JP6917320B2 - ワイヤーハーネス配索構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤーハーネスの配索構造に関する。
下記特許文献1の図6及び図7に示されるワイヤーハーネスの配線構造では、シートバックのサイドフレームに配設されたアームレスト支持ブラケットに、内部が空洞になった軸が回動可能に支持されている。この軸には、アームレストの骨格部材が固定されており、サイドフレームの貫通穴を通過したワイヤーハーネスが、軸の内部を通って上記骨格部材の内部に導かれている。
特開2001−45641号公報
上記の先行技術では、軸の中心にワイヤーハーネスが配索されているため、アームレストの回動によってワイヤーハーネスが繰り返し捩られて断線するおそれがある。
本発明は上記事実を考慮し、第1車両内装品と第2車両内装品との間に配索されたワイヤーハーネスが、第1車両内装品と第2車両内装品との相対回転によって断線することを防止又は抑制可能なワイヤーハーネス配索構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、軸を介して互いに相対回転可能に連結された第1車両内装品及び第2車両内装品と、前記第1車両内装品の内部から前記軸の軸線に沿って前記第2車両内装品の内部に配索されると共に、前記軸の周囲で前記軸の周方向に延びる余長部を有し、前記相対回転によって前記余長部が変形するワイヤーハーネスと、を備えている。
なお、請求項1に記載の「軸の軸線に沿って」には、ワイヤーハーネスが軸の内側を通る場合と、ワイヤーハーネスが軸の外周面に係止される場合とが含まれている。
請求項1に記載のワイヤーハーネス配索構造では、第1車両内装品と第2車両内装品とが軸を介して互いに相対回転可能に連結されている。そして、ワイヤーハーネスが第1車両内装品の内部から軸の軸線に沿って第2車両内装品の内部に配索されている。このワイヤーハーネスは、軸の周囲で軸の周方向に延びる余長部を有しており、当該余長部が上記の相対回転によって変形する。これにより、ワイヤーハーネスが上記の相対回転によって繰り返し捩られることを防止又は抑制できるので、ワイヤーハーネスの断線を防止又は抑制できる。
請求項2に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、請求項1に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記第1車両内装品は、車両用シートのシートバックであり、前記第2車両内装品は、前記車両用シートのアームレストである。
請求項2に記載のワイヤーハーネス配索構造では、車両用シートのシートバックに対してアームレストが相対回転すると、シートバックとアームレストとの間に配索されたワイヤーハーネスの余長部が変形する。これにより、シートバックに対するアームレストの相対回転によってワイヤーハーネスが断線することを防止又は抑制できる。
請求項3に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記第2車両内装品には、前記余長部を収容し且つ前記余長部の前記変形の方向を規制する余長部収容室が形成されている。
請求項3に記載のワイヤーハーネス配索構造では、ワイヤーハーネスの余長部が、第2車両内装品に形成された余長部収容室に収容されている。これにより、ワイヤーハーネスの余長部によって外観品質が損なわれないようにすることができる。しかも、上記の余長部収容室によって余長部の変形の方向が規制される。これにより、余長部が意図しない方向へ変形することでワイヤーハーネスに負荷が掛かることを防止又は抑制できる。
請求項4に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記第2車両内装品は、前記軸の軸線方向に対向した一対の対向壁を有する骨格部材を含んで構成されており、前記軸は、前記一対の対向壁を回転可能に貫通すると共に、一端部が前記第1車両内装品に固定され、他端部に装着された抜止部材によって前記一対の対向壁からの抜止めがなされており、前記抜止部材が前記他端部に対して前記第1車両内装品とは反対側から着脱可能とされている。
請求項4に記載のワイヤーハーネス配索構造では、第2車両内装品の骨格部材が有する一対の対向壁を、軸が回転可能に貫通している。軸の一端部は、第1車両内装品に固定されており、軸の他端部には抜止部材が装着されている。この抜止部材によって一対の対向壁からの軸の抜止めがなされている。そして、上記の抜止部材が軸の他端部に対して第1車両内装品とは反対側から着脱可能とされている。このため、第2車両内装品を第1車両内装品に取り付ける際には、第2車両内装品の一対の対向壁に対して、第1車両内装品に固定された軸を貫通させると共に、軸の他端部に対して第1車両内装品とは反対側から抜止部材を装着することができる。これにより、第1車両内装品に対する第2車両内装品の組付作業が容易になる。
