JP6931799B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を有する照明器具に関する。
従来、例えば、天井に配置される照明器具であるシーリングライトが知られている(例えば特許文献1参照)。照明器具においては、予め造営材に取り付けられた、いわゆる引掛シーリングなどの配線器具に着脱される照明器具もあれば、造営材に対して直接取り付けられる照明器具もある。
特開2016−21369号公報
ここで、後者の照明器具の場合、照明器具の器具本体と造営材との間に、器具本体を造営材に取り付けるための固定部材が介在するのが一般的である。近年においては、造営材に対して固定部材を固定する際の自由度を高めることが望まれている。
本発明は、造営材に対して固定部材を固定する際の自由度を高めることができる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具の一態様は、開口を有する器具本体と、器具本体に組み付けられて、当該器具本体を造営材に固定するための固定部材と、を備え、固定部材は、造営材に接する環状の平板部と、平板部の内側で、器具本体に連結される連結部とを備え、平板部には、造営材に係止される係止具が挿入される長孔が、当該連結部を挟んで対向するように少なくとも一対、配置されている。
本発明によれば、造営材に対して固定部材を固定する際の自由度を高めることができる照明器具を提供することを目的とする。
図1は、実施の形態に係る照明器具の分解斜視図である。 図2は、実施の形態に係る照明器具の断面図である。 図3は、実施の形態に係る取付部材及び固定部材を拡大して示す分解斜視図である。 図4は、実施の形態に係る取付部材の平面図である。 図5は、実施の形態に係る固定部材の平面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る照明器具100について説明する。
[照明器具の全体構成]
まず、図1を参照しながら、実施の形態に係る照明器具100の全体構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具100の分解斜視図である。図2は、実施の形態に係る照明器具100の断面図である。具体的には、図2は、図1における照明器具100の中心を、ZX平面で切断した切断面を見た断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の照明器具100は、例えば天井などの造営材200に取り付けられるシーリングライトである。なお、図1におけるZ軸のプラスの方向は、上方、つまり造営材200側の方向に相当する。換言すると、Z軸のマイナスの方向は下方、つまり造営材200側とは反対側の方向に相当する。本実施の形態では造営材200として天井を例示するが、造営材は壁であってもよい。
本実施の形態に係る照明器具100は、器具本体10と、発光モジュール20と、回路カバー30と、光源カバー40と、図示しない照明カバーと、端子台50と、取付部材60と、固定部材70とを備えている。以下、これらについて詳細に説明する。
[器具本体]
図1及び図2に示すように、器具本体10は、円盤状に形成されており、例えばアルミニウム板又は鋼板等の板金を用いて作製された部材である。器具本体10の発光モジュール20等が配置される側の面には、例えば、光反射率が高い白色塗料が塗布又は反射性金属材料が蒸着されている。
また、器具本体10の中央部には、円形状の開口10aが設けられており、当該開口10aの周縁から発光モジュール20側に延びる略円筒状の支持部11が配置されている。支持部11は、例えば樹脂により形成された部材であり、その内部に端子台50が配置されている。
器具本体10、外周部12と、外周部よりも内側の内周部13とを備えている。外周部12と内周部13とは全体として二重のリング状となっている。
外周部12には、フラットな第一取付面部121と、第一取付面部121の外周縁で立設した立設部122とを備えており、これらが全周にわたって設けられている。第一取付面部121には、照明カバーが取り付けられ、立設部122は、第一取付面部121と照明カバーとの境界を側方から覆って、漏れ光を抑制する。
内周部13は、外周部12に対して下方に向けてへこんだ凹部である。具体的には、内周部13は、外周部12に対して造営材200とは反対側に向けてへこんでいる。内周部13が外周部12に対してへこんでいることにより、器具本体10の剛性を高めることができ、器具本体10の歪みが抑制されている。
