JP6909058B2 - 遊技場用管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場用管理システムに関する。
従来、例えば下記の特許文献1に記載されているように、遊技場へ出向く前に所望の遊技機を予約することができるシステムが提案されている。このようなシステムによれば、遊技したいと考える遊技機を事前に確保することができるため、遊技者は安心して遊技場へ出向くことができる。
特開2005−111010号公報
しかしながら、上記のシステムにおいては、特に営業中に予約する場合において予約対象の遊技機が本当に空いているのか否かを正確に特定するのが難しく、遊技機の上皿にタバコやライターを置いたり椅子に荷物を置いたり等により既に他の遊技者によって遊技台が確保されているにも関わらず、誤って空きと判断して予約状態にしてしまうというトラブルが発生するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、営業中に遊技機の予約を可能とした場合であっても、遊技者間のトラブル発生を抑制することが可能なシステムを提供するものである。
本発明の遊技場用管理システムは、遊技者が所持する遊技者端末と、遊技場の従業員が所持する従業員端末と、前記遊技者端末及び従業員端末と通信可能なサーバ装置と、を含んで構成されている。
遊技者端末は、遊技者が所望の遊技機を予約する予約操作に応じて予約要求情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置は、遊技者端末から予約要求情報を受信したとき、予約の可否の確認を求める予約確認情報を従業員端末へ送信する。従業員端末は、遊技者端末に対して、予約完了通知または予約拒否通知を返信する。予約完了通知は、従業員による予約完了操作に応じて返信され、予約拒否通知は、従業員による予約拒否操作に応じて返信される。
本発明の遊技場用管理システムでは、例えば、営業中に予約操作が行われたとき、予約対象となった遊技機が予約可能な状態であることを従業員が確認した上で予約を確定できる。このような遊技場用管理システムの運用においては、他の遊技者が占有しているにも関わらず誤って予約を確定させてトラブルが発生するという事態を確実性高く防止できる。
このように本発明の遊技場用管理システムは、営業中に遊技機の予約を可能とした場合であっても、遊技者間のトラブル発生を抑制することが可能な優れた特性のシステムである。
遊技場用管理システムの構成を示すシステム図。 遊技機に付設される遊技情報表示装置を示す正面図。 遊技情報表示装置の電気的構成を示すブロック図。 営業管理装置が管理する各遊技機の遊技データを例示する説明図。 営業管理装置が管理する遊技場会員マスタデータを例示する説明図。 営業管理装置が管理する遊技場会員個別遊技データを例示する説明図。 サーバ装置の記憶データを例示する説明図。 携帯端末による(a)ログイン画面及び(b)ログイン後のメニュー画面の表示例を示す正面図。 WiFi接続時の携帯端末の画面遷移を例示する説明図。 「台予約」メニュー選択時の携帯端末の画面遷移を例示する説明図。 タブレット端末が表示する予約要求一覧画面の正面図。 タブレット端末が表示する予約受付確認画面および予約完了通知画面の正面図。 タブレット端末が表示する予約拒否確認画面および予約拒否通知画面の正面図。 携帯端末が表示する予約完了通知画面および予約拒否通知画面の正面図。 予約済みの遊技機に対応する遊技情報表示装置の正面図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、スマートフォン(多機能型携帯電話)など遊技者が所持する携帯端末15を利用して特定の遊技機の予約が可能な遊技場用管理システム1に関する例である。この内容について、図1〜図15を参照して説明する。
本例の遊技場用管理システム1は、遊技者が所持する遊技者端末の一例である携帯端末15と、遊技場の従業員が所持する従業員端末の一例であるタブレット端末17と、携帯端末15及びタブレット端末17と通信可能なサーバ装置100と、を備えるシステムである。
遊技場では、複数の遊技機2のほか、これら複数の遊技機2の稼動状況を管理する管理装置20・23などが設置され、遊技場内の各種機器を管理装置20・23が管理する場内システム11が構築されている。各遊技場の場内システム11は、公衆通信回線であるインターネットを介して外部のサーバ装置100に接続され、複数の遊技場に跨る遊技場システム10が構築されている。本例の遊技場用管理システム1は、外部のサーバ装置100を利用して構成されている。
複数の遊技場に対応する遊技場システム10では、携帯端末15向けのアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという。)をサーバ装置100からダウンロード可能である。このアプリケーションを利用すれば、遊技場会員登録済の遊技場において携帯端末15を介して各種の会員サービスを利用できる。携帯端末15で利用可能な会員サービスとしては、例えば、遊技場用管理システム1による台予約サービスのほか、貯玉あるいは貯メダルなどの貯玉サービスや、これら貯玉や貯メダルを再プレイに利用する再プレイサービス等がある。なお、以下の説明では、遊技場会員及び遊技場会員登録を単に会員あるいは会員登録といい、アプリケーションを利用する会員をアプリ会員という。
各遊技場では、遊技場内の各種機器が通信可能に接続された有線LAN等の管理用ネットワーク200のほか、携帯端末15の無線接続を可能にするWiFiルータ202が接続されたサービス用ネットワーク201が構築されている。上記の場内システム11は、管理用ネットワーク200を利用してシステム構築されている。台予約サービスを実現する遊技場用管理システム1は、インターネットに加えて、サービス用ネットワーク201を利用してシステム構築されている。
各遊技場では、パチンコ遊技機21やスロットマシン22等の遊技機2に対して、玉やメダルなどの遊技価値を貸し出す貸出装置4、遊技情報表示装置3等が個別に設置されている。さらに、2台の遊技機2毎に、中継装置29が1台ずつ設置されている。
景品交換カウンタ(図示略)には、獲得玉あるいは獲得メダルを計数する計数機(図示略)や獲得玉等を景品に交換するPOS端末(図示略)に加えて、携帯端末登録装置26が数台設置されている。また、遊技場内の管理スペースには、遊技場内の各種の機器の稼動状況を集中的に管理するための営業管理装置20、遊技場内に所在する携帯端末15あるいはタブレット端末17との間で各種の情報を送受信する情報管理装置23が設置されている。
遊技機2は、対応する遊技情報表示装置3及び貸出装置4と共に、中継装置29を介して管理用ネットワーク200に接続されている。管理用ネットワーク200では、遊技情報表示装置3等の周辺装置を含めた遊技機2側と、営業管理装置20あるいは情報管理装置23と、の間の各種の通信が中継装置29を介して実現されている。
サービス用ネットワーク201には、上記のWiFiルータ202のほか、情報管理装置23及び遊技情報表示装置3が接続されている。所定の接続操作を行った携帯端末15はWiFiルータ202を介してサービス用ネットワーク201に接続でき、各種のサービスを利用可能である。なお、遊技場外では、携帯端末15をインターネットに接続することで台予約サービス等を利用可能になる。
WiFiルータ202は、遊技場内の所定場所において情報管理装置(管理装置)23と遊技者が所有する携帯端末15とが通信可能となるように無線LAN202Nを介して両者を接続する接続手段としての機能を実現している。遊技機2が設置された遊技フロアが上記の所定場所として設定されており、遊技フロアでは、WiFiルータ202による遊技場内の無線LAN202Nに携帯端末15を接続できる。さらに、例示の遊技場では、開店前にも遊技者が立ち入ることができる場内の待合スペース等にも、無線LAN202Nに無線接続可能なWiFiスポット(所定場所の例)が設けられている。
