JP6939137B2 - 動力作業機 - Google Patents

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Description

本発明は動力作業機に関する。
従来から、モータの駆動によって先端工具を回転させることで被加工材(例えば、コンクリート、鉄鋼、木材等)に穿孔穴を形成したり、先端工具に打撃力を加えることによって破砕したりする動力作業機が広く知られている。このような動力作業機の一例としては、動作モードとして、先端工具に打撃力を加えつつ先端工具を回転させる回転・打撃モード、先端工具を回転させるのみの回転モード及び先端工具に打撃力を加えるのみの打撃モードに切替可能なハンマドリルが知られている(特許文献1参照)。
このような動力作業機において、作業時に先端工具が被加工材の固い箇所に引っ掛かり先端工具がロックしてしまう場合があり、ハウジングが先端工具の駆動によって大きく振り回されるキックバックが生じ、作業性が悪くなってしまう可能性があった。
上記キックバックに対処するために、ハウジングに加速度センサが設けられる動力作業機が考えられる。当該動力作業機においては、ハウジングが大きく振り回されハウジングに先端工具の駆動方向の加速度が生じた場合に、加速度センサが当該加速度を検知しモータの回転を停止する制御が行われている。また一般に、作業者が把持するハンドルは、打撃機構が収容されているギヤハウジングに比べて、先端工具の軸方向における振動が少ない。このため、先端工具の回転方向におけるハウジングの加速度を適切に検知するために、ハンドル内に加速度センサが設けられている。
特開2017−13173号公報
上記構成において、先端工具の回転方向におけるハウジングの加速度を適切に検知するためには、加速度センサと先端工具の軸心との間の距離は長い方が有利である。一方で、上述のように、ハンドル内に加速度センサを設ける必要があったため、ハンドルの形状によっては加速度センサを先端工具の軸心に近い位置に配置せざるを得なかった。
そこで本発明は、加速度センサの配置の自由度を増し、ハウジングに生じる先端工具の回転方向における加速度を適切に検知可能な動力作業機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を駆動させることが可能な動力伝達部と、前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、を備え、前記センサ部は、前記センサ部の前記第1方向のハウジングに対する移動許容量が前記センサ部の前記第1方向に交差する第2方向のハウジングに対する移動許容量よりも大きくなるように前記ハウジングに支持されていることを特徴とする動力作業機を提供している。
上記構成の動力作業機によれば、先端工具の駆動方向に交差する方向におけるハウジングに対するセンサ部の移動許容量が先端工具の駆動方向(前後方向)におけるセンサ部の移動許容量よりも小さくなるように構成されているため、先端工具の駆動方向の振動を検知してしまうことを抑制しつつ適切に先端工具の駆動方向に交差する方向におけるハウジングの加速度を検知することが可能となる。
上記構成において、前記動力伝達部は、前記回転軸の回転方向を伝達し前記先端工具を前記第1方向に延びる軸線を中心に回転方向に回転させることが可能、かつ、前記回転軸の回転運動を往復動に変換し前記先端工具を第1方向に往復動させることが可能であり、前記第2方向は前記回転方向であることが好ましい。
このような構成によれば、先端工具の往復動方向の振動を検知してしまうことを抑制しつつ適切に先端工具の回転方向におけるハウジングの加速度を検知することが可能となる。
上記構成において、前記センサ部は、緩衝部材を介して前記ハウジングに支持されていることが好ましい。
このような構成によれば、第1方向に緩衝部材を設けることによって、先端工具の軸方向の振動が加速度センサに伝達されてしまうことを容易に抑制することが可能となる。また、センサ部をハンドルに設ける必要がなく、センサ部の配置の自由度が増し、センサ部を先端工具の軸心から遠い位置に配置することが可能となる。
前記センサ部は、前記回転方向において、前記ハウジングに直接支持されていることが好ましい。
このような構成によれば、センサ部がハウジングに直接支持されているため、適切にハウジングの回転方向の加速度を検知することが可能となる。
また、前記ハウジングは、前記センサ部を支持するセンサ部支持部を有し、前記センサ部支持部は、前記緩衝部材よりも大きいバネ定数を有する支持部材を有し、前記センサ部は、前記回転方向において、前記支持部材によって支持されていることが好ましい。
このような構成によれば、ハウジングが緩衝部材よりも大きいバネ定数を有する支持部材を有しているため、適切にハウジングの回転方向の加速度を検知することが可能となる。
また、前記出力部は、前記先端工具を着脱可能な先端工具装着部を有し、前記ハウジングは、前記動力伝達部を収容するギヤハウジングと、前記ギヤハウジングに関して前記先端工具装着部とは反対側に位置し、作業者によって把持されるハンドル部と、をさらに備え、前記センサ部と前記軸線との距離は、前記ハンドル部の前記軸線から最も遠い端部と前記軸線との距離よりも長いことが好ましい。
このような構成によれば、センサ部がハンドル部の下端部よりも下方に位置するため、適切にハウジングに生じる先端工具の回転方向における加速度を検知することが可能となる。
また、前記モータへ電力を供給するバッテリパックを、さらに備え、前記バッテリパックと前記軸線との距離は、前記ハンドル部の前記軸線から最も遠い端部と前記軸線との距離よりも長く、前記センサ部は、前記第1方向に垂直な第3方向における位置が前記バッテリパックと重なる位置に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、動力作業機の上下または左右方向において、センサ部がハンドル部の下端部よりも下方に位置するバッテリパックと重なる位置に位置するため、適切にハウジングに生じる先端工具の回転方向における加速度を検知することが可能となる。