内周部13には、フラットな第二取付面部131と、第一取付面部121から第二取付面部131まで連続する傾斜部132とが、全周にわたって設けられている。第二取付面部131は、第一取付面部121に平行であり、当該第一取付面部121よりも下方に配置されている。第二取付面部131には発光モジュール20が取り付けられる。
また、内周部13は、第二取付面部131よりも内方に位置する収容凹部133を備えている。収容凹部133は、第二取付面部131に対して凹状となっている。収容凹部133の底面は、Z軸方向において、第一取付面部121と、第二取付面部131との間に配置されている。この収容凹部133には、発光モジュール20に実装された回路部品が収容される。つまり、第一取付面部121と第二取付面部131との間に収まる収容凹部133で回路部品を収容しているので、器具本体10全体をコンパクトにすることができる。収容凹部133の中心には開口10aが設けられており、この開口10aを囲むように、支持部11が収容凹部133の内周縁に取り付けられている。
[発光モジュール]
発光モジュール20は、基板21と、基板21に配置された複数の発光素子23と、複数の回路部品80とを備える。ここで、基板21における器具本体10側とは反対側の主面を第一主面21aとし、器具本体10側の主面を第二主面21bとする。つまり、第一主面21aが床側を向き、第二主面21bが造営材200側を向く。第一主面21aには、複数の発光素子23及び回路部品80が配置されており、第二主面21bには、残りの回路部品80が配置されている。
基板21は、平面視における外形が、角がR形状に切断された矩形状であり、かつ、中央部に円形の開口部22が設けられている。つまり、基板21は環状の形状を有している。
基板21には、例えば、CEM3(Composite epoxy material−3)基板等のガラスコンポジット基板、樹脂基板、セラミック基板、または紙フェノール基板等が採用される。
本実施の形態の複数の発光素子23の各々は、例えばLEDチップがパッケージ化された表面実装型の発光素子である。すなわち、発光モジュール20の実装構造は、LEDチップがパッケージ化されたLED素子を基板21上に実装したSMD(Surface Mount Device)構造である。
複数の発光素子23は、基板21の開口部22を囲むように、環状に並んで配置されている。なお、複数の発光素子23の電気的な接続の態様は、例えば、直列接続されたn(nは2以上の整数)個の発光素子23のグループ(発光素子群)を複数形成し、これら複数の発光素子群を並列に接続してもよい。また、基板21に配置された全ての発光素子23が直列に接続されてもよい。
複数の回路部品80は、環状に配列された複数の発光素子23よりも内側の領域に配置されている。複数の回路部品80の一部は、複数の発光素子23の動作に用いられる電気回路の少なくとも一部を構成する部品である。ここで複数の発光素子23の動作には、当該複数の発光素子23の点灯、消灯、調光率の変更等が含まれる。また、複数の回路部品80のその他の一部は、複数の発光素子23に発光のための電力を供給する電源回路が構成されている。電源回路は、図示しない電源ケーブルによって、端子台50に接続されている。なお、この「接続」には、電気的な接続及び機械的な接続が含まれている。これにより、商用電源からの交流電力が端子台50及び電源ケーブルを介して、電源回路に供給される。電源回路は、交流電力を、発光素子23の発光に適した直流電力に変換して供給するので、複数の発光素子23は発光する。
[回路カバー]
次に、回路カバー30について説明する。図1では、回路カバー30と光源カバー40とが組み付けられた状態を図示している。図1及び図2に示すように、回路カバー30は、基板21における回路部品80が設置された領域を、第一主面21a側から覆う部材である。
回路カバー30の中央には、開口31が設けられており、この開口31をなす回路カバー30の内周縁に支持部11が嵌め込まれる。回路カバー30は、下方に向けてへこんだ略カップ状に形成されている。回路カバー30は、回路部品80及び電源ケーブルなどを覆っている。回路カバー30は、基板21を介して、器具本体10の収容凹部133に対向している。そして、回路カバー30における外周部分は、図示しない複数のネジにより基板21に固定されている。回路カバー30は、本実施の形態では鉄またはアルミニウム等の金属により形成されており、不燃性を有している。なお、回路カバー30は、樹脂製であってもよい。また、回路カバー30の外側面を形成する部分が、複数の発光素子23から放出される光を反射する反射面として機能する。
