JP6927079B2 - 車両用ホイール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のディスクホイールの表側にホイールキャップを取り付けた構造に関する。
特許文献1には、ディスクホイールの表側にホイールキャップを取り付けた構造が記載されている。
前記ディスクホイールは、略筒状のリムと、ディスクとから構成されている。前記ディスクは、中心にハブ孔が設けられていて、その外周に多数の冷却孔が周方向等間隔に設けられている。
前記ホイールキャップは、円盤状の基体を有している。この基体の中央部にはリング状の貫通孔が形成されており、また、前記基体の裏面側には前記中央部から放射状に外周縁部まで延びる複数のリブが形成されており、さらに、周方向で隣り合うリブ同士の間には前記ホイールキャップの回転に伴い前記基体の表側の空気を前記貫通孔から前記基体の裏側に導入して径方向外向きに流す導路が形成されている。これにより、前記ディスクホイールが回転すると、前記リブによって前記空気の流れを発生させてディスク裏側に発生する熱気を前記冷却孔から排出させるようになる。
特開平10−324104号公報
上記特許文献1では、前記ホイールキャップが前記ディスクホイールの表側の全体を覆うようなものであるために意匠性が制限されるとともに、前記ディスクホイールの冷却孔の大きさや形成位置が制約されるために空力性能と放熱性能との両立が困難であることが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、意匠性に優れているとともに、空力性能と放熱性能とを両立可能な車両用のホイール構造の提供を目的としている。
本発明に係る車両用のホイール構造は、車両用のディスクホイールと、このディスクホイールに取り付けられる樹脂製のホイールキャップと、を備え、前記ディスクホイールは、ハブとリムとを多数のスポークで連結した構成であり、前記ホイールキャップは、前記ディスクホイールの前記ハブと前記リムと前記スポークとで囲まれる各開口に個別に装着されるものであって、中心付近に前記各開口に連通する貫通孔が設けられており、前記ホイールキャップにおいて前記ディスクホイールのリムに対向する扇形壁部の裏面には、当該扇形壁部の内径側から外径側へ延びるフィンが傾斜した状態で裏側へ突出するように設けられており、前記扇形壁部には、その表側と裏側とを連通するスリットが前記フィンの傾斜側に寄り添うように設けられている、ことを特徴としている。
この構成では、前記ディスクホイールの回転に伴い、前記ホイールキャップのフィンがその近傍の空気を前記スリット側へ導くとともに、当該スリットから表側に押し出すように整流するようになる。
このような空気の流れによって、前記ディスクホイールのスポークの裏側に発生する熱気が前記スリットから表側へ排出されるようになる。これにより、前記ディスクホイールのスポークの裏側に発生する熱気を当該スポークの表側に積極的に排出させることが可能になる等、放熱性能が可及的に向上する。
また、熱気排出口をスリットのような細長い孔にしているから、空力性能を損なうことが抑制または防止される。
さらに、前記各ホイールキャップが前記ディスクホイールのスポークや開口を覆い隠すようなものでなく、前記ホイールキャップの貫通孔を前記ディスクホイールの開口に連通させるようにしているから、前記ディスクホイールの意匠性を損なうことが無い。
本発明は、意匠性に優れているとともに、空力性能と放熱性能とを両立可能な車両用のホイール構造を提供することが可能になる。
本発明に係る車両用のホイール構造の一実施形態を表側から示す斜視図である。 ディスクホイールにホイールキャップを装着した状態を表側から示す平面図である。 ディスクホイールにホイールキャップを装着する前の状態を表側から示す平面図である。 ホイールキャップ単体を裏側から示す平面図である。 ホイールキャップ単体を表側から示す斜視図である。 図5においてホイールキャップ単体の向きを変えた状態の斜視図である。 図2の(7)−(7)線断面の矢視図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図7に本発明の一実施形態を示している。図中、1は車両用ホイールの全体を示している。
車両用のホイール構造は、ディスクホイール1と、多数のホイールキャップ2とを備えている。
ディスクホイール1は、不図示の車軸に固定されるようになっており、図3に示すように、ハブ11とリム12とを多数(例えば五本)のスポーク13で連結した構成になっている。
ハブ11の中心にはハブ孔14が設けられており、ハブ11においてハブ孔14の外径側には多数のボルト孔15が円周等間隔に設けられている。
また、ハブ11とリム12とスポーク13とで囲まれる領域には、開口16が設けられている。この開口16はスポーク13の表側と裏側とを連通するような貫通孔とされている。
このディスクホイール1が取り付けられる車体側には、図示していないが、ディスクブレーキ装置が設けられるため、車両制動時に前記ディスクブレーキ装置から発生する摩擦熱及びディスクホイール1に取り付けられるタイヤから発生する摩擦熱によりディスクホイール1の内径側に高温の熱気がこもりやすくなる。この高温の熱気はディスクホイール1の開口16から表側へ排出可能になっているが、走行中には排出されにくくなる。
このような事情に鑑み、前記熱気をスポーク13の表側へ積極的に排出させるために、ディスクホイール1に装着されるホイールキャップ2に工夫を施しているので、以下で詳細に説明する。
