JP6910138B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用前照灯に関する。
自動車用ヘッドライトに代表する車両用前照灯は、夜間に前方を照らすロービーム用の光源の他に、当該ロービームよりも遠方を照らすハイビーム用の光源等を搭載したものが知られている。ハイビーム用の光源からの光は、ロービームよりも上方に照射される光を含んでいる。また、車両用前照灯には、これらの光源が1つの灯具ユニットに備えられるものがある。
例えば下記特許文献1には、前後方向に並んで配置された第1および第2発光素子と、これら第1および第2発光素子からの出射光を前方へ向けて反射させるリフレクタとを有するリフレクタユニットを少なくとも2つ備えた車両用灯具が開示されている。当該車両用灯具では、第1発光素子がロービーム用の光源とされ、第2発光素子がハイビーム用の光源とされる。
特開2016−72017号公報
上記特許文献1の車両用灯具では、上記各リフレクタユニットの第1発光素子を同時点灯させることによってロービーム用配光パターンまたはその一部が形成される。また、上記各リフレクタユニットの第2発光素子を同時点灯させることによってハイビーム用配光パターンまたはその一部が形成される。このように、従来の車両用前照灯では、ロービーム用の発光素子、ハイビーム用の発光素子、及びリフレクタを有するユニットを複数用いてロービーム用の配光及びハイビーム用の配光が形成される。このため、車両用前照灯が大型化する場合がある。
そこで、本発明は、一つの灯具ユニットで所望のロービームの配光及びハイビームの配光を形成し得る車両用前照灯を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の車両用前照灯は、第1反射領域及び第2反射領域を有するリフレクタと、前記第1反射領域で反射される光を出射する発光素子が配置される第1配置領域と、前記第2反射領域で反射される光を出射する発光素子が配置される第2配置領域と、を備え、前記第1配置領域には、ロービームとなる光を出射する第1ロービーム用発光素子及びハイビームとなる光を出射する第1ハイビーム用発光素子が配置され、前記第2配置領域には、ハイビームとなる光を出射する第2ハイビーム用発光素子が配置され、前記第1配置領域に配置される前記発光素子からの直射光は前記第2反射領域に入射しないことを特徴とする。
複数の光源からの光を同一の反射面で反射させる場合、それらの光源の配置によって、それらの光源からの光が反射される方向をそれぞれ異ならせることができる。よって、上記車両用前照灯では、第1反射領域で反射される第1ロービーム用発光素子からの光と第1ハイビーム用発光素子からの光とをそれぞれ異なる方向に反射させることができる。このため、第1ロービーム用発光素子からの光による配光と第1ハイビーム用発光素子からの光による配光とを上下方向に互いにずらすことができる。ただし、ロービームの配光とハイビームの配光とでは、光が照射される方向だけでなく、光が照射される範囲の形状や輝度分布も異なる。ここで、上記車両用前照灯では、第2反射領域で反射される第2ハイビーム用発光素子からの光によって、ハイビームの配光を補完することができる。また、第1配置領域に配置される発光素子からの直射光は第2反射領域に入射しないため、第1ロービーム用発光素子及び第1ハイビーム用発光素子からの光が第2反射領域で反射されて意図しない方向に反射されることを抑制することができる。このように、上記車両用前照灯では、第1反射領域で反射される第1ロービーム用発光素子からの光によって所望のロービームの配光を形成すると共に、第1反射領域で反射される第1ハイビーム用発光素子からの光及び第2反射領域で反射される第2ハイビーム用発光素子からの光によって所望のハイビームの配光を形成し得る。このように上記車両用前照灯によれば、一つの灯具ユニットによって、所望のロービームの配光及びハイビームの配光を形成し得る。
また、前記第1ロービーム用発光素子を複数備え、前記第1ハイビーム用発光素子及び前記第2ハイビーム用発光素子のうち少なくとも一つが発光するとき、複数の前記第1ロービーム用発光素子のうち少なくとも一つが発光すると共に他の少なくとも一つが消灯することが好ましい。
第1ハイビーム用発光素子及び第2ハイビーム用発光素子のうち少なくとも一つが発光するとき、すなわちハイビーム点灯時には、第1ロービーム用発光素子も発光させることによって、上下方向に広い配光(運転者から見て車両の手前側から遠方側までの広い範囲の配光)とすることができる。ただし、ハイビーム点灯時には、ロービーム点灯時に比べて下方(運転者から見て車両の手前側)を暗くしたいという要望がある。第1ロービーム用発光素子の一部を消灯させることによって、ハイビームの配光の下方の光量をロービームの配光に比べて減らすことができ、所望のハイビームの配光をより形成し易くなる。
