JP6956954B2 - 船倉扉 - Google Patents

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本発明は、開き戸タイプの扉に関する。
船舶に設置される扉としては、例えば、下記特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1に開示された開き戸タイプの扉は、室内と室外を密閉するための鋼製風雨密扉であって、その最大開閉角度を調整可能である。
特開2011−218858号公報
ところで、船舶の荷室(ホールド)内壁面の開口の部分に設置される扉の荷室側の面に取っ手や回動機構等が突出していると、荷室内の積荷が硬い重量物であった場合に、積荷が突出部に衝突して破損してしまったり、積荷が穀物等の極小さな物であった場合に、突出物の隙間に積荷が入り込んでしまったりするおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、片面に突出物を設けなくても済む構造の扉を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る船倉扉は、船舶の荷室の壁の開口の部分に設置され、前記開口を開閉する船倉扉において、閉状態において前記開口を塞ぐと共に前記壁の第一面側に開かれる扉板と、前記扉板を前記壁に対して鉛直軸回りに回動自在に支持する扉開閉部材と、を備え、前記扉開閉部材は、中間体と、前記中間体と、前記壁の前記第一面と逆の第二面側の所定の場所とを、鉛直な第一回動軸回りに回動自在に連結する第一回動機構と、前記扉板の前記第二面側の所定の場所と、前記中間体とを、鉛直な第二回動軸回りに回動自在に連結する第二回動機構と、を備え、前記第一回動機構は、前記壁側に形成された壁側第一ロック用穴と、前記中間体側に形成された中間体側第一ロック用穴と、に通されることで、前記壁に対して前記中間体を所定の第一回動角度で固定するための第一ロックピンを有する第一軸ロック機構を備え、前記第二回動機構は、前記中間体側に形成された中間体側第二ロック用穴と、前記扉板側に形成された扉板側第二ロック用穴と、に通されることで、前記中間体に対して前記扉板を所定の第二回動角度で固定するための第二ロックボルトを有する第二軸ロック機構を備え、前記閉状態における前記第一回動角度及び前記第二回動角度を0°とし、前記第一軸ロック機構は、前記第一回動角度が略90°の状態で、前記壁側第一ロック用穴と前記中間体側第一ロック用穴とが鉛直方向に一列に並び、前記第一ロックピンが通されるように構成され、前記第二軸ロック機構は、前記第二回動角度が略0°の状態で、前記中間体側第二ロック用穴と前記扉板側第二ロック用穴とが鉛直方向に一列に並び、前記第二ロックボルトが通されるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る扉によれば、中間体を挟む2つの回動機構を介して壁の第二面側と扉板の第二面側とを連結しており、扉板が開かれる第一面側に突出物の存在しない扉の構造を実現できる。
図1は、本発明の実施形態に係る船倉扉の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る船倉扉の正面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る船倉扉の開閉状態を示す概略図である。 図4は、本発明の実施形態に係る閉状態の扉開閉部材の斜視図である。 図5は、本発明の実施形態に係る中間開度状態の扉開閉部材の斜視図である。 図6は、本発明の実施形態に係る最大開度状態の扉開閉部材の斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、船舶の荷室(船倉、ホールド)3と、その隣の倉庫4との間の境界壁である荷室壁6に形成された開口を開閉するために設置される船倉扉10を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る船倉扉の斜視図であり、船倉扉10が90°開いた状態を荷室3側から見た図である。図2は、本施形態に係る船倉扉の正面図であり、船倉扉10が0°に閉じた状態を倉庫4側から見た図である。
