JP6969492B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6969492B2 JP6969492B2 JP2018092491A JP2018092491A JP6969492B2 JP 6969492 B2 JP6969492 B2 JP 6969492B2 JP 2018092491 A JP2018092491 A JP 2018092491A JP 2018092491 A JP2018092491 A JP 2018092491A JP 6969492 B2 JP6969492 B2 JP 6969492B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- amount
- injection amount
- intake
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
1.内燃機関の燃料噴射制御装置は、吸気通路に燃料を噴射するポート噴射弁を備える内燃機関に適用され、前記内燃機関の気筒内に充填される新気量に基づき、空燃比を目標空燃比に制御するための要求噴射量を算出する要求噴射量算出処理と、前記要求噴射量の燃料を噴射すべく、前記ポート噴射弁を操作して、吸気バルブの開弁期間に同期して燃料を噴射する吸気同期噴射と、前記吸気同期噴射よりも進角側のタイミングにて燃料を噴射する吸気非同期噴射とを実行するマルチ噴射処理と、前記充填される新気量が同一であっても、所定の条件が成立する場合、前記要求噴射量を減量する減量処理と、前記減量処理により減量された前記要求噴射量から定まる前記吸気非同期噴射の噴射量である非同期噴射量が前記ポート噴射弁が許容する最小噴射量未満である場合、前記非同期噴射量を前記最小噴射量以上となるように増量し、前記吸気同期噴射の噴射量である同期噴射量を減量する双方補正処理と、を実行する。
図1に示す内燃機関10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられており、スロットルバルブ14の下流には、ポート噴射弁16が設けられている。吸気通路12に吸入された空気とポート噴射弁16から噴射された燃料とは、吸気バルブ18の開弁に伴って、シリンダ20およびピストン22によって区画された燃焼室24に流入する。燃焼室24において、燃料と空気との混合気は、点火装置26の火花放電によって燃焼に供され、その際生成される燃焼エネルギは、ピストン22を介してクランク軸28の回転エネルギに変換される。燃焼に供された混合気は、排気バルブ30の開弁に伴って、排気として排気通路32に排出される。排気通路32には、触媒34が設けられている。
吸気位相差算出処理M10は、クランク角センサ60の出力信号Scrと吸気側カム角センサ66の出力信号Scaとに基づき、クランク軸28の回転角度に対する吸気側カム軸40の回転角度の位相差である吸気位相差DINを算出する処理である。目標吸気位相差算出処理M12は、内燃機関10の動作点に基づき、目標吸気位相差DIN*を可変設定する処理である。なお、本実施形態では、回転速度NEと充填効率ηとによって動作点を定義している。ここで、CPU52は、回転速度NEを、クランク角センサ60の出力信号Scrに基づき算出し、充填効率ηを回転速度NEおよび吸入空気量Gaに基づき算出する。なお、充填効率ηは、燃焼室24内に充填される新気量を定めるパラメータである。
図3(a)は、吸気バルブ18の開弁期間に同期して燃料を噴射する吸気同期噴射と、吸気同期噴射よりも進角側のタイミングにて燃料を噴射する吸気非同期噴射との2つの燃料噴射を実行するマルチ噴射処理である。詳しくは、吸気同期噴射は、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18の開弁前の位置(吸気ポートの下流端、換言すれば燃焼室24への入り口部分)に到達する期間が吸気バルブ18の開弁期間に収まるように燃料を噴射するものである。ここで、「到達する期間」の始点は、ポート噴射弁16から噴射された燃料のうちの最も早いタイミングで噴射された燃料が開弁前の位置に到達するタイミングであり、終点は、ポート噴射弁16から噴射された燃料のうちの最も遅いタイミングで噴射された燃料が開弁前の位置に到達するタイミングである。これに対し、吸気非同期噴射は、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18が開弁する前に吸気バルブ18に到達するように燃料を噴射するものである。換言すれば、吸気非同期噴射は、ポート噴射弁16から噴射された燃料が、吸気バルブ18が開弁するまでは吸気通路12内で滞留し、開弁した後に燃焼室24内に流入する噴射である。なお、本実施形態において吸気非同期噴射は、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18の開弁前の位置に到達する期間が吸気バルブ18の閉弁期間に収まるように燃料を噴射するものとする。
本実施形態においてマルチ噴射処理は、排気中の粒子状物質(PM)の数(PN)を低減することを狙って実行される。すなわち、水温THWがある程度低い場合、充填効率ηがある程度大きい領域においてシングル噴射処理を実行すると、PNが増加する傾向がある。これは、充填効率ηが大きい場合には小さい場合よりも要求噴射量Qdが大きい値となり、結果、吸気通路12に付着する燃料量が多くなることに起因していると考えられる。詳しくは、吸気通路12に付着している燃料量がある程度多くなる場合、付着している燃料のせん断によって、付着している燃料の一部が液滴のまま燃焼室24に流入するためであると推察される。そこで本実施形態では、充填効率ηがある程度大きい領域においては、要求噴射量Qdの一部を吸気同期噴射によって噴射することにより吸気通路12に付着する燃料量を要求噴射量Qdが多い割に少なくし、ひいてはPNの低減を図る。
