JP6914228B2 - 清掃シート - Google Patents

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Description

本開示は、清掃シートに関する。
被清掃面に存在するほこり、ゴミ等を清掃するための清掃シートが知られており、清掃性を向上させる等の観点から種々の改良が加えられている。
例えば、特許文献1には、清掃部を形成しているシート構造体からなる清掃シートであって、シート構造体は、シート原材に所定のパターンで多数の切れ目を形成してなる切れ目群を設けてシート原材の厚み方向に対して交差する方向にシート原材を引き伸ばして切れ目群の少なくとも一部を構成する複数の切れ目を拡幅してなる複数のスリット穴を形成しているシート材を備えており、且つ、清掃部に、シート材における少なくとも一部のスリット穴が位置している、ことを特徴とする清掃シートが記載されている。
特開2013−27682号
特許文献1に記載の清掃シートでは、切れ目群は、清掃シートを、その厚さ方向と交差する方向に引き延ばすために設けられたものであり、切れ目群が、清掃シートの清掃性に直接寄与するものではない。
従って、本開示は、小さなゴミを取り込むことができるとともに、大きなゴミを絡め取ることが可能な清掃シートを提供することを目的とする。
本開示者らは、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備える、不織布からなる清掃シートであって、上記清掃シートが、上記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、上記複数の第1フラップ部と、上記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、上記一端及び上記他端を連結する固定端部と、上記一端及び上記他端を起点として上記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、上記複数の第1フラップ部のそれぞれと、上記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されている清掃シートを見出した。
本開示の清掃シートは、小さなゴミを取り込むことができるとともに、大きなゴミを絡め取ることができる。
図1は、第1実施形態に従う清掃シート1の正面図である。 図2は、清掃シート1の背面図である。 図3は、図1の領域IIIの拡大斜視図である。 図4は、第1フラップ部11及び第2フラップ部21の往復運動を説明するための図であり、図1の領域IIIの拡大斜視図に相当する。 図5は、被清掃面を清掃後の清掃シート1を説明するための図である。 図6は、清掃シート1が、清掃具101に取付られた状態を説明するための図である。 図7は、第2実施形態に従う複層清掃シート51の正面図である。 図8は、複層清掃シート51の背面図である。 図9は、複層清掃シート51の、図7のIXIX端面における端面図である。 図10は、図9の領域Xの拡大斜視図である。 図11は、フラップ部の可動領域を説明するための図である。 図12は、本開示の清掃シートにおけるフラップ部の例を説明するための図である。
[定義]
・フラップ部の「面積」
本明細書において、フラップ部(「第1フラップ部及び/又は第2フラップ部」を、単に『フラップ部』と称する場合がある)のそれぞれの面積は、フラップ部を構成する自由端部及び固定端部により画定される区画を、清掃シートの厚さ方向から測定した面積を意味する。
・フラップ部の「可動領域」
本明細書において、フラップ部の可動領域(「第1フラップ部の第1可動領域及び第2フラップ部の第2可動領域」を、単に『可動領域』と称する場合がある)は、フラップ部を任意の位置で、1又は複数回、清掃シートの残余の部分と接するように折り返した場合に、フラップ部が存在しうる最大領域を意味する。
図11は、フラップ部の可動領域を説明するための図であり、フラップ部201は、一端203及び他端205と、一端203及び他端205を直線的に連結する固定端部207と、一端203及び他端205を起点として固定端部207から遠ざかる方向に突出している自由端部209とから構成されるものを備えており、自由端部209は、一端203及び最遠部211を通る直線部と、他端205及び最遠部211を通る直線部とから構成されている。
図11にはまた、フラップ部201を、異なる位置で1回折り返した場合のフラップ部201a,フラップ部201b,フラップ部201c,及びフラップ部201d(固定端部207にて折り返した場合)が示されており、可動領域213は、一端203を中心とし、一端203及び最遠部211を通る直線部を半径とする円弧215と、他端205を中心とし、他端205及び最遠部211を通る直線部を半径とする円弧217とにより区画される。
なお、図11に示されるフラップ部201は、本開示の清掃シートにおける、フラップ部の可動領域の説明するためのもので有り、図7に示されるフラップ部201そのものは、本開示の清掃シートにおけるフラップ部に該当しない。
フラップ部が、図12(a)に示されるような半円弧部から構成される自由端部309を備えるフラップ部301である場合には、フラップ部301の可動領域(図示せず)は、フラップ部301の自由端部309と、フラップ部301を、固定端部307のところで折り返したときの自由端部309とにより区画される。
フラップ部が、半円弧部未満の円弧部から構成される自由端部を備えるフラップ部である場合における可動領域も同様である。
具体的には、本開示は以下の態様に関する。
[態様1]
お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備える、不織布からなる清掃シートであって、
上記清掃シートが、上記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、
上記複数の第1フラップ部と、上記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、上記一端及び上記他端を連結する固定端部と、上記一端及び上記他端を起点として上記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、
上記複数の第1フラップ部のそれぞれと、上記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されている、
