JP5205667B1 - 食品乾燥庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲温度が高温となる夏期等における処理効率を低下させることなく、周囲温度が低温となる冬期等においても食品を好適に乾燥させる。
【解決手段】ヒートポンプ4の圧縮機41、凝縮器43aおよび蒸発器45bを少なくとも収容可能に構成されると共に、導入口H1および排出口H2が形成された下側容器2bと、下側容器2bの下側空間S2内に配設されて下側空間S2内の空気が凝縮器43aおよび蒸発器45bをこの順で通過するように送風するファン5bと、排出口H2から庫外への空気の排出を制限するファン5cとを備え、コントローラ8が、機器収容空間S2a内の温度が「第1の温度」以下のときに、ファン5cの動作を停止させ排出口H2からの空気の排出を制限させると共に、庫外の温度が「第2の温度」以上のときに、ファン5cを動作させて排気口H2からの空気の排出制限を解除させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品が収容される収容空間に除湿および加熱した空気を供給することによって食品を乾燥させる食品乾燥庫に関するものである。
出願人は、この種の食品乾燥庫を下記の先行出願において開示している。出願人が開示している食品乾燥庫では、処理対象の食品を収容可能な内側容器、および内側容器を収容可能な外側容器を備えると共に、内側容器と外側容器との間に形成された空気流路内に冷却装置および加熱装置が収容されて構成されている。この場合、出願人が開示している食品乾燥庫では、ヒートポンプにおける2つの蒸発器のうちの1つ(以下、「第1蒸発器」ともいう)によって上記の冷却装置が構成されると共に、ヒートポンプにおける2つの凝縮器のうちの第1蒸発器に接続された凝縮器(以下、「第1凝縮器」ともいう)とは異なる凝縮器(以下、「第2凝縮器」ともいう)によって上記の加熱装置が構成されている。
また、出願人が開示している食品乾燥庫では、空気流路内の空気を第1蒸発器および第2凝縮器の順で通過させた後に内側容器内に供給するファン(以下、「第1ファン」ともいう)を備えて構成されている。さらに、上記の第2凝縮器には、2つの蒸発器のうちの第1蒸発器とは異なる蒸発器(以下、「第2蒸発器」ともいう)が接続されている。この場合、出願人が開示している食品乾燥庫では、第1凝縮器、第2蒸発器および圧縮機等が上記の外側容器とは別体に形成された容器体内に収容されると共に、容器体内に外気を導入して第1凝縮器および第2蒸発器の順で通過させた後に容器体外へ排出するファン(以下、「第2ファン」ともいう)を備えて構成されている。
この食品乾燥庫によって内側容器内の食品を乾燥させる際には、電源スイッチを操作することにより、ヒートポンプおよび両ファンを作動させる。この際には、圧縮機によって圧縮された冷媒の一部が第1凝縮器において凝縮された後に2つの膨張弁のうちの1つ(以下、「第1膨張弁」ともいう)を介して第1蒸発器に供給されると共に、圧縮機によって圧縮された冷媒の他の一部が第2凝縮器において凝縮された後に2つの膨張弁のうちの第1膨張弁とは異なる膨張弁(以下、「第2膨張弁」ともいう)を介して第2蒸発器に供給される。
この場合、第1膨張弁を通過させられることで圧力低下させられた冷媒によって第1蒸発器が温度低下させられるため、第1ファンによって送風される空気流路内の空気が第1蒸発器(冷却装置)において冷却されて除湿される。また、圧縮機によって圧縮されることで圧力上昇させられた冷媒によって第2凝縮器が温度上昇させられるため、第1蒸発器において除湿された低温の空気が第2凝縮器(加熱装置)において加熱される。これにより、高温低湿の空気が内側容器内に供給されて、内側容器内の食品が好適に乾燥させられる。
一方、上記の乾燥処理中には、第2凝縮器において凝縮された冷媒が第2膨張弁を通過して第2蒸発器に導入される。この場合、第2蒸発器の周囲が過剰に温度低下している状態では、第2蒸発器内の冷媒が十分に吸熱することができず、十分に温度上昇していない状態(十分に気化していない状態:気化した冷媒と液体の冷媒とが混じり合った状態)で圧縮機に到達することとなる。また、最悪の場合には、第2蒸発器等に霜付き等が生じて、第2蒸発器における吸熱効率が一層悪化する。このため、第2蒸発器の周囲が過剰に温度低下している状態では、ヒートポンプの処理効率が低下して、空気流路内の空気を第2凝縮器によって十分に加熱するのが困難となり、加えて、第1蒸発器による除湿効率も低下する。
したがって、出願人が開示している食品乾燥庫では、圧縮機によって圧縮されることで圧力上昇した冷媒(温度上昇した冷媒)の一部を第1凝縮器に供給して第1凝縮器を温度上昇させ、この第1凝縮器を通過させることで温度上昇した空気を第2蒸発器に供給することにより、第2蒸発器内の冷媒を十分に温度上昇させ(十分に気化させ)て、ヒートポンプの処理効率が低下するのを阻止する構成が採用されている。
先出願1
特願2011−202549
ところが、出願人が開示している食品乾燥庫には、以下の改善すべき課題が存在する。すなわち、出願人が開示している食品乾燥庫では、第2蒸発器の周囲(第2蒸発器等が収容されている容器体内の空気)が過剰に温度低下して第2蒸発器における吸熱効率が低下することでヒートポンプの処理効率(主として第2凝縮器による空気流路内の空気の加熱処理効率)が低下するのを回避するために、容器体外から導入した空気を第1凝縮器によって加熱した後に第2蒸発器に供給する構成が採用されている。この場合、この種の乾燥庫は、通年して使用されるため、第1凝縮器、第2蒸発器および圧縮機等が収容されている容器体外の空気の温度は、夏期には高温となり、冬期には低温となる。
このため、容器体外の空気の温度(容器体内に導入される空気の温度)が低温となる冬期等においては、容器体内に導入した空気を第1凝縮器によって加熱したとしても十分に温度上昇させるのが困難となることがある。したがって、冬期等においては、第2蒸発器における吸熱効率の低下を好適に回避するのが困難となる結果、ヒートポンプの処理能力が低下して第2凝縮器による加熱処理効率が低下し、食品を好適に乾燥させるのが困難となるおそれがある。一方、冬期等における第2蒸発器の吸熱効率の低下を回避するために、容器体内に導入される空気が少量となるように構成した場合には、容器体外の空気の温度(容器体内に導入される空気の温度)が高温となる夏期等において、第1凝縮器を十分に温度低下させることが困難となる。