JP6941926B2 - 光学装置 - Google Patents

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本発明は、VCC(Variable cross cylinder)として利用できる光学装置に関する。
乱視の検査に利用される光学装置として、CC(クロスシリンダ)(Cross cylinder)が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平05−176893号公報
乱視の検査では、クロスシリンダを回転させる必要がある。通常このクロスシリンダの回転は、手動またはモータ等の駆動源を用いて機械的に行っている。また、複数のクロスシリンダを用意し、それを切り替える方式もある。いずれにしても、機械制御のための高精度の可動部を必要とし、高コストであり、また装置全体が大型化する。また精密機械機器であるので性能を維持するためのメンテナンスが必要である。また、手動で行う方式は、検査員の負担や技量による精度のバラツキといった問題があり、現代では一般的ではない。
このような背景において、本発明は、回転や切り替えのための機械的な機構を必要としないクロスシリンダを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、隙間を有して配置された一対の光透過性の基板と、前記一対の基板の間に封入された透明で第1の屈折率を有する有極性液および前記有極性液と分離し透明で第2の屈折率を有する無極性液と、前記一対の基板の間に電圧を加えるための、前記一対の一方の基板側に設けられた透明導電膜と、他方の基板側に設けられた電極と、前記電圧の前記一対の基板間における面内分布を制御する制御部と、前記有極性液または前記無極性液により形成されるレンズとを備え、前記一対の基板の間に前記透明導電膜と前記電極とによって電圧を加えるものであり、前記電極は、中央部に配置された光透過性のアクティブマトリクス電極と、該アクティブマトリクス電極周縁部に放射状に配置された複数の光透過性の電極を含み、光学部材として有効に働く領域に延在するように設けられたものであり、前記レンズは、前記面内分布を調整することで、第1の径方向において第1の光学特性を有し、前記第1の径方向と異なる第2の径方向において第2の光学特性を有することを特徴とする光学装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において前記有極性液と前記無極性液との界面の形状によりクロスシリンダが構成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記電圧の前記一対の基板間における前記面内分布を変更することで、前記クロスシリンダを回転させることを特徴とする。請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の発明において、前記クロスシリンダの制御パラメータから被検眼の乱視情報を取得することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の発明において、被検眼の乱視情報に基づき、前記電圧の前記一対の基板間における前記面内分布を制御することで、前記有極性液または前記無極性液により形成されるレンズを前記被検眼の乱視を矯正する乱視矯正用レンズとすることを特徴とする。
本発明によれば、回転や切り替えのための機械的な機構を必要としないクロスシリンダが得られる。
実施形態の原理を示す原理図である。 実施形態の電極構造を示す図である。 制御系のブロック図である。 実施形態で実現されるレンズの一例である。 実施形態で実現されるレンズの一例である。 発明を利用した眼科装置の一例である。
(構成)
図1には、発明を利用した液体光学装置100の断面構造が示されている。液体光学装置100は、VCC(Variable cross cylinder)として利用できる。本明細書において、クロスシリンダとは2つの経線の度数が±0.50Dのようなレンズのことであり、VCC(Variable cross cylinder)とは2つの経線の度数を可変にできるレンズのことをいう。光軸の方向から見た液体光学装置100の形状は、略円形の外観を有している。液体光学装置100は、隙間を有した状態で対向して配置された一対のガラス基板121と122を用いて構成されている。基板としては、可視光の透過性を有する材料であれば、ガラス以外であってよい。例えば、基板として透明なプラスチック材料を用いることもできる。
下側のガラス基板121上には、アクティブ電極層123と高誘電フィルム124が積層されている。図2には、アクティブ電極層123を光軸方向から見た概要が示されている。アクティブ電極層123は、中央の円形の領域がアクティブマトリクス電極とされ、中央以外の領域が放射状電極とされている。アクティブマトリクス電極は、複数の電極が格子状に配置されている。放射状電極は、72個の長手形状の電極が5°間隔で放射状に配置された形状を有している。放射状電極の分割数は、図2に例示する数に限定されない。分割数を多くすると、より精度の高い制御が可能となるが、構造は複雑化する。
