JP6917487B2 - シールドロック機構、およびヘルメット - Google Patents

シールドロック機構、およびヘルメット Download PDF

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Description

本発明は、帽体に取り付けられるシールドロック機構、およびヘルメットに関する。
外部からの操作によってシールドを着脱可能にする着脱機構を備えたヘルメットが知られている。着脱機構は、シールドを保持する位置と、シールドを取り外し可能にする位置とに変位する着脱部材を備える。着脱部材は、シールドを保持する位置に付勢部材によって付勢されて、付勢力に抗する操作力を外部から受けることによってシールドを取り外し可能にする位置に変位する(例えば、特許文献1)。
特開2002−339142号公報
しかしながら、上述した着脱機構においてヘルメットに強い衝撃が与えられると、付勢力に抗した慣性力が着脱部材に作用して、シールドを保持する位置からシールドを取り外し可能にする位置に意図せずに着脱部材を変位させてしまう。
本発明の目的は、シールドを保持するための保持部材が衝撃によって変位することを抑制可能にしたシールドロック機構、およびヘルメットを提供することにある。
上記課題を解決するためのシールドロック機構は、帽体に取り付けられるシールドロック機構であって、シールドを保持する保持位置と、前記シールドを着脱可能にする着脱位置との間を外部操作を受けて変位する保持部材と、前記保持部材を前記保持位置に向けて常時付勢する付勢部材と、前記保持位置に配置された前記保持部材の変位を規制する規制位置と、当該規制することを解除する解除位置との間を外部操作を受けて変位する規制部材と、を備える。
上記構成によれば、ヘルメットが強い衝撃を受けたとしても、規制位置に配置された規制部材が保持位置に配置された保持部材の変位を規制するため、シールドを保持するための保持部材が衝撃によって変位することを抑制できる。
上記シールドロック機構において、前記保持部材が前記保持位置から変位する方向と、前記規制部材が前記規制位置から変位する方向とは、互いに異なってもよい。
上述した構成によれば、規制部材を規制位置から解除位置に変位させるための作動力の向きと、保持部材を保持位置から着脱位置に変位させるための作動力の向きとが、互いに異なる。そのため、シールドを保持するための保持部材が衝撃によって変位することを抑制することの実効性を高めることが可能ともなる。
上記シールドロック機構において、前記保持部材が前記保持位置から変位する方向は、前後方向を主成分として含み、前記規制部材が前記規制位置から変位する方向は、上下方向を主成分として含んでもよい。
上述した構成によれば、規制部材を規制位置から解除位置に変位させるための作動力の主成分と、保持部材を保持位置から着脱位置に変位させるための作動力の主成分とが、互いに直交する。そのため、シールドを保持するための保持部材が衝撃によって変位することを抑制することの実効性をさらに高めることが可能ともなる。
上記シールドロック機構において、一対の基材から構成されるベースプレートをさらに備え、前記保持部材は、前記保持部材の少なくとも一部が前記一対の基材に挟まれることによって前記ベースプレートに支持され、前記ベースプレートは、前記保持位置と前記着脱位置との間での前記保持部材の揺動を案内する曲面を備えてもよい。
上述した構成によれば、保持位置と着脱位置との間での保持部材の揺動がベースプレートによって案内されるため、保持位置と着脱位置との間での外部操作を円滑に進めることが可能ともなる。
上記シールドロック機構において、一対の基材から構成されるベースプレートをさらに備え、前記規制部材は、前記規制部材の少なくとも一部が前記一対の基材に挟まれることによって前記ベースプレートに支持され、前記ベースプレートは、前記規制位置と前記解除位置との間での前記規制部材の回転を案内する軸支部を備えてもよい。
上述した構成によれば、規制位置と解除位置との間での規制部材の回転がベースプレートによって案内されるため、規制位置と解除位置との間での外部操作を円滑に進めることが可能ともなる。
