JP6931286B2 - 誘導加熱装置及び誘導加熱方法 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱装置及び誘導加熱方法に関する。
誘導加熱によって金型を加熱する方法が提案されている。誘導加熱によって被加熱部材としての金型を加熱すると、加熱された被加熱部材の熱が誘導コイルに伝播し、誘導コイルの温度が上昇してしまい、この結果、誘導コイルが焼き付いてしまう場合があるといった課題があった。誘導コイルを備える誘導加熱装置において、誘導コイルの温度上昇を抑制することのできる技術としては、種々の方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−366587 特開平11−40334 特開2006−202551 特開2012−79647 特開2016−11804
しかしながら、金型等の被加熱部材を高温(例えば600℃程度)まで加熱する場合には、誘導コイルの温度上昇を抑制する従来の方法では誘導コイルの冷却能力が不十分であり、誘導コイルが焼き付いてしまったり、熱効率の高いリッツ線を誘導コイルとして用いることが困難であった。したがって、誘導コイルの温度上昇をさらに抑制することのできる技術が求められる。
なお、このような課題は、金型を予熱する場合に限らず、一般に、誘導加熱によって被加熱部材を加熱する場合においても同様に発生する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、被加熱部材を誘導加熱によって加熱する誘導加熱装置が提供される。この誘導加熱装置は、前記被加熱部材を支持可能な支持部と、コイル線が複数回巻かれることによって形成された誘導コイルと、前記支持部に支持された状態の前記被加熱部材と前記誘導コイルとの間に設けられ、前記誘導コイルへの輻射の到達を抑制する抑制部とを備え、前記抑制部は、前記支持部に支持された状態の前記被加熱部材と当該抑制部との間に第1の空気層が形成され、当該抑制部と前記誘導コイルとの間に第2の空気層が形成されるように配置されている。
この形態によれば、抑制部を備えるので、誘導加熱によって加熱された被加熱部材からの輻射、および、支持部からの輻射が誘導コイルに到達することを抑制することができ、誘導コイルが輻射によって加熱されることを抑制することができる。
また、被加熱部材と当該抑制部との間に第1の空気層が形成されるので、当該第1の空気層が形成されている領域においては、被加熱部材または支持部からの熱的な接触による熱伝導によって抑制部が加熱されることを抑制することができる。
さらに、抑制部と誘導コイルとの間に第2の空気層が形成されるので、当該第2の空気層が形成されている領域においては、抑制部からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイルが加熱されることを抑制することができる。
(2)上記形態の誘導加熱装置において、前記抑制部は、前記誘導コイルを前記支持部に支持された状態の前記被加熱部材の方向に投影した場合における当該誘導コイルの投影図が当該抑制部の外縁の内側に含まれるように構成されていてもよい。
この形態によれば、誘導加熱によって加熱された被加熱部材からの輻射、および、支持部からの輻射が、直接的に誘導コイルに到達することを抑制することができる。その結果、誘導コイルが被加熱部材からの輻射および支持部からの輻射によって加熱されることをさらに抑制することができる。
(3)上記形態の誘導加熱装置において、前記支持部は、前記被加熱部材を一方の面に載せた状態で支持可能な板状の部材であり、前記誘導コイルは、前記支持部の他方の面の側に設けられており、前記抑制部は、前記支持部の前記他方の面と前記誘導コイルとの間に設けられており、前記第1の空気層は、前記支持部の前記他方の面と前記抑制部との間に形成されており、前記第2の空気層は、前記抑制部と前記誘導コイルとの間に形成されている構成としてもよい。
この形態によれば、被加熱部材を板状の部材に載せた状態で誘導加熱をすることが可能であるので、例えば、被加熱部材の側面や上部から誘導コイルによって当該被加熱部材を加熱する誘導加熱装置と比較して、誘導加熱装置のコンパクト化(小型化)を実現することができる。
(4)上記形態の誘導加熱装置において、前記誘導コイルを前記支持部の方向に投影した場合に形成される柱状の領域を投影領域とした場合において、少なくとも前記投影領域においては前記支持部と前記抑制部とが熱的に接触しないように前記第1の空気層が形成されており、少なくとも前記投影領域においては前記抑制部と前記誘導コイルとが熱的に接触しないように前記第2の空気層が形成されている構成としてもよい。