また、第2反射領域で反射されてロービームとなる光を出射する第2ロービーム用発光素子が第2配置領域に配置されることが好ましい。
第2ロービーム用発光素子が備えられることによって、第1ロービーム用発光素子からの光によって形成される配光を第2ロービーム用発光素子からの光によって補填することができる。例えば、ロービームの配光のうち所定の領域を他の領域に比べて相対的に明るくすることができる。このように、第2ロービーム用発光素子が備えられることによって、所望のロービームの配光をより形成し易くなる。
また、ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光する発光素子の総数が同じであることが好ましい。
ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光する発光素子の総数を同じにすることによって、ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光素子の発熱量の差を小さくすることができる。例えば、各発光素子の発光時の発熱量が同じである場合、ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光素子の発熱量をほぼ同じにし得る。このようにロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光素子の発熱量の差が小さくされることによって、それぞれの発光素子が発する熱を放出させるためのヒートシンク等の設計を最適化することが容易になり、当該ヒートシンク等が大型化することを抑制し得る。
また、前記第2ハイビーム用発光素子が出射する光による配光は、前記第1ハイビーム用発光素子が出射する光による配光内において、左右方向の中央であり且つ前記第1ロービーム用発光素子が出射する光による配光と重なる部分を含む範囲であって前記第1ハイビーム用発光素子が出射する光による配光より狭い範囲に形成されることが好ましい。
このような車両用前照灯によれば、第1ハイビーム用発光素子からの光によってハイビームの配光の大まかな部分を形成し、第2ハイビーム用発光素子からの光によってハイビームの配光を補完することができる。
以上のように、本発明によれば、一つの灯具ユニットで所望のロービームの配光及びハイビームの配光を形成し得る車両用前照灯が提供される。
本発明の実施形態における車両用前照灯を備える車両の概略を示す正面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図1のIII−III線における断面図である。 図1のIV−IV線における断面図である。 図2から図4に示すリフレクタを概略的に示す正面図である。 図6(A)はロービームの配光を示し、図6(B)はハイビームの配光を示し、図6(C)は昼間照明の配光を示す。
以下、本発明に係る車両用前照灯を実施するための形態が添付図面とともに例示される。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、以下の実施形態から変更、改良することができる。
図1は、本実施形態における車両用前照灯を備える車両の概略を示す正面図である。図1に示すように車両100は、前方の左右方向のそれぞれに一対の車両用前照灯1を備える。車両100に備わる一対の車両用前照灯1は、互いに左右方向に対称な形状とされる。本実施形態の車両用前照灯1は、複数の灯具1a,1b,1cが互いに横並びに並べられており、灯具1aが車両100の最も外側に配置され、灯具1cが車両100の最も中心側に配置され、灯具1bが灯具1aと灯具1cとの間に配置される。それぞれの灯具1a,1b,1cは、互いに同じ構成とされても良く、互いに異なる構成とされても良い。
図2は図1のII−II線に沿った面から見上げる水平方向の断面図であり、図3は図1のIII−III線における鉛直方向の断面図であり、図4は図1のIV−IV線における鉛直方向の断面図である。すなわち、図2は灯具1aの上部における水平方向の断面図であり、図3は灯具1aの左右方向の略中央における鉛直方向の断面図であり、図4は灯具1aの正面から見て中央より左側における鉛直方向の断面図である。図2、図3、図4に示すように車両用前照灯1の一部である灯具1aは、筐体10と、当該筐体10内に収容される灯具ユニットLUとを備える。
<筐体10>
筐体10は、ランプハウジング11、フロントカバー12及びバックカバー13を主な構成要素として備える。ランプハウジング11の前方は開口しており、当該開口を塞ぐようにフロントカバー12がランプハウジング11に固定されている。また、ランプハウジング11の後方には前方よりも小さな開口が形成されており、当該開口を塞ぐようにバックカバー13がランプハウジング11に固定されている。