上記シールドロック機構において、前記保持部材は、外部操作を受ける操作部を備え、前記付勢部材は、前記操作部に常時当接して前記操作部に付勢力を入力し、前記規制部材は、前記規制位置において前記操作部に当接することによって前記操作部の変位を規制し、前記解除位置において前記操作部から離間することによって前記操作部の変位を許容してもよい。
上述した構成によれば、付勢部材による付勢力と規制部材による規制力とが単一の操作部に作用するため、付勢力に対する機械的な耐久性と、規制力に対する機械的な耐久性とを、単一の操作部で兼ねることが可能となる。結果として、操作部を備えた保持部材における構造の簡素化を図ることが可能ともなる。
上記課題を構成するヘルメットは、帽体と、シールドと、上述したシールドロック機構とを備える。
上述した構成によれば、ヘルメットが強い衝撃を受けたとき、保持部材が保持位置から着脱位置へ変位することを規制位置にある規制部材が規制するため、シールドロック機構に装着されたシールドを脱離しがたくすることが可能となる。
シールドロック機構の一実施形態を当該シールドロック機構を備えたヘルメットと共に示す斜視図。 シールドが全閉位置にあるときのシールドロック機構を示す正面図。 シールドが全開位置にあるときのシールドロック機構を示す正面図。 シールドロック機構の分解斜視図。 シールドロック機構が備える可動基材の動きを示す作用図。 シールドロック機構が備える規制部材の動きを示す作用図。 シールドロック機構が備える保持部材の動きを示す作用図。
以下、図1〜図7を参照して、シールドロック機構の一実施形態について説明する。なお、図1〜図7では、ヘルメット装着者から見た方向である、前、後、左、右、上、下を、ヘルメット、およびシールドロック機構に対する前、後、左、右、上、下として示す。
[ヘルメット]
図1が示すように、ヘルメット1は、帽体2、シールド3、およびシールドロック機構4を備える。帽体2は、ヘルメット1装着者の頭部に装着される。帽体2には、窓孔2Hが形成されている。ヘルメット装着者は、窓孔2Hを通じて視界を確保する。シールド3は、光透過性を有しており、シールド3が窓孔2Hを閉じることによって、ヘルメット装着者の視界を維持しつつ、ヘルメット装着者の頭部を保護する。シールド3は、シールド3と帽体2との間にシールドロック機構4を挟むように、シールドロック機構4を介して帽体2の左側表面に取り付けられる。
図2が示すように、シールドロック機構4は、ベースプレート10、保持部材40、規制部材50、第1コイルばね60、および、付勢部材の一例である第2コイルばね70を備える。
ベースプレート10は、左右で一対の基材を備える。各基材は、帽体2の左側表面に沿う曲面板状を有する。一対の基材は、固定基材20と可動基材30とから構成される。固定基材20は、帽体2の左側表面に固定されている。可動基材30は、固定基材20における左側の一部を覆うように配置されている。可動基材30は、固定基材20に対して前後方向に変位可能に接続されている。
固定基材20と可動基材30とは、保持部材40(図4参照)の一部、規制部材50(図4参照)の一部、および第2コイルばね70(図4参照)の一部を挟んでいる。固定基材20と可動基材30との間には、前後方向に延在する第1コイルばね60が接続されている。第1コイルばね60は、固定基材20と可動基材30とに当接して、可動基材30をヘルメット装着者の後方に向けて常時付勢する。
[ベースプレート]
ベースプレート10には、第1係合孔31、第2係合孔32、および開度規定部21が形成されている。
第1係合孔31は、第1着脱孔31Aと第1案内孔31Bとから構成される。第1着脱孔31Aは、可動基材30の上端縁近傍を貫通する小さい四角形孔である。第1案内孔31Bは、可動基材30の上端縁近傍を貫通する長孔であり、第1着脱孔31Aから後方向に向けて延在する弧状を有している。