この形態によれば、少なくとも投影領域においては支持部と抑制部とが熱的に接触しないように第1の空気層が形成されているので、当該投影領域においては、被加熱部材または支持部からの熱的な接触による熱伝導によって抑制部が加熱されることを抑制することができる。さらに、少なくとも投影領域においては抑制部と誘導コイルとが熱的に接触しないように第2の空気層が形成されているので、当該投影領域においては、抑制部からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイルが加熱されることを抑制することができる。
(5)上記形態の誘導加熱装置において、前記抑制部は、複数の板状の部材が、前記誘導コイルから前記支持部へ向かう方向に互いに空気層を挟んで重なって構成されており、前記複数の板状の部材のそれぞれには、前記誘導コイルから前記支持部へ向かう方向に貫通孔が形成されており、前記複数の板状の部材のそれぞれに形成された前記各貫通孔は、前記誘導コイルから前記支持部へ向かう方向に投影した場合に、前記複数の板状の部材のうちの当該貫通孔が形成されている板状の部材とは異なる少なくとも1つの他の板状の部材における前記貫通孔が形成されていない領域と重なる位置に形成されている構成としてもよい。
この形態によれば、抑制部は、複数の板状の部材が、誘導コイルから支持部へ向かう方向に重なって構成されているので、誘導加熱によって加熱された被加熱部材からの輻射、および、支持部からの輻射が誘導コイルに到達することを、より一層抑制することができる。
また、複数の板状の部材が互いに空気層を挟んで重なっているとともに、複数の板状の部材のそれぞれには、誘導コイルから支持部へ向かう方向に貫通孔が形成されているので、第2の空気層と、複数の板状の部材に挟まれた空気層と、第1の空気層との間で空気が流動することが可能となり、被加熱部材および支持部からの輻射によって加熱された各板状の部材を空冷することができる。
さらに、複数の板状の部材のそれぞれに形成された各貫通孔は、誘導コイルから支持部へ向かう方向に投影した場合に、複数の板状の部材のうちの当該貫通孔が形成されている板状の部材とは異なる少なくとも1つの他の板状の部材における貫通孔が形成されていない領域と重なる位置に形成されているので、被加熱部材および支持部からの輻射が、各板状の部材の貫通孔を通って直接的に誘導コイルに到達することを抑制することができる。
(6)上記形態の誘導加熱装置において、前記誘導コイルの前記抑制部が設けられている側とは反対側に設けられ、前記誘導コイルに向けて送風する送風機構を備える構成としてもよい。
この形態によれば、誘導コイルを空冷により直接的に冷却することができる。また、誘導コイルに向けて送られた風は誘導コイルを経由して抑制部にも到達するので、抑制部も、空冷によって冷却することができる。さらに、誘導コイルの抑制部が設けられている側とは反対側から誘導コイルに向けて送風するので、抑制部によって加熱された第2の空気層の空気が誘導コイル側に流動してくることを抑制することができ、加熱された第2の空気層の空気によって誘導コイルが加熱されることを抑制することができる。
(7)上記形態の誘導加熱装置において、前記支持部及び前記抑制部のうちの少なくとも一方は、ガラス繊維を含んだ材料によって形成されている構成としてもよい。
この形態によれば、支持部及び抑制部のうちの少なくとも一方は、絶縁性、耐熱性、強度において優れた構成とすることができる。
(8)上記形態の誘導加熱装置において、前記誘導コイルを形成する前記コイル線は、リッツ線である構成としてもよい。
この形態によれば、例えば、誘導コイルを水冷式の銅パイプで形成する構成と比較して、誘導コイルの構造を簡素化することができるとともに、熱効率が高く、安価で、容易に形状を変更可能な誘導コイルを実現することができる。
(9)本発明の他の形態によれば、被加熱部材を誘導加熱によって加熱する誘導加熱方法を提供することができる。この形態の誘導加熱方法は、コイル線が複数回巻かれることによって形成された誘導コイルと、前記誘導コイルへの輻射の到達を抑制する抑制部とを準備する工程と、前記被加熱部材と前記誘導コイルとの間に前記抑制部が配置され、前記被加熱部材と前記抑制部との間に第1の空気層が形成され、前記抑制部と前記誘導コイルとの間に第2の空気層が形成された状態となるように、前記誘導コイル、前記被加熱部材及び前記抑制部を配置する工程と、前記誘導コイルに高周波電力を供給することによって前記被加熱部材を加熱する工程とを備える。
この形態によれば、誘導コイルに高周波電力を供給することによって被加熱部材を加熱する場合に、被加熱部材と誘導コイルとの間に抑制部が配置されるので、誘導加熱によって加熱された被加熱部材からの輻射、および、支持部からの輻射が誘導コイルに到達することを抑制することができ、誘導コイルが輻射によって加熱されることを抑制することができる。
また、被加熱部材と前記抑制部との間に第1の空気層が形成されるので、当該第1の空気層が形成されている領域においては、被加熱部材または支持部からの熱的な接触による熱伝導によって抑制部が加熱されることを抑制することができる。
