JP6916925B1 - 撮影範囲設定装置、医用装置、およびプログラム - Google Patents

撮影範囲設定装置、医用装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】過去の撮影範囲を精度よく再現できる方法を提供する。【解決手段】被検体の最初の検査時に、被検体のカメラ画像を生成するカメラ画像生成部と、カメラ画像に含まれる被検体の胸部を基準にしてランドマークを設定するランドマーク設定部と、ランドマークを表すランドマークデータに基づいて、最初の検査で実行される本スキャンにおける被検体の撮影範囲を設定する撮影範囲設定部とを有するX線CT装置であって、カメラ画像生成部が、フォローアップの検査時に、被検体のカメラ画像を取得し、ランドマーク設定部が、カメラ画像に含まれる被検体の胸部を基準にしてランドマークLM2を設定し、撮影範囲設定部が、ランドマークLM1およびLM2を表すランドマークデータと、撮影範囲71を表す撮影範囲データとに基づいて、フォローアップの検査で実行される本スキャンにおける被検体の撮影範囲を設定する。【選択図】図20

Description

本発明は、被検体の撮影範囲を設定する撮影範囲設定装置、当該撮影範囲設定装置を有する医用装置、および当該撮影範囲設定装置に適用されるプログラムに関する。
被検体の体内の画像を非侵襲的に撮影する医用装置として、X線CT装置が知られている。X線CT装置は、撮影部位を短時間で撮影することができるので、病院等の医療施設に普及している。
X線CT装置で被検体を撮影することにより得られたCT画像はPACSなどのシステムで保存される。そして、医師は、保存されたCT画像の読影を行い、読影の結果に基づいて、診断を行う。
特表2016−530921号公報
被検体の診断の結果、例えば、経過観察が必要であると判断された場合、被検体は、後日、フォローアップの検査を受けることがある。
フォローアップの検査では、前回(過去)の検査時に設定した撮影範囲と同じ撮影範囲でスキャンを実行することが重要となる。したがって、放射線技師は、フォローアップの検査を行う場合、過去に撮影した画像や、その過去の画像の撮影条件などを参考にして、フォローアップ時の撮影範囲ができるだけ過去の検査時の撮影範囲に一致するように、撮影範囲を設定している。
しかし、撮影範囲を手作業で設定する放射線技師にとっては、過去の撮影範囲を精度よく再現することは難しいという問題がある。また、放射線技師によって設定する撮影範囲にばらつきが生じるという問題もある。
したがって、過去の撮影範囲を精度よく再現できる技術が要求されている。
本発明の第1の観点は、被検体の医用画像を取得する医用装置で使用される撮影範囲設定装置であって、
前記被検体の第1の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第1のカメラ画像を生成するカメラ画像生成部と、
前記第1のカメラ画像に含まれる前記被検体の撮影部位を基準にして第1のランドマークを設定するランドマーク設定部と、
前記第1のランドマークを表す第1のランドマークデータに基づいて、前記第1の検査で実行される第1のスキャンにおける前記被検体の第1の撮影範囲を設定する撮影範囲設定部と
を有し、
前記カメラ画像生成部が、
前記第1の検査の後に実行される第2の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第2のカメラ画像を生成し、
前記ランドマーク設定部が、
前記第2のカメラ画像に含まれる前記被検体の前記撮影部位を基準にして第2のランドマークを設定し、
前記撮影範囲設定部が、
前記第1のランドマークデータと、前記第2のランドマークを表す第2のランドマークデータと、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データとに基づいて、前記第2の検査で実行される第2のスキャンにおける前記被検体の第2の撮影範囲を設定する、撮影範囲設定装置である。
また、本発明の第2の観点は、被検体の医用画像を取得する医用装置であって、
前記被検体の第1の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第1のカメラ画像を生成するカメラ画像生成部と、
前記第1のカメラ画像に含まれる前記被検体の撮影部位を基準にして第1のランドマークを設定するランドマーク設定部と、
前記第1のランドマークを表す第1のランドマークデータに基づいて、前記第1の検査で実行される第1のスキャンにおける前記被検体の第1の撮影範囲を設定する撮影範囲設定部と
を有し、
前記カメラ画像生成部が、
前記第1の検査の後に実行される第2の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第2のカメラ画像を生成し、
前記ランドマーク設定部が、
前記第2のカメラ画像に含まれる前記被検体の前記撮影部位を基準にして第2のランドマークを設定し、
前記撮影範囲設定部が、
前記第1のランドマークデータと、前記第2のランドマークを表す第2のランドマークデータと、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データとに基づいて、前記第2の検査で実行される第2のスキャンにおける前記被検体の第2の撮影範囲を設定する、医用装置である。
本発明の第3の観点は、被検体の医用画像を取得する医用装置で使用される撮影範囲設定装置に適用されるプログラムであって、
前記被検体の第1の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第1のカメラ画像を生成するカメラ画像生成処理と、
前記第1のカメラ画像に含まれる前記被検体の撮影部位を基準にして第1のランドマークを設定するランドマーク設定処理と、
前記第1のランドマークを表す第1のランドマークデータに基づいて、前記第1の検査で実行される第1のスキャンにおける前記被検体の第1の撮影範囲を設定する撮影範囲設定処理と
を、プロセッサに実行させるプログラムであり、
前記カメラ画像生成処理が、
前記第1の検査の後に実行される第2の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第2のカメラ画像を生成する処理を含み、
前記ランドマーク設定処理が、
前記第2のカメラ画像に含まれる前記被検体の前記撮影部位を基準にして第2のランドマークを設定する処理を含み、
前記撮影範囲設定処理が、
前記第1のランドマークデータと、前記第2のランドマークを表す第2のランドマークデータと、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データとに基づいて、前記第2の検査で実行される第2のスキャンにおける前記被検体の第2の撮影範囲を設定する処理を含む、プログラムである。
本発明の第4の観点は、プロセッサによる実行が可能な1つ以上のインストラクションが格納された、非一時的でコンピュータ読取可能な記録媒体であって、前記一つ以上のインストラクションは、前記プロセッサによって実行されたときに、
前記被検体の第1の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第1のカメラ画像を生成すること、
前記第1のカメラ画像に含まれる前記被検体の撮影部位を基準にして第1のランドマークを設定すること、
前記第1のランドマークを表す第1のランドマークデータに基づいて、前記第1の検査で実行される第1のスキャンにおける前記被検体の第1の撮影範囲を設定すること、