アクティブ電極層123を構成するアクティブマトリクス電極と放射状電極は、透明導電膜(ITO膜)により構成され、各透明導電膜には、当該透明導電膜の電位(対向する透明導電膜129に対する電位)を決定する薄膜トランジスタが接続されている。このあたりの構造は、アクティブマトリクス型の液晶ディスプレイと同じである。なお、アクティブマトリクス電極と放射状電極を構成する電極のそれぞれは、電圧印加の有無に加えて、印加される電圧のレベルを可変することができる。印加電圧のレベルの可変は連続的であっても良いし、複数段の段階的なステップであってもよい。
図1に戻り、高誘電フィルム124としては、例えばPVdF(ポリフッ化ビニリデン)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が用いられる。高誘電フィルム124に接して撥水膜125が配置されている。撥水膜125は、撥水性を有する膜で、例えばテフロンAF(登録商標)やサイトップが用いられる。
撥水膜125に接してリング部材126が配置されている。リング部材126は、リング状の部材で、撥水膜125と高誘電膜127に接し、その内側に内部空間128が形成されている。上側の高誘電膜127は、上側の透明導電膜(ITO膜)129に接し、透明導電膜129は上側のガラス基板122に接している。透明導電膜129は、光学部材として有効に働く領域の全面に一様に設けられている。リング部材126の周囲は、封止材130により封止され、内部空間128を密閉空間としている。
高誘電膜127の内部空間128の側には、親水膜131が配置されている。親水膜131は、親水機能を有する膜で、例えばトリシラノールやシリカなどの無機分散体により構成されている。内部空間128は、透明な水系の有極性液132と、透明な無極性液133で満たされている。有極性液132の具体的な例としては、水やメタノール等が挙げられる。無極性液133としては、炭化水素系合成油、シリコーンオイル等のオイルが挙げられる。有極性液132と無極性液133は、透明で、屈折率に差があり、また水と油のように互い混じり合わずに分離する性質のものが選択される。この例では、無極性液133の屈折率が有極成液132の屈折力よりも高い関係に設定され、無極性液133の部分でレンズが構成されるようにしている。勿論、無極性液133の屈折率を有極成液132の屈折力よりも小さく設定することで、有極性液132の部分でレンズが構成されるようにしてもよい。
各部の寸法としては、一例であるが、液体光学装置100の有効面(レンズとして有効に機能する領域)の寸法が直径25mm〜40mm程度の円形、ガラス基板121,122の厚みが0.1〜0.5mm、高誘電フィルム124の厚みは0.3〜5μm、撥水膜125の厚みは数〜500nm、内部空間の高さ(撥水膜125と親水膜131との間の距離)が0.1〜5mm、高誘電膜127の厚みが0.3〜5μm、親水膜131の厚みが数〜500μm、透明導電膜129の厚みが10〜200nmが採用される。アクティブ電極層123各部の寸法は、公知の液晶ディスプレイ用のアクティブマトリクス基板で採用される値とする例が挙げられる。
無極性液133部分でレンズが構成される。無極性液133により構成されるレンズはその形状を制御できる。例えば、アクティブ電極層123の外周側で相対的に高電圧を加え、中心近くで相対的に低電圧を加えると、無極性液133により構成されるレンズは図1(A)に示す断面形状の凸レンズとなる。これは電界密度の大きい外周側に有極性液132が集中することで、無極性液133が中心付近に集中する結果として得られる。
他方で、アクティブ電極層123の外周側で低電圧を加え、中心近くで高電圧を加えると、無極性液133により構成されるレンズは図1(B)に示す断面形状の凹レンズとなる。これは電界密度の大きな中心側に有極性液132が集中することで、無極性液133が中心付近で薄く、外周で厚くなる結果として得られる。
図2に示すアクティブ電極層123を構成する電極は、個別に電圧の印加レベルを調整することが可能である。ここで、図2のX軸の方向に沿った断面での電圧印加のプロファイルを図1(A)の状態を得る形態とし、図2のY軸に沿った断面での電圧印加のプロファイルを図1(A)と異なる形態とすると、X軸に沿った断面とY軸に沿った断面では、形状の異なるレンズを得ることができる。また、凸レンズや凹レンズの中心の位置は、加える電圧分布を調整することで、中央から偏心させることもできる。また、対称性が崩れた断面形状のレンズも実現可能である。
また、上記の形態において、Y軸方向における電圧勾配が生じないように調整することで、X軸に沿った断面が図1(A)の凸レンズであり、Y軸に沿った断面がレンズとして機能しない円柱レンズを得ることができる。この円柱レンズの一例を図4(B)に示す。
上記の原理により、クロスシリンダの機能を実現することができる。この構成では、クロスシリンダの反転や回転に機械的な可動部は必要なく、クロスシリンダの反転や回転はアクティブ電極層123に供給する駆動信号により、電気制御に行われる。
最も簡単な制御の場合、図2におけるクロスシリンダの軸角度ピッチ(回転角のピッチ)は、5°となる(放射状電極が5°ピッチであるので)。なお、図2示すアクティブ電極層123において、5°よりも細かいステップでクロスシリンダの回転角を調整することも可能である。ただしこの場合、放射状電極の電位を多段階または連続して可変する必要がある。