さらに、前記抑制部と前記誘導コイルとの間に第2の空気層が形成されるので、当該第2の空気層が形成されている領域においては、抑制部からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイルが加熱されることを抑制することができる。
第1実施形態における誘導加熱装置の断面の構成を模式的に示す説明図である。 第2実施形態における誘導加熱装置の断面の構成を模式的に示す説明図である。 第3実施形態における誘導加熱装置の断面の構成を模式的に示す説明図である。 第4実施形態における誘導加熱装置の断面の構成を模式的に示す説明図である。 誘導加熱方法の各工程を説明する工程図である。
本発明にかかる実施の形態について、図面を参照しながら以下の順序で説明する。
A.第1実施形態:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.第4実施形態:
E.他の実施形態:
F.変形例:
A.第1実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としての誘導加熱装置100の断面の構成を模式的に示す説明図である。なお、この図1には、空気の流れを示す矢印が記載されている。後述する図2〜図4においても同様である。
誘導加熱装置100は、金型等の金属部材(以下、被加熱部材5とも呼ぶ)を誘導加熱によって加熱する機能を有している。誘導加熱装置100は、被加熱部材5を一方の面F1に載せた状態で支持可能な板状の部材である支持板10と、支持板10の他方の面F2の側に設けられた誘導コイル20と、支持板10の他方の面F2と誘導コイル20との間に設けられた板状の部材である板状部材30と、誘導コイル20の板状部材30が設けられている側とは反対側に設けられたファン40とを備えている。
支持板10は、耐熱性、絶縁性に優れた高強度の材料によって形成されており、本実施形態では、ガラス繊維を含むガラス繊維強化プラスチックによって形成されている。ただし、支持板10は、ガラス繊維強化プラスチック以外の材料によって形成されていてもよく、例えば、耐熱ガラスによって形成されていてもよい。誘導コイル20は、本実施形態では、コイル線が同一の平面状に複数回巻かれることによって形成されたトランスバース型のコイルであり、コイル線として、リッツ線が用いられている。リッツ線は、絶縁性の被膜によって表面が覆われた複数の導線(例えば、エナメル線)が撚り合わされることによって構成されている。ファン40は、誘導コイル20に向けて送風する機能を有しており、上述したように、誘導コイル20の板状部材30が設けられている側とは反対側に設けられている。そして、ファン40の誘導コイル20が設けられている側とは反対側には、ファン40が空気を取り込むことを可能とするための吸気孔42が設けられている。なお、図示は省略するが、誘導コイル20は、樹脂製の固定部材によってファン40の上方に位置するように固定されている。
本実施形態では、誘導コイル20に高周波電力が供給されると、支持板10に支持された被加熱部材5が誘導加熱によって加熱される。そして、被加熱部材5からの熱伝導によって支持板10が加熱される。本実施形態の誘導加熱装置100によれば、被加熱部材5を600℃程度まで加熱することが可能であり、支持板10は被加熱部材5からの熱伝導によって500℃程度まで加熱される。ここで、仮に500℃程度まで加熱された支持板10からの輻射が誘導コイル20に到達すると、誘導コイル20が加熱されて焼き付いてしまうおそれがある。そこで、本実施形態の誘導加熱装置100では、上述した板状部材30が設けられている。
板状部材30は、上述したように、支持板10の他方の面F2と誘導コイル20との間に設けられており、誘導コイル20への輻射の到達を抑制する抑制部として機能する。板状部材30は、耐熱性及び絶縁性に優れた材料によって形成されており、本実施形態では、支持板10と同様にガラス繊維を含むガラス繊維強化プラスチックによって形成されている。なお、誘導コイル20と被加熱部材5との間の距離を小さくして被加熱部材5に対する加熱効率を向上させるために、板状部材30の板厚は、なるべく薄いことが好ましく、例えば、1〜2mm程度の板厚であることが好ましい。本実施形態では、板状部材30の板厚は、1mmとなっている。
そして、本実施形態では、支持板10と板状部材30との間には、第1の空気層AL1が形成され、板状部材30と誘導コイル20との間には、第2の空気層AL2が形成されている。なお、図1に示すように、第1の空気層AL1及び第2の空気層AL2は、誘導加熱装置100の外部に開放された構成となっている。