前記第1の検査の後に実行される第2の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第2のカメラ画像を生成すること、
前記第2のカメラ画像に含まれる前記被検体の前記撮影部位を基準にして第2のランドマークを設定すること、
前記第1のランドマークデータと、前記第2のランドマークを表す第2のランドマークデータと、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データとに基づいて、前記第2の検査で実行される第2のスキャンにおける前記被検体の第2の撮影範囲を設定すること
を含む動作を実行させる、非一時的でコンピュータ読取可能な記録媒体である。
第1の検査時に取得された第1のカメラ画像に基づいて第1のランドマークを設定し、第1のランドマークに基づいて、第1の検査時における第1の撮影範囲が設定される。そして、第2の検査時では、第1の検査時に得られた第1のランドマークおよび第1の撮影範囲に基づいて第2の撮影範囲が設定される。したがって、第1の検査時の撮影範囲と実質的に同じ範囲を、第2の検査時の撮影範囲として設定することができるので、過去の撮影範囲を精度よく再現することが可能となる。
本発明の一形態の医用装置を含む医用情報管理システム10を示す図である。 X線CT装置の概略図である。 スキャンルーム100に設置されたガントリ2およびテーブル4の側面図である。 スキャンルーム100に設置されたガントリ2およびテーブル4の上面図である。 ガントリ2、テーブル4、および操作コンソール8の説明図である。 X線CT装置の機能ブロック図である。 被検体を検査するときのフロー図である。 ランドマークの設定方法のフローの一例を示す図である。 テンプレート75が表す人間の標準的な姿勢の一例を概略的に示す図である。 カメラ画像50を特定する特定方法の一例の説明図である。 最初の検査時のランドマークLM1を示す図である。 被検体40を開口部21内に移動させた後のテーブルを示す図である。 スカウト画像の一例を示す図である。 本スキャンにおける撮影範囲71の一例を示す図である。 PACS11に送信される各種データの一例の説明図である。 フォローアップの検査時のランドマークLM2を示す図である。 フォローアップの検査時のスカウト画像700を示す図である。 フォローアップの検査時の撮影範囲の設定方法の一例のフローを示す図である。 最初の検査時のランドマークLM1とフォローアップ検査時のランドマークLM2との位置ずれ量Δdを示す図である。 最初の検査時における撮影範囲を補正した後の撮影範囲を示す図である。 スカウト画像700上に表示された、今回のフォローアップの検査時の撮影範囲72を示す図である。 カメラ画像50をDICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnとは別のDICOMファイルに格納する一例の説明図である。 カメラ画像50およびプロトコルデータを別のサーバに保存する例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の医用装置を含む医用情報管理システム10を示す図である。
システム10は、複数のモダリティM1〜Maを含んでいる。複数のモダリティM1〜Maは、X線CT装置、PET−CT装置など、放射線を使用して被検体の診断や治療などを行うモダリティと、MRI装置など、放射線を使用せずに被検体の診断等を行うモダリティとを含んでいる。
また、システム10は、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)11を有している。PACS11は、各モダリティで得られた画像などのデータを通信網12を介して受信し、受信したデータを保管する。また、PACS11は、必要に応じて、保管したデータを、通信網12を介して転送する。
更に、システム10は、複数のワークステーションW1〜Wbを有している。これらのワークステーションW1〜Wbは、例えば、病院情報システム(HIS)、放射線科情報システム(RIS)、臨床情報システム(CIS)、心血管情報システ ム(CVIS)、図書館情報システム(LIS)、電子カルテ(EMR)システム、並びに/又は他の画像及び情報管理システム等で使用されるワークステーションや、読影医の検像作業に使用されるワークステーションである。
システム10は上記のように構成されている。次に、モダリティの一例であるX線CT装置の構成の一例について説明する。
図2は、X線CT装置の概略図である。
図2に示すように、X線CT装置1は、ガントリ(gantry)2、テーブル(table)4、カメラ(camera)6、及び操作コンソール(console)8を備えている。
スキャンルーム100には、ガントリ2及びテーブル4が設置されている。スキャンルーム100の天井101にはカメラ6が設置されている。操作ルーム200には、操作コンソール8が設置されている。
図3は、スキャンルーム100に設置されたガントリ2およびテーブル4の側面図、図4は、その上面図である。尚、図3には、スキャンルーム100の天井101に設置されたカメラ6も示されている。
カメラ6は、天井101の、テーブル4に対向する部分に設置されている。カメラ6の撮影視野61は、テーブル4とその周囲の領域とが含まれるように設定されている。カメラ6は撮像素子を有しており、撮像素子で検出した光を電気信号に変換し、操作コンソール8(図1参照)に出力する。操作コンソール8の処理装置84(図5参照)は、カメラ6から受け取った信号に基づいて、カメラ画像を生成する。
本形態では、カメラ6は動画の撮影ができるカメラを使用している。しかし、本発明では、カメラ6は動画の撮影をするカメラに限定されることはなく、静止画を撮影するデジタルスチルカメラであってもよい。また、カメラ6は、白黒のカメラ画像を取得するものでもよいし、カラーのカメラ画像を取得するものでもよい。
尚、カメラ6の撮像素子が検出する光は、可視光だけでなく、赤外線や紫外線なども含む。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)を使用することができる。また、本発明において、カメラ画像とは、被検体の外観を含むあらゆる画像を意味している。したがって、このようなカメラ画像を取得することができるのであれば、被検体を撮影するカメラ6は、光を検出する撮像素子を有するカメラに限定されることはなく、超音波を使用して画像を取得する超音波カメラなど、様々なカメラを使用することができる。
また、本形態では、X線CT装置は一台のカメラ6を備えているが、複数台のカメラ6を備えることもできる。
次に、ガントリ2、テーブル4、および操作コンソール8について、図5のブロック図を参照しながら説明する。
図5は、ガントリ2、テーブル4、および操作コンソール8の説明図である。
ガントリ2は、被検体40が移動可能な空間を形成するための開口部21を有している。
また、ガントリ2は、X線管22、アパーチャ(aperture)23、コリメータ24、X線検出器25、データ収集部(data acquisition system)26、回転部27、高電圧電源28、アパーチャ駆動装置29、回転部駆動装置30、GT(Gantry Table)制御部31などを有している。
X線管22、アパーチャ23、コリメータ24、X線検出器25、およびデータ収集部26は、回転部27に搭載されている。
X線管22及びX線検出器25は、ガントリ2の開口部21を挟んで互いに対向して配置されている。