ランプハウジング11と、当該ランプハウジング11の前方の開口を塞ぐフロントカバー12と、当該ランプハウジング11の後方の開口を塞ぐバックカバー13とによって形成される空間は灯室LRであり、この灯室LR内に灯具ユニットLUが収容されている。
<灯具ユニットLU>
灯具ユニットLUは、支持部材30、リフレクタ20、第1ロービーム用発光素子41、第1ハイビーム用発光素子42、第2ロービーム用発光素子51、第2ハイビーム用発光素子52を主な構成要素として備える。
支持部材30は金属製の部材であり、トッププレート31と、バックプレート32と、係止部33とを有する。トッププレート31は概ね水平に延在する板状の金属部材であり、バックプレート32は概ね鉛直に延在する板状の金属部材である。トッププレート31の後端とバックプレート32の上端は互いに接続されている。また、バックプレート32の上端近傍には、係止部33が接続されている。係止部33はバックプレート32から後方に向かって延在しており、係止部33には後方側に開口するねじ孔が形成されている。このねじ孔にはランプハウジング11の外側からねじ35が螺入され、係止部33がランプハウジング11に固定されている。また、バックプレート32の下方側にもねじ孔が形成されており、このねじ孔にはランプハウジング11の外側からねじ34が螺入されバックプレート32はランプハウジング11に固定されている。こうしてバックプレート32は、概ね鉛直な状態で灯室LR内に固定され、バックプレート32に接続されるトッププレート31も灯室LR内に固定されている。なお、これらのねじ34,35が調整されることで、バックプレート32の角度を微調整することができ、これに伴いトッププレート31の角度を微調整することができる。
リフレクタ20は、トッププレート31の下面に固定されている。リフレクタ20はリフレクタ本体部24及びめっき部23を有する。リフレクタ本体部24は樹脂から成る。めっき部23は、リフレクタ本体部24の前方側(フロントカバー12側)の面上において、アルミニウム等の金属や金属酸化物によって構成される薄膜である。このめっき部23の表面は、光の反射面23rとされる。
図5は、図2から図4に示すリフレクタ20を概略的に示す正面図である。図2から図5に示すように、反射面23rは互いに異なる領域である第1反射領域21rと第2反射領域22rとを有する。本実施形態では、第2反射領域22rは、第1反射領域21rより小さく、灯具1aの正面視において第1反射領域21rの左上の端に形成される。
第1反射領域21rは、例えば、開口方向が前方側とされる放物線を基調とする自由曲面から成る凹状の形状とされる。より具体的には、第1反射領域21rの鉛直方向の断面における形状は、概ね放物線の中心軸を水平にする場合の頂点よりも下側の形状とされ、第1反射領域21rの水平方向の断面における形状は、概ね放物線の頂点を含む形状とされる。ただし、第1反射領域21rの鉛直方向の断面における放物線と、水平方向の断面における放物線とは互いに異なる放物線とされても良い。また、水平方向の断面における第1反射領域21rの形状は、放物線を基調としなくても良く、例えば楕円の一部を基調とする形状や他の凹状の形状とされても良い。なお、本実施形態では、灯具1aの正面視において、第1反射領域21rの左上が欠けており、この欠けた部位に第2反射領域22rが形成される。
第2反射領域22rは、例えば、開口方向が前方側とされる放物線を基調とする自由曲面から成る凹状の形状とされる。より具体的には、第2反射領域22rの鉛直方向の断面における形状は、概ね放物線の中心軸を水平にする場合の頂点よりも下側の形状とされ、第2反射領域22rの水平方向の断面における形状は、概ね放物線の頂点を含む形状とされる。ただし、第2反射領域22rの鉛直方向の断面における放物線と、水平方向の断面における放物線とは互いに異なる放物線とされても良い。また、水平方向の断面における第2反射領域22rの形状は放物線を基調としなくても良く、例えば楕円の一部を基調とする形状や他の凹状の形状とされても良い。
また、トッププレート31の下面には、第1反射領域21rで反射される光を出射する発光素子が配置される第1配置領域40と、第2反射領域22rで反射される光を出射する発光素子が配置される第2配置領域50とが形成される。第2配置領域50は、第1配置領域40から見て斜め右前方に形成される。また、第1配置領域40に配置される発光素子からの直射光は第2反射領域22rに入射しない。