図3は、本実施形態に係る船倉扉の開閉状態を示す概略図であり、図3(a)は開度が0°、図3(b)は開度が90°、図3(c)は開度が180°の状態を示している。図4は、本実施形態に係る閉状態の扉開閉部材の斜視図である。図5は、本実施形態に係る中間開度状態の扉開閉部材の斜視図である。図6は、本実施形態に係る最大開度状態の扉開閉部材の斜視図である。なお、図4においては、後述する密封レバー50は閉まっておらず、密封されていない状態である。
荷室3は、例えば、鉄鉱石、穀物、鋼板等の積荷が積み込まれる部屋であり、倉庫4は、道具、ダンネージ(荷敷き)、資材や、荷室3内で積荷を運搬するためのフォークリフト等が置かれる部屋である。船倉扉10は、荷室壁6の開口を塞いで閉じるための扉板11と、扉板11を荷室壁6に対して鉛直軸回りに回動自在に支持する扉開閉部材15と、密閉レバー50とを備えている。
船倉扉10は、両開きの開き戸タイプであり、左右2枚の扉板11を備えている。扉板11は、荷室3側に開く構造であり、本実施形態では、閉じた状態の扉板11及び荷室壁6の荷室3側の面を第一面、第一面と逆の倉庫4側の面を第二面とする。扉板11の第二面側の周縁部には、枠形状のゴム製パッキン12が設置されており、荷室壁6の開口周縁と密着することで船倉扉10の水密を実現することができる。
扉開閉部材15は、中間体20と、中間体20と荷室壁6の第二面側の開口近傍の所定の場所とを鉛直な第一回動軸31回りに回動自在に連結する第一回動機構30と、扉板11の第二面側の所定の場所と中間体20とを鉛直な第二回動軸41回りに回動自在に連結する第二回動機構40とを備えている。扉開閉部材15は、各扉板11に対して上部と下部にそれぞれ1つずつ設置されている。
中間体20は、水平断面が略U字形(コの字形)の鋼製の部材であり、その一端に第一回動機構30が設置され、他端に第二回動機構40が設置されている。
第一回動機構30は、第一回動軸31と、中間体20の一端に一体に固定設置された、第一回動軸31を軸支する中間体側第一軸支部32と、荷室壁6の第二面側の所定の場所に一体に固定設置された、第一回動軸31を軸支する壁側第一軸支部33と、第一回動機構30をロックして回動を停止させるための第一軸ロック機構35とを備えている。
第一軸ロック機構35は、中間体20側に一体に固定設置された、中間体側第一ロック用穴37aが形成された中間体側第一ロック用部材37と、荷室壁6に一体に固定設置された、壁側第一ロック用穴38aが形成された壁側第一ロック用部材38と、中間体側第一ロック用穴37a及び壁側第一ロック用穴38aに通されることで、荷室壁6と中間体20との第一回動軸31回りの相対的な移動を制限してロックする第一ロックピン36と、非ロック時に第一ロックピン36を置いておく第一ロックピン載置部39とを備えている。
ここで、本実施形態では、第一回動機構30の第一回動角度と、第二回動機構40の第二回動角度との和が船倉扉10の開度(開き角度)となる。船倉扉10が0°に閉じた閉状態では、第一回動機構30の第一回動角度及び第二回動角度の両者が0°である(図3(a)及び図4参照)。
また、船倉扉10が90°に開いた中間開度状態では、第一回動角度が90°、第二回動角度が0°である(図3(b)及び図5参照)。また、船倉扉10が180°に開いた最大開度状態では、第一回動角度及び第二回動角度の両者が90°である(図3(c)及び図6参照)。
第一回動機構30は、第一回動角度が90°のときに、中間体側第一ロック用穴37aと、壁側第一ロック用穴38aとが鉛直方向に一列に並ぶように構成されており、この状態で第一ロックピン36を両ロック用穴37a,38aに通すことで、第一回動機構30を第一回動角度が90°の状態でロック固定することができる。
荷室壁6と中間体20とは、第一回動機構30により第一回動軸31回りに略0°〜90°の範囲で回動可能に連結されており、第一軸ロック機構35は、荷室壁6と中間体20とを、第一回動角度が略0°〜90°の間で回動自在なフリー状態と、第一回動角度が90°で固定されるロック状態との間で切り換えることができる。
第二回動機構40は、第二回動軸41と、中間体20の他端に一体に固定設置された、第二回動軸41を軸支する中間体側第二軸支部42と、扉板11の第二面側の所定の場所に一体に固定設置された、第二回動軸41を軸支する扉側第二軸支部43と、第二回動機構40をロックして回動を停止させるための第二軸ロック機構45とを備えている。