情報管理装置23は、管理用ネットワーク200及びサービス用ネットワーク201に接続されているほか、公衆通信回線であるインターネットにも接続されている。各遊技場の場内システム11は、インターネットに接続された情報管理装置23を介して外部のサーバ装置100と通信可能な状態で接続されている。遊技場内の各遊技機2の遊技データ等は、情報管理装置23を介してサーバ装置100に送信される。
次に、遊技機2について概説すると共に、遊技場システム10の機器構成の一例をなすサーバ装置100、遊技情報表示装置3、貸出装置4、携帯端末15、タブレット端末17、営業管理装置20、携帯端末登録装置26、情報管理装置23について説明する。なお、各遊技場の場内システム11は、中継装置29、遊技情報表示装置3、営業管理装置20、貸出装置4、携帯端末登録装置26、情報管理装置23を含めて構成されている。
(遊技機)
図1に例示の遊技機2には、大きく分類して、パチンコ遊技機21とスロットマシン22とがある。
パチンコ遊技機21は、遊技価値である玉を発射して遊技される遊技機である。図1に例示するパチンコ遊技機21は、始動入賞口への入賞に応じて大当たり抽選を実行する、いわゆるセブン機である。このパチンコ遊技機21は、大当たり抽選に応じて図柄変動を実行するゲームを開始し、大当たり図柄の停止表示により大当たり当選を報知する。大当たり当選が発生すれば、大入賞口が開放されるラウンドが複数回繰り返される有利な大当たり状態に移行できる。
パチンコ遊技機21が遊技の進行中に外部出力する遊技信号としては、例えば、以下の信号がある。これらの遊技信号は、中継装置29を経由して遊技情報表示装置3や貸出装置4等に出力されるほか、遊技機2の識別情報である台番IDが対応付けされた状態で営業管理装置20に送信される。
(1)アウト信号:玉を10個発射する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じて玉を10個払い出す毎に1回出力される信号。
(3)スタート信号:図柄変動がスタートしたときに1回出力される信号。
(4)大当たり信号:大当たり状態の発生中に継続的に出力されるレベル信号。
(5)確変信号:大当たりの当選確率が向上し、大当たり状態が連続的に発生可能な確率変動状態において出力されるレベル信号。
スロットマシン22は、規定数のメダルを対価として図柄変動ゲームを開始でき、停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄のとき入賞が発生する遊技機である。入賞図柄としては、BB(ビッグボーナス)に対応するBB図柄や、RB(レギュラーボーナス)に対応するRB図柄や、ART(アシストリプレイタイム)に対応するART図柄のほか、5枚役や2枚役等の小役に対応する小役図柄が設定されている。
スロットマシン22では、ゲーム開始時に内部抽選が実行され、内部抽選に当選した役に対応する図柄が停止表示されたときにその役の入賞が発生する。内部抽選に当選しても対応する図柄を停止表示できなければ、取りこぼしによりハズレとなる。BB図柄、RB図柄が停止表示されるとBB役あるいはRB役が入賞し、これにより特定の払い出し役の入賞確率が高くなる等の有利な大当たり状態であるBB(ビッグボーナス)あるいはRB(レギュラーボーナス)が発生する。また、ART役が入賞すると、内部当選した役の種類が報知されると共に、メダルを消費することなく次のゲームを実行できるという利益が付与されるリプレイ役の入賞頻度が高くなる有利なARTが発生する。
スロットマシン22が遊技の進行中に外部出力する遊技信号としては、例えば以下の信号がある。
(1)アウト信号:メダルを1枚消費する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じてメダルを1枚払い出す毎に1回出力される信号。
(3)BB信号:BBの発生中に出力されるレベル信号。
(4)RB信号:RBの発生中に出力されるレベル信号。
(5)ART信号:ARTの発生中に出力されるレベル信号。
(サーバ装置)
図1のサーバ装置100は、例えば遊技情報提供サービスの運営会社等が管理するコンピュータ装置である。サーバ装置100は、インターネットを介して各遊技場の場内システム11と通信可能に接続されている。サーバ装置100は、遊技情報サーバ、アプリケーションサーバ、アカウントサーバとしての機能を備えている。
遊技情報サーバとしての機能は、複数の遊技場に関する遊技情報を記憶するサーバ機能である。アプリケーションサーバとしての機能は、遊技者が所持する携帯端末15にアプリケーションを配信するサーバ機能である。アカウントサーバとしての機能は、アカウント情報であるアカウントIDと、遊技者の個人情報と、遊技者が会員登録を行った遊技場の識別情報である遊技場IDと、を対応付けて記憶するサーバ機能である。さらに、サーバ装置100は、アプリケーションをダウンロードして登録を済ませたアプリ会員間のメールのやり取りを可能とするSNS機能も有している。
サーバ装置100は、以下の各手段を備えている。
(1)配信手段:遊技場用管理システム1のサービスを提供するためのアプリケーションを配信する手段。なお、配信手段は、初回の配信以降、適宜のタイミングでバージョンアップソフトを自動的に配信する。これにより、携帯端末15側では、アプリケーションのバージョンを最新に維持できる。
(2)遊技者情報記憶手段:アプリケーションの会員登録をした遊技者(アプリ会員)のアプリ会員情報を記憶する手段。遊技者情報記憶手段は、アプリ会員である遊技者の個人情報、遊技者が所持する携帯端末15の携帯ID、アプリケーションを利用する際のアカウント情報であるアカウントID、各遊技場で発行した会員カード101のカードID(遊技場毎の会員識別情報である会員ID)等を記憶し、アプリ会員毎に管理する。さらに、会員登録済みの遊技場でのログイン遊技を対象として、各遊技場の情報管理装置23から各遊技者の遊技データを受信して記憶する。各遊技者の遊技データとしては、例えば、遊技時間、使用金額、収支、大当たり回数等の個人遊技データが管理される。
(3)遊技場情報記憶手段:各遊技場に関する情報(遊技場情報)を記憶する手段。遊技場情報には、各遊技場の情報管理装置23から受信する全ての遊技機2の遊技データが含まれている。
(4)機種情報記憶手段:遊技機2の各機種について、遊技性、スペック、遊び方などの機種情報を記憶する手段。
(5)アカウント認証手段:携帯端末15でアプリケーションを実行する際に入力されたアカウントID(アカウント情報)について、有効であるか無効であるかの認証を実行し、認証できれば携帯端末15にアプリケーションの実行を許可する手段。
(6)予約確認送信手段:携帯端末15から後述の予約要求情報を受信したときに、遊技機2の識別情報である台番IDを含む予約確認情報をタブレット端末17へ送信する手段。
(7)予約制御指令送信手段:予約対象台について予約を確定させるための予約指令、及び予約を解除するための解除指令等の予約制御指令を送信する手段。予約制御指令には、遊技場ID及び台番IDが対応付けされている。予約制御指令に対応付けられた遊技場IDに係る遊技場の情報管理装置23は、サーバ装置100から予約制御指令を受信したとき、その予約制御指令に対応付けられた台番IDに係る遊技機2に付設された遊技情報表示装置3に予約制御指令(予約指令または解除指令)を転送する。
(遊技情報表示装置)
図1及び図2の遊技情報表示装置3は、大型の液晶ディスプレイよりなる液晶表示部33を備える装置である。遊技情報表示装置3は、複数の遊技機2各々に付設され、対応する遊技機2の上方に設置される。液晶表示部33の画面330の下側には、呼出ボタン341、リセットボタン343、NFC(Near Field Communication)リーダ345、メニューボタン347が配置され、上半分を取り囲むようにランプ部32が配設されている。液晶表示部33は、タッチパネル331(図3)が積層されたタッチ操作可能な表示部である。液晶表示部33の画面330には、大当たり履歴や過去の遊技機2の稼動情報などの各種の遊技情報が表示される。
