JP6923307B2 - 電動送風機、電気掃除機および電動送風機の製造方法 - Google Patents

電動送風機、電気掃除機および電動送風機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、遠心ファンの一部を覆うファンカバーを有する電動送風機、これを備えた電気掃除機、および、電動送風機の製造方法に関する。
従来、例えば電気掃除機などに用いられる電動送風機は、電動機と、この電動機により回転されるファンと、これら電動機とファンとの間に介在された整流体(整流板)であるディフューザと、遠心ファンの一部を覆うファンカバーとを備えている。遠心ファンとして例えばターボファンを用いる構成の場合、ファンカバーと遠心ファンとの隙間を可能な限り狭く管理することで遠心ファンから吸い込まれた空気の逆流が減り、電動送風機の送風効率を向上できる。
そこで、例えば、接着治具を用い、ファンカバーを軸方向に位置決めしてディフューザに接着固定する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、接着後に接着治具をはずすと、経時変化により接着剤が収縮しファンカバーの位置が軸方向にずれ、ファンカバーと遠心ファンとの隙間が確保できない場合がある。
また、ディフューザに突設された整流翼(ブレード)に対してファンカバーを突き当ててファンカバーを軸方向に位置決めしてディフューザに接着固定したりする方法も考えられる。しかしながら、ディフューザの整流翼では、ファンカバーとの間の接着剤によるシールが充分にできない場合があるとともに、整流翼間に接着剤がはみ出すと風路損失が生じ、送風効率が低下する。
特許第5898259号公報
本発明が解決しようとする課題は、ファンカバーを軸方向に容易かつ確実に位置決めして送風効率を低下させることなく固定できる電動送風機、これを備えた電気掃除機、および、電動送風機の製造方法を提供することである。
実施形態の電動送風機は、遠心ファンと、電動機と、整流体と、ファンカバーと、接着部とを有する。電動機は、遠心ファンを回転させる。遠心ファンは、ファンカバーに対し軸方向に対向する側とは反対側に位置するシュラウドと、このシュラウドのファンカバー側に突設されたファン翼と、から構成される。整流体は、遠心ファンと電動機との間に介在される。また、この整流体は、遠心ファンから吹き出した空気を電動機側へと整流する。ファンカバーは、遠心ファンの一部を覆う。整流体は、外枠部と、被突き当て面とを備える。被突き当て面は、外枠部の内縁部に軸方向と交差する方向に形成される。ファンカバーは、円筒状のファンカバー本体部と、突き当て部とを備える。ファンカバー本体部は、吸気口を区画しファン翼との間に径方向の隙間を形成する。突き当て部は、ファンカバー本体部から軸方向に沿って突設される。また、この突き当て部は、被突き当て面に対して先端部が当接されることで外枠部との間に径方向隙間およびこの径方向隙間と連通して外部に開口する軸方向隙間を形成する。接着部は、ファンカバーと整流体とを接着する。この接着部は、径方向隙間の少なくとも一部に形成されている。
一実施形態の電動送風機の一部を拡大して示す断面図である。 同上電動送風機の断面図である。 同上電動送風機の遠心ファンを示す斜視図である。 同上電動送風機の整流体を示す斜視図である。 同上電動送風機のファンカバーを示す斜視図である。 同上電動送風機の分解斜視図である。 同上電動送風機を一部を切り欠いて示す斜視図である。 同上電動送風機を備えた電気掃除機を示す斜視図である。 同上電動送風機の製造方法を示す斜視図である。 比較例の電動送風機の一部を拡大して示す断面図である。
以下、一実施形態の構成を、図面を参照して説明する。
図6および図7において、11は電動送風機を示す。この電動送風機11は、電動機13を備える。また、この電動送風機11は、遠心ファン14を備える。さらに、この電動送風機11は、整流体(整流板)であるディフューザ15を備える。また、この電動送風機11は、ファンカバー16を備える。さらに、この電動送風機11は、接着部17を備える。そして、この電動送風機11(電動機13)は、図示されない制御回路により駆動が制御される。
電動機13は、本実施形態において、単相4極のブラシレスモータである。そして、この電動機13は、ロータ21を備えている。また、この電動機13は、ステータ22を備えている。さらに、この電動機13は、センサ基板23を備えている。また、この電動機13は、フレーム24を備えている。なお、以下、電動送風機11の軸方向の電動機13側を後方向(図7などに示す矢印RR側)、遠心ファン14側を前方向(図7などに示す矢印FR側)として説明する。また、特記しない限り、軸方向および径方向とは、電動送風機11の軸方向および径方向をいうものとする。
