JP6923374B2 - 板状キャリア、研磨装置および研磨体の製造方法 - Google Patents

板状キャリア、研磨装置および研磨体の製造方法 Download PDF

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本開示は、中心軸に沿って等距離の外周面を有する被研磨体を研磨するための板状キャリア、研磨装置および中心軸に沿って等距離の外周面を有する研磨体の製造方法に関する。
プランジャなど、中心軸に沿って等距離の外周面を有する被研磨体の外周面の研磨方法として、研磨面を構成する一対の定盤の間に、矩形状の開口部を有する保持孔を放射状に設け、自転と公転を付与されるキャリアを配置し、保持孔に被研磨体の曲面が上下定盤に当接するように配置し、被研磨体をその曲面の周方向に回転させ、被研磨体の中心軸が定盤主面に沿うようにしながら被研磨体を自由移動させて、被研磨体の曲面を研磨する研磨方法が開示されている(特許文献1)。
図9に、従来のキャリア30の概略図を示す。キャリア30の保持孔(収納部)31は、上面視したとき、矩形状となっている。そして、被研磨体32の外周面と対面する保持孔31の壁面31aは、被研磨体32の中心軸方向と平行となっており、被研磨体32の全長にわたって、被研磨体32と壁面31aとが接触している。
特開2011−161559号公報
従来のキャリア30で、例えば、板状の基板を研磨する場合、基板の主面の表面粗さを所定の範囲とすればよく、側面の表面粗さは問題とならなかった。
しかしながら、上述の研磨方法で、中心軸に沿って等距離の外周面を有する被研磨体32を研磨すると、被研磨体32の周方向に回転する被研磨体32と、キャリア30との間に異物が入り込んだ場合、その異物が回転する被研磨体32と接触して被研磨体32の外周面に周方向にキズが発生するという問題があった。
本開示の板状キャリア、研磨装置および研磨体の製造方法は、例えば、円筒状、円柱状の研磨体を作製するためのものであり、研磨体の外周面にキズが発生するのを抑制することを目的とする。
本開示の板状キャリアは、上面および下面を有する板状であり、中心軸に沿って等距離の外周面を有する円柱状または円筒状の被研磨体を前記中心軸が前記下面と平行となるように配置することによって、前記被研磨体を前記被研磨体の前記中心軸を中心に回転可能に収納する、前記上面から前記下面に貫通する収納部を有し、前記収納部は、前記中心軸を挟んで両側からそれぞれ前記外周面と対面する第1側面および第2側面と、前記被研磨体の両端面にそれぞれ対面する第3側面および第4側面とを有し、前記第1側面は、上面視において前記外周面を少なくとも2つの支持部で支持する支持壁面と、前記支持部の間に配置された、前記上面から前記下面にかけて前記外周面と接触しない第1凹部とを有する。
本開示の研磨装置は、前記板状キャリアと、中心軸に沿って等距離の外周面を有する円柱状または円筒状の被研磨体を研磨する定盤と、を備え、前記定盤と、前記定盤の上に配置された前記板状キャリアとが相対的に移動することによって、前記被研磨体の前記外周面を研磨する。
本開示の研磨体の製造方法は、前記研磨装置の前記収納部に前記被研磨体を収納する工程と、前記定盤と前記キャリアとを相対的に移動させ、前記定盤で前記被研磨体の前記外周面を研磨する工程とを、有する。
本開示の板状キャリア、研磨装置によれば、中心軸に沿って等距離の外周面を有する被研磨体の外周面の研磨において、キズの発生を抑制することができる。また、本開示の研磨体の製造方法によれば、外周面にキズがない研磨体を製造することができる。
本実施形態に係る被研磨体の概略図である。 本実施形態に係る板状キャリアおよび研磨装置の概略図である。 他の実施形態に係る板状キャリアの要部拡大図である。 他の実施形態に係る板状キャリアの要部拡大図である。 他の実施形態に係る板状キャリアの概略図である。 他の実施形態に係る板状キャリアの概略図である。 他の実施形態に係る板状キャリアの概略図である。 他の実施形態に係る研磨装置の概略図である。 従来のキャリアの概略図である。