請求項5に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記軸は、前記余長部に対して前記軸の径方向に対向し且つ前記第1車両内装品側が開口した筒状をなす筒状部を有しており、前記ワイヤーハーネスにおける前記余長部よりも前記第1車両内装品側の部位は、前記筒状部の周壁に形成された孔から前記筒状部内へ挿入されて前記第1車両内装品側へ配索されている。
請求項5に記載のワイヤーハーネス配索構造によれば、第1車両内装品と第2車両内装品とを連結した軸には、ワイヤーハーネスの余長部に対して軸の径方向に対向し且つ第1車両内装品側が開口した筒状をなす筒状部が設けられている。そして、ワイヤーハーネスにおける余長部よりも第1車両内装品側の部位が、筒状部の周壁に形成された孔から筒状部内へ挿入されて第1車両内装品側へ配索されている。これにより、軸周辺でのワイヤーハーネスの配索が容易になる。
請求項6に記載のワイヤーハーネス配索構造は、請求項5に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記ワイヤーハーネスは、前記筒状部内に位置する部位と前記余長部との間に屈曲部を有すると共に、前記筒状部内に位置する部位と前記屈曲部との間の部位が、前記筒状部に取り付けられた変形規制部材によって前記軸に拘束されている。
請求項6に記載のワイヤーハーネス配索構造によれば、ワイヤーハーネスは、軸の筒状部内に位置する部位と余長部との間に屈曲部を有している。そして、ワイヤーハーネスにおいて筒状部内に位置する部位と屈曲部との間の部位が、筒状部に取り付けられた変形規制部材によって軸に拘束されている。これにより、第1車両内装品と第2車両内装品との相対回転に伴う余長部の変形が、上記筒状部内に位置する部位に及ぶことを防止又は抑制できる。その結果、ワイヤーハーネスの変形が余長部のみで生じるように規制することができる。
請求項7に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、請求項6に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記変形規制部材は、前記屈曲部の屈曲半径が予め設定された半径以下になることを防止する屈曲半径規制部を有している。
請求項7に記載のワイヤーハーネス配索構造によれば、軸の筒状部に取り付けられた変形規制部材には、屈曲部の屈曲半径が予め設定された半径以下になることを防止する屈曲半径規制部が設けられている。これにより、ワイヤーハーネスが屈曲部において断線することを防止又は抑制できる。
請求項8に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、請求項5〜請求項7の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記ワイヤーハーネスにおける前記第1車両内装品側の端部には、コネクタが取り付けられており、前記コネクタは、前記孔を通過可能とされている。
請求項8に記載のワイヤーハーネス配索構造では、上記のように構成されているため、軸の筒状部に形成された孔にワイヤーハーネスを挿通させる作業の前に、ワイヤーハーネスにコネクタを取り付けてアッセンブリ化しておくことができる。
請求項9に記載の発明に係るワイヤーハーネス配索構造は、請求項3又は請求項3を引用する請求項4〜請求項8の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造において、前記軸及び前記余長部収容室は、前記第2車両内装品の一端側に設けられており、前記第2車両内装品の他端側には、電装品を収容し且つ仕切部によって前記余長部収容室と仕切られた電装品収容室が形成されており、前記ワイヤーハーネスは、前記電装品に接続されると共に、前記軸よりも前記他端側で前記仕切部に形成されたハーネス挿通孔を通って前記余長部収容室内へ延びている。
請求項9に記載のワイヤーハーネス配索構造では、第2車両内装品の一端側に軸及び余長部収容室が設けられており、ワイヤーハーネスの余長部が余長部収容室に収容されている。第2車両内装品の他端側には、電装品を収容し且つ仕切部によって電装品収容室が形成されており、ワイヤーハーネスが上記の電装品に接続されている。このワイヤーハーネスは、軸よりも第2車両内装品の他端側(電装品側)で仕切部に形成されたハーネス挿通孔を通って余長部収容室内へ延びている。これにより、第2車両内装品内でのワイヤーハーネスの配索経路を短くすることができる。
以上説明したように、本発明に係るワイヤーハーネス配索構造によれば、第1車両内装品と第2車両内装品との間に配索されたワイヤーハーネスが、第1車両内装品と第2車両内装品との相対回転によって断線することを防止又は抑制可能である。
