JP6966927B2 - 温湿度調節庫 - Google Patents

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Description

本発明は、パン生地を焼成する前にパン生地を温度及び湿度を調節した状態で熟成、発酵等を行うドウコンディショナー等の温湿度調節庫に関する。
特許文献1には、パン生地の解凍、熟成及び発酵を行う製パン用温湿度調節庫の発明が開示されている。この製パン用温湿度調節庫は、トレイを多段状に収容する収容室と、収容室の温度を調節する温度調節手段と、収容室の湿度を調節する湿度調節手段と、収容室内の空気を循環させて温度及び湿度を均一化させる循環手段を備えている。この製パン用温湿度調節庫においては、収容室内の空気は温度調節手段及び湿度調節手段により温度及び湿度が調節された状態で循環手段によって循環し、収容室内に収容された製パン生地は解凍、熟成及び発酵の処理が行われるようになっている。
特開2000−300155号公報
上述した特許文献1の製パン用温湿度調節庫においては、湿度調節手段には超音波加湿器が採用されており、超音波加湿器は収容室に形成した流入口と加湿口とに連通されている。収納室内の空気は流入口から超音波加湿器に送られて加湿され、加湿された空気は加湿口から収容室に送られて収容室内を加湿している。この製パン用温湿度調節庫では、流入口と加湿口の少なくとも一方にガイドを設けられており、ガイドの揺動によって加湿された空気の収容室への流量を変化させることで、収容室内の湿度を調節するようにしている。しかし、この製パン用温湿度調節庫では、収容室内の湿度が設定湿度よりも高くなることがあり、収納室内のパン生地を適切な湿度で発酵等を行えないおそれがあった。本発明は収納庫内を適切な湿度となるように制御できる温湿度調節庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、収納物を収納する収納庫と、収納庫内の空気を循環させる循環ファンと、収納庫内を冷却する冷却装置と、収納庫内を加熱する加熱装置と、収納庫内を加湿する加湿器と、収納庫内の温度を検出する温度センサと、収納庫内の湿度を検出する湿度センサと、温度センサの検出温度と湿度センサの検出湿度に基づいて冷却装置と加熱装置と加湿器との作動を制御する制御装置とを備えた温湿度調節庫であって、冷却装置は、冷媒を圧送する圧縮機と、圧縮機により圧送された冷媒を冷却して液化させる凝縮器と、凝縮器で液化させた液化冷媒を膨張させる膨張手段と、膨張させた液化冷媒を気化させたときの気化熱によって収納庫を冷却する蒸発器とを備え、凝縮器は冷媒を冷却する冷却ファンのファンモータの回転数を変更可能としたものであり、制御装置は、加熱装置の作動を制御して収納庫内を設定温度となるように温度制御するときに、湿度センサの検出湿度が設定湿度より高く設定した除湿湿度以上となると、ファンモータの回転数を収納庫を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機を作動させる除湿運転を実行させたことを特徴とする温湿度調節庫を提供するものである。
上記のように構成した温湿度調節庫においては、制御装置は、加熱装置の作動を制御して収納庫内を設定温度となるように温度制御するときに、湿度センサの検出湿度が設定湿度より高く設定した除湿湿度以上となると、ファンモータの回転数を収納庫を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機を作動させる除湿運転を実行させている。ファンモータの回転数を収納庫を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機を作動させると、凝縮器で多くの冷媒が滞留して圧縮機の高圧側と低圧側の圧力差が減少し、蒸発器に循環供給される冷媒量が減少することで冷却を抑えた状態で除湿をすることができるようになった。
上記のように構成した温湿度調節庫においては、除湿運転を実行開始してから所定時間内に湿度センサにより設定湿度より低い設定下限湿度を検出したときに、除湿運転により除湿を継続した状態で加湿器により加湿するように制御するのが好ましい。このようにしたときには、除湿運転にて圧縮機を早期に停止をさせないようにしつつ、加湿器によって収納庫内を加湿することで、収納庫内を除湿されすぎないようにすることができた。
上記のように構成した温湿度調節庫においては、湿度センサにより除湿湿度以上を検出するとともに温度センサの検出温度が設定温度より低く設定した最低設定下限温度を検出したときに、加熱装置を作動させた状態で除湿運転の実行を停止させるのが好ましい。このようにしたときには、収納庫内の除湿よりも温度制御を優先して、収納庫内の温度が低くなるのを抑えることができた。
本発明の温湿度調節庫の正面図である。 図1の前部の左右方向に沿った縦断面図である。 A−A断面図である。 温室度調節庫の冷却装置、加熱装置及び加湿器の概略図である。 B−B断面図である。 制御装置を示すブロック図である。