かかる場合には、第1蒸発器に供給すべき冷媒を好適に凝縮させることが困難となるため、第1蒸発器による除湿冷却処理効率が低下して、内側容器に低湿の空気を供給するのが困難となる結果、食品を好適に乾燥させるのが困難となるおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、周囲温度が高温となる夏期等における処理効率を低下させることなく、周囲温度が低温となる冬期等においても食品を好適に乾燥させ得る食品乾燥庫を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1記載の食品乾燥庫は、乾燥対象の食品を収容する第1収容部と、圧縮機から吐出された冷媒が、第1凝縮器、第1膨張弁および第1蒸発器をこの順で通過するように第1冷媒流路が形成されて前記第1収容部に供給する空気を当該第1蒸発器によって冷却しつつ除湿する冷却除湿処理を実行可能に構成されると共に、当該圧縮機から吐出された冷媒が、第2凝縮器、第2膨張弁および第2蒸発器をこの順で通過するように第2冷媒流路が形成されて当該第1収容部に供給する空気を当該第2凝縮器によって加熱する加熱処理を実行可能に構成されたヒートポンプと、前記ヒートポンプによって処理された空気を前記第1収容部に供給する第1送風機と、前記ヒートポンプおよび前記第1送風機の動作を制御する制御部とを備えた食品乾燥庫であって、前記圧縮機、前記第1凝縮器および前記第2蒸発器を少なくとも収容可能に構成されると共に、空気導入口および空気排出口が形成された第2収容部と、前記第2収容部内に配設されて当該第2収容部内の空気が前記第1凝縮器および前記第2蒸発器をこの順で通過するように送風する第2送風機とを備え、前記第2収容部は、前記空気導入口から当該第2収容部内への空気の導入、および前記空気排出口から当該第2収容部外への空気の排出を制限する空気移動制限部を備え、前記制御部は、前記第2収容部外の温度および前記第2収容部内の温度のうちの予め規定された一方が第1の温度以下のときに、前記空気移動制限部を制御して、前記空気導入口からの空気の導入、および前記空気排出口からの空気の排出のうちの予め規定された少なくとも一方を制限させると共に、前記第2収容部外の温度および前記第2収容部内の温度のうちの予め規定された一方が、前記第1の温度よりも高い第2の温度以上のときに、前記空気移動制限部を制御して、前記予め規定された少なくとも一方の制限を解除させる。
請求項2記載の食品乾燥庫は、請求項1記載の食品乾燥庫において、前記空気移動制限部は、前記第2収容部内に配設されて、前記圧縮機、前記第1凝縮器および前記第2蒸発器が収容される収容空間と、前記空気排出口の近傍の排出口近傍空間とを仕切る第1仕切板、並びに、当該第1仕切板に形成された第1連通孔に取り付けられて前記制御部の制御に従って前記収容空間内の空気を前記排出口近傍空間に送風する第3送風機を備えて構成され、前記制御部は、前記予め規定された一方の温度が前記第1の温度以下のときに、前記第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで低下させることで前記空気排出口からの空気の排出を制限させると共に、前記予め規定された一方の温度が前記第2の温度以上のときに、前記第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで上昇させることで前記空気排出口からの空気の排出の制限を解除させる。
請求項3記載の食品乾燥庫は、請求項2記載の食品乾燥庫において、前記第2収容部の前記空気排出口は、当該食品乾燥庫における背面側に形成されている。
請求項4記載の食品乾燥庫は、請求項2または3記載の食品乾燥庫において、前記第2収容部の前記空気排出口は、前記排出口近傍空間内に送風された空気を前記第3送風機の羽根車における回転軸の軸線と交差する向きに排出可能に形成されている。
請求項5記載の食品乾燥庫は、請求項2から4のいずれかに記載の食品乾燥庫において、前記空気移動制限部は、前記第2収容部内に配設されて、前記収容空間と、前記空気導入口の近傍の導入口近傍空間とを仕切る第2仕切板を備え、かつ前記空気導入口から導入された空気が前記第2仕切板に当接して当該第2仕切板に沿って前記第2収容部内を移動した後に当該第2仕切板に形成された第2連通孔から前記収容空間内に流入するように当該空気導入口および当該第2連通孔が非対向位置にそれぞれ形成されると共に、前記空気導入口から前記第2連通孔までの空気の通過抵抗によって当該空気導入口からの空気の導入を制限するように構成されている。
請求項6記載の食品乾燥庫は、請求項5記載の食品乾燥庫において、前記第2収容部の前記空気導入口は、当該食品乾燥庫における正面、底面、および左右両側面のいずれかに形成されている。
請求項7記載の食品乾燥庫は、請求項から6のいずれかに記載の食品乾燥庫において、前記空気導入口を閉塞する向きに第1付勢部材によって付勢されると共に前記第3送風機による空気の送風に伴って生じる当該空気導入口からの前記空気の吸入圧力によって当該第1付勢部材の付勢力に抗して当該空気導入口を開口する第1シャッターと、前記空気排出口を閉塞する向きに第2付勢部材によって付勢されると共に前記第3送風機の作動に伴って生じる当該空気排出口からの前記空気の排出圧力によって当該第2付勢部材の付勢力に抗して当該空気排出口を開口する第2シャッターの少なくとも一方を備えて構成されている。
請求項1記載の食品乾燥庫では、第2収容部外の温度および第2収容部内の温度のうちの予め規定された一方が第1の温度以下のときに、空気移動制限部を制御して、空気導入口からの空気の導入、および空気排出口からの空気の排出のうちの予め規定された少なくとも一方を制限させると共に、第2収容部外の温度および第2収容部内の温度のうちの予め規定された一方が第1の温度よりも高い第2の温度以上のときに、空気移動制限部を制御して、予め規定された少なくとも一方の制限を解除させる。
したがって、請求項1記載の食品乾燥庫によれば、気温が高いことで第2収容部内が高温となり易い夏期等においては、空気移動制限部を制御して空気導入口を介して第2収容部内に外気を導入させ圧縮機および第1凝縮器等を冷却し、これにより、温度上昇した空気を空気排気口を介して庫外に排出することができるため、第1蒸発器による冷却除湿処理能力を十分なレベルに維持することができると共に、気温が低いことで第2収容部内が温度上昇し難い冬期等においては、空気移動制限部を制御して空気導入口を介しての外気の導入や、空気排気口を介しての第2収容部内の空気の排出を制限して、第2収容部内で空気を循環させることができるため、圧縮機および第1凝縮器等の冷却によって温度上昇した空気を第2蒸発器に供給することができる結果、第2蒸発器における吸熱効率の低下を回避してヒートポンプの処理能力を十分なレベルに維持することができ、これにより、第1収容部に供給すべき空気を第2凝縮器によって十分に加熱して食品を好適に乾燥させることができる。
請求項2記載の食品乾燥庫によれば、圧縮機、第1凝縮器および第2蒸発器が収容される収容空間と排出口近傍空間とを仕切る第1仕切板、並びに、第1仕切板に形成された第1連通孔に取り付けられた第3送風機を備えて空気移動制限部を構成すると共に、上記の予め規定された一方の温度が第1の温度以下のときに、第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで低下させることで空気排出口からの空気の排出を制限させると共に、上記の予め規定された一方の温度が第2の温度以上のときに、第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで上昇させることで空気排出口からの空気の排出の制限を解除させることにより、空気導入口および空気排気口等に開閉機構(一例として、サーボモータ等によってフラップを開閉させることでこれらを開口または閉塞する機構)を取り付ける構成と比較して、空気導入口からの空気の導入や、空気排気口からの空気の排出を制限または制限解除するための構成要素の部品点数が少数で済むため、食品乾燥庫の製造コストを十分に低減することができる。
