JP6954208B2 - 薄膜キャパシタ - Google Patents

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Description

本発明は、薄膜キャパシタに関する。
従来、電極層と誘電体層とを交互に積層してなる容量部を基板上に設けた構造の薄膜キャパシタが知られている。たとえば、下記特許文献1、2には、基板上に設けた容量部と、該容量部を覆う保護絶縁層との間に、バリア層を設ける技術が開示されている。
特開2004−214589号公報 国際公開第2006/117912号公報
上述した従来の薄膜キャパシタでは、製造時において容量部やバリア層にクラックが生じ得る。特に、成膜温度からの降温時においてクラックが生じ得る。
発明者らは、上記クラックについて研究を重ね、その結果、クラックを有意に抑制することができる技術を新たに見出した。
本発明は、クラックの抑制が図られた薄膜キャパシタを提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る薄膜キャパシタは、基材と、基材の主面上に設けられ、主面の法線方向に沿って複数の電極層と複数の誘電体層とが交互に積層された容量部と、無機絶縁材料で構成されており、容量部の側面と基材の主面とを連続的に覆い、かつ、容量部の側面と直接接する第1層を含むバリア層とを備え、基材の線膨張係数をCTE1、容量部の線膨張係数をCTE2、バリア層の第1層の線膨張係数をCTE3としたときに、CTE1>CTE2>CTE3の関係を満たす。
上記薄膜キャパシタにおいては、CTE1>CTE2>CTE3の関係を満たすことで、成膜温度からの降温時に、容量部およびバリア層にクラックが生じる事態が抑制されている。
他の形態に係る薄膜キャパシタは、バリア層の第1層が、容量部の側面および基材の主面と直接接しており、CTE3/CTE1、および、CTE3/CTE2が、いずれも0.3より大きい。この場合、クラックがさらに抑制される。
他の形態に係る薄膜キャパシタは、バリア層が複数の層で構成されており、かつ、バリア層を構成する複数の層のうちの隣接する2層では容量部に近い方の内層の線膨張係数が容量部から離れた方の外層の線膨張係数より高く、基材の線膨張係数に対するバリア層を構成する各層の線膨張係数の割合、および、容量部の線膨張係数に対するバリア層を構成する各層の線膨張係数の割合が、いずれも0.3より大きい。バリア層が複数の層で構成されている場合において、クラックがさらに抑制される。
他の形態に係る薄膜キャパシタは、バリア層が複数の層で構成されており、かつ、バリア層を構成する複数の層の隣接する2層のうちの容量部から離れた方の外層の線膨張係数をCTE3’とし、容量部に近い方の内層の線膨張係数をCTE3’’としたとき、CTE3’/CTE1およびCTE3’/CTE2が0.3以下であり、外層の厚さが内層の厚さの半分未満であり、CTE3’/CTE3’’が0.3より大きい。バリア層が、線膨張率が比較的低い外層を含む場合であっても、外層の厚さを内層の厚さの半分未満とし、CTE3’/CTE3’’が0.3より大きくなるように設計することで、クラックが効果的に抑制される。
本発明によれば、クラックの抑制が図られた薄膜キャパシタが提供される。
本発明の一実施形態に係る薄膜キャパシタを示した概略断面図である。 図1の薄膜キャパシタの製造方法の工程を示した図である。 図1の薄膜キャパシタの製造方法の工程を示した図である。 基材、容量部およびバリア層それぞれの材料を例示した表である。 本発明の実施例に係る実験結果を示した表である。 本発明の実施例に係る実験結果を示した表である。
以下、図面を参照して種々の実施形態および実施例について説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、薄膜キャパシタ10は、基材20と、基材20の主面20a上に設けられた容量部30と、容量部30を覆うバリア層40とを備えて構成されている。本実施形態に係る薄膜キャパシタ10は、極小の平面寸法を有し、一例として1.0mm×0.5mmの平面寸法を有する。
基材20は、金属箔で構成されており、本実施形態ではNi箔で構成されている。基材20は、Ni以外に、Al、Ag、Cu、Au等の金属材料やこれらの合金材料で構成することもできる。また、基材20は、CaTiOやCaFで構成することもできる。基材20の厚さは、たとえば20〜100μmであり、一例として28μmである。