ロータ21は、回転磁極を形成するものである。このロータ21は、本実施形態では永久磁石型ロータであるが、電動機13が整流子モータである場合には巻線型ロータでもよい。このロータ21は、シャフト26を備えている。また、このロータ21は、磁石部27を備えている。さらに、このロータ21は、少なくとも1つのスリーブ28を備えていてもよい。そして、このロータ21は、一対のベアリング30を介してフレーム24に対して回転自在に保持されている。
シャフト26は、電動機13の出力軸となる回転軸である。このシャフト26には、遠心ファン14が接続されている。具体的に、このシャフト26には、フレーム24から突出した前端側に遠心ファン14が接続されている。
磁石部27は、円筒状に形成され、中央部にシャフト26が固着されている。この磁石部27には、回転方向(周方向)に互いに異なる極性を有する磁極(回転磁極)が隣接して形成されている。したがって、この磁石部27には、回転方向にN極とS極とが順次交互に配置されて対をなしている。
スリーブ28は、本実施形態では一対備えられ、磁石部27の前端部および後端部に隣接してシャフト26に固定されている。なお、このスリーブ28は、必須の構成ではない。
ベアリング30は、シャフト26の一端側および他端側に取り付けられており、フレーム24にそれぞれ固定されて、ロータ21をフレーム24に対して回転自在に保持するようになっている。
ステータ22は、ロータ21を回転させる固定磁極を構成するものである。このステータ22は、ステータコア33を備えている。また、このステータ22は、絶縁体であるステータ絶縁34を備えている。さらに、このステータ22は、コイル35を備えている。また、このステータ22は、端子36を備えている。
ステータコア33は、電磁鋼板などの薄板状の磁性体が積層されて略一定の厚みを有する板状に形成されている。このステータコア33は、円環状(円筒状)に形成されている。そして、このステータコア33(ステータ22)は、取付部材であるねじ49がフレーム24側に螺合されることでフレーム24に固定されるようになっている。
ステータ絶縁34は、ステータコア33に対してコイル35および端子36などを絶縁するものである。このステータ絶縁34は、絶縁性の合成樹脂などにより形成されている。そして、このステータ絶縁34は、コイル35および端子36をステータコア33に対して絶縁された状態で保持している。
コイル35は、ステータコア33に固定磁極を形成するものである。このコイル35は、ステータコア33の内周側に複数、例えば4つ(2対)配置されている。そして、これらコイル35は、例えばステータコア33(ステータ22)の周方向に交互に異極を生じさせるように配置されている。
端子36は、制御回路と各コイル35とを電気的に接続するためのものである。
センサ基板23は、ロータ21(磁石部27)の磁極の極性を検出することによってロータ21の回転位置(回転角度)を検出するもので、例えばホールICなどを備えている。このセンサ基板23は、例えばC字状に形成され、ロータ21の磁石部27の外周に沿って配置されている。また、このセンサ基板23は、例えばステータ22の後側に重ねられ、例えばねじなどの基板固定部材59によりステータ絶縁34に固定されている。
フレーム24は、例えばアルミニウム、あるいはマグネシウムなどの、軽量で、かつ、導電性を有する金属部材により形成されている。このフレーム24は、例えば一のフレーム体61と、他のフレーム体62とを備えている。そして、このフレーム24は、これら一および他のフレーム体61,62がねじ49により互いに前後に固定されることにより、ロータ21、ステータ22およびセンサ基板23を前後から挟み込んで収容するように構成されている。そして、一のフレーム体61は、ロータ21、ステータ22およびセンサ基板23に対して前側に位置するものである。一のフレーム体61は、ディフューザ15に対向して開口されたフレーム吸気開口部69を備えている。また、この一のフレーム体61は、電動機13とディフューザ15とを前後方向に固定するためのねじなどの固定体71が螺合される丸孔状の螺合孔72が設けられている。また、他のフレーム体62には、ねじ49が挿通される挿通孔74が設けられている。さらに、他のフレーム体62には、フレーム排気開口部75がそれぞれ区画される。