前記回転軸は、前記第1方向に垂直な第3方向に延び、前記センサ部は、前記第3方向における位置が前記モータと重なる位置に設けられていることが好ましい。
本発明はさらに、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部を含み、前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように前記バッテリパックの前方に配置されるとともに、前記前後方向における位置が前記モータの前記回転軸の軸線よりも後方且つ前記バッテリパックと前記軸線との間に配置されることを特徴とする動力作業機を提供している。
上記構成において、前記緩衝部材は、前記センサ部を挟み込むように前記ハウジングに支持される複数の弾性体を含むことが好ましい。
また、前記緩衝部材は、前記前後方向において前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される第1の弾性体と、前記上下方向において前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される第2の弾性体とを含むことが好ましい。
また、前記ハウジングは、前記前後方向で前記バッテリパックと対向する壁面を有し、前記センサ部は、平板状をなし、前記壁面に沿って前記上下方向及び左右方向に延びるよう配置されることが好ましい。
また、前記モータはブラシレスモータであり、前記モータの駆動を制御する制御部をさらに有し、前記制御部は、前記センサ部と離間するとともに前記センサ部と導線を介して電気的に接続され、前記制御部は、前記上下方向における位置が前記モータと重なるように配置され、前記センサ部は、前記制御部よりも下方に配置されることが好ましい。
また、前記ハウジングは、前記ハンドル部と接続されるとともに前記モータを内部に収容するモータハウジングをさらに含み、前記ハンドル部は、前記把持部の下端部から前方に延出するとともに左右方向に延びる回動軸を支点として前記モータハウジングに対して回動可能に前記モータハウジングと接続される第1接続部と、前記把持部の上端部から前方に延出するとともに振動低減機構を介して前記モータハウジングと接続される第2接続部と、を含む左右方向視略コ字状をなしており、前記センサ部及び前記制御部は、前記モータハウジングに支持されることが好ましい。
また、前記ハンドル部は、前記把持部の下端部から前方に延出する第1接続部と、前記把持部の上端部から前方に延出する第2接続部とを含む左右方向視略コ字状をなしており、前記センサ部は、前記第1接続部よりも下方に配置されることが好ましい。
本発明はさらに、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部を含み、前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように、前記バッテリパックの前方に配置され、前記センサ部は、前記センサ部の前記前後方向における前記ハウジングに対する移動許容量が、前記センサ部の左右方向における前記ハウジングに対する移動許容量よりも大きくなるように、前記ハウジングに支持されていることを特徴とする動力作業機を提供している。
また、前記動力伝達部は、前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前記前後方向に延びる軸線を中心に回転方向に回転させることが可能、かつ、前記回転軸の回転運動を往復動に変換し前記先端工具を前記前後方向に往復動させることが可能であり、前記軸線は、前記モータよりも上方に配置されることが好ましい。
また、前記センサ部は、前記前後方向において、緩衝部材を介して前記ハウジングに支持されていることが好ましい。
また、前記センサ部は、左右方向において、前記ハウジングに直接支持されていることが好ましい。
また、前記ハウジングは、前記センサ部を支持するセンサ部支持部を有し、前記センサ部支持部は、前記緩衝部材よりも大きいバネ定数を有する支持部材を有し、前記センサ部は、前記左右方向において、前記支持部材によって支持されていることが好ましい。
本発明はさらに、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部と、前記ハンドル部と接続されるとともに前記モータを内部に収容するモータハウジングを含み、前記ハンドル部は、前記把持部の下端部から前方に延出するとともに左右方向に延びる回動軸を支点として前記モータハウジングに対して回動可能に前記モータハウジングと接続される第1接続部と、前記把持部の上端部から前方に延出するとともに振動低減機構を介して前記モータハウジングと接続される第2接続部と、を含む左右方向視略コ字状をなしており、前記ハンドル部は、前記バッテリパックの前方に配置される延出部を有し、前記センサ部は、前記ハンドル部の前記延出部に設けられることを特徴とする動力作業機を提供している
た、前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように、前記バッテリパックの前方に配置されることが好ましい。
本発明はさらに、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部を含み、前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように、前記バッテリパックの前方に配置され、前記ハウジングは、前記前後方向で前記バッテリパックと対向する壁面を有し、前記センサ部は、平板状をなし、前記壁面に沿って前記上下方向、及び、左右方向に延びるよう配置されることを特徴とする動力作業機を提供している。