容量部30は、基材20の主面20aの法線方向に沿って複数の電極層31と複数の誘電体層32とが交互に積層された積層構造を有している。本実施形態では、電極層31はNiで構成されている。電極層31は、Ni以外に、Cu、Au、Pt等の金属材料で構成することができる。また、本実施形態では、誘電体層32はBaTiOで構成されている。誘電体層32は、BaTiO以外に、SrTiO、(Ba,Sr)TiO、ZrO、Al、CaZrO等で構成することもできる。容量部30は、電極層31と誘電体層32とが露出し、電極層31と誘電体層32とが縞状に並ぶ面である側面30aを有する。側面30aは、図1に示すように基材20の主面20aの法線方向に沿って延在する態様であってもよく、該法線方向に対して所定角度だけ傾斜した態様であってもよい。
バリア層40は、容量部30の側面30aおよび上面30bと、容量部30の周囲の基材20の主面20aを覆っている。特に、バリア層40は、容量部30の側面30aと基材20の主面20aとで画成される隅部Pを覆うように、容量部30の側面30aと基材20の主面20aとを連続的に覆っている。バリア層40は、基材20の主面20a上において、容量部30が存在する領域と容量部30が存在しない領域との両方を覆っているため、平面を被覆する平坦な形態のバリア層に比べて、隅部や段差部を覆う箇所においてクラックが生じやすい。
バリア層40は、複数の層で構成されており、本実施形態では2層で構成されている。すなわち、バリア層40は、容量部30の側面30a、上面30b、基材20の主面20aと直接接する第1層41と、第1層41を介して容量部30および基材20を覆う第2層42とで構成されている。第1層41は、ZrO、MgO、(Ba,Sr)TiO、SrTiO、BaTiO、Al等の無機絶縁材料で構成することができる。また、第2層42は、SiC、HfO、SiN等の無機絶縁材料で構成することができる。
薄膜キャパシタ10は、さらに、バリア層40を介して容量部30を覆う第1の絶縁層50と、第1の絶縁層50を介して容量部30の電極層31に接続された一対の配線層60A、60Bと、一対の配線層60A、60Bを覆う第2の絶縁層70と、第2の絶縁層70を介して一対の配線層60A、60Bにそれぞれ接続された一対の端子80A、80Bとを備えている。第1の絶縁層50および第2の絶縁層60は、たとえばポリイミド、エポキシ、フェニール、シリコーン、変形イミド、BCB等の樹脂材料で構成することができる。また、第1の絶縁層50はバリア層40で代替してもよい。一対の配線層60A、60Bおよび一対の端子80A、80Bは、たとえばCuやCu/Ni/Au、Cu/Ni/Pd/Au、Cu/Ni/Sn、Al/Ni/Au、Al/Ni/Sn等で構成することができる。
続いて、上述した薄膜キャパシタ10の製造方法について、図2、3を参照しつつ説明する。
薄膜キャパシタ10を製造する際には、まず、図2(a)に示すように、基材20の主面20a上に複数の電極層31と複数の誘電体層32とが交互に積層された積層体35を形成する。次に、積層体35をRIE等でエッチングして、図2(b)に示すように、容量部30を形成する。このとき、エッチングにより、容量部30の領域が画定されるとともに、一対の配線層60A、60Bが設けられる領域それぞれに穴37が形成される。その結果、容量部30の外周面および穴37の内側面に、電極層31と誘電体層32とが露出した側面30aが形成される。なお、各穴37の底面には電極層31が露出している。そして、図2(c)に示すように、容量部30の側面30aおよび上面30bと、容量部30の周囲の基材20の主面20aを覆うようにバリア層40を成膜する。バリア層40の成膜には、種々の成膜方法を用いることができ、たとえばスパッタ法やPLD法を用いることができる。バリア層40の第1層41がBaTiOで構成される場合、BaTiO膜を成膜した後に焼成する。
さらに、図3(a)に示すように、バリア層40を覆うように第1の絶縁層50を形成する。第1の絶縁層50は、容量部30の各穴37の底面を覆う部分のバリア層40が露出するように開口52が設けられている。そして、図3(b)に示すように、第1の絶縁層50をマスクとしたエッチングをおこない、各穴37の底面を覆う部分のバリア層40を除去する。それにより、各穴37の底面を構成する電極層31が露出する。続いて、図3(c)に示すように、第1の絶縁層50上に、開口52を埋めるように一対の配線層60A、60Bを形成する。一対の配線層60A、60Bは、互いに電気的に絶縁されており、配線層60Aは一方の穴37に露出した電極層31に接続され、配線層60Bは他方の穴37に露出した電極層31に接続される。最後に、一対の配線層60A、60Bを覆う第2の絶縁層70を形成し、さらに第2の絶縁層70を介して一対の配線層60A、60Bにそれぞれ接続される一対の端子80A、80Bを形成することで、上述した薄膜キャパシタ10が得られる。