図4(A)には、光軸に直交する2軸(90°で交わる2つの径方向)で球面度数の異なるレンズの例が示されている。図4(B)には、円柱レンズ(シリンドリカルレンズ)を実現した場合の例が示されている。アクティブ電極層123の各電極の電位を調整することで、図4(A)および(B)のレンズが実現可能である。なお、図4は、断面が分かり易いようにレンズを矩形に切断した状態が示されているが、実際に液体光学装置100を光軸の方向から見たレンズの形状は円形である。なお、電圧の加え方によっては、楕円や歪んだ円形のレンズも可能である。
図1の液体光学装置100の構成を有する光学装置を2つ用意し、それを光軸上で重ねて使用することもできる。この場合、図5に示す凹型の円柱レンズと凸型の円柱レンズを直交配置したレンズを得ることができる。図5のレンズは、乱視矯正用のレンズに適用することができる。
(制御系)
液体光学装置100の制御系について説明する。図3には、液体光学装置100の制御を行う制御装置200が示されている。制御装置200は、コンピュータとしての機能を有し、CPU、メモリ、各種のインターフェースを備えている。演算部200は、汎用のマイコンを用いて構成されているが、その一部または全部を専用の電子回路で構成してもよい。
制御装置200は、パラメータ入力部201、演算部202、制御信号生成部203を備えている。パラメータ入力部201は、被検眼のS値、C値、A値の情報が入力される。ここで、S値は、球面度数(−近視,+遠視)であり、近視または遠視の矯正に用いる凹レンズ・凸レンズの屈折力である。C値は、乱視度数であり、乱視矯正に用いる円柱レンズの屈折力である。A値は、乱視用円柱レンズの入る角度を1°〜180°の間で数値化したものである。C値とA値は、乱視の状態を規定するパラメータであり、乱視情報の一例である。
(第1の例)
S値、C値、A値を指定することで、液体光学装置100を用いたVCC(Variable cross cylinder)が得られる。液体光学装置100を用いたVCCは、電気的な制御により、クロスシリンダを光軸回りで電気的に回転させることができる。図2の場合でいうと、クロスシリンダを5°ステップで回転させることができる。この回転は、液体光学装置100に供給する制御信号により制御される。この際、物理的に移動するのは、有極性液132と、有極性液132の動きに応じて受動的に動く無極性液133のみであり、機械部品が可動する箇所は一切ない。
液体光学装置100は、S値、C値、A値の一または複数の値を変更することが簡単に行えるので、物理的なレンズの交換を行うことなしに電子的にS値、C値、A値の一または複数の値を変更したレンズを無極性液133の形を変えることで実現できる。したがって、液体光学装置100を用いることで、クロスシリンダ方式の検眼(乱視の検査)をより効率よく行うことができる。すなわち、クロスシリンダ方式の検眼では、クロスシリンダを反転および回転させる作業が必要であるが、液体光学装置100では、この作業は電気制御により行われる。また、定数の変更(S値、C値、A値の一または複数の値の変更)もスイッチの操作等により簡単に行える。
(第2の例)
被検眼のS値、C値、A値が判っている場合、液体光学装置100を用いることで、当該被検眼の近視、遠視、乱視の状態を矯正できるレンズを作成できる。この例では、パラメータ入力部201に入力されたS値、C値、A値は、演算部202に送られる。演算部202は、入力されたS値、C値、A値に基づき、それらの値を規定の値に矯正できるレンズ形状を演算する。S値、C値、A値と望まれるレンズ形状の関係は予め調べてあり、そのデータは制御装置200のメモリに記憶されている。このデータに基づき、演算部202はレンズの形状を算出する。
また、レンズの形状と液体光学装置100における各電極に加える電圧との関係も予め調べられており、そのデータは制御装置200のメモリに記憶されている。このデータに基づき、制御信号生成部203は、液体光学装置100に送る制御信号を生成し、演算部202で算出された形状のレンズを液体光学装置100で形成する。
この技術によれば、被検眼のS値、C値、A値に基づき、電気的な処理により、被検眼に合った矯正用のレンズを液体光学装置100によって作成できる。また、レンズの光軸方向の微妙な調整等も可能であるので、S値、C値、A値では追求しきれない光学特性を被検眼に合わせて調整したレンズを得ることもできる。
(第3の例)
図6には、検眼装置400が示されている。検眼装置400は、乱視の検眼を行う機能を有する(勿論、他の検眼機能を有していてもよい)。検眼装置400は、図1の液体光学装置100と同様の構造および機能を有する液体光学装置100Aと液体光学装置100Bを有する。液体光学装置100Aと液体光学装置100Bのそれぞれは、図3に示す制御装置200によって個別に制御される。
検眼装置400は、パラメータ算出部300を備えている。パラメータ算出部300は、被検眼のC値とA値を算出する。なお、C値は、乱視度数であり、乱視矯正に用いる円柱レンズの屈折力である。また、A値は、乱視用円柱レンズの入る角度である。なお、検眼装置400は、S値(球面度数(−近視,+遠視))を検査する機能も有するが、これは既存の検眼装置と同じであるので、説明は省略する。