上記清掃シート。
上記清掃シートは、所定の構成を有する、複数の第1フラップ部と、複数の第2フラップ部とを備えている。
上記清掃シートを清掃具に取付け、被清掃面を清掃する際に、清掃シートを第1方向の一方向に動かすと、第1フラップ部が、摩擦の高い部分(例えば、汚れ部分)と接触した際に、第1フラップ部が、第1面を内側にして、他方向に折り返される(以下、「フラップ部が、第1面を内側にして、他方向に折り返される」ことを、単に、『フラップ部が(他方向に)折り返される』と称する場合がある)と、清掃シートの、第1フラップ部が存在していた場所には、第1開口部が形成され、小さなゴミを、第1開口部から、内部(例えば、清掃シートと、清掃具との間、清掃シートを折り畳んで使用する場合には、折り畳まれた清掃シートの間)に取り込むことができる(以下、フラップ部が、小さなゴミを、開口部から、内部に取り込む作用を、「小ゴミ取り込み作用」と称する場合がある)。なお、上記小ゴミ取り込み作用は、第1開口部の、固定端部付近が最も高いため、清掃シートを一方向に動かす場合により高くなる傾向にある。なお、小ゴミは、不織布の繊維間にも取り込まれ、除去される。
また、清掃シートを第1方向の一方向に動かし、第1フラップ部が、他方向に折り返されることと、清掃シートを第1方向の他方向に動かし、第1フラップ部が一方向に戻ることとの往復運動を行う際に、第1フラップ部が、大きなゴミを絡め取ることができる(以下、フラップ部が往復運動を行うことにより大きなゴミを絡め取ることを、「大ゴミ絡め取り作用」と称する場合がある)。なお、大ゴミ絡め取り作用は、清掃シートの厚さが厚くなるため、第1フラップ部が他方向に折り返されている場合、すなわち、清掃シートを一方向に動かす場合に、より高くなる傾向にある。
さらに、清掃シートを用いて被清掃面を清掃する場合に、被清掃面に存在する、髪の毛、ホコリ等のゴミは、最初に、清掃シートの周辺部にて捕捉され、清掃シートの周辺部にて捕捉されなかったゴミが、清掃シートの中央部に移動する傾向がある。従って、清掃シートが捕捉したゴミの量が増えると、清掃シートの周縁部では、捕捉された、髪の毛、ホコリ等のゴミの量と、被清掃面に存在する、髪の毛、ホコリ等のゴミとが繋がり合い、棒状のゴミ連結体を形成する傾向がある。第1フラップ部は、往復運動を行う際に、ゴミ連結体を保持し続ける(以下、フラップ部が、往復運動を行う際に、ゴミ連結体を保持し続ける作用を、「ゴミ連結体保持作用」と称する場合がある)ことができる。なお、上記ゴミ連結体保持作用は、清掃シートの厚さが厚くなるため、第1フラップ部が他方向に折り返されている場合、すなわち、清掃シートを一方向に動かす場合に、より高くなる傾向にある。
さらに、第1フラップ部が折り返されている場合、すなわち、清掃シートを一方向に動かしている場合に、清掃シートが、折り返された第1フラップ部と、上記厚さ方向に重複する領域である凸領域と、第1開口部と、上記厚さ方向に重複する領域である凹領域とを含む凹凸領域を有することになるため、清掃シートによる、汚れ(例えば、皮脂汚れ)の拭き取り性が向上する(以下、フラップ部が折り返されることにより凹凸領域を形成し、汚れを拭き取ることを、「汚れ拭き取り作用」と称する場合がある)。また、第1フラップ部が折り返されることにより、清掃シートの新たな面(汚れていない面)が、被清掃面側に配置されることになるため、汚れの拭き取り性が向上する。
複数の第2フラップ部に着目すると、複数の第1フラップ部と同様に、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用を有するが、それらの作用は、清掃シートを第1方向の他方向に動かしている場合に、より高くなる傾向がある。
以上より、上記清掃シートは、第1方向の一方向及び他方向のいずれの方向に動かした場合にも、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用を示すことができる。
[態様2]
上記清掃シートが、第1方向において、上記複数の第1フラップ部として、内方に配置された、相対的に面積の小さな第1フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第1フラップ部とを備えており、上記複数の第2フラップ部として、内方に配置された、相対的に面積の小さな第2フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第2フラップ部とを備えている、態様1に記載の清掃シート。
上記清掃シートでは、第1方向において、外方に配置されている、面積の大きな第1フラップ部及び第2フラップ部が往復運動をする際に、被清掃面に存在するゴミを捕捉し、そして清掃シートが捕捉したゴミの量が増えてゴミ連結体が形成された場合にも、面積の大きな第1フラップ部及び第2フラップ部がゴミ連結体を保持しやすくなる。また、内方に配置されている、面積の小さい第1フラップ部及び第2フラップ部は、外方に配置されている、面積の大きな第1フラップ部及び第2フラップ部が取り残したゴミを捕捉することができる。
[態様3]
上記複数の第1フラップ部のそれぞれが、第1フラップ部を任意の位置で折り返した場合に、第1フラップ部が存在しうる最大領域である第1可動領域を有し、上記複数の第2フラップ部のそれぞれが、第2フラップ部を任意の位置で折り返した場合に、第2フラップ部が存在しうる最大領域である第2可動領域を有し、
上記清掃シートが、隣接して配置されている、上記複数の第1フラップ部及び上記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の第1可動領域と、第2フラップ部の第2可動領域とが、上記厚さ方向において重複しているものを含む、
態様1又は2に記載の清掃シート。
上記清掃シートは、所定の第1フラップ部及び第2フラップ部を含むので、清掃シートが被清掃面を清掃する際に、所定の第1フラップ部及び第2フラップ部が相互に干渉しあうことにより、それらが複雑な動きをすることができ、上述の小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
[態様4]
上記清掃シートが、隣接して配置されている、上記複数の第1フラップ部及び上記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部と、第2フラップ部とが、上記厚さ方向において重複しているものを含む、態様1〜3のいずれか一項に記載の清掃シート。