ここで、薄膜キャパシタ10の各構成要素の線膨張係数について説明する。
基材20は、比較的高い線膨張係数(CTE1)を有し、容量部30はCTE1より低い線膨張係数(CTE2)を有し、バリア層40の第1層41はCTE2より低い線膨張係数(CTE3)を有する。すなわち、薄膜キャパシタ10は、CTE1>CTE2>CTE3の関係を満たしている。
図4の表に、CTE1>CTE2>CTE3の関係を満たし得る基材20、容量部30およびバリア層40それぞれの材料を例示している。各材料に付した数値は線膨張係数(10−6/K)を示している。たとえば、第1段目では、基材20の材料に40×10−6/Kの線膨張係数を有するCaTiOが用いられ、容量部30の誘電体層32の材料に11×10−6/Kの線膨張係数を有するZrOが用いられ、容量部30の電極層31の材料に16.6×10−6/Kの線膨張係数を有するCuが用いられ、バリア層40の第1層41の材料に11×10−6/Kの線膨張係数を有するZrOが用いられ、バリア層40の第2層42の材料に6.6×10−6/Kの線膨張係数を有するSiCが用いられた組み合わせが示されている。CTE1>CTE2>CTE3の関係を満たす限りにおいて、基材20、容量部30およびバリア層40の材料の組み合わせは様々に変えることができる。
なお、容量部30の線膨張係数CTE2は、容量部30を構成する複数の電極層31の合計厚さと複数の誘電体層の合計厚さとの比率を用いて求めることができる。すなわち、電極層31の合計厚さをx、誘電体層32の合計厚さをyとしたとき、容量部30の線膨張係数CTE2は、電極層31を構成する材料の線膨張係数×(x/(x+y))+誘電体層32を構成する材料の線膨張係数×(y/(x+y))の式で求められる。
発明者らは、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされた場合に、成膜温度からの降温時において、薄膜キャパシタ10の容量部30に生じるクラックが抑制され、かつ、バリア層40に生じるクラックも抑制されることを新たに見出した。バリア層40では、容量部30の側面30aと基材20の主面20aとで画成される隅部Pを覆う部分にクラックが生じやすいが、薄膜キャパシタ10では隅部Pにおけるクラック発生が有意に抑制されている。
また、薄膜キャパシタ10は、CTE3/CTE1、および、CTE3/CTE2が、いずれも0.3より大きくなるように設計されている。この場合、クラックのさらなる抑制が図られることを、発明者らは見出した。
さらに、薄膜キャパシタ10においては、バリア層40が複数の層で構成されており、かつ、バリア層40を構成する複数の層のうちの隣接する2層では容量部に近い方の内層の線膨張係数が容量部から離れた方の外層の線膨張係数より高くなっている。上記実施形態に関しては、バリア層40は隣接する第1層41および第2層42で構成されており、容量部30に近い方の第1層(内層)41の線膨張係数CTE3が容量部30から離れた方の第2層(外層)42の線膨張係数CTE4より高くなっている。また、薄膜キャパシタ10は、基材20の線膨張係数CTE1に対するバリア層40を構成する各層(第1層41、第2層42)の線膨張係数の割合(CTE3/CTE1、CTE4/CTE1)、および、容量部30の線膨張係数CTE2に対するバリア層40を構成する各層の線膨張係数の割合(CTE3/CTE2、CTE4/CTE2)が、いずれも0.3より大きくなるように設計されている。この場合、クラックのさらなる抑制が図られることを、発明者らは見出した。
薄膜キャパシタ10は、バリア層40が複数の層で構成されており、かつ、バリア層40を構成する複数の層の隣接する2層のうちの容量部30から離れた方の外層の線膨張係数をCTE3’としたとき、CTE3’/CTE1およびCTE3’/CTE2が0.3以下となる態様であってもよい。上記実施形態に関しては、バリア層40は隣接する第1層41および第2層42で構成されており、容量部30から離れた方の第2層(外層)の線膨張係数CTE4(CTE3’)に関し、CTE4/CTE1およびCTE4/CTE2が0.3以下となる態様であってもよい。このとき、薄膜キャパシタ10は、外層の厚さが内層の厚さの半分未満であり、内層の線膨張係数をCTE3’’としたとき、CTE3’/CTE3’’が0.3より大きくなるように設計し得る。上記実施形態に関しては、バリア層40の第2層42の厚さが第1層41の厚さの半分未満であり、バリア層40の第1層41の線膨張係数CTE3(CTE3’’)に関し、CTE4/CTE3が0.3より大きくなるように設計し得る。この場合、クラックが効果的に抑制されることを発明者らは見出した。