以下に、本発明の温湿度調節庫の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の温湿度調節庫10は、ドウコンディショナーと呼ばれるもので、パン生地を焼成する前に、フリーズ(冷凍)、リタード(冷蔵)、予熱及びホイロ(発酵)の各工程を順番に実行するものである。温湿度調節庫10では、上記各工程を実行するときに各工程に応じた温度制御を行うとともに、予熱及びホイロ工程では温度制御に加えて湿度制御を行うようにしたものである。
図1及び図2に示したように、温湿度調節庫10は、ハウジング11内に右側部を除いた部分にパン生地(収納物)を収納する収納庫12と、ハウジング11の右側部に機械室13とを備えている。図3に示したように、収納庫12の前部にはパン生地を載せたトレイを出し入れする前側開口部12aが設けられており、前側開口部12aにはこれを開閉する扉14が開閉自在に設けられている。
図2及び図4に示したように、収納庫12の右側部と底部には仕切板15が設けられており、収納庫12の仕切板15によって仕切られた右側部及び底部は温度及び湿度を調節した空気を収納庫12に送り出すダクト通路16としている。ダクト通路16は収納庫12の右側部に配置される縦ダクト通路16aと収納庫12の底部に配置される横ダクト通路16bとを備えている。また、縦ダクト通路16aの上部は機械室13側に突き出るようになっており、この部分は後述する冷却装置20の蒸発器25と、加熱装置30のヒータ31等を収容して空気を冷却または加熱するための温調空間16cとなっている。
図2及び図4に示したように、収納庫12の右側部に配置した仕切板15の上部には循環ファン17が取り付けられており、図4の二点鎖線の矢印に示したように、収納庫12内の空気は循環ファン17によってダクト通路16に導かれるようになっている。ダクト通路16に導かれた空気は温調空間16cで冷却または加熱されて温度が調節され、縦ダクト通路16aと横ダクト通路16bとを通って収納庫12の左側部に送られるようになっている。
図4及び図5に示したように、温調空間16cには温度センサ18と湿度センサ19が配設されており、温度センサ18は収納庫12内の温度を検出するものであり、湿度センサ19は収納庫12内の湿度を検出するものである。
図2、図4及び図5に示したように、温調空間16cには収納庫12内を冷却するための冷却装置20の蒸発器25が配設されている。冷却装置20は温調空間16cを通過する収納庫12内の空気を冷却して、収納庫12内を冷却するものである。冷却装置20は周知の冷媒回路を用いたものであり、冷媒を圧縮する圧縮機21と、圧縮した冷媒ガスを冷却する凝縮器22と、液化冷媒に含まれる水分を除去するドライヤ23と、液化冷媒を膨張させるキャピラリチューブ(膨張手段)24と、膨張させた液化冷媒を気化させて収納庫12内を冷却する蒸発器25とを備えている。蒸発器25はダクト通路16の温調空間16cに配置され、他の部品は機械室13に配置されている。この冷却装置20においては、圧縮機21にて圧縮された冷媒ガスは凝縮器22で冷却されて液化冷媒となり、液化冷媒はドライヤ23を通ってキャピラリチューブ24で膨張して蒸発器25に送られ、蒸発器25で気化するときに温調空間16cの空気を冷却する。また、圧縮機21はインバータ式のモータを採用したものであって回転数を制御可能としている。また、凝縮器22は冷媒を冷却するための冷却ファン22aを備えており、この冷却ファン22aはインバータ式のモータを採用したものであって回転数を制御可能としている。なお、膨張手段としてキャピラリチューブを採用したが、これに限られるものでなく、電子膨張弁等の膨張弁を採用したものであってもよい。
図2、図4及び図5に示したように、温調空間16cには収納庫12内を加熱する加熱装置30が配設されている。加熱装置30は温調空間16cを通過する収納庫12内の空気を加熱して、収納庫12内を加熱するものである。加熱装置30は、温調空間16c内の空気を加熱するヒータ31と、ヒータ31を温調空間16cに取り付けるブラケット32とを備えている。ヒータ31はブラケット32によって冷却装置20の蒸発器25の下側に取り付けられている。ヒータ31はガラス管ヒータを用いたものであり、輻射熱によって温調空間16c内の空気を効率的に加熱できるだけでなく、上側に配置された蒸発器25のデフロストヒータとしての機能も有している。

図2、図4及び図5に示したように、ダクト通路16の縦ダクト通路16aには加湿器40が配設されており、加湿器40は収納庫12内を加湿するものである。加湿器40は、水を霧状に噴霧する噴霧ノズル41と、水道等の給水源から噴霧ノズル41に水を供給する給水管42と、噴霧ノズル41に空気を供給する給気管43と、給気管43を介して噴霧ノズルに空気を加圧状態で送り出すエアコンプレッサ44とを備えている。給水管42は水道などの給水源に接続されており、給水管42には減圧弁42aと給水弁42bが介装されている。また、給水管42には給水弁42bより下流に排水管45が接続されており、排水管45には排水弁45aが介装されている。