第二軸ロック機構45は、中間体20側に一体に固定設置された、中間体側第二ロック用穴47aが形成された中間体側第二ロック用部材47と、扉板11側に一体に固定設置された、扉側第二ロック用穴48aが形成された扉側第二ロック用部材48と、中間体側第二ロック用穴47a及び扉側第二ロック用穴48aに通されてナットとネジ留めされることで、中間体20と扉板11との第二回動軸41回りの相対的な移動を制限してロックする第二ロックボルト46とを備えている。
第二回動機構40は、第二回動角度が0°のときに、中間体側第二ロック用穴47aと、扉側第二ロック用穴48aとが鉛直方向に一列に並ぶように構成されており、この状態で第二ロックボルト46を両ロック用穴47a,48aに通すことで、第二回動機構40を第二回動角度が0°の状態でロック固定することができる。
中間体20と扉板11とは、第二回動機構40により第二回動軸41回りに略0°〜90°の範囲で回動可能に連結されており、第二軸ロック機構45は、中間体20と扉板11とを、第二回動角度が0°〜90°の間で回動自在なフリー状態と、第二回動角度が0°で固定されるロック状態との間で切り換えることができる。
なお、第一軸ロック機構35及び第二軸ロック機構45は、ロック状態において遊びを持つように構成されており、ロック状態であっても第一回動角度及び第二回動角度は微少角度変化可能である。
これにより、後述するように、密閉レバー50を閉める際に、第一回動機構30及び第二回動機構40が微少角度回動することで、船倉扉10の密封性を向上させることができる。なお、高い密封性を実現するためには、第二軸ロック機構45の遊びが10°程度あることが望ましい。
具体的には、第二回動機構40において、第二ロックボルト46の外径よりも第二ロック用穴47a,48aの内径が若干大きくなっている。
密閉レバー50は、扉板11の倉庫4側の面(第二面)の周縁部において、各辺に3つずつ設置されており、扉板11の表面に垂直な水平軸回りに回動自在に設置されている。船倉扉10を閉じた状態で、密閉レバー50を閉める方向に回動させて、先端係止部を荷室壁6側に突出させることで、先端係止部が荷室壁6に係合し、扉板11を荷室壁6に対して圧着するように構成されている。
扉板11の倉庫側の面の周縁部にはシール用のパッキン12が設置されており、船倉扉10を閉じた後に、密閉レバー50を閉めることで、扉板11を荷室壁6に密着させて、密封することができる。
以上、船倉扉10の構成について説明したが、続いて、船倉扉10の開閉作業について説明する。まず、船倉扉10を0°に閉じた閉状態から開度90°の中間開度状態又は開度180°の最大開度状態まで開く手順について説明する。
船倉扉10が閉じた状態では、第一回動機構30及び第二回動機構40は回動角度が0°であり、密閉レバー50は全て閉じている。このとき、第一回動機構30は回動自在なフリーの状態であり、第二回動機構40は、第二軸ロック機構45により第二回動角度が0°に固定ロックされている。
船倉扉10を開く際には、まず、全ての密閉レバー50を開いて、扉板11の荷室壁6への圧着状態を解除する。そうすると、フリー状態の第一回動機構30のみが回動可動であり、扉板11は、第一回動軸31回りにのみ回動可能である。この状態で、第一回動角度が0°から90°となるように、第一回動機構30を開く。
具体的には、作業者が扉板11を開く方向に動かすことで、第二軸ロック機構45によりロックされている中間体20と扉板11との相対的位置はそのままで、フリー状態の第一回動機構30のみが回動し、中間体20と一体の扉板11が第一回動軸31回りに荷室壁6に対して90°開く。なお、第一回動機構30を90°よりも大きく開こうとしても、中間体20の内側壁が荷室壁6の開口縁に干渉するなどして、大きく開くことはできない。
このように第一回動機構30が90°開いた状態で、第一軸ロック機構35をロック状態とすると、船倉扉10は90°開いた中間開度状態となる。この中間開度状態では、第一軸ロック機構35及び第二軸ロック機構45がロック状態であり、扉板11は90°開いた状態に固定される。中間開度状態でも十分に荷室3内の作業が行え、支障がないのであれば、船倉扉10の開作業は終了する。