アパーチャ23は、X線管22と開口部21との間に配置されている。アパーチャ23は、X線管22のX線焦点からX線検出器25に向けて放射されるX線をファンビーム(fan beam)やコーンビーム(cone beam)に成形する。
X線検出器25は、被検体40を透過したX線を検出する。
コリメータ24は、X線検出器25に対してX線入射側に配置されており、散乱X線を除去する。
高電圧電源28は、X線管22に高電圧及び電流を供給する。
アパーチャ駆動装置29はアパーチャ23を駆動しその開口を変形させる。
回転部駆動装置30は回転部27を回転駆動する。
テーブル4は、クレードル(cradle)41、クレードル支持台42、および駆動装置43を有している。クレードル41は撮影対象である被検体40を支持するものである。クレードル支持台42は、クレードル41をy方向およびz方向に移動可能に支持するものである。駆動装置43は、クレードル41およびクレードル支持台42を駆動するものである。尚、ここでは、被検体40の体軸方向をz方向、鉛直方向をy方向、z方向およびy方向に垂直な水平方向をx方向とする。
GT制御部31は、ガントリ2内の各装置・各部、およびテーブル4の駆動装置43等を制御する。
操作コンソール8は、入力装置81、表示装置82、記憶装置83、処理装置84などを有している。
入力装置81は、放射線技師からの指示や情報の入力を受け付けたり、各種の操作を行うためのキーボード(keyboard)およびポインティングデバイス(pointing device)などを含んでいる。表示装置82は、画像などの視覚情報を表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどである。
記憶装置83は、プロセッサで各種処理を実行させるためのプログラムが記憶されている。また、記憶装置83は、各種データや各種ファイルなども記憶する。記憶装置83は、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)等を有している。また、記憶装置83は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの可搬性の記憶媒体90を含んでいてもよい。
処理装置84は、ガントリ2により取得された被検体40のデータ(data)に基づいて画像再構成処理を行ったり、その他の各種の演算を行う。処理装置84は一つ以上のプロセッサを有しており、一つ以上のプロセッサが、記憶装置83に記憶されているプログラムに対応する各種処理を実行する。尚、処理装置84が、撮影範囲設定装置の一例に相当する。
X線CT装置1は上記のように構成されている。
X線CT装置1を使用することにより、被検体40のCT画像を取得することができる。医師は、取得されたCT画像に基づいて被検体40の診断を行うが、その診断の結果、経過観察が必要であると判断することがある。この場合、被検体40は、必要に応じて、後日、フォローアップの検査を受けることがある。
フォローアップの検査では、前回(過去)の検査時に設定した撮影範囲と同じ撮影範囲でスキャンを実行することが重要となる。しかし、放射線技師が、前回(過去)の検査時に設定した撮影範囲を手作業で再現することは難しいという問題がある。そこで、X線CT装置1は、前回(過去)の検査時に設定した撮影範囲を精度よく再現することができるように構成されている。以下に、X線CT装置1が、前回(過去)の検査時に設定した撮影範囲を精度よく再現するために備えている機能について説明する(図6参照)。
図6は、X線CT装置の機能ブロック図である。
X線CT装置は、以下の機能800〜850を実行するように構成されている。
カメラ画像生成部800は、カメラ6から受け取った信号に基づいて、カメラ画像を生成する処理を実行する。被検体40がテーブル4に横たわっている場合、カメラ画像生成部800は、カメラ6から受け取った信号に基づいて、テーブル4に横たわる被検体40の外観を含むカメラ画像を生成する。
特定部810は、カメラ画像生成部800が生成した一連のカメラ画像の中から、所定の姿勢でテーブルに横たわる被検体を含むカメラ画像を特定する処理を実行する。
検出部820は、特定部810で特定されたカメラ画像の中から、被検体の撮影部位を検出する処理を実行する。
ランドマーク設定部830は、検出部820で検出された撮影部位を基準にしてランドマークを設定する処理を実行する。
再構成部840は、被検体をスキャンすることにより収集されたデータに基づいて、被検体のCT画像を再構成する処理を実行する。
撮影範囲設定部850は、ランドマークを表すランドマークデータに基づいて、被検体40の撮影範囲を設定する処理を実行する。また、フォローアップ検査が行われる場合、撮影範囲設定部850は、過去の検査時に設定したランドマークを表すランドマークデータ、過去の検査で実行されたスキャンにおける撮影範囲を表す撮影範囲データ、およびフォローアップの検査時に設定したランドマークを表すランドマークデータに基づいて、フォローアップの検査で実行されるスキャンにおける撮影範囲を設定する。この撮影範囲の設定方法の詳細については後述する。
記憶装置83には、上記の機能ブロックの処理を表すプログラムが記憶されている。記憶装置83は、プロセッサによる実行が可能な1つ以上のインストラクションが格納された、非一時的でコンピュータ読取可能な記録媒体とすることができる。一つ以上のインストラクションは、プロセッサによって実行されたときに、以下の(a)−(f)を含む動作の実行を生じさせるものである。
(a)カメラ6から受け取った信号に基づいて、テーブル4に横たわる被検体40の外観を含むカメラ画像を生成すること(カメラ画像生成部800)
(b)カメラ画像生成部800が生成した一連のカメラ画像の中から、所定の姿勢でテーブルに横たわる被検体を含むカメラ画像を特定すること(特定部810)
(c)特定部810で特定されたカメラ画像の中から、被検体の撮影部位を検出すること(検出部820)
(d)検出部820で検出された撮影部位を基準にしてランドマークを設定すること(ランドマーク設定部830)
(e)被検体をスキャンすることにより収集されたデータに基づいて、被検体のCT画像を再構成すること(再構成部840)
(f)ランドマークを表すランドマークデータに基づいて、被検体40の撮影範囲を設定することであって、フォローアップ検査が行われる場合、過去の検査時に設定したランドマークを表すランドマークデータ、過去の検査で実行されたスキャンにおける撮影範囲を表す撮影範囲データ、およびフォローアップの検査時に設定したランドマークを表すランドマークデータに基づいて、フォローアップの検査で実行されるスキャンにおける撮影範囲を設定する(撮影範囲設定部850)。
操作コンソール8は、動作(a)−(f)を実行させるための一つ以上のインストラクションが格納された非一時的でコンピュータ読取可能な記録媒体と、この記録媒体に格納されたインストラクションを実行するプロセッサとを備えている。
尚、処理装置84のプロセッサの代わりに、操作コンソール8内の別の装置(例えば、表示装置)のプロセッサが、上記の機能ブロックを実行してもよい。例えば、カメラ6に備えらえているプロセッサが、カメラ画像生成部800の機能(処理)を実行することができる。また、上記の機能ブロックの処理の全部または一部を、ガントリ2又はテーブル4に含まれるプロセッサに実行させてもよい。更に、上記の機能ブロックの処理の全部または一部を、X線CT装置1とは別の装置(例えば、ワークステーション)に含まれるプロセッサに実行させることも可能である。