また、回路カバー30の内面に、例えば、樹脂製の絶縁シートが配置されていてもよい。これにより、回路カバー30の内面を、回路カバー30の内部の回路部品80に近づけることができ、その結果、回路カバー30の小型化が図られる。
[光源カバー]
次に光源カバー40について説明する。図1及び図2に示すように、光源カバー40は、発光モジュール20の複数の発光素子23を覆う部材であり、例えば透明などの透光性を有する樹脂等で形成されている。光源カバー40は、ドーナツ状に形成されており、回路カバー30の周囲を囲み、かつ、環状に配置された複数の発光素子23を覆う状態で、基板21の第一主面21aに固定される。なお、光源カバー40は、光拡散性を有する素材で形成されていてもよい。光拡散性を有する素材としては、例えば乳白色の樹脂などが挙げられる。また、光源カバー40は、複数の発光素子23からの光の配光制御するためのレンズを備えていてもよい。
[照明カバー]
次に、照明カバーについて説明する。照明カバーは、器具本体10の発光モジュール20等が取り付けられた側を覆う部材であり、透光性を有する樹脂で形成されている。照明カバーは、例えば乳白色の樹脂で形成されており、各発光素子23からの光を拡散して外部に放出することができる。また、照明カバーは、例えば、器具本体10に対して着脱自在に取り付けられている。
[端子台]
次に、端子台50について説明する。図1に示すように、端子台50は、台座51と、端子部52とを備えている。台座51は、器具本体10における収容凹部133の内周縁に対して、取付部材60とともに取り付けられている。具体的には、台座51は、板金によって形成されており、一対の脚部511と、梁部512とを備えている。一対の脚部511の基部は、折り曲げられており、図示しないネジなどによって取付部材60とともに収容凹部133の内周縁に固定されている。梁部512は、一対の脚部511の先端部間に架け渡されており、端子部52が取り付けられている。
端子部52は、電源ケーブルを介して電源回路に電気的に接続されたコネクタである。端子部52は、造営材200から引き出された配線(図示省略)が着脱自在に接続可能となっている。配線は、商用電源と電気的に接続されており、当該配線が端子部52に接続されると、商用電源からの交流電力が配線、端子台50及び電源ケーブルを介して、電源回路に供給される。つまり、端子部52は、外部の商用電源からの電力を受ける電気接続部である。
[取付部材]
次に、取付部材60について説明する。図3は、実施の形態に係る取付部材60及び固定部材70を拡大して示す分解斜視図である。図4は、実施の形態に係る取付部材60の平面図である。図4は、取付部材60を下方から見た場合の平面図である。
取付部材60は、器具本体10の内周部13に取り付けられる部材である。取付部材60は、固定部材70によって造営材200に固定された状態で、器具本体10を支持する。取付部材60は、例えば金属または樹脂などから形成することが可能である。本実施の形態では、取付部材60は、伝熱性および強度面の観点から金属により形成されている。取付部材60は、有底円筒状の突部61と、鍔部62とを備えている。
突部61は、鍔部62に対して造営材200側に向けて突出している。この突部61の先端部には、底部611が設けられている。底部611の中央には、配線が貫通される円形の貫通孔612が設けられている。また、底部611における貫通孔612の周囲には、当該貫通孔612を挟んで対向する一対の係合孔613が設けられている。一対の係合孔613は、円弧状のスリット部614と、当該スリット部614の一端部に設けられた円孔部615とを備えている。一対の係合孔613のそれぞれは、スリット部614が同一円周上に沿うように配置されている。一対の係合孔613のそれぞれの円孔部615は、時計回り方向の先端部に設けられている。円孔部615は、スリット部614の幅よりも大きな直径となっている。係合孔613には、取付部材60と固定部材70とを締結するためのネジ64が挿通される。具体的には、係合孔613のスリット部614は、ネジ64の軸部が挿通されるものの、ネジ頭は挿通できない幅となっている。また、係合孔613の円孔部615は、ネジ64のネジ頭が挿通可能な大きさとなっている。
鍔部62は、突部61の下端部に設けられており、当該鍔部62の全周にわたって設けられている。鍔部62は、略オーバル形状に形成されている。鍔部62における湾曲部分には、突部61を挟んで対向する位置に、一対の切り欠き621が設けられている。この切り欠き621には、器具本体10に対して取付部材60と端子台50とを固定するためのネジ(図示省略)が締結される。