噴霧ノズル41は縦ダクト通路16aにて温調空間16cの下部と同じ高さ位置で後部に配置されている。噴霧ノズル41の先端からの噴霧方向は縦ダクト通路16aの後部から前方に向けられており、循環ファン17によって縦ダクト通路16aを下降する空気と交差(直交)する方向となっている。給水弁42bを開放するとともにエアコンプレッサ44を作動させると、噴霧ノズル41には給水管42からの水と給気管43からの空気が流入し、噴霧ノズル41から水が霧状に噴霧される。また、噴霧ノズル41から水を霧状に噴霧しないときには、給水管42に水が残らないようにするために、排水弁45aを開放することで、給水管42に残る水を排水管45から排出するようになっている。
図6に示したように、温湿度調節庫10は制御装置50を備えており、制御装置50は、循環ファン17、温度センサ18、湿度センサ19、冷却装置20(圧縮機21、凝縮器22のファンモータ22b)、加熱装置30(ヒータ31)、加湿器40(給水弁42b、エアコンプレッサ44、及び排水弁45a)に接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置50は、ROMに収納庫12内のパン生地をフリーズ(冷凍)、リタード(冷蔵)、予熱及びホイロ(発酵)の各工程を順に実行する発酵プログラムを備えている。なお、温湿度調節庫10は、フリーズ(冷凍)、リタード(冷蔵)、予熱及びホイロ(発酵)の各工程の少なくとも1つを選択的に実行することも可能となっている。
発酵プログラムは、フリーズ(冷凍)工程では収納庫12内を−5℃で3時間維持し、リタード(冷蔵)工程では収納庫12内を0℃〜2℃で維持し、予熱工程では収納庫12内を15℃〜18℃で75〜80%の湿度を2時間維持し、ホイロ(発酵)工程では28℃〜35℃で75〜85%の湿度を1時間維持するように制御している。この発酵プログラムでは、フリーズ(冷凍)工程の開始時刻からホイロ(発酵)工程で予め設定した終了時刻までに要する時間からフリーズ(冷凍)工程、予熱工程及びホイロ(発酵)工程に要する時間を減じて残る時間をリタード(冷蔵)工程を実行するように制御している。なお、温度、湿度及び時間はあくまで一例であり、発酵に供するパン生地の種類等によって変更可能としている。
発酵プログラムを実行したときの制御を以下に説明する。フリーズ(冷凍)工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいて冷却装置20の作動を制御することで、収納庫12内を−5℃となるように温度制御している。温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である−5℃より高い設定上限温度(設定上限温度は例えば設定温度より1℃高く設定されており、以下同じである)を検出したときには冷却装置20を作動させ、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である−5℃より低い設定下限温度(設定下限温度は例えば設定温度より1℃低く設定されており、以下同じである)を検出したときには、冷却装置20の作動を停止させている。冷却装置20を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気は蒸発器25と熱交換することによって冷却される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、冷却された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は冷却された空気によって冷却される。
フリーズ(冷凍)工程を開始させてから3時間経過すると、制御装置50はリタード(冷蔵)工程を実行する。リタード(冷蔵)工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいて冷却装置20の作動を制御することで、収納庫12内を2℃となるように温度制御している。温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である2℃より高い設定上限温度を検出したときには冷却装置20を作動させ、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である2℃より低い設定下限温度を検出したときには、冷却装置20の作動を停止させている。冷却装置20を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気は蒸発器25と熱交換することによって冷却される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、冷却された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は冷却された空気によって冷却される。