遠心ファン14は、シャフト26に接続されて電動機13により回転されることで空気を中心側から外周側へと押し出す(吹き出す)ものである。本実施形態において、この遠心ファン14は、ターボファンである。すなわち、この遠心ファン14は、ファンカバー16に対向する側である一端側(前側)の(一の)シュラウドを備えず、ファンカバー16に対向する側とは反対側である他端側(後側)の(他の)シュラウドとしての遠心ファン本体部76と、複数のファン翼77とからのみ構成されている。さらに、この遠心ファン14は、中央部に、シャフト26が挿通されるシャフト挿通孔78が形成されている。また、この遠心ファン14は、例えばアルミニウムなどの、耐熱性を有する軽量の材料により形成されている。そして、シャフト挿通孔78に挿通された電動機13のシャフト26の前端部に固定部材としてのナット79が螺合されることにより、遠心ファン14がシャフト26に一体的に固定される。
図3に示すように、遠心ファン本体部76は、遠心ファン14の後側を構成するものである。この遠心ファン本体部76は、後側から前側に向かって徐々に縮径するように形成されている。
ファン翼77は、遠心ファン本体部76の前側、すなわちファンカバー16側に突設されている。これらファン翼77は、周方向に複数配置されている。さらに、これらファン翼77は、前側から後側へと徐々に軸方向に沿って立ち上がるようにねじれて形成されている。
シャフト挿通孔78は、ファン翼77と干渉しない遠心ファン本体部76の中心位置に設けられている。
図4、図6および図7などに示すディフューザ15は、遠心ファン14により押し出された空気を整流して電動機13の内部へと流し込むものである。このディフューザ15は、外枠部80を備えている。また、このディフューザ15は、本体部81を備えている。さらに、このディフューザ15は、通気開口部である風路部82を備えている。また、このディフューザ15は、取付開口部83を備えている。さらに、このディフューザ15は、固定孔部である通孔84を備えている。また、このディフューザ15は、複数の整流翼85を備えている。さらに、このディフューザ15は、フレーム位置決め部86を備えている。また、このディフューザ15は、被突き当て面である受け面87を備えている。さらに、このディフューザ15の前側には、ファンカバー16が取り付けられる。そして、このディフューザ15は、例えば合成樹脂、本実施形態ではガラス繊維(GF)強化PETなどにより成形されている。
外枠部80は、フレーム24を支持するものである。この外枠部80は、ディフューザ15の外郭をなしている。この外枠部80は、例えばフレーム24と略同径の円環状に形成されている。
本体部81は、フレーム24が重ねられる部分である。この本体部81は、外枠部80の内方に配置されている。また、この本体部81には、遠心ファン14の後側が配置される円形状の凹部81aが中央部に設けられていてもよい。
風路部82は、遠心ファン14から吹き出された空気をフレーム吸気開口部69へと整流するものである。この風路部82は、外枠部80と本体部81との間にディフューザ15を前後方向に貫通して形成されている。この風路部82には、整流翼85が配置されている。換言すれば、外枠部80、本体部81および整流翼85,85間に風路部82が区画されている。
取付開口部83は、フレーム24の一部が嵌合されるものである。本実施形態において、この取付開口部83は、一のフレーム体61の一部が嵌合される。また、この取付開口部83は、本体部81の中央部に設けられている。本実施形態において、この取付開口部83は、本体部81の凹部81aを前後方向に貫通している。
通孔84は、例えば本体部81にて取付開口部83の両側に設けられている。本実施形態において、これら通孔84は、それぞれ本体部81の凹部81aを前後方向に貫通している。
整流翼85は、外枠部80と本体部81とを連結し、風路部82を区画するものである。これら整流翼85は、前側から後側へと遠心ファン14の回転方向に沿ってそれぞれ傾斜して設けられている。
フレーム位置決め部86は、例えば一のフレーム体61の一部が嵌合される部分である。このフレーム位置決め部86は、例えば外枠部80の後端側(電動機13側)の内縁部に前後方向に沿って溝状に設けられている。
受け面87は、遠心ファン14の一部を覆ってディフューザ15に取り付けられたファンカバー16と軸方向に当接してこのファンカバー16を支持するものである。この受け面87は、外枠部80の内縁部にて軸方向と交差(直交)する方向に沿って設けられている。本実施形態において、この受け面87は、外枠部80の前端側(遠心ファン14側)の内縁部を切り欠いて設けられている。この受け面87は、例えばディフューザ15の全周に亘って設けられている。
