JP6918674B2 - ダンパ - Google Patents
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- F16F15/02—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
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- F16F7/08—Vibration-dampers; Shock-absorbers with friction surfaces rectilinearly movable along each other
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Description
直線状に延びる摺動部材と、該摺動部材を収納する収納部とを備え、該収納部に前記摺動部材との間に摩擦力を発生させる摩擦発生手段を備えているダンパであって、
前記摩擦発生手段は、前記摺動部材の外側面と、該外側面に当接する複数の当接部材と、前記収納部に設けられ前記複数の当接部材のそれぞれに前記摺動部材の軸線に向かって付勢力を作用させることで前記複数の当接部材のそれぞれを前記摺動部材に押し付ける複数の付勢手段とを備え、
前記摺動部材の横断面において、前記複数の付勢手段のうち少なくとも一対の付勢手段のそれぞれから前記複数の当接部材のそれぞれに作用する前記付勢力のベクトルの内積が0又は負になるように、前記複数の当接部材と前記複数の付勢手段とが配置されていることを特徴とする。
前記複数の付勢手段及び前記複数の当接部材のそれぞれは、前記摺動部材の横断面において、前記軸線の周りに回転対称性を有するように配置されていることが好ましい。
前記複数の付勢手段及び前記複数の当接部材のそれぞれは、前記摺動部材の長手方向について同じ位置に配置されていることが好ましい。
前記摺動部材は筒状であり、
前記収納部の内側には、該収納部の軸線に沿って延び少なくとも前記摩擦発生手段が配置される前記収納部の内側に位置するとともに前記摺動部材の内周面を摺動可能に支持する内筒が備えられていることが好ましい。
前記収納部は、筒状又は有底筒状のシリンダであり、
前記摺動部材は、角筒状のピストンロッドであり、
前記摩擦発生手段は、前記角筒状の前記外側面を構成する複数の平面のそれぞれに対して配置されていることが好ましい。
前記収納部は、筒状又は有底筒状のシリンダであり、
前記摺動部材は、角柱状のピストンロッドであり、
前記摩擦発生手段は、前記角柱状の前記外側面を構成する複数の平面のそれぞれに対して配置されていることが好ましい。
前記摩擦発生手段は、前記収納部の前記摺動部材挿入側の端部に設けられており、
前記収納部の表面から径方向外側に突出する台座部と、
該台座部の外端面から内周面に貫通し、前記当接部材が摺動可能に設けられるとともに前記外端面側に前記付勢手段が設けられる貫通孔とを備えていることが好ましい。
前記付勢手段は、前記貫通孔に設けられた雌ねじ部と、該雌ねじ部に螺合される雄ねじ部と、該雄ねじ部と前記当接部材との間で前記貫通孔に収納されるとともに圧縮されることで反発力が大きくなる第1弾性部材であることが好ましい。
前記収納部の内側に、ばね座が設けられ、
該ばね座に、前記摺動部材を伸び方向に付勢する第2弾性部材が設けられていることが好ましい。
直線状に延びる摺動部材と、該摺動部材を収納する収納部とを備え、該摺動部材に前記収納部との間に摩擦力を発生させる摩擦発生手段を備えているダンパであって、
前記摩擦発生手段は、前記収納部の内周面と、該内周面に当接する複数の当接部材と、前記摺動部材に設けられ前記複数の当接部材のそれぞれに前記内周面に向かって付勢力を作用させることで前記複数の当接部材のそれぞれを前記内周面に押し付ける付勢手段とを備え、
前記摺動部材の横断面において、前記複数の付勢手段のうち少なくとも一対の付勢手段のそれぞれから前記複数の当接部材のそれぞれに作用する前記付勢力のベクトルの内積が0又は負になるように、前記複数の当接部材と前記複数の付勢手段とが配置されていることが好ましい。
以下、図面を用いて本発明の第1実施形態を説明する。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るダンパ10は、例えば遊園地のアトラクション等に使用される乗り物1に備えられている。乗り物1には、内部にダンパ10を介して板状の基部2が備えられている。詳細には、乗り物1は、外側を構成する本体部3と、該本体部3に設けられダンパ10の一端を揺動可能に支持する第1支持部4と、基部2に設けられダンパ10の他端を揺動可能に支持する第2支持部5と、複数のダンパ10に支持される基部2と、基部2に設けられ乗員を支持するシート部6とを備えている。
図3Aは摺動部材11が収納部20に収納された状態であり、摺動部材11の端部と収納部20の端部が面一になっており、ダンパ10が全体として最も縮んだ状態である。図3Bは摺動部材11が収納部20から最も出ており、ダンパ10が全体として最も伸びた状態である。
図2、図4及び図6に示すように、摺動部材11は筒状であり、端部に蓋部14が設けられている。摺動部材11の内側には、蓋部14から摺動部材11の挿入側の端部近傍まで該摺動部材11の軸線に沿って第1の内筒15が延びている。
図4から図6に示すように、摩擦発生手段30は、摺動部材11の角筒状の外側面17を構成する複数の平面のそれぞれに対して配置されている。
付勢手段33は、貫通孔35に設けられた雌ねじ部36と、該雌ねじ部36に螺合される雄ねじ部37と、該雄ねじ部37と当接部材32との間で貫通孔35に収納されるとともに圧縮されることで反発力が大きくなる第1弾性部材38である。
図7Aはダンパ10が伸びた状態であり、第1取付部12の第1貫通孔13と第2取付部22の第2貫通孔23を結ぶ直線Lに対して、ダンパ10への衝撃力が矢印(1)のように傾斜角θで傾斜して入力される。図7Bに示すように、ダンパ10が所定の摩擦力を得て衝撃力を吸収し、摺動部材11が収納部20に収納されてダンパ10が縮む。