請求項3記載の食品乾燥庫によれば、食品乾燥庫における背面側に空気排出口を形成したことにより、圧縮機や第1凝縮器等の冷却によって温度上昇した空気が食品乾燥庫の利用者に向けて排出されて利用者に不快な思いをさせる事態を回避することができる。
請求項4記載の食品乾燥庫によれば、排出口近傍空間内に送風された空気を第3送風機の羽根車における回転軸の軸線と交差する向きに排出可能に空気排出口を形成したことにより、第1連通孔から排出口近傍空間に漏出した音が第2収容部における背面側のパネルの内面で収容空間に向けて反射されるため、収容空間において発生した音が空気排気口から庫外に漏出する量を十分に低減することができる。
請求項5記載の食品乾燥庫によれば、収容空間と導入口近傍空間とを仕切る第2仕切板を備える共に、空気導入口および第2連通孔を非対向位置にそれぞれ形成し、かつ、空気導入口から第2連通孔までの空気の通過抵抗によって空気導入口からの空気の導入を制限するように空気移動制限部を構成したことにより、第2連通孔から導入口近傍空間に漏出した音が第2収容部における正面側のパネルの内面で収容空間に向けて反射されるため、収容空間において発生した音が空気導入口から庫外に漏出する量を十分に低減することができるだけでなく、庫外において第2収容部の正面に向かって低温の空気に吹き付けられていたとしても、空気導入口から第2連通孔までの空気の通過抵抗によって、空気導入口から導入口近傍空間内に外気が進入して第2連通孔から収容空間内に進入する事態を好適に阻止することができるため、第3送風機の動作を停止させている状態において庫外の低温の空気によって収容空間内が温度低下させられる事態を好適に回避することができる。
請求項6記載の食品乾燥庫によれば、食品乾燥庫における正面、底面、および左右両側面のいずれかに空気導入口を形成したことにより、空気導入口から導入した空気を、背面側に形成されている空気排気口に向けて収容空間内を移動させることで、収容空間内の各部に配置された機器を好適に冷却することができる。
請求項7記載の食品乾燥庫によれば、第3送風機による空気の送風に伴って生じる空気導入口からの空気の吸入圧力によって第1付勢部材の付勢力に抗して空気導入口を開口する第1シャッターと、第3送風機の作動に伴って生じる空気排出口からの空気の排出圧力によって第2付勢部材の付勢力に抗して空気排出口を開口する第2シャッターの少なくとも一方を備えて構成したことにより、第1シャッターによって空気導入口を閉塞している状態、または、第2シャッターによって空気排気口を閉塞している状態、すなわち、第3送風機の動作を停止させている状態において、圧縮機などから発生した音が空気導入口や空気排気口から庫外に漏出する量を十分に低減することができる。
本発明の実施の形態に係る食品乾燥庫1の構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係る食品乾燥庫1における下側空間S2内の各構成要素の配置について説明するための平面図である。 本発明の実施の形態に係る食品乾燥庫1における下側空間S2内の各構成要素の配置について説明するための側面図である。 本発明の実施の形態に係る食品乾燥庫1における下側空間S2の部位の正面図である。 本発明の実施の形態に係る食品乾燥庫1におけるフラップ25の動作について説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る食品乾燥庫1におけるフラップ25の動作について説明するための他の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る食品乾燥庫の実施の形態について説明する。
図1に示す食品乾燥庫1は、果実や野菜等の各種食品を対象とする乾燥処理および乾燥処理後の冷蔵を可能に構成された装置であって、筐体2、内側容器3、ヒートポンプ4、ファン5a〜5c、温度センサ6a〜6d、電源部7およびコントローラ8を備えて構成されている。
この場合、本例の食品乾燥庫1におけるヒートポンプ4は、圧縮機41、調整弁42a,42b、凝縮器43a,43b、膨張弁44a,44bおよび蒸発器45a,45bを備え、これらが冷媒配管を介して相互に連結されている。また、本例のヒートポンプ4では、凝縮器43aが「第1凝縮器」に相当し、凝縮器43bが「第2凝縮器」に相当し、膨張弁44aが「第1膨張弁」に相当し、膨張弁44bが「第2膨張弁」に相当し、蒸発器45aが「第1蒸発器」に相当し、蒸発器45bが「第2蒸発器」に相当すると共に、圧縮機41から、調整弁42a、凝縮器43a、膨張弁44aおよび蒸発器45aをこの順で通過して圧縮機41に戻る冷媒流路が「第1冷媒流路」に相当し、かつ、圧縮機41から、調整弁42b、凝縮器43b、膨張弁44bおよび蒸発器45bをこの順で通過して圧縮機41に戻る冷媒流路が「第2冷媒流路」に相当する。
圧縮機41は、蒸発器45a,45bを通過した冷媒をコントローラ8の制御に従って圧縮して調整弁42a,42bに向けて吐出する。調整弁42a,42bは、流量可変型の電子弁で構成されて、圧縮機41において圧縮された冷媒の凝縮器43a,43bに対する流量(「第1冷媒流路」および「第2冷媒流路」を通過させる冷媒の流量)をコントローラ8の制御に従って調整する。凝縮器43a,43bは、圧縮機41によって圧縮された冷媒を凝縮する。膨張弁44a,44bは、一例として、電子膨張弁で構成され、冷媒流路における蒸発器45a,45bの上流側にそれぞれ配設されると共に、凝縮器43a,43bにおいて凝縮された冷媒をコントローラ8の制御に従って蒸発器45a,45b内に向けてそれぞれ吐出する。蒸発器45a,45bは、膨張弁44a,44bから吐出された低温低圧の冷媒と周囲の空気との間で熱交換させることで、周囲の空気を温度低下させ、かつ冷媒を温度上昇(気化)させる。
一方、筐体2は、互いに分離可能に形成された上側容器2aおよび下側容器2bを備えて構成されている。上側容器2aは、一例として、ステンレススチール等の金属板によって内側容器3を収容可能な箱状に形成され、下側容器2bの上に載置可能に構成されている。この場合、内側容器3は、「第1収容部」を構成し、一例として、ステンレススチール等の金属板によって、乾燥対象の食品を収容可能な箱状に形成されている。また、内側容器3には、筐体2における上側容器2aとの間に形成される空気流路S1b内の空気を食品の食品収容空間S1aに導入する導入口Ha、および食品収容空間S1a内の空気を空気流路S1bに排気する排気口Hbが形成されている。