図5ないし図7などに示すファンカバー16は、遠心ファン14の一部を覆ってディフューザ15に取り付けられている。このファンカバー16は、ファンカバー本体部88を備えている。また、このファンカバー16は、突き当て部89を備えている。さらに、このファンカバー16は、吸気口90を備えている。そして、このファンカバー16は、例えば合成樹脂、本実施形態ではガラス繊維(GF)強化PETなどにより成形されている。
ファンカバー本体部88は、遠心ファン14の一部と対向するものである。このファンカバー本体部88は、本実施形態において、遠心ファン14の中央部を除く位置(ファン翼77側)に対向している。また、このファンカバー本体部88は、径寸法に対して軸寸法が小さい、扁平な形状に形成されている。さらに、このファンカバー本体部88の外径は、ディフューザ15(外枠部80)の外径と略等しく設定されている。そして、このファンカバー本体部88は、円形状の第1本体部88aを備えている。また、このファンカバー本体部88は、円筒状の第2本体部88bを備えている。さらに、このファンカバー本体部88は、肉抜き部88cを備えていてもよい。
第1本体部88aは、ファンカバー本体部88の後部、すなわち遠心ファン14側(ディフューザ15側)を構成し、遠心ファン14の中央部を除く位置を覆うものである。この第1本体部88aは、後側が略円形板状に形成されているとともに、中央部にて前側へと徐々に縮径する円筒状に形成されている。
第2本体部88bは、吸気口90を区画するものである。この第2本体部88bは、第1本体部88aと略同心状(同軸状)に設けられている。この第2本体部88bは、第1本体部88aの中央部に連続している。また、この第2本体部88bは、第1本体部88aに対して前方に突出している。
肉抜き部88cは、ファンカバー16を軽量化するものである。この肉抜き部88cは、ファンカバー本体部88の前部に位置している。より具体的に、この肉抜き部88cは、第1本体部88aの前部に凹設されている。この肉抜き部88cは、ファンカバー16の周方向に複数設けられ、互いに離れて位置している。このため、互いに隣接する肉抜き部88c,88c間が、ファンカバー16の径方向に沿って放射状に延びるリブ部88dとなっている。
突き当て部89は、ファンカバー16をディフューザ15に対して軸方向に位置決めするものである。この突き当て部89は、ファンカバー本体部88から軸方向に沿って突設されている。この突き当て部89は、本実施形態において、周方向に連続する円筒状(円環リブ状)に設けられている。すなわち、この突き当て部89は、ファンカバー16の全周に設けられている。この突き当て部89は、ファンカバー本体部88の外周縁に対して僅かに中心側寄り位置に設けられている。この突き当て部89の外径寸法は、ディフューザ15の外枠部80の内径寸法よりも小さく設定されている。また、この突き当て部89の先端部(後端部)は、平面状の突き当て面89aとなっており、この突き当て面89aがディフューザ15の受け面87に対して突き当てられる。さらに、この突き当て部89のファンカバー本体部88からの突出長さは、受け面87からディフューザ15の外枠部80の前端部(ファンカバー16側の端部)までの距離よりも大きく設定されている。このため、突き当て部89の先端部(突き当て面89a)がディフューザ15(受け面87)に対して当接されることでディフューザ15(外枠部80)とファンカバー16との間に径方向隙間GARおよびこの径方向隙間GARと連通する軸方向隙間GATが形成される。より詳細に、径方向隙間GARは、ディフューザ15の外枠部80の内周と突き当て部89の外周との間に形成される。この径方向隙間GARは、ファンカバー16およびディフューザ15の成形誤差を吸収してファンカバー16と遠心ファン14との軸心を一致させるために形成される。また、軸方向隙間GATは、ディフューザ15の外枠部80の前端部(ファンカバー16側の端部)とファンカバー本体部88との間に形成される。
吸気口90は、電動送風機11の駆動により空気を吸い込む開口部である。この吸気口90は、ファンカバー16の中央部に位置し、遠心ファン14の中央部を露出させる。
