合の動作例を示す。記録制御部371aは、判定基準値Vaveと、通常モードに対応づけられた基準幅wと、に基づいて判定閾値を算出する。時刻t0〜t34までの期間では、信号値は判定閾値を超えない。そのため、時刻t34までは記録動作は開始されない。その後、時刻t34において信号値が第2閾値Vth2以下となる。そのため、時刻t34において記録制御部371aは記録動作を開始する。これにより、記録装置3aは時刻t34以降の信号値を記録する。
以上、判定基準値取得部372aが第1閾値及び第2閾値を用いて記録開始条件を判定する例を示したが、判定基準値取得部372aは第1閾値又は第2閾値のいずれか一方のみを用いて記録開始条件を判定してもよい。
このように構成された第2実施形態の記録装置3aによれば、判定基準値の取得方法と、記録開始条件の判定方法とが異なるものの、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
(第3実施形態)
図15は、第3実施形態における記録装置3bの機能構成の具体例を示すブロック図である。記録装置3bは、設定モード決定部374をさらに備える点で第2実施形態の記録装置3aと異なる。その他の機能部は第2実施形態の記録装置3aと同様である。そのため、第2実施形態と同様の機能部には、図9と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
設定モード決定部374は、記録開始条件の決定において用いられる判定モード(すなわち設定モード)を決定する機能を有する。具体的には、設定モード決定部374は、基準期間に取得される信号値に基づいて、予め登録されている判定モードの中から設定モードとする判定モードを選択する。設定モード決定部374は、選択した判定モードを設定モードとして設定情報に登録する。
図16は、第3実施形態における記録装置3bの動作例を示すフローチャートである。なお、図16において、第2実施形態と同様の処理については図4と同じ符号を付すことにより同様の処理についての説明を省略する。また、図16に示すフローチャートは、図4と同様に、信号出力装置1としてのセンサがAD変換装置2のアナログ入力インタフェース21に接続された状態でセンシング動作を行っており、AD変換装置2がセンサの出力するアナログ信号をデジタル信号に変換して記録装置3bに出力している状況下で開始されるものとする。
まず、判定基準値取得部372aが、第2実施形態と同様の方法で入力信号を取得し、判定基準値を取得する(ステップS201)。すなわち、判定基準値取得部372aは、取得される信号値の統計値を判定基準値として取得する。判定基準値取得部372aは、取得した判定基準値を設定モード決定部374に通知する。
次に、設定モード決定部374が、判定基準値取得部372aから通知された判定基準値に基づいて、予め登録されている複数の判定モードの中から設定モードを選択する(ステップS202)。例えば、設定モード決定部374は、基準期間において入力される信号値を取得し、取得される信号値の最小値及び最大値を取得する。設定モード決定部374は、複数の判定モードのうち、取得した最小値と判定基準値との差の絶対値よりも大きく、かつ取得した最大値と判定基準値との差の絶対値よりも大きい判定閾値となる判定モードを設定モードとして選択する。
なお、複数の判定モードが上記の基準を満たした場合には、設定モード決定部374は、予め定められたルールに基づいて複数の判定モードの中から1つの判定モードを決定する。例えば、設定モード決定部374は、上記基準を満たした判定モードの中から、判定閾値が最も大きくなる判定モードを設定モードとして決定してもよい。例えば、設定モード決定部374は、上記基準を満たした判定モードの中から、判定閾値が最も小さくなる判定モードを設定モードとして決定してもよい。設定モード決定部374は、このように選択された判定モードを設定モードとして設定情報に登録する。これにより、ステップS103以降の処理においては、設定モード決定部374によって決定された設定モードで、記録開始条件が判定される。
このように構成された第3実施形態の記録装置3bによれば、基準期間において取得されるデジタル信号の変化の大きさに応じて、予め登録されている複数の判定モードの中から設定モードとする判定モードが選択される。ユーザは、物理量の計測を行う際に判定モードをわざわざ選択する必要がない。そのため、記録装置3bは、物理量の計測にかかるユーザの手間をより低減することが可能となる。
上述した実施形態における記録装置3、3a又は3bをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
なお、上記の各実施形態における記録装置が判定基準値を取得する際に所定の基準期間において取得するデジタル信号が本発明における第1の信号の一例である。また、上記の各実施形態における記録装置が基準期間経過後に取得するデジタル信号が本発明における第2の信号の一例である。また、上記の各実施形態における複数の判定モードは本発明における候補値の一例である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、信号を記録する装置に適用可能である。
100…計測システム
1…信号出力装置
2…AD(Analog to Digital)変換装置
21…アナログ入力インタフェース
22…変換器
23…FPGA(Field Programmable Gate Array)
24…ROM(Read Only Memory)
25…プロセッサ
26…通信モジュール
3,3a…記録装置
30…内部バス
31…第1通信モジュール
32…第2通信モジュール
33…補助記憶装置
34…バッファメモリ
35…RAM(Random Access Memory)
36…プロセッサ
371…記録制御部
372…判定基準値取得部
373…設定部
374…設定モード決定部
4…端末装置

Claims (2)

  1. 時系列の信号値が入力され始めた後の所定期間である基準期間の信号値に基づいて、前記基準期間における信号値の特徴を示す値である判定基準値を取得する判定基準値取得部と、
    前記基準期間の信号値に比べて前記基準期間の経過後に開始されるタイミング判定処理期間の信号値に大きな変化が生じたことを示す条件である記録開始条件を、前記判定基準値に基づいて取得し、前記記録開始条件が満たされたことに応じて前記信号値の記録を開始する記録制御部と、を備え
    前記判定基準値取得部は、前記基準期間における信号値の最大値と最小値との差を前記判定基準値として取得し、
    前記記録制御部は、前記タイミング判定処理期間の信号値の最大値と最小値の差が、前記判定基準値に基づいて決定される閾値を超えたことに基づいて前記記録開始条件が満たされたと判定する、記録装置。
  2. 時系列の信号値が入力され始めた後の所定期間である基準期間の信号値の最大値と最小値との差を判定基準値として取得する判定基準値取得ステップと、
    前記基準期間の信号値に比べて前記基準期間の経過後に開始されるタイミング判定処理期間の信号値に大きな変化が生じたことを示す条件である記録開始条件を、前記判定基準値に基づいて取得し、前記記録開始条件が満たされたことに応じて前記信号値の記録を開始する記録制御ステップと、を有し、
    前記記録制御ステップにおいて、前記タイミング判定処理期間の信号値の最大値と最小値の差が、前記判定基準値に基づいて決定される閾値を超えたことに基づいて前記記録開始条件が満たされたと判定する、記録方法。
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