遊技情報表示装置3は、図3のごとく、制御部30を中心として電気的に構成されている。制御部30は、ソフトウェアを実行して各種演算を実施するCPU301、メモリ手段としてのROM302・RAM304、信号の入出力を行うI/O部305を含んでいる。制御部30に対しては、外部と信号の送受信を実行する送受信部308、液晶表示部33、従業員の呼出機能を有するランプ部32、タッチパネル331、呼出ボタン341、リセットボタン343、NFCリーダ345等が電気的に接続されている。
NFCリーダ345は、NFC機能を備える携帯端末15との間でデータ通信を実行し、携帯端末15の携帯識別情報である携帯ID等を読み込むデータリーダである。
例えば、パチンコ遊技機21に付設された遊技情報表示装置3が中継装置29を経由して遊技機2側から取り込む遊技信号としては、(1)アウト信号、(2)セーフ信号、(3)スタート信号、(4)大当たり信号、(5)確変信号等がある。遊技情報表示装置3は、パチンコ遊技機21側から取り込んだ遊技信号について取込回数を集計等することで例えば以下の各遊技データ(稼動情報)を生成する。
(1)大当たり回数:大当たり状態の累計発生回数。
(2)初当たり回数:通常状態下における大当たり状態の発生回数。
(3)大当たり間スタート回数:直前の大当たり状態が終了してからのスタート回数(図柄変動回数)。
(4)本日累計スタート回数:当日、開店後の累計のスタート回数。
(5)差玉:遊技者側から見た収支。セーフ信号を受信する毎に10個ずつ加算されるセーフから、アウト信号を受信する毎に10個ずつ加算されるアウトを差し引いて差玉が演算される。
遊技情報表示装置3は、対応する遊技機2の動作状態を表す状態フラグを含む信号を情報管理装置23に出力する。状態フラグが表す状況としては以下の各動作状態がある。
・遊技中:稼動中
・大当たり:大当たり中
・確変:確率変動中
・準備中:閉店中/未営業の状態時
遊技情報表示装置3は、生成した遊技データを画面330に表示可能である。例えばパチンコ遊技機21に対応する図2に例示のデータ画面(表示画面)では、向かって左側の上から順番に、本日、前日、前々日の初当たり(通常状態下で発生した大当たり)回数の表示欄361、大当たりの内訳(超:差玉が1500以上の大当たり、小:差玉が1500未満の大当たり)の表示欄363、本日のスタート回数の表示欄365が配置されている。画面330の中央には、本日、前日、前々日の大当たり回数の表示欄371が配置され、その下側には、過去の最高差玉の表示欄372、大当たり間スタート回数を棒グラフで表すグラフ表示欄373が配置されている。
本例の遊技情報表示装置3は、情報管理装置23から送信されて来るキャプチャ要求信号に応じて、液晶表示部33のデータ画面(表示画面)のキャプチャデータを作成する機能を備えている。遊技情報表示装置3は、対応する遊技機2の識別番号である台番IDを対応付けた(ひも付けた)キャプチャデータを返信するため、情報管理装置23側では遊技機2毎の個別の管理が可能となっている。
特に、本例の遊技情報表示装置3は、台予約サービスに関連する機能として、以下の手段としての機能を備えている。
(1)予約済み表示手段:予約済みの遊技機2について予約済み台である旨の表示を行う手段。予約済み表示手段は、情報管理装置23経由にてサーバ装置100から受信する上記の予約指令に応じて予約済み台である旨の表示を開始する。同様に受信する上記の解除指令に応じて予約済み台である旨の表示を終了させる。
(2)予約解除要求手段:対応する遊技機2の予約の解除を求める解除リクエスト情報をサーバ装置100へ送信する手段。予約解除要求手段は、遊技機2を予約した遊技者の来店を例えば30分などの所定時間内に確認できなかったとき、解除リクエスト情報を送信する。解除リクエスト情報には、解除対象の遊技機2の識別情報である台番IDがひも付けされている。
(貸出装置)
貸出装置4は、各遊技機2の側方に設置される縦長の装置である。貸出装置4は、営業管理装置20が貯玉として記憶し管理する遊技価値を遊技者に対して返却することにより、遊技者が貯玉を遊技に再度使用(再プレイ)できるようにする再遊技装置としての機能を備えている。
パチンコ遊技機21向けの貸出装置4は、遊技機2の左側に設置され、現金等の対価の投入に応じて遊技価値である玉を貸し出す。スロットマシン22向けの貸出装置4は、遊技機2の右側に設置され、現金等の対価の投入に応じて遊技価値であるメダルを貸し出す。貸出装置4は、玉やメダルなどの遊技価値の払出機能や、会員IDを認証する機能を備えている。
貸出装置4は、会員カード101に記録された会員IDなどのカードデータの読取り機能、携帯端末15の携帯ID等の端末データを読み取るNFC機能等を備えている。貸出装置4は、会員IDや携帯ID等を読み取ったとき、営業管理装置20が記憶する会員データとの照合を試み、照合できたときに会員ID等を認証する。会員ID等が認証されたときの遊技が会員によるログイン遊技として特定され、会員による遊技データとして特定されると共に、貯玉・再プレイサービス等の会員サービスの利用が可能になる。
(携帯端末)
遊技者端末の一例をなす図1の携帯端末15は、例えば、タッチパネルディスプレイの表示画面150を備えるスマートフォン(多機能型携帯電話)等の通信端末である。遊技者が所持する携帯端末15は、遊技場内の無線LAN202Nを介して情報管理装置23と通信可能であるほか、インターネットを介してサーバ装置100と通信可能である。さらに、本例の携帯端末15は、GPS(Global Positioning System)を利用して自位置を計測するGPS機能や、遊技情報表示装置3や貸出装置4とのデータ通信を実現するNFC機能等を備えている。
インターネットに接続可能であって、WiFi機能を備えるスマートフォン等の携帯端末15であれば、遊技場用管理システム1に対応する端末として利用可能である。アプリケーションサーバとしてのサーバ装置100からダウンロードしたアプリケーションを携帯端末15で実行すれば、遊技場用管理システム1を構成する管理装置としての情報管理装置23に無線接続でき、空台情報を含む各種の情報を取得できると共に、台予約サービス等を利用できる。また、遊技場外においても、遊技場システム10が提供する各種のサービスを利用できる。
携帯端末15は、上記のアプリケーションを実行することで、少なくとも以下の各手段としての機能を実現できる。
(1)個人情報登録手段:利用者である遊技者が登録した氏名、生年月日、性別、住所、暗証番号等の個人情報を記憶する手段。この個人情報登録手段としての機能は、遊技者の個人情報を登録するためにアプリケーションに含められた個人情報登録プログラムにより実現される。
(2)表示手段:受信手段が受信した各種の遊技データ(稼動情報)を表示するほか、営業管理装置20から受信した会員ID(会員識別情報)を示す会員証情報(コード情報)を表示する手段。表示手段は、さらに、アプリケーションのアカウントIDと共に事前登録された個人情報を2次元コード化し、事前登録情報として表示画面150に表示可能である。
(3)予約操作手段:遊技者が所望の遊技機2を予約するための予約操作を行うことが可能な操作手段。
(4)予約要求送信手段:予約操作において予約対象となった遊技機2の識別情報である台番IDを含む予約要求情報をサーバ装置100へ送信する手段。
(5)受信手段:予約の可否の通知(予約完了通知または予約拒否通知)をサーバ装置100から受信する手段。
(タブレット端末)
従業員端末の一例をなす図1のタブレット端末17は、例えば、タッチパネルディスプレイの表示画面170を備える通信端末である。従業員が所持するタブレット端末17は、遊技場内の無線LAN202Nを介して情報管理装置23と通信可能である。タブレット端末17には、遊技場用管理システム1に対応するプログラムが予めインストールされている。