シールド3は、固定基材20に向けて突き出る第1係合歯3Aを備える。第1係合歯3Aの先端部は、下方に向けて折れ曲がる鉤状を有し、第1着脱孔31Aを通じて固定基材20と可動基材30との間に入り込むことが可能な大きさを有する。また、第1係合歯3Aの先端部は、固定基材20と可動基材30との間から第1着脱孔31Aを通じて抜け出ることが可能な大きさを有する。第1係合歯3Aは、第1案内孔31Bの延在方向に沿って第1案内孔31Bを摺動可能な厚みを有している。第1案内孔31Bは、第1係合歯3Aの移動を第1案内孔31Bの延在方向に案内する。第1案内孔31Bによる第1係合歯3Aの案内は、シールド3の開閉を安定させる。
第2係合孔32は、第2着脱孔32Aと第2案内孔32Bとから構成される。第2着脱孔32A(図4参照)は、第1着脱孔31Aよりも前方で可動基材30の上端縁近傍を貫通する大きい四角形孔である。第2案内孔32Bは、可動基材30を貫通する長孔であり、第2着脱孔32Aから可動基材30の後側下端に向けて延在する弧状を有している。
シールド3は、固定基材20に向けて突き出る第2係合歯3Bを備える。第2係合歯3Bの先端部は、後方上側に向けて折れ曲がる鉤状を有し、第2着脱孔32Aを通じて固定基材20と可動基材30との間に入り込むことが可能な大きさを有する。第2係合歯3Bの先端部は、第2着脱孔32Aを通じて固定基材20と可動基材30との間から抜け出ることが可能な大きさを有する。第2係合歯3Bは、第2案内孔32Bの延在方向に沿って第2案内孔32Bを摺動可能な厚みを有している。第2案内孔32Bは、第2係合歯3Bの移動を第2案内孔32Bの延在方向に案内する。第2案内孔32Bによる第2係合歯3Bの案内は、シールド3の開閉を安定させる。
開度規定部21は、固定基材20のなかで可動基材30に覆われていない部分に配置されている。開度規定部21は、固定基材20に備えられた多段係止部21Aと着脱段差部21Bとから構成される。多段係止部21Aは、固定基材20の前側上端から後側下方に向けて延在する弧状を有している。多段係止部21Aは、前方に向けて突き出る突部と、後方に向けた窪みとを、多段係止部21Aの延在方向に沿って交互に有している。着脱段差部21Bは、上方に向けた窪みであり、多段係止部21Aの最上端に連結している。
シールド3は、固定基材20に向けて突き出る開度調整突部3Cを備える。開度調整突部3Cは、多段係止部21Aが備える各窪み、および着脱段差部21Bに入り込むことが可能な大きさを有し、多段係止部21Aが備える各突部をシールド3の開閉に従って1つずつ乗り越えることが可能な弾性を備えている。第1係合歯3Aが第1案内孔31Bを摺動し、第2係合歯3Bが第2案内孔32Bを摺動するとき、多段係止部21Aが備えるいずれかの窪みに開度調整突部3Cが入り込むことによって、シールド3の開度が固定される。そして、図3が示すように、固定基材20が備える着脱段差部21Bに開度調整突部3Cが入り込むことによって、シールド3が全開位置に配置される。
図2に戻り、シールド3の位置が全閉位置であるとき、第1係合歯3Aが第1案内孔31Bに入り込み、また、第2係合歯3Bが第2案内孔32Bに入りこみ、これらによって、シールド3がベースプレート10に保持されている。また、開度調整突部3Cが多段係止部21Aにおける最下端の窪みに入り込み、これによって、シールド3が全閉位置に固定されている。この状態から、シールド3の開動操作が行われると、第1係合歯3Aが第1案内孔31Bの延在方向に沿って移動し、また、第2係合歯3Bが第2案内孔32Bの延在方向に沿って移動し、開度調整突部3Cが多段係止部21Aの突部を1つずつ乗り越える。これによって、シールド3の開度が間欠的に固定される。
図3に戻り、シールド3の位置が全開位置に到達するとき、第1係合歯3Aが第1着脱孔31Aに変位し、また第2係合歯3Bが第2着脱孔32Aに変位する。さらに、開度調整突部3Cが着脱段差部21Bに変位する。そして、保持部材40と規制部材50とに加えられる外部操作によって、シールド3の取り外しが可能となる。
[シールドロック機構]