本発明の動力作業機によれば、加速度センサの配置の自由度を増し、ハウジングに生じる先端工具の回転方向における加速度を適切に検知することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態にかかるハンマドリルの内部構造を示す図である。 図1のII部分拡大断面図であり、本発明の第1の実施の形態にかかるハンマドリルの加速度センサ支持部が加速度センサを支持する態様が示されている。 図2のIII−III線断面図であり、本発明の第1の実施の形態にかかるハンマドリルの加速度センサ支持部が加速度センサを支持する態様が示されている。 図1のIV−IV矢視図であり、本発明の第1の実施の形態にかかるハンマドリルの加速度センサ支持部が加速度センサを支持する態様が示されている。 本発明の第2の実施の形態にかかるハンマドリルの内部構造を示す図である。 図5のVI部分拡大断面図であり、本発明の第2の実施の形態にかかるハンマドリルの加速度センサ支持部が加速度センサを支持する態様が示されている。
本発明の第1の実施の形態による動力作業機の一例であるハンマドリル1について、図1乃至図4を参照しながら説明する。ハンマドリル1は、被加工材(例えば、コンクリート、鉄鋼、木材等)に穿孔穴を形成したり、打撃力を加えることによって破砕したりするための電動式の動力作業機である。ハンマドリル1は、動作モードとして、先端工具Pが回転し被加工材に穿孔し、且つ、往復動し被加工材を打撃する「回転・打撃モード」と、先端工具Pが回転し被加工材に穿孔する「回転モード」と、先端工具Pが往復動し被加工材を打撃する「打撃モード」とを備えている。先端工具Pは、本発明における「先端工具」の一例である。
以下の説明においては、図1に示されている「上」を上方向、「下」を下方向、「前」を前方向、「後」を後方向と定義する。また、ハンマドリル1を後から見た場合の「右」を右方向、「左」を左方向と定義する。本明細書において寸法、数値等について言及した場合には、当該寸法及び数値等と完全に一致する寸法及び数値だけでなく、略一致する寸法及び数値等(例えば、製造誤差の範囲内である場合)を含むものとする。「同一」、「直交」、「平行」、「一致」、「面一」等についても同様に「略同一」、「略直交」、「略平行」、「略一致」、「略面一」等を含むものとする。
図1に示されているように、ハンマドリル1は、ハウジング2と、モータ3と、インバータ回路基板部4と、制御部5と、動力伝達部6と、出力部7と、加速度センサ8とを主に有している。
図1に示されているように、ハウジング2は、モータハウジング21と、ギヤハウジング22と、バックカバー23と、ハンドルハウジング24と、加速度センサ支持部25とを有している。
図1に示されているように、モータハウジング21は、上下方向に延びる円筒形状をなしており、モータ3と、インバータ回路基板部4とを収容している。モータハウジング21は、後壁部21Aを有している。
後壁部21Aは、モータハウジング21の後部をなし、上下方向に延びている。後壁部21Aの下部には、加速度センサ8を支持する加速度センサ支持部25が設けられている。加速度センサ支持部25の詳細については後述する。
モータ3は、DCブラシレスモータであり、回転軸31、ロータ32、ステータ33及びファン34を有している。
回転軸31は、上下方向に延び、ハウジング2に回転可能に支承されている。回転軸31の上端部には、回転軸31と一体に回転するピニオン31Aが固定されている。上下方向は、本発明における「第3方向」の一例である。
ロータ32は、図示せぬ永久磁石を有する回転子であり、回転軸31と一体回転可能に回転軸31に設けられている。
ステータ33は、図示せぬステータ巻線を有する固定子である。ステータ33は、モータハウジング21の内周面に固定されている。
ファン34は、ピニオン31Aの下方において、回転軸31と一体回転可能に回転軸31に固定されている。
インバータ回路基板部4は、モータ3のステータ33の上方に設けられている。インバータ回路基板部4は、基板40を有している。基板40には、電池パックQの電力をモータ3に供給するとともにモータ3の回転を制御するためのインバータ回路(図示せず)、ロータ32の回転位置を検知するための磁気センサ(図示せず)等が実装されている。
ギヤハウジング22は、金属製であり、モータハウジング21の上部に接続されており、前後方向に延びている。ギヤハウジング22は、その内部に、動力伝達部6と、出力部7とを収容している。また、ギヤハウジング22には、作業者が把持するサイドハンドル2Aが取付けられている。ギヤハウジング22は、本発明における「ギヤハウジング」の一例である。
動力伝達部6は、動力変換機構61と、回転力伝達機構62とを有しており、モータ3の回転軸31の回転を往復動に変換し出力部7に伝達可能、且つ、モータ3の回転軸31の回転を出力部7に伝達可能に構成されている。動力伝達部6は、本発明における「動力伝達部」の一例である。
出力部7は、ギヤハウジング22内において、回転力伝達機構62の上方に配置されている。出力部7は、打撃子71と、シリンダ72と、先端工具Pを着脱可能な工具保持部73とを有している。出力部7は、本発明における「出力部」の一例である。工具保持部73は、本発明における「先端工具装着部」の一例である。
打撃子71は、動力変換機構61により往復動可能に構成されている。打撃子71の前端は、工具保持部73に装着される先端工具Pの後端に当接可能に構成され、打撃子71が前後方向に往復動することに伴い、先端工具Pは前後方向に往復動可能である。前後方向は、本発明における「第1方向」の一例である。