また、上側容器2aおよび内側容器3の間に形成された空気流路S1bには、ヒートポンプ4における蒸発器45aおよび凝縮器43bと、後述するように蒸発器45aの周囲に生じる結露水(ドレン水)を集水するドレンパン11aとが配設されると共に、空気流路S1b内の空気を内側容器3の導入口Haから食品収容空間S1a内に供給するためのファン5aが配設されている。この場合、ファン5aは、「第1送風機」に相当し、一例として、蒸発器45aおよび凝縮器43bに対して空気流路S1bにおける下流側に配置され、コントローラ8の制御に従って空気流路S1b内の空気を蒸発器45aおよび凝縮器43bの順で通過させるように送風する。なお、ファン5aの位置は、上記の例に限定されず、蒸発器45aおよび凝縮器43bの間に配置したり、蒸発器45aおよび凝縮器43bに対して空気流路S1bにおける上流側に配置したりすることができる。
なお、食品乾燥庫1の正面側には、上記の上側容器2aおよび内側容器3を連通するようにして食品出入口が設けられると共に、食品収容空間S1a内に乾燥処理対象の食品を収容し、かつ乾燥処理を完了した食品を食品収容空間S1aから庫外に取り出すための扉が取り付けられているが、食品乾燥庫1の構成、および動作原理についての理解を容易とするために、この食品出入口や扉に関する図示および説明を省略する。
下側容器2bは、「第2収容部」を構成し、一例として、ステンレススチール等の金属板によって、ヒートポンプ4における圧縮機41、調整弁42a,42b、凝縮器43a、膨張弁44a,44bおよび蒸発器45bや、ファン5b,5c、電源部7およびコントローラ8などを収容可能な箱状に形成されている。具体的には、下側容器2bは、図2,3に示すように、箱状の容器本体20と、容器本体20における正面パネル22の正面側に取り付けられた正面カバー21と、容器本体20における背面パネル23の内側に取り付けられた仕切板24とを備えて構成されている。この場合、本例の食品乾燥庫1における筐体2では、ヒートポンプ4における上記の各構成要素や電源部7およびコントローラ8等を収容する機器収容空間S2a(「収容空間」の一例)が容器本体20内に設けられている。
また、本例の筐体2では、機器収容空間S2a内に収容されたファン5b(「第2送風機」の一例)によって機器収容空間S2a内の空気が凝縮器43aおよび蒸発器45bをこの順で通過するように送風される構成が採用されている。さらに、本例の筐体2では、後述するように蒸発器45bの周囲に生じる結露水(ドレン水)を集水するドレンパン11bと、前述した上側容器2a内のドレンパン11aに接続されると共にドレンパン11aによって集水した結露水(ドレン水)をドレンパン11b上に流下させるためのドレンパイプ12aとが機器収容空間S2a内に配設されている。この場合、この筐体2では、ドレンパン11bによって集水された結露水(ドレン水)、およびドレンパイプ12aを介してドレンパン11b上に流下した結露水(ドレン水)が、ドレンパイプ12bを介して、機器収容空間S2aの外部(すなわち、筐体2の外部)に排水される構成が採用されている。
さらに、本例の筐体2では、正面カバー21に導入口H1(「空気導入口」の一例)が設けられている(「食品乾燥庫における正面に空気導入口が形成されている」との構成の一例)。また、この筐体2では、容器本体20における正面パネル22が「第2仕切板」に相当し、この正面パネル22に連通孔H3(「第2連通孔」の一例)が設けられると共に、正面カバー21と正面パネル22との間に「導入口近傍空間」に相当する前室S2bが設けられている。この場合、この筐体2では、図4に示すように、導入口H1から前室S2b内への異物の侵入を阻止するために、正面カバー21の導入口H1に網板21aが取り付けられている。
さらに、本例の筐体2では、図3に示すように、容器本体20の天板における背面パネル23寄りの部位に排気口H2(「空気排出口」の一例)が上向きに開口されている(「食品乾燥庫における背面側に空気排出口が形成されている」との構成の一例)。また、この筐体2では、図2,3に示すように、背面パネル23の内側に取り付けられる仕切板24(「第1仕切板」の一例)に連通孔H4(「第1連通孔」の一例)が形成されると共に、背面パネル23と仕切板24との間に「排出口近傍空間」に相当する後室S2cが設けられている。なお、本例の筐体2では、上記の機器収容空間S2a、前室S2bおよび後室S2cが相まって「第2収容部」である下側空間S2が構成されている。
さらに、この筐体2では、機器収容空間S2a内の空気を後室S2cに排出することで排気口H2から筐体2の外部に排出するためのファン5c(「第3送風機」の一例)が連通孔H4に取り付けられている。これにより、この食品乾燥庫1では、後述するように、ファン5cを動作させることにより、機器収容空間S2a内の空気が連通孔H4から後室S2cに送風された後に、ファン5cの羽根車における回転軸の軸線(食品乾燥庫1の前後方向に沿った線)と交差する向き(この例では、上向き)で排気口H2から排出される。
また、この筐体2では、図2,4に示すように、正面カバー21に設けられた導入口H1から導入された空気が機器収容空間S2aと前室S2bとを仕切る正面パネル22に当接して正面パネル22に沿って前室S2b内を移動した後に連通孔H3から機器収容空間S2a内に流入するように、導入口H1および連通孔H3は、互いの開口面が対向しない非対向位置にそれぞれ形成されている。この場合、この筐体2では、導入口H1から連通孔H3までの空気の通過抵抗によって導入口H1からの空気の導入を制限するように構成されており、これにより、「空気移動制限部」の1つが構成されている。
さらに、この筐体2では、後述するように、コントローラ8が、温度センサ6cからのセンサ信号に基づいて特定される温度(筐体2の外部の空気の温度)に基づき、ファン5cによる機器収容空間S2aから後室S2cへの空気の送風を停止させて(「予め規定された送風量まで低下させる」との処理の一例)、排気口H2からの空気の排出を制限させると共に、温度センサ6dからのセンサ信号に基づいて特定される温度(機器収容空間S2a内の空気の温度)に基づき、ファン5cによる空気の送風を開始させて(「予め規定された送風量まで上昇させる」との処理の一例)、排気口H2からの空気の排出の制限を解除させる構成が採用されている。この場合、この筐体2では、動作を停止させた状態のファン5cと、連通孔H4から排気口H2までの空気の通過抵抗とによって排気口H2からの空気の排出を制限するように構成されており、これにより、「空気移動制限部」の他の1つが構成されている。
また、本例の筐体2では、図3,5,6に示すように、排気口H2の口縁部にフラップ25が取り付けられている。このフラップ25は、「第2シャッター」に相当し、排気口H2を閉塞する向きにスプリング(図示せず:「第2付勢部材」の一例)によって付勢されて、図5に示すように、ファン5cが動作していない状態(排気口H2からの空気の排出の制限された状態)において、排気口H2を閉塞すると共に、図6に示すように、ファン5cが動作している状態(排気口H2からの空気の排出の制限が解除された状態)において、ファン5cの作動に伴って生じる排気口H2からの空気の排出圧力によって上記のスプリングの付勢力に抗して排気口H2を開口する。