本開示の板状キャリア、研磨装置および研磨体の製造方法について、図を参照しながら説明する。なお、板状キャリアは、キャリアともいう。
図1は、被研磨体1の概略図である。本開示において研磨対象となる被研磨体1は、図中A−A’で示す中心軸2に沿って等距離の外周面3を有する。被研磨体1は、円柱状であっても、円筒状であっても、内部に貫通孔や非貫通孔を有していても、外周面3に溝を有していてもよい。この被研磨体1が研磨されて研磨体となる。
図2は、本開示の研磨装置の概略図である。図2(a)はその側面図、図2(b)はその上面図である。図2(a)に示すように、定盤5の上にキャリア7が配置されており、図2(b)に示すように、キャリア7には、キャリア7を上下に貫通する貫通孔からなる収納部9が設けられている。そして、この収納部9は、被研磨体1を、中心軸2を中心に回転可能に収納する。
収納部9は、被研磨体1を収納するために被研磨体1よりも大きく、収納部9の中で被研磨体1が中心軸2を中心に回転するように、被研磨体1の中心軸2を所定の範囲で維持可能な形状となっている。
図2の例では、定盤5、キャリア7はともに円板状である。そして、例えば、キャリア7を回転させると、定盤5とキャリア7が相対的に移動することによって収納部9に収納された被研磨体1を定盤5で研磨することができる。キャリア7と定盤5とは、少なくともいずれか一方が、回転すればよい。
図3は、キャリア7の収納部9に収納された被研磨体1を示す要部拡大図である。図中の矢印は、キャリア7と被研磨体1の進行方向である。相対的な移動を考えると定盤5は、矢印とは逆の方向に進むことになる。
定盤5とキャリア7とが相対的に移動することによって、被研磨体1が中心軸2を中心に回転し、定盤5が被研磨体1の外周面3を研磨する。
図3において、キャリア7が矢印の方向(左)に進むと、被研磨体1は収納部9の右側に押しつけられる。図3における被研磨体1の右側には、被研磨体1の外周面3と対面し、被研磨体1の外周面3を2つの支持部15で支持する支持壁面13が配置されている。
この支持壁面13は、上面視において、2つの支持部15の間に、外周面3と接触しない凹部17を有している。
研磨時には被研磨体1の外周面3は、収納部9の支持壁面13の支持部15に接触しながら回転する。
図9に示す、従来のキャリア30には、凹部17がなく、被研磨体32の外周面は広範囲で収納部31の壁面31aと接触し、被研磨体32と、収納部31の壁面31aとの間に異物が入り込んだ場合、その異物が回転する被研磨体32と接触し続けて外周面に周方向のキズが発生していた。
このようなキズを発生させる異物として、例えば、前工程で被研磨体1に付着していた異物、装置由来の異物、研摩中に発生する研磨屑、研磨砥粒に含まれる不純物が挙げられる。これら異物は、直径0.1mm以下のものが多い。
収納部9に凹部17を有する本開示の研磨装置によれば、被研磨体1と、収納部9の支持壁面13との間に入り込んだ異物は、定盤5とキャリア7とが相対的に移動することに伴って、収納部9の凹部17に移動するため、被研磨体1の外周面3との接触が起こりにくく、キズの発生を低減できる。
支持部15は、被研磨体1と点接触していてもよい。このような構造であると、被研磨体1の外周面3と支持部15との接触面積を減らすことができ、被研磨体1の外周に異物に起因するキズが付くことを抑制することができる。
図3に示すように、支持部15が支持壁面13に凸状に形成されていてもよく、図4に示すように、被研磨体1の中心軸2方向における両端部に支持部15を有してもよい。このような構成であると、外周面3とキャリア7との接触面積が最小になるので好適である。
また、収納部9が、被研磨体1の中心軸2方向における中央部に対向する位置に凹部17を有していてもよい。このような構成であると、異物が排出されやすい。
また、収納部9は、複数の凹部17を有していてもよい。例えば、収納部9が、3つの支持部15を有し、支持部15の間に2つの凹部17を有する構造であると、2つの支持部を有する場合に比べ、一つあたりの支持部15かかる力が減少するため、支持部15が摩耗しにくくなり、キャリア7に起因する異物の発生を抑制できる。