本発明の実施形態に係るワイヤーハーネス配索構造が適用されて構成された車両用シートの斜視図である。 アームレスト(第2車両内装品)及びワイヤーハーネスを示す斜視図である。 センターシャフト(軸)及びアームレスト取付ブラケットを示す斜視図である。 アームレスト及びアームレスト取付ブラケットを含む周辺の構成をシート後方側から見た状態で示す背面図である。 図4のF5−F5線に沿った切断面を示す断面図である。 アームレストがセンターシャフトを介してアームレスト取付ブラケットに取り付けられた状態を示す斜視図である。 アームレストをその表皮の一部を破断した状態で示す斜視図である。 アームレストから表皮及びフィニッシャーを取り外した状態を示す斜視図である。 図8のF9−F9線に沿った切断面を示す断面図である。 図8に示される構成の一部を分解して示す分解斜視図である。 アームレスト及びその周辺の構成部材を示す分解斜視図である。 アームレストに取り付けられたワイヤーハーネスがセンターシャフトの孔に挿通される際の状況を示す斜視図である。 センターシャフトの筒状部にハーネスガイド(変形規制部材)が取り付けられる際の状況を示す斜視図である。 アームレストがセンターシャフトに取り付けられる際の状況を示す斜視図である。 センターシャフトの他端部にボルト(抜止部材)が装着される際の状況を示す斜視図である。 アームレストにおける余長部収容室周辺の構成を示す斜視図であり、アームレストが使用位置に位置する状態の図である。 アームレストにおける余長部収容室周辺の構成を示す側面図であり、アームレストが使用位置に位置する状態の図である。 アームレストが格納位置に位置する状態を示す図17に対応した側面図である。
以下、図1〜図18を用いて本発明の実施形態に係るワイヤーハーネス配索構造10について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FR、UP、LHは、ワイヤーハーネス配索構造10が適用されて構成された車両用シート12の前方向、上方向、左方向をそれぞれ示している。以下、単に前後左右上下の方向を用いて説明する場合、車両用シート10に対する方向を示すものとする。また、各図においては、図面を見易くする関係から、一部の符号を省略している場合がある。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用シート10は、図示しない着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッション14と、着座者の背部を支持するシートバック16と、着座者の頭部を支持するヘッドレスト18と、着座者の腕部(ここでは左腕部)を支持するアームレスト50とを備えている。この車両用シート12は、例えば図示しない車両の運転席であり、車室内の右側に配置されている。この車両用シート12の前後左右上下の方向は、車両の前後左右上下の方向と一致している。なお、この車両用シート12が車室内の左側に配置される場合、本実施形態と左右対称の構成となる。
シートクッション14は、左右のスライドレール22を介して図示しない車体床部に連結されており、シートバック16は、図示しないリクライニング機構を介してシートクッション14の後端部に連結されている。また、ヘッドレスト18は、シートバック16の上端部に昇降可能に連結されており、アームレスト50は、シートバック16の側部(ここでは左側部)に回転可能に連結されている。シートバック16は、本発明における「第1車両内装品」に相当し、アームレスト50は、本発明における「第2車両内装品」に相当する。そして、本実施形態では、シートバック16の内部からアームレスト50の内部に連続してワイヤーハーネス94が配索されている。以下、具体的に説明する。
図2に示されるように、アームレスト50は、長尺な直方体状に形成されており、軸としてのセンターシャフト24(図3参照)を介してシートバック16のフレーム30(以下、「シートバックフレーム30」と称する)に連結されている。このアームレスト50は、図1に実線で示される使用位置と、図2に二点鎖線で示される格納位置との間でセンターシャフト24周りに回転可能とされている。アームレスト50が使用位置に位置する状態では、アームレスト50の前後左右上下の方向と、車両用シート12の前後左右上下の方向とが一致する構成になっている。以下の説明において、アームレスト50に関して記載する前後左右上下の方向は、アームレスト50が使用位置に位置する状態での車両用シート12に対する方向を示すものとする。
シートバックフレーム30は、シートバック16の左側部内でシートバック16の上下方向に延在する左サイドフレーム32(図4及び図5参照)と、当該左サイドフレーム32の左側面に固定されたアームレスト取付ブラケット36とを備えている。アームレスト取付ブラケット36は、左サイドフレーム32に対して左側(シート幅方向外側)から対向した縦壁36Aと、縦壁36Aの前後方向両端部から右側(シート幅方向内側)へ延びる前壁36B及び後壁36Cとによって構成されており、前壁36B及び後壁36Cが溶接等の手段で左サイドフレーム32に固定されている。縦壁36Aの中央部には、円形の貫通孔38が形成されており、左サイドフレーム32には、貫通孔38と対向する位置に円形の貫通孔34(図5参照)が形成されている。また、縦壁36Aにおける貫通孔38の上側には、円弧状の円弧孔40が形成されている。この円弧孔40は、貫通孔38と同心状に湾曲している。