次にCPU52は、噴射開始時期Isinを算出する(S14)。詳しくは、CPU52は、図3(b)に示すように、吸気バルブ18の開弁時期に対して所定量Δ1だけ進角したタイミングを、ポート噴射弁16から噴射された燃料のうち最も遅いタイミングで噴射された燃料が吸気バルブ18の閉弁期間における位置に到達するタイミングの目標値である到達終了時期AEnsとする。次にCPU52は、要求噴射量から定まるポート噴射弁16による噴射期間と、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18の閉弁時の位置に到達するまでの飛行時間等を加算した値だけ、到達終了時期AEnsに対して進角したタイミングを噴射開始時期Isinとする。図4に戻り、CPU52は、噴射開始時期Isinにおいて要求噴射量Qdの燃料を噴射すべくポート噴射弁16に操作信号MS2を出力してポート噴射弁16を操作する(S16)。
Ksn・KAF・Kw・Qb+ΔQ=KAF・Kw・Qb−Ks・Qb+ΔQ
このため、非同期噴射量Qnsと同期噴射量Qsとの和は、「KAF・Kw・Qb+ΔQ」となり、これは要求噴射量Qdに等しい。すなわち、S18〜S24の処理によって、要求噴射量Qdの燃料が、非同期噴射量Qnsと同期噴射量Qsとに分割される。ちなみに、同期噴射量Qsは、フィードバック補正係数KAF、低温増量係数Kwおよび過渡補正量ΔQの値に影響されることなく、「Ks・Qb」となる。これは、ベース噴射量Qbを、同期噴射量Qsと、「(1−Ks)・Qb」とに分割した後、「(1−Ks)・Qb」が補正された値が非同期噴射量Qnsとなることを意味する。このように、同期噴射量Qsを固定する理由は、同期噴射量Qsを変化させる場合の排気成分の変化が、非同期噴射量Qnsを変化させる場合の排気成分の変化よりも顕著となるためである。
ここで、本実施形態の作用および効果について説明する。
上記実施形態における事項と、上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。以下では、「課題を解決するための手段」の欄に記載した解決手段の番号毎に、対応関係を示している。[1]要求噴射量算出処理は、ベース噴射量算出処理M20、フィードバック処理M22、低温補正処理M24および過渡補正処理M26に対応する。すなわち、要求噴射量Qdは、「Qb・KAF・Kw+ΔQ」であるため、上記各処理がそれぞれ、ベース噴射量Qb、フィードバック補正係数KAF、低温増量係数Kw、および過渡補正量ΔQを算出することによって、要求噴射量Qdが算出されたとみなせる。マルチ噴射処理は、S38の処理から移行したS16の処理に対応する。減量処理は、過渡補正量ΔQが負である場合のS24の処理に対応する。双方補正処理は、S32の処理に対応する。燃料噴射制御装置は、制御装置50に対応する。[2]選択処理は、S10,S30の処理に対応する。[3]図6に例示する処理に対応する。[4]図7に例示する処理に対応する。[5]分割処理は、S18〜S24の処理に対応する。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
要求噴射量Qdを、低温増量係数Kwや過渡補正量ΔQ、フィードバック補正係数KAFに加えて、学習値LAFによってベース噴射量Qbが補正されたものとしてもよい。ちなみに、学習値LAFの算出処理は、フィードバック補正係数KAFを入力とし、フィードバック補正係数KAFによるベース噴射量Qbの補正比率が小さくなるように学習値LAFを更新する処理である。なお、学習値LAFは、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリに記憶されることが望ましい。
上記「要求噴射量について」の欄に記載したように、外乱燃料割合に応じて要求噴射量を算出する場合、外乱燃料によって要求噴射量を減量する処理を、減量処理に含めてもよい。
上記実施形態では、吸気非同期噴射を、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18の開弁前の位置に到達する期間が吸気バルブ18の閉弁期間に収まるように燃料を噴射するものとしたが、これに限らない。たとえば回転速度NEが高くて且つ非同期噴射量Qnsが過度に多い場合、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18の開弁前の位置に到達する期間の一部が吸気バルブ18の開弁期間と重複してもよい。
上記実施形態では、回転速度NE、充填効率η、水温THWおよび吸気位相差DINに基づき、到達終了時期を設定したが、これに限らない。たとえば、回転速度NE、充填効率η、水温THWおよび吸気位相差DINに基づき噴射開始時期Isを設定してもよい。また、燃焼室24内に充填される新気量を示すパラメータである負荷を示すパラメータとして、充填効率ηに代えて、たとえばベース噴射量Qbを用いてもよい。また、回転速度NE、負荷、水温THWおよび吸気位相差DINの4つのパラメータに関しては、そのうちの3つのパラメータのみに基づき、到達終了時期や噴射開始時期Isを可変設定したり、2つのパラメータのみに基づき可変設定したり、1つのパラメータのみに基づき可変設定したりしてもよい。
上記実施形態では、シングル噴射処理を、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18の開弁前の位置に到達する期間が吸気バルブ18の閉弁期間に収まるように燃料を噴射するものとしたがこれに限らない。たとえば、要求噴射量Qdが大きい場合には、ポート噴射弁16から噴射された燃料が吸気バルブ18の開弁前の位置に到達する期間の一部が吸気バルブ18の開弁期間と重複することがあってもよい。なお、シングル噴射処理を実行することは必須ではない。
マルチ噴射処理の実行条件としては、上記(ア)、(イ)および(ウ)の条件に限らない。たとえば、上記(イ)の条件を、「Kw・KAF・Qb」が規定量以下である旨の条件(エ)に変更してもよい。ここで、規定量は、回転速度NEが高い場合に低い場合よりも小さい値とする。この場合、水温THWが上昇することによってマルチ噴射処理に切り替わる場合にも過渡補正量ΔQが大きい値となりうる。すなわち、水温THWが低い場合、低温増量係数Kwが大きい値となることから、CPU52が上記(エ)の条件を満たさないと判定することとなる。一方、水温THWがわずかに上昇しCPU52が上記(エ)の条件を満たすようになると、マルチ噴射処理に切り替えるが、その場合、「Kw・KAF・Qb」が大きい。このため、シングル噴射処理を実施しているときとマルチ噴射処理を実施しているときとで吸気通路12内に付着している燃料量の差が大きく、ひいては過渡補正量ΔQの絶対値が大きくなる。