図1および図2などに示す接着部17は、ファンカバー16をディフューザ15に固定するものである。この接着部17は、接着剤G(図9)を固化して構成されている。この接着剤Gは、例えば本実施形態では熱硬化性エポキシ樹脂が用いられる。また、この接着部17は、ディフューザ15とファンカバー16との径方向隙間GARに形成されている。この接着部17は、本実施形態では径方向隙間GAR全体に充填された状態、すなわち径方向隙間GAR全体を閉塞して形成されているが、径方向隙間GARの少なくとも周方向に異なる3点以上の位置に形成されていれば全周に亘っていなくてもよい。また、この接着部17の一部は、軸方向隙間GATに形成されていてもよい。この接着部17は、軸方向隙間GATに充填されていてもよいし、軸方向隙間GATの一部のみに形成されていてもよい。
制御回路は、例えばインバータ回路を含むドライバと、このドライバをPWM制御する制御部とを備え、各端子36およびセンサ基板23と電気的に接続されている。そして、この制御回路は、ドライバによってコイル35の巻線に流れる電流の向きや通電時間を制御することで、各コイル35を介してステータ22のステータコア33にそれぞれ生じさせる磁極を時間毎に切り換えるように構成されている。
そして、上記の電動送風機11および制御回路は、本実施形態において図8に示す電気掃除機91に備えられる。電気掃除機91は、掃除機本体92と、集塵部93とを備えている。電気掃除機91としては、本実施形態では、例えば長手状の掃除機本体92に対して着脱可能な風路体94を備える長尺状のスティック型(ハンディ型)の電気掃除機とするが、例えばキャニスタ型などでもよいし、自律走行可能な自走式の電気掃除機でも好適に用いることができる。
掃除機本体92には、電動送風機11および制御回路が収容されている。また、この掃除機本体92には集塵部93が着脱可能となっている。
集塵部93は、電動送風機11の駆動により生じる負圧を利用して空気とともに吸い込んだ塵埃を空気から捕集する部分である。この集塵部93は、本実施形態において例えば塵埃を遠心分離するサイクロン集塵部が用いられるが、例えばフィルタにより塵埃を濾過捕集するものや、慣性を利用して塵埃を捕集するものなど、任意の構成とすることができる。
風路体94は、電動送風機11の駆動により生じる負圧を床面などに作用させるものである。この風路体94は、必須の構成ではない。
次に、上記一実施形態の電動送風機11の組み立て手順を説明する。
この電動送風機11の組み立て手順は、概略として、ディフューザ15に一のフレーム体61を組み付け、この一のフレーム体61に、それぞれ組み立てたステータ22およびロータ21を組み付け、センサ基板23をステータ22に組み付け、他のフレーム体62を一のフレーム体61およびディフューザ15に組み付けて、一および他のフレーム体61,62によりロータ21、ステータ22およびセンサ基板23を挟み込み、ロータ21に遠心ファン14を接続した後、ファンカバー16により遠心ファン14を覆う。
次いで、ディフューザ15に対して、予め成形したフレーム24の一のフレーム体61を位置合わせし、通孔84に挿入した固定体71を螺合孔72に螺合させることで一のフレーム体61とディフューザ15とを互いに固定する。この後、一のフレーム体61に対して、ステータ22を、一のフレーム体61に対して位置決めするとともに、センサ基板23を、基板固定部材59によりステータ22に対して固定する。次いで、ステータ22のコイル35,35間からシャフト26の前端側を一のフレーム体61に挿通しつつ、このロータ21のシャフト26の前端側に取り付けた一方のベアリング30を一のフレーム体61に保持する。
そして、他のフレーム体62を一のフレーム体61に位置合わせし、挿通孔74に挿通したねじ49によりステータコア33を介して他のフレーム体62を一のフレーム体61にねじ止めすることで、他のフレーム体62によりロータ21のシャフト26の後端側に取り付けた他方のベアリング30を保持し、一および他のフレーム本体61,62によりステータ22、センサ基板23およびロータ21を挟み込むように固定する。
次いで、ディフューザ15の取付開口部83から前側に突出する電動機13のシャフト26を遠心ファン14のシャフト挿通孔78に挿通してナット79により固定する。