センターシャフト24(図8〜図10では図示省略)は、例えば金属によって段付きの略円柱状に形成されており、軸線方向がシート幅方向に沿う姿勢で縦壁36Aのシート幅方向外側に配置されている。このセンターシャフト24は、円柱状に形成された軸部24Aと、有底の筒状に形成されて軸部24Aの軸線方向一端部(シート幅方向内側の端部)に同軸的かつ一体に設けられた筒状部24Bとを備えている。軸部24Aの軸線方向他端部(シート幅方向外側の端部)には、ネジ孔26が同軸的に形成されている。筒状部24Bは、軸部24Aとは反対側(シートバック16側;右側)へ向けて開口している。この筒状部24Bのシート幅方向内側部分は、縦壁36Aの貫通孔38に嵌合しており、溶接等の手段で縦壁36Aに固定されている。この筒状部24Bの周壁24B1(図3以外では符号省略)においてシート後方側を向く部分には、矩形の孔(開口)28が形成されている。この孔28は、縦壁36Aよりもシート幅方向外側に位置している。
アームレスト50は、図1、図2、図4〜11に示されるように、骨格部材であるアームレストフレーム52と、パッド材であるアウターパッド60、インナーパッド66及びセンターパッド74と、表皮であるトリム78と、外装材であるフィニッシャー80と、矩形のブロック状に形成されてアームレストフレーム52の前部に取り付けられた電装品92とを備えている。この電装品92には、ワイヤーハーネス94の一端部が接続されている。
アームレストフレーム52は、例えば鋼板がプレス成形されて形成されたものであり、アームレスト50の長手方向を長手とし且つアームレスト50の上下方向を板厚方向とする長尺板状の底壁52Aと、底壁52Aの後部の左右両端部からアームレスト50の上方側へ延びる一対の対向壁52B、52Cとを備えている。底壁52Aは、一対の対向壁52B、52Cよりもアームレスト50の前方側で左右両端部がアームレスト50の上方側へ屈曲されている。この底壁52Aの前部の上面には、電装品92がビス止め等の手段で固定されている。一対の対向壁52B、52Cは、シート幅方向に隙間をあけて対向している。一対の対向壁52B、52Cの中央部には、円形の軸受孔54、56(図5では符号省略)が形成されている。また、右側の対向壁52Cの前端部には、ストッパーピン58が固定されている。このストッパーピン58は、右側の対向壁52Cから右側(シート幅方向内側)へ延びている。
アウターパッド60、インナーパッド66及びセンターパッド74は、例えばウレタンフォーム等の発泡体によって構成されている。アウターパッド60は、シート前後方向を長手とし且つシート幅方向内側が開口した長尺な箱状に形成されている。このアウターパッド60の内側には、アームレストフレーム52が収容されており、アウターパッド60の前部には、電装品92を収容した電装品収容室62が形成されている。この電装品収容室62は、シート上方側へ向けて開口している。また、アウターパッド60の左側の壁部には、前述した軸受孔54、56と対向する位置に、円形の貫通孔64(図5では符号省略)が形成されている。この貫通孔64は、軸受孔54、56と同軸的に配置されている。
インナーパッド66は、シート前後方向を長手方向とし且つシート幅方向を板厚方向とする長尺板状に形成されており、アウターパッド60のシート幅方向内側に重ね合わされている。このインナーパッド66によってアウターパッド60のシート幅方向内側の開口が塞がれている。インナーパッド66の後部には、右側(シート幅方向内側)へ向けて開口した余長部収容室68が形成されている。余長部収容室68は、シート幅方向から見て略円形状をなしている。余長部収容室68の中央部には、円形の貫通孔70(図5では符号省略)が形成されている。この貫通孔70は、前述した軸受孔54、56と同軸的に配置されている。
また、余長部収容室68の前部には、アームレスト50の前方側へ延びる前延部68Aが設けられている。この前延部68Aの前端部には、インナーパッド66をシート幅方向に貫通したハーネス挿通孔71が形成されている。このハーネス挿通孔71には、ワイヤーハーネス94の中間部が挿通されている。さらに、インナーパッド66には、前延部68Aの上方近傍でインナーパッド66をシート幅方向に貫通したピン挿通孔72が形成されている。このピン挿通孔72には、前述したストッパーピン58が挿通されている。
センターパッド74は、矩形のブロック状に形成されており、一対の対向壁52B、52Cの間に嵌合されている。このセンターパッド74の中央部には、センターパッド74をシート幅方向に貫通した貫通孔76が形成されている。この貫通孔76は、前述した軸受孔54、56と同軸的に配置されている。