第1配置領域40には、ロービームとなる光を出射する第1ロービーム用発光素子41及びハイビームとなる光を出射する第1ハイビーム用発光素子42が配置される。本実施形態では、2つの第1ロービーム用発光素子41と1つの第1ハイビーム用発光素子42とが配置されている。また、これらの第1ロービーム用発光素子41はそれぞれ第1反射領域21rの鉛直方向の断面形状が基調とする放物線の焦点近傍に配置され、第1ハイビーム用発光素子42は第1ロービーム用発光素子41よりも前方に配置される。
第2配置領域50には、ロービームとなる光を出射する第2ロービーム用発光素子51及びハイビームとなる光を出射する第2ハイビーム用発光素子52が配置される。本実施形態では、1つの第2ロービーム用発光素子51と2つの第2ハイビーム用発光素子52とが配置されている。また、第2ロービーム用発光素子51は第2反射領域22rの鉛直方向の断面形状が基調とする放物線の焦点近傍に配置され、2つの第2ハイビーム用発光素子52はそれぞれ第2ロービーム用発光素子51よりも前方に配置される。
第1ロービーム用発光素子41、第1ハイビーム用発光素子42、第2ロービーム用発光素子51、及び第2ハイビーム用発光素子52は、例えばそれぞれLED(Light Emitting Diode)とされる。第1ロービーム用発光素子41、第1ハイビーム用発光素子42、第2ロービーム用発光素子51、及び第2ハイビーム用発光素子52は、不図示の回路基板に接続されており、当該回路基板からの給電により光を出射することができる。第1ロービーム用発光素子41、第1ハイビーム用発光素子42、第2ロービーム用発光素子51、及び第2ハイビーム用発光素子52は、それぞれ別々の回路基板に接続されても良く、一つの回路基板に接続されても良い。ただし、第1ロービーム用発光素子41、第1ハイビーム用発光素子42、第2ロービーム用発光素子51、及び第2ハイビーム用発光素子52が一つの回路基板に接続されることによって、部品点数が多くなることを抑制できると共に、それぞれの発光素子の相対的位置を確定し易くなる。
次に本実施形態の車両用前照灯1の動作及び作用効果について説明する。図6(A)はロービームの配光を示し、図6(B)はハイビームの配光を示し、図6(C)は昼間照明の配光を示す。
<ロービーム点灯時>
本実施形態では、ロービームは第1ロービーム用発光素子41及び第2ロービーム用発光素子51からの光により照射される。
図2、図3に示すように、第1ロービーム用発光素子41から出射する光L41の多くは、第1反射領域21rで反射される。この光L41のうち、第1ロービーム用発光素子41の出射部における最も前方側の領域から出射する光が、図6(A)に示すロービームのカットラインを形成する。また、第1ロービーム用発光素子41は、上記のように第1反射領域21rの鉛直方向の断面形状が基調とする放物線の焦点近傍に配置されており、第1ロービーム用発光素子41の出射部における同じ領域から出射した光は、第1反射領域21rのどの部分で反射しても、反射後に互いに概ね平行光とされる。
また、図2、図4に示すように、第2ロービーム用発光素子51から出射する光L51の多くは、第2反射領域22rで反射される。第2反射領域22rで反射された光L51は、図6(A)に示すロービームの配光のうちカットライン近傍で左右方向の中心より運転者から見てやや左に寄った範囲A1に照射される。このように第2ロービーム用発光素子51が備えられることによって、第1ロービーム用発光素子41からの光によって形成される配光を第2ロービーム用発光素子51からの光によって補填することができる。例えば、ロービームの配光のうち所定の領域を他の領域に比べて相対的に明るくすることができる。上記範囲A1は、ロービームの配光において特に明るくされることが好ましい範囲である。このように、第2ロービーム用発光素子51が備えられることによって、所望のロービームの配光を形成し易くなる。
<ハイビーム点灯時>
本実施形態では、ハイビームは、上記第1ロービーム用発光素子41からの光L41に加えて、第1ハイビーム用発光素子42及び第2ハイビーム用発光素子52からの光により照射される。
図2、図3に示すように、第1ハイビーム用発光素子42から出射する光L42の多くは、第1反射領域21rで反射される。第1ハイビーム用発光素子42は上記のように第1ロービーム用発光素子41よりも前方に配置されており、第1反射領域21rで反射された光L42の少なくとも一部は、上記ロービームのカットラインより上方に照射される。こうして、図6(B)に示すハイビームの配光が形成される。