タブレット端末17は、上記のプログラムを実行することで、少なくとも以下の各手段としての機能を実現できる。
(1)表示手段:サーバ装置100から受信した上記の予約確認情報を表示する手段。なお、サーバ装置100の予約確認情報は、情報管理装置23経由でタブレット端末17に送信される。
(2)予約完了通知手段:予約の対象となっている遊技機2が予約可能な状態であると従業員が判断した場合に、従業員の予約完了操作に応じて、予約が完了した旨を示す予約完了通知を遊技者が所持する携帯端末15へ返信する手段。
(3)予約拒否通知手段:予約の対象となっている遊技機2が予約不可能な状態である場合に、従業員の予約拒否操作に応じて、予約を拒否する旨を示す予約拒否通知を携帯端末15へ返信する手段。
(4)予約解除要求手段:予約の解除を求める解除リクエスト情報をサーバ装置100へ送信する手段。予約解除要求手段は、図示しない予約解除画面の操作に応じて解除リクエスト情報を生成する。なお、この解除リクエスト情報には、操作によって入力された予約解除対象の遊技機2の識別情報である台番IDがひも付けられる。解除リクエスト情報は、情報管理装置23経由でサーバ装置100に送信される。
(営業管理装置)
場内システム11における営業管理装置20(図1)は、遊技場内の各種機器の稼動状況を集中的に管理するための装置である。営業管理装置20は、複数の遊技場にそれぞれ設置され、会員登録(遊技場会員登録)時に入力された遊技者の個人情報を記憶する会員情報サーバとしての機能を備えている。
営業管理装置20は、液晶ディスプレイ等のPCモニタや図示しないプリンタ等を含む出力部と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボードや図示しないマウスを含む入力部と、を備えている。装置本体は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有している。
営業管理装置20は、例えばハードディスクドライブから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行等することにより、以下の各手段としての機能を実現する。
(1)遊技データ生成手段:各遊技機2で実行された遊技に関する遊技データ(稼動情報)を生成する手段。遊技データ生成手段は、各遊技機2が出力するアウト信号等の遊技信号の受信回数を集計等することで遊技データを生成する。パチンコ遊技機21については、アウト(消費玉数)、セーフ(払出玉数)、スタート(ゲーム回数)、大当たり回数等の遊技データを遊技機2毎に生成する。スロットマシン22については、アウト(消費メダル数)、セーフ(払出メダル数)、スタート(ゲーム回数)、BB回数、RB回数、ART回数等の遊技データを遊技機2毎に生成する。なお、遊技データの生成は、営業管理装置20に代えて、中継装置29など遊技機2に付設された機器が実行しても良い。
(2)遊技データ記憶手段:遊技機2毎の遊技データ、および会員毎の個別遊技データを記憶する手段。各遊技機2の遊技データは、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けた状態で記憶される。会員毎の遊技データは、会員識別情報である会員IDを対応付けた状態で記憶される。
(3)会員情報記憶手段:遊技場に登録済みの会員に関する情報を記憶する手段であり、この会員情報記憶手段は、少なくとも会員識別情報である会員IDを記憶管理する。遊技者が所持する携帯端末15の携帯ID(携帯識別情報)や会員毎の個別遊技データ等を含め、会員に関する情報には会員IDが対応付けられている。
(4)登録情報送信手段:会員登録が行われたとき、サーバ装置100に記憶させる登録情報を情報管理装置23経由で送信する手段。登録情報には、相互に対応付けられた状態のアカウントID、会員IDが含まれている。
(5)遊技者ID取得手段:会員カード101の会員IDあるいは会員が所持する携帯端末15の携帯IDを取得する手段。会員識別情報である会員ID等が認証された状態での遊技が会員によるログイン遊技として特定される。
(6)遊技価値記憶手段:各遊技者が遊技により獲得した遊技価値である貯玉を会員IDと対応付けて記憶する手段。
(携帯端末登録装置)
図1の携帯端末登録装置26は、各遊技場において会員登録を行うための装置である。携帯端末登録装置26は、会員登録を希望する遊技者が利用可能なように景品カウンタ等に複数台、設置される。
携帯端末登録装置26は、会員カード101の記録情報を読み書きするカードリーダライタ(図示略)を内蔵し、前面にはカード挿入口260が設けられている。上面側には、携帯端末15が表示する上記の事前登録情報を読み取るための読取スキャナ262が設けられている。この携帯端末登録装置26は、携帯端末15が表示出力する事前登録情報から読み取った情報を営業管理装置20に向けて出力する情報出力手段としての機能を備えている。
携帯端末登録装置26は、カード挿入口260に会員カード101が挿入された状態で、携帯端末15が表示する事前登録情報を読取スキャナ262で読み取ったとき、会員カード101に記録された会員IDと携帯端末15の携帯IDとを対応付ける。これにより、携帯端末登録装置26は、会員サービスを享受できるように携帯端末15の登録を行う。
なお、会員カード101を用いたログイン遊技中に上記の遊技情報表示装置3のNFCリーダ345に携帯端末15を近接させて携帯IDを読み取らせることで、携帯端末15を登録することも可能である。
(情報管理装置)
情報管理装置23は、サーバ装置100との間で送受信する情報のほか、携帯端末15やタブレット端末17に向けて送信する情報等を管理する装置である。遊技場用管理システム1における情報管理装置23は、タブレット端末17とサーバ装置100との間の情報のやり取りを仲介する。
情報管理装置23は、演算処理を実行するCPUを中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM、RAM等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能等を有する装置本体を備えている。
情報管理装置23は、例えばハードディスクドライブから読み出したソフトウェアプログラムをCPUが実行等することにより、以下の各手段としての機能を備えている。
(1)情報送受信手段:各遊技機2の稼動情報など各種の遊技情報をサーバ装置100との間で送受信するほか、サーバ装置100とタブレット端末17などとの間の情報の送受信を仲介する手段。サーバ装置100がタブレット端末17に送信する情報としては、例えば、台番IDで指定する遊技機2の予約の可否の確認を要求する予約確認情報などがある。タブレット端末17からサーバ装置100に送信する情報としては、例えば、予約が完了した旨を示す予約完了通知や、予約を拒否する旨を示す予約拒否通知などがある。予約完了通知や予約拒否通知については、サーバ装置100を経由して携帯端末15に転送される。
(2)予約管理手段:遊技場内の複数の遊技機2について予約状況を管理する手段。タブレット端末17から予約完了通知を受信したとき、対応する遊技機2を予約済み台として登録する。遊技情報表示装置3またはタブレット端末17から解除リクエスト情報を受信したとき、対応する遊技機2の予約を取り消す。
複数の遊技場を管理する遊技場システム10は、各種のサービスを提供するために様々なデータを記憶し、管理している。以下の各データのうち(1)〜(3)は営業管理装置20が管理するデータであり、(4)〜(6)はサーバ装置100が管理するデータである。
(1)遊技機毎の遊技データ