トリム78は、例えば布材、皮革又は合成皮革等からなる複数枚の基布が互いに縫製されることにより、略長尺矩形の袋状に形成されており、アウターパッド60及びインナーパッド66に被せられている。このトリム78の前部には、電装品収容室62の上端開口を開閉する蓋部78Aが設けられている。この蓋部78Aの上面には、矩形の板状に形成されたフィニッシャー80が固定されている。また、トリム78の右側の壁部には、前述したストッパーピン58が挿通された円形の貫通孔82が形成されている。さらに、トリム78の左右の壁部には、アームレストフレーム52の軸受孔54、56、アウターパッド60の貫通孔64、インナーパッド66の貫通孔70と対向する位置に、円形の貫通孔84(図12、図14、図15参照)及び貫通孔86(図2及び図11参照)が形成されている。
そして、トリム78の右側の壁部に形成された貫通孔86からアームレスト50内に挿入されたセンターシャフト24が、前述した貫通孔70、76、及び軸受孔54、56に挿入されている。センターシャフト24の軸部24Aは、軸受孔54、56に回転可能に嵌合している。そして、センターシャフト24のネジ孔26にボルト(抜止部材)88が螺合(装着)されることで、センターシャフト24に対するアームレスト50の抜け止めがなされている。これにより、アームレスト50とシートバック16とがセンターシャフト24を介して互いに相対回転可能に連結されている。また、前述したストッパーピン58が、アームレスト取付ブラケット36の円弧孔40に挿入されている。これにより、シートバック16に対するアームレスト50の回転範囲が前述した使用位置と格納位置との間に制限されている。
なお、ボルト88の頭部は、アウターパッド60の貫通孔64内に配置されており、トリム78の左側の貫通孔84に嵌め込まれた樹脂製のキャップ90(図11及び図15参照)によってシート幅方向外側から覆われている。上記のボルト88は、センターシャフト24の軸線方向他端部に対してシートバック16とは反対側から着脱可能とされている。
ワイヤーハーネス94は、シートバック16の内部からセンターシャフト24の軸線に沿ってアームレスト50の内部に配索されている。アームレスト50内に位置するワイヤーハーネス94の一端部は、当該一端部に取り付けられたコネクタ96を介して電装品92に接続されている。また、ワイヤーハーネス94の他端部は、当該他端部に取り付けられたコネクタ98及び図示しないコネクタを介して車体側のワイヤーハーネス(図示省略)に接続されている。これにより、電装品92と車体側の電気機器とが電気的に接続されており、電装品92に設けられたスイッチ等の操作によって電気機器をコントロールできるようになっている。なお、図2、図11〜図13では、ワイヤーハーネス94を実際よりも短く記載している。
ワイヤーハーネス94は、電装品92からアームレスト50の後端側(一端側;センターシャフト24及び余長部収容室68が設けられた側)へ延びると共に、インナーパッド66のハーネス挿通孔71に挿通され、余長部収容室68内へ導かれている。インナーパッド66は、余長部収容室68と電装品収容室62を仕切る仕切部を構成している。余長部収容室68内に位置するワイヤーハーネス94の中間部には、アームレスト50の後端側へ延びると共にアームレスト50の下方側へ凸をなして略円弧状に曲がった余長部94Aが形成されている。この余長部94Aは、センターシャフト24の筒状部24Bに対してアームレスト50の下方側に位置しており、筒状部24Bに対して当該筒状部24Bの径方向に対向している。この余長部94Aは、センターシャフト24の周囲でセンターシャフト24の周方向に延びている(センターシャフト24と略同心状に湾曲している)。
また、余長部収容室68内に位置するワイヤーハーネス94の中間部には、余長部94Aの後端部からアームレスト50の前方側へ屈曲した屈曲部94Bと、当該屈曲部94Bよりもアームレスト50の前方側で右側(シート幅方向内側)へ屈曲した内側屈曲部94Cとが設けられている。ワイヤーハーネス94における屈曲部94Bと内側屈曲部94Cとの間の部位は、センターシャフト24の孔28に挿通されている。この孔28は、前述したコネクタ98(図1参照)が通過可能な大きさに形成されている。内側屈曲部94Cは、センターシャフト24の筒状部24Bの内側に位置しており、本発明における「筒状部内に位置する部位」に相当している。また、ワイヤーハーネス94における内側屈曲部94Cよりもシートバック16側の部位は、左サイドフレーム32の貫通孔34を通ってシートバック16の幅方向内側へ延びている。