[固定部材]
次に固定部材70について説明する。図5は、実施の形態に係る固定部材70の平面図である。図5は、固定部材70を下方から見た場合の平面図である。
固定部材70は、取付部材60を介して器具本体10に組み付けられることで、当該器具本体10を造営材200に固定するための部材である。固定部材70は、例えば金属または樹脂などから形成することが可能である。本実施の形態では、固定部材70は、伝熱性および強度面の観点から金属により形成されている。固定部材70は、環状の平板部71と、平板部71の内側に設けられた連結部72とを備えている。
平板部71は、造営材200に接する板状の部位であり、平面視円環状に形成されている。平板部71には、放射状に複数の長孔711が設けられている。本実施の形態では、長孔711が4つ設けられている場合を例示する。この長孔711には、造営材200に係止される係止具300が挿入される。係止具300としては、長孔711に挿入された状態で、平板部71と造営材200とを固定できる器具であれば如何なるものであってもよく、例えばネジ、釘などが挙げられる。本実施の形態では係止具300としてネジを例示して説明する。長孔711は、係止具300であるネジの軸が挿入可能であって、ネジ頭は挿入できない大きさとなっている。
長孔711は、平面視における平板部71の重心を中心とした円の径方向に沿って延びている。具体的には、4つの長孔711のうち一対の長孔711は、X軸方向に延びており、当該X軸方向で連結部72を挟んで対向している。このX軸方向で並んだ一対の長孔711を、それぞれ第一長孔711aと称す。
一方、4つの長孔711のうち残りの一対の長孔711は、Y軸方向に延びており、当該Y軸方向で連結部72を挟んで対向している。このY軸方向で並んだ一対の長孔711を、それぞれ第二長孔711bと称す。
二対の長孔711のうち、少なくとも一対の長孔711に対して係止具300が挿入される。本実施の形態では、図2に示すように、一対の第一長孔711aに係止具300が挿入された場合を例示する。
また、図4及び図5に示すように、平板部71の外周縁には、全周にわたってリブ712が設けられている。リブ712は、平板部71から下方に向けて立設している。リブ712は、連結部72よりも低い高さとなっている。このリブ712によって平板部71が補強されるので、平板部71の平面性が維持されることとなる。
連結部72は、取付部材60を介して器具本体10に連結される部位である。具体的には、連結部72は、平板部71に対して器具本体10側、つまり下方に向けて突出した突出部である。連結部72は、有底円筒状に形成されている。ここで、平面視した場合における連結部72の径方向の幅は、平板部71の径方向の幅よりも小さい。つまり、平面視した場合における連結部72の面積よりも、平板部71の面積の方が大きい。これにより、平板部71と造営材200との接触面積を大きくすることができ、器具本体10から取付部材60を介して固定部材70に伝わった熱を、造営材200に効率的に放熱することができる。
連結部72の底部721には、取付部材60の底部611が重ね合わされて固定される。具体的には、連結部72の底部721の中央には、配線が貫通される円形の貫通孔722が設けられている。また、底部721における貫通孔722の周囲には、複数の円形の連結孔723が放射状に設けられている。連結孔723は、取付部材60を介して固定部材70を器具本体10に組み付けるための孔である。具体的には、連結孔723の内周面には、雌ネジが設けられている。この連結孔723の雌ネジに対して、ネジ64の軸部が締め付けられるようになっている。
本実施の形態では、連結孔723は、長孔711と同様に4つ設けられている場合を例示する。しかし、連結孔723と長孔711との設置個数は同数でなくてもよい。
4つの連結孔723のうち一対の連結孔723は、X軸方向で貫通孔722を挟んで対向している。このX軸方向で並んだ一対の連結孔723を、それぞれ第一連結孔723aと称す。一対の第一連結孔723aは、一対の第一長孔711aとX軸方向に沿って配列されている。つまり、対応する組となる一対の第一連結孔723aと、一対の第一長孔711aとは、同一直線状に配置されている。