場内に設置された各遊技機2の遊技データであり、図4は、スロットマシン22の遊技データの例示である。営業管理装置20は、遊技機2の識別情報である台番IDを対応付けて、メダルの投入枚数、払出枚数、ゲーム回数、BB回数、RB回数等の遊技データを記憶している。なお、営業管理装置20が管理する遊技データは、例えば10分等の所定時間が経過する毎にサーバ装置100に対して送信される。
(2)遊技場会員マスタデータ
遊技場に登録済みの会員を管理するための図5に例示のデータであり、営業管理装置20は、遊技場の会員IDを対応付けて、アプリケーションを利用するためのアカウントID、アプリケーションをダウンロードした携帯端末15の携帯ID、氏名や年齢や性別等の個人情報を管理している。なお、遊技場会員マスタデータは、アプリケーションを利用して会員登録したか否かによらず全ての会員を網羅している。アカウントIDについては、アプリケーションをダウンロードして会員登録した遊技者についてのみ登録される。
(3)遊技場会員個別遊技データ
遊技場に登録済みの各会員の個別遊技データであり、図6は、会員ID「12345678」の会員の遊技データを例示している。同図の遊技場会員個別遊技データでは、会員による上記のログイン遊技の履歴である遊技レコードが遊技機2毎に管理され、各遊技レコードでは、遊技機2の台番、遊技開始時刻、遊技終了時刻、ゲーム回数、BB回数等が管理されている。会員によるログイン遊技は、貸出装置4による会員カード101の受付あるいは携帯端末15を用いた会員IDの認証、遊技情報表示装置3による携帯端末15を用いた会員IDの認証等による遊技ログインに応じて特定される。「遊技開始」の項目には、会員ID認証時の時刻が記録される。「遊技終了」の項目には、会員カード101の排出時、貸出装置4の図示しないログアウトボタンのタッチ操作時、携帯IDの再読取時等、の時刻が記録される。
(4)アプリ会員データ
アプリケーションをダウンロードして登録を済ませたアプリ会員のデータであり、サーバ装置100は、図7に例示する通り、アプリ会員の識別情報であるアカウントIDを対応付けて、メールアドレス、パスワード、携帯端末15の携帯IDのほか、氏名、年齢等の個人情報、遊技場毎の会員IDを記憶し管理している。遊技場毎の会員IDは、遊技場の識別情報である遊技場IDを対応付けて100店舗分まで対応可能である。サーバ装置100では、遊技場ID及び会員IDの記憶領域が100データ分(Data1〜Data100)用意されている。
(5)アプリ会員個別遊技データ
アプリケーションに登録済みのアプリ会員の個別遊技データである(図示略)。アプリ会員毎の個別遊技データとしては、遊技時間、使用金額、収支、大当たり回数などが日毎、遊技場毎に管理される。例えば同じ日に2以上の遊技場で遊技した場合には、その日の個別遊技データが遊技場毎に区別して管理される。
(6)遊技場毎の遊技場情報
遊技場情報には、遊技場に設置された各遊技機2の遊技データのほか、遊技場の施設情報や、遊技場の営業情報が含まれる。遊技場情報は、各遊技場を特定するための識別情報である遊技場IDを対応付けて管理され、遊技場IDを利用すれば、特定の遊技場の遊技場情報を参照可能である。施設情報には、遊技場の住所、電話番号、交通アクセスの情報、営業時間、遊技場が提供するインターネットサイトのアドレス等の情報が含まれる。営業情報には、遊技場に設置された遊技機2の機種内訳、営業時間やイベント営業等の営業案内情報、駐車場や無線LAN環境の有無やアメニティ等の設備情報など、遊技場に関する様々な情報が含まれる。
次に、遊技場システム10が提供するサービスを利用する手順、及び台予約サービスを実現するための動作について説明する。以下、サービスを利用する手順として(1)アプリケーションのダウンロード・アプリ会員登録、(2)事前個人情報登録、(3)アプリケーションで提供されるサービス、について順番に説明した後、(4)台予約サービスを実現するためのシステム動作の内容について説明する。
(1)アプリケーションのダウンロード・アプリ会員登録
遊技場システム10が提供するサービスを利用するに当たっては、予め運営会社のサイトにアクセスし、アプリケーションを携帯端末15にダウンロードしてインストールする必要がある。
アプリケーションを起動した携帯端末15の表示画面150には、図8(a)に例示するログイン画面が表示される。ログイン画面には、アプリケーションを利用するための新規会員登録ボタン151、ログインボタン153、スキップボタン155が配置されている。新規会員登録ボタン151は、アプリケーションの利用に必要なアプリ会員登録を開始するためのボタンである。ログインボタン153は、アプリ会員登録済みの利用者が、登録済みのアカウントID及びパスワードを入力してログインするためのボタンである。スキップボタン155は、アプリ会員登録をスキップするためのボタンである。アプリ会員未登録の利用者は、このスキップボタン155を操作すれば、アプリケーションが提供するサービスの一部を利用可能である。
なお、アプリ会員登録の際の入力項目としては以下の各項目が設定されている。
(A)必須項目
アプリケーションを起動するためのアカウントID、及びパスワード。
(B)任意項目
氏名、生年月日、性別、住所、暗証番号等の個人情報。
(B)任意項目の個人情報のうち、氏名、生年月日、性別、住所等は、各遊技場での会員登録に必要な項目であり、これらの項目が入力済みであれば、携帯端末15を利用して簡単に会員登録が可能である。
なお、暗証番号は、遊技者が獲得した玉(メダル)を遊技場側に貯玉として預け入れ、後で引き出して再遊技を可能とする再プレイサービスを利用するために必要となる入力項目である。上記の入力事項については、アプリ会員登録時に入力可能であると共に、アプリケーションのダウンロード後であればいつでも入力あるいは変更等が可能である。
(2)事前個人情報登録
事前個人情報登録は、携帯端末15を利用して会員登録(遊技場会員登録)を簡単に済ませるための登録である。上記のアプリ会員登録時の入力項目のうち、暗証番号を除く前記(B)任意項目の各項目の情報が、会員登録に必要な個人情報となる。携帯端末15は、アプリケーションに含まれる上記の個人情報登録プログラムの実行により遊技者が入力した個人情報を記憶し、事前登録する。
個人情報を事前登録済みであれば、携帯端末15が表示するトップメニュー画面(図8(b))上で「QRコード(R)」メニュー156Fを操作するという個人情報出力操作に応じて、登録済みの個人情報を表す2次元コードである事前登録情報を表示画面150に表示出力できる。
いずれかの遊技場での会員登録を希望する利用者は、個人情報を表す事前登録情報を表示中の携帯端末15の表示画面150を携帯端末登録装置26の読取スキャナ262にかざすだけで良い。携帯端末登録装置26は、携帯端末15が表示する事前登録情報から個人情報を読み取ると、未登録の会員カード101に会員IDを書き込むと共にその会員IDを対応付けた上で読み取った個人情報を営業管理装置20に送信する。
会員情報サーバとしての営業管理装置20は、受信した個人情報に含まれるアカウントID及び個人情報を、会員IDを対応付けて記憶し会員登録を実行する。営業管理装置20は、会員ID及びアカウントIDと共に会員登録が完了した旨をサーバ装置100に通知し、携帯端末登録装置26には登録完了を表す信号を返信する。通知を受けたサーバ装置100は、少なくとも、アカウントID、個人情報、会員IDの3つを対応付けて記憶し、遊技者を管理する。携帯端末登録装置26は、登録完了を表す信号の受信に応じて、会員IDを記録した会員カード101を発行する。
以上のような会員登録は、複数の遊技場において、遊技場毎に個別に実施可能である。サーバ装置100では、図7のアプリ会員データに例示した通り、会員登録済みの遊技場が増える毎に遊技場ID及び会員IDの組み合わせが100個を上限として追加される。
なお、この事前個人情報登録を利用しない場合は、従来通り、各遊技場で所定の会員申込用紙に必要事項を記入して遊技場に提出することで会員登録を行うことが可能である。この場合には、申込用紙に記入された事項を遊技場従業員が読み取りながら営業管理装置20に手入力して会員登録を実行し、会員カード101を手作業で発行する。