また、センターシャフト24の筒状部24Bには、変形規制部材としてのハーネスガイド100が取り付けられている。ハーネスガイド100は、例えば樹脂によって形成されたものであり、シート幅方向から見てアームレスト50の後端側が開放された略C字形の板状をなしている。このハーネスガイド100は、筒状部24Bの外側に装着されている。このハーネスガイド100には、筒状部24Bの周壁24B1に形成された回止孔25(図16以外では符号省略)に嵌合した嵌合突起101(図13以外では符号省略)が設けられている。これにより、筒状部24Bに対するハーネスガイド100の相対回転可能が規制されている。また、ハーネスガイド100の上下の開放端部100A、100Bの間には、ワイヤーハーネス94における屈曲部94Bと内側屈曲部94Cとの間の部位が挟まれている。これにより、ワイヤーハーネス94における屈曲部94Bと内側屈曲部94Cとの間の部位が、センターシャフト24に拘束されている。また、下側の開放端部100Bは、アームレスト50の上方側かつ後方側へ凸をなして湾曲している。この下側の開放端部100B(以下、「屈曲半径規制部100B」と称する)は、屈曲部94Bに対してアームレスト50の前方側かつ下方側から当接又は近接して対向している。
上記構成の車両用シート12が製造される際には、アームレスト50がシートバックフレーム30に取り付けられる前に、ワイヤーハーネス94がアームレスト50に組み込まれる。そして、図12に示されるように、アームレスト50から延出されたワイヤーハーネス94が、その他端部に取り付けられたコネクタ98と共に、センターシャフト24の孔28、及びアームレスト取付ブラケット36の貫通孔38に挿通される。次いで、図13に示されるように、ハーネスガイド100がセンターシャフト24の筒状部24Bに装着される。なお、図12及び図13では、シートバックフレーム30の図示を省略しているが、アームレスト取付ブラケット36の貫通孔38に挿通されたワイヤーハーネス94は、左サイドフレーム32の貫通孔34(図5参照)にも挿通される。
また、上記のようなワイヤーハーネス94の挿通作業が行われる際には、図14に示されるように、センターシャフト24の軸部24Aが、トリム78の貫通孔86、インナーパッド66の貫通孔70、アームレストフレーム52の軸受孔54、56、及びセンターパッド74の貫通孔76に挿入される。その後、図15に示されるように、軸部24Aのネジ孔26にボルト88が螺合され、トリム78の貫通孔84にキャップ90が嵌合される。なお、図14及び図15では、ワイヤーハーネス94及びシートバックフレーム30の図示を省略している。
ここで、本実施形態では、シートバック16に取り付けられたアームレスト50が使用位置に位置する状態では、図16及び図17に示されるように、ワイヤーハーネス94の余長部94Aが、センターシャフト24の筒状部24B及びハーネスガイド100に対してアームレスト50の下方側に離間して配置される構成になっている。そして、アームレスト50が使用位置から格納位置へと回転されると、図18に示されるように、余長部94Aが筒状部24B及びハーネスガイド100に接近するように変形し、ハーネスガイド100の外周面に巻き付くように構成されている。
上記の余長部94Aが収容された余長部収容室68は、シート幅方向の寸法がワイヤーハーネス94の直径と同等に設定されており、余長部94Aの変形方向をセンターシャフト24の径方向に規制している。つまり、余長部収容室68は、余長部94Aがセンターシャフト24の軸方向に変形することを防止又は抑制する構成になっている。また、図18に示されるように、アームレスト50が格納位置に位置する状態では、アームレスト50が使用位置に位置する状態よりも、屈曲部94Bの屈曲角度が大きくなる。そして、この屈曲部94Bに対してハーネスガイド100の屈曲半径規制部100Bが係合することにより、屈曲部94Bの屈曲半径が予め設定された半径以下になることが防止される構成になっている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、シートバック16とアームレスト50とがセンターシャフト24を介して互いに相対回転可能に連結されている。そして、ワイヤーハーネス94がシートバック16の内部からセンターシャフト24の軸線に沿ってアームレスト50の内部に配索されている。このワイヤーハーネス94は、センターシャフト24の周囲でセンターシャフト24の周方向に延びる余長部94Aを有しており、当該余長部94Aが上記の相対回転によって変形する。これにより、ワイヤーハーネス94が上記の相対回転によって繰り返し捩られることを防止又は抑制できるので、ワイヤーハーネス94の断線を防止又は抑制できる。つまり、ワイヤーハーネス94の変形が余長部94Aの全体に分散されることで、ワイヤーハーネス94の折り曲げ負荷が一箇所に集中することを防止又は抑制できるので、当該負荷の集中に伴うワイヤーハーネス94の断線を防止又は抑制できる。
また、本実施形態では、アームレスト50には、ワイヤーハーネス94の余長部94Aが、アームレスト50に形成された余長部収容室68に収容されている。これにより、ワイヤーハーネス94の余長部94Aによって外観品質が損なわれないようにすることができる。しかも、上記の余長部収容室68によって余長部94Aの変形の方向が規制される。これにより、余長部94Aが意図しない方向へ変形することでワイヤーハーネス94に負荷が掛かることを防止又は抑制できる。