以下、発明者らによる実験の内容および結果について、図5、6の表を参照しつつ説明する。
発明者らは、基材20、容量部30およびバリア層40の材料の各線膨張係数(CTE1、CTE2、CTE3)とクラックとの関係を確認するため、異なる材料の試料を複数準備して、各試料についてクラックの有無を確認した。その結果は、図5の表に示すとおりであった。
実施例に係る試料1〜4では、基材20として厚さ28μmのNi箔を用い、容量部30として厚さ0.5μmのNi電極層および厚さ0.2μmのBaTiO誘電体層を7層ずつ含む積層体(トータル厚さ4.9μm)を用いた。試料1では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのSiO層を形成した。試料2では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのSiN層を形成した。試料3では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのAl層を形成した。試料4では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのBaTiO層を形成した。なお、試料1〜4のいずれも、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされている。
そして、試料1〜4のそれぞれについてクラックの有無を確認した。クラックの有無は、「容量部成膜後」、「バリア層成膜後」および「バリア層浸漬テスト後」の3種の状況下において確認した。「容量部成膜後」では、容量部30を成膜した後であってバリア層40を成膜する前に、光学顕微鏡を用いて基材20の主面20a側からクラックの有無を確認した。「バリア層成膜後」では、バリア層40を成膜した後に、光学顕微鏡を用いて基材20の主面20a側からクラックの有無を確認した。「バリア層浸漬テスト後」では、バリア層40を成膜した後に、容量部30を溶解するエッチング液に浸漬し、容量部30の溶解の有無を光学顕微鏡で確認した。バリア層浸漬テストでは、光学顕微鏡のみでは視認できないサイズのクラックを確認することができ、より高い精度でクラックの有無を確認することができる。
その結果、試料1〜4のいずれも容量部成膜後およびバリア層成膜後ではクラックが確認されなかった。また、試料1〜4のうち、CTE3/CTE1およびCTE3/CTE2がいずれも0.3より大きい試料3、4では、バリア層浸漬テスト後においてもクラックが確認されなかった。
実施例に係る試料5〜8では、基材20として厚さ28μmのCu箔を用い、容量部30として厚さ0.5μmのNi電極層および厚さ0.2μmのBaTiO誘電体層を7層ずつ含む積層体(トータル厚さ4.9μm)を用いた。試料5では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのSiO層を形成した。試料6では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのSiN層を形成した。試料7では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのAl層を形成した。試料8では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのBaTiO層を形成した。なお、試料5〜8のいずれも、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされている。
試料5〜8のそれぞれについてクラックの有無を確認したところ、試料5〜8のいずれも容量部成膜後およびバリア層成膜後ではクラックが確認されなかった。また、試料5〜8のうち、CTE3/CTE1およびCTE3/CTE2がいずれも0.3より大きい試料7、8では、バリア層浸漬テスト後においてもクラックが確認されなかった。
比較例に係る試料9〜12では、基材20として厚さ200μmのSi基板を用い、容量部30として厚さ0.5μmの7層のNi電極層および厚さ0.2μmの6層のBaTiO誘電体層を含む積層体(トータル厚さ4.7μm)を用いた。試料9では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのSiO層を形成した。試料10では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのSiN層を形成した。試料11では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのAl層を形成した。試料12では、単層構造のバリア層40として、厚さ0.2μmのBaTiO層を形成した。