(3)アプリケーションで提供されるサービス
アプリケーションにログインすると、携帯端末15の表示画面150が図8(b)のトップメニュー画面に切り換わる。トップメニュー画面では、提供する以下の各サービスに対応するメニューボタンが配置されている。なお、ログインは、遊技場毎に可能である。遊技場内の無線LAN202Nに接続した状態では、ログインに応じてその遊技場に関するサービスを利用可能となる。一方、インターネットに携帯端末15を接続した状態では、ログイン先の遊技場の選択が可能である。遊技場を選択してからログイン操作を行うことで、台予約サービスを含めて選択した遊技場に関する各種のサービスを利用できるようになる。
「機種情報」メニュー156Aは、遊技機2の機種に関する様々な情報(スペック、遊び方等)を表示するメニューである。「機種情報」メニュー156Aを選択すれば、任意に選択した機種の遊技性、スペック、遊び方などの情報を携帯端末15の表示画面150に表示して遊技者に閲覧させる遊技情報閲覧サービスを利用できる。
「ホール情報」メニュー156Bは、各遊技場の遊技場情報(住所、営業時間、設置機種等)を表示するメニューである。この「ホール情報」メニュー156Bを選択すれば、任意に選択した遊技場の営業案内や設置された遊技機2の遊技データ等を遊技者に閲覧させる遊技情報閲覧サービスを利用できる。なお、選択した遊技場への会員登録(遊技場会員登録)が未登録の場合には、遊技場情報の表示に先だって、会員登録を促す勧誘情報が表示される。また、「ホール情報」メニュー156Bが選択された場合には、携帯端末15のGPS機能と連動し、近隣の遊技場を表示画面150上で案内するためのマップ画面等への切換表示も可能となっている。
「みんなの遊技広場」メニュー156Cは、アプリケーション利用者が投稿した口コミ情報を表示するメニューである。「みんなの遊技広場」メニュー156Cを選択すれば、アプリ会員である遊技者間のコミュニケーションを可能とするSNSサービスを利用できる。SNSサービスとしては、メール交換サービスや、メッセージ発信サービス等がある。
「動画」メニュー156Dは、無料の動画コンテンツを視聴するメニューである。
「収支帳」メニュー156Eは、遊技者自身が遊技の収支を入力し、管理するメニューである。
「QRコード(R)」メニュー156Fは、事前登録済みの個人情報が2次元コード化された事前登録情報を表示するメニューである。「QRコード(R)」メニュー156Fの操作が個人情報出力操作に相当しており、特定の遊技場で会員登録を行うときに必要となる。
「その他」メニュー156Gは、個人情報の登録など、各種の設定に関する操作を行うためのメニューである。
「WiFi接続」メニュー156Hは、携帯端末15を遊技場内の無線LAN202Nに接続するWiFi接続サービスを利用するためのメニューである。詳しくは下記の(3−1)WiFi接続サービスとして後述するが、初回の設定後は、アプリケーションを起動するだけで遊技場内の無線LAN202Nに自動接続される。
「台予約」メニュー156Kは、遊技を希望する特定の遊技機2を予約する台予約サービスを利用するためのメニューである。台予約サービスは、例えばインターネットへの接続が確立している状態で利用でき、遊技者が所持する携帯端末15の画面上の操作により特定の遊技機2を予約できる。
次に、遊技場用管理システム1における(3)アプリケーションで提供されるサービスのうち、上記の(3−1)WiFi接続サービス、(3−2)台予約サービス、について図を参照しながら説明する。
(3−1)WiFi接続サービス
各遊技場でWiFi接続サービスを初めて利用する際には、図8(b)のトップメニュー画面において「WiFi接続」メニュー156Hを選択し、携帯端末15を遊技場内の無線LAN202Nに接続するための操作を実行する必要がある。
「WiFi接続」メニュー156Hを選択すると、図9(a)の接続画面に切り替わる。この接続画面に配置された接続ボタン157Aを操作すれば、図9(b)の接続完了画面への切替表示と共に遊技場内の無線LAN202Nへの接続が確立する。なお、各遊技場でこのような初回接続を実行すれば、その後、アプリケーションの起動と共にWiFi接続が自動的に行われる自動接続設定が遊技場毎に個別に有効になる。遊技場内の無線LAN202Nへの接続が確立すれば、サービス用ネットワーク201を介し、スマホデータ表示サービスによる遊技データの閲覧や、続いて説明する台予約サービスによる特定の遊技機2の予約等が可能になる。
なお、上記の通り、例示する遊技場では、開店前にも遊技者が立ち入ることができる場内の待合スペースにWiFiスポットが設けられている。この遊技場の来場者(遊技者)は、遊技機2が設置された遊技フロアにおいてWiFi接続が可能であるのに加えて、上記のWiFiスポットでもWiFi接続が可能となっている。開店前の待合スペースにWiFiスポットを設けた本例の遊技場であれば、開店前であっても遊技者が自身の携帯端末15を利用してWiFi接続できる。
(3−2)台予約サービス
インターネットに接続可能な環境であれば、遊技場に来場しなくても、トップメニュー画面(図8(b))上で「台予約」メニュー156Kを操作することで台予約サービスを利用可能である。インターネット環境下で図8(b)のトップメニュー画面の「台予約」メニュー156Kを選択すると、図10(a)に例示する予約機種選択画面に切換表示でき、以下の予約操作により所望の遊技機2の予約が可能になる。
図10(a)の予約機種選択画面は、ログイン先の遊技場内に設置された遊技機2の情報を機種毎に項目表示する画面である。機種毎の項目表示には、機種名の表示のほか、設置数や空台数等の表示が含まれている。項目表示は、タッチ操作が可能な選択ボタンとなっており、目的の機種の項目表示へのタッチ操作により機種選択が可能となっている。なお、予約機種選択画面では、機種毎の項目表示の上側に配置された「パチスロ」、「パチンコ」の選択ボタンのいずれかを選択することで、スロットマシン22とパチンコ遊技機21とを切り替え可能である。
図10(a)中の機種毎の項目表示へのタッチ操作によりいずれかの機種が選択されると、同図(b)のごとく、各遊技機2の情報を表示する予約対象台選択画面に切換表示される。この予約対象台選択画面では、各遊技機2の情報を表示する左右方向の帯状のデータ表示欄158Aが複数配置されている。データ表示欄158Aでは、遊技機2の台番を表示する台番表示158B、データ表示158Cなどが配置されている。
データ表示158Cには、前日における稼動状況に関する稼動情報である大当たりデータが表示される。例えばスロットマシン22の場合、表示される大当たりデータとしては、BB回数、RB回数、合成確率、ART回数、BB確率、RB確率、総ゲーム数等がある。なお、遊技機2に付設された遊技情報表示装置3が、大当たりデータの表示に非対応の型式であれば、データ表示158Cの各欄に全て「−」が表示される。
また、データ表示欄158Aの上側には、左矢印、右矢印のデータスライドボタン158Eが配置されている。このデータスライドボタン158Eを操作すれば、データ表示158Cの表示内容を変更できる。例えば左矢印のデータスライドボタン158Eをタッチ操作すれば、表示範囲の変更により表示画面150の領域外右側にフレームアウトしていた表示項目を表示画面150内に移動できる。
図10(b)の予約対象台選択画面において台番表示158Bをタッチ操作していずれかの遊技機2を選択する操作を行うと、同図(c)のように、予約対象台の台番を確認するウィンドウ158Fが手前側にポップアップ表示される。このウィンドウ158Fには、「はい」、「いいえ」ボタンが配置されている。「いいえ」ボタンをタッチ操作すれば、上記の予約対象台選択画面に戻ることが可能である。