上記実施形態では、回転速度NE、充填効率η、水温THWおよび吸気位相差DINに基づき、ベース噴射量Qbのうちの同期噴射量Qsの占める割合を示す同期噴射割合Ksを可変設定したが、これに限らない。たとえば、燃焼室24内に充填される新気量を示すパラメータである負荷パラメータとして、充填効率ηに代えて、要求噴射量Qdを用いてもよい。また、負荷パラメータと回転速度NEと水温THWと吸気位相差DINとの4つのパラメータについては、それらのうちの3つパラメータのみに基づき可変設定したり、2つのパラメータのみに基づき可変設定したり、1つのパラメータのみに基づき可変設定したりしてもよい。なお、この際、負荷パラメータおよび水温THWのうちの少なくとも1つを極力用いて可変設定することが望ましい。また、上記4つのパラメータ以外にたとえば、吸気圧や、吸入空気の流速を用いてもよい。ただし、上記4つのパラメータによれば、吸気圧や吸入空気の流速を把握することができる。
吸気バルブ18の特性を変更する特性可変装置としては、吸気側バルブタイミング調整装置44に限らない。たとえば、吸気バルブ18のリフト量を変更するものであってもよい。この場合、吸気バルブ18のバルブ特性を示すパラメータは、吸気位相差DINに代えて、リフト量等となる。
燃料噴射制御装置がCPU52とROM54とを備えて、ソフトウェア処理を実行するものに限らない。たとえば、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部を、ハードウェア処理する専用のハードウェア回路(たとえばASIC等)を備えてもよい。すなわち、燃料噴射制御装置は、以下の(a)〜(c)のいずれかの構成であればよい。(a)上記処理の全てを、プログラムに従って実行する処理装置と、プログラムを記憶するROM等のプログラム格納装置とを備える。(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置およびプログラム格納装置と、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。(c)上記処理の全てを実行する専用のハードウェア回路を備える。ここで、処理装置およびプログラム格納装置を備えたソフトウェア処理回路や、専用のハードウェア回路は複数であってもよい。すなわち、上記処理は、1または複数のソフトウェア処理回路および1または複数の専用のハードウェア回路の少なくとも一方を備えた処理回路によって実行されればよい。
たとえば、ポート噴射弁16の噴射圧を変更制御可能な装置を備える場合において、一度S26の処理において否定判定される場合には、次の気筒についてはS26の処理において肯定判定されるようにすべく、噴射圧の低下制御を実行してもよい。
Claims (4)
- 吸気通路に燃料を噴射するポート噴射弁を備える内燃機関に適用され、
前記内燃機関の気筒内に充填される新気量に基づき、空燃比を目標空燃比に制御するための要求噴射量を算出する要求噴射量算出処理と、
前記要求噴射量の燃料を噴射すべく、前記ポート噴射弁を操作して、吸気バルブの開弁期間に同期して燃料を噴射する吸気同期噴射と、前記吸気同期噴射よりも進角側のタイミングにて燃料を噴射する吸気非同期噴射とを実行するマルチ噴射処理と、
前記充填される新気量が同一であっても、所定の条件が成立する場合、前記要求噴射量を減量する減量処理と、
前記減量処理により減量された前記要求噴射量から定まる前記吸気非同期噴射の噴射量である非同期噴射量が前記ポート噴射弁が許容する最小噴射量未満である場合、前記非同期噴射量を前記最小噴射量以上となるように増量し、前記吸気同期噴射の噴射量である同期噴射量を減量する双方補正処理と、を実行し、
前記双方補正処理は、補正前の前記非同期噴射量と前記最小噴射量との差分を、前記非同期噴射量の増量補正量および前記同期噴射量の減量補正量とするものであり、
前記ポート噴射弁を操作して前記要求噴射量の燃料を前記吸気非同期噴射によって噴射するシングル噴射処理と、前記マルチ噴射処理とのいずれかを選択する選択処理を実行し、
前記選択処理は、前記減量補正量によって減量された前記同期噴射量が前記最小噴射量未満となる場合、前記シングル噴射処理を選択する処理を含む内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 吸気通路に燃料を噴射するポート噴射弁を備える内燃機関に適用され、
前記内燃機関の気筒内に充填される新気量に基づき、空燃比を目標空燃比に制御するための要求噴射量を算出する要求噴射量算出処理と、
前記要求噴射量の燃料を噴射すべく、前記ポート噴射弁を操作して、吸気バルブの開弁期間に同期して燃料を噴射する吸気同期噴射と、前記吸気同期噴射よりも進角側のタイミングにて燃料を噴射する吸気非同期噴射とを実行するマルチ噴射処理と、
前記充填される新気量が同一であっても、所定の条件が成立する場合、前記要求噴射量を減量する減量処理と、
前記減量処理により減量された前記要求噴射量から定まる前記吸気非同期噴射の噴射量である非同期噴射量が前記ポート噴射弁が許容する最小噴射量未満である場合、前記非同期噴射量を前記最小噴射量以上となるように増量し、前記吸気同期噴射の噴射量である同期噴射量を減量する双方補正処理と、
前記ポート噴射弁を操作して前記要求噴射量の燃料を前記吸気非同期噴射によって噴射するシングル噴射処理と、前記マルチ噴射処理とのいずれかを選択する選択処理と、を実行し、
前記所定の条件には、前記選択処理によって前記シングル噴射処理が選択されていた状態から前記マルチ噴射処理が選択される状態に切り替わる旨の条件が含まれ、
前記減量処理は、前記選択処理によって前記シングル噴射処理が選択されていた状態から前記マルチ噴射処理が選択される状態に切り替わる場合、前記非同期噴射量を減量することによって前記要求噴射量を減量する過渡補正処理を含む内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 吸気通路に燃料を噴射するポート噴射弁を備える内燃機関に適用され、