一方、4つの連結孔723のうち残りの一対の連結孔723は、Y軸方向で貫通孔722を挟んで対向している。このY軸方向で並んだ一対の連結孔723を、それぞれ第二連結孔723bと称す。一対の第二連結孔723bは、一対の第二長孔711bとY軸方向に沿って配列されている。つまり、対応する組となる一対の第二連結孔723bと、一対の第二長孔711bとは、同一直線状に配置されている。
二対の連結孔723のうち、一対の連結孔723に対してネジ64の軸部が締め付けられる。本実施の形態では、図2に示すように、一対の第一連結孔723aに対してネジ64の軸部が締め付けられる場合を例示する。つまり、本実施の形態では、対向する組である一対の第一連結孔723aと、一対の第一長孔711aとのそれぞれに対して、ネジ64もしくは係止具300が組み付けられる。
[取付部材と固定部材との固定方法]
次に、取付部材60と固定部材70との固定方法について説明する。固定時においては、器具本体10と、発光モジュール20と、回路カバー30と、光源カバー40と、端子台50と、取付部材60とが予め一体化されているものとし、照明カバーと、固定部材70とが分解されているものとする。
まず、固定部材70を造営材200に固定する手順を説明する。具体的には、作業者は、造営材200から引き出された配線を、固定部材70の貫通孔722に貫通させた状態で、造営材200の所定の位置に固定部材70を位置決めする。位置決め時においては、作業者は、固定部材70をZ軸方向を中心にして回転させることで、一対の第一長孔711aの並び方向、つまりX軸方向の向きを決定する。
位置決め後においては、作業者は、固定部材70の一対の第一長孔711aに対して係止具300を挿入する。このとき、一対の第一長孔711a内においては、いずれの位置に係止具300を挿入することができる。このため、作業者は、一対の第一長孔711aから露出した造営材200の表面状況を確認しながら、係止具300の固定に適した固定位置を判断する。その後、作業者は、係止具300の軸を第一長孔711aに挿入して、造営材200の固定位置で締め付け、埋め込む。これにより、係止具300のネジ頭が固定部材70の平板部71を締結するので、固定部材70が造営材200に固定される。
なお、一対の第一長孔711aのそれぞれに取り付けられた係止具300を造営材200に対して仮止めしておけば、第一長孔711a内において係止具300をスライドさせることができる。これにより、仮止めされた固定部材70におけるX軸方向の位置を調整することができる。
次に、取付部材60を固定部材70に固定する手順を説明する。具体的には、作業者は、固定部材70の一対の第一連結孔723aに対してネジ64を仮止めする。その後、作業者は、仮止めされた一対のネジ64のネジ頭が係合孔613の円孔部615を貫通するように、取付部材60を固定部材70に対して位置合わせする。一対のネジ64のネジ頭が係合孔613の円孔部615に貫通されると、作業者は、取付部材60をZ軸方向を中心にして回転させる。この回転によって、ネジ64の軸に対して係合孔613のスリット部614が移動し、最終的には、スリット部614の先端にネジ64の軸が配置される。これにより、固定部材70と取付部材60とのX軸方向の向きが一致する。次いで、作業者は、ネジ64を締め付けることで、取付部材60と固定部材70とが固定される。
固定後においては、図2に示すように、器具本体10の凹部である内周部13の底部から造営材200までの間隔Hが、取付部材60と、連結部72と、平板部71とによって規制されている。本実施の形態では、内周部13における開口10a付近を起点とし、Z軸方向における造営材200までの長さを幅Hとしている。
このように、器具本体10を造営材200に取り付けるための部材である取付部材60と、固定部材70との一部が、内周部13内に収容されている。具体的には、本実施の形態では、側面視において、取付部材60の突部61の先端部が器具本体10から突出し、その他の部分が内周部13内に収容されている。
ここで、器具本体に凹部がない場合、側面視において取付部材と固定部材との概ね全体が器具本体から露出する。このため、造営材と器具本体との隙間が大きくなってしまう。一方、本実施の形態のように、凹部である内周部13に取付部材60の一部が収容されていれば、当該一部は、側面視において器具本体10内に埋まることとなる。これにより、造営材200と器具本体10との隙間Sを小さくすることができる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る照明器具100によれば、開口10aを有する器具本体10と、器具本体10に組み付けられて、当該器具本体10を造営材200に固定するための固定部材70と、を備え、固定部材70は、造営材200に接する環状の平板部71と、平板部71の内側で、器具本体10に連結される連結部72とを備え、平板部71には、造営材200に係止される係止具300が挿入される長孔711が、当該連結部72を挟んで対向するように少なくとも一対、配置されている。