シリンダ72は、回転力伝達機構62を介してモータ3の回転力を受けることによって前後方向に延びる軸線Aを中心に回転可能に構成されている。また、シリンダ72が回転することによって工具保持部73が回転し、工具保持部73に装着された先端工具Pが軸線Aを中心に回転可能に構成されている。以下の説明においては、先端工具Pが軸線Aを中心に回転する方向を回転方向という。軸線Aは、本発明における「軸線」の一例である。回転方向は、本発明における「第2方向」の一例である。
バックカバー23は、上下方向に延び、モータハウジング21及びギヤハウジング22の後部を覆うように配置されている。バックカバー23には、被挿通部23A及び接続部23Bが設けられている。
被挿通部23Aは、バックカバー23の下方において後方に突出している。被挿通部23Aには、左右方向に貫通する貫通孔が形成されている。
接続部23Bは、バックカバー23の上端部において、前後方向に延びている。
また、バックカバー23内には、制御部5が固定されている。制御部5は、ハンマドリル1の各種制御を行うように構成されている。制御部5は、平板状の基板(図示せず)を有しており、当該基板にハンマドリル1を制御する各種回路等が実装されている。制御部5は、加速度センサ8と導線8Aを介して電気的に接続されている。
ハンドルハウジング24は、側面視略コ字状をなしており、バックカバー23の後方に位置している。図1に示されているように、ハンドルハウジング24は、把持部24C、第1接続部24D、第2接続部24E及び延出部24Gを有している。
把持部24Cは、作業時に作業者によって把持される部分であり、上下方向に延びている。把持部24Cは、ギヤハウジング22に関して工具保持部73とは反対側に位置している。把持部24Cの前部上部には、モータ3の始動及び停止を制御するための手動操作可能なトリガ24Aが設けられている。把持部24Cは、本発明における「ハンドル部」の一例である。
第1接続部24Dは、把持部24Cの下端部から前方に延出している。第1接続部24Dの前部の内部には、左右方向に延びるシャフト24Fが設けられている。シャフト24Fは、被挿通部23Aの貫通孔に挿通されている。ハンドルハウジング24は、シャフト24Fを支点として回動可能に構成されている。また、第1接続部24Dの下部には、電池パックQを装着可能な電池装着部24Bが設けられている。電池装着部24Bに装着された電池パックQからの電力供給によって駆動可能に構成されている。電池パックQは、本発明における「バッテリパック」の一例である。また、第1接続部24Dの前端部から下方に延出部24Gが延出している。
第2接続部24Eは、把持部24Cの上端部から前方に延出している。第2接続部24Eには、振動低減機構2Bが設けられ、第2接続部24Eは、振動低減機構2Bを介してバックカバー23の接続部23Bと接続されている。振動低減機構2Bは、図示せぬ弾性体を含んで構成されている。出力部7に軸線A方向の振動が発生した場合においても、ハンドルハウジング24がシャフト24Fを中心に回動し、振動低減機構2Bの図示せぬ弾性体が伸縮されることにより軸線A方向の振動が吸収され、把持部24Cを把持する作業者に軸線A方向の振動が伝わることが低減される。
次に、図1乃至図4を参照しながら、加速度センサ8、弾性体9及び加速度センサ8を支持する加速度センサ支持部25の構成について詳細に説明する。なお、図2は図1のII部分拡大断面図であり、図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は図1のIV−IV矢視図である。
図1に示されているように、加速度センサ支持部25は、モータハウジング21の後壁部21Aの下部に位置している。図2に示されているように、加速度センサ支持部25は、収容壁部251と、押圧部252とを有している。また、図3及び図4に示されているように、加速度センサ支持部25は、左右対称に構成されている。加速度センサ支持部25は、本発明における「センサ部支持部」の一例である。
収容壁部251は、図2に示される前壁251Aと、図3に示される下壁251B、左上壁251C、右上壁251D、左側壁251E及び右側壁251Fとを有している。
図2に示されているように、前壁251Aは、後壁部21Aの後面から突出し、上下方向及び左右方向に延びる平板状に形成されている。
図2及び図3に示されているように、下壁251Bは、前壁251Aの下端部から後方へ延びている。下壁251Bは、前後方向及び左右方向に延びる平板状をなしている。
図3に示されているように、左側壁251E及び右側壁251Fは、それぞれ、下壁251Bの左端部及び右端部から上方に延出している。図には表れていないが、左側壁251Eの前端部は前壁251Aの左端部と接続され、右側壁251Fの前端部は前壁251Aの右端部と接続されている。左側壁251E及び右側壁251Fは、上下方向及び前後方向に延びる平板状をなしている。
図3に示されているように、左上壁251Cと右上壁251Dとは上下方向において略同位置に位置している。左上壁251Cは左側壁251Eの上端部から右方に延出し、右上壁251Dは、右側壁251Fの上端部から左方に延出している。図2に示されているように左上壁251Cの前端部は前壁251Aの上端部と接続され、図には表れていないが右側壁251Fの前端部は前壁251Aの上端部と接続されている。左上壁251C及び右上壁251Dは、前後方向及び左右方向に延びる平板状をなしている。また、左上壁251Cの右端面及び右上壁251Dの左端面によって開口が形成されている。
前壁251Aはモータハウジング21の後壁部21Aと一体に構成されている。また、下壁251B、左上壁251C、右上壁251D、左側壁251E及び右側壁251Fは、前壁251Aと一体に形成されている。つまり、収容壁部251は、モータハウジング21と一体に形成され、モータハウジング21に対して相対的に移動不能に構成されている。
なお、下壁251B、左上壁251C、右上壁251D、左側壁251E及び右側壁251Fの後面は面一に構成されている。