リタード(冷蔵)工程を開始させてから所定の時間が経過すると、制御装置50は予熱工程を実行する。予熱工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいて冷却装置20またはヒータ31の作動を制御することで、収納庫12内の温度を18℃となるように温度制御し、湿度センサ19の検出湿度に基づいて加湿器40の作動を制御することで、収納庫12内の湿度を85%となるように湿度制御している。室温が設定温度である18℃より高いような環境下では、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より高い設定上限温度を検出したときには冷却装置20を作動させるように制御し、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より低い設定下限温度を検出したときには冷却装置20の作動を停止させるように制御している。冷却装置20を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気は蒸発器25と熱交換することによって冷却される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、冷却された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は冷却された空気によって冷却される。
これに対し、室温が設定温度である18℃より低いような環境下では、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より低い設定下限温度を検出したときにはヒータ31を作動させるように制御し、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より高い設定上限温度を検出したときにはヒータ31の作動を停止させるように制御している。ヒータ31を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気はヒータ31によって加熱される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、加熱された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加熱された空気によって温められる。
また、制御装置50は、予熱工程では上述した温度制御だけでなく収納庫12内の湿度を75%となるように湿度制御している。制御装置50は、湿度センサ19による検出湿度が75%より低い設定下限湿度(設定下限湿度は設定湿度より例えば5%低く設定されており、以下同じである)を検出すると加湿器40により加湿するように制御し、湿度センサ19による検出湿度が75%より高い設定上限湿度(設定上限湿度は設定湿度より例えば5%高く設定されており、以下同じである)を検出すると加湿器40による加湿を停止させるように制御している。噴霧ノズル41から水を霧状に噴霧させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16に送られた空気は縦ダクト通路16aで噴霧ノズル41から霧状に噴霧された水が気化されて加湿され、図4の二点鎖線の矢印に示したように、加湿された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加湿された空気によって加湿される。
また、予熱工程にて温度センサ18の検出温度に基づいて加熱装置30の作動を制御して、収納庫12内を所定の設定温度として18℃となるように温度制御をするとともに、湿度センサ19の検出湿度に基づいて加湿器40の作動を制御して、収納庫12内を所定の設定湿度として75%となるように湿度制御をしているときに、湿度センサ19の検出湿度が設定湿度である75%より高く設定した除湿湿度(除湿湿度は設定湿度よりも例えば10%高く設定されており、以下同じである)以上となると、制御装置50は、凝縮器22の冷却ファン22aのファンモータ22bの回転数を収納庫12を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機21を作動させる除湿運転を実行させている。なお除湿湿度は上記の設定上限湿度よりも高く設定されている。凝縮器22の冷却ファン22aのファンモータ22bの回転数を収納庫12を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機21を作動させると、凝縮器22で多くの冷媒が滞留して圧縮機21の高圧側と低圧側の圧力差が減少し、蒸発器25に循環供給される冷媒量が減少することで冷却を抑えた状態で除湿をすることができる。蒸発器25に循環供給される冷媒量を抑えた状態で気化させたときに、循環ファン17によって収納庫12から温調空間16cに送られた空気は蒸発器25で温度低下が抑えられた状態で除湿される。蒸発器25で除湿された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は除湿された空気が循環するようになる。
また、除湿運転を実行することで、収納庫12内の湿度が低下するものの、除湿運転を実行開始してから所定時間として3分以内に収納庫12内の湿度が設定湿度である75%よりも低くなることがある。湿度センサ19より設定湿度より低く設定した設定下限湿度を検出したときには、制御装置50は除湿運転により除湿を継続した状態で加湿器40の噴霧ノズル41により加湿するように制御している。このようにしたことで、除湿運転にて圧縮機21を早期に停止をさせないようにしつつ、加湿器40によって収納庫12内を加湿することで、収納庫12内を除湿されすぎないようにすることができる。