携帯端末15は、図10(c)中のウィンドウ158Fの「はい」ボタンがタッチ操作されると、予約を要求するための予約要求情報をサーバ装置100へ送信する。予約対象台の識別情報である台番IDを含むこの予約要求情報には、遊技場の識別情報である遊技場ID、及び携帯端末15の識別情報である携帯IDがひも付けられている。
(4)台予約サービスを提供するためのシステム動作
予約要求情報を受信したサーバ装置100は、遊技場IDで特定される遊技場の情報管理装置23経由で、その遊技場の従業員が所持するタブレット端末17へ予約確認情報を送信する。この予約確認情報には、予約対象台の台番IDが含まれ、携帯端末15の識別情報である携帯IDがひも付けられている。
タブレット端末17が予約確認情報を受信すると、その表示画面170には図11に例示する予約要求一覧画面が表示される。この予約要求一覧画面には、サーバ装置100から受信した予約確認情報に係る各予約のうち、確認処理前の予約履歴である予約レコードの一覧が表示される。この予約要求一覧画面では、各予約レコードについて、受付ボタン173A及び拒否ボタン173Bの操作ボタンと共に、予約の要求があった要求時刻、アカウントID(会員名)、台番(台番ID)が表示される。
タブレット端末17を所持する従業員は、予約対象台まで足を運んで遊技機2を占有する他の遊技者の有無、すなわち空き台か否かを確認する作業を、予約レコード毎に実施する必要がある。図11の予約要求一覧画面中の受付ボタン173Aは、この作業で空き台を確認できたときの操作ボタンであり、拒否ボタン173Bは、予約対象台が空き台ではなかったときの操作ボタンである。
いずれかの予約について受付ボタン173Aが操作された場合には、占有確認のための図12(a)に例示の予約受付確認画面がタブレット端末17に表示される。予約受付確認画面では、遊技機2の台番の表示と共に、予約を受付可能か否かの確認ボタンである「YES」ボタン及び「NO」ボタンが表示される。
図12(a)の予約受付確認画面の「YES」ボタンが操作されたとき、タブレット端末17は、遊技場の情報管理装置23及びサーバ装置100経由にて、予約が完了した旨を示す予約完了通知を予約元の携帯端末15へ返信すると共に、同図(b)の予約完了通知画面の表示に切り換える。この予約完了通知画面の「OK」ボタンの操作に応じて、予約要求一覧画面(図11)に表示された予約レコードのうち、対応する予約レコードが一覧から削除される。
一方、図12(a)の予約受付確認画面の「NO」ボタンが操作されたときには、タブレット端末17の表示画面が図11に例示の予約要求一覧画面に戻る。
図11の予約要求一覧画面のいずれかの予約について拒否ボタン173Bが操作された場合には、確認のために図13(a)に例示の予約拒否確認画面がタブレット端末17に表示される。予約拒否確認画面では、遊技機2の台番の表示と共に、予約を拒否するか否かの確認ボタンである「YES」ボタン及び「NO」ボタンが表示される。
図13(a)の予約拒否確認画面の「YES」ボタンが操作されたとき、タブレット端末17は、遊技場の情報管理装置23及びサーバ装置100経由にて、予約を拒否する旨を示す予約拒否通知を予約元の携帯端末15へ返信すると共に、同図(b)の予約拒否通知画面の表示に切り換えると共に、対応する予約レコードを一覧から削除する。一方、図13(a)の予約受付確認画面の「NO」ボタンが操作されたときには、タブレット端末17の表示画面が図11に例示の予約要求一覧画面に戻る。
このように、携帯端末15は上記の予約要求情報の送信に応じて、タブレット端末17から予約完了通知あるいは予約拒否通知の返信を受ける。いずれかの通知の返信を受けたとき、携帯端末15の表示画面150は、図14(a)の予約完了通知画面あるいは同図(b)の予約拒否通知画面の表示に切り換わる。
図14(a)の予約完了通知画面は、予約が完了した旨の表示と共に、「確認」ボタン及び「変更」ボタンが配置された画面である。図14(b)の予約拒否通知画面は、予約が拒否された旨および例えば他の遊技者による占有などの拒否の理由の表示と共に、「確認」ボタンが配置された画面である。
携帯端末15が表示する予約完了通知画面(図14(a))の「確認」ボタンが操作されると、予約の確定を表す予約確定情報がサーバ装置100に送信されると共に、図8(b)のトップメニュー画面に切り換わる。予約確定情報を受信したサーバ装置100は、携帯端末15の識別情報である携帯ID、予約対象台の台番ID、遊技場ID、及び予約時刻を表す時刻情報等を、予約済み情報として登録すると共に、予約対象台に付設された遊技情報表示装置3へ上記の予約指令を送信する。
予約指令を受信した遊技情報表示装置3は、図15のごとく、対応する遊技機2が予約済みである旨を表す予約済み表示画面を画面330に表示する。この予約済み表示画面では、予約済みの旨と共に、遊技開始に当たっては従業員の呼び出しが必要である旨を表すメッセージが画面330中央の表示欄371に表示される。このとき、同図中の「○○○○様」には、携帯端末15でアプリケーションを利用するアプリ会員のアカウントIDが表示される。
なお、このように予約済み情報がサーバ装置100に登録されると共に遊技情報表示装置3に予約済み表示画面が表示されて予約が確定した状態のとき、予約元の携帯端末15では、トップメニュー画面(図8(b))の「台予約」メニュー156Kのタッチ操作に応じて、図14(a)の予約完了通知画面が再表示される。
一方、携帯端末15が表示する予約完了通知画面(図14(a))の「変更」ボタンが操作された場合には、予約確定情報をサーバ装置100に送信することなく、図10(a)に例示の予約機種選択画面に戻る。また、図14(b)の予約拒否通知画面が携帯端末15に表示されたときには、「確認」ボタンのタッチ操作に応じて、図10(a)に例示の予約機種選択画面に切換表示される。
なお、予約した遊技者は、遊技場への来場後、遊技情報表示装置3による図15の予約済み表示画面に表示されたアカウントIDを確認することで、自分が予約した台であることを確認できる。予約した台で実際に遊技を開始しようとする遊技者は、上記図8(b)のトップメニュー画面の「台予約」ボタン156Kの操作等により図14(a)の予約完了通知画面を携帯端末15に表示させ、その予約完了通知画面を従業員に提示する必要がある。
携帯端末15の予約完了通知画面を確認した従業員は、タブレット端末17に図示しない予約解除画面を表示させる。この予約解除画面は、予約の解除対象の遊技機2の識別情報である台番ID等の入力欄を含む画面であり、タブレット端末17は、予約解除画面に対する従業員の操作に応じて解除リクエスト情報をサーバ装置100に送信する。解除リクエスト情報には、従業員の操作に応じて入力された解除対象の遊技機2の台番IDがひも付けられる。
なお、遊技情報表示装置3に予約済み表示画面(図15)が表示された後、例えば30分等の所定時間が経過しても遊技が開始されなかった場合には、遊技情報表示装置3が解除リクエスト情報をサーバ装置100へ送信する。
解除リクエスト情報を受信したサーバ装置100は、対応する予約済み情報を消去すると共に、対応する遊技情報表示装置3へ解除指令を送信する。遊技情報表示装置3は、この解除指令を受信すると予約済み表示画面(図15)の表示を終了させ、通常の画面表示に切り換える。
以上のように本例の遊技場用管理システム1は、遊技者の携帯端末15と、遊技場の従業員が所持するタブレット端末17と、携帯端末15及びタブレット端末17と通信可能なサーバ装置100と、を含んで構成されたシステムである。
携帯端末15は、遊技者が所望の遊技機2を予約する予約操作に応じて予約要求情報をサーバ装置100に送信し、サーバ装置100は、携帯端末15から予約要求情報を受信したとき、遊技機2の台番IDを含む予約確認情報をタブレット端末17へ送信する。タブレット端末17は、従業員による予約完了操作に応じた予約完了通知、または予約拒否操作に応じた予約拒否通知を、遊技者の携帯端末15に対してサーバ装置100経由で返信する。