この構成によれば、造営材200に係止される係止具300が挿入される部位が長孔711となっているので、長孔711内であれば係止具300の位置を調整することができる。つまり、造営材200の表面状況を確認して、長孔711内における係止具300の固定に適した固定位置に係止具300を配置することが可能である。このことから、造営材200に対して固定部材70を固定する際の自由度を高めることができる。
ここで、連結部72には、取付部材60及び器具本体10などの他の部材を支持する部分である。この連結部72を挟んで、一対の連結部72が設けられているので、取付部材60及び器具本体10などの他の部材を安定して造営材200に取り付けることも可能である。
また、長孔711は、平板部71の重心を中心とした円の径方向に沿って延設している。
この構成によれば、平板部71の重心を中心とした円の径方向に沿って長孔711が延設しているので、長孔711に取り付けられた係止具300を造営材200に対して仮止めした状態で、長孔711内において係止具300をスライドさせることができる。これにより、仮止めされた固定部材70における、長孔711の延設方向における位置を調整することができる。これにより、造営材200に対して固定部材70を固定する際の自由度をより高めることができる。
また、平板部71には、前記円の周方向の異なる位置で、連結部72を挟んで対向する複数対の長孔711が配置されている。
複数対の長孔711が設けられているので、造営材200の表面状況に応じて適切な一対の長孔711を選択することが可能である。例えば、長孔711を一対のみ有する固定部材70であると、当該固定部材70における設置後のX軸方向の向きが決まっていない場合には、固定部材70を回転させれば、造営材200の表面状況に問題のない位置に一対の長孔711を配置することが可能である。しかし、固定部材70における設置後のX軸方向の向きが決まっている場合、一対の長孔711を配置する箇所の表面状況が不適切であったとしても、当該長孔711に対して係止具300を挿入して、造営材200に締結しなければならない。しかしながら、固定部材70に複数対の長孔711が備えられていれば、一対の長孔711の配置箇所の表面状況が不適切であったら、他の対の長孔711を選択することが可能である。これにより、造営材200に対して固定部材70を固定する際の自由度をより高めることができる。
さらに、造営材200と固定部材70とを強固に固定する場合には、複数対の全ての長孔711に対して係止具300を挿入して、当該係止具300を造営材200に締結することも可能である。
また、連結部72は、平板部71に対して器具本体10側に向けて突出しており、連結部72には、器具本体10を組み付けるための連結孔723が、長孔711と同じ対だけ設けられており、対応する組となる一対の連結孔73と一対の長孔711とは、同一直線状に配置されている。
この構成によれば、例えば、対応する組となる一対の第一連結孔723aと一対の第一長孔711aとが同一直線状に配置されている。一対の長孔711aに係止具300を挿入して固定部材70を造営材200に固定し、一対の第一連結孔723aにネジ64を挿入して、取付部材60を固定部材70に固定すれば、固定部材70と、取付部材60との向きを容易に合わせることができる。つまり、取付部材60に取り付けられた器具本体20と、固定部材70との向きも容易に合わせることができる。
また、平板部71の外周縁には全周にわたってリブ712が形成されている。
この構成によれば、平板部71の外周縁の全周にわたってリブ712が形成されているので、当該リブ712によって平板部71を補強することができる。これにより、平板部71の平面性を維持することができる。
なお、取付部材60と固定部材70との組み付け後において、連結孔723に締め付けられたネジ64の軸部は、連結部72内に収容されている。このため、連結部72の突出量は、ネジ64の軸部を収容可能な大きさとする。一般的に、ネジ64を少なくとも三回転させた場合の軸方向の変位量だけ、当該ネジ64の軸を連結孔723から突出させておけば、安定した締結力を維持できると言われている。このため、連結部72の突出量は、ネジ64を三回転した場合の軸方向の変位量を収容可能な長さ以上とすればよい。
(他の実施の形態)