一方、図1に示すように、温度センサ6aは、一例として、空気流路S1bにおける導入口Haの近傍に設置されて空気流路S1b内の空気の温度に応じたセンサ信号を出力する。また、温度センサ6bは、一例として、食品収容空間S1aにおける排気口Hbの近傍に設置されて食品収容空間S1a内の空気の温度に応じたセンサ信号を出力する。さらに、温度センサ6cは、一例として、下側容器2bにおける正面カバー21の近傍に設置されて庫外の空気の温度に応じたセンサ信号を出力する。また、温度センサ6dは、一例として、機器収容空間S2aにおける連通孔H4の近傍に設置されて機器収容空間S2a内の空気の温度に応じたセンサ信号を出力する。なお、図1は、上側容器2a内に収容されている各構成要素や、下側容器2b内に収容されている各構成要素の接続関係等を説明するための概念図であるため、同図における各構成要素の配置や、導入口H1,Ha、排気口H2,Hbおよび連通孔H3,H4の形成位置などは、実際の配置や形成位置とは相違する。
電源部7は、ヒートポンプ4における圧縮機41を動作させるためのインバータや、調整弁42a,42b、膨張弁44a,44b、ファン5a〜5cおよびコントローラ8などに直流電源を供給する変換器などを備えて機器収容空間S2a内に収容されている。コントローラ8は、「制御部」に相当し、食品乾燥庫1を総括的に制御する。
具体的には、コントローラ8は、ファン5aを制御して空気流路S1b内の空気を送風させると共に、電源部7を制御してヒートポンプ4の圧縮機41を動作させ、かつ調整弁42a,42bおよび膨張弁44a,44bを制御することで、蒸発器45aによって空気流路S1b内の空気を除湿および冷却させ(「冷却除湿処理」の一例)、かつ、蒸発器45aが除湿および冷却した空気を凝縮器43bによって例えば60℃±1℃に加熱させる(「加熱処理」の一例)。また、コントローラ8は、食品収容空間S1a内の食品の乾燥処理を完了したとき、または、利用者によって冷蔵処理の開始を指示されたときに、調整弁42a,42bおよび膨張弁44a,44bを制御する(蒸発器45aの除湿能力および冷却能力や、凝縮器43bの加熱能力を調整する)ことにより、空気流路S1b内の空気を例えば10℃±1℃に冷却させて、食品収容空間S1a内の食品を低温保存する。
さらに、コントローラ8は、温度センサ6cからのセンサ信号に基づき、一例として、庫外の温度(「第2収容部外の温度」の一例)が18℃〜23℃の範囲内で予め規定された温度(例えば、22℃:「第1の温度」の一例)以下になったときに、ファン5cを制御して動作を停止させることにより、排気口H2からの空気の排出を制限させる。また、コントローラ8は、温度センサ6dからのセンサ信号に基づき、一例として、機器収容空間S2a内の温度(「第2収容部内の温度」の一例)が24℃〜26℃の範囲内で予め規定された温度(例えば、25℃:「第2の温度」の一例)以上のときに、ファン5cを制御して送風を開始させることにより、排気口H2からの空気の排出制限を解除させる。
この食品乾燥庫1によって食品を乾燥させる際には、まず、処理対象の食品を食品収容空間S1a内に収容する。次いで、図示しない操作部の電源スイッチを操作する。この際には、コントローラ8が、ファン5a,5bを動作させると共に、電源部7を制御して圧縮機41の運転を開始させ、かつ、調整弁42a,42bおよび膨張弁44a,44bを制御してヒートポンプ4による「除湿冷却処理」および「加熱処理」を開始させる。具体的には、コントローラ8は、調整弁42a,42bを制御して、蒸発器45aが空気流路S1b内の空気を好適に除湿するのに要する冷媒が凝縮器43aから供給されるように圧縮機41から凝縮器43aへの冷媒の流量を調整すると共に、凝縮器43bが蒸発器45aによって除湿および冷却された空気を好適に加熱するのに要する冷媒が供給されるように圧縮機41から凝縮器43bへの冷媒の流量を調整して、電源部7を制御して圧縮機41に必要量の冷媒を圧送させる。
これにより、ファン5aによって送風された空気流路S1b内の空気が蒸発器45aによって除湿および冷却されると共に、凝縮器43bによって加熱される結果、空気流路S1bから導入口Haを介して食品収容空間S1a内に高温低湿の空気が供給される。この結果、食品収容空間S1a内の食品が温度上昇させられて、食品中の水分が食品収容空間S1a内に徐々に揮発する。また、食品収容空間S1a内において食品から揮発した水分を含有した高温高湿の空気は、排気口Hbを介して空気流路S1bに排出された後に、蒸発器45aによって除湿および冷却されると共に、凝縮器43bによって加熱された後に、導入口Haから食品収容空間S1a内に再び供給される。したがって、コントローラ8は、温度センサ6aからのセンサ信号に基づき、一例として、食品収容空間S1a内の温度が例えば60℃±1℃となるようにヒートポンプ4の稼働状態を維持させる。一方、蒸発器45aによる空気流路S1b内の空気の冷却(除湿)に伴って蒸発器45aの周囲に生じた結露水は、蒸発器45aから滴り落ちてドレンパン11aによって集水された後にドレンパイプ12aを流下してドレンパン11b上に滴り落ち、その後にドレンパイプ12bを通過して筐体2の外部に排水される。
この場合、食品収容空間S1a内の食品が十分に乾燥していない状態においては、導入口Haから導入される高温低湿の空気の熱エネルギーが、食品からの水分の揮発によって奪われる結果、排気口Hbを介して食品収容空間S1aから空気流路S1bに排出される空気の温度が、導入口Haを介して空気流路S1bから食品収容空間S1a内に導入される空気の温度よりも低温となる。これに対して、食品収容空間S1a内の食品が十分に乾燥した状態においては、食品からの水分の揮発によって奪われる熱エネルギーが減少する結果、排気口Hbを介して食品収容空間S1aから空気流路S1bに排出される空気の温度が、導入口Haを介して空気流路S1bから食品収容空間S1a内に導入される空気の温度と同程度の温度となる。
したがって、本例の食品乾燥庫1では、一例として、温度センサ6a,6bの検出温度の差(温度差)が予め規定された温度(例えば、1℃〜3℃の範囲内で予め規定された温度)を下回ったときに、コントローラ8が、食品収容空間S1a内の食品が十分に乾燥したと判別し、電源部7を制御して圧縮機41による冷媒の圧縮量を減少させると共に、調整弁42bを制御して凝縮器43bへの冷媒の供給量を減少させる。これにより、凝縮器43bに対して、蒸発器45aによって除湿および冷却された空気を過剰に加熱することのない程度の冷媒が供給される結果、蒸発器45aによって除湿および冷却された空気流路S1b内の空気が、凝縮器43bによって僅かに加熱された状態で導入口Haから食品収容空間S1a内に供給されるため、食品収容空間S1a内の温度が徐々に低下して、食品収容空間S1a内の食品の温度が徐々に低下する。これにより、食品収容空間S1a内の食品の乾燥が必要以上に進行する事態を招くことなく、この食品が低温保存される。