図4が示すように、固定基材20は、第1取付部22と第2取付部23とを備える。第1取付部22と第2取付部23とは、可動基材30に向けて突き出る突部である。第1取付部22と第2取付部23とには、ビス孔22A,23Aが形成されている。ビス孔22A,23Aに挿通されたビスが帽体2にねじ止めされることによって、固定基材20は帽体2に固定される。第1取付部22は、後方に向けて突き出るばね台座22W(図2、3参照)を備える。
可動基材30には、着脱操作孔33、ロックレバー孔34、軸支孔35、および可動孔36が形成される。着脱操作孔33の前方には、ばね台座33Wが形成されている。可動孔36の後方には、ばね台座36Wが形成されている。可動孔36には、第1取付部22が挿通される。第1コイルばね60は、第1取付部22の後方に位置するばね台座22Wと、可動孔36の後方に位置するばね台座36Wとに支持されている。
図5が示すように、第1コイルばね60は、固定基材20に対して可動基材30を後方に向けて常時付勢する。そして、例えば、第1コイルばね60が加える付勢力に抗した操作力を可動基材30が受けるとき、可動基材30がシールド3と共に前方に向けて変位する。
例えば、シールド3を全閉位置と全開位置との間で移動させるとき、シールド3の開度調整突部3Cは、多段係止部21Aが備える突部と窪みとに交互に当接する。開度調整突部3Cが窪みから隣の突部に乗りあがるとき、第1コイルばね60の付勢力に抗する外力を可動基材30が受けて、可動基材30が前方に変位する。すなわち、ヘルメット装着者は、第1コイルばね60の付勢力に抗する操作力をシールド3に加えることによって可動基材30を動かし、開度調整突部3Cが窪みから隣の突部に乗りあがることを通じて、シールド3を移動させる。また、ヘルメット装着者は、第1コイルばね60の付勢力に抗する操作力をシールド3に加えないことによって開度調整突部3Cを窪みに当接させ続けて、シールド3の開度を固定する。
図4に戻り、保持部材40は、シールド保持歯41、操作部の一例である着脱レバー42、および連結プレート部43を備える。シールド保持歯41は、保持部材40において板状を有した上端部であって、第2着脱孔32Aのなかで前後方向に揺動可能な大きさを有する。着脱レバー42は、保持部材40において環状を有した下端部であって、可動基材30を貫通する着脱操作孔33のなかで前後方向に揺動可能な大きさを有する。着脱操作孔33を区画する下端面である揺動案内面33Eは、前後方向に延在する曲面であり、着脱レバー42の下端壁と摺接することによって、着脱レバー42の揺動を案内する。
連結プレート部43は、シールド保持歯41と着脱レバー42とを上下方向に連結する板状部であって、固定基材20と可動基材30との間に収容されている。可動基材30において固定基材20と対向する側面には、上下方向に延在する溝が形成されており、当該凹溝に連結プレート部43が収容されている。連結プレート部43は、可動基材30が備える溝側面に案内されて、シールド保持歯41と保持部材40とを揺動可能にする。
着脱レバー42がそれの可動範囲における後方端に配置されるとき、シールド保持歯41がそれの可動範囲における前方端に配置される。このように、外部操作による操作力が保持部材40に作用していないとき、着脱レバー42は後方端に配置され、かつ、シールド保持歯41が前方端に配置されて、保持部材40が保持位置に配置される。
これに対して、前方から後方に向けた操作力が保持部材40に作用するとき、着脱レバー42がそれの可動範囲における前方端に配置され、かつ、シールド保持歯41がそれの可動範囲における後方端に配置されて、保持部材40が着脱位置に配置される。このように、外部操作による操作力が保持部材40に作用するとき、保持部材40が着脱位置に配置される。保持部材40が保持位置から変位する方向は、シールド保持歯41が変位する方向であって、前後方向を主成分として含む。
第2着脱孔32Aの前方には、第2着脱孔32Aの内部に向けて延在する板状のシールド挟持歯32Cが突き出ている。シールド保持歯41がその可動範囲における前方端に配置され、かつ、シールド3の第2係合歯3Bが第2着脱孔32Aの内部に配置されるとき、シールド3の第2係合歯3Bは、シールド挟持歯32Cとシールド保持歯41とによって左右両側を挟まれて、第2着脱孔32Aから抜け出なくなる。これによって、シールド3がシールドロック機構4に保持され続ける。そして、シールド保持歯41がその可動範囲における後方端に配置され、かつ、シールド3の第2係合歯3Bが第2着脱孔32Aの内部に配置されるとき、シールド3の第2係合歯3Bは、第2着脱孔32Aから抜け出るようになる。