さらに、本実施形態では、アームレストフレーム52が有する一対の対向壁52B、52Cを、センターシャフト24の軸部24Aが回転可能に貫通している。センターシャフト24の一端部(シートバック16側の端部)は、シートバックフレーム30に固定されており、センターシャフト24の他端部にはボルト88が装着(螺合)されている。このボルト88によって一対の対向壁52B、52Cからのセンターシャフト24の抜止めがなされている。そして、上記のボルト88がセンターシャフト24の他端部に対してシートバック16とは反対側から着脱可能とされている。このため、アームレスト50をシートバック16に取り付ける際には、シートバック16に固定されたセンターシャフト24を、一対の対向壁52B、52Cに対して貫通させると共に、センターシャフト24の他端部に対してシートバック16とは反対側からボルト88を装着することができる。これにより、シートバック16に対するアームレスト50の組付作業が容易になる。
つまり、背景技術の欄で説明したワイヤーハーネス配線構造では、アームレストの骨格部材におけるシート幅方向内側の壁部のみが軸に支持される構成であるため、シートバックへのアームレストの組付作業が煩雑になることが懸念されるが、本実施形態ではこれを回避することができる。
また、本実施形態では、シートバック16とアームレスト50とを連結したセンターシャフト24には、ワイヤーハーネス94の余長部94Aに対してセンターシャフト24の径方向に対向し且つシートバック16側が開口した筒状をなす筒状部24Bが設けられている。そして、ワイヤーハーネス94における余長部94Aよりもシートバック16側の部位が、筒状部24Bの周壁24B1に形成された孔28から筒状部24B内へ挿入されてシートバック16側へ配索されている。これにより、センターシャフト24周辺でのワイヤーハーネス94の配索が容易になる。
また、本実施形態では、ワイヤーハーネス94は、センターシャフト24の筒状部24B内に位置する部位(内側屈曲部94C)と余長部94Aとの間に屈曲部94Bを有している。そして、ワイヤーハーネス94における内側屈曲部94Cと屈曲部94Bとの間の部位が、筒状部24Bに取り付けられたハーネスガイド100によってセンターシャフト24に拘束されている。これにより、シートバック16に対するアームレスト50の相対回転に伴う余長部94Aの変形が、内側屈曲部94Cに及ぶことを防止又は抑制できる。その結果、ワイヤーハーネス94の変形が余長部94Aのみで生じるように規制することができる。
また、本実施形態では、上記のハーネスガイド100には、屈曲部94Bの屈曲半径が予め設定された半径以下になることを防止する屈曲半径規制部100Bが設けられている。これにより、ワイヤーハーネス94が屈曲部94Bにおいて断線することを防止又は抑制できる。
さらに、本実施形態では、ワイヤーハーネス94の他端部(シートバック16内に配置される端部)に取り付けられたコネクタ98が、センターシャフト24の孔28を通過可能とされている。このため、センターシャフト24の孔28にワイヤーハーネス94を挿通させる作業の前に、ワイヤーハーネス94にコネクタ98を取り付けてアッセンブリ化しておくことができる。
また、本実施形態では、アームレスト50の一端側(後端側)にセンターシャフト24及び余長部収容室68が設けられている。アームレスト50の他端側には、電装品92を収容し且つインナーパッド66によって余長部収容室と仕切られた電装品収容室62が形成されており、ワイヤーハーネス94の一端が電装品92に接続されている。このワイヤーハーネス94は、センターシャフト24よりもアームレスト50の他端側(前端側;電装品92側)でインナーパッド66に形成されたハーネス挿通孔71を通って余長部収容室68内へ延びている。これにより、アームレスト50内でのワイヤーハーネス94の配索経路を短くすることができる。
<実施形態の補足説明>
前記実施形態では、ハーネス挿通孔71が、センターシャフト24(軸)に対してアームレスト50の前端側(他端側)に形成された構成にしたが、これに限らず、ハーネス挿通孔71が、センターシャフト24に対してアームレスト50の後端側、上端側又は下端側に形成された構成にしてもよい。
また、前記実施形態では、ワイヤーハーネス94に取り付けられたコネクタ98が、センターシャフト24の孔28を通過可能とされた構成にしたが、これに限らず、コネクタ98が孔28を通過不能とされた構成にしてもよい。
また、前記実施形態では、センターシャフト24の筒状部24Bに取り付けられた変形規制部材としてのハーネスガイド100が、屈曲変形規制部100Bを備えた構成にしたが、これに限らず、屈曲変形規制部100Bが省略された構成にしてもよいし、ハーネスガイド100が省略された構成にしてもよい。
また、前記実施形態では、センターシャフト24(軸)の筒状部24Bの内側にワイヤーハーネス94が通された構成にしたが、これに限るものではない。すなわち、例えば円柱状又は円筒状に形成された軸の外周面に、結束具などを用いてワイヤーハーネス94が係止された構成にしてもよい。