また、被研磨体1の中心軸2を挟んで対向する二つの支持壁面13のそれぞれに、凹部17を有していてもよい。このような構成であると、被研磨体1が収納部9のいずれの支持壁面13に接触した場合でもキズの発生を低減することができる。
また、凹部17は、中心軸2を挟んで対向する位置に有していてもよい。このような構
成であると、被研磨体1がいずれの支持壁面13に接触したときでも同様な効果が得られるのでよい。従って、研磨の途中で、キャリア7の回転方向が変わったり、キャリア7と定盤5との相対的移動方向が変わった場合でも被研磨体1の外周3にキズが発生することを抑制できる。
また、2つの前記支持部15を結んだ直線と、凹部17の最深部17aとの距離のうち最も短い距離Lを0.15mm以上としてもよい。経験的に異物の大きさは、0.1mm未満であることが多く、このような構成とすると、外周面3にキズが発生しにくい。
キャリア7における収納部9の配置は、図5、6に示すように種々の形態であってもよい。
例えば、図5の例では、複数の収納部9がキャリア7の中心(キャリア7の自転中心でもある)に対して放射状に、すなわち被研磨体1の中心軸2とキャリア7の径方向とのなす角がおおよそ0°となるように配置されている。また、図6の例では、被研磨体1の中心軸2とキャリア7の径方向とのなす角が約15°となるように複数の収納部9が配置されている。
キャリア7の径方向と中心軸2のなす角度とのなす角は、30°以内となるように配置されていてもよい。キャリア7の径方向と中心軸2のなす角度が大きくなると、面粗さ、円筒度などの加工精度を高くしやすくなる。
また、複数の収納部9が、同心円上に等間隔で配置されていてもよい。このような構成であると、研磨対象となる複数の被研磨体1に均一に負荷がかかるので、研磨量を均一化しやすくなる。
収納部9の形状は、図5、図6のように多角形状であってもよいし、図7のように楕円形などであってもよく、支持壁面13が曲線であってもよい。ただし、収納部9の形状が、円など、被研磨体1の中心軸2を収納部9内で維持することが難しい形状は不適である。
例えば、図6に示すキャリア7を用いて直径2mm、長さ17mmの被研磨体1を研磨する場合、キャリア7の厚みを1.5mmとし、収納部9の、被研磨体1の中心軸2方向の長さ(以下、長さという)を19mm、対向する支持壁面13の間隔(以下、幅という)を中央部で3.5mm、両端部で2.5mmとするとよい。
この収納部9を上面視した形状は、例えば、図4〜6に示すような6角形状であり、支持壁面13の長さ方向における中央に凹部17を有するものである。
この場合、外周面3に対する凹部17の深さ、つまり、2つの支持部15を結んだ直線と、凹部17の最深部との最短距離は、約0.45mmである。この例で示すように最短距離は、0.15mm以上としてもよい。このような構成であれば、直径0.1mmの異物であっても被研磨体1と異物が接触することを抑制でき、容易に排出できる。
また、本開示の他の形態の研磨装置は、図8に示すように、定盤5として、キャリア7を挟んで対向する上定盤(不図示)と下定盤5bとを備え、キャリア7を自公転させるためのサンギア19とインターナルギア21とを備えている。研磨時は上定盤と下定盤5bとを逆方向に回転させながら、上定盤と下定盤5bとの間に研磨砥粒を含むスラリーを供給するとよい。
キャリア7は円板状で、外周に歯車を有している。その歯車はサンギア19、インターナルギア21と歯号している。キャリア7は、サンギア19とインターナルギア21の回転に伴い、上定盤と下定盤5bとの間で自公転する。なお、図5〜7のキャリア7も、外周に歯車を有する形態で例示している。
被研磨体1の中心軸2を中心とする回転は、キャリア7と定盤5とが相対的に移動することによって生じる。被研磨体1の中心軸2を中心にする回転は、例えば、キャリア7が定盤5に対して公転および自転することや定盤5が自転することで生じる。