さらに、本実施形態では、板状部材30は、誘導コイル20を支持板10に支持された状態の被加熱部材5の方向に投影した場合における当該誘導コイル20の投影図(本実施形態では、誘導コイル20は円形に巻かれたトランスバース型コイルであるため、円形の投影図)が当該板状部材30の外縁(本実施形態では、板状部材30の形状は四角形であるため、四角形)の内側に含まれるように構成されている。すなわち、本実施形態では、誘導コイル20を、被加熱部材5から板状部材30に向かう方向から見ると、誘導コイル20の全てが板状部材30に隠れるように構成されている。
さらに、本実施形態では、図1に示すように、誘導コイル20を支持板10の方向に投影した場合に形成される柱状の領域を投影領域PDと定義した場合において、少なくとも投影領域PDにおいては支持板10と板状部材30とが熱的に接触しないように第1の空気層AL1が形成されている。そして、少なくとも投影領域PDにおいては板状部材30と誘導コイル20とが熱的に接触しないように第2の空気層AL2が形成されている。
以上説明した本実施形態によれば、誘導加熱装置100は、支持板10と誘導コイル20との間に板状部材30を備えるので、被加熱部材5からの熱伝導によって加熱された支持板10からの輻射が誘導コイル20に到達することを抑制することができ、誘導コイル20が輻射によって加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、支持板10と板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成されるので、当該第1の空気層AL1が形成されている領域においては、支持板10からの熱的な接触による熱伝導によって板状部材30が加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、板状部材30と誘導コイル20との間に第2の空気層AL2が形成されるので、当該第2の空気層AL2が形成されている領域においては、板状部材30からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイル20が加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、板状部材30は、誘導コイル20を支持板10に支持された状態の被加熱部材5の方向に投影した場合における当該誘導コイル20の投影図が当該板状部材30の外縁の内側に含まれるように構成されているので、被加熱部材5からの熱伝導によって加熱された支持板10からの輻射が、直接的に誘導コイル20に到達することを抑制することができる。その結果、誘導コイル20が支持板10からの輻射によって加熱されることをさらに抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、少なくとも投影領域PDにおいては支持板10と板状部材30とが熱的に接触しないように第1の空気層AL1が形成されているので、当該投影領域PDにおいては、支持板10からの熱的な接触による熱伝導によって板状部材30が加熱されることを抑制することができるとともに、支持板10及び板状部材30を空冷することができる。さらに、少なくとも投影領域PDにおいては板状部材30と誘導コイル20とが熱的に接触しないように第2の空気層AL2が形成されているので、当該投影領域PDにおいては、板状部材30からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイル20が加熱されることを抑制することができるとともに、板状部材30及び誘導コイル20を空冷することができる。ここで、投影領域PDは、上述したように、誘導コイル20を支持板10の方向に投影した場合に形成される柱状の領域である。したがって、特に投影領域PDにおける支持板10からの熱的な接触による熱伝導によって板状部材30が加熱されることを抑制することによって、誘導コイル20の加熱を効果的に抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、誘導コイル20に向けて送風するファン40が設けられているので、誘導コイル20を空冷により直接的に冷却することができる。また、誘導コイル20に向けて送られた風は誘導コイル20を経由して板状部材30にも到達するので、板状部材30も、空冷によって冷却することができる。さらに、誘導コイル20の板状部材30が設けられている側とは反対側から誘導コイル20に向けて送風するので、板状部材30によって加熱された第2の空気層AL2の空気が誘導コイル20側に流動してくることを抑制することができ、加熱された第2の空気層AL2の空気によって誘導コイル20が加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、支持板10及び板状部材30は、ガラス繊維を含んだガラス繊維強化プラスチックによって形成されているので、絶縁性、耐熱性、強度において優れた構成とすることができる。