さらに、船倉扉10を180°まで開きたい場合(例えば、倉庫4内に置かれているフォークリフトを中間開度状態の扉板11の裏側に回り込ませたい場合等)には、中間開度状態から第二軸ロック機構45をフリー状態とする。そうすると、第一軸ロック機構35により中間体20が荷室壁6に対して相対的に固定されたままで、扉板11は中間体20に対して第二回動軸41回りに回動自在となる。
この状態で、フリー状態の第二回動機構40の第二回動角度を0°から90°へと開く。具体的には、作業者が扉板11を開く方向に動かすことで、第一軸ロック機構35によりロックされている荷室壁6と中間体20との相対的位置はそのままで、フリー状態の第二回動機構40のみが回動し、扉板11が第二回動軸41回りに中間体20に対して90°開く。なお、第二回動機構40を90°よりも大きく開こうとしても、扉板11の側縁部が中間体20の内側壁や荷室壁6等に干渉するなどして、大きく開くことはできない。
このように、第一回動機構30及び第二回動機構40の両者が90°ずつ開いた状態では、船倉扉10は180°開いた最大開度状態となる。この最大開度状態で扉板11を固定する場合には、Dリング等を使って船舶の壁や床等に固定すれば良い。
続いて、最大開度状態の船倉扉10を閉状態まで閉める手順について説明する。まず、Dリング等の扉板11を船舶の壁や床等に固定している部材を解除し、第二回動角度が90°の第二回動機構40を0°まで閉じる作業を行う。
上述したように、船倉扉10が180°開いた最大開度状態では、第一回動角度が90°の第一回動機構30は第一軸ロック機構35によりロックされ、第二回動角度が90°の第二回動機構40はフリー状態であるため、Dリング等を外して扉板11を閉じる方向に動かすと、第二回動角度が0°となるまで第二回動機構40のみが回動する。
第二回動角度が0°となった状態で、第二軸ロック機構45をロック状態とすると、船倉扉10は90°開いた中間開度状態となる。中間開度状態から閉状態まで閉める際には、まず、第一軸ロック機構35をフリー状態とする。そうすると、第二軸ロック機構45により扉板11が中間体20に対して相対的に固定されたままで、中間体20は荷室壁6に対して第一回動軸31回りに回動自在になる。
この状態で、フリー状態の第一回動機構30の第一回動角度を90°から0°へと閉じる。具体的には、作業者が扉板11を閉じる方向に動かすことで、第二軸ロック機構45によりロックされている扉板11と中間体20との相対的位置はそのままで、フリー状態の第一回動機構30のみが回動し、中間体20と一体の扉板11が第一回動軸31回りに荷室壁6に対して回動して0°に閉じる。
第一回動機構30が0°まで閉じられると、第一回動機構30及び第二回動機構40の両者の回動角度が0°となり、さらに、全ての密閉レバー50を閉じることで、船倉扉10が閉状態となる。なお、閉状態において、第一軸ロック機構35はフリー状態であり、第二軸ロック機構45はロック状態である。
密閉レバー50を閉じることで、扉板11の周縁部のパッキン12が荷室壁6の開口縁に押し付けられる。このとき、第一回動機構30はフリー状態であり、第二回動機構40をロックする第二軸ロック機構45は遊びを持っているため、密閉レバー50により荷室壁6に押し付けられる扉板11は、荷室壁6に対して全体が均一に押し付けられるように、第一回動軸31及び第二回動軸41回りに微調整のために回動し、船倉扉10の密封性を向上させることができる。
扉開閉部材15の回動軸が一軸だけであれば、扉板11の荷室壁6に対する回動角度だけしか調整できないが、本実施形態では、扉開閉部材15が第一回動軸31及び第二回動軸41を備えることで、上述したように、扉板11の荷室壁6に対する平行度を調整することも可能である。
以上、本実施形態について説明したが、本実施形態によれば、扉板11を荷室壁6に対して回動可能に支持する扉構造において、中間体20を挟む第一回動機構30と第二回動機構40とを介して、荷室壁6の第二面側の所定の場所と、扉板11の同じく第二面側の所定の場所とを連結しており、扉板11が開かれる方向の荷室3側(第一面側)に突出物を設けなくて済む扉構造を実現することができる。