キャリア7の径方向と被研磨体1の中心軸2のなす角度が小さく、被研磨体1の回転方向とキャリアの自転方向が近いほど、キャリア7の自転による被研磨体1の回転数が多くなる。前述したように、キャリア7の径方向と中心軸2のなす角度が大きくなると、面粗さ、円筒度などの加工精度を高くしやすくなる。
キャリア7が定盤5に対して、自転および公転する場合には、定盤5と被研磨体1の中心軸2とがなす角度は、研磨の際に変化する。その結果、研磨レートを大きくしながら、加工精度も高くしやすくなる。
定盤5の材質は、例えば、銅、錫、鋳鉄などの金属であってもよい。定盤5の表面には研磨スラリーの供給、排出のための溝を有していてもよい。定盤5が、その主面に収納部9と接続する溝を有していると、溝を通して異物を排出できるとともに、研磨砥粒を供給、排出することができる。特に、下定盤5bに溝が形成されていると、異物を効率的に排出することができる。また、定盤5の溝が凹部17または、キャリア7の溝と接続するように配置すると、異物を効率的に排出することができる。
キャリア7の材質は、例えば塩化ビニル樹脂などの樹脂、エポキシガラスなどのガラス、SUSなどの金属である。キャリア7の厚みは被研磨体1の直径よりも小さい。また、キャリア7は、その主面に、収納部9と接続する溝を有していてもよい。このような構造であると、溝を通して異物を排出できるとともに、研磨砥粒を供給、排出することができる。特に、キャリア7の下面側、すなわち定盤5と対向する主面に溝を形成されていると、異物を効率的に排出できる。また、溝が凹部17と接続していると、異物を効率的に排出できる。
以上説明した、本開示の研磨装置を用いた研磨体の製造方法について説明する。
まず、中心軸2に沿って等距離の外周面3を有する被研磨体1を準備する。この被研磨体1は、円柱、円筒状のものであり、予め、粗研磨したものであってもよい。
次に、この被研磨体1を、定盤5上に配置されたキャリア7の収納部9に収納する。キャリア7は、被研磨体1を被研磨体1の中心軸2を中心に回転可能に収納する収納部9を有している。また、収納部9は、被研磨体1の外周面3と対面し、上面視において外周面3を少なくとも2つの支持部15で支持する支持壁面13と、支持部15の間に配置された外周面3と接触しない凹部17とを有している。
そして、定盤5とキャリア7とを相対的に移動させ、被研磨体1を回転させながら、定盤5で被研磨体1の外周面3を研磨して、研磨体を製造する。
このような工程を有する研磨体の製造方法によれば、研磨体の外周面にキズが発生することを抑制することができる。
なお、本開示の研磨体の製造方法においては、本開示の研磨装置を用いるとよく、上述の種々のキャリアや定盤を用いることができる。
以上説明したとおり、本開示の研磨装置および研磨体の製造方法は、キズの発生を抑制することができるものである。被研磨体1としては、例えば、セラミック焼結体が挙げられる。また、キズがあると目立ってしまう透明な単結晶に用いるとよい。特に、透明で機械的、光学的特性に優れたサファイアの製造に用いるとよい。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良、組合せ等が可能である。例えば、研磨装置はキャリア7を保持し回転させながら加圧するプレッシャープレートを備えた、片面研磨装置であってもよい。また、研磨装置は機械的な研磨と化学的な研磨を同時に行う研磨装置であってもよい。また、定盤5上に研磨パッドを配置してもよい。
まず、中心軸に沿って等距離の外周面を有する単結晶体であるサファイア製の被研磨体を200個準備した。被研磨体は、直径2mm、長さ17mmの円柱状である。
実施例として、図5に示す形態のキャリアと、比較例として図9に示す形態のキャリアとを準備した。それぞれのキャリアには被研磨体を被研磨体の中心軸を中心に回転可能に収納する収納部が設けられている。
そして、実施例のキャリアの収納部に被研磨体を収納し、比較例のキャリアの収納部に被研磨体を収納した。そして、定盤とキャリアとを相対的に移動させ、定盤で被研磨体の外周面を研磨した。