図2及び図4に示されているように、押圧部252は、ネジ252Aと、ワッシャ252Bと、押さえ板252Cとを有している。
図4に示されているように、押さえ板252Cは、左右方向に延びる平板状をなしている。図には表れていないが、押さえ板252Cには左右対称に貫通孔が形成されており、当該貫通孔にワッシャ252Bを介してネジ252Aが挿通されている。
図2に示されているように、弾性体9は、収容壁部251内に配置されている。弾性体9のバネ定数は、収容壁部251の左側壁251E及び右側壁251Fよりも小さく構成されている。弾性体9は、第1弾性体9Aと、第2弾性体9Bと、第3弾性体9Cとを有している。弾性体9は、本発明における「緩衝部材」の一例である。
第1弾性体9A及び第2弾性体9Bは、樹脂製の弾性体であり、前後方向及び上下方向に延び前後方向に厚さを有する平板状をなしている。
第3弾性体9Cは、樹脂製の弾性体であり、前後方向及び左右方向に延び上下方向に厚さを有する平板状をなしている。
加速度センサ8は、加速度センサ支持部25の収容壁部251内に配置されている。本実施の形態においては、ハウジング2の回転方向における加速度に応じた加速度信号を検知可能に構成されている。図1に示されているように、加速度センサ8は、制御部5と導線8Aを介して電気的に接続されており、ハウジング2の回転方向における加速度に応じた加速度信号を制御部5に出力可能に構成されている。図2乃至4に示されているように、加速度センサ8は、基板81と、ケース82とを有している。加速度センサ8は、本発明における「センサ部」の一例である。
ケース82は、樹脂製であり、図2に示されているように前後対称、図3に示されているように左右対称に構成されている。ケース82は、前板82A、後板82B、下板82C、左板82D及び右板82Eを有している。
前板82A及び後板82Bは、上下方向及び左右方向に延びる平板状に形成されている。
下板82Cは、前後方向及び左右方向に延びる平板状に形成されている。下板82Cは、前板82Aの下端部と後板82Bの下端部とを接続している。
左板82D及び右板82Eは、上下方向及び前後方向に延びる平板状に形成されている。左板82Dは、前板82Aの左端部と後板82Bの左端部とを接続している。右板82Eは、前板82Aの右端部と後板82Bの右端部とを接続している。
前板82A、後板82B、左板82D及び右板82Eの上端面は面一に構成されている。また、図2及び図3に示されているように、ケース82の上部には開口が形成されている。
図2及び図3に示されているように、基板81は、ケース82内に配置されている。基板81は、上下方向及び左右方向に延びる平板状をなしている。基板81の後面には、ハウジング2の回転方向の加速度を検知するための各種素子が実装されている。基板81の前面は、ケース82の前板82Aの後面に固定されている。基板81の上部からは導線8Aが延びている。導線8Aは、ケース82の上部に形成された開口と収容壁部251の左上壁251Cの右端面及び右上壁251Dの左端面とによって形成された開口とを介して収容壁部251外へ延びている。
次に、図2乃至図4を参照しながら、加速度センサ支持部25が加速度センサ8を支持する態様について各構成要素間の寸法及び距離に言及しつつ詳細に説明する。
図3に示されているように、ケース82の上端面から下板82Cの下面までの距離は、収容壁部251の左上壁251C及び右上壁251Dの下面から下壁251Bの上面までの距離よりも短く構成されている。ケース82の上端面と左上壁251C及び右上壁251Dの下面とは当接している。また、下板82Cと下壁251Bとの間には、第3弾性体9Cが配置されている。下板82Cの下面と第3弾性体253Cの上面とは当接し、下壁251Bの上面と第3弾性体9Cの下面とは当接している。
図3に示されているように、ケース82の左板82Dの左面と右板82Eの右面との間の距離と、収容壁部251の左側壁251Eの右面と右側壁251Fの左面との間の距離とは、略同一に構成されている。左板82Dは、弾性体を介さずに直接に左側壁251Eと当接している。また、右板82Eは、弾性体を介さずに直接に右側壁251Fと当接している。
このように、加速度センサ8は、左右方向においてハウジング2を構成する加速度センサ支持部25の収容壁部251に当接し直接支持されているため、ハウジング2に回転方向の加速度が発生した場合において、適切にハウジング2の回転方向の加速度を検知することが可能である。左側壁251E及び右側壁251Fは、本発明における「支持部材」の一例である。
図2に示されているように、ケース82の前板82Aの前面と後板82Bの後面との間の距離は、収容壁部251の前壁251Aの後面と収容壁部251の後端面(左上壁251C、右上壁251D及び下壁251Bの後面)との間の距離よりも短く構成されている。前壁251Aと前板82Aとの間には、第2弾性体9Bが配置されている。前壁251Aの後面と第2弾性体9Bの前面とは当接し、前板82Aの前面と第2弾性体9Bの後面とは当接している。また、押さえ板252Cと後板82Bとの間には、第1弾性体9Aが配置されている。押さえ板252Cの前面と第1弾性体9Aの後面とは当接し、後板82Bの後面と第1弾性体9Aの前面とは当接している。このように第1弾性体9A及び第2弾性体9Bにより加速度センサ8を挟み込んだ状態において、押さえ板252Cがネジ252Aによってハウジングに固定(図示せず)されることによって、加速度センサ8及び弾性体9が収容壁部251外へ抜け落ちてしまうことが防止されている。
このように、加速度センサ8が前後方向において、第1弾性体9A及び第2弾性体9Bによって挟み込まれているため、先端工具Pに前後方向(軸線A方向)の振動が発生した場合において、当該前後方向の振動が加速度センサ8に伝達されてしまうことを抑制することが可能となる。