よって、本実施形態によれば、荷室3内の積荷が硬い重量物であっても、積荷が扉の荷室3側の突出物に衝突して破損してしまうといった事故を防止することができる。
また、本実施形態においては、第一回動機構30の第一軸ロック機構35及び第二回動機構40の第二軸ロック機構45がロック状態で遊びを有するように構成されており、閉状態において扉板11の姿勢を荷室壁6に対して微調整することで、扉板11を荷室壁6に対して均一に密着させることができ、船倉扉10の高い水密性を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、船倉扉を構成する各部材の形状やサイズ、素材等は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、船舶の荷室に設置される船倉扉を例に挙げて説明したが、本発明は、船舶の荷室以外に設置される他の扉や、陸上の倉庫の扉、トラックの荷台の扉等、適宜他の用途の開き戸タイプの扉に適用することができる。また、上記実施形態では、両開きタイプの扉について説明したが、もちろん本発明は片開きタイプの扉にも適用することができる。
また、上記実施形態では、第一回動機構の第一軸ロック機構によるロック角度を90°、第二回動機構の第二軸ロック機構によりロック角度を0°としているが、各ロック機構のロック角度は適宜変更可能である。例えば、第一軸ロック機構のロック角度を60°、第二軸ロック機構のロック角度を30°としても良い。また、ロック機構のロック角度を固定値とするのではなく、多段階で固定できるようにしても良い。
3 荷室
6 荷室壁
4 倉庫
10 船倉扉
11 扉板
12 パッキン
15 扉開閉部材
20 中間体
30 第一回動機構
31 第一回動軸
32 中間体側第一軸支部
33 壁側第一軸支部
35 第一軸ロック機構
36 第一ロックピン
37 中間体側第一ロック用部材
37a 中間体側第一ロック用穴
38 壁側第一ロック用部材
38a 壁側第一ロック用穴
39 第一ロックピン載置部
40 第二回動機構
41 第二回動軸
42 中間体側第二軸支部
43 扉側第二軸支部
45 第二軸ロック機構
46 第二ロックボルト
47 中間体側第二ロック用部材
47a 中間体側第二ロック用穴
48 扉側第二ロック用部材
48a 扉側第二ロック用穴
50 密閉レバー

Claims (1)

  1. 船舶の荷室の壁の開口の部分に設置され、前記開口を開閉する船倉扉において、
    閉状態において前記開口を塞ぐと共に前記壁の第一面側に開かれる扉板と、
    前記扉板を前記壁に対して鉛直軸回りに回動自在に支持する扉開閉部材と、を備え、
    前記扉開閉部材は、
    中間体と、
    前記中間体と、前記壁の前記第一面と逆の第二面側の所定の場所とを、鉛直な第一回動軸回りに回動自在に連結する第一回動機構と、
    前記扉板の前記第二面側の所定の場所と、前記中間体とを、鉛直な第二回動軸回りに回動自在に連結する第二回動機構と、
    を備え
    前記第一回動機構は、前記壁側に形成された壁側第一ロック用穴と、前記中間体側に形成された中間体側第一ロック用穴と、に通されることで、前記壁に対して前記中間体を所定の第一回動角度で固定するための第一ロックピンを有する第一軸ロック機構を備え、
    前記第二回動機構は、前記中間体側に形成された中間体側第二ロック用穴と、前記扉板側に形成された扉板側第二ロック用穴と、に通されることで、前記中間体に対して前記扉板を所定の第二回動角度で固定するための第二ロックボルトを有する第二軸ロック機構を備え、
    前記閉状態における前記第一回動角度及び前記第二回動角度を0°とし、
    前記第一軸ロック機構は、前記第一回動角度が略90°の状態で、前記壁側第一ロック用穴と前記中間体側第一ロック用穴とが鉛直方向に一列に並び、前記第一ロックピンが通されるように構成され、
    前記第二軸ロック機構は、前記第二回動角度が略0°の状態で、前記中間体側第二ロック用穴と前記扉板側第二ロック用穴とが鉛直方向に一列に並び、前記第二ロックボルトが通されるように構成されていることを特徴とする船倉扉。
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