また、前記実施形態では、アームレストフレーム52が有する一対の対向壁52B、52Cの両方がセンターシャフト24(軸)に支持される構成にしたが、これに限らず、一方の対向壁52Cのみがセンターシャフト24に支持される構成にしてもよい。また、本実施形態では、センターシャフト24(軸)の軸部24Aの先端部(軸の他端部)に形成されたネジ孔26にボルト88(抜止部材)が螺合された構成にしたが、これに限らず、抜止部材は、Eリング等であってもよい。
また、前記実施形態は、シートバックの内部からアームレストの内部にワイヤーハーネスが配索された構成の車両用シートの発明の実施形態として捉えることもできる。
また、前記実施形態では、シートバック16が第1車両内装品とされ、アームレスト50が第2車両内装品とされた場合について説明したが、これに限らず、第1車両内装品及び第2車両内装品は、車室内に設けられ、互いに相対回転可能に連結されるものであればよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 ワイヤーハーネス配索構造
12 車両用シート
16 シートバック(第1車両内装品)
24 センターシャフト(軸)
24B 筒状部
24B1 周壁
28 孔
50 アームレスト(第2車両内装品)
52 アームレストフレーム(骨格部材)
52B、52C 対向壁
62 電装品収容室
66 インナーパッド(仕切部)
68 余長部収容室
71 ハーネス挿通孔
88 ボルト(抜止部材)
92 電装品
94 ワイヤーハーネス
94A 余長部
94B 屈曲部
94C 内側屈曲部(筒状部内に位置する部位)
98 コネクタ
100 ハーネスガイド(変形規制部材)
100B 屈曲半径規制部

Claims (9)

  1. 軸を介して互いに相対回転可能に連結された第1車両内装品及び第2車両内装品と、
    前記第1車両内装品の内部から前記軸の軸線に沿って前記第2車両内装品の内部に配索されると共に、前記軸の周囲で前記軸の周方向に延びる余長部を有し、前記相対回転によって前記余長部が変形するワイヤーハーネスと、
    を備えたワイヤーハーネス配索構造。
  2. 前記第1車両内装品は、車両用シートのシートバックであり、前記第2車両内装品は、前記車両用シートのアームレストである請求項1に記載のワイヤーハーネス配索構造。
  3. 前記第2車両内装品には、前記余長部を収容し且つ前記余長部の前記変形の方向を規制する余長部収容室が形成されている請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス配索構造。
  4. 前記第2車両内装品は、前記軸の軸線方向に対向した一対の対向壁を有する骨格部材を含んで構成されており、
    前記軸は、前記一対の対向壁を回転可能に貫通すると共に、一端部が前記第1車両内装品に固定され、他端部に装着された抜止部材によって前記一対の対向壁からの抜止めがなされており、
    前記抜止部材が前記他端部に対して前記第1車両内装品とは反対側から着脱可能とされている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造。
  5. 前記軸は、前記余長部に対して前記軸の径方向に対向し且つ前記第1車両内装品側が開口した筒状をなす筒状部を有しており、
    前記ワイヤーハーネスにおける前記余長部よりも前記第1車両内装品側の部位は、前記筒状部の周壁に形成された孔から前記筒状部内へ挿入されて前記第1車両内装品側へ配索されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造。
  6. 前記ワイヤーハーネスは、前記筒状部内に位置する部位と前記余長部との間に屈曲部を有すると共に、前記筒状部内に位置する部位と前記屈曲部との間の部位が、前記筒状部に取り付けられた変形規制部材によって前記軸に拘束されている請求項5に記載のワイヤーハーネス配索構造。
  7. 前記変形規制部材は、前記屈曲部の屈曲半径が予め設定された半径以下になることを防止する屈曲半径規制部を有している請求項6に記載のワイヤーハーネス配索構造。
  8. 前記ワイヤーハーネスにおける前記第1車両内装品側の端部には、コネクタが取り付けられており、前記コネクタは、前記孔を通過可能とされている請求項5〜請求項7の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造。
  9. 前記軸及び前記余長部収容室は、前記第2車両内装品の一端側に設けられており、
    前記第2車両内装品の他端側には、電装品を収容し且つ仕切部によって前記余長部収容室と仕切られた電装品収容室が形成されており、
    前記ワイヤーハーネスは、前記電装品に接続されると共に、前記軸よりも前記他端側で前記仕切部に形成されたハーネス挿通孔を通って前記余長部収容室内へ延びている請求項3又は請求項3を引用する請求項4〜請求項8の何れか1項に記載のワイヤーハーネス配索構造。
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