上記清掃シートは、所定の第1フラップ部及び第2フラップ部を含むので、清掃シートが被清掃面を清掃する際に、当該所定の第1フラップ部及び第2フラップ部が、相互に干渉しあうことにより、それらが複雑な動きをすることができ、上述の小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
[態様5]
上記清掃シートが、隣接して配置されている、上記複数の第1フラップ部及び上記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の上記自由端部が、第2フラップ部の上記自由端部と交差していないが、第1フラップ部の上記固定端部が、第2フラップ部の上記固定端部と交差しているものを含む、態様1〜4のいずれか一項に記載の清掃シート。
上記清掃シートは、所定の第1フラップ部及び第2フラップ部を含むので、清掃シートが被清掃面を清掃する際に、当該所定の第1フラップ部及び第2フラップ部が、往復運動を行う際に起点となる自由端部の自由度を保持しながら、相互に干渉しあうことにより、それらが複雑な動きをすることができ、上述の小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
[態様6]
表面シートと、薬液を保持する保水シートとを備えている複層清掃シートであって、
上記表面シートが、態様1〜5のいずれか一項に記載の清掃シートから構成される、
上記複層清掃シート。
上記複層清掃シートは、複数の第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返された場合に、保水シートが、表面シートを介さずに、保持している薬液を、汚れ部分に適用し、汚れ部分を湿潤化し、除去しやすくすることができる(以下、「汚れ部分湿潤化作用」と称する場合がある)。
本開示の清掃シートについて、以下、詳細に説明する。
図1〜図6は、本開示の実施形態の1つ(以下、「第1実施形態」と称する)に従う清掃シート1を説明するための図である。具体的には、図1は、清掃シート1の正面図である。図2は、清掃シート1の背面図である。図3は、図1の領域IIIの拡大斜視図である。図4は、第1フラップ部11及び第2フラップ部21の往復運動を説明するための図であり、図1の領域IIIの拡大斜視図に相当する。図5は、被清掃面を清掃後の清掃シート1を説明するための図である。図6は、清掃シート1が、清掃具101に取付られた状態を説明するための図である。
第1実施形態に従う清掃シート1は、お互いに直交する、平面方向Pと、厚さ方向Tとを備えている。平面方向Pは、お互いに直交する、第1方向D1と、第2方向D2とを含み、第1方向D1は、一方向D11と、他方向D12とに区画される。
なお、第1方向D1及び第2方向D2は、それぞれ、清掃シート1の短手方向及び長手方向と一致し、そして図6に示されるように、清掃シート1は、その第1方向D1(短手方向)が清掃具101の清掃シート取付部105の短手方向Sと一致し、そしてその第2方向D2(長手方向)が清掃具101の清掃シート取付部105の長手方向Lと一致するように取り付けられ、使用される。
清掃シート1は、不織布から構成され、第1面3と、第1面3と反対側の第2面5とを有し、被清掃面を清掃するための領域である清掃領域CRを備えている。
第1面3と、第2面5とは、両面とも、清掃面を構成しうる。
清掃シート1は、清掃領域CRに、複数の第1フラップ部11と、複数の第2フラップ部21とを備えている。
複数の第1フラップ部11のそれぞれは、第1一端13及び第1他端15と、第1一端13及び第1他端15を直線的に連結する第1固定端部17と、第1一端13及び第1他端15を起点として第1固定端部17から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している第1自由端部19とから構成される。
同様に、複数の第2フラップ部21のそれぞれは、第2一端23及び第2他端25と、第2一端23及び第2他端25を直線的に連結する第2固定端部27と、第2一端23及び第2他端25を起点として第2固定端部27から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している第2自由端部29とから構成される。
複数の第1フラップ部11のそれぞれは、第1方向D1の一方向D11に突出しており、そして、複数の第2フラップ部21のそれぞれは、第1方向D1の他方向D12に突出している。
清掃シート1は、第2方向D2に延びており、第1方向D1に離間して配置されている、7列の第1フラップ部群、具体的には、第1フラップ部第1群31、第1フラップ部第2群33、第1フラップ部第3群35、第1フラップ部第4群37、第1フラップ部第5群39、第1フラップ部第6群41、第1フラップ部第7群43を備えている。
第1フラップ部第1群31〜第1フラップ部第7群43のそれぞれでは、複数の第1フラップ部11のそれぞれと、複数の第2フラップ部21のそれぞれとが、相反する方向に突出するように隣接して配置されている。
第1方向D1において、内方に配置されている、第1フラップ部第2群33〜第1フラップ部第6群41に含まれる、複数の第1フラップ部11及び複数の第2フラップ部21のそれぞれの面積は、外方に配置されている、第1フラップ部第1群31及び第1フラップ部第7群43に含まれる、複数の第1フラップ部11及び複数の第2フラップ部21のそれぞれの面積よりも相対的に小さい。
そうすることにより、第1方向D1において、外方に配置されている、第1フラップ部第1群31及び第1フラップ部第7群43に含まれる、複数の第1フラップ部11及び複数の第2フラップ部21のそれぞれが、相対的に大きな往復運動をする際に、ゴミ連結体を巻込むこと等により、肥大化したゴミ連結体を保持しやすくなる。
さらに、内方に配置されている、第1フラップ部第2群33〜第1フラップ部第6群41に含まれる、複数の第1フラップ部11及び複数の第2フラップ部21のそれぞれが、相対的に小さな往復運動を行い、外方に配置されている、第1フラップ部第1群31及び第1フラップ部第7群43に含まれる、複数の第1フラップ部11及び複数の第2フラップ部21が取り残したゴミを捕捉することができる。
また、第1フラップ部第2群33〜第1フラップ部第6群41に含まれる、複数の第1フラップ部11が、清掃シート1が第1方向D1の一方向D11に移動する際に、第1フラップ部第1群31及び第1フラップ部第7群43が取り残したゴミを捕捉することができ、そして複数の第2フラップ部21が、清掃シート1が第1方向D1の他方向D12に移動する際に、第1フラップ部第1群31及び第1フラップ部第7群43が取り残したゴミを捕捉することができる。