第2コイルばね70は、着脱操作孔33に向けて突き出るばね台座33Wと、着脱レバー42において前方に突き出るばね台座42Wとに支持されている。第2コイルばね70は、着脱レバー42をそれの可動範囲における後方端に向けて常時付勢する。そして、第2コイルばね70が加える付勢力に抗した上記操作力を着脱レバー42が受けるとき、着脱レバー42がそれの可動範囲における前方端に向けて移動し、シールド保持歯41がそれの可動範囲における後方端に向けて移動する。
規制部材50は、ロックレバー51、規制突起52、および軸部53を備える。軸部53は、円板状を有し、軸部53の周面においてロックレバー51と規制突起52とに連結されている。軸部53は、可動基材30に形成された軸支孔35に回転可能に支持されて、ロックレバー51を回転させる外部操作を受けて回転し、ロックレバー51の回転方向と同じ方向に規制突起52を回転させる。
ロックレバー51は、軸部53から前方に向けて延在するレバーであって、可動基材30に形成されたロックレバー孔34のなかで揺動可能な大きさを有する。ロックレバー51は、ロックレバー51の先端がそれの可動範囲のなかの最上位置となる解除操作位置と、ロックレバー51の先端がそれの可動範囲のなかの最下位置となる規制操作位置との間を揺動する。
規制突起52は、軸部53から後方に向けて延在する突起であって、固定基材20と可動基材30との間で揺動可能な大きさを有する。規制突起52は、後方端に位置する着脱レバー42と規制突起52の先端とが当接する規制作動位置と、後方端に位置する着脱レバー42と規制突起52の先端とが当接しない解除作動位置との間を揺動する。
ロックレバー51が規制操作位置に配置されるとき、規制突起52が規制作動位置に配置されて、規制部材50が規制位置に配置される。そして、規制位置に配置された規制部材50は、着脱レバー42を後方端に固定し、これによって、保持部材40が保持位置から変位することを規制する。
これに対して、ロックレバー51が解除操作位置に配置されるとき、規制突起52が解除作動位置に配置されて、規制部材50が解除位置に配置される。そして、解除位置に配置された規制部材50は、着脱レバー42が後方端から変位することを許容し、これによって、保持部材40が保持位置から着脱位置に外部操作で変位することを可能にする。なお、規制部材50が規制位置から変位する方向は、規制突起52が変位する方向であり、軸部53を中心とする回転方向であって、上下方向を主成分として含む。
[作用]
図6が示すように、規制部材50は、ロックレバー51に操作力を加えられることによって、規制操作位置(実線)と解除操作位置(二点鎖線)との間を変位する。規制部材50が規制作動位置に配置されるとき、規制突起52が着脱レバー42に当接して、保持部材40が保持位置から着脱位置に変位することを規制部材50が規制する。
この際、ヘルメット1に外部から衝撃が加わるとしても、保持部材40に作用する慣性力では、保持部材40が変位しがたい。さらに、保持部材40が保持位置から変位する方向と、規制部材50が規制位置から変位する方向とが互いに異なるため、保持部材40と規制部材50との両方を慣性力によって変位させることも困難であるといえる。そのため、ヘルメット1に外部から衝撃が加わるとしても、シールド3はシールドロック機構4に保持され続ける。
そして、規制部材50が解除作動位置に配置されるとき、規制突起52が着脱レバー42から離間して、保持部材40が保持位置から着脱位置に変位することを規制部材50が許容する。