この遊技場用管理システム1では、例えば、営業中に予約操作が行われたとき、予約対象となった遊技機2が予約可能な状態であることを従業員が確認した上で予約を確定できる。このような遊技場用管理システム1の運用であれば、他の遊技者が占有しているにも関わらず誤って予約を確定させてトラブルが発生するという事態を確実性高く未然に防止できる。
このように遊技場用管理システム1は、営業中に遊技機の予約を可能とした場合であっても、遊技者間のトラブル発生を抑制することが可能な有用なシステムである。
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
従業員が予約不可能と判断する際にその理由を入力するための理由入力操作手段を備えるタブレット端末17であっても良い。例えば図13(a)に例示の予約拒否確認画面において、拒否の理由を従業員が入力するための入力操作部を理由入力操作手段の一例として設けると良い。例えば、既に他の遊技者が確保済みである旨、故障、他の遊技者による予約済み、その他、など複数の理由の中から従業員が選択して入力できる入力操作部であると良い。
予約拒否通知手段としてのタブレット端末(従業員端末)17は、理由入力操作手段としての入力操作部を利用して入力された理由を前記予約拒否通知と共に携帯端末15へ返信することも良い。この場合には、予約を拒否する場合に遊技者を納得させることができ、遊技者側の不満を抑制できる。
従業員が予約不可能と判断した場合に、予約の対象となっていない他の遊技機2の中から選択した遊技機2の識別情報である台番IDを、代替遊技機候補として携帯端末15へ返信する代替遊技機通知手段を備えるタブレット端末(従業員端末)17であっても良い。例えば、予約要求された遊技機2と同種類の遊技機で空きとなっている遊技機2の台番IDを従業員が入力し、遊技者へ通知することも良い。
本例では、遊技機を予約した遊技者が来場した際、予約完了通知画面(図14(a))の提示を受けた従業員がタブレット端末17を操作して予約を解除する構成を例示している。これに代えて、あるいは加えて、以下の構成を採用することも良い。
(1)NFCリーダ345による携帯端末15の携帯IDの読み取りに応じて予約した遊技者を確認できたとき、遊技情報表示装置3が解除リクエスト情報をサーバ装置100へ送信する構成。
(2)遊技者が自らアカウント情報を入力することにより予約を解除する手段を設ける構成。例えばアプリケーション画面に新設する予約解除メニューで予約解除の操作を行うとサーバ装置100へ解除リクエスト情報が送信される。
(3)従業員が携帯するリモコンによる遠隔的な操作や、従業員によるボタン操作等に応じて遊技情報表示装置3が解除リクエスト情報をサーバ装置100へ送信する構成。
本例では、遊技情報サーバとしての機能と、アプリケーションサーバとしての機能、アカウントサーバとしての機能と、をサーバ装置100で実現しているが、各機能を別々の装置で実現しても良く、それらの装置を別々の場所に設置することもできる。
遊技情報表示装置3を遊技機2の上方に設置したが、遊技機2の側方に設置してもよい。また、本例では、従業員を呼び出す機能を備える遊技情報表示装置3を例示したが、呼出表示装置を別体で構成しても良い。あるいは遊技情報表示装置3と貸出装置4とを一体的に構成することも良い。また、営業管理装置20及び情報管理装置23の機能を1つの管理装置で実現することも良い。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 遊技場用管理システム
10 遊技場システム
100 サーバ装置(遊技情報サーバ、アプリケーションサーバ、アカウントサーバ、配信手段、遊技者情報記憶手段、遊技場情報記憶手段、機種情報記憶手段、アカウント認証手段、予約確認送信手段、予約制御指令送信手段)
11 場内システム
15 携帯端末(遊技者端末、個人情報登録手段、受信手段、表示手段、予約操作手段、予約要求送信手段)
17 タブレット端末(従業員端末、表示手段、予約完了通知手段、予約拒否通知手段、予約解除要求手段)
2 遊技機
20 営業管理装置(管理装置、会員情報サーバ、遊技データ生成手段、遊技データ記憶手段、会員情報記憶手段、登録情報送信手段、遊技者ID取得手段、遊技価値記憶手段)
201 サービス用ネットワーク
202 WiFiルータ(接続手段)
202N 無線LAN
21 パチンコ遊技機
22 スロットマシン
23 情報管理装置(管理装置、情報送受信手段、予約管理手段)
26 携帯端末登録装置
29 中継装置
3 遊技情報表示装置(予約済み表示手段、予約解除要求手段)
4 貸出装置

Claims (4)

  1. 遊技者が所持する遊技者端末と、遊技場の従業員が所持する従業員端末と、前記遊技者端末及び従業員端末と通信可能なサーバ装置と、各遊技機に付設される遊技情報表示装置と、を備えた遊技場用管理システムにおいて、
    前記遊技者端末は、
    遊技者が所望の遊技機を予約するための予約操作を行うことが可能な予約操作手段と、
    前記予約操作において予約対象となった遊技機の識別情報を含む予約要求情報をサーバ装置へ送信する予約要求送信手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記予約要求情報を受信したときに、前記遊技機の識別情報を含む予約確認情報を前記従業員端末へ送信する予約確認送信手段と、
    予約対象となった遊技機について予約を確定させるための予約指令、及び予約を解除するための解除指令を前記遊技情報表示装置へ送信する予約制御指令送信手段と、を備え、
    前記従業員端末は、
    前記サーバ装置から受信した前記予約確認情報を表示する表示手段と、
    予約の対象となっている遊技機が予約可能な状態であると従業員が判断した場合に、従業員の予約完了操作に応じて、予約が完了した旨を示す予約完了通知を前記遊技者端末へ返信する予約完了通知手段と、
    予約の対象となっている遊技機が予約不可能な状態である場合に、従業員の予約拒否操作に応じて、予約を拒否する旨を示す予約拒否通知を前記遊技者端末へ返信する予約拒否通知手段と、を備え
    前記遊技情報表示装置は、
    前記サーバ装置から受信する前記予約指令に応じて予約済み台である旨の表示を開始するとともに、前記解除指令に応じて当該表示を終了させる予約済み表示手段と、
    前記予約済み台である旨の表示を開始してから所定時間内に遊技機を予約した遊技者の来店を確認できなかったとき、前記サーバ装置に対して解除リクエスト情報を送信する予約解除要求手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、前記遊技情報表示装置から前記解除リクエスト情報を受信したときに、対応する予約済み情報を消去するとともに、当該遊技情報表示装置へ解除指令を送信するように構成されたことを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 前記従業員端末は、
    従業員が予約不可能と判断した理由を入力するための理由入力操作手段を備え、
    前記予約拒否通知手段は、前記理由入力操作手段により入力された理由を前記予約拒否通知と共に前記遊技者端末へ返信することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用管理システム。
  3. 前記理由入力操作手段は、前記理由として既に他の遊技者が確保済みである旨を入力可能であることを特徴とする請求項2に記載の遊技場用管理システム。
  4. 前記従業員端末は、
    従業員が予約不可能と判断した場合に、予約の対象となっていない他の遊技機の中から選択した遊技機の識別情報を、代替遊技機候補として前記遊技者端末へ返信する代替遊技機通知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技場用管理システム。
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