なお、試料9〜12のいずれも、CTE1>CTE2>CTE3の関係を満たしていない。具体的には、試料9ではCTE2>CTE1>CTE3の関係となっており、試料10〜12では、CTE2>CTE3>CTE1の関係となっている。
試料9〜12のそれぞれについてクラックの有無を確認したところ、試料9〜12のいずれも容量部成膜後およびバリア層成膜後においてクラックが確認された。
以上の結果から、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされる場合、成膜温度からの降温時において、薄膜キャパシタ10の容量部30に生じるクラックが抑制され、かつ、バリア層40に生じるクラックも抑制されることが確認された。CTE3/CTE1およびCTE3/CTE2がいずれも0.3より大きい場合には、クラックのさらなる抑制が図られることが確認された。
また、発明者らは、バリア層が複数の層で構成された場合について、基材20、容量部30およびバリア層40の材料の各線膨張係数(CTE1、CTE2、CTE3)とクラックとの関係を確認するため、異なる材料の試料を複数準備して、各試料についてクラックの有無を確認した。その結果は、図6の表に示すとおりであった。なお、以下の説明および図6の表では、バリア層40を構成する層であって、第2層42を覆う層を第3層とし、その線膨張係数をCTE5で示している。
図6の表に示した試料13〜24では、バリア層浸漬テスト後として、10分浸漬後および1時間浸漬後のそれぞれについてクラックの有無を確認した。浸漬時間が長くなると、微小なクラックを確認することができるようになり、より高い精度でクラックの有無を確認することができる。
試料13〜15では、基材20として厚さ28μmのNi箔を用い、容量部30として厚さ0.5μmのNi電極層および厚さ0.2μmのBaTiO誘電体層を7層ずつ含む積層体(トータル厚さ4.9μm)を用いた。試料13では、バリア層40は、Alからなる厚さ0.5μmの第1層と、SiNからなる厚さ1μmの第2層とからなる2層構造を有する。試料14では、バリア層40は、Alからなる厚さ0.5μmの第1層と、SiNからなる厚さ0.5μmの第2層とからなる2層構造を有する。試料15では、バリア層40は、Alからなる厚さ0.5μmの第1層と、SiNからなる厚さ0.2μmの第2層とからなる2層構造を有する。なお、試料13〜15のいずれも、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされている。
試料13〜15のそれぞれについてクラックの有無を確認したところ、試料13〜15のいずれも、容量部成膜後、バリア層成膜後、および、10分浸漬のバリア層浸漬テスト後においてクラックが確認されなかった。また、試料13〜15のうち、CTE4/CTE1およびCTE4/CTE2が0.3以下であり、バリア層の第2層の厚さが第1層の厚さの半分未満であり、CTE4/CTE3が0.3より大きい試料15では、1時間浸漬後のバリア層浸漬テスト後においてもクラックが確認されなかった。
試料16〜18では、基材20として厚さ28μmのNi箔を用い、容量部30として厚さ0.5μmのNi電極層および厚さ0.2μmのBaTiO誘電体層を7層ずつ含む積層体(トータル厚さ4.9μm)を用いた。試料16では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.5μmの第1層と、SiNからなる厚さ1μmの第2層とからなる2層構造を有する。試料17では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.5μmの第1層と、SiNからなる厚さ0.5μmの第2層とからなる2層構造を有する。試料18では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.5μmの第1層と、SiNからなる厚さ0.2μmの第2層とからなる2層構造を有する。なお、試料16〜18のいずれも、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされている。
試料16〜18のそれぞれについてクラックの有無を確認したところ、試料16〜18のいずれも、容量部成膜後、バリア層成膜後、および、10分浸漬のバリア層浸漬テスト後においてクラックが確認されなかった。また、試料16〜18のうち、CTE4/CTE1およびCTE4/CTE2が0.3以下であり、バリア層の第2層の厚さが第1層の厚さの半分未満であり、CTE4/CTE3が0.3より大きい試料18では、1時間浸漬後のバリア層浸漬テスト後においてもクラックが確認されなかった。