図7に示すように、規制部材50が解除作動位置に配置され、かつ、シールド3が全開位置に配置されるとき、第1係合歯3Aが第1着脱孔31Aに配置され、かつ、第2係合歯3Bが第2着脱孔32Aに配置される。そして、第2コイルばね70の付勢力に抗する操作力を着脱レバー42が受けると、保持部材40が保持位置から着脱位置に変位し、これによって、シールドロック機構4からシールド3を取り外すことが可能となる。
なお、帽体2にシールド3を装着するときは、まず、規制部材50が解除作動位置に配置される。次に、第2コイルばね70の付勢力に抗する操作力が着脱レバー42に加えられて、保持部材40が保持位置から着脱位置に変位し、この状態で、第1係合歯3Aが第1着脱孔31Aに通され、かつ、第2係合歯3Bが第2着脱孔32Aに通され、そして、開度調整突部3Cが着脱段差部21Bに配置される。これによって、シールド3がシールドロック機構4に取り付けられる。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)シールドロック機構4は、保持部材40が保持位置から変位することを規制する規制位置と、その規制を解除する解除位置との間を、外部操作を受けて変位する規制部材50を備える。そして、ヘルメット1が強い衝撃を受けたとしても、規制位置に配置された規制部材50が、保持位置に配置された保持部材40の変位を規制するため、シールド3を保持するための保持部材40が衝撃によって変位することを抑制できる。
(2)保持部材40が保持位置から変位する方向は、前後方向と上下方向とを方向成分とするときに、前後方向に大きい成分を有する、すなわち、前後方向を主成分とする。規制部材50が規制位置から変位する方向は、前後方向と上下方向とを方向成分とするときに、上下方向に大きい成分を有する、すなわち、上下方向を主成分とする。そのため、ヘルメット1が外部から衝撃を受けたとき、規制部材50が規制位置から変位することと、保持部材40が保持位置から変位することとが同時に起こりがたい。結果として、シールド3がシールドロック機構4からさらに脱離しがたくすることが可能ともなる。
(3)保持部材40の一部は、固定基材20と可動基材30とに挟まれることによってベースプレート10に収容され、ベースプレート10に形成された曲面状の内縁に沿って動くことで揺動する。そのため、外部操作による保持部材40の揺動を円滑に進めることが可能ともなる。また、シールドロック機構4が、保持部材40を回転可能に軸支する回転軸を備えて、当該回転軸によって保持部材40がベースプレート10に固定される構成と比べて、より少ない部品点数でシールドロック機構4を構成することが可能ともなる。
(4)規制部材50の一部は、固定基材20と可動基材30とに挟まれることによってベースプレート10に収容され、ベースプレート10に形成された軸支孔35に回動可能に軸支された軸部53を備える。そのため、外部操作による規制部材50の回転を円滑に進めることが可能ともなる。また、シールドロック機構4が、規制部材50を回転可能に軸支する回転軸を別途備えて、当該回転軸によって規制部材50がベースプレート10に固定される構成と比べて、より少ない部品点数でシールドロック機構4を構成することが可能ともなる。
(5)第2コイルばね70が着脱レバー42に付勢力を入力し、かつ、規制部材50が着脱レバー42に当接して保持部材40の変位を規制する。すなわち、第2コイルばね70による付勢力と規制部材50による規制力とが単一の着脱レバー42に作用するため、付勢力に対する機械的な耐久性と、規制力に対する機械的な耐久性とを、単一の着脱レバー42が兼ね備えることが可能となる。結果として、保持部材40における構造の簡素化を図ることが可能ともなる。
なお、上述した実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・第1コイルばね60、および第2コイルばね70は、可動基材30、または保持部材40に付勢力を加えられる構成であればよく、例えば、板ばね、皿ばね等の付勢部材であったとしても、上記(1)から(5)に準じた効果を得ることはできる。