そして、遠心ファン14を覆ってファンカバー16をディフューザ15の前側に接着固定する。このとき、ファンカバー16の突き当て部89の外面(外周面)に接着剤Gを塗布し、互いに一体的に固定された電動機13、遠心ファン14およびディフューザ15に対して、接着治具(図示せず)により径方向の位置、すなわち軸心を合わせつつファンカバー16を接近させ、突き当て部89をディフューザ15の外枠部80の内方に軸方向に沿って挿入して押し込む(図9)。これにより、突き当て部89の外面に塗布された接着剤Gが外枠部80との摺動によってファンカバー16の押し込み方向に対して反対方向、すなわちファンカバー本体部88側、換言すればディフューザ15に対して前側へと流動する。そして、突き当て部89の先端部(突き当て面89a)をディフューザ15(受け面87)に対して当接させることで、接着剤Gが径方向隙間GARに充填された状態となる(図1)。この接着剤Gの一部は、軸方向隙間GATにはみ出してもよい。この状態で、接着剤Gを固化させることでファンカバー16とディフューザ15とを接着する接着部17を形成する。この結果、電動送風機11が完成する。
このように組み立てた電動送風機11は、センサ基板23によりロータ21の回転位置を検出しつつ、この回転位置に応じて、制御回路により各コイル35の巻線に流れる電流の向きおよび通電時間を制御することで順次磁極を形成し、これら磁極とロータ21の磁極との反発・吸引によってロータ21を回転させる。そこで、電動送風機11の遠心ファン14の回転により発生した負圧により、空気が吸気口90から電動送風機11に吸い込まれる。そして、この吸い込まれた空気は、遠心ファン14のファン翼77によりこの遠心ファン14の周囲へと整流され、ディフューザ15の整流翼85により整流されて風路部82からフレーム吸気開口部69を介して電動機13へと流し込まれ、ステータ22およびロータ21を冷却しながらこの電動機13のフレーム24内を通過して各コイル35および各端子36を冷却しつつフレーム排気開口部75から排気される。
以上説明した一実施形態によれば、ファンカバー本体部88から軸方向に沿って突設した突き当て部89の先端部をディフューザ15に対して当接させてディフューザ15とファンカバー16との間に径方向隙間GARおよびこの径方向隙間GARと連通する軸方向隙間GATを形成することで、例えばファンカバー16を軸方向には接着治具などを用いることなく容易かつ確実に位置決めできる。そして、径方向隙間GARの少なくとも一部に接着部17を形成することで、送風効率を低下させることなく固定できる。すなわち、仮に接着剤G(接着部17)が経時的に収縮しても、ファンカバー16がディフューザ15に対して軸方向にずれることがないから、遠心ファン14とファンカバー16との隙間GAを確保してこれら遠心ファン14とファンカバー16との接触を防止できる。しかも、軸方向隙間GATが径方向隙間GARに連通していることにより、接着部17を形成する際の接着剤Gの余分が軸方向隙間GATに吸収され、接着剤G(接着部17)を外部にはみ出させることなくファンカバー16とディフューザ15とを確実に接着できる。
また、接着部17を少なくとも径方向隙間GARを充填した状態で形成することで、ファンカバー16とディフューザ15との間が接着部17により確実にシールされ、遠心ファン14により吸い込まれた空気がファンカバー16とディフューザ15との間から漏れることがなくなり、送風効率をより向上できる。
さらに、突き当て部89をファンカバー16の全周に設けることで、ファンカバー16とディフューザ15との間をより確実にシールできる。
特に、遠心ファン14がターボファンである場合には、遠心ファン14自体の前面に覆いがないことから、遠心ファン14とファンカバー16との隙間GAが狭いほど、遠心ファン14から吸い込まれた空気の逆流が減少し送風効率を向上できる。したがって、製造時に隙間GAを可能な限り狭く設定し、かつ、製造後に経時的にこの隙間GAが変化しにくいことが求められる。そこで、本実施形態では、突き当て部89の先端部(突き当て面89a)をディフューザ15(受け面87)に対して当接させることでファンカバー16を遠心ファン14およびディフューザ15に対して軸方向に位置決めするため、遠心ファン14とファンカバー16との隙間GAを経時変化させにくくして隙間GAの寸法を維持できる。この結果、予め隙間GAを狭く設定した状態で電気掃除機11を製造でき、送風効率をより向上できる。
また、上記の電動送風機11を製造する際には、接着剤Gを外面に塗布した突き当て部89の先端部をディフューザ15に当接させるようにファンカバー16をディフューザ15に対して軸心を合わせつつ軸方向に沿って取り付け、突き当て部89の当接によりディフューザ15とファンカバー16との間に形成される径方向隙間GARの少なくとも一部に流動した接着剤Gを固化させることで接着部17を形成することで、接着剤Gがファンカバー16側へと押されることとなるので、ディフューザ15側にはみ出しにくくなる。したがって、例えばディフューザ15側に接着剤Gを塗布して同様にファンカバー16を接着する比較例の場合(図10)では、接着剤Gの一部が風路部82側にはみ出したはみ出し部Rが生じやすくなるのに対して、本実施形態では接着剤Gがディフューザ15の風路部82側に流れ込みにくくなるので、ファンカバー16をディフューザ15に対して確実に接着固定しつつ、送風効率をより向上できる。