また、第1フラップ部第1群31〜第1フラップ部第7群43のそれぞれでは、第1方向D1の一方向D11に突出している、複数の第1フラップ部11のそれぞれと、第1方向D1の他方向D12に突出している、複数の第2フラップ部21のそれぞれとが、第2方向D2に交互に配置されている。そうすることにより、複数の第1フラップ部11のそれぞれと、複数の第2フラップ部21のそれぞれとが、相互に干渉しあい、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
図3には、第1フラップ部11(第1一端13,第1他端15,第1固定端部17,第1自由端部19,第1可動領域MR1,第1開口部45)、具体的には、第1フラップ部11a(第1一端13a,第1他端15a,第1固定端部17a,第1自由端部19a,第1可動領域MR1a,第1開口部45a)、及び第1フラップ部11c(第1一端13c,第1他端15c,第1固定端部17c,第1自由端部19c,第1可動領域MR1c,第1開口部45c)と、第2フラップ部21(第2一端23,第2他端25,第2固定端部27,第2自由端部29,第2可動領域MR2,第2開口部47)、具体的には、第2フラップ部21b(第2一端23b,第2他端25b,第2固定端部27b,第2自由端部29b,第2可動領域MR2b,第2開口部47b)、及び第2フラップ部21d(第2一端23d,第2他端(図示せず),第2固定端部27d,第2自由端部29d,第2可動領域MR2d,第2開口部47d)が示されている。
図3に示されるように、隣接する、第1フラップ部11の第1可動領域MR1と、第2フラップ部21の第2可動領域MR2が、厚さ方向Tに重複している。具体的には、第1フラップ部11aの第1可動領域MR1aと、第2フラップ部21bの第2可動領域MR2bとが、厚さ方向Tに重複しており、第2フラップ部21bの第2可動領域MR2bと、第1フラップ部11cの第1可動領域MR1cとが、厚さ方向Tに重複しており、そして第1フラップ部11cの第1可動領域MR1cと、第2フラップ部21dの第2可動領域MR2dとが、厚さ方向Tに重複している。
そうすることにより、第1フラップ部11と、第2フラップ部21とが相互に干渉しあうことにより、複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
また、図3に示されるように、隣接する、第1フラップ部11そのものと、第2フラップ部21そのものとは、厚さ方向Tに重複している。具体的には、第1フラップ部11aそのものと、第2フラップ部21bそのものとが、厚さ方向Tに重複しており、第2フラップ部21bそのものと、第1フラップ部11cそのものとが、厚さ方向Tに重複しており、そして第1フラップ部11cそのものと、第2フラップ部21dそのものとが、厚さ方向Tに重複している。
そうすることにより、第1フラップ部11と、第2フラップ部21とが相互に干渉しあうことにより、複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
さらに、図3に示されるように、第1フラップ部11aの第1自由端部19aが、隣接する第2フラップ部21bの第2自由端部29bと交差しておらず、第1フラップ部11aの第1固定端部17aが、隣接する第2フラップ部21bの第2固定端部27bと交差している。
また、第1フラップ部11cの第1自由端部19cが、隣接する第2フラップ部21dの第2自由端部29dと交差しておらず、第1フラップ部11cの第1固定端部17cが、隣接する第2フラップ部21dの第2固定端部27dと交差している。
そうすることにより、第1フラップ部11a及び第2フラップ部21bが、往復運動を行う際に起点となる、第1自由端部19a及び第2自由端部29bの自由度を保持しながら、相互に干渉しあうことにより、それらが複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。また、第1フラップ部11c及び第2フラップ部21dが、往復運動を行う際に起点となる、第1自由端部19c及び第2自由端部29dの自由度を保持しながら、相互に干渉しあうことにより、それらが複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
図3では、第1フラップ部第4群37を構成する、第1フラップ部11及び第2フラップ部21の関係について説明したが、第1フラップ部第1群31〜第1フラップ部第7群43のそれぞれにおいても、第1フラップ部11及び第2フラップ部21は、同様の関係性を有する。
図4に示されるように、清掃シート1が、第1方向D1の一方向D11に動かされると、第1フラップ部11(第1フラップ部11a,及び第1フラップ部11c)が、第1方向D1の他方向D12に折り畳まれる。その際、第2フラップ部21(第2フラップ部21b、及び第2フラップ部21d)が、第1方向D1の一方向D11に折り畳まれていた場合には、第1フラップ部11(第1フラップ部11a,及び第1フラップ部11c)が折り畳まれるのに合わせて、第2フラップ部21(第2フラップ部21b、及び第2フラップ部21d)が、第1方向D1の他方向D12に向かって倒れ、元の位置に戻りやすくなる。
なお、第1フラップ部11(第1フラップ部11a,及び第1フラップ部11c)が、第1方向D1の他方向D12に折り畳まれることにより、第1フラップ部11(第1フラップ部11a,及び第1フラップ部11c)が存在していた場所に、第1開口部45(第1開口部45a,及び第1開口部45c)が形成され、そして第2フラップ部21(第2フラップ部21b)が、第1方向D1の一方向D11に折り畳まれることにより、第2フラップ部21(第2フラップ部21b)が存在していた場所に、第2開口部47(第2開口部47b、及び第2開口部47d)が形成される。
なお、第1フラップ部11が折り畳まれることにより形成される第1開口部45は、第1フラップ部11の折り返し起点である第1固定端部17付近において、上述の小ゴミ取り込み作用が最も高くなる傾向があるため、第1開口部45(第1開口部45a,及び第1開口部45c)は、清掃シート1を第1方向D1の一方向D11に動かす場合に、上述の小ゴミ取り込み作用が高くなる傾向がある。また、第2フラップ部21が折り畳まれることにより形成される第2開口部47は、第2フラップ部21の折り返し起点である第2固定端部27付近において、上述の小ゴミ取り込み作用が最も高くなる傾向があるため、第2開口部47(第2開口部47b,及び第2開口部47d)は、清掃シート1を第1方向D1の他方向D12に動かす場合に、上述の小ゴミ取り込み作用が高くなる傾向がある。