ホイールキャップ2は、図1から図3に示すように、ディスクホイール1の各開口16が存在する位置に個別に着脱可能に嵌め込む形態で装着される。
ホイールキャップ2は、表側から見て略台形形状に形成されており、その中心付近には表側と裏側とを連通する貫通孔21が設けられている。
この貫通孔21は、ホイールキャップ2をディスクホイール1に装着した状態において、ディスクホイール1の各開口16に連通するように配置される。具体的に、貫通孔21は開口16よりも小さく設定されており、貫通孔21が開口16内に収まるような位置に設けられている。
また、ホイールキャップ2においてディスクホイール1のリム12に対向配置される扇形壁部22には、多数のフィン23と、多数のスリット24とが設けられている。フィン23およびスリット24は、この実施形態において三つずつ設けられている。
フィン23は、扇形壁部22の裏面に内径側から外径側へ延びるようにかつ傾斜した状態で裏側へ突出するように設けられている。
スリット24は、扇形壁部22においてフィン23の傾斜側に寄り添うようにかつフィン23の径方向略中央位置から外径側までの領域に表側と裏側とを連通するように設けられている。
フィン23およびスリット24は、図2に示すように、その長手方向に沿う中心軸線100がディスクホイール1の中心から放射方向に沿う仮想直線200に対してディスクホイール1の回転方向(矢印300参照)の上流側に向けて所定角度α傾斜されている。
さらに、フィン23は、図4から図7に示すように、扇形壁部22の裏面に対して傾斜されている。詳しくは、フィン23は、図7に示すように、扇形壁部22の裏面から裏側に垂直に延びる仮想垂線400に対してディスクホイール1の回転方向300の下流側に向けて所定角度β傾斜されている。
また、ホイールキャップ2において貫通孔21の内周縁のうちディスクホイール1のスポーク13に沿う二辺には、突条部25が設けられている。この突条部25は、ホイールキャップ2の表面から垂直に表側(外側)へ向けて突出するように設けられている。この突条部25は、ディスクホイール1の回転中にその表側の空気を貫通孔21から裏側に巻き込むことを抑制または防止するために設けられている。
このようなホイールキャップ2は、例えば合成樹脂またはガラス繊維で強化したポリアミド樹脂等から形成される。これにより、ホイールキャップ2の軽量化が可能になるとともに、形状自由度を高めることが可能になる。
このホイールキャップ2の裏側の所定位置(例えば図4の円で囲む位置参照)には、図示していないが係止部が設けられている。この係止部をディスクホイール1の開口16の内周縁等に引っ掛けることによってホイールキャップ2がディスクホイール1に保持されるようになる。
次に、この実施形態の車両用のホイール構造による走行中の作用について説明する。
ディスクホイール1が回転すると、図7に示すように、ホイールキャップ2のフィン23がその近傍の空気をスリット24側へ導くとともに、当該スリット24から表側(外側)に押し出すように整流する。
このような空気の流れによって、ディスクホイール1のスポーク13の裏側(内側)に発生する熱気がスリット24から表側(外側)へ排出されるようになる。これにより、ディスクホイール1のスポーク13の裏側に発生する熱気を当該スポーク13の表側に積極的に排出させることが可能になる等、放熱性能が可及的に向上する。
また、熱気排出口をスリット24のような細長い孔にしているから、空力性能を損なうことが抑制または防止される。
さらに、各ホイールキャップ2がディスクホイール1のスポーク13や開口16を覆い隠すようなものでなく、ホイールキャップ2の貫通孔21をディスクホイール1の開口16に連通させるようにしているから、ディスクホイール1の意匠性を損なうことが無い。
以上説明したように本発明を適用した実施形態によれば、意匠性に優れているとともに、空力性能と放熱性能とを両立可能な車両用のホイール構造を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
例えば上記実施形態においてフィン23およびスリット24の数については限定されるものではなく任意に変更することが可能であり、また、それらの形状についても限定されるものではなく任意に変更することが可能である。
本発明は、車両用のディスクホイールの表側にホイールキャップを取り付けた構造に好適に利用することが可能である。
1 ディスクホイール
11 ハブ
12 リム
13 スポーク
14 ハブ孔
15 ボルト孔
16 開口
2 ホイールキャップ
21 貫通孔
22 扇形壁部
23 フィン
24 スリット
100 中心軸線
200 仮想直線

Claims (1)

  1. 車両用のディスクホイールと、このディスクホイールに取り付けられる樹脂製のホイールキャップと、を備え、
    前記ディスクホイールは、ハブとリムとを多数のスポークで連結した構成であり、
    前記ホイールキャップは、前記ディスクホイールの前記ハブと前記リムと前記スポークとで囲まれる各開口に個別に装着されるものであって、中心付近に前記各開口に連通する貫通孔が設けられており、
    前記ホイールキャップにおいて前記ディスクホイールのリムに対向する扇形壁部の裏面には、当該扇形壁部の内径側から外径側へ延びるフィンが傾斜した状態で裏側へ突出するように設けられており、
    前記扇形壁部には、その表側と裏側とを連通するスリットが前記フィンの傾斜側に寄り添うように設けられている、ことを特徴とする車両用のホイール構造。
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