システム10は、上記のように構成されたX線CT装置1を含んでいる。
上記のように、X線CT装置1は、フォローアップの検査を行う場合、前回(過去)の検査時に設定した撮影範囲を精度よく再現することができるように構成されている。以下に、本形態において、前回(過去)の検査時に設定した撮影範囲を再現する方法について説明する。尚、撮影範囲の再現方法の例として、以下では、被検体40に対して最初の検査(1回目の検査)を行い、後日、フォローアップの検査(2回目の検査)を行うときに撮影範囲を設定する例を取り上げて説明する。
先ず、被検体40に最初の検査を行うときのフローについて、図7を参照しながら説明する。
(最初の検査について)
ステップST1では、放射線技師9が、被検体40をスキャンルーム100に呼び入れ、図2〜図4に示すように、被検体40をテーブル4に寝かせる。また、放射線技師9は、被検体40の撮影条件(例えば、管電圧,管電流,曝射時間)を設定する。
尚、カメラ6は、被検体40がスキャンルーム100に入室する前から、テーブル4およびその周辺の領域の撮影を開始している。カメラ6で取得された信号は、操作コンソール8の処理装置84に送られる。処理装置84は、カメラ6から受け取った信号に基づいてカメラ画像を生成する。したがって、被検体40がスキャンルーム100に入室する前から、撮影視野61内の被写体のカメラ画像を生成することができる。尚、処理装置84は、カメラ画像生成部800(図6参照)によりカメラ画像を生成する処理を実行する。
カメラ6の撮影視野61には、テーブル4およびその周辺の領域が含まれている。したがって、被検体40がテーブル4(クレードル41)に横たわると、カメラ画像生成部800は、カメラ6からの信号に基づいて、テーブル4(クレードル41)に横たわる被検体40の外観を含むカメラ画像を生成することができる。カメラ画像は記憶装置83に記憶される。被検体40をクレードル41に寝かせた後、ステップST2に進む。
ステップST2では、処理装置84のプロセッサが、カメラ画像生成部800で生成されたカメラ画像に基づいてランドマークを設定する処理を実行する。以下に、ランドマークの設定方法について説明する(図8〜図11参照)。
図8〜図11は、ランドマークの設定方法の説明図である。
図8は、ランドマークの設定方法のフローの一例を示す図である。
ステップST21では、処理装置84のプロセッサが、カメラ画像生成部800で生成された一連のカメラ画像の中から、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定する処理を実行する。処理装置84のプロセッサは、特定部810(図6参照)によって、カメラ画像を特定する処理を実行する。この特定方法としては、例えば、以下の特定方法1〜3が考えられる。
(特定方法1)
記憶装置83に、テーブル4に横たわった状態の人間の標準的な姿勢を表すテンプレートを予め記憶させておく。図9に、このテンプレート75が表す人間の標準的な姿勢の一例を概略的に示す。ここでは、説明の便宜上、テーブル4上での人間の標準的な姿勢として、両手を腹部の上において両足を自然に伸ばした姿勢を考えることにする。しかし、標準的な姿勢は、両手を腹部の上において両足を自然に伸ばした姿勢に限定されることはなく、例えば、両足の膝を一定の角度で曲げた姿勢など、検査の種類などによって、様々な姿勢が可能である。
ステップST21が開始すると、処理装置84のプロセッサは、カメラ画像生成部800で生成された一連のカメラ画像の中から、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定するための処理を行う(図10参照)。
図10は、カメラ画像生成部800で生成された一連のカメラ画像50a〜50zの中から、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定する特定方法の一例の説明図である。
処理装置84のプロセッサは、一連のカメラ画像50a〜50zの中から、人体が含まれていないカメラ画像を除外し、人体が含まれているカメラ画像50i〜50jを選択する。カメラ画像に人体が含まれているか否かは、既知の動き検出技術を使用して判断することができる。
次に、処理装置84のプロセッサは、選択されたカメラ画像50i〜50jの中から、テーブル4に横たわる被検体40のカメラ画像50p〜50qを選択する。被検体40がテーブル4に横たわっているか否かは、テーブル4と、検出された人間との位置関係などから判断することができる。
最後に、処理装置84のプロセッサは、記憶装置83からテンプレート75(図9参照)を読み出す。そして、選択された複数のカメラ画像50p〜50qの各々をテンプレート75と比較し、選択された複数のカメラ画像50p〜50qの中から、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定する。
通常、被検体40は、テーブル4に横になった後でも、寝心地のいい姿勢をとろうとするので、被検体40はテーブル4の上で自分自身の姿勢を微調整する。また、放射線技師9も、被検体40が撮影に適した姿勢になるように、被検体40を補助することがある。したがって、被検体40がテーブル4に横たわった後でも、被検体40の姿勢は一定ではなく、変化することが考えられる。しかし、テンプレート75は、撮影時の人間の標準的な姿勢を表している。このため、カメラ画像50p〜50qの中からテンプレート75に最も類似したカメラ画像を検出することにより、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定することができる。
カメラ画像50p〜50qとテンプレート75とを比較する手法としては、例えば、アフィン(Affine)変換を使用することができる。アフィン変換では、カメラ画像50p〜50qおよびテンプレート75のうちの一方又は両方を、拡大、縮小、回転させる処理を行うことができるので、被検体40の体形にかかわらず、一連のカメラ画像50p〜50qの中から、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定することができる。
尚、一般的には、放射線技師9がテーブル4に近接している場合は、被検体40はテーブル4に横たわっているが放射線技師9が被検体40の姿勢を微調整していることが考えられる。そこで、処理装置84のプロセッサは、撮影視野61の中に、複数の人間がいるか否かを判定し、カメラ画像内に複数の人間が検出された場合は、被検体40がまだ撮影に適した姿勢になっていないと判断してもよい。このように判断することにより、一連のカメラ画像50a〜50zのうち、テンプレート75と比較すべきカメラ画像の枚数を少なくすることができるので、比較処理に必要な時間を短縮することができる。
(特定方法2)
被検体40がクレードル41に横たわった後、放射線技師9が、被検体40の姿勢が撮影に適した姿勢に保持されていることを確認する。放射線技師9は、この確認ができたら、被検体40が撮影に適した姿勢であることが確認できたことを表す確認信号を、操作コンソール8に送信する。確認信号は、例えば、放射線技師9がガントリ2の前面に備え付けられている各種ボタンを押下したり、ガントリ2の前面に設けられているタッチパネルで必要な操作をすることにより、操作コンソール8に送信することができる。処理装置84のプロセッサは、確認信号を受信したら、一連のカメラ画像50a〜50zのうち、確認信号が受信された時点に取得されたカメラ画像にマークを付しておく。したがって、処理装置84のプロセッサは、一連のカメラ画像50a〜50zの中から、このマークが付されたカメラ画像を検出することにより、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定することができる。