そして、送風効率が良好な上記の電動送風機11を電気掃除機91に備えることにより、省エネルギで掃除性能がよい電気掃除機91を提供できる。
なお、上記一実施形態において、突き当て部89は、ファンカバー16の周方向の複数箇所に設けられていてもよい。
また、電動送風機11は電気掃除機91の吸引用として適用されるものとして説明したが、例えばブロワなどの排気用として適用されるものでもよい。
さらに、電動送風機11は、電気掃除機91以外の任意の電気機器に用いることができる。
本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 電動送風機
13 電動機
14 遠心ファン
15 整流体であるディフューザ
16 ファンカバー
17 接着部
76 シュラウドとしての遠心ファン本体部
77 ファン翼
80 外枠部
87 被突き当て面である受け面
88 ファンカバー本体部
89 突き当て部
90 吸気口
91 電気掃除機
92 掃除機本体
G 接着剤
GA 隙間
GAR 径方向隙間
GAT 軸方向隙間

Claims (5)

  1. 遠心ファンと、
    この遠心ファンを回転させる電動機と、
    これら遠心ファンと電動機との間に介在され、前記遠心ファンから吹き出した空気を前記電動機側へと整流する整流体と、
    前記遠心ファンの一部を覆うファンカバーと、
    このファンカバーと前記整流体とを接着する接着部とを具備し、
    前記遠心ファンは、
    前記ファンカバーに対し軸方向に対向する側とは反対側に位置するシュラウドと、
    このシュラウドの前記ファンカバー側に突設されたファン翼と、から構成され、
    前記整流体は、
    外枠部と、
    この外枠部の内縁部に軸方向と交差する方向に形成された被突き当て面とを備え、
    前記ファンカバーは、吸気口を区画し前記ファン翼との間に径方向の隙間を形成する円筒状のファンカバー本体部と、
    このファンカバー本体部から軸方向に沿って突設され、前記被突き当て面に対して先端部が当接されることで前記外枠部との間に径方向隙間およびこの径方向隙間と連通して外部に開口する軸方向隙間を形成する突き当て部とを備え、
    前記接着部は、前記径方向隙間の少なくとも一部に形成されている
    ことを特徴とした電動送風機。
  2. 接着部は、少なくとも径方向隙間に充填された状態で形成されている
    ことを特徴とした請求項1記載の電動送風機。
  3. 突き当て部は、ファンカバーの全周に設けられている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電動送風機
  4. 掃除機本体と、
    請求項1ないしいずれか一記載の電動送風機と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  5. 遠心ファンと、この遠心ファンを回転させる電動機と、これら遠心ファンと電動機との間に介在され、前記遠心ファンから吹き出した空気を前記電動機側へと整流する整流体と、前記遠心ファンを覆って前記整流体に固定されるファンカバーとを具備し、前記遠心ファンは、シュラウドと、このシュラウドに突設されたファン翼と、から構成され、前記整流体は、外枠部と、この外枠部の内縁部に軸方向と交差する方向に形成された被突き当て面とを備え、前記ファンカバーは、吸気口を区画する円筒状のファンカバー本体部と、このファンカバー本体部から軸方向に沿って突設された突き当て部と、前記ファンカバーと前記整流体とを接着する接着部とを備えている電動送風機の製造方法であって、
    接着剤を外面に塗布した前記突き当て部の先端部を前記被突き当て面に当接させるように前記ファンカバーを前記整流体に対して軸心を合わせつつ軸方向に沿って取り付け、前記突き当て部の当接により前記突き当て部と前記外枠部との間に形成される径方向隙間の少なくとも一部に流動した前記接着剤を固化させることで前記接着部を形成するとともに、前記ファン翼と前記ファンカバー本体部との間に径方向の隙間を形成する
    ことを特徴とした電動送風機の製造方法。
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