この場合、この食品乾燥庫1では、上記の食品の乾燥処理に際して、電源部7および圧縮機41からの放熱や、蒸発器45aに供給すべき冷媒を凝縮させる凝縮器43aからの放熱によって機器収容空間S2a内が温度上昇する。このため、凝縮器43aにおいて蒸発器45aに供給すべき冷媒を好適に凝縮させ、かつ、電源部7の動作不良や圧縮機41の故障が生じるのを回避するために、機器収容空間S2a内を十分に冷却する必要がある。したがって、この食品乾燥庫1では、一例として、温度センサ6dによる検出温度(機器収容空間S2a内の温度)が例えば25℃以上のときに、コントローラ8がファン5cを制御して送風を開始させる(「第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで上昇させることで空気排出口からの空気の排出の制限を解除させた状態」の一例)。
この際には、機器収容空間S2a内の空気が図2,3に示す矢印C1の向きで連通孔H4から後室S2cに排出されるのに伴い、前室S2b内の空気が矢印A2の向きで連通孔H3を介して機器収容空間S2a内に導入され、かつ、庫外の空気が矢印A1の向きで導入口H1を介して前室S2b内に導入される。これにより、機器収容空間S2a内に導入された空気によって電源部7や圧縮機41が十分に冷却されると共に、ファン5bによって矢印B1の向きで凝縮器43aおよび蒸発器45bをこの順で通過するように送風されることで、凝縮器43aが十分に冷却される。この際に、蒸発器45bの周囲に生じる結露水(ドレン水)は、蒸発器45bからドレンパン11b上に滴り落ちて、ドレンパイプ12aを流下した上記の結露水と共にドレンパイプ12bを通過して筐体2の外部に排水される。
また、ファン5cを動作させている状態においては、連通孔H4から後室S2cに機器収容空間S2a内の空気が排出されることにより、図3,6に示すように、その排出圧によってフラップ25が排気口H2を開口した状態となるため、後室S2cに排出された高温の空気は、矢印C2の向きで排気口H2から上方に向けて食品乾燥庫1の背面部位に排出される。これにより、電源部7、圧縮機41およびコントローラ8等の冷却によって温度上昇した空気が機器収容空間S2a内に滞留して冷却効率が低下する事態が回避される。
この場合、前述したように、この食品乾燥庫1では、導入口H1および連通孔H3が非対向位置にそれぞれ形成されている。したがって、圧縮機41やファン5cの動作に伴って機器収容空間S2a内で生じた音が連通孔H3から前室S2bに漏出したときに、この音の大半が正面カバー21の内面で機器収容空間S2a内に向かって反射される。このため、この食品乾燥庫1では、ファン5cの動作状態の如何に拘わらず、機器収容空間S2a内において生じた音の導入口H1から庫外への漏出量が十分に低減されている。また、この食品乾燥庫1では、後室S2c内に送風された空気を、ファン5cの羽根車における回転軸の軸線と交差する向き、すなわち、機器収容空間S2aからの空気の排出方向と交差する向きに排出可能に排気口H2が形成されている。したがって、この食品乾燥庫1では、圧縮機41の動作に伴って機器収容空間S2a内で発生した音が、後室S2c内において背面パネル23の内面で機器収容空間S2aに向けて反射される。このため、この食品乾燥庫1では、ファン5cの動作状態の如何に拘わらず、機器収容空間S2a内において生じた音の排気口H2から庫外への漏出量が十分に低減されている。
一方、庫外の温度が低下する冬期等においては、上記したようにファン5cを動作させることで低温の空気を機器収容空間S2a内に導入したときに、蒸発器45bにおける吸熱効率が低下してヒートポンプ4の処理効率が低下するおそれがある。この場合、冬期等においては、空気流路S1b内の温度も低下しているため、十分に加熱した空気を食品収容空間S1aに供給するには、大量の冷媒を凝縮器43bに供給して凝縮器43bの加熱処理能力を十分に上昇させる必要が生じる。このため、冬期等においては、凝縮器43bから排出された大量の冷媒が膨張弁44bを通過して蒸発器45bに導入されることとなり、機器収容空間S2a内の温度が低い状態では、蒸発器45bにおける十分な吸熱が困難となり、また、最悪の場合には、霜付き等が生じて吸熱効率が一層低下する。したがって、この食品乾燥庫1では、一例として、温度センサ6cによる検出温度(庫外の温度)が例えば22℃以下のときに、コントローラ8がファン5cを制御して動作を停止させる(「第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで低下させることで空気排出口からの空気の排出を制限させた状態」の一例)。
この際には、機器収容空間S2a内の空気が連通孔H4から後室S2cに排出されるのが制限されるのに伴い、前室S2b内の空気が連通孔H3を介して機器収容空間S2a内に導入されたり、庫外の空気が導入口H1を介して前室S2b内に導入されたりするのが制限される。これにより、機器収容空間S2a内の空気がファン5bによって攪拌されるだけで、庫外の低温の空気が機器収容空間S2a内に導入されて機器収容空間S2a内が温度低下する事態が回避される。また、機器収容空間S2a内の空気は、電源部7、圧縮機41および凝縮器43aからの排熱によって徐々に温度上昇する。したがって、ファン5bによってこの高温の空気を矢印B2の向きで蒸発器45bに供給することで、蒸発器45bに霜付き等が生じる事態を回避すると共に、蒸発器45bの吸熱効率を維持して十分に温度上昇した(気化した)状態の冷媒を圧縮機41に吸引させることができるため、ヒートポンプ4の処理能力を十分なレベルに維持することが可能となる。
また、この食品乾燥庫1では、排気口H2からの空気の排出圧力によって排気口H2を開口するフラップ25が取り付けられている。したがって、図5に示すように、排気口H2からの空気の排出が行われていないこの状態においては、排気口H2がフラップ25によって閉塞されるため、圧縮機41等から発せられる音が排気口H2から庫外に漏出する量が一層低減される。また、この食品乾燥庫1では、導入口H1から連通孔H3までの空気の通過抵抗によって導入口H1からの空気の導入を制限するように構成されている。したがって、庫外において正面カバー21に向かって低温の空気が吹き付けられていたとしても、この空気が導入口H1から前室S2b内に進入して連通孔H3から機器収容空間S2a内に進入する事態が好適に阻止される。これにより、ファン5cの動作を停止させている状態において庫外の低温の空気によって機器収容空間S2a内が温度低下させられる事態を好適に回避することが可能となっている。
このように、この食品乾燥庫1では、庫外の温度および機器収容空間S2a内の温度のうちの予め規定された一方(上記の例では、庫外の温度)が例えば22℃以下のときに、ファン5cを制御して動作を停止させることで、排気口H2からの空気の排出を制限させると共に、庫外の温度および機器収容空間S2a内の温度のうちの予め規定された一方(上記の例では、機器収容空間S2a内の温度)が例えば25℃以上のときに、ファン5c動作させることで排気口H2からの空気の排出制限を解除させる。