図示されていないが、清掃シート1が、第1方向D1の他方向D12に動かされると、第2フラップ部21(第2フラップ部21b、及び第2フラップ部21d)が、第1方向D1の一方向D11に折り返される。それに合わせて、第1フラップ部11(第1フラップ部11a,及び第1フラップ部11c)が、第1方向D1の一方向D11に向かって倒れ、元の位置に戻りやすくなる。
図6に示されるように、清掃シート1を、把持部103及び清掃シート取付部105を備える清掃具101の、清掃シート取付部105に、清掃シート1の第1面3が被清掃面と接するように、そして第2面5が清掃シート取付部105に接するように取付け、被清掃面を清掃すると、図5に示されるように、複数の第1フラップ部11と、複数の第2フラップ部21のそれぞれとが、ゴミ連結体107を巻込むことにより保持するとともに、小さなゴミ(図示せず)を、複数の第1開口部45のそれぞれと、複数の第2開口部47とを介して収集し、小さなゴミ(図示せず)を、清掃シート1と、清掃シート取付部105との間に保持する。
図7〜図10は、第2実施形態に従う複層清掃シート51を説明するための図である。具体的には、図7は、第2実施形態に従う複層清掃シート51の正面図である。図8は、複層清掃シート51の背面図である。図9は、複層清掃シート51の、図7のIXIX端面における端面図である。図10は、図9の領域Xの拡大斜視図である。
第2実施形態に従う複層清掃シート51は、清掃面を構成する第1表面シート53と、薬液を保持する保水シート55と、清掃面を構成する第2表面シート57とを、その順番で備えており、第1表面シート53及び第2表面シート57の両面を、被清掃面の清掃に用いることができる。
第1表面シート53及び第2表面シート57のそれぞれは、第1実施形態に従う清掃シート1と同様に、清掃領域CRに、複数の第1フラップ部11と、複数の第2フラップ部21とを備えている。
複数の第1フラップ部11のそれぞれは、第1一端13及び第1他端15と、第1一端13及び第1他端15を直線的に連結する第1固定端部17と、第1一端13及び第1他端15を起点として第1固定端部17から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している第1自由端部19とから構成される。
同様に、複数の第2フラップ部21のそれぞれは、第2一端23及び第2他端25と、第2一端23及び第2他端25を直線的に連結する第2固定端部27と、第2一端23及び第2他端25を起点として第2固定端部27から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している第2自由端部29とから構成される。
第1表面シート53及び第2表面シート57のそれぞれは、第1実施形態に従う清掃シート1と同様であることから、詳細な説明は省略する。
図10に示されるように、第1表面シート53は、不織布から構成され、第1面59を構成するとともに、親水性繊維及び疎水性繊維を含む第1表面シート第1層63と、第2面61を構成するとともに、親水性繊維及び疎水性繊維を含む第1表面シート第2層65とを含み、第1表面シート第2層65の疎水性繊維の比率が、第1表面シート第1層63の疎水性繊維の比率よりも高い。そうすることにより、第1表面シート第1層63が、被清掃面に薬液を拡げ、被清掃面を清浄化することができ、そして被清掃面が、ゴミ、汚れ等が存在する摩擦の高い部分を有する場合には、第1フラップ部11が折り返され、高比率で疎水性繊維を含む第1表面シート第2層65が、湿潤した汚れ部分と接触し、汚れ部分を掻き取り、除去することができる。また、疎水性繊維の比率の高い第1表面シート第2層65が、保水シート55に張り付きにくくなるため、複数の第1フラップ部11(及び複数の第2フラップ部)が、複層清掃シート51の使用時に折り返されやすくなる。
第2表面シート57も、被清掃面側に配置された、親水性繊維及び疎水性繊維を含む第2表面シート第1層(図示せず)と、保水シート55側に配置された、親水性繊維及び疎水性繊維を含む第2表面シート第2層(図示せず)とを含むが、第1表面シート53と同様であるため、説明を省略する。
本開示の清掃シートの構成は、特に制限されず、例えば、第1実施形態と同様に、そのまま、清掃シートとして用いられることができる。なお、本開示の清掃シートを、そのまま用いる場合には、第1面及び第2面の両面が、清掃面を構成する。
また、本開示の清掃シートは、複数の層を含む複層清掃シートを構成する構成シートとして、特に表面シートとして用いられることができる。
上記複層清掃シートとしては、上記構成シートを2枚以上積層したもの、例えば、第1層の構成シートと、第2層の構成シートとを、第1層の構成シートに含まれる、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部と、第2層の構成シートに含まれる、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部とが、複層清掃シートの厚さ方向に一致しないように、例えば、重複しないように積層したものが挙げられる。
上記複層清掃シートとしては、2枚の構成シートと、それらの間に配置された、薬液を保持する保水シートとから構成されるものが挙げられ、そして構成シートと、フィルム等の液不透過性シートと、それらの間に配置された保水シートとから構成されるものが挙げられる。さらに、上記複層清掃シートとしては、複数枚の構成シート(例えば、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部の形状が異なる複数枚の構成シート)と、当該複数枚の構成シートの一方に配置された保水シートとを含むものが挙げられる。
保水シートを備える複層清掃シートは、上述の汚れ部分湿潤化作用の観点から好ましい。
また、上記複層清掃シートは、構成シートと、保水シートとの間に、追加のシート、例えば、メッシュシートを含むものであってもよい。なお、保水シートが保持する薬液を被清掃面に存在するゴミ、汚れ等に直接適用する観点からは、構成シートと、保水シートとは、清掃シートの厚さ方向に隣接していることが好ましい。