以上の結果から、バリア層が複数の層で構成された場合であっても、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされる場合、成膜温度からの降温時において、薄膜キャパシタ10の容量部30に生じるクラックが抑制され、かつ、バリア層40に生じるクラックも抑制されることが確認された。また、CTE3/CTE1およびCTE3/CTE2がいずれも0.3より大きい場合には、クラックのさらなる抑制が図られることが確認された。さらに、バリア層40を構成する第2層42の線膨張係数CTE4が比較的低い場合であっても、外層に相当する第2層42の厚さを内層に相当する第1層41の厚さの半分未満とし、CTE4/CTE3が0.3より大きくなるように設計することで、クラック抑制に効果があることが確認された。
試料19〜21では、試料13〜18同様、基材20として厚さ28μmのNi箔を用い、容量部30として厚さ0.5μmのNi電極層および厚さ0.2μmのBaTiO誘電体層を7層ずつ含む積層体(トータル厚さ4.9μm)を用いた。
試料19では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.5μmの第1層と、Alからなる厚さ0.5μmの第2層とからなる2層構造を有する。試料20では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.5μmの第1層と、Alからなる厚さ0.5μmの第2層と、SiNからなる厚さ0.4μmの第3層とからなる3層構造を有する。試料21では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.5μmの第1層と、Alからなる厚さ0.5μmの第2層と、SiNからなる厚さ0.2μmの第3層とからなる3層構造を有する。なお、試料19〜21のいずれも、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされている。
試料19〜21のそれぞれについてクラックの有無を確認したところ、試料19〜21のいずれも、容量部成膜後、バリア層成膜後、および、10分浸漬のバリア層浸漬テスト後においてクラックが確認されなかった。また、第1層の線膨張係数CTE3が第2層の線膨張係数CTE4より高く、かつ、CTE3/CTE1、CTE3/CTE2、CTE4/CTE1およびCTE4/CTE2がいずれも0.3より大きい試料19では、1時間浸漬後のバリア層浸漬テスト後においてもクラックが確認されなかった。さらに、CTE5/CTE1およびCTE5/CTE2が0.3以下であり、バリア層の第3層の厚さが第2層の厚さの半分未満であり、CTE5/CTE4が0.3より大きい試料21でも、1時間浸漬後のバリア層浸漬テスト後においてもクラックが確認されなかった。
以上の結果から、バリア層が複数の層で構成された場合であっても、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされる場合、成膜温度からの降温時において、薄膜キャパシタ10の容量部30に生じるクラックが抑制され、かつ、バリア層40に生じるクラックも抑制されることが確認された。また、CTE3/CTE1およびCTE3/CTE2がいずれも0.3より大きい場合には、クラックのさらなる抑制が図られることが確認された。さらに、内層に相当する第1層の線膨張係数CTE3が、外層に相当する第2層の線膨張係数CTE4より高く、基材の線膨張係数に対するバリア層を構成する各層の線膨張係数の割合(CTE3/CTE1、CTE4/CTE1)、および、容量部の線膨張係数に対するバリア層を構成する各層の線膨張係数の割合(CTE3/CTE2、CTE4/CTE2)が、いずれも0.3より大きい場合には、クラックが効果的に抑制されることが確認された。また、バリア層40を構成する第3層の線膨張係数CTE5が比較的低い場合であっても、外層に相当する第3層の厚さを内層に相当する第2層の厚さの半分未満とし、CTE5/CTE4が0.3より大きくなるように設計することで、クラック抑制に効果があることが確認された。