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、取付部材60と、固定部材70とが元々別体である場合を例示したが、取付部材と固定部材とは一体物であっても構わない。
また、発光モジュール20の基板21として、上記実施の形態で例示した、ガラスコンポジット基板及び樹脂基板以外に、例えば、表面が樹脂被膜された金属材料からなるメタルベース基板が採用されてもよい。この場合、例えば、基板21に表面実装された複数の発光素子23及び複数の回路部品80の熱が基板21を介して効率よく器具本体10に伝導される。
また、基板21の外形は、例えば図1に示された外形に限定されない。例えば、中央に開口部を有する円環状の基板が発光モジュールに備えられてもよい。
また、器具本体10の外形も、図1等に示される外形に限定されない。器具本体10は、例えば、平面視において、矩形等の多角形の外形を有してもよく、直線と曲線とからなる外形を有してもよい。
また、取付部材60の外形も、図4等に示される外形に限定されない。取付部材60は、例えば平面視において円形状でも多角形状であってもよい。
また、固定部材70の外形も、図5等に示される外形に限定されない。固定部材70は、例えば平面視において、矩形等の多角形の外形を有してもよく、直線と曲線とからなる外形を有してもよい。
また、上記実施の形態では、平面視における平板部71の重心を中心とした円の径方向に沿って延びる長孔711を例示した。しかし、長孔711の伸びる方向は如何様でもよい。具体的には、平面視における平板部71の重心を中心とした円の周方向に沿って延びる長孔であってもよいし、当該円の径方向に交差する方向に延びる長孔であってもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、発光素子23としてLEDチップがパッケージ化されたLED素子を例示した。しかしながら、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等のEL素子等の他の種類の固体発光素子が、発光素子23として採用されてもよい。
その他、上記実施の形態及びその変形例に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態、及び、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態及びその変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 器具本体
10a 開口
70 固定部材
71 平板部
72 連結部
100 照明器具
200 造営材
300 係止具
711 長孔
712 リブ
723 連結孔

Claims (5)

  1. 開口を有する器具本体と、
    前記器具本体に組み付けられて、当該器具本体を造営材に固定するための固定部材と、を備え、
    前記固定部材は、
    前記造営材に接する環状の平板部と、
    前記平板部の内側で、前記器具本体に連結される連結部とを備え、
    前記平板部には、前記造営材に係止される係止具が挿入される長孔が、当該連結部を挟んで対向するように少なくとも一対、配置されていて、
    前記連結部は、前記平板部に対して前記器具本体側に突出しており、
    前記連結部の底部には、前記器具本体を組み付けるための連結孔が設けられている
    照明器具。
  2. 前記長孔は、前記平板部の重心を中心とした円の径方向に沿って延設している
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記平板部には、前記円の周方向の異なる位置で、前記連結部を挟んで対向する複数対の前記長孔が配置されている
    請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記連結部には、前記連結孔が、前記長孔と同じ対だけ設けられており、
    対応する組となる一対の前記連結孔と一対の前記長孔とは、同一直線状に配置されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明器具。
  5. 前記平板部の外周縁には全周にわたってリブが形成されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明器具。
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