また、弾性体9を用いて前後方向の振動を吸収する構成としたため、加速度センサ8を作業者が把持する把持部24Cに設ける必要がなく加速度センサ8の配置の自由度が増し、加速度センサ8を先端工具Pの軸線Aから遠い位置に配置することが可能である。より詳細には、ハウジング2の回転方向の加速度を検知するためには加速度センサ8を軸線Aからできる限り離すことが好適であるところ、本実施の形態においては、加速度センサ8と軸線Aとの距離は、把持部24Cの軸線Aから最も遠い端部と軸線Aとの距離よりも長い。また、加速度センサ8は、上下方向における位置が電池パックQと重なるように設けられている。このため、加速度センサ8を把持部24C内に配置する場合と比較して、ハウジング2に生じる回転方向の加速度を適切に検知することが可能となる。
また、本実施の形態においては、加速度センサ8は、上下方向における位置がモータ3と重なるように配置されている。このような構成によれば、加速度センサ8がモータ3のステータ33から発生する磁場の影響の少ないモータ3の側面に位置しているため、ハウジング2に生じる先端工具Pの回転方向における加速度を適切に検知することが可能となる。
さらに、本実施の形態においては、図1に示されているように、加速度センサ8及び制御部5は、バックカバー23とモータハウジング21との間に配置されている。そのため、加速度センサ8及び制御部5間の配線(導線8A)を容易に行うことが可能となる。
次に、ハンマドリル1の動作について、図1乃至図3を参照しながら説明する。
作業者が把持部24Cのトリガ24Aに対して引操作すると、制御部5がモータ3の駆動制御を開始する。これにより、モータ3が駆動し、モータ3の駆動力は動力伝達部6を介して出力部7に伝達され、工具保持部73に装着された先端工具Pが回転・往復動を開始する。
このときに、先端工具Pが被加工材の固い箇所に引っ掛かり先端工具Pがロックしてしまう場合があり、ハウジング2が先端工具の回転によって大きく振り回されるキックバックが生じる可能性がある。このようなキックバックが発生する場合に備え、加速度センサを用いてハウジングに発生する回転方向の加速度を検知することが有効である。本実施の形態においても、モータ3の駆動中に加速度センサ8により検出されたハウジング2の加速度が所定の加速度閾値を超えていた場合、制御部5はモータ3の駆動を停止する。
従来においては、加速度センサが先端工具の軸方向の振動を誤って検知してしまうことを防止するため、軸方向の振動の少ない作業者の把持するハンドルハウジングの把持部内に加速度センサが設けられていた。その一方で、把持部内に加速度センサを設けた場合には、加速度センサを先端工具の軸線から離して設けることができず、適切にハウジングの回転方向の加速度を検知することができなくなってしまう可能性があった。
しかし、本実施の形態においては、加速度センサ8は、左右方向においてハウジング2を構成する加速度センサ支持部25の収容壁部251に当接し直接支持され、前後方向において第1弾性体9A及び第2弾性体9Bによって挟み込まれているため、加速度センサ8の前後方向のハウジング2に対する移動許容量が加速度センサ8の回転方向のハウジング2に対する移動許容量よりも大きくなっている。これにより、ハウジング2に回転方向の加速度が発生した場合において、前後方向の振動の影響を受けることなく適切にハウジング2の回転方向の加速度を検知することが可能である。
また、弾性体9を用いて前後方向の振動を吸収する構成としたため、加速度センサ8を作業者が把持する把持部24Cに設ける必要がなく加速度センサ8の配置の自由度が増し、加速度センサ8を先端工具Pの軸線Aから遠い位置に配置することが可能である。本実施の形態においては、加速度センサ8は、把持部24Cの軸線Aから最も遠い端部よりも軸線Aから離して配置されているため、加速度センサ8を把持部24C内に配置する場合と比較して、ハウジング2に生じる回転方向の加速度を適切に検知することが可能となる。
上述のように、本発明の第1の実施の形態による動力作業機の一例であるハンマドリル1は、ハウジング2と、ハウジング2に収容され、回転軸31を有するモータ3と、モータ3によって駆動され、先端工具Pが着脱可能な出力部7と、回転軸31の回転運動を伝達し先端工具Pを前後方向に延びる軸線Aを中心に回転方向に回転させることが可能、かつ、回転軸31の回転運動を往復動に変換し先端工具Pを前後方向に往復動させることが可能な動力伝達部6と、ハウジング2に支持され、ハウジング2の運動状態を検知可能な加速度センサ8と、を備え、加速度センサ8は、加速度センサ8の前後方向のハウジング2に対する移動許容量が加速度センサ8の回転方向のハウジング2に対する移動許容量よりも大きくなるようにハウジング2に支持されている。これにより、先端工具Pの回転方向におけるハウジング2に対する加速度センサ8の移動許容量が先端工具Pの軸線A方向(前後方向)における加速度センサ8の移動許容量よりも小さくなるように構成されているため、先端工具Pの軸線A方向の振動を検知してしまうことを抑制しつつ適切に先端工具Pの回転方向におけるハウジング2の加速度を検知することが可能となる。
次に、図5及び図6を参照しながら、本発明の第2の実施の形態による動力作業機の一例であるハンマドリル100について説明する。ハンマドリル100は、基本的に、第1の実施の形態によるハンマドリル1と同一の構成を有しており、ハンマドリル1の構成と同一の構成については説明を省略し、相違する構成について主に説明する。
第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、加速度センサ8が前後方向において、第1弾性体9A及び第2弾性体9Bによって挟み込まれている。先端工具Pに軸線A方向の振動が発生した場合において、軸線A方向の振動が加速度センサ8に伝達されてしまうことを抑制することが可能となる。