また、湿度センサ19により除湿湿度以上を検出するとともに温度センサ18の検出温度が設定温度である18℃より低く設定した最低設定下限温度(最低設定下限温度は設定温度よりも例えば5℃低く設定されており、以下同じである)を検出したときに、加熱装置30のヒータ31を作動させた状態で除湿運転の実行を停止させている。このようにしたことで、収納庫12内の除湿よりも温度制御を優先して、収納庫12内の温度が低くなるのを抑えることができる。なお、最低設定下限温度は設定下限温度よりも低く設定されている。
予熱工程を開始させてから2時間経過すると、制御装置50は発酵(ホイロ)工程を実行する。ホイロ(発酵)工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいてヒータ31の作動を制御することで、収納庫12内の温度を35℃となるように温度制御し、湿度センサ19の検出湿度に基づいて加湿器40の作動を制御することで、収納庫12内の湿度を85%となるように湿度制御している。
温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である35℃より低い設定下限温度を検出したときにはヒータ31を作動させるように制御し、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である35℃より高い設定上限温度を検出したときにはヒータ31の作動を停止させるように制御している。ヒータ31を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気はヒータ31によって加熱される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、加熱された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加熱された空気によって温められる。
また、制御装置50は、温度制御だけでなく収納庫12内の湿度を85%となるように湿度制御している。制御装置50は、湿度センサ19による検出湿度が85%より低い設定下限湿度を検出すると加湿器40により加湿するように制御し、湿度センサ19による検出湿度が85%より高い設定上限湿度を検出すると加湿器40による加湿を停止させるように制御している。噴霧ノズル41から水を霧状に噴霧させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16に送られた空気は縦ダクト通路16aで噴霧ノズル41から霧状に噴霧された水が気化されて加湿され、図4の二点鎖線の矢印に示したように、加湿された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加湿された空気によって加湿される。
また、ホイロ(発酵)工程にて温度センサ18の検出温度に基づいて加熱装置30の作動を制御して、収納庫12内を所定の設定温度として35℃となるように温度制御をするとともに、湿度センサ19の検出湿度に基づいて加湿器40の作動を制御して、収納庫12内を所定の設定湿度として85%となるように湿度制御をしているときに、湿度センサ19の検出湿度が設定湿度である85%より高く設定した除湿湿度以上となると、制御装置50は、凝縮器22の冷却ファン22aのファンモータ22bの回転数を収納庫12を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機21を作動させる除湿運転を実行させている。なお除湿湿度は上記の設定上限湿度よりも高く設定されている。凝縮器22の冷却ファン22aのファンモータ22bの回転数を収納庫12を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機21を作動させると、凝縮器22で多くの冷媒が滞留して圧縮機21の高圧側と低圧側の圧力差が減少し、蒸発器25に循環供給される冷媒量が減少することで冷却を抑えた状態で除湿をすることができる。蒸発器25で除湿された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は除湿された空気が循環するようになる。
また、除湿運転を実行することで、収納庫12内の湿度が低下するものの、除湿運転を実行開始してから所定時間として3分以内に収納庫12内の湿度が設定湿度である85%よりも低くなることがある。湿度センサ19より設定湿度より低く設定した設定下限湿度を検出したときには、制御装置50は除湿運転により除湿を継続した状態で加湿器40の噴霧ノズル41により加湿するように制御している。このようにしたことで、除湿運転にて圧縮機21を早期に停止をさせないようにしつつ、加湿器40によって収納庫12内を加湿することで、収納庫12内を除湿されすぎないようにすることができる。
また、湿度センサ19により除湿湿度以上を検出するとともに温度センサ18の検出温度が設定温度である35℃より低く設定した最低設定下限温度を検出したときに、加熱装置30のヒータ31を作動させた状態で除湿運転の実行を停止させている。このようにしたことで、収納庫12内の除湿よりも温度制御を優先して、収納庫12内の温度が低くなるのを抑えることができる。ホイロ(発酵)工程を開始させてから1時間経過すると、制御装置50は発酵プログラムを終了する。