(特定方法3)
深層学習(Deep Learning)又は機械学習(Machine Learning)などのAI(Artificial Intelligence)を使用して、カメラ画像50を特定する。AIを使用する場合、例えば、以下の学習ステップおよび推論ステップによってカメラ画像50を特定することができる。
学習ステップでは、撮影に適した姿勢でテーブルに横たわる被検体のカメラ画像を特定するためのモデルを生成する。このモデルは、例えば、以下のカメラ画像(a)および(b)を学習することにより生成することができる。
(a)撮影に適した姿勢でテーブルに横たわる人間を写したカメラ画像
(b)撮影に適していない姿勢でテーブルに横たわる人間を写したカメラ画像
上記のカメラ画像(a)および(b)を学習することにより得られたモデルは、記憶装置83、又は他の記憶装置(X線CT装置がアクセス可能な記憶装置)に記憶される。
推論ステップでは、学習ステップで得られたモデルに一連のカメラ画像50a〜50zを入力し、一連のカメラ画像50a〜50zの中から、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定するための推論を行い、カメラ画像50を出力画像として出力する。尚、推論は、X線CT装置に含まれるプロセッサで実行してもよいし、X線CT装置とは別の装置(例えば、通信網12を介してX線CT装置に接続されているワークステーション)に含まれているプロセッサで実行してもよい。
カメラ画像50を特定した後、ステップST22に進む。
ステップST22では、処理装置84のプロセッサが、ステップST21で特定されたカメラ画像50の中から、被検体40の撮影部位を検出する処理を実行する。処理装置84のプロセッサは、検出部820(図6参照)で撮影部位を検出する処理を実行する。例えば、カメラ画像50から、人体の中で形状に特徴があり検出しやすい部位を特定し、特定された部位を基準にして撮影部位を検出することができる。人体の中で、例えば肩部は、形状に特徴があるので検出しやすい部位である。したがって、被検体40の全身から肩部を検出し、肩部を基準にして撮影部位を特定することができる。本形態では、撮影部位は胸部であるとする。したがって、カメラ画像50の中から肩部を特定し、肩部の位置情報に基づいて被検体40の胸部を検出することができる。撮影部位を検出した後、ステップST23に進む。
ステップST23では、処理装置84のプロセッサが、カメラ画像50の撮影部位を基準にしてランドマークを設定する処理を実行する。処理装置84のプロセッサは、ランドマーク設定部830(図6参照)によりランドマークを設定する処理を実行する。図11に設定されたランドマークLM1を示す。処理装置84のプロセッサは、例えば、撮影部位の寸法、撮影部位の位置、撮影部位の形状などに基づいて、ランドマークLM1を設定することができる。本形態では、撮影部位は胸部であるので、処理装置84のプロセッサは、胸部の寸法、胸部の位置、胸部の形状などに基づいて、ランドマークLM1を設定することができる。ランドマークLM1は、例えば、被検体の鳩尾又はその近傍に設定することができるが、鳩尾又はその近傍から離れた位置にランドマークを設定してもよい。
図7に戻って説明を続ける。
ステップST2においてランドマークLM1が設定された後、ステップST3に進む。ステップST3では、テーブル4を駆動し、被検体40を開口部21内に移動させ(図12参照)、スカウトスキャンを実行する。
ここでは、被検体40の撮影部位として胸部を考えている。したがって、被検体40の胸部を含む部位に対してスカウトスキャンが実行される。スカウトスキャンにより得られたデータは、DAS26(図5参照)で収集され、収集されたデータは、操作コンソール8に送信される。操作コンソール8では、処理装置84のプロセッサが、スカウトスキャンにより得られたデータに基づいて画像再構成の処理を行い、スカウト画像を再構成する。尚、処理装置84のプロセッサは、再構成部840(図6参照)によってスカウト画像を再構成する処理を実行する。放射線技師9は、再構成されたスカウト画像を表示装置82上で確認することができる。
図13はスカウト画像の一例を示す図である。
スカウトスキャンにより、一般的には、アキシャル断面のスカウト画像、サジタル断面のスカウト画像、およびコロナル断面のスカウト画像を取得することができる。図13では、スカウト画像の一例として、コロナル断面のスカウト画像70が示されている。このスカウト画像70は、記憶装置83(図5参照)に記憶される。スカウトスキャンを行った後、ステップST4に進む。
ステップST4では、本スキャンにおける撮影範囲を設定する(図14参照)。
図14は、本スキャンにおける撮影範囲71の一例を示す図である。
処理装置84のプロセッサは、撮影範囲を設定するための処理を実行する。処理装置84のプロセッサは、撮影範囲設定部850(図6参照)によって撮影範囲を設定する処理を実行する。本形態では、撮影対象が胸部であるので、胸部が含まれるように撮影範囲を設定するための操作を行う。具体的には、処理装置84は、ホームポジションからのテーブル4(およびクレードル41)の移動量(Δy,Δz)、テーブル4(クレードル41)の高さ、ランドマークLM1を表すランドマークデータに従って、スカウト画像70に対して撮影範囲を設定する。尚、ランドマークデータは、例えば、被検体(又は被検体の撮影部位)に対するランドマークの位置を表す位置データ、クレードル41に対するランドマークの位置を表す位置データなどを含むことができる。
撮影範囲設定部850が撮影範囲を設定した後、図14に示すように、表示装置82は、スカウト画像70と、スカウト画像70に対して位置決めされた撮影範囲71とを表示する。本形態では、撮影部位は胸部であるので、胸部に撮影範囲71が設定される。尚、撮影範囲71のx方向における長さLx、z方向における長さLzは、例えば、被検体40の撮影部位(本形態では胸部)のx方向およびz方向における長さや、被検体40の身長などに基づいて設定することができる。
また、記憶装置83には、撮影範囲71を表す撮影範囲データおよびランドマークLM1を表すランドマークデータが保存される。撮影範囲71を表す撮影範囲データは、例えば、撮影範囲71の上端のz方向における位置z1を表す位置データ、下端のz方向における位置z2を表す位置データ、撮影範囲71の右端のx方向における位置x1を表す位置データ、左端のx方向における位置x2を表す位置データなどを含んでいる。撮影範囲データおよびランドマークデータは、マシン座標の原点又は人体座標の原点を基準位置とした位置データとして保存することができる。更に、記憶装置83には、スキャン時のテーブル(クレードル)の高さを表す位置データも記憶される。テーブル(クレードル)の高さを表す位置データは、テーブル(クレードル)のy方向における位置を表す位置データとして記憶することができる。
撮影範囲71を設定した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、撮影範囲71のCT画像を取得するための本スキャンが実行される。本スキャンが終了したら、ステップST6に進む。