さらに、本実施形態では、誘導コイル20に到達する輻射を板状部材30によって抑制し、誘導コイル20が加熱されることを抑制することができるため、誘導コイル20を形成するコイル線としてリッツ線を用いることが可能となる。したがって、本実施形態のように、誘導コイル20を形成するコイル線としてリッツ線を用いた構成とすれば、例えば、誘導コイル20を水冷式の銅パイプで形成する構成と比較して、誘導コイル20の構造を簡素化することができるとともに、熱効率が高く、安価で、容易に形状を変更可能な誘導コイル20を実現することができる。
さらに、本実施形態によれば、被加熱部材5を支持板10に載せた状態で誘導加熱をすることが可能であるので、例えば、被加熱部材5の側面や上部から誘導コイル20によって当該被加熱部材5を加熱する誘導加熱装置と比較して、誘導加熱装置のコンパクト化(小型化)を実現することができる。
さらに、本実施形態によれば、誘導コイル20に到達する輻射を板状部材30によって抑制し、誘導コイル20が加熱されることを抑制することができるため、誘導コイル20から被加熱部材5までの距離を近づけた構成を採用することが可能となる。したがって、誘導加熱装置のコンパクト化(小型化)を実現することができるとともに、被加熱部材5をさらに効率良く加熱することが可能となる。
なお、本実施形態の誘導加熱装置100によれば、被加熱部材5が600℃まで加熱された状態であっても、誘導コイル20の温度を150℃程度に抑えることが可能となる。
B.第2実施形態:
図2は、第2実施形態における誘導加熱装置100bの断面の構成を模式的に示す説明図である。上述した第1実施形態との主な違いは、誘導コイル20への輻射の到達を抑制する抑制部として機能する部材として、2枚の板状部材30a、30bを備えている点であり、他の構成は上述した第1実施形態と同じである。なお、図2には、2枚の板状部材30a、30bを、誘導コイル20から支持板10へ向かう方向から示した平面図も示されている。
図2に示すように、板状部材30a及び板状部材30bは、誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に重なって配置されており、板状部材30aと板状部材30bとの間には、第3の空気層AL3が形成されている。なお、図2に示すように、この第3の空気層AL3も、第1の空気層AL1及び第2の空気層AL2と同様に、誘導加熱装置100の外部に開放された構成となっている。
そして、板状部材30a及び板状部材30bのそれぞれには、誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に複数の円形の貫通孔が形成されている。板状部材30aに形成された各貫通孔は、誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に投影した場合に、板状部材30bにおける貫通孔が形成されていない領域と重なる位置に形成されている。すなわち、板状部材30aに形成された各貫通孔は、誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に投影した場合に、板状部材30bに形成された各貫通孔とは重ならない位置に形成されている。
以上説明した本実施形態によれば、2枚の板状部材30a、30bが誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に重なって配置されているので、被加熱部材5からの熱伝導によって加熱された支持板10からの輻射が誘導コイル20に到達することを、より一層抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、板状部材30aと板状部材30bとの間には第3の空気層AL3が形成されているとともに、板状部材30a、30bのそれぞれには誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に貫通孔が形成されているので、第2の空気層AL2と第3の空気層AL3と第1の空気層AL1との間で空気が流動することが可能となり、支持板10からの輻射によって加熱された2枚の板状部材30a、30bを空冷することができる。
さらに、本実施形態では、誘導コイル20の板状部材30aとは反対側に設けられた1つのファン40が誘導コイル20に向けて送風することによって、第2の空気層AL2、第3の空気層AL3及び第1の空気層AL1における空気を誘導加熱装置100bの外部に流動させることが可能となり、誘導コイル20、板状部材30a、30b及び支持板10を効率的に空冷することができる。