また、弾性体9を用いて前後方向の振動を吸収する構成としたため、加速度センサ8を作業者が把持する把持部24Cに設ける必要がない。
第2の実施の形態によるハンマドリル100においては、加速度センサ支持部25に替えて加速度センサ支持部125がハンドルハウジング24の延出部24G内に設けられている。より詳細には、図5に示されているように、加速度センサ支持部125は、延出部24G内において、延出部24Gの内表面から前方に突出するように設けられている。
このような構成によれば、ハンドルハウジング24は、前後方向の振動を低減する振動低減機構2Bによりバックカバー23と接続されているため、軸線A方向の振動を検知することなく、より適切に回転方向の加速度を検知することが可能となる。
また、第2の実施の形態においても、加速度センサ8は、左右方向においてハウジング2を構成する加速度センサ支持部125の収容壁部1251に当接し直接支持されているため、ハウジング2に回転方向の加速度が発生した場合において、適切にハウジング2の回転方向の加速度を検知することが可能である。
本実施の形態においては、ハンマドリル1、100を例に説明したが、本発明はハンマドリル以外のモータで駆動される動力作業機、例えば、ドライバドリルや刈払機等の先端工具を回転させる動力作業機、及び、セーバソーやジグソー等の先端工具を往復運動させる動力作業機、チェンソー等の先端工具を直線運動させる動力作業機の何れにも適用可能である。
1、100…ハンマドリル 2…ハウジング 3…モータ 4…インバータ回路基板部 5…制御部 6…動力伝達部 7…出力部 8…加速度センサ 9…弾性体

Claims (15)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、
    前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、
    前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、
    前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、
    前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、
    前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、
    前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部を含み、
    前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、
    前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように前記バッテリパックの前方に配置されるとともに、前記前後方向における位置が前記モータの前記回転軸の軸線よりも後方且つ前記バッテリパックと前記軸線との間に配置されることを特徴とする動力作業機。
  2. 前記緩衝部材は、前記センサ部を挟み込むように前記ハウジングに支持される複数の弾性体を含むことを特徴とする請求項1に記載の動力作業機。
  3. 前記緩衝部材は、前記前後方向において前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される第1の弾性体と、前記上下方向において前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される第2の弾性体とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の動力作業機。
  4. 前記ハウジングは、前記前後方向で前記バッテリパックと対向する壁面を有し、
    前記センサ部は、平板状をなし、前記壁面に沿って前記上下方向及び左右方向に延びるよう配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の動力作業機。
  5. 前記モータはブラシレスモータであり、
    前記モータの駆動を制御する制御部をさらに有し、
    前記制御部は、前記センサ部と離間するとともに前記センサ部と導線を介して電気的に接続され、
    前記制御部は、前記上下方向における位置が前記モータと重なるように配置され、
    前記センサ部は、前記制御部よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の動力作業機。
  6. 前記ハウジングは、前記ハンドル部と接続されるとともに前記モータを内部に収容するモータハウジングをさらに含み、
    前記ハンドル部は、前記把持部の下端部から前方に延出するとともに左右方向に延びる回動軸を支点として前記モータハウジングに対して回動可能に前記モータハウジングと接続される第1接続部と、前記把持部の上端部から前方に延出するとともに振動低減機構を介して前記モータハウジングと接続される第2接続部と、を含む左右方向視略コ字状をなしており、
    前記センサ部及び前記制御部は、前記モータハウジングに支持されることを特徴とする請求項5に記載の動力作業機。
  7. 前記ハンドル部は、前記把持部の下端部から前方に延出する第1接続部と、 前記把持部の上端部から前方に延出する第2接続部とを含む左右方向視略コ字状をなしており、
    前記センサ部は、前記第1接続部よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の動力作業機。
  8. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、