ステップST6では、放射線技師9は、検査終了操作を行う。検査終了操作が行われると、PACS11に送信されるべき各種データが生成される。
図15は、PACS11に送信される各種データの一例の説明図である。
X線CT装置はDICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnを作成する。
DICOMファイルF1〜Fmはスカウトスキャンで取得されたスカウト画像を格納し、DICOMファイルG1〜Gnは本スキャンで取得されたCT画像を格納する。
DICOMファイルF1〜Fmには、スカウト画像のピクセルデータと、付帯情報とが格納されている。尚、DICOMファイルF1〜Fmには、互いに異なるスライスのスカウト画像のピクセルデータが格納されている。
また、DICOMファイルF1〜Fmには、付帯情報のデータエレメントとして、検査リストに記述された患者情報、スカウトスキャンの撮影条件を示す撮影条件情報などが格納される。更に、DICOMファイルF1〜Fmには、付帯情報のデータエレメントとして、カメラ画像50、プロトコルデータなどが格納される。カメラ画像50、プロトコルデータは、プライベートタグ(private tag)が付されたデータエレメントとして格納される。プロトコルデータは、ランドマークLM1を表すランドマークデータ、撮影範囲71を表す撮影範囲データなどを含むデータである。
一方、DICOMファイルG1〜Gnには、本スキャンで得られたCT画像のピクセルデータと、付帯情報とが格納されている。尚、DICOMファイルG1〜Gnには、互いに異なるスライスのCT画像のピクセルデータが格納されている。
また、DICOMファイルG1〜Gnには、付帯情報として、本スキャンにおける撮影条件を示す撮影条件情報、線量指標、検査リストに記述された患者情報などが格納される。また、DICOMファイルG1〜Gnには、DICOMファイルF1〜Fmと同様に、付帯情報として、カメラ画像50およびプロトコルデータも格納される。
X線CT装置1(図2参照)は、上記の構造のDICOMファイルF1〜FmおよびG1〜GnをPACS11(図1参照)に送信する。
また、放射線技師9は、被検体40に検査が終了したことを伝えて、被検体40をテーブル4から降ろす。このようにして、被検体40の最初の検査が終了する。
次に、上記の最初の検査から一定期間が過ぎた後、被検体40のフォローアップの検査を行う例について、図7のフローを参照しながら説明する。
(フォローアップの検査について)
ステップST1およびST2は、前回の検査の撮影と同じである。したがって、被検体40をテーブル4に寝かせて、ランドマークLM2を設定する。ランドマークLM2は、最初の検査と同様に、図8に示すフローに従って設定される。したがって、フォローアップの検査時に取得された被検体40の一連のカメラ画像の中から、撮影に適した姿勢でテーブルに横たわる被検体40のカメラ画像を特定し(ステップST21)、撮影部位である胸部を検出し(ステップST22)、ランドマークLM2を設定する(ステップST23)。図16に、フォローアップの検査時に特定されたカメラ画像51と、設定されたランドマークLM2とを概略的に示す。カメラ画像51およびランドマークLM2を表すランドマークデータは記憶装置83に記憶される。
ステップST3では、スカウトスキャンが実行される。スカウトスキャンを実行することにより、図17に示すように、フォローアップの検査時のスカウト画像700が得られる。
ステップST4では、スカウト画像700上に、フォローアップの検査時の本スキャンにおける撮影範囲を設定する処理が実行される。フォローアップの検査では、最初の検査と同じ撮影範囲が設定されるようにする。以下に、フォローアップの検査時の本スキャンにおける撮影範囲の設定方法について、図18を参照しながら説明する。
図18は、フォローアップの検査時の撮影範囲の設定方法の一例のフローを示す図である。
ステップST41では、PACS11から、最初の検査時に作成されたDICOMファイル(図15参照)を受信する。DICOMファイルを受信するために、放射線技師9は、入力装置81を用いて、PACS11に、DICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnのうちのいずれかのファイルの転送要求を発行する。PACS11は、この転送要求を受けて、転送要求が発行されたファイルをX線CT装置1の操作コンソール8に送信する。したがって、X線CT装置1は、最初の検査で作成されたDICOMファイルを受信することができる。受信したDICOMファイルには、最初の検査で設定されたランドマークLM1を表すランドマークデータおよび撮影範囲71を表す撮影範囲データなどが格納されている(図15参照)。受信したDICOMファイルは、記憶装置83に記憶される。DICOMファイルを受信した後、ステップST42に進む。
ステップST42では、処理装置84のプロセッサが、フォローアップの検査時の撮影範囲を設定する処理を実行する。尚、処理装置84のプロセッサは、撮影範囲設定部850(図6参照)により撮影範囲を設定する処理を実行する。ステップST42は、ステップST43およびST44を有しているので、以下、ステップST43およびST44について順に説明する。
ステップST43では、処理装置84のプロセッサは、ステップST41で受信したDICOMファイルに含まれている最初の検査時のランドマークLM1を表すランドマークデータを取り出す。また、処理装置84のプロセッサは、記憶装置83から、フォローアップの検査時に設定したランドマークLM2を表すランドマークデータを取り出す。そして、処理装置84のプロセッサは、図19に示すように、最初の検査時のランドマークLM1を表すランドマークデータと、フォローアップ検査時のランドマークLM2を表すランドマークデータとに基づいて、ランドマークLM1とLM2との位置ずれ量Δdを計算する。
ステップST44では、処理装置84のプロセッサは、ステップST43で計算した位置ずれ量Δdに基づいて、最初の検査時における撮影範囲71を表す撮影範囲データを補正する。この補正により、図20に示すように、フォローアップのスカウトスキャン時における被検体40の胸部に、撮影範囲を位置決めすることができる。図20において、撮影範囲データが補正される前の撮影範囲71は破線で示されており、撮影範囲データが補正された後の撮影範囲71は実線で示されている。
このようにして補正された後の撮影範囲71が、フォローアップの検査時の撮影範囲として設定される。
処理装置84のプロセッサは、補正された後の撮影範囲71が、フォローアップの検査時の撮影範囲として表示されるように、表示装置82に命令をする。表示装置82は、この命令に応答して、スカウト画像700上に、今回のフォローアップの検査時の撮影範囲を表示する。図21に、スカウト画像700上に表示された、今回のフォローアップの検査時の撮影範囲72を示す。
スカウト画像700には撮影範囲72が表示される。放射線技師9はスカウト画像700上に表示された今回のフォローアップの検査時の撮影範囲72が、最初の検査時の撮影範囲71と実質的に同じであるかどうか判断する。スカウト画像700上に表示された撮影範囲72が、最初の検査時の撮影範囲71と同様に、被検体40の胸部に設定されている場合は、放射線技師9は、スカウト画像700上に表示された撮影範囲72で、今回のフォローアップ検査を実行すると判断する。