したがって、この食品乾燥庫1によれば、気温が高いことで機器収容空間S2a内が高温となり易い夏期等においては、ファン5cを動作させることで導入口H1および連通孔H3を介して機器収容空間S2a内に外気を導入して、電源部7、圧縮機41および凝縮器43a等を冷却し、これにより、温度上昇した空気を連通孔H4および排気口H2を介して庫外に排出することができるため、蒸発器45aによる冷却除湿処理能力を十分なレベルに維持することができると共に、気温が低いことで機器収容空間S2a内が温度上昇し難い冬期等においては、ファン5cの動作を停止させることで導入口H1および連通孔H3を介しての外気の導入や、連通孔H4および排気口H2を介しての機器収容空間S2a内の空気の排出を制限して、機器収容空間S2a内で空気を循環させることができるため、電源部7、圧縮機41および凝縮器43a等の冷却によって温度上昇した空気を蒸発器45bに供給することができる結果、蒸発器45bにおける吸熱効率の低下を回避してヒートポンプ4の処理能力を十分なレベルに維持することができ、これにより、食品収容空間S1aに供給すべき空気を凝縮器43bによって十分に加熱して食品を好適に乾燥させることができる。
また、この食品乾燥庫1によれば、機器収容空間S2aと後室S2cとを仕切る仕切板24、並びに、仕切板24に形成された連通孔H4に取り付けられたファン5cを備えて「空気移動制限部」を構成すると共に、上記の予め規定された一方の温度が例えば22℃以下のときに、ファン5cによる空気の送風量を予め規定された送風量まで低下させる(この例では、送風を停止させる)ことで排気口H2からの空気の排出を制限させると共に、上記の予め規定された一方の温度が例えば25℃以上のときに、ファン5cによる空気の送風量を予め規定された送風量まで上昇させることで排気口H2からの空気の排出制限を解除させることにより、導入口H1や排気口H2に開閉機構(一例として、サーボモータ等によってフラップを開閉させることで導入口H1や排気口H2を開口または閉塞する機構)を取り付ける構成と比較して、導入口H1からの空気の導入や、排気口H2からの空気の排出を制限または制限解除するための構成要素の部品点数が少数で済むため、食品乾燥庫1の製造コストを十分に低減することができる。
さらに、この食品乾燥庫1によれば、食品乾燥庫1における背面側に排気口H2を形成したことにより、電源部7、圧縮機41および凝縮器43a等の冷却によって温度上昇した空気が食品乾燥庫1の利用者に向けて排出されて利用者に不快な思いをさせる事態を回避することができる。
また、この食品乾燥庫1によれば、後室S2c内に送風された空気をファン5cの羽根車における回転軸の軸線と交差する向きに排出可能に排気口H2を形成したことにより、連通孔H4から後室S2cに漏出した音が背面パネル23の内面で機器収容空間S2aに向けて反射されるため、機器収容空間S2aにおいて発生した音が排気口H2から庫外に漏出する量を十分に低減することができる。
さらに、この食品乾燥庫1によれば、機器収容空間S2aと前室S2bとを仕切る正面パネル22を備える共に、導入口H1および連通孔H3を非対向位置にそれぞれ形成し、かつ、導入口H1から連通孔H3までの空気の通過抵抗によって導入口H1からの空気の導入を制限するように「空気移動制限部」を構成したことにより、連通孔H3から前室S2bに漏出した音が正面カバー21の内面で機器収容空間S2aに向けて反射されるため、機器収容空間S2aにおいて発生した音が導入口H1から庫外に漏出する量を十分に低減することができるだけでなく、庫外において正面カバー21に向かって低温の空気に吹き付けられていたとしても、導入口H1から連通孔H3までの空気の通過抵抗によって、導入口H1から前室S2b内に外気が進入して連通孔H3から機器収容空間S2a内に進入する事態を好適に阻止することができるため、ファン5cの動作を停止させている状態において庫外の低温の空気によって機器収容空間S2a内が温度低下させられる事態を好適に回避することができる。
また、この食品乾燥庫1によれば、食品乾燥庫1における正面に導入口H1を形成したことにより、導入口H1から導入した空気を、背面側に形成されている排気口H2に向けて機器収容空間S2a内を移動させることで、機器収容空間S2a内の各部に配置された機器を好適に冷却することができる。
さらに、この食品乾燥庫1によれば、ファン5cの作動に伴って生じる排気口H2からの空気の排出圧力によって「第2付勢部材」の付勢力に抗して排気口H2を開口するフラップ25を備えて構成したことにより、フラップ25によって排気口H2を閉塞している状態、すなわち、ファン5cの動作を停止させている状態において、圧縮機41などから発生した音が排気口H2から庫外に漏出する量を十分に低減することができる。
なお、「食品乾燥庫」の構成は、上記の食品乾燥庫1の構成に限定されるものではない。例えば、機器収容空間S2a内の温度が「第2の温度」以上のときにファン5cを動作させて庫外の空気を機器収容空間S2a内に導入させる例について説明したが、庫外の温度が「第2の温度」以上のときにファン5cを動作させて庫外の空気を機器収容空間S2a内に導入させる構成を採用することもできる。この場合、ファン5cを動作させる庫外の温度(第2の温度)は、上記の例における「第2の温度(例えば25℃)」と同じ温度であってもよいし、また、上記の例における「第2の温度」とは相違する温度であってもよい。
また、庫外の温度が「第1の温度」以下のときにファン5cの動作を停止させて機器収容空間S2a内において空気を循環させる例について説明したが、機器収容空間S2a内の温度が「第1の温度」以下のときにファン5cの動作を停止させて機器収容空間S2a内において空気を循環させる構成を採用することもできる。この場合、ファン5cの動作させる庫外の温度(第1の温度)は、上記の例における「第1の温度(例えば22℃)」と同じ温度であってもよいし、また、上記の例における「第1の温度」とは相違する温度であってもよい。
また、温度センサ6cを設けずに、温度センサ6dによって測定した機器収容空間S2a内の温度だけに基づいてファン5cを動作させたり動作を停止させたりする構成を採用することもできる。さらに、温度センサ6dを設けずに、温度センサ6cによって測定した庫外の温度だけに基づいてファン5cを動作させたり動作を停止させたりする構成を採用することもできる。これらの構成を採用した場合においても、上記の食品乾燥庫1と同様の効果を奏することができる。
また、「第1仕切板」に相当する仕切板24に「第3送風機」に相当するファン5cを取り付けて、このファン5cの動作状態によって排気口H2からの空気の排出を制限、または制限を解除する構成を例に挙げて説明したが、このような構成に代えて(または、このような構成に加えて)「第2仕切板」に相当する正面パネル22にファン(図示せず)を取り付けて、このファンの動作状態によって導入口H1からの空気の導入を制限、または制限を解除する構成を採用することもできる。このような構成を採用した場合においても、上記の食品乾燥庫1と同様の効果を奏することができる。