・シールドロック機構4は、第2コイルばね70と規制部材50とが着脱レバー42に当接する構成に限られない。第2コイルばね70と規制部材50とが保持部材40の異なる部位に作用力を入力する構成であってもよく、例えば、第2コイルばね70が着脱レバー42に当接して、規制部材50がシールド保持歯41に当接する構成であったとしても、上記(1)から(5)に準じた効果を得ることは可能である。
・保持部材40は、外部からの操作力を受けて保持位置と着脱位置との間を変位可能であればよく、例えば、回転軸に軸支されて外部からの操作力を受けて回動する構成、あるいは、押下スイッチやオンオフスイッチ、または螺子スイッチであってもよい。上述した構成であったとしても(1)から(5)に準じた効果を得ることは可能である。
・シールドロック機構4において、保持部材40が保持位置から変位する方向と、規制部材50が規制位置から変位する方向とが互いに異なる構成であれば、上記(2)に準じた効果を得ることはできる。なお、保持部材40が保持位置から変位する方向と、規制部材50が規制位置から変位する方向とが互いに等しい構成であっても、保持部材40が保持位置から変位することに先駆けて規制部材50が規制位置から変位することを要する分だけ、保持位置に配置された保持部材40の変位を規制することは可能である。
1…ヘルメット
2…帽体
3…シールド
4…シールドロック機構
10…ベースプレート
20…固定基材
30…可動基材
40…保持部材
50…規制部材
60…第1コイルばね
70…第2コイルばね

Claims (7)

  1. 帽体に取り付けられるシールドロック機構であって、
    シールドを保持する保持位置と、前記シールドを着脱可能にする着脱位置との間を外部操作を受けて変位する保持部材と、
    前記保持部材を前記保持位置に向けて常時付勢する付勢部材と、
    前記保持位置に配置された前記保持部材の前記着脱位置への変位を規制する規制位置と、当該規制することを解除する解除位置との間を外部操作を受けて変位する規制部材と、を備える
    シールドロック機構。
  2. 前記保持部材が前記保持位置から変位する方向と、前記規制部材が前記規制位置から変位する方向とは、互いに異なる
    請求項1に記載のシールドロック機構。
  3. 前記保持部材が前記保持位置から変位する方向は、前後方向を主成分として含み、
    前記規制部材が前記規制位置から変位する方向は、上下方向を主成分として含む
    請求項2に記載のシールドロック機構。
  4. 一対の基材から構成されるベースプレートをさらに備え、
    前記保持部材は、前記保持部材の少なくとも一部が前記一対の基材に挟まれることによって前記ベースプレートに支持され、
    前記ベースプレートは、前記保持位置と前記着脱位置との間での前記保持部材の揺動を案内する曲面を備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載のシールドロック機構。
  5. 一対の基材から構成されるベースプレートをさらに備え、
    前記規制部材は、前記規制部材の少なくとも一部が前記一対の基材に挟まれることによって前記ベースプレートに支持され、
    前記ベースプレートは、前記規制位置と前記解除位置との間での前記規制部材の回転を案内する軸支を備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載のシールドロック機構。
  6. 前記保持部材は、外部操作を受ける操作部を備え、
    前記付勢部材は、前記操作部に常時当接して前記操作部に付勢力を入力し、
    前記規制部材は、前記規制位置において前記操作部に当接することによって前記操作部の変位を規制し、前記解除位置において前記操作部から離間することによって前記操作部の変位を許容する
    請求項1から5のいずれか一項に記載のシールドロック機構。
  7. 帽体と、
    シールドと、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のシールドロック機構と、を備える
    ヘルメット。
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