本開示の清掃シートを構成する不織布は、被清掃面側の第1面と、第1面と反対側の第2面とを有するものであれば特に制限されず、当技術分野で清掃シートとして用いられるものを挙げることができ、例えば、スパンレース不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、SMS不織布、サーマルボンド不織布、ポイントボンド不織布、メルトブローン不織布、ケミカルボンド不織布、エアレイド不織布等が挙げられる。
上記不織布は、親水性繊維と、疎水性繊維とを含むことが好ましく、そして親水性繊維及び疎水性繊維を、より好ましくは5〜45質量%及び55〜95質量%、さらに好ましくは20〜30質量%及び70〜80質量%、そしてさらにいっそう好ましくは23〜28質量%及び72〜77質量%の比率で含む。そうすることにより、清掃シートが、固形状の汚れを掻き取りやすくなるとともに、親水性の液状汚れ及び疎水性の液状汚れを収集しやすくなる。
なお、上記不織布が、後述する2層又は3層以上の複層から構成される場合には、上述の親水性繊維及び疎水性繊維の比率は、不織布全体としての比率を意味する。
本開示の清掃シートが、保水シートを含む複層清掃シートの構成シートとして用いられる場合には、上記構成シートは、単層から構成されていてもよく、そして複層から構成されていてもよい。
上記構成シートが、2層又は3層以上の複層から構成される場合には、第1面を構成する第1層と、第2面を構成する第2層とのそれぞれが、親水性繊維及び疎水性繊維を含むことが好ましく、そして第2層を構成する疎水性繊維の比率が、第1層を構成する疎水性繊維の比率よりも好ましくは高く、より好ましくは1.00〜2.00倍高く、そしてさらに好ましくは1.05〜1.50倍高く、そしてさらにいっそう好ましくは1.10〜1.20倍高い。そうすることにより、第1層が、保水シートが保持する薬液を被清掃面に拡げる能力が相対的に高くなり、そして第2層が、汚れ部分の掻き取り性に相対的に優れることになる。
上記親水性繊維としては、セルロース系繊維、例えば、パルプ繊維、再生セルロース繊維、及び半合成セルロース繊維が挙げられる。上記再生セルロース繊維としては、レーヨン繊維、例えば、ビスコースから得られるビスコースレーヨン、ポリノジック及びモダール、セルロースの銅アンモニア塩溶液から得られる銅アンモニアレーヨン繊維(「キュプラ」とも称される);有機化合物及び水の混合溶液である有機溶剤を用いた有機溶剤紡糸法によって得られ、セルロース誘導体を経ないリヨセル及びテンセル等が挙げられる。
上記半合成セルロース繊維としては、例えば、アセテート繊維、例えば、トリアセテート繊維及びジアセテート繊維が挙げられる。
上記疎水性繊維としては、合成繊維、例えば、熱融着性繊維、例えば、ポリオレフィン系ポリマー、例えば、ポリエチレン若しくはポリプロピレン;ポリエステル系ポリマー、例えば、テレフタレート系ポリマー、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリブチレンテレフタレート,ポリペンチレンテレフタレート;ポリアミド系ポリマー、例えば、ナイロン6若しくはナイロン6,6;アクリル系ポリマー;ポリアクリロニトリル系ポリマー;又はそれらの変性物、あるいはそれらの組み合わせ等から形成された繊維が挙げられる。
上記保水シートは、薬液を保持しうるものであれば、特に制限されず、当技術分野で保水シートとして用いられているものを制限なく採用することができ、例えば、エアレイドパルプ、スパンレース不織布、パルプシート、シート状のスポンジ等から構成されうる。
上記保水シートは、薬液を保持するため、親水性繊維を含むことができる。上記親水性繊維としては、表面シートの箇所で説明したものと同様のものが挙げられる。例えば、上記エアレイドパルプは、表面シートの箇所で説明した合成繊維と、親水性繊維(例えば、パルプ繊維)とを含むことができる。
上記保水シートが保持する薬液は、当技術分野で公知の薬液を採用しうる。
本開示の清掃シートは、清掃領域に、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部を備えている。複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれは、一端及び他端と、一端及び他端を連結する直線状の固定端部と、一端及び他端を起点として固定端部から遠ざかる方向に凸となるように湾曲している自由端部とから構成されるものであれば、特に制限されず、任意の形状を有することができる。
また、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれは、自由端部の、固定端部から最も遠い最遠部の曲率半径が、好ましくは3.0〜25.0mm、より好ましくは5.0〜20.0mm、そしてさらに好ましくは7.0〜15.0mmである。そうすることにより、本開示の清掃シートを用いる際に、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれが往復運動しやすくなる。
図12は、本開示の清掃シートにおけるフラップ部の例を説明するための図である。図12(a)に示されるフラップ部301は、一端303及び他端305と、一端303及び他端305を直線的に連結する固定端部307と、一端303及び他端305を起点として固定端部307から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部309とから構成されており、自由端部309が曲率半径R1の半円弧部であり、そして最遠部311がまた、曲率半径R1を有する。
図12(b)に示されるフラップ部301は、一端303及び他端305と、一端303及び他端305を直線的に連結する固定端部307と、一端303及び他端305を起点として固定端部307から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部309とから構成されており、自由端部309が楕円弧部であり、そして最遠部311が、曲率半径R2を有する。
本開示の清掃シートは、任意の大きさを有する、複数の第1フラップ部と、複数の第2フラップ部とを備えることが可能であり、そして上記清掃シートが、複数の第1フラップ部として、第1方向において、内方に配置された、相対的に面積の小さな第1フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第1フラップ部とを備えているが好ましい。そうすることにより、外方に配置されている、相対的に面積の大きな第1フラップ部が、相対的に大きな往復運動をする際に、ゴミ連結体を巻込むこと等により、肥大化したゴミ連結体を保持しやすくなる。また、内方に配置されている、面積の小さな第1フラップ部は、相対的に小さな往復運動を行い、外方に配置されている、面積の大きな第1フラップ部が取り残したゴミを捕捉することができる。
