JP6938235B2 - 非接触通信媒体 - Google Patents
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Description
特許文献2では、コンデンサの静電容量を変化させるための圧縮力を受ける特別な構造をカード内に設ける必要があり、このことが製造工程を複雑化させるので、製造コストが大きく嵩むという問題がある。
また前記メアンダ形状部分の外縁で囲われた面積に対する前記メアンダ形状部分のパターンの面積で表わされる面積比率が15%以上とすることが好ましい。
本発明の実施形態の非接触通信媒体は、RFIDシステムに用いられる情報媒体である。RFIDシステムとは、交信媒体に電磁波や光を用いたIDシステムであり、情報媒体である非接触式ICカードなどの非接触通信媒体と、非接触通信媒体への情報の読み取り書き込みを行うリーダ/ライタなどの外部装置とで構成され、非接触通信で情報を更新できるものである。
また、メアンダ形状部分の外縁で囲われた面積に対するメアンダ形状部分のパターンの面積で表わされる面積比率を15%以上とすることが好ましい。図1では、メアンダ形状部分の外縁で囲われた面積は、図中に破線で示すメアンダ形状部分の外縁の縦と横の長さを乗じて算出される値であり、また、メアンダ形状部分のパターンの面積は、当該外縁で囲われた部分内に存在するパターンの線の長さと幅を乗じた値で算出される値である。
なお、接触パターン部32は、全体としては非直線の線状をなすが、その一部に直線になる箇所が存在してもよい。すなわち、接触パターン部32は、その少なくとも一部に、一以上の折れ曲がる箇所及び/又は湾曲する箇所を含むものである。
支持基板1の表面へのワイヤの埋め込みは一般に、たとえば、支持基板1の少なくとも表面を熱可塑性樹脂で構成し、その樹脂表面を溶融させることにより実現することができ、この場合、超音波融着の原理を活用してワイヤを支持基板1の表面に埋め込むことが望ましい。超音波融着を行うに際しては、ワイヤを繰り出しながらワイヤを支持基板1の表面に埋め込むことが可能な配線描画装置を用いることができる。このような配線描画装置が備える超音波ヘッドにより、ワイヤを支持基板1の表面上へ繰り出しつつ、振動と加圧により支持基板1の表面にワイヤを埋め込むことができる。
支持基板1の表面へのワイヤの埋め込みにより、支持基板1上での導電性パターンの位置決めを行うことができ、外部からの衝撃等によるワイヤの位置ずれの抑制を図ることができる。また、支持基板1の表面にワイヤを埋め込むことで、支持基板1の表面上にワイヤを配置することによる表面の凹凸の程度を低減することができる。支持基板1へのワイヤの埋め込みを容易に行い得るものとするため、少なくとも支持基板1の表面の主要部分(ワイヤが配置される部分)は熱可塑性樹脂で構成することが好ましい。
はじめに、回路装置2を配置するための貫通穴状もしくは窪み状の空所11を設けた支持基板1の当該空所11内に回路装置2を配置し、支持基板1の表面に、アンテナパターン部31及び接触パターン部32を有する導電性パターン3を配線する。ここで好ましくは、超音波融着の原理を活用して支持基板1の表面に埋め込む態様にてワイヤを所定の形状に配置する。この場合、超音波融着により、支持基板1の表面が溶融し、ワイヤが支持基板1の表面に埋め込まれる。超音波融着に際しては、ワイヤを繰り出しながら、ワイヤを支持基板1の表面に埋め込むことが可能な配線描画装置を用いることが好適である。
次に、この発明の非接触通信媒体を試作し、その性能を確認したので以下に説明する。但し、ここでの説明は単なる例示を目的としたものであり、それに限定されることを意図するものではない。
通信可能距離については、ジーエルサイエンス株式会社製のリーダ/ライタを使用して、ICカードのアンテナ中心が、リーダ/ライタのアンテナ中央に位置するように、各アンテナ面を平行に保持し、リーダ/ライタとICカードの各アンテナ間の距離を変化させ、読み込み及び書き込みの動作が可能な距離を測定した。
実施例1と同様に非接触通信媒体としてのICカードを作製した。実施例2では導電性パターンに関して、アンテナパターン部の長さは1270mmとし、接触パターン部は平面積204mm2(17×12mm)内でメアンダ形状部分の折り返し回数(ピッチ)を変化させ、メアンダ形状部分のパターンの線密度、面積比率の異なる複数のICカードを作製した。
上記の評価の結果を表2に示す。また評価結果を、図6に、メアンダ形状部分の線密度に対する共振周波数及び通信可能距離の変化を表すグラフとし、図7に、メアンダ形状部分の面積比率に対する共振周波数及び通信可能距離の変化を表すグラフとしてそれぞれ示す。
11 空所
2 回路装置
3 導電性パターン
31 アンテナパターン部
32 接触パターン部
4 貫通孔
51 表面外装体
52 裏面外装体
6 被覆層(絶縁層)
Claims (8)
- 支持基板上に、少なくとも、一以上の回路装置及び、該回路装置と電気的に接続した導電性パターンが設けられてなる非接触通信媒体であって、
前記導電性パターンが、アンテナとして機能するアンテナパターン部と、該アンテナパターン部に連接された全体として非直線の線状をなすとともに、外部導電体の接触により前記アンテナパターン部を介した外部装置との通信を可能にする接触パターン部とを有し、
前記接触パターン部が、複数箇所で折れ曲がって蛇行するメアンダ形状部分を含み、アンテナパターン部の長さ1270mmに対して前記接触パターン部の長さが250mm以上である非接触通信媒体。 - 前記接触パターン部が、当該接触パターン部への外部導電体の接触により、前記アンテナパターン部の共振周波数及び/又は、外部装置との通信可能距離を変化させ、当該変化により、前記アンテナパターン部を介した外部装置との通信を可能にする請求項1に記載の非接触通信媒体。
- 前記接触パターン部を、外部導電体としての人の指が接触するものとしてなる請求項1又は2に記載の非接触通信媒体。
- 前記メアンダ形状部分は、複数箇所で折れ曲がって蛇行する折り返し線の、単位長さ当たりに含まれる本数が、2本/mm以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載の非接触通信媒体。
- 前記メアンダ形状部分の外縁で囲われた面積に対する前記メアンダ形状部分のパターンの面積で表わされる面積比率が15%以上である請求項1〜4のいずれか一項に記載の非接触通信媒体。
- 前記導電性パターンを構成する導電線が、自己融着性の絶縁被膜により被覆されてなる請求項1〜5のいずれか一項に記載の非接触通信媒体。
- 支持基板上に、前記導電性パターンのうちの少なくとも前記接触パターン部の少なくとも一部を覆う絶縁層がさらに設けられてなり、前記接触パターン部が、前記絶縁層を介した外部導電体の接触により外部装置との通信を可能にする請求項1〜6のいずれか一項に記載の非接触通信媒体。
- 支持基板の、前記回路装置及び前記導電性パターンを設けた表面側に、前記回路装置及び、前記導電性パターンの少なくとも一部を覆うとともに、前記接触パターン部の少なくとも一部を外部に露出させる貫通孔を有する外装体がさらに設けられてなる請求項1〜7のいずれか一項に記載の非接触通信媒体。
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JP2017118797A JP6938235B2 (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 非接触通信媒体 |
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JP2019004377A JP2019004377A (ja) | 2019-01-10 |
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- 2017-06-16 JP JP2017118797A patent/JP6938235B2/ja active Active
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