試料22〜24では、試料13〜21同様、基材20として厚さ28μmのNi箔を用い、容量部30として厚さ0.5μmのNi電極層および厚さ0.2μmのBaTiO誘電体層を7層ずつ含む積層体(トータル厚さ4.9μm)を用いた。試料22では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.2μmの第1層と、Alからなる厚さ0.5μmの第2層と、SiNからなる厚さ0.2μmの第3層とからなる3層構造を有する。試料23では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.2μmの第1層と、Alからなる厚さ0.5μmの第2層と、SiNからなる厚さ0.5μmの第3層とからなる3層構造を有する。試料24では、バリア層40は、BaTiOからなる厚さ0.2μmの第1層と、Alからなる厚さ0.5μmの第2層と、SiOからなる厚さ0.2μmの第3層とからなる3層構造を有する。なお、試料22〜24のいずれも、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされている。
試料22〜24のそれぞれについてクラックの有無を確認したところ、試料22〜24のいずれも、容量部成膜後、バリア層成膜後、および、10分浸漬のバリア層浸漬テスト後においてクラックが確認されなかった。また、CTE5/CTE1およびCTE5/CTE2が0.3以下であり、バリア層の第3層の厚さが第2層の厚さの半分未満であり、CTE5/CTE4が0.3より大きい試料22では、1時間浸漬後のバリア層浸漬テスト後においてもクラックが確認されなかった。
以上の結果から、バリア層が複数の層で構成された場合であっても、CTE1>CTE2>CTE3の関係が満たされる場合、成膜温度からの降温時において、薄膜キャパシタ10の容量部30に生じるクラックが抑制され、かつ、バリア層40に生じるクラックも抑制されることが確認された。また、CTE3/CTE1およびCTE3/CTE2がいずれも0.3より大きい場合には、クラックのさらなる抑制が図られることが確認された。さらに、バリア層40を構成する第3層の線膨張係数CTE5が比較的低い場合であっても、外層に相当する第3層の厚さを内層に相当する第2層の厚さの半分未満とし、CTE5/CTE4が0.3より大きくなるように設計することで、クラック抑制に効果があることが確認された。
以上、本発明の実施形態および実施例について説明してきたが、本発明は種々の変更をおこなうことができる。
たとえば、バリア層は、複数の層で構成されていてもよく、単層であってもよい。バリア層が複数の層で構成されている場合は、2層に限らず、層数を適宜増減することができる。また、容量部を構成する電極層および誘電体層の層数は適宜増減することができる。
10…薄膜キャパシタ、20…基材、20a…主面、30…容量部、30a…側面、31…電極層、32…誘電体層、40…バリア層、41…第1層、42…第2層。

Claims (4)

  1. 基材と、
    前記基材の主面上に設けられ、前記主面の法線方向に沿って複数の電極層と複数の誘電体層とが交互に積層された容量部と、
    無機絶縁材料で構成されており、前記容量部の側面と前記基材の主面とを連続的に覆い、かつ、前記容量部の側面と直接接する第1層を含むバリア層と
    を備え、
    前記基材の線膨張係数をCTE1、前記容量部の線膨張係数をCTE2、前記バリア層の第1層の線膨張係数をCTE3としたときに、CTE1>CTE2>CTE3の関係を満たす、薄膜キャパシタ。
  2. 前記バリア層の第1層が、前記容量部の側面および前記基材の主面と直接接しており、
    CTE3/CTE1、および、CTE3/CTE2が、いずれも0.3より大きい、請求項1に記載の薄膜キャパシタ。
  3. 前記バリア層が複数の層で構成されており、かつ、前記バリア層を構成する複数の層のうちの隣接する2層では前記容量部に近い方の内層の線膨張係数が前記容量部から離れた方の外層の線膨張係数より高く、
    前記基材の線膨張係数に対する前記バリア層を構成する各層の線膨張係数の割合、および、前記容量部の線膨張係数に対する前記バリア層を構成する各層の線膨張係数の割合が、いずれも0.3より大きい、請求項1または2に記載の薄膜キャパシタ。
  4. 前記バリア層が複数の層で構成されており、かつ、前記バリア層を構成する複数の層の隣接する2層のうちの前記容量部から離れた方の外層の線膨張係数をCTE3’とし、前記容量部に近い方の内層の線膨張係数をCTE3’’としたとき、CTE3’/CTE1およびCTE3’/CTE2が0.3以下であり、前記外層の厚さが前記内層の厚さの半分未満であり、CTE3’/CTE3’’が0.3より大きい、請求項1または2に記載の薄膜キャパシタ。
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