一方、スカウト画像700上に表示された撮影範囲72が、胸部からずれていると判断した場合、放射線技師9は、入力装置81を用いて、撮影範囲72を修正する操作を行う。放射線技師9は、例えば、撮影範囲72の位置をずらしたい場合、撮影範囲72内にカーソルを移動させてマウスをドラッグすることにより、撮影範囲72を所望の位置にずらすことができる。また、放射線技師9は、例えば、撮影範囲72の縦方向又は横方向の長さを調整したい場合、撮影範囲72を規定する枠の上にカーソルを移動させてマウスをドラッグすることにより、撮影範囲72の長さを調整することができる。放射線技師が撮影範囲の修正の操作を行った場合、撮影範囲設定部850は、修正後の撮影範囲を、フォローアップの検査時の撮影範囲として設定する。
このようにして、スカウト画像700に、フォローアップの検査時の撮影範囲72が設定され、図18に示すフローが終了する。
図7に戻って説明を続ける。
ステップST4において、フォローアップの検査時の撮影範囲72が設定できたら、ステップST5に進む。
ステップST5では、撮影範囲72のCT画像を取得するための本スキャンが実行される。本スキャンが終了したら、ステップST6に進み、今回のフォローアップ撮影のDICOMファイルが作成され、PACS11に送信され、フローが終了する。
本形態では、X線CT装置1はカメラ6を備えており、被検体40がスキャンルーム100に入室する前からテーブル4およびその周囲を含む撮影視野61のカメラ画像を取得している。被検体40の最初の検査時に、X線CT装置1は、カメラ6で撮影された一連のカメラ画像50a〜50zの中から、撮影に適した姿勢でテーブル4に横たわる被検体40を含むカメラ画像50を特定する。そして、X線CT装置1は、DICOMファイルに、カメラ画像50、ランドマーク、撮影範囲などを格納し、PACS11に送信する。PACS11は、DICOMファイルをサーバに保存する。後日、被検体40のフォローアップ検査を行う場合には、ランドマークLM2(図16参照)を設定するととともに、PACS11に保存されたDICOMファイルから、最初の検査時のランドマークLM1および撮影範囲71のデータを取り出す。そして、ランドマークLM1およびLM2と撮影範囲71とに基づいて、フォローアップの検査時の撮影範囲72を設定する。したがって、最初の検査時の撮影範囲71と実質的に同じ範囲を、フォローアップの検査時の撮影範囲72として設定することができるので、過去の撮影範囲を精度よく再現することができ、経過観察の信頼性を高めることができる。
また、本形態では、撮影範囲設定部850が、ランドマークLM1およびLM2と前回の撮影範囲71とに基づいて、フォローアップの検査時の撮影範囲72を設定する。したがって、撮影範囲72を設定するために放射線技師9に要求される作業を簡略化することができるので、放射線技師9の作業負担を軽減することもできる。
また、本形態では、カメラ画像50およびプロトコルデータは、図15に示すように、スカウトスキャンで取得されたスカウト画像(および本スキャンで取得されたCT画像)の付帯情報として、DICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnの各々に格納されている。したがって、放射線技師9は、DICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnのうちのいずれか一つのファイルをPACS11から受信するだけで、最初の検査時の撮影範囲を表す撮影範囲データを取得することができる。このため、放射線技師9は、DICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnの中から、最初の検査時の撮影範囲71を表す撮影範囲データが格納されたファイルを探し出す作業をする必要がないので、放射線技師9の作業負担を軽減することができる。一方で、カメラ画像50を、DICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnとは別のDICOMファイルに格納することも可能である(図22参照)。
図22は、カメラ画像50をDICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnとは別のDICOMファイルに格納する一例の説明図である。
図22では、カメラ画像50は、2次取得画像(Secondary Capture Image)として他のDICOMファイルHに格納されている。したがって、カメラ画像50はDICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnとは別のDICOMファイルHで管理される。
図22では、カメラ画像50を、DICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnの各々に格納する必要がないので、DICOMファイルF1〜FmおよびG1〜Gnのファイルサイズを小さくすることが可能である。
また、カメラ画像50およびプロトコルデータをPACS11のサーバに保存するのではなく、PACS11のサーバとは別のサーバに保存してもよい(図23参照)。
図23は、カメラ画像50およびプロトコルデータを別のサーバに保存する例を示す図である。
図23には、PACS11のサーバの他に、カメラ画像サーバと、プロトコルサーバが示されている。カメラ画像サーバはカメラ画像を保存し、プロトコルサーバは、撮影範囲71およびランドマークLM1などのプロトコルデータを保存する。カメラ画像サーバおよびプロトコルサーバは、X線CT装置1を所有している病院などの医療機関がPACS11のサーバとは別に備えることができる。カメラ画像サーバに保存されたカメラ画像、およびプロトコルサーバに保存されたプロトコルデータは、識別番号で、PACS11で保存されているデータと対応付けられている。このように、識別番号で対応付けることにより、カメラ画像50およびプロトコルデータがPACS11のサーバとは別のサーバに保存されていても、識別番号から、PACS11のサーバに保存されているデータに対応するカメラ画像50およびプロトコルデータを容易に特定することができる。
本形態では、カメラ6は天井101に取り付けられている。しかし、被検体40に対して撮像範囲を位置決めするのに適したカメラ画像が取得できるのであれば、カメラ6の設置場所は天井101に限定されることはなく、スキャンルーム100の側壁など天井101とは別の場所に設置してもよい。更に、カメラ6を、スキャンルーム100の天井101や側壁ではなく、ガントリ2に取り付けることも可能である。
本形態では、被検体40の全身が含まれるカメラ画像に基づいてランドマークおよび撮影範囲を設定している。しかし、被検体40の全身ではなく、被検体40の撮影対象の部位とその周辺の部位のみを含むカメラ画像を取得し、当該カメラ画像に含まれる被検体40の部位に対して、ランドマークおよび撮影範囲を設定してもよい。
本形態では、前回(1回目)の検査時におけるランドマークLM1を表すランドマークデータおよび撮影範囲71を表す撮影範囲データに基づいて、今回(2回目)の検査時の撮影範囲72を設定する例について説明されている。しかし、本発明は、この実施形態に限定されることはなく、フォローアップの検査など、過去の検査で設定された撮影範囲と同じ撮影範囲で検査を行いたい場合に適用することができる。例えば、過去に複数回の検査を行っている場合は、複数回の検査のうちのいずれかの検査におけるランドマークを表すランドマークデータおよび撮影範囲の撮影範囲データに基づいて、今回の検査時の撮影範囲を設定することができる。