さらに、排気口H2にフラップ25を取り付けた例について説明したが、このような構成に代えて(または、このような構成に加えて)、導入口H1からの空気の吸入圧力によって「第1付勢部材」としてのスプリング(図示せず)の付勢力に抗して導入口H1を開口するフラップ(「第1シャッター」の一例:図示せず)を導入口H1に取り付けることができる。このような構成を採用することにより、導入口H1からの空気の意図しない侵入を好適に回避することができると共に、「第3送風機」の動作を停止させている状態において、圧縮機41から発せられる音が導入口H1から庫外に漏出する事態を好適に回避することができる。また、食品乾燥庫1の正面側に導入口H1を設けた構成を例に挙げて説明したが、「空気導入口」の形成位置は、これに限定されず、下側容器2bの左右両側面および底面のうちの任意の部位に設けることができる。
また、温度センサ6a,6bの検出温度の差(温度差)が予め規定された温度を下回ったときに、食品収容空間S1a内の食品が十分に乾燥したと判別して乾燥処理を終了させる構成を例に挙げて説明したが、利用者が乾燥処理の終了を指示する操作を行うまで乾燥処理を継続する構成や、任意の時間を設定可能なタイマーを搭載して予め設定された時間が経過したときに乾燥処理を終了させる構成を採用することもできる。これらの構成を採用する場合には、上記の温度センサ6bを不要とすることができる。
1 食品乾燥庫
2 筐体
2a 上側容器
2b 下側容器
3 内側容器
4 ヒートポンプ
5a〜5c ファン
6a〜6d 温度センサ
7 電源部
8 コントローラ
20 容器本体
21 正面カバー
21a 網板
22 正面パネル
23 背面パネル
24 仕切板
25 フラップ
41 圧縮機
42a,42b 調整弁
43a,43b 凝縮器
44a,44b 膨張弁
45a,45b 蒸発器
H1,Ha 導入口
H2,Hb 排気口
H3,H4 連通孔
S1a 食品収容空間
S1b 空気流路
S2a 機器収容空間
S2b 前室
S2c 後室

Claims (7)

  1. 乾燥対象の食品を収容する第1収容部と、
    圧縮機から吐出された冷媒が、第1凝縮器、第1膨張弁および第1蒸発器をこの順で通過するように第1冷媒流路が形成されて前記第1収容部に供給する空気を当該第1蒸発器によって冷却しつつ除湿する冷却除湿処理を実行可能に構成されると共に、当該圧縮機から吐出された冷媒が、第2凝縮器、第2膨張弁および第2蒸発器をこの順で通過するように第2冷媒流路が形成されて当該第1収容部に供給する空気を当該第2凝縮器によって加熱する加熱処理を実行可能に構成されたヒートポンプと、
    前記ヒートポンプによって処理された空気を前記第1収容部に供給する第1送風機と、
    前記ヒートポンプおよび前記第1送風機の動作を制御する制御部とを備えた食品乾燥庫であって、
    前記圧縮機、前記第1凝縮器および前記第2蒸発器を少なくとも収容可能に構成されると共に、空気導入口および空気排出口が形成された第2収容部と、
    前記第2収容部内に配設されて当該第2収容部内の空気が前記第1凝縮器および前記第2蒸発器をこの順で通過するように送風する第2送風機とを備え、
    前記第2収容部は、前記空気導入口から当該第2収容部内への空気の導入、および前記空気排出口から当該第2収容部外への空気の排出を制限する空気移動制限部を備え、
    前記制御部は、前記第2収容部外の温度および前記第2収容部内の温度のうちの予め規定された一方が第1の温度以下のときに、前記空気移動制限部を制御して、前記空気導入口からの空気の導入、および前記空気排出口からの空気の排出のうちの予め規定された少なくとも一方を制限させると共に、前記第2収容部外の温度および前記第2収容部内の温度のうちの予め規定された一方が、前記第1の温度よりも高い第2の温度以上のときに、前記空気移動制限部を制御して、前記予め規定された少なくとも一方の制限を解除させる食品乾燥庫。
  2. 前記空気移動制限部は、前記第2収容部内に配設されて、前記圧縮機、前記第1凝縮器および前記第2蒸発器が収容される収容空間と、前記空気排出口の近傍の排出口近傍空間とを仕切る第1仕切板、並びに、当該第1仕切板に形成された第1連通孔に取り付けられて前記制御部の制御に従って前記収容空間内の空気を前記排出口近傍空間に送風する第3送風機を備えて構成され、
    前記制御部は、前記予め規定された一方の温度が前記第1の温度以下のときに、前記第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで低下させることで前記空気排出口からの空気の排出を制限させると共に、前記予め規定された一方の温度が前記第2の温度以上のときに、前記第3送風機による空気の送風量を予め規定された送風量まで上昇させることで前記空気排出口からの空気の排出の制限を解除させる請求項1記載の食品乾燥庫。
  3. 前記第2収容部の前記空気排出口は、当該食品乾燥庫における背面側に形成されている請求項2記載の食品乾燥庫。
  4. 前記第2収容部の前記空気排出口は、前記排出口近傍空間内に送風された空気を前記第3送風機の羽根車における回転軸の軸線と交差する向きに排出可能に形成されている請求項2または3記載の食品乾燥庫。
  5. 前記空気移動制限部は、前記第2収容部内に配設されて、前記収容空間と、前記空気導入口の近傍の導入口近傍空間とを仕切る第2仕切板を備え、かつ前記空気導入口から導入された空気が前記第2仕切板に当接して当該第2仕切板に沿って前記第2収容部内を移動した後に当該第2仕切板に形成された第2連通孔から前記収容空間内に流入するように当該空気導入口および当該第2連通孔が非対向位置にそれぞれ形成されると共に、前記空気導入口から前記第2連通孔までの空気の通過抵抗によって当該空気導入口からの空気の導入を制限するように構成されている請求項2から4のいずれかに記載の食品乾燥庫。
  6. 前記第2収容部の前記空気導入口は、当該食品乾燥庫における正面、底面、および左右両側面のいずれかに形成されている請求項5記載の食品乾燥庫。
  7. 前記空気導入口を閉塞する向きに第1付勢部材によって付勢されると共に前記第3送風機による空気の送風に伴って生じる当該空気導入口からの前記空気の吸入圧力によって当該第1付勢部材の付勢力に抗して当該空気導入口を開口する第1シャッターと、前記空気排出口を閉塞する向きに第2付勢部材によって付勢されると共に前記第3送風機の作動に伴って生じる当該空気排出口からの前記空気の排出圧力によって当該第2付勢部材の付勢力に抗して当該空気排出口を開口する第2シャッターの少なくとも一方を備えて構成されている請求項から6のいずれかに記載の食品乾燥庫。
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