さらに、本実施形態によれば、板状部材30aに形成された各貫通孔は、誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に投影した場合に、板状部材30bにおける貫通孔が形成されていない領域と重なる位置に形成されているので、支持板10からの輻射が、各板状部材30a、30bの貫通孔を通って直接的に誘導コイル20に到達することを抑制することができる。この結果、誘導コイル20が支持板10からの輻射によって加熱されることを抑制することができる。
C.第3実施形態:
図3は、第3実施形態における誘導加熱装置100cの断面の構成を模式的に示す説明図である。上述した第1実施形態との主な違いは、被加熱部材5を支持する支持板10(図1参照)が誘導加熱装置100cから省略されている点と、当該被加熱部材5を誘導加熱装置100cの板状部材30の上方に吊った状態で支持するクレーン90が設置されている点であり、他の構成は上述した第1実施形態と同じである。
図3に示すように、本実施形態においては、クレーン90が被加熱部材5を吊った状態において、当該被加熱部材5と板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成される。そして、本実施形態では、被加熱部材5と板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成された状態において、誘導加熱装置100の誘導コイル20に高周波電力を供給し、被加熱部材5を誘導加熱によって加熱する。
以上説明した本実施形態によれば、誘導加熱装置100cが板状部材30を備えるので、誘導加熱によって加熱された被加熱部材5からの輻射が誘導コイル20に到達することを抑制することができ、誘導コイル20が輻射によって加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、被加熱部材5がクレーン90によって支持された状態において、当該被加熱部材5と板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成されるので、被加熱部材5からの熱的な接触による熱伝導によって板状部材30が加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上述した第1実施形態と同様に、板状部材30と誘導コイル20との間に第2の空気層AL2が形成されているので、当該第2の空気層が形成されている領域においては、板状部材30からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイル20が加熱されることを抑制することができる。
D.第4実施形態:
図4は、第4実施形態における誘導加熱装置100dの断面の構成を模式的に示す説明図である。本実施形態の誘導加熱装置100dは、上述した第3実施形態における誘導加熱装置100cの設置方向を90度回転させた構成となっており、誘導加熱装置100dの内部構成は、上述した第3実施形態における誘導加熱装置100cの内部構成と同じである。
そして、本実施形態では、誘導加熱装置100dの板状部材30の近傍の床には、被加熱部材5を載せた状態で支持可能な支持台95が設置されている。具体的には、本実施形態における支持台95は、誘導加熱装置100dの加熱対象とする被加熱部材5を当該支持台95に載せた際に、当該被加熱部材5と誘導加熱装置100dの板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成される位置に設置されている。
本実施形態では、被加熱部材5と誘導加熱装置100dの板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成されるように被加熱部材5を配置した上で、誘導加熱装置100dの誘導コイル20に高周波電力を供給し、被加熱部材5を誘導加熱によって加熱する。
以上説明した本実施形態によれば、誘導加熱装置100cが板状部材30を備えるので、誘導加熱によって加熱された被加熱部材5からの輻射が誘導コイル20に到達することを抑制することができ、誘導コイル20が輻射によって加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、被加熱部材5と誘導加熱装置100dの板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成された状態において、被加熱部材5を誘導加熱によって加熱するので、被加熱部材5からの熱的な接触による熱伝導によって板状部材30が加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上述した第1実施形態と同様に、板状部材30と誘導コイル20との間に第2の空気層AL2が形成されているので、当該第2の空気層が形成されている領域においては、板状部材30からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイル20が加熱されることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、支持台95は床に直接設置されているため、構造上、支持台95に載せることが可能な被加熱部材5の重量制限値を、上述した第1〜第3実施形態に示した構成における被加熱部材5の重量制限値よりも大きくすることができる。すなわち、本実施形態によれば、上述した第1〜第3実施形態に示した構成において扱うことのできる被加熱部材5よりも重量の大きい被加熱部材5を扱うことが可能となる。