また、図2、図4に示すように、第2ハイビーム用発光素子52から出射する光L52の多くは、第2反射領域22rで反射される。第2ハイビーム用発光素子52は上記のように第2ロービーム用発光素子51よりも前方に配置されており、第2反射領域22r反射された光L52の少なくとも一部は、第2ロービーム用発光素子51から出射される光より上方に照射される。第2反射領域22rで反射された光L52による配光は、例えば、図6(B)に示す範囲A2に形成される。当該範囲A2は、第1ハイビーム用発光素子42が出射する光による配光内において、左右方向の中央であり且つ第1ロービーム用発光素子41が出射する光による配光と重なる部分を含む範囲であって第1ハイビーム用発光素子42が出射する光による配光より狭い範囲である。このように、第2ハイビーム用発光素子52が備えられることによって、ハイビームの配光のうち所定の領域を他の領域に比べて相対的に明るくすることができる。上記範囲A2は、ハイビームの配光において特に明るくされなければならない範囲である。このように車両用前照灯1によれば、第1ハイビーム用発光素子42からの光によってハイビームの配光の大まかな部分を形成し、第2ハイビーム用発光素子52からの光によってハイビームの配光を補完することができる。
上記のように、ハイビーム点灯時には、第1ロービーム用発光素子41も発光させることによって、上下方向に広い配光(運転者から見て車両100の手前側から遠方側までの広い範囲の配光)とすることができる。ただし、ハイビーム点灯時には、ロービーム点灯時に比べて下方(運転者から見て車両100の手前側)を暗くしたいという要望がある。したがって、複数の第1ロービーム用発光素子41のうち少なくとも一つを消灯させることが好ましい。複数の第1ロービーム用発光素子41のうち一部を消灯させることによって、ハイビームの配光の下方の光量をロービームの配光に比べて減らすことができ、所望のハイビームの配光をより形成し易くなる。
なお、上記説明では、ハイビーム点灯時には、第1ロービーム用発光素子41、第1ハイビーム用発光素子42及び第2ハイビーム用発光素子52から光を出射させる動作としたが、これらの発光素子に加えて第2ロービーム用発光素子51を発光させても良い。
ハイビーム点灯時において第2ロービーム用発光素子51を発光させる場合、複数の第2ロービーム用発光素子51のうち少なくとも一つを消灯させることが好ましい。複数の第2ロービーム用発光素子51のうち一部を消灯させることによって、ロービームの配光とハイビームの配光とで輝度分布を互いに異ならせることができ、所望のハイビームの配光をより形成し易くなる。
また、ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光する発光素子の総数が同じであることが好ましい。ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光する発光素子の総数を同じにすることによって、ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光素子の発熱量の差を小さくすることができる。このため、それぞれの発光素子が発する熱を放出させるためのヒートシンク等の設計を最適化することが容易になり、当該ヒートシンク等が大型化することを抑制し得る。上記のようにロービーム点灯時とハイビーム点灯時とでの発光素子の発熱量の差を小さくする観点から、各発光素子の発光時の発熱量が同じであることが好ましい。各発光素子の発光時の発熱量が同じである場合、ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光素子の発熱量をほぼ同じにし得る。
<昼間照明点灯時>
灯具1a〜1cのうち一部が昼間照明用の灯具されることにより、昼間照明用の光が照射される場合に図6(C)に示す昼間照明の配光が形成される。
以上説明したように、灯具1aでは、配置が互いに異なる第1ロービーム用発光素子41及び第1ハイビーム用発光素子42からの光を第1反射領域21rで反射させることによって、それぞれ異なる方向に光を反射させることができる。具体的には、第1ロービーム用発光素子41からの光による配光と第1ハイビーム用発光素子42からの光による配光とを一部重ねつつ上下方向に互いにずらすことができ、上記のようにロービームの配当とハイビームの配光の大まかな部分を形成することができる。ただし、上記のように、ロービームの配光とハイビームの配光とでは、光が照射される方向だけでなく、光が照射される範囲の形状や輝度分布も異なる。ここで、灯具1aでは、第2反射領域22rで反射される第2ハイビーム用発光素子52からの光によって、ハイビームの配光を補完することができる。このように、灯具1aでは、第1反射領域21rで反射される第1ロービーム用発光素子41からの光によって所望のロービームの配光を形成すると共に、第1反射領域21rで反射される第1ハイビーム用発光素子42からの光及び第2反射領域22rで反射される第2ハイビーム用発光素子52からの光によって所望のハイビームの配光を形成し得る。また、第1配置領域40に配置される発光素子からの直射光が第2反射領域22rに入射しないように灯具1aが構成されることによって、第1配置領域40に配置される発光素子からの光が第2反射領域22rで反射されて意図しない方向に反射されることを抑制することができる。したがって、所望の配光をより容易に形成し得る。例えば、ロービーム点灯時に第1ロービーム用発光素子41からの光が第2反射領域22rで反射されて意図しない方向に反射されたとしても上方眩惑光が生じることを抑制し得る。