また、同様の理由により、上記清掃シートが、複数の第2フラップ部として、第1方向において、内方に配置された、相対的に面積の小さな第2フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第2フラップ部とを備えているが好ましい。
本開示の清掃シートでは、複数の第1フラップ部のそれぞれが、所定の第1可動領域を有し、複数の第2フラップ部のそれぞれが、所定の第2可動領域を有するとともに、清掃シートが、隣接して配置されている、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の第1可動領域と、第2フラップ部の第2可動領域とが、清掃シートの厚さ方向において重複しているものを含むことが好ましい。そうすることにより、本開示の清掃シートが、上述の小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
本開示の清掃シートは、隣接して配置されている、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部として、第1フラップ部と、第2フラップ部とが、清掃シートの厚さ方向において重複しているものを含むことが好ましい。そうすることにより、本開示の清掃シートが、上述の小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
本開示の清掃シートは、隣接して配置されている、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の自由端部が、第2フラップ部の自由端部と交差していないが、第1フラップ部の固定端部が、第2フラップ部の固定端部と交差しているものを含むことが好ましい。そうすることにより、本開示の清掃シートが、上述の小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
1 清掃シート
3 第1面
5 第2面
11 第1フラップ部
13 第1一端
15 第1他端
17 第1固定端部
19 第1自由端部
21 第2フラップ部
23 第2一端
25 第2他端
27 第2固定端部
29 第2自由端部
31 第1フラップ部第1群
33 第1フラップ部第2群
35 第1フラップ部第3群
37 第1フラップ部第4群
39 第1フラップ部第5群
41 第1フラップ部第6群
43 第1フラップ部第7群
45 第1開口部
47 第2開口部
51 複層清掃シート
53 第1表面シート
55 保水シート
57 第2表面シート
59 第1面
61 第2面
63 第1表面シート第1層
65 第1表面シート第2層
CR 清掃領域
P 平面方向
1 第1方向
11 一方向
12 他方向
2 第2方向
T 厚さ方向
MR1 第1可動領域
MR2 第2可動領域
L 長手方向
S 短手方向

Claims (8)

  1. お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備える、不織布からなる清掃シートであって、
    前記清掃シートが、前記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、
    前記複数の第1フラップ部と、前記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、前記一端及び前記他端を連結する固定端部と、前記一端及び前記他端を起点として前記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、
    前記複数の第1フラップ部のそれぞれと、前記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されており
    前記清掃シートが、第1方向において、前記複数の第1フラップ部として、内方に配置された、相対的に面積の小さな第1フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第1フラップ部とを備えており、前記複数の第2フラップ部として、内方に配置された、相対的に面積の小さな第2フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第2フラップ部とを備えている、
    前記清掃シート。
  2. お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備える、不織布からなる清掃シートであって、
    前記清掃シートが、前記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、
    前記複数の第1フラップ部と、前記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、前記一端及び前記他端を連結する固定端部と、前記一端及び前記他端を起点として前記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、
    前記複数の第1フラップ部のそれぞれと、前記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されており
    前記清掃シートが、隣接して配置されている、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部と、第2フラップ部とが、前記厚さ方向において重複しているものを含む、
    前記清掃シート。
  3. お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備える、不織布からなる清掃シートであって、
    前記清掃シートが、前記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、
    前記複数の第1フラップ部と、前記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、前記一端及び前記他端を連結する固定端部と、前記一端及び前記他端を起点として前記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、