なお、定盤は銅製であり、キャリアは厚みが1.5mmの塩化ビニル製である。また、研磨には粒径1μmのダイヤモンド砥粒を含有するスラリーを用いた。
実施例における、収納部の長さは19mm、幅は中央部で3.5mm、両端部で2.5mmであり、凹部を有する6角形状のものである。一方、比較例における収納部の長さは19mm、幅は2.5mmであり、凹部を有していない。
それぞれの試験における外周面のキズ不良の発生率は、実施例の場合が0%、比較例の場合が5%であった。
1 :被研磨体
2(A−A’):中心軸
3 :外周面
5 :定盤
5b:下定盤
7 :キャリア
9 :収納部
13:支持壁面
15:支持部
17:凹部
19:サンギア
21:インターナルギア

Claims (14)

  1. 被研磨体の外周面を研磨するための板状キャリアであって、
    上面および下面を有する板状であり、
    中心軸に沿って等距離の外周面を有する円柱状または円筒状の被研磨体を前記中心軸が前記下面と平行となるように配置することによって、前記被研磨体を前記中心軸を中心に回転可能に収納する、前記上面から前記下面に貫通する収納部を有し、
    前記収納部は、前記中心軸を挟んで両側からそれぞれ前記外周面と対面する第1側面および第2側面と、前記被研磨体の両端面にそれぞれ対面する第3側面および第4側面とを有し、
    前記第1側面は、上面視において前記外周面を少なくとも2つの支持部で支持する支持壁面と、前記支持部の間に配置された、前記上面から前記下面にかけて前記外周面と接触しない第1凹部とを有する、板状キャリア。
  2. 前記支持部は、前記被研磨体と点接触する、請求項1に記載の板状キャリア。
  3. 前記支持壁面は、被研磨体の軸方向における端部で前記外周面を支持する、請求項1または請求項2に記載の板状キャリア。
  4. 前記収納部の前記第1側面は、前記中心軸の中央部に対向する位置に前記第1凹部を有する、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の板状キャリア。
  5. 前記収納部の前記第1側面は、複数の前記第1凹部を有する、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の板状キャリア。
  6. 前記収納部は、前記第2側面に、前記中心軸を挟んで前記第1凹部に対向する第2凹部を有する請求項5に記載の板状キャリア。
  7. 2つの前記支持部を結んだ直線と、前記第1凹部の最深部との距離のうち最も短い距離が0.15mm以上である請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の板状キャリア。
  8. 前記収納部と連通する溝部を有する、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の板状キャリア。
  9. 前記溝部は、前記第1凹部と連通する、請求項8に記載の板状キャリア。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の板状キャリアと、
    中心軸に沿って等距離の外周面を有する円柱状または円筒状の被研磨体を研磨する定盤と、を備え、
    前記定盤と、前記定盤の上に配置された前記板状キャリアとが相対的に移動することによって、前記被研磨体の前記外周面を研磨する、研磨装置。
  11. 前記板状キャリアは、前記定盤と対向する主面に溝部を有する、請求項10に記載の研磨装置。
  12. 請求項10または請求項11に記載の研磨装置の前記収納部に前記被研磨体を収納する工程と、
    前記定盤と前記キャリアとを相対的に移動させ、前記定盤で前記被研磨体の前記外周面を研磨する工程とを、有する研磨体の製造方法。
  13. 前記研磨体が、単結晶体である、請求項12に記載の研磨体の製造方法。
  14. 前記研磨体が、サファイアである、請求項13に記載の研磨体の製造方法。
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