E.他の実施形態:
本発明は、以下に説明する誘導加熱方法としても実現することができる。
図5は、誘導加熱方法の各工程を説明する工程図である。この図5には、工程S10及び工程S20の様子も示されている。工程S10では、誘導コイル20と、誘導コイル20への輻射の到達を抑制する板状部材30とを準備する。次に、工程S20では、被加熱部材5と誘導コイル20との間に板状部材30が配置され、被加熱部材5と板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成され、板状部材30と誘導コイル20との間に第2の空気層AL2が形成された状態となるように、誘導コイル20、被加熱部材5及び板状部材30を配置する。次に、工程S30では、誘導コイル20に高周波電力を供給することによって被加熱部材5を加熱する。
この誘導加熱方法によれば、被加熱部材5と誘導コイル20との間に板状部材30が配置されているので、上述した各実施形態と同様に、被加熱部材5からの輻射が誘導コイル20に到達することを抑制することができ、誘導コイル20が輻射によって加熱されることを抑制することができる。
さらに、この誘導加熱方法によれば、被加熱部材5と板状部材30との間に第1の空気層AL1が形成されるので、被加熱部材5からの熱的な接触による熱伝導によって板状部材30が加熱されることを抑制することができる。さらに、板状部材30と誘導コイル20との間に第2の空気層AL2が形成されるので、板状部材30からの熱的な接触による熱伝導によって誘導コイル20が加熱されることを抑制することができる。
F.変形例:
なお、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
F1.変形例1:
上記第1及び第2実施形態において、誘導加熱装置100、100bが備える支持板10に、被加熱部材5を搬送可能なローラーが設けられている構成としてもよい。このような構成とすれば、誘導加熱装置100、100bを、複数の被加熱部材を連続して加熱可能な連続式の加熱装置として利用することが可能となる。
F2.変形例2:
上記第1及び第2実施形態では、支持板10及び板状部材30は、ガラス繊維強化プラスチックによって形成されているが、他の材料によって形成されていてもよい。例えば、支持板10は、ガラスや、耐熱性に優れたゴム材料、セラミックス等によって形成されていてもよい。また、板状部材30は、例えば、ガラスや、耐熱性に優れたゴム材料等によって形成されていてもよい。
F3.変形例3:
上記第2実施形態では、誘導加熱装置100bは、誘導コイル20への輻射の到達を抑制する抑制部として機能する部材として、2枚の板状部材30a、30bを備える構成としたが(図2参照)、3枚以上の複数の板状部材を備える構成としてもよい。このような構成を採用した際には、複数の板状部材のそれぞれに形成された各貫通孔は、誘導コイル20から支持板10へ向かう方向に投影した場合に、複数の板状部材のうちの当該貫通孔が形成されている板状部材とは異なる少なくとも1つの他の板状部材における貫通孔が形成されていない領域と重なる位置に形成されている構成とすればよい。このような構成としても、上記第2実施形態と同様に、支持板10からの輻射が、各板状部材の貫通孔を通って直接的に誘導コイル20に到達することを抑制することができる。
また、各板状部材に形成される貫通孔の形状は、円形に限らず、種々の形状を採用することができる。例えば、楕円形や、縦長のスリット状の貫通孔を採用してもよい。
F4.変形例4:
上記第3実施形態では、被加熱部材5をクレーン90によって吊って支持する構成としたが、クレーン90以外の機構によって被加熱部材5を支持する構成としてもよい。例えば、被加熱部材5を側面から挟み込むアームによって被加熱部材5を支持する構成としてもよい。
F5.変形例5:
上記第4実施形態では、誘導加熱装置100dの近傍に設置された支持台95の上に被加熱部材5を載せる構成としたが、支持台95を省略し、被加熱部材5を床に直接配置する構成としてもよい。この場合には、被加熱部材5が配置されている箇所の床が、被加熱部材5を支持する支持部として機能していることになる。
F6.変形例6:
上記各実施形態では、誘導コイル20のコイル線としてリッツ線が用いられているが、リッツ線の代わりに、銅パイプが用いられてもよい。銅パイプは、耐熱温度が高く、パイプ内を空冷、水冷することができるため、被加熱部材を高温まで加熱する場合であっても用いることができる。
F7.変形例7:
上記各実施形態では、被加熱部材5を誘導加熱するための誘導コイル20として、トランスバース型のコイルが用いられているが、誘導コイル20として他の形状のコイルを用いてもよい。例えば、誘導コイル20として、コイル線が螺旋状に巻かれたソレノイド型のコイルや、鉄芯が挿入されたソレノイド型のコイルを用いてもよい。
F8.変形例8:
上記各実施形態では、誘導コイル20の近傍にファン40を備える構成としたが、ファン40を省略した構成としてもよい。上記各実施形態では、誘導コイル20への輻射を抑制する板状部材30を備える構成であるため、ファン40を備えない構成としても、誘導コイル20の温度上昇を十分に抑制することができる。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
5...被加熱部材
10...支持板
20...誘導コイル
30...板状部材
30a...板状部材
30b...板状部材
40...ファン
42...吸気孔
90...クレーン
95...支持台
100...誘導加熱装置
100b...誘導加熱装置
100c...誘導加熱装置
100d...誘導加熱装置
AL1...第1の空気層
AL2...第2の空気層
AL3...第3の空気層

Claims (5)

  1. 被加熱部材を誘導加熱によって加熱する誘導加熱装置であって、
    前記被加熱部材を支持可能な支持部と、
    コイル線が複数回巻かれることによって形成された誘導コイルと、
    前記支持部に支持された状態の前記被加熱部材と前記誘導コイルとの間に設けられ、前記誘導コイルへの輻射の到達を抑制する抑制部と、
    を備え、
    前記抑制部は、
    前記支持部に支持された状態の前記被加熱部材と当該抑制部との間に第1の空気層が形成され、当該抑制部と前記誘導コイルとの間に第2の空気層が形成されるように配置されており、
    前記支持部は、前記被加熱部材を一方の面に載せた状態で支持可能な板状の部材であり、
    前記誘導コイルは、前記支持部の他方の面の側に設けられており、
    前記抑制部は、前記支持部の前記他方の面と前記誘導コイルとの間に設けられており、
    前記第1の空気層は、前記支持部の前記他方の面と前記抑制部との間に形成されており、
    前記第2の空気層は、前記抑制部と前記誘導コイルとの間に形成されており、
    前記抑制部は、複数の板状の部材が、前記誘導コイルから前記支持部へ向かう方向に互いに空気層を挟んで重なって構成されており、
    前記複数の板状の部材のそれぞれには、前記誘導コイルから前記支持部へ向かう方向に貫通孔が形成されており、
    前記複数の板状の部材のそれぞれに形成された前記各貫通孔は、前記誘導コイルから前記支持部へ向かう方向に投影した場合に、前記複数の板状の部材のうちの当該貫通孔が形成されている板状の部材とは異なる少なくとも1つの他の板状の部材における前記貫通孔が形成されていない領域と重なる位置に形成されている
    誘導加熱装置。
  2. 請求項1に記載の誘導加熱装置であって、
    前記抑制部は、前記誘導コイルを前記支持部に支持された状態の前記被加熱部材の方向に投影した場合における当該誘導コイルの投影図が当該抑制部の外縁の内側に含まれるように構成されている
    誘導加熱装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の誘導加熱装置であって、
    前記誘導コイルを前記支持部の方向に投影した場合に形成される柱状の領域を投影領域とした場合において、
    少なくとも前記投影領域においては前記支持部と前記抑制部とが熱的に接触しないように前記第1の空気層が形成されており、
    少なくとも前記投影領域においては前記抑制部と前記誘導コイルとが熱的に接触しないように前記第2の空気層が形成されている
    誘導加熱装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の誘導加熱装置であって、
    前記誘導コイルの前記抑制部が設けられている側とは反対側に設けられ、前記誘導コイルに向けて送風する送風機構を備える
    誘導加熱装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の誘導加熱装置であって、
    前記誘導コイルを形成する前記コイル線は、リッツ線である
    誘導加熱装置。
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