上記のように、本実施形態の車両用前照灯1によれば、一つの灯具ユニットLUによって、所望のロービームの配光及びハイビームの配光を形成し得る。よって、ロービーム用の灯具ユニットとハイビーム用の灯具ユニットとが個別に設けられる場合と比べて、車両用前照灯が大型化することを抑制し得る。
以上、本発明について、上記実施形態を例に説明したが、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において、灯具の数は特に限定されない。また、灯具が複数備えられる場合、各灯具の位置は特に限定されない。したがって、例えば、上記実施形態において、灯具1aが車両100の最も外側に配置されても良く、灯具1aが車両100の最も中心側に配置されても良い。
また、第1ハイビーム用発光素子42、第2ハイビーム用発光素子52、第1ロービーム用発光素子41、及び第2ロービーム用発光素子51のそれぞれの数は特に限定されず、第2ロービーム用発光素子51は必須の構成要素ではない。
また、第2ロービーム用発光素子51からの光及び第2ハイビーム用発光素子52からの光によって補填される配光の範囲は特に限定されない。
以上説明したように、本発明によれば、一つの灯具ユニットで所望のロービームの配光及びハイビームの配光を形成し得る車両用前照灯を提供することができる。当該車両用前照灯は、自動車等の車両用前照灯の分野などにおいて利用可能である。
1・・・車両用前照灯
1a,1b,1c・・・灯具
10・・・筐体
20・・・リフレクタ
21r・・・第1反射領域
22r・・・第2反射領域
40・・・第1配置領域
41・・・第1ロービーム用発光素子
42・・・第1ハイビーム用発光素子
50・・・第2配置領域
51・・・第2ロービーム用発光素子
52・・・第2ハイビーム用発光素子
LU・・・灯具ユニット

Claims (5)

  1. 第1反射領域及び第2反射領域を有するリフレクタと、
    前記第1反射領域で反射される光を出射する発光素子が配置される第1配置領域と、
    前記第2反射領域で反射される光を出射する発光素子が配置される第2配置領域と、
    を備え、
    前記第1配置領域には、ロービームとなる光を出射する第1ロービーム用発光素子及びハイビームとなる光を出射する第1ハイビーム用発光素子が配置され、
    前記第2配置領域には、ハイビームとなる光を出射する第2ハイビーム用発光素子が配置され、
    前記第1配置領域に配置される前記発光素子からの直射光は前記第2反射領域に入射せず、
    前記リフレクタの正面視において、前記第1反射領域の上端部の一部が欠けており、当該欠けた部位に前記第2反射領域が形成される
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1ロービーム用発光素子を複数備え、
    前記第1ハイビーム用発光素子及び前記第2ハイビーム用発光素子のうち少なくとも一つが発光するとき、複数の前記第1ロービーム用発光素子のうち少なくとも一つが発光すると共に他の少なくとも一つが消灯する
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第2反射領域で反射されてロービームとなる光を出射する第2ロービーム用発光素子が前記第2配置領域に配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用前照灯。
  4. ロービーム点灯時とハイビーム点灯時とで発光する発光素子の総数が同じである
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両用前照灯。
  5. 前記第2ハイビーム用発光素子が出射する光による配光は、前記第1ハイビーム用発光素子が出射する光による配光内において、左右方向の中央であり且つ前記第1ロービーム用発光素子が出射する光による配光と重なる部分を含む範囲であって前記第1ハイビーム用発光素子が出射する光による配光より狭い範囲に形成される
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両用前照灯。
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