    前記複数の第1フラップ部のそれぞれと、前記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されており
    前記清掃シートが、隣接して配置されている、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の前記自由端部が、第2フラップ部の前記自由端部と交差していないが、第1フラップ部の前記固定端部が、第2フラップ部の前記固定端部と交差しているものを含む、
    前記清掃シート。
  4. 前記複数の第1フラップ部のそれぞれが、第1フラップ部を任意の位置で折り返した場合に、第1フラップ部が存在しうる最大領域である第1可動領域を有し、前記複数の第2フラップ部のそれぞれが、第2フラップ部を任意の位置で折り返した場合に、第2フラップ部が存在しうる最大領域である第2可動領域を有し、
    前記清掃シートが、隣接して配置されている、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の第1可動領域と、第2フラップ部の第2可動領域とが、前記厚さ方向において重複しているものを含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の清掃シート。
  5. 表面シートと、薬液を保持する保水シートとを備えているとともに、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備えている複層清掃シートであって、
    前記表面シートが、前記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、
    前記複数の第1フラップ部と、前記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、前記一端及び前記他端を連結する固定端部と、前記一端及び前記他端を起点として前記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、
    前記複数の第1フラップ部のそれぞれと、前記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されており、
    前記表面シートが、第1方向において、前記複数の第1フラップ部として、内方に配置された、相対的に面積の小さな第1フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第1フラップ部とを備えており、前記複数の第2フラップ部として、内方に配置された、相対的に面積の小さな第2フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第2フラップ部とを備えている、
    前記複層清掃シート。
  6. 表面シートと、薬液を保持する保水シートとを備えているとともに、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備えている複層清掃シートであって、
    前記表面シートが、前記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、
    前記複数の第1フラップ部と、前記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、前記一端及び前記他端を連結する固定端部と、前記一端及び前記他端を起点として前記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、
    前記複数の第1フラップ部のそれぞれと、前記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されており、
    前記表面シートが、隣接して配置されている、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部と、第2フラップ部とが、前記厚さ方向において重複しているものを含む、
    前記複層清掃シート。
  7. 表面シートと、薬液を保持する保水シートとを備えているとともに、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向と、清掃領域とを備えている複層清掃シートであって、
    前記表面シートが、前記清掃領域に、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備え、
    前記複数の第1フラップ部と、前記複数の第2フラップ部とのそれぞれが、一端及び他端と、前記一端及び前記他端を連結する固定端部と、前記一端及び前記他端を起点として前記固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部とから構成されており、
    前記複数の第1フラップ部のそれぞれと、前記複数の第2フラップ部のそれぞれとが、隣接して配置されており、
    前記表面シートが、隣接して配置されている、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の前記自由端部が、第2フラップ部の前記自由端部と交差していないが、第1フラップ部の前記固定端部が、第2フラップ部の前記固定端部と交差しているものを含む、
    前記複層清掃シート。
  8. 前記複数の第1フラップ部のそれぞれが、第1フラップ部を任意の位置で折り返した場合に、第1フラップ部が存在しうる最大領域である第1可動領域を有し、前記複数の第2フラップ部のそれぞれが、第2フラップ部を任意の位置で折り返した場合に、第2フラップ部が存在しうる最大領域である第2可動領域を有し、
    前記表面シートが、隣接して配置されている、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の第1可動領域と、第2フラップ部の第2可動領域とが、前記厚さ方向において重複しているものを含む、
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の複層清掃シート。
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