C値とA値の検査は、以下のようにして行われる。液体光学装置100Aと100Bは、角度位置および度数の設定を可変できるクロスシリンダの機能を有する。この機能を利用し、クロスシリンダ視標を用いた検眼を行いC値とA値が求められる。C値とA値の求め方は、公知のクロスシリンダ試験の場合と同じである。なお、クロスシリンダでは左右同時に検査は行わず、クロスシリンダ視標は、片眼ずつ表示され、検査が行われる。
すなわち、クロスシリンダ試験で最適な円柱レンズを選択した際における液体光学装置100A,100Bの制御パラメータから、そこで実現される円柱レンズの度数が算出できる。これがC値(乱視度数:乱視矯正に用いる円柱レンズの屈折力)の算出原理である。また、上記の状態で、液体光学装置100A,100Bの制御パラメータから、そこで実現される円柱レンズの基準方向(例えば、鉛直方向)に対する角度が算出できる。これにより、A値が求まる。こうして、パラメータ算出部300において、左右の被検眼それぞれのC値とA値が算出される。
C値とA値を算出したら、別に取得したS値と共に、それらデータを制御装置200に入力し、図3に関連した説明した制御により、被検眼にあった矯正レンズを液体光学装置100Aおよび100Bにおいて実現する。
以下、具体的な一例を説明する。例えば、上記のクロスシリンダ試験の結果、当該被検眼について、S値:+1.00度、C値:+1.00度、A値:180°であったとする。この場合、S値:+1.00度、C値:+1.00度、A値:180°に対応するレンズの形状になるように、アクティブ電極層123を電子制御し、各電極の電位を調整する。その結果、無極性液133の形状が、直交する径方向で異なるものとなり(例えば、図4参照)、上記S値,C値,A値に対応した乱視矯正用のレンズが得られる。
(むすび)
以上述べたように、図1に示す液体光学装置100は、隙間を有して配置された一対のガラス基板121,122と、一対のガラス基板121,122の間に封入された透明で第1の屈折率を有する有極性液132および有極性液132と分離し透明で第2の屈折率を有する無極性液133と、ガラス基板121,122の間に電圧を加える電極と、前記電圧のガラス基板121,122間における面内分布を制御する制御部200(図3参照)と、有極性液132または無極性液133により形成されるレンズとを備え、前記レンズは、前記面内分布を調整することで、図4に例示するような第1の径方向において第1の光学特性を有し、前記第1の径方向と異なる第2の径方向において第2の光学特性を示す構造を有する。
この構成では、回転や切り替えのための機械的な機構を必要としないクロスシリンダが得られる。また、電気的にレンズの形状を変化させることができるので、C値,A値のような乱視情報に基づき、乱視矯正用のレンズが得られる。
100…液体光学装置、100A…左眼用のVCC、100B…右眼用の液体光学装置、121…ガラス基板、122…ガラス基板、123…アクティブ電極層、124…高誘電フィルム、125…撥水膜、126…リング部材、127…高誘電膜、128…内部空間、129…透明導電膜、130…封止材、131…親水膜、132…有極性液、133…無極性液、400眼科装置。

Claims (5)

  1. 隙間を有して配置された一対の光透過性の基板と、
    前記一対の基板の間に封入された透明で第1の屈折率を有する有極性液および前記有極性液と分離し透明で第2の屈折率を有する無極性液と、
    前記一対の基板の間に電圧を加えるための、前記一対の一方の基板側に設けられた透明導電膜と、他方の基板側に設けられた電極と、
    前記電圧の前記一対の基板間における面内分布を制御する制御部と、
    前記有極性液または前記無極性液により形成されるレンズと
    を備え、
    前記一対の基板の間に前記透明導電膜と前記電極とによって電圧を加えるものであり、
    前記電極は、中央部に配置された光透過性のアクティブマトリクス電極と、該アクティブマトリクス電極周縁部に放射状に配置された複数の光透過性の電極を含み、光学部材として有効に働く領域に延在するように設けられたものであり、
    前記レンズは、前記面内分布を調整することで、第1の径方向において第1の光学特性を有し、前記第1の径方向と異なる第2の径方向において第2の光学特性を有することを特徴とする光学装置。
  2. 前記有極性液と前記無極性液との界面の形状によりクロスシリンダが構成されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記電圧の前記一対の基板間における前記面内分布を変更することで、前記クロスシリンダを回転させることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記クロスシリンダの制御パラメータから被検眼の乱視情報を取得することを特徴とする請求項2または3に記載の光学装置。
  5. 被検眼の乱視情報に基づき、前記電圧の前記一対の基板間における前記面内分布を制御することで、前記有極性液または前記無極性液により形成されるレンズを前記被検眼の乱視を矯正する乱視矯正用レンズとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学装置。
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