図9に示すように、摺動部材11の外形は正八角形であり、摺動部材11の横断面において、摺動部材11の外側面17のうち、一対の付勢手段33のそれぞれから2つの当接部材32のそれぞれに作用する付勢力のベクトルの成す角が180°になる位置に2つの付勢手段33が配置され、これら2つの付勢手段33に隣接するようにさらに2つの付勢手段33が配置されている。
次に本発明の第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、説明を省略し、符号を流用するものとする。
本発明の第2実施形態に係るダンパ10は、直線状に延びる摺動部材11と、該摺動部材11を収納する収納部20とを備え、該摺動部材11に収納部20との間に摩擦力を発生させる摩擦発生手段30を備えている。
10… ダンパ
11… 摺動部材(ピストンロッド)
16… 内周面
17… 外側面
20… 収納部(シリンダ)
24… 内筒
26… 第2弾性部材
30… 摩擦発生手段
31… 台座部
32… 当接部材
33、33a、33b、33c… 付勢手段
34… 外端面
35… 貫通孔
36… 雌ねじ部
37… 雄ねじ部
38… 第1弾性部材
Claims (8)
- 直線状に延びる摺動部材と、該摺動部材を収納する収納部とを備え、該収納部に前記摺動部材との間に摩擦力を発生させる摩擦発生手段を備えているダンパであって、
前記摩擦発生手段は、前記摺動部材の外側面と、該外側面に当接する複数の当接部材と、前記収納部に設けられ前記複数の当接部材のそれぞれに前記摺動部材の軸線に向かって付勢力を作用させることで前記複数の当接部材のそれぞれを前記摺動部材に押し付ける複数の付勢手段とを備え、
前記摺動部材の横断面において、前記複数の付勢手段のうち少なくとも一対の付勢手段のそれぞれから前記複数の当接部材のそれぞれに作用する前記付勢力のベクトルの内積が0又は負になるように、前記複数の当接部材と前記複数の付勢手段とが配置されており、
前記摺動部材は筒状であり、
前記収納部の内側には、該収納部の軸線に沿って延び少なくとも前記摩擦発生手段が配置される前記収納部の内側に位置するとともに前記摺動部材の内周面を摺動可能に支持する内筒が備えられていることを特徴とするダンパ。 - 直線状に延びる摺動部材と、該摺動部材を収納する収納部とを備え、該収納部に前記摺動部材との間に摩擦力を発生させる摩擦発生手段を備えているダンパであって、
前記摩擦発生手段は、前記摺動部材の外側面と、該外側面に当接する複数の当接部材と、前記収納部に設けられ前記複数の当接部材のそれぞれに前記摺動部材の軸線に向かって付勢力を作用させることで前記複数の当接部材のそれぞれを前記摺動部材に押し付ける複数の付勢手段とを備え、
前記摺動部材の横断面において、前記複数の付勢手段のうち少なくとも一対の付勢手段のそれぞれから前記複数の当接部材のそれぞれに作用する前記付勢力のベクトルの内積が0又は負になるように、前記複数の当接部材と前記複数の付勢手段とが配置されており、
前記摩擦発生手段は、前記収納部の前記摺動部材挿入側の端部に設けられており、
前記収納部の表面から径方向外側に突出する台座部と、
該台座部の外端面から内周面に貫通し、前記当接部材が摺動可能に設けられるとともに前記外端面側に前記付勢手段が設けられる貫通孔とを備えていることを特徴とするダンパ。 - 請求項2に記載のダンパであって、
前記付勢手段は、前記貫通孔に設けられた雌ねじ部と、該雌ねじ部に螺合される雄ねじ部と、該雄ねじ部と前記当接部材との間で前記貫通孔に収納されるとともに圧縮されることで反発力が大きくなる第1弾性部材であることを特徴とするダンパ。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のダンパであって、
前記複数の付勢手段及び前記複数の当接部材のそれぞれは、前記摺動部材の横断面において、前記軸線の周りに回転対称性を有するように配置されていることを特徴とするダンパ。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のダンパであって、
前記複数の付勢手段及び前記複数の当接部材のそれぞれは、前記摺動部材の長手方向について同じ位置に配置されていることを特徴とするダンパ。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のダンパであって、
前記収納部は、筒状又は有底筒状のシリンダであり、
前記摺動部材は、角筒状のピストンロッドであり、
前記摩擦発生手段は、前記角筒状の前記外側面を構成する複数の平面のそれぞれに対して配置されていることを特徴とするダンパ。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のダンパであって、
前記収納部の内側に、ばね座が設けられ、
該ばね座に、前記摺動部材を伸び方向に付勢する第2弾性部材が設けられていることを特徴とするダンパ。 - 直線状に延びる摺動部材と、該摺動部材を収納する収納部とを備え、該摺動部材に前記収納部との間に摩擦力を発生させる摩擦発生手段を備えているダンパであって、
前記摩擦発生手段は、前記収納部の内周面と、該内周面に当接する複数の当接部材と、
前記摺動部材に設けられ前記複数の当接部材のそれぞれに前記内周面に向かって付勢力を作用させることで前記複数の当接部材のそれぞれを前記内周面に押し付ける付勢手段とを備え、
前記摺動部材の横断面において、前記複数の付勢手段のうち少なくとも一対の付勢手段のそれぞれから前記複数の当接部材のそれぞれに作用する前記付勢力のベクトルの内積が0又は負になるように、前記複数の当接部材と前記複数の付勢手段とが配置されていることを特徴とするダンパ。
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