上記のように構成した温湿度調節庫10においては、予熱工程及びホイロ(発酵)工程を実行するときにてヒータ31の作動を制御して収納庫12内を設定温度となるように温度制御するときに、湿度センサ19の検出湿度が設定湿度より高く設定した除湿湿度以上となると、凝縮器22の冷却ファン22aのファンモータ22bの回転数を収納庫12を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機21を作動させる除湿運転を実行させている。、凝縮器22の冷却ファン22aのファンモータ22bの回転数を収納庫12を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で圧縮機21を作動させると、凝縮器22で多くの冷媒が滞留して圧縮機21の高圧側と低圧側の圧力差が減少し、蒸発器25に循環供給される冷媒量が減少することで冷却を抑えた状態で除湿をすることができる。
また、除湿運転を実行開始してから所定時間として3分内に湿度センサ19により設定湿度より低い設定下限湿度を検出したときに、除湿運転により除湿を継続した状態で加湿器40により加湿するように制御している。このようにしたことで、除湿運転にて圧縮機21を早期に停止をさせないようにしつつ、加湿器40によって収納庫12内を加湿することで、収納庫12内を除湿されすぎないようにすることができた。
また、湿度センサ19により除湿湿度以上を検出するとともに、温度センサ18の検出温度が設定温度より低く設定した最低設定下限温度を検出したときに、加熱装置30のヒータ31を作動させた状態で除湿運転の実行を停止させている。このようにしたことで、収納庫12内の除湿よりも温度制御を優先して、収納庫12内の温度が低くなるのを抑えることができた。
この実施形態では、収納庫12内の各工程で温度制御(及び湿度制御)を実行しているときに、循環ファン17を連続的に作動させているが、収納庫12内を湿度制御をするときに循環ファン17を断続的に作動させることで、除湿運転をするときの圧縮機21の短い時間でもオンオフをできるだけ生じさせないようにしてもよい。同様に、循環ファン17の回転数を変更可能として、循環ファン17の回転数を制御することで、除湿運転をするときの圧縮機21の短い時間でもオンオフをできるだけ生じさせないようにしてもよい。さらに、工程が変わったとき(リタード(冷蔵)工程から予熱工程、予熱工程からホイロ(発酵)工程)や、扉14が開放されたときには、収納庫12内の加熱を優先させて除湿をしないように制御してもよい。
10…温湿度調節庫、12…調理庫、17…循環ファン、18…温度センサ、18A…除湿用温度センサ、19…湿度センサ、20…冷却装置、21…圧縮機、22…凝縮器、22a…冷却ファン、22b…ファンモータ、24…膨張手段(キャピラリチューブ)、25…蒸発器、30…加熱装置、40…加湿器、50…制御装置。

Claims (3)

  1. 収納物を収納する収納庫と、
    前記収納庫内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記収納庫内を冷却する冷却装置と、
    前記収納庫内を加熱する加熱装置と、
    前記収納庫内を加湿する加湿器と、
    前記収納庫内の温度を検出する温度センサと、
    前記収納庫内の湿度を検出する湿度センサと、
    前記温度センサの検出温度と前記湿度センサの検出湿度に基づいて前記冷却装置と前記加熱装置と前記加湿器との作動を制御する制御装置とを備えた温湿度調節庫であって、
    前記冷却装置は、冷媒を圧送する圧縮機と、前記圧縮機により圧送された冷媒を冷却して液化させる凝縮器と、前記凝縮器で液化させた液化冷媒を膨張させる膨張手段と、前記膨張させた液化冷媒を気化させたときの気化熱によって前記収納庫を冷却する蒸発器とを備え、前記凝縮器は冷媒を冷却する冷却ファンのファンモータの回転数を変更可能としたものであり、
    前記制御装置は、前記加熱装置の作動を制御して前記収納庫内を設定温度となるように温度制御するときに、前記湿度センサの検出湿度が設定湿度より高く設定した除湿湿度以上となると、前記ファンモータの回転数を前記収納庫を冷却するときの回転数より高い回転数で回転させた状態で前記圧縮機を作動させる除湿運転を実行させたことを特徴とする温湿度調節庫。
  2. 請求項1に記載の温湿度調節庫において、
    前記除湿運転を実行開始してから所定時間内に前記湿度センサにより設定湿度より低い設定下限湿度を検出したときに、
    前記除湿運転により除湿を継続した状態で前記加湿器により加湿するように制御したことを特徴とする温湿度調節庫。
  3. 請求項1または2に記載の温湿度調節庫において、
    前記湿度センサにより前記除湿湿度以上を検出するとともに前記温度センサの検出温度が前記設定温度より低く設定した最低設定下限温度を検出したときに、
    前記加熱装置を作動させた状態で前記除湿運転の実行を停止させたことを特徴とする温湿度調節庫。
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