前記内燃機関の気筒内に充填される新気量に基づき、空燃比を目標空燃比に制御するための要求噴射量を算出する要求噴射量算出処理と、
前記要求噴射量の燃料を噴射すべく、前記ポート噴射弁を操作して、吸気バルブの開弁期間に同期して燃料を噴射する吸気同期噴射と、前記吸気同期噴射よりも進角側のタイミングにて燃料を噴射する吸気非同期噴射とを実行するマルチ噴射処理と、
前記充填される新気量が同一であっても、所定の条件が成立する場合、前記要求噴射量を減量する減量処理と、
前記減量処理により減量された前記要求噴射量から定まる前記吸気非同期噴射の噴射量である非同期噴射量が前記ポート噴射弁が許容する最小噴射量未満である場合、前記非同期噴射量を前記最小噴射量以上となるように増量し、前記吸気同期噴射の噴射量である同期噴射量を減量する双方補正処理と、
前記要求噴射量を前記非同期噴射量と前記同期噴射量とに分割する分割処理と、を実行し、
前記減量処理は、前記非同期噴射量に限って減量する処理である内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 前記所定の条件には、前記新気量が減少する旨の条件が含まれ、
前記減量処理は、前記新気量が減少する場合、前記非同期噴射量を減量することによって前記要求噴射量を減量する過渡補正処理を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
Priority Applications (16)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018092491A JP6969492B2 (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
CN201880052844.7A CN111033020B (zh) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | 内燃机的控制装置及控制方法 |
CN201880055196.0A CN111051672B (zh) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | 内燃机的控制装置以及控制方法 |
EP18853272.5A EP3680475A4 (en) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | COMBUSTION ENGINE CONTROL DEVICE AND CONTROL METHOD |
EP18852880.6A EP3680474B1 (en) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | Internal combustion engine control device and control method |
CN201880056840.6A CN111065809B (zh) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | 内燃机的控制装置以及控制方法 |
US16/631,958 US10961964B2 (en) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | Internal combustion engine control device and control method |
PCT/JP2018/031127 WO2019049674A1 (ja) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | 内燃機関の制御装置および制御方法 |
PCT/JP2018/031129 WO2019049676A1 (ja) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | 内燃機関の制御装置および制御方法 |
PCT/JP2018/031128 WO2019049675A1 (ja) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | 内燃機関の制御装置および制御方法 |
EP18855052.9A EP3680476B1 (en) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | Internal-combustion-engine control device and control method |
US16/643,876 US11002213B2 (en) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | Internal combustion engine control device and control method |
US16/643,882 US11028798B2 (en) | 2017-09-05 | 2018-08-23 | Internal-combustion-engine control device and control method |
US16/281,580 US10968854B2 (en) | 2018-03-27 | 2019-02-21 | Controller and control method for internal combustion engine |
CN201910216799.0A CN110307099B (zh) | 2018-03-27 | 2019-03-21 | 内燃机的控制装置及控制方法 |
EP19164971.4A EP3557034A1 (en) | 2018-03-27 | 2019-03-25 | Controller and control method for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018092491A JP6969492B2 (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019196765A JP2019196765A (ja) | 2019-11-14 |