尚、本形態では、医用装置としてX線CT装置1を取り上げて、被検体40の撮影範囲を設定する方法について説明されている。しかし、本発明の医用装置は、X線CT装置に限定されることはなく、過去の撮影と同じ撮影範囲で被検体40の医用画像を取得する検査を行う必要のある医用装置(例えば、MRI装置、PET−CT装置、PET−MR装置)に適用することができる。
1 CT装置
2 ガントリ
4 テーブル
6 カメラ
8 操作コンソール
9 放射線技師
10 医用情報管理システム
11 PACS
12 通信網
21 開口部
22 X線管
23 アパーチャ
24 コリメータ
25 X線検出器
26 データ収集部
27 回転部
28 電圧電源
29 アパーチャ駆動装置
30 回転部駆動装置
31 GT制御部
40 被検体
41 クレードル
42 クレードル支持台
43 駆動装置
50、51 カメラ画像
61 撮影視野
64 処理装置
70 スカウト画像
71 撮影範囲
72 撮影範囲
75 テンプレート
81 入力装置
82 表示装置
83 記憶装置
84 処理装置
90 記憶媒体
100 スキャンルーム
101 天井
200 操作ルーム
700 スカウト画像
800 カメラ画像生成部
810 特定部
820 検出部
830 ランドマーク設定部
840 再構成部
850 撮影範囲設定部

Claims (10)

  1. 被検体の医用画像を取得する医用装置で使用される撮影範囲設定装置であって、
    前記被検体の第1の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第1のカメラ画像を生成するカメラ画像生成部と、
    前記第1のカメラ画像に含まれる前記被検体の撮影部位を基準にして第1のランドマークを設定するランドマーク設定部と、
    前記第1のランドマークを表す第1のランドマークデータに基づいて、前記第1の検査で実行される第1のスキャンにおける前記被検体の第1の撮影範囲を設定する撮影範囲設定部と
    を有し、
    前記カメラ画像生成部が、
    前記第1の検査の後に実行される第2の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第2のカメラ画像を生成し、
    前記ランドマーク設定部が、
    前記第2のカメラ画像に含まれる前記被検体の前記撮影部位を基準にして第2のランドマークを設定し、
    前記撮影範囲設定部が、
    前記第1のランドマークと前記第2のランドマークとの位置ずれ量を計算し、前記位置ずれ量と、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データとに基づいて、前記第2の検査で実行される第2のスキャンにおける前記被検体の第2の撮影範囲を設定する、撮影範囲設定装置。
  2. 前記撮影範囲設定部が、
    前記位置ずれ量に基づいて、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データを補正し、撮影範囲データが補正された前記第1の撮影範囲を、前記第2の撮影範囲として設定する、請求項に記載の撮影範囲設定装置。
  3. 前記第1の検査時に前記カメラ画像生成部が生成した第1の一連のカメラ画像の中から、前記第1のカメラ画像を特定する特定部を有する、請求項1又は2に記載の撮影範囲設定装置。
  4. 前記特定部が、
    前記第1の一連のカメラ画像の中から、所定の姿勢で前記テーブルに横たわる前記被検体を含むカメラ画像を、前記第1のカメラ画像として特定する、請求項に記載の撮影範囲設定装置。
  5. 前記特定部が、
    前記第2の検査時に前記カメラ画像生成部が生成した第2の一連のカメラ画像の中から、前記第2のカメラ画像を特定する、請求項に記載の撮影範囲設定装置。
  6. 前記特定部が、
    前記第2の一連のカメラ画像の中から、前記所定の姿勢で前記テーブルに横たわる前記被検体を含むカメラ画像を、前記第2のカメラ画像として特定する、請求項に記載の撮影範囲設定装置。
  7. 前記第1のカメラ画像が、前記第1の検査のスキャンで取得された医用画像の付帯情報としてファイルに格納される、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の撮影範囲設定装置。
  8. 前記第1のカメラ画像が、前記第1の検査のスキャンで取得された医用画像が格納されるファイルとは別のファイルに格納される、請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の撮影範囲設定装置。
  9. 被検体の医用画像を取得する医用装置であって、
    前記被検体の第1の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第1のカメラ画像を生成するカメラ画像生成部と、
    前記第1のカメラ画像に含まれる前記被検体の撮影部位を基準にして第1のランドマークを設定するランドマーク設定部と、
    前記第1のランドマークを表す第1のランドマークデータに基づいて、前記第1の検査で実行される第1のスキャンにおける前記被検体の第1の撮影範囲を設定する撮影範囲設定部と
    を有し、
    前記カメラ画像生成部が、
    前記第1の検査の後に実行される第2の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第2のカメラ画像を生成し、
    前記ランドマーク設定部が、
    前記第2のカメラ画像に含まれる前記被検体の前記撮影部位を基準にして第2のランドマークを設定し、
    前記撮影範囲設定部が、
    前記第1のランドマークと前記第2のランドマークとの位置ずれ量を計算し、前記位置ずれ量と、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データとに基づいて、前記第2の検査で実行される第2のスキャンにおける前記被検体の第2の撮影範囲を設定する、医用装置。
  10. 被検体の医用画像を取得する医用装置で使用される撮影範囲設定装置に適用されるプログラムであって、
    前記被検体の第1の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第1のカメラ画像を生成するカメラ画像生成処理と、
    前記第1のカメラ画像に含まれる前記被検体の撮影部位を基準にして第1のランドマークを設定するランドマーク設定処理と、
    前記第1のランドマークを表す第1のランドマークデータに基づいて、前記第1の検査で実行される第1のスキャンにおける前記被検体の第1の撮影範囲を設定する撮影範囲設定処理と
    を、プロセッサに実行させるプログラムであり、
    前記カメラ画像生成処理が、
    前記第1の検査の後に実行される第2の検査時に、テーブルに横たわる前記被検体の外観を含む第2のカメラ画像を生成する処理を含み、
    前記ランドマーク設定処理が、
    前記第2のカメラ画像に含まれる前記被検体の前記撮影部位を基準にして第2のランドマークを設定する処理を含み、
    前記撮影範囲設定処理が、
    前記第1のランドマークと前記第2のランドマークとの位置ずれ量を計算し、前記位置ずれ量と、前記第1の撮影範囲を表す撮影範囲データとに基づいて、前記第2の検査で実行される第2のスキャンにおける前記被検体の第2の撮影範囲を設定する処理を含む、プログラム。

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