    前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、
    前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、
    前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、
    前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、
    前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、
    前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部を含み、
    前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、
    前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように、前記バッテリパックの前方に配置され、
    前記センサ部は、前記センサ部の前記前後方向における前記ハウジングに対する移動許容量が、前記センサ部の左右方向における前記ハウジングに対する移動許容量よりも大きくなるように、前記ハウジングに支持されていることを特徴とする動力作業機。
  9. 前記動力伝達部は、前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前記前後方向に延びる軸線を中心に回転方向に回転させることが可能、かつ、前記回転軸の回転運動を往復動に変換し前記先端工具を前記前後方向に往復動させることが可能であり、
    前記軸線は、前記モータよりも上方に配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の動力作業機。
  10. 前記センサ部は、前記前後方向において、緩衝部材を介して前記ハウジングに支持されていることを特徴とする請求項9に記載の動力作業機。
  11. 前記センサ部は、左右方向において、前記ハウジングに直接支持されていることを特徴とする請求項10に記載の動力作業機。
  12. 前記ハウジングは、前記センサ部を支持するセンサ部支持部を有し、
    前記センサ部支持部は、前記緩衝部材よりも大きいバネ定数を有する支持部材を有し、
    前記センサ部は、前記左右方向において、前記支持部材によって支持されていることを特徴とする請求項11に記載の動力作業機。
  13. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、
    前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、
    前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、
    前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、
    前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、
    前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、
    前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部と、前記ハンドル部と接続されるとともに前記モータを内部に収容するモータハウジングを含み、
    前記ハンドル部は、前記把持部の下端部から前方に延出するとともに左右方向に延びる回動軸を支点として前記モータハウジングに対して回動可能に前記モータハウジングと接続される第1接続部と、前記把持部の上端部から前方に延出するとともに振動低減機構を介して前記モータハウジングと接続される第2接続部と、を含む左右方向視略コ字状をなしており、
    前記ハンドル部は、前記バッテリパックの前方に配置される延出部を有し、
    前記センサ部は、前記ハンドル部の前記延出部に設けられることを特徴とする動力作業機。
  14. 前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、
    前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように、前記バッテリパックの前方に配置されることを特徴とする請求項13に記載の動力作業機。
  15. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、回転軸を有するモータと、
    前記モータによって駆動され、先端工具が着脱可能な出力部と、
    前記回転軸の回転運動を伝達し前記先端工具を前後方向に駆動させることが可能な動力伝達部と、
    前記モータへ電力を供給するバッテリパックと、
    前記ハウジングに支持され、前記ハウジングの運動状態を検知可能なセンサ部と、
    前記ハウジングと前記センサ部との間に配置される緩衝部材と、を備え、
    前記ハウジングは、上下方向に延びる把持部を有するとともに前記モータの後方に位置するハンドル部を含み、
    前記バッテリパックは、前記ハンドル部の下方に配置され、
    前記センサ部は、前記上下方向における位置が前記バッテリパックと重なるように、前記バッテリパックの前方に配置され、
    前記ハウジングは、前記前後方向で前記バッテリパックと対向する壁面を有し、
    前記センサ部は、平板状をなし、前記壁面に沿って前記上下方向、及び、左右方向に延びるよう配置されることを特徴とする動力作業機。
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