JP6969492B2 true JP6969492B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=68538354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018092491A Active JP6969492B2 (ja) | 2017-09-05 | 2018-05-11 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6969492B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4329520B2 (ja) * | 2003-12-09 | 2009-09-09 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
JP4466328B2 (ja) * | 2004-06-15 | 2010-05-26 | トヨタ自動車株式会社 | デュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法 |
JP4729316B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2011-07-20 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP6170852B2 (ja) * | 2014-03-10 | 2017-07-26 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の燃焼制御装置 |
JP6402749B2 (ja) * | 2016-07-27 | 2018-10-10 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
-
2018
- 2018-05-11 JP JP2018092491A patent/JP6969492B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019196765A (ja) | 2019-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10968854B2 (en) | Controller and control method for internal combustion engine | |
JP6844488B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7004132B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6981358B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
CN110410227B (zh) | 内燃机的控制装置以及控制方法 | |
CN111051672B (zh) | 内燃机的控制装置以及控制方法 | |
JP6977647B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP6969492B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
CN111033020B (zh) | 内燃机的控制装置及控制方法 | |
JP7155884B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6866827B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6911815B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6930493B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7031431B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6927142B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7020242B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6904071B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6930494B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6965614B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2020063693A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7239868B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7332276B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2020002874A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7103061B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2019218935A (ja) | 内